JPH0125731Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0125731Y2
JPH0125731Y2 JP7143284U JP7143284U JPH0125731Y2 JP H0125731 Y2 JPH0125731 Y2 JP H0125731Y2 JP 7143284 U JP7143284 U JP 7143284U JP 7143284 U JP7143284 U JP 7143284U JP H0125731 Y2 JPH0125731 Y2 JP H0125731Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
transfer
drive shaft
wheel
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7143284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60183664U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7143284U priority Critical patent/JPS60183664U/ja
Publication of JPS60183664U publication Critical patent/JPS60183664U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0125731Y2 publication Critical patent/JPH0125731Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Special Conveying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動倉庫および生産ラインなどに使
用される物品搬送用移送台車の方向転換装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
自動倉庫などに使用される移送台車の方向転換
装置は、サイクルタイムを短かく且つ据付スペー
スを小さくすることが重要であるが、従来の各種
装置は、下記の通りそれぞれ欠点を持つており充
分満足すべきものでなかつた。すなわち第12図
に示すトラバーサ方式は搬送ライン1を矩形状に
構成できるのでスペースが小さくなるが、移送台
車2を運搬するトラバーサ3が、受取り位置4と
引渡し位置5の間を往復するので(矢印a)、サ
イクルタイムが長くなる。また、第13図に示す
ターンテーブル方式はテーブル6を正、反転させ
る(矢印b)ためサイクルタイムが大きく、スペ
ースも大きい。またさらに、第14図に示すラジ
アスターン方式は、移送台車2がコーナー部7を
連続的に通過するのでサイクルタイムは最短とな
る反面、コーナー部7の半径cが他の方式に較べ
て大きくなるので、搬送ループ内側にデツドスペ
ース(中の島)8ができ、据付スペースが増大す
る欠点があつた。
なお、上記装置の共通の問題点として、方向転
換時、すなわち各走行行程の終端部において移動
台車を自動的に確実に停止させる適当な手段がな
いという問題もあつた。
上記の諸問題を回避するため、本考案の考案者
は第15図ないし第18図に示す移送台車のの直
角方向転換装置を考案した(実開昭56−96101号
公報および実開昭56−103365号公報)。
この考案の装置によると、移送台車2は直角に
交差する走行レール9上を自在輪10を介して走
行し、以下に述べる独特の装置によつて走行駆動
および速度制御され且つ進路が保持される。
移送台車のシヤーシー12下面には、旋回可能
な縦軸13を介して摩擦係数の大きい材料(ゴム
など)でライニングした駆動軸14が回転自在に
取り付けられ、この駆動輪14に、床面15上に
配置され且つ回転する駆動輪16が接触して駆動
輪14を回転駆動する。駆動輪14は駆動軸16
上を走行し、移送台車2は次式に示す速度υで走
行する(第18図参照)。
υ=πNDtanθ ここに、Dは駆動軸16の直径、Nは駆動軸1
6の回転数、θは駆動軸16および駆動輪14の
各水平軸線e、fを含む鉛直面が挾む角度であ
り、θは、移送台車走行中は約45度に、また発
進、停止時はできるだけ小さい角度になるように
制御される。このため、駆動輪14を図示しない
スプリングによつてθを増大させる方向に常時付
勢する一方、搬送ラインコーナー部に速度制御用
カムプレート17,18を設け、これに当接する
カムローラ19,20を縦軸13に取り付ける。
なお、符号21,22は駆動輪14をX方向に延
びる駆動軸16から脱出させる際の姿勢制御用カ
ムプレートおよびカムローラ、23,24は駆動
輪14をY方向に延びる駆動軸16に乗り移らせ
るための姿勢制御用カムプレートおよびカムロー
