JPH07427Y2 - 搬送設備の方向転換装置 - Google Patents

搬送設備の方向転換装置

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JPH07427Y2
JPH07427Y2 JP1986081870U JP8187086U JPH07427Y2 JP H07427 Y2 JPH07427 Y2 JP H07427Y2 JP 1986081870 U JP1986081870 U JP 1986081870U JP 8187086 U JP8187086 U JP 8187086U JP H07427 Y2 JPH07427 Y2 JP H07427Y2
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curve plate
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JP1986081870U
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Inventor
輝嘉 中原
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シ−メンス株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はベルト式の搬送設備において搬送方向転換に使
用される方向転換装置に関する。
〔従来の技術〕
ベルト式搬送設備において、搬送方向を転換するため、
方向転換部にカーブ板なるものを設け、カーブ板の周縁
部に形成したガイドに、搬送容器の底板に形成したガイ
ド溝を嵌合させ、底板をカーブ板に沿わせて動かすよう
にすることは既に提案されている(実公昭47-17931号公
報)。この方向転換装置は、方向転換を行うべき2つの
搬送路の交差部の内側にそれぞれ設けなければならない
から、例えば三差路においては2個の方向転換装置を必
要とする。したがつて設備費が高くなる上、各カーブ板
の制御も複雑とならざるを得ない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、搬送設備の三差路における方向転換装
置を簡単化することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案においては、搬送路
を移動させることにより搬送路上に載置した搬送容器を
搬送路に沿い移動させる搬送設備において、交差する搬
送路間にまたがるように固定配置された固定カーブ板
と、この固定カーブ板内に可動的に配置された駆動カー
ブ板とを備え、固定カーブ板は搬送路の一側に沿って延
びる外周縁縁がほぼ円弧状をなしかつ一部に切欠き部を
有すると共に外周縁に沿って切欠き部を除きほぼ直角状
に折り曲げられたガイドを有し、駆動カーブ板は搬送路
の一側に沿って延びる外周縁がほぼ円弧状をなしかつ外
周縁に沿って直角状に折り曲げられたガイドを有し、こ
のガイドが固定カーブ板のガイドと一部に間隙をおいて
並ぶ第1の駆動位置と、このガイドが固定カーブ板のガ
イドから後退した内側の第2の駆動位置との間に駆動装
置により移動可能であり、駆動カーブ板を固定カーブ板
内で第1の駆動位置または第2の駆動位置に移動させ、
搬送容器の底部に設けたガイド溝を固定カーブ板、駆動
カーブ板の各ガイドと嵌合させるか嵌合させないことに
より搬送容器の搬送方向が選別される。
〔作用〕
本考案においては、駆動装置を動作させて駆動カーブ板
を第1の駆動位置に置くと、固定カーブ板のガイドと駆
動カーブ板のガイドとは相並び一部に間隙を有する一つ
の搬送ガイド路を形成し、搬送容器に設けられたガイド
溝は固定カーブ板のガイドと嵌合して、又は固定カーブ
板の切欠き部に存在する固定カーブ板のガイドと駆動カ
ーブ板のガイドとの間の間隙より駆動カーブ板のガイド
と嵌合して搬送ガイド路に沿い動くことにより搬送方向
を変更し、駆動カーブ板を第2の駆動位置に置くと、駆
動カーブ板のガイドは後退して固定カーブ板のガイドに
より形成される搬送ガイド路より外され、搬送容器のガ
イド溝は固定カーブ板のガイドとのみ嵌合して動き搬送
方向を変更し、駆動カーブ板の駆動位置により搬送路の
搬送方向が定められる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は本考案の固定カーブ板と駆動カーブ板との配置
状態を示す平面図、第2図は固定カーブ板と駆動カーブ
板とを搬送ベルトに取り付けた状態を示す平面図であ
る。
1は固定カーブ板で、その外周縁2はほぼ円弧状に形成
され且つ下方にほぼ直角状に折り曲げられガイドを形成
している。固定カーブ板1はその中央より若干左へ片寄
つた個所に切欠き部3を有し、この切欠き部3の中に駆
動カーブ板4が収容されている。駆動カーブ板4は支点
