JPH0742694A - 送風機の異常検出装置 - Google Patents

送風機の異常検出装置

Info

Publication number
JPH0742694A
JPH0742694A JP20864493A JP20864493A JPH0742694A JP H0742694 A JPH0742694 A JP H0742694A JP 20864493 A JP20864493 A JP 20864493A JP 20864493 A JP20864493 A JP 20864493A JP H0742694 A JPH0742694 A JP H0742694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
temperature
cofm
condensing fan
blower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20864493A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Toyoshima
昌志 豊嶋
Tatsuhiko Yamaguchi
竜彦 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP20864493A priority Critical patent/JPH0742694A/ja
Publication of JPH0742694A publication Critical patent/JPH0742694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータへの通電電流を用いずに、送風機に発
生した種々の異常を確実に検出して警報することができ
る送風機の異常検出装置を提供する。 【構成】 コンデンシングファン7は、コンデンシング
ファンモータCOFMと、その回転軸に取り付けられた
送風ファンとから成る。コンデンシングファンモータC
OFMの温度を検出するCOFMセンサー11と、異常
表示部26を設ける。マイクロコンピュータ16はCO
FMセンサー11の出力に基づき、コンデンシングファ
ンモータCOFMの所定時間当たりの温度変化率を検出
し、この温度変化率が異常な値である場合に、異常表示
部26にて異常表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷蔵庫のコンプ
レッサやコンデンサ等を空冷するための送風機の異常を
検出し、警報を発するための送風機の異常検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば家庭用冷蔵庫においては、冷
凍装置の一部を構成するコンプレッサやコンデンサが機
械室内に設置されている。これらコンプレッサ等は運転
されて発熱するものであるため、通常は送風機を設けて
機械室内に強制的に外気を通風し、コンプレッサやコン
デンサ等を空冷している。特に、近年のオゾン層破壊問
題に対応する代替冷媒(R−22、R−134a等)を
使用した冷凍装置においては、コンプレッサの吐出温度
が高くなる傾向となるため、係る送風機による空冷は必
要不可欠なものとなる。
【0003】従って、係る送風機にモータのロックや送
風ファンの脱落等の異常が発生してコンプレッサ等が空
冷されなくなると、温度が異常に上昇してコンプレッサ
の焼き付きや、冷凍能力の低下を引き起こす。そこで、
例えば特公平3−29997号公報(F04D27/0
0)では、検流抵抗器により送風機を駆動するモータへ
の通電電流を検出し、電流値が異常に上昇したことによ
り、モータのロックを検知するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
如く送風機のモータへの通電電流によりロックを検知す
るためには、通電電流を検知するための変流器や上記検
流抵抗器その他の周辺電気回路部品が必要となり、コス
トが高騰する。また、電源の周波数が変化(50HZと
60HZ)した場合には、異常の判断基準(電流値)を
変更しなければならない等の不都合もあり、制御が煩雑
となる問題もあった。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、モータへの通電電流を用