ラであり、これらはコーナー部において駆動輪1
4を駆動軸16に対して直角方向(θ=0)に向
け、駆動軸への乗り降りを円滑に行わせる役割り
を果す。また、4個の駆動輪は連結棒25によつ
て連結されている。
移送台車2の進路保持は、シヤーシー12下面
に取り付けたガイド輪26を、走行レール9外側
に配置したガイドレール27に係合させ、移送台
車と共にガイド輪26をガイドレール27に沿つ
て走行させることによつて行われる。なお、ガイ
ドレール27の各コーナー部には第16図に、示
すごとくガイド輪26を走行済のガイドレール2
7から脱出させる切欠き28、移送台車方向転換
後使用するガイドレール27内に進入させるため
の切欠き29が設けられている。
しかし上記装置によると、移送台車の走行駆動
用、速度制御用、駆動輪姿勢制御用の各種装置が
二組、すなわち直交する搬送方向(X,Y)ごと
に一組宛必要になるため装置の製作費が高価にな
る欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案は、前述の欠点に鑑み、サイクルタイム
が短かく、据付スペースが小さく、しかも構造が
簡単な移送台車の方向転換装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決する本考案の装置は、走行距
離の長い区間では、前述の摩擦を利用して駆動輪
を駆動軸で駆動する方式を用いて移送台車を走行
駆動し、また、前記区間に直角に交差する走行距
離が短かい区間では移動および復帰動作するプツ
シヤー装置を用いて移送台車を推進駆動するよう
にしたものであり、移送台車は直角に方向転換す
るので方向転換装置の据付スペースが小さく、ま
た、プツシヤー装置の復帰動作が、次にプツシヤ
ー駆動される移送台車がプツシヤー駆動されるコ
ーナー部に到達する以前に完了するのでサイクル
タイムを短縮することができ、さらに摩擦駆動輪
および駆動軸などの駆動装置は長い走行区間に対
してのみ設備すればよいので、装置の製作費を低
減し得るなどの利点を有するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、図中、前記従来技術を説明した際のの
方向転換装置各部分と同一および共通部分につい
ては同じ符号および記号を流用して示す。
第1図ないし第7図は本考案の第1の実施例を
示すもので、移送台車2は矩形状の搬送ループ3
1(第6図参照)を形成する走行レール9上を自
在輪10を介して走行する。走行レール9外側に
は、走行レールに沿つてガイドレール27が配置
され(第2図参照)、ガイドレール27の各コー
ナー部には、ガイドレール27に係合するガイド
輪26を、ガイドレール27より脱出またはガイ
ドレール27内に進入させるための切欠き28,
29が設けられている。
搬送ループ31の矩形の長辺部を形成する二本
の走行レール9のほぼ中央部には、移送台車2を
搬送方向Xに走行駆動するための駆動軸16が配
置され、前記矩形の各短辺部に相当する走行レー
ル外側には、移送台車2と搬送方向Yに推進駆動
するプツシヤー装置32が設けられている。駆動
軸16は、搬送ループの各コーナー部33,3
4,35,36において走行レール9と駆動軸1
6とが交差する部分で分離され、分離された各部
分はそれぞれの駆動装置37によつて回転駆動さ
れる。さらに前記各コーナー部33,34,3
5,36には移送台車速度制御用カムプレート1
7、駆動輪姿勢制御用カムプレート21が配置さ
れている。
移送台車2のシヤーシー12下面には、従来の
技術を説明する際に述べた一連の装置、すなわち
駆動輪14、速度制御用カムローラ19、駆動輪
姿勢制御用カムローラ22などがX方向の搬送用
として一組だけ取り付けられている。
プツシヤー装置32は、移送台車のシヤーシー
12側部に取り付けた突起38に係合、離脱する
嵌脱金物39、この嵌脱金物39を搬送ループ3
1の短辺方向に往復駆動するシリンダ40および
ロツド41、嵌脱金物39を滑動自在に、しかし
相互に回転しないように支持する水平な案内棒4
3、この案内棒43を軸線gの周りに回動する嵌
脱駆動シリンダ44などからなる。
次に、本装置の作動について説明する。移送台
車2が搬送ループ31の長辺部をを走行してコー
ナー部33に進入すると、第4図に示すごとく速
度制御用カムローラ19が速度制御用カムプレー
ト17の斜面に沿つて走行し、駆動輪14、駆動
軸16の各軸線が侠む角度θが減少し、θが小角
度(2〜3度)になると移動台車は殆んど停止状
態になり、ここでガイド輪26がガイドレール2
7コーナー部に突き当り、移動台車が完全に停止
する。
移送台車2が停止すると、直ちにプツシヤー装
置42の嵌脱駆動用シリンダ44が作動し、案内
棒43を介して嵌脱金物39を回動し(矢印h)、
嵌脱金物39を移動台車2の突起38に係合させ
る。このときの状態が第1図に示されている。こ
こでシリンダ40が作動し、移送台車2は嵌脱金
物39を介して走行レール9上を走行し次のコー