5を中心にして二重矢印で示すように回動することがで
き、その露出する外周縁6は固定カーブ板1の外周縁2
とほぼ同じ曲率の円弧状に形成され、且つ固定カーブ板
と同様に下方にほぼ直角状に折り曲げられガイドを形成
している。駆動カーブ板4は図示されていない駆動装置
のプランジヤーと復帰用ばねとによつて動作し、第1の
駆動位置すなわち突出した状態では2点鎖線で示すよう
にその外周縁6は固定カーブ板1の外周縁2と並び、切
欠き部3に対する点線で示す不連続部分7に形成される
間隙20を除いて固定カーブ板1の外周縁2と駆動カーブ
板4の外周縁6とは一つの円弧状の搬送ガイド路を形成
し、第2の駆動位置すなわち後退した状態では実線で示
すようにその外周縁6は固定カーブ板1の外周縁2より
外れ、固定カーブ板1の外周縁2は切欠き部3によつて
中断された状態となり、固定カーブ板1の外周縁のみが
搬送ガイド路を形成する。8は固定カーブ板1および駆
動カーブ板4の各外周縁2,6より若干内側に配置された
ガード板で、その作用については後述する。9は固定カ
ーブ板1の取付ボルトである。
固定カーブ板1は、第2図からわかるように、搬送ベル
ト10に対しほぼT字型に交差する二つの搬送ベルト11,1
2の交差部にベルトフレーム13により固定され、固定カ
ーブ板1の円弧状の外周縁2が搬送ベルト11の一側から
搬送ベルト12の一側に延びるようになつており、駆動カ
ーブ板4は搬送ベルト10に面している。
第3図は固定カーブ板、搬送ベルト、搬送容器の関係を
示すものである。固定カーブ板1は取付ボルト9により
ベルトフレーム13に固定され、取付ボルト9にはばね14
が介挿され、また固定カーブ板1とベルトフレーム13と
の間にはフエルト15が挿入されている。搬送容器16は下
部に搬送容器底板17を有し、搬送容器底板17の両側の中
央部にはガイド溝18が形成され、このガイド溝18と、固
定カーブ板1の外周縁2に形成されたガイド19とは嵌合
し得るようになつている。
次に本考案の動作について説明する。
第4図は搬送ベルト10上を方向転換することなく、か
らへ向つて直進する場合を示す。この場合は駆動カー
ブ板4は第2の駆動位置にあって固定カーブ板1の切欠
き部3内に引き込まれており、方向から来た搬送容器
底板17のガイド溝18は固定カーブ板1、駆動カーブ板4
の外周縁のいずれのガイドにも嵌合せず、方向へ直進
する。
第5図は搬送ベルト11から搬送ベルト10へ方向転換し、
からへ向つて進む場合を示す。この場合も駆動カー
ブ板4は第2の駆動装置にあって引き込まれた状態に置
かれる。搬送ベルト11上を方向から進んできた搬送容
器底板17は固定カーブ板1に当り、底板17のガイド溝18
は固定カーブ板1の外周縁のガイド19と嵌合し、底板17
は搬送ベルト11の走行方向に搬送しようとする力の分力
によつて固定カーブ板1のガイド19に沿つて右方向へ転
換せしめられ、搬送ベルト10上に移される。そこで搬送
ベルト10による推進力が底板17に加わり、やがて底板17
のガイド溝18は切欠き部3において固定カーブ板1のガ
イド19を脱する。このとき駆動カーブ板4は後退してお
り搬送ベルト10の搬送路上にないから、固定カーブ板1
のガイド19より切欠き部3の間隙20を通って脱した底板
17は駆動カーブ板4のガイドと嵌合することなくそのま
ま搬送ベルト10上を直進し、方向に向かう。
第6図は搬送ベルト10から搬送ベルト12へ方向転換し、
からへ向つて進む場合を示す。この場合は駆動カー
ブ板4は第1の駆動装置にあって突出した状態に置かれ
る。搬送ベルト10上を方向から進んできた搬送容器底
板17は固定カーブ板1のほぼ半ばの不連続部分7におい
てそのガイド溝18が切欠き部3の間隙20より駆動カーブ
板4の外周縁6のガイドと嵌合し、底板17は搬送ベルト
10の走行方向に搬送しようとする力の分力によつて駆動
カーブ板4の外周縁6のガイドに沿つて右方向へ転換せ
しめられ、更に固定カーブ板1のガイド19に沿つて進
み、搬送ベルト12上に移される。そこで搬送ベルト12に
よる推進力が底板17に加わり、やがて底板17のガイド溝
18は固定カーブ板1のガイド19を脱し、搬送ベルト12上
を方向に進む。
駆動カーブ板4の常時の状態(プランジヤーマグネツト
OFF)と動作時の状態(プンジヤーマグネツトON)は、
実際の搬送設備における搬送容器の走行方向の頻度によ
り設定すればよく、駆動カーブ板が常時第2の駆動位置
である内側、すなわち引込んだ状態、動作時第1の駆動
位置である外側、すなわち突出した状態にあるようにす
るか、或はその逆でもよく、プランジヤーマグネツトの
吸引方向、取付方法等によりいずれの状態設定も可能で
ある。
ガード板8は、搬送容器底板17が必要以上に方向転換機
構に入り込まないよう、且つ搬送ベルトラインに適確に
沿つて走行するためのものである。
第3図において説明したように、固定カーブ板1の取付
ボルト9にはばね14が介挿されているが、これによつて