いずに、送風機に発生した種々の異常を確実に検出して
警報することができる送風機の異常検出装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
送風機の異常検出装置は、モータ(コンデンシングファ
ンモータ)COFMと、このモータの回転軸8に取り付
けられた送風ファン9とから成る送風機(コンデンシン
グファン)7に発生した異常を検出するものであって、
モータの温度を検出するセンサ(COFMセンサ)11
と、警報手段(異常表示部)26と、モータ(コンデン
シングファンモータ)COFMと警報手段(異常表示
部)26を制御する制御手段(マイクロコンピュータ)
16とを備えており、この制御手段はセンサの出力に基
づき、モータの所定時間当たりの温度変化率を検出し、
この温度変化率が異常な値である場合に、警報手段を動
作させるものである。
【0007】また、請求項2の発明の送風機の異常検出
装置は、同様にモータ(コンデンシングファンモータ)
COFMと、このモータの回転軸8に取り付けられた送
風ファン9とから成る送風機(コンデンシングファン)
7に発生した異常を検出するものであって、送風機から
の風に晒される位置に設けられたセンサ(COFMセン
サ)11と、このセンサを加熱する加熱手段(電気ヒー
タ)28と、警報手段(異常表示部)26と、モータ
(コンデンシングファンモータ)COFMと警報手段
(異常表示部)26を制御する制御手段(マイクロコン
ピュータ)16とを備え、この制御手段はセンサで検出
する温度が所定温度以上である場合に、警報手段を動作
させるものである。
【0008】
【作用】送風機のモータに通電されてモータが正常に回
転を始めると、送風ファンによる所定の負荷が加わって
いるため、モータには回転に必要なトルクが得られる電
流が流れ、それによってモータの温度は徐々に上昇して
行く。一方、送風機のモータが何らかの原因によりロッ
クした場合には、モータ巻線に異常に高いロック電流が
流れるため、モータの温度は通常よりも急激に上昇す
る。他方、送風機の送風ファンがモータの回転軸から脱
落したり、或いはモータ巻線の断線が発生すると、モー
タは無負荷状態或いは不導通となるため、モータの温度
上昇は緩慢或いは上昇しなくなる。
【0009】請求項1の発明の送風機の異常検出装置に
よれば、センサにより係る送風機のモータの温度を検出
し、その温度変化率、即ち温度上昇率或いは下降率が上
記異常な値(異常に高い値、或いは低い値)である場合
には、制御手段が警報手段を動作させるので、モータの
電流を検出する変流器等を用いることなく、温度センサ
により送風機の異常を検出して使用者に報知することが
できる。
【0010】また、請求項2の発明の送風機の異常検出
装置によれば、送風機が正常に送風を行っている限り、
この風に晒されているセンサの感知する温度は加熱手段
からの加熱によってもそれ程上昇しない。一方、上記送
風機のモータがロックしたり、送風ファンの脱落やモー
タ巻線の断線が発生すると、送風機からは何ら送風され
なくなるため、センサの感知する温度は加熱手段からの
加熱作用により上昇する。制御手段は、このセンサの検
出する温度が所定温度以上となると警報手段を動作させ
るので、同様にモータの電流を検出する変流器等を用い
ることなく、温度センサにより送風機の異常を検出して
使用者に報知することができる。
【0011】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明を適用する実施例としての家庭用冷蔵
庫1の電気回路のブロック図、図2は冷蔵庫1の機械室
2部分の背面図である。図2において、冷蔵庫1の断熱
箱体3内には図示しない冷凍室や冷蔵室が形成されてお
り、この断熱箱体3の下部には機械室2が形成されてい
る。この機械室2内には、冷凍装置Rの冷媒回路の一部
を構成するコンプレッサCOMP(例えばロータリーコ
ンプレッサ)及び蒸発皿用コンデンサ4が設置されてお
り、この蒸発皿用コンデンサ4上には蒸発皿6が載置さ
れている。尚、前記冷凍装置Rの冷媒回路内には、近年
のオゾン層破壊問題に対応する代替冷媒である例えばR
−22冷媒が封入されているものとする。
【0012】このコンプレッサCOMPの側方に位置す
る機械室2内には、送風機としてのコンデンシングファ
ン7が設けられている。このコンデンシングファン7
は、コンデンシングファンモータCOFMと、このコン
デンシングファンモータCOFMの回転軸8に取り付け
られた送風ファン(羽)9とから構成されており、コン
デンシングファンモータCOFMが運転されると送風フ
ァン9が回転して外気を吸引し、コンプレッサCOMP
及び蒸発皿用コンデンサ4方向に送風してそれらを空冷
する。そして、このコンデンシングファン7のコンデン
シングファンモータCOFMにはサーミスタから成るC
OFMセンサ11が、コンデンシングファンモータCO
FMの温度を感知する(検出する)ように取り付けられ
ている。
【0013】次に、図1の電気回路において、制御手段
としての汎用マイクロコンピュータ16は、CPUから
成る制御部17、温度測定部18、時間計測部19、温
度測定部21及び時間計測部22とを備えており、この
マイクロコンピュータ16の各温度測定部18、21に
は、前記COFMセンサ11の出力と、冷蔵庫1の前記
冷凍室の温度を感知するFセンサ23の出力がそれぞれ
入力されている。マイクロコンピュータ16の制御部1
7には、前記コンデンシングファンモータCOFMとコ
ンプレッサCOMPが接続されると共に、警報手段とし
てのLED等から成る異常表示部26及び冷凍装置Rの
冷媒回路の一部を構成する図示しない蒸発器の除霜を行
うデフロストヒータ27が接続されている。
【0014】以上の構成で冷蔵庫1の動作を説明する。
マイクロコンピュータ16はFセンサ23の感知する前
記冷凍室の温度を温度測定部21にて取り込み、冷凍室
の温度が例えば−16℃等の上限温度以上である場合に
は、制御部17によりコンプレッサCOMPとコンデン
シングファンモータCOFMに通電して運転する。これ
によって、コンプレッサCOMPから吐出された高温冷
媒は蒸発皿用コンデンサ4に流入し、蒸発皿6を加熱し
て以後図示しないコンデンサに流入する。コンデンサで
凝縮した冷媒は減圧された後、前記蒸発器で蒸発し、冷
蔵庫1の前記冷凍室及び冷蔵室内を冷却する。
【0015】コンプレッサCOMPが運転されると、コ
ンプレッサCOMP及び蒸発皿用コンデンサ4の温度が
急速に上昇するが、コンデンシングファンモータCOF
Mが運転されて通風されているので、コンプレッサCO
MPの温度は限界値(例えば+110℃等)以下に維持
される。
【0016】係る冷却により冷凍室の温度が例えば−2
0℃等の下限温度以下に低下すると、マイクロコンピュ
ータ16は制御部17によりコンプレッサCOMPとコ
ンデンシングファンモータCOFMを非通電としてそれ
らを停止させる。これによって、冷蔵庫1の冷凍室内は
平均−18℃の設定温度に維持される。また、時間計測
部22はコンプレッサCOMPの運転時間を積算してお
り、例えばコンプレッサCOMPの運転時間が8時間に
達するとデフロストヒータ27に通電し、前記蒸発器を
除霜する。
【0017】次に、図3及び図4を用いてコンデンシン
グファン7の異常検出動作及び異常が発生した場合の動
作を説明する。図3及び図4はマイクロコンピュータ1
6の制御部17にプログラムされた前記コンデンシング
ファン7の異常検出動作に関するフローチャートを示し
ており、マイクロコンピュータ16の制御部17は電源
投入後全てのフラグをリセットし、ステップS1にてプ
ルダウン中か否か判断する。冷蔵庫1が据え付けられ運
転を開始した直後のプルダウン中の場合にはステップS
1を繰り返してプルダウンの終了を待ち、終了したらス
テップS2に進んで時間計測部19の機能の一つとして
のタイマTMAにW分(例えば180分(3時間))を
セットし(同時にタイマTMAは積算を開始する)、ス
テップS3及びステップS4で時間計測部19のカウン
タF3及びF4をクリアする。
【0018】次に、ステップS5及びステップS6でタ
イマTMAの積算が前記W分経過したか否か判断し、こ
こでは経過していないからステップS9に進んでフラグ
F1がセットされているか否か判断する。ここではリセ
ットされているからステップS16に進み、今度はフラ
グF2がセットされているか否か判断し、ここでもリセ
ットされているから図4のステップS28に進み、前記
カウンタF4のカウントが3となっているか否か判断す
る。ここでは未だ0であるからステップS31に進み、
コンデンシングファンモータCOFMの異常発生指令が
出ているか否か判断する。ここでも未だ指令は出ていな
いから図3のステップS5に戻る(この動作が三時間経
過するまで繰り返される)。
【0019】一方、タイマTMAにW分がセットされて
から180分経過すると、ステップS6からステップS
7に進んでファンの異常検出モードに入ったことを示す
フラグF1をセットし、ステップS8で時間計測部19
のタイマTMBにV分(例えば30分)をセットする
(同時にタイマTMBは積算を開始する)。次に、ステ
ップS9ではフラグF1がセットされているからステッ
プS10とステップS11に進み、前記タイマTMBの
積算が前記V分経過したか否か判断する。そして、経過
していない場合にはステップS12に進んで前記Fセン
サ23の感知する温度に係わらず、コンデンシングファ
ンモータCOFMを強制的に停止させる。以後はステッ
プS16からステップS28、ステップS31及びステ
ップS32、そして、ステップS5及びステップS6か
らステップS9、ステップS10及びステップS11、
ステップS12を繰り返してコンデンシングファンモー
タCOFMを停止し続け、コンデンシングファンモータ
COFMの温度を室温に馴染ませる。
【0020】そして、コンデンシングファンモータCO
FMが強制的に停止してから30分経過すると、ステッ
プS11からステップS13に進んで安定時間Vが経過
したことを示すフラグF2をセットし、ステップS14
で時間計測部19のタイマTMCにU分(例えば10
分)をセットする(同時にタイマTMCは積算を開始す
る)。次に、ステップS15でフラグF1をリセット
し、ステップS16ではフラグF2がセットされている
からステップS17とステップS18に進み、前記タイ
マTMCの積算が前記U分経過したか否か判断する。そ
して、経過していない場合にはステップS19に進んで
前記Fセンサ23の感知する温度に係わらず、コンデン
シングファンモータCOFMに通電して強制的に運転す
る。以後はステップS28からステップS31及びステ
ップS32、そして、ステップS5及びステップS6か
らステップS9、そして、ステップS16からステップ
S17及びステップS18、ステップS19を繰り返し
てコンデンシングファンモータCOFMの運転信号を出
し続ける。
【0021】係る運転開始信号の出力によりコンデンシ
ングファンモータCOFMが正常に動作する場合には、
モータCOFMの温度は室温から徐々に上昇して行く
が、運転開始信号の出力から10分経過すると、ステッ
プS18からステップS20及びステップS21に進
み、COFMセンサ11の感知するコンデンシングファ
ンモータCOFMの温度を温度測定部18により取り込
み、コンデンシングファンモータCOFMが運転開始し
てからADEG(例えば10DEG(℃))以上上昇し
たか否か判断する。即ち、ステップS20及びステップ
S21ではコンデンシングファンモータCOFMの停止
状態の温度から10分間運転した後の温度の差が10D
EG以上あるか否か判断し、否であればステップS22
及びステップS23に進んで今度はBDEG(1DE
G)以上上昇していないか否か判断する。1DEG以上
上昇している場合にはステップS25に進み、タイマT
MAに前記W分をセットし、ステップS26で時間測定
部19のタイマTMDに20分等のT分をセットする
(同時にタイマTMDは積算を開始する)と共に、ステ
ップS27でフラグF2をリセットしてステップS28
に進む。そして、前述同様にステップS31及びステッ
プS32からステップS5及びステップS6に戻り、ス
テップS9、ステップS16からステップS28を繰り
返して通常の運転に復帰する。
【0022】このようにマイクロコンピュータ16の制
御部17は運転開始から3時間(W分)経過する毎に3
0分(V分)コンデンシングファンモータCOFMを強
制的に停止させて機械室2の室温に馴染ませ、次に10
分(U分)間コンデンシングファンモータCOFMを運
転してその間(10分間)の温度の上昇率を検知し、1
0分間当たりの温度上昇が1(B)DEGより大きく1
0(A)DEG未満の場合には正常な温度上昇率であ
り、コンデンシングファンモータCOFMに異常は発生
していないものと判断する。このとき、TMCが10分
経過した後、温度を取り込んでいるが、10分間の間に
10DEG以上上昇したものは、10分の時間を待たず
に異常と判断して後述するステップS24に進む制御も
考えられる。
【0023】一方、コンデンシングファンモータCOF
Mが何らかの原因によりロックしている場合には、モー
タ巻線に異常に高いロック電流が流れるため、コンデン
シングファンモータCOFMの温度は通常よりも急激に
上昇する。係る異常発生によってコンデンシングファン
モータCOFMの前記停止から10分間運転した時点ま
での温度上昇が10DEG以上となると、ステップS2
1からステップS24に進む。
【0024】他方、コンデンシングファンモータCOF
Mの回転軸8から送風ファン9が脱落したり、或いはモ
ータ巻線の断線が発生すると、コンデンシングファンモ
ータCOFMは無負荷状態或いは不導通となるため、コ
ンデンシングファンモータCOFMの温度上昇は緩慢と
なり、或いは上昇しなくなる。係る異常発生によってコ
ンデンシングファンモータCOFMの前記停止から10
分間運転した時点までの温度上昇が1DEG未満となる
と、ステップS23からステップS24に進む。ステッ
プS24では時間測定部19のカウンタF4のカウント
に1を加えてステップS25に進む。
【0025】そして、このような異常が3回発生する
と、図4のステップS28にてカウンタF4のカウント
が3に達するので、ステップS28からステップS29
に進んで制御部17はコンデンシングファンモータCO
FMの異常発生指令を出し、異常表示部26にて所定の
警報表示を行う。この際、上昇度1DEG未満の場合の
表示状態と、上昇度10DEG以上の場合の表示状態と
を異ならせておけば、いずれの異常であるかが一目で分
かるので修理者(サービスマン)の対策が取りやすくな
り便利である。そして、ステップS30にてカウンタF
4をクリアしステップS31及びステップS32に進ん
でコンデンシングファンモータCOFMの異常発生指令
が出ているか否か判断し、ここでは出されているからス
テップS33に進む。
【0026】ステップS33及びステップS34ではタ
イマTMDの積算が前記T分経過したか否か判断する。
そして、経過していない場合にはステップS5に戻るが
異常発生指令及び異常表示はサービスマンによる所定の
リセット操作が行われるまで継続される。そして、ステ
ップS26に置けるタイマTMDの積算開始から20分
経過すると、ステップS34からステップS35及びス
テップS36に進んでコンプレッサCOMPが運転中か
否か判断し、運転している場合にはステップS37及び
ステップS38に進んでコンプレッサCOMP及びコン
デンシングファンモータCOFMを強制的に停止させ
る。そして、ステップS39で再びタイマTMDにT分
をセットし、ステップS43でカウンタF3のカウント
が15回等のHとなっているか否か判断し、否でればス
テップS28に戻る。
【0027】そして再び20分経過すると、ステップS
34からステップS35及びステップS36に進んでコ
ンプレッサCOMPが運転中か否か判断し、ここでは停
止しているからステップS40及びステップS41に進
んでコンプレッサCOMP及びコンデンシングファンモ
ータCOFMを強制的に運転する。そして、ステップS
42でカウンタF3のカウントに1を加え、ステップS
39で再びタイマTMDにT分をセットし、以後これを
繰り返す。
【0028】このように、コンデンシングファンモータ
COFMのロック或いは送風ファン9の脱落或いはモー
タ巻線の断線等の異常が発生し、3時間置きにこれを検
知して3回連続すると、マイクロコンピュータ16の制
御部17は異常表示部26にて所定の警報表示を行うと
共に、20分毎にコンプレッサCOMP及びコンデンシ
ングファンモータCOFMの強制的な運転−停止を繰り
返すフェイルセーフ運転を行う。コンデンシングファン
7の異常が発生すると、コンプレッサCOMPや蒸発皿
用コンデンサ4に送風されなくなるため、これを放置す
るとコンプレッサCOMPの焼き付き等を引き起こし、
やがては冷蔵庫1内の冷却能力が低下してしまう。
【0029】しかしながら、マイクロコンピュータ16
の制御部17は係る異常時には異常表示部26にて警報
表示を行い、使用者にコンデンシングファン7の異常を
報知するので、使用者は迅速に対処することが可能とな
る。また、係る異常時にはコンプレッサCOMPとコン
デンシングファンモータCOFMを20分毎に強制的に
運転−停止させるフェイルセーフ運転を行うので、冷蔵
庫1の冷却能力を維持しつつ、コンプレッサCOMPの
異常温度上昇を防止することができる。
【0030】尚、係るコンプレッサCOMPとコンデン