ナー部34に到達する(第6図仮想線、第7図実
線m参照)。この間、姿勢制御用カムローラ22
はカムプレート21の斜面を下り、その後移送台
車がコーナー部34に接近すると今度は勝手反対
に配置したカムプレート21の斜面を上る。上記
カムローラ22の動作に従つて、駆動輪14は第
4図、第5図に示すごとく駆動輪16に直交した
状態で駆動軸16から下り(矢印i)、駆動輪付
勢用スプリング(図示せず)の弾性力を受けて第
4図に示すように傾いたまま走行し、コーナー部
34において再び駆動軸16にほぼ直交するよう
な方向に向きを変え、この状態で駆動軸16上に
乗り移る(矢印j)。なお、カムプレート21は
必ずしも斜面を形成する必要はなく、第4図に仮
想線21で示すごとく直線状に形成してもよい。
ここで駆動軸16を回転させると移動台車2は搬
送ループ31の長辺部に沿つて走行を開始する。
この間の移送台車2の動作を第7図に実線mで示
す。
最初の移送台車がプツシヤー装置32によつて
走行中、二番目の移送台車がコーナー部33に進
入する(第7図仮想線n参照)。一方、プツシヤ
ー装置の嵌脱金物39は、上記二番目の移送台車
の移動中にコーナー部33に復帰し(第7図破線
p参照)、二番目の移送台車がコーナー部33に
到達するのを待ち受け、台車到達後直ちに移動を
行う(第7図仮想線q参照)。以上の各動作から
なるサイクルタイムrを図示する。
プツシヤー装置は、次の移動台車がコーナー部
に到達する前に元のコーナー部に復帰するのでサ
イクルタイムにロスを生じない。また、プツシヤ
ー装置による走行区間では、前述の駆動軸16、
駆動輪14などを必要としたので装置の構成が簡
素になり製作費を低減することができる。
本装置の第2の実施例を第8図および第9図に
示す。この例は移送台車がコーナー部にあると
き、ガイド輪26aがガイドレール27bの各対
角線上にくるように合計8個設け、このガイド輪
26aによつて板状のガイドレール27bを両側
から挾むようにしたものであり、その他は第1の
実施例と変わるところはない。この例によるとガ
イド輪26aとガイドレール27b間にすき間が
ないので移送台車の位置決め精度を高めることが
できる。
第10図に本装置を適用した別の搬送ループを
示す。この搬送ループは、四分円を形成する円弧
状搬送ライン44a,44bの両端に二つの長辺
と一つの短辺からなるコの字形搬送ライン45,
46を接続したもので、各短辺部に沿つてプツシ
ヤー装置42が、また長辺部に沿つて図示しない
駆動軸が配置され、円弧部には、例えばt点を回
動中心とする揺動レバー47を配置し、この揺動
レバー47を利用して移送台車を牽引または押圧
駆動し(矢印k)、円弧状搬送ライン44a,4
4bを通過させるようにする。
なお、本考案は前述の実施例にのみ限定される
ものではなく、例えばプツシヤー装置は往復動式
の替わりに第11図に示すごとく無端チエーン4
9にプツシヤードツグ50を取り付け、このプツ
シヤードツグ50を介して移動台車を押圧駆動す
るようにしてもよいことなど、その他本考案の要
旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加え得
ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上に述べたごとく本考案の移送台車の方向転
換装置は次の優れた効果を発揮する。
(i) 走行距離の長短に応じて走行台車を走行駆動
するための最適装置を選択、配置し、とくに短
かい走行区間に対し構造の簡単な往復動式プツ
シヤー装置を用いたので、駆動装置の製作費を
低減することができる。
(ii) 走行レールに沿つてガイドレールを設け、移
送台車に設けたガイド輪とガイドレールとを係
合させて進路を保持するので、移送台車を直角
に方向転換させることができ、搬送ラインの据
付スペースを節約することができる。
(iii) プツシヤー装置を短かい走行区間に設けたの
でプツシヤー装置の復帰動作が敏速でサイクル
タイムにロスを生ずることがなく、サイクルタ
イムを短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の第1の実施例を
示し、第1図は方向転換装置の側面図、第2図お
よび第3図は第1図における−方向および
−方向からの矢視図、第4図は駆動輪の方向の
変化を示す説明図、第5図は第4図における−
方向からの矢視図、第6図は搬送ループの概念
図、第7図はサイクルタイムを示すタイムチヤー
ト、第8図および第9図は本考案の第2の実施例
におけるガイド輪とガイドレールとの関係を示
し、第8図は平面図、第9図は第8図における
−方向からの矢視図、第10図は本考案の装置
を適用できる別の搬送ラインの概念図、第11図
はプツシヤー装置の別の型式を示す側面図、第1
2図ないし第18図はいずれも従来技術の説明図
で、第12図、第13図、第14図、第15図は
搬送ループの概略図、第16図は本考案者によつ
て考案された方向転換装置の平面図、第17図は
第16図における−方向からの矢視図、
第18図は第16図における駆動輪と駆動軸の関
係を示す説明図である。 図中、2は移送台車、9は走行レール、10は
自在輪、14は駆動輪、16は駆動軸、17は速
度制御用カムプレート、19は速度制御用カムロ
ーラ、21は姿勢制御用カムプレート、22は姿
勢制御用カムローラ、26はガイド輪、27はガ
イドレール、28,29は切欠き、32はプツシ
ヤー装置、33,34,35,36はコーナー部
を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行レール上を走行する自在輪と、走行レール
    に並設した駆動軸によつて回転駆動され前記駆動
    軸上を走行する駆動輪と、走行レールに並設した
    ガイドレールに係合するガイド輪とを設けた移送
    台車を直角に交差した走行レールのコーナー部に
    おいて方向転換させる装置において、走行距離が
    短かい走行レールに並設され走行方向に移動およ
    び原位置に復帰動作する移送台車駆動用部材を有
    するプツシヤー装置と、走行距離の長い走行レー
    ルのコーナー部および移送台車に設けられ、前記
    長い走行レールに並設した駆動軸に対する駆動輪
    の向きを変化させるカム装置とを備え、さらにガ
    イド輪をガイドレール内外に出入りさせる切欠き
    をガイドレールコーナー部に設けたことを特徴と
    する移送台車の方向転換装置。
JP7143284U 1984-05-16 1984-05-16 移送台車の方向転換装置 Granted JPS60183664U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7143284U JPS60183664U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 移送台車の方向転換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7143284U JPS60183664U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 移送台車の方向転換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60183664U JPS60183664U (ja) 1985-12-05
JPH0125731Y2 true JPH0125731Y2 (ja) 1989-08-01

Family

ID=30608919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7143284U Granted JPS60183664U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 移送台車の方向転換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60183664U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60183664U (ja) 1985-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5548255B2 (ja) 台車搬送装置
CN108861373A (zh) 一种循环运输机构
CN203767442U (zh) 一种停止器、悬挂链输送机及输送系统
CN110356795B (zh) 一种物料转运系统
JPH0125731Y2 (ja)
JP2856033B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JP2012006739A (ja) 台車搬送装置
CN215401550U (zh) 一种输送线转向机构
CN214140623U (zh) 一种码砖设备
JP3098609B2 (ja) チェーンコンベヤにおける差動キャリヤ回転装置
JP2789142B2 (ja) 自動車組立用搬送方法および装置
JPH022576Y2 (ja)
JPH0439216Y2 (ja)
JPH0114126B2 (ja)
JP3313449B2 (ja) 台車搬送停止機構
JPH0621620Y2 (ja) 治具パレット台車の搬送装置
JP2504181Y2 (ja) 搬送装置
JP2548491Y2 (ja) 自動車組立用搬送装置
JPH089063Y2 (ja) 搬送装置
JPH0767967B2 (ja) ローラコンベア間の被搬送物移載装置
JPH0636889Y2 (ja) パレット搬送装置
JP3031857U (ja) コーナートランサー
JPH0110294Y2 (ja)
JPH0732496Y2 (ja) 搬送中継用旋回テーブル装置
JPS6130977Y2 (ja)