固定カーブ板1は上下方向に多少動くことができるよう
になつている。なんらかの原因で搬送容器底板17の上下
方向の位置が通常の位置よりずれることによつて、底板
17が固定カーブ板1に向つて進行してきたとき、底板17
のガイド溝18が固定カーブ板1のガイド19に突き当る
と、底板17に加わる搬送ベルトの推進力により固定カー
ブ板1をばね14の力に抗して持ち上げる力が働き、底板
17のガイド溝18は固定カーブ板1のガイド19と円滑に嵌
合することができる。この場合固定カーブ板1が上下に
動いたときベルトフレーム13と接触して騒音を発する可
能性があるが、これはベルトフレーム13と固定カーブ板
1との間に挿入されたフエルトのような吸音材15によつ
て防止することができる。このようにして、搬送容器底
板と固定カーブ板との上下方向の相対位置が変化するこ
とがあつても、搬送容器底板と固定カーブ板とは常に円
滑に嵌合し、搬送容器底板が固定カーブ板に突き当つて
通過不可能といつた事態が発生することはない。なおこ
の取付機構は駆動カーブ板の取付にも有利に使用するこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、特に三差路における方向転換におい
て、ただ1セツトの方向転換装置を設けるだけですみ、
設備費が低廉となるとともに、駆動カーブ板の制御だけ
でよいから、搬送設備の制御システムそのものも簡単と
なるものであり、その方向転換装置も固定カーブ板内に
駆動カーブ板を有するだけであるから構造簡単かつ小型
となり、既存の搬送設備にも容易に付設することができ
る。またベルトをUターン式に構成する場合、隣り合う
ベルトの内側に固定カーブ板を設けるだけでよいからベ
ルトピッチを小さくすることができ、すなわちベルトを
極めて接近して配置することができ、ベルトのスペース
効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案実施例の平面図、第3図は本考
案実施例の一部の断面図、第4図ないし第6図は本考案
の種々の搬送動作の説明図である。 1……固定カーブ板、2……固定カーブ板の外周縁、3
……切欠き部、4……駆動カーブ板、6……駆動カーブ
板の外周縁、9……取付ボルト、10,11,12……搬送ベル
ト、13……ベルトフレーム、14……ばね、15……フエル
ト、16……搬送容器、17……搬送容器底板、18……搬送
容器底板のガイド溝、19……固定カーブ板のガイド、20
……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送路を移動させることにより搬送路上に
    載置した搬送容器を搬送路に沿い移動させる搬送設備に
    おいて、 交差する搬送路間にまたがるように固定配置された固定
    カーブ板と、この固定カーブ板内に可動的に配置された
    駆動カーブ板とを備え、 固定カーブ板は搬送路の一側に沿って延びる外周縁がほ
    ぼ円弧状をなしかつ一部に切欠き部を有すると共に外周
    縁に沿って切欠き部を除きほぼ直角状に折り曲げられた
    ガイドを有し、 駆動カーブ板は搬送路の一側に沿って延びる外周縁がほ
    ぼ円弧状をなしかつ外周縁に沿って直角状に折り曲げら
    れたガイドを有し、このガイドが固定カーブ板のガイド
    と一部に間隙をおいて並ぶ第1の駆動位置と、このガイ
    ドが固定カーブ板のガイドから後退した内側の第2の駆
    動位置との間に駆動装置により移動可能であり、 駆動カーブ板を固定カーブ板内で第1の駆動位置または
    第2の駆動位置に移動させ、搬送容器の底部に設けたガ
    イド溝を固定カーブ板、駆動カーブ板の各ガイドと嵌合
    させるか嵌合させないことにより搬送容器の搬送方向が
    選別されることを特徴とする搬送設備の方向転換装置。
JP1986081870U 1986-05-30 1986-05-30 搬送設備の方向転換装置 Expired - Lifetime JPH07427Y2 (ja)

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JPS62194622U JPS62194622U (ja) 1987-12-10
JPH07427Y2 true JPH07427Y2 (ja) 1995-01-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IT1192624B (it) * 1978-07-28 1988-04-27 Colamussi Arturo Sbarramento mobile manovrabile in tessuto gommato con sistema di richiamo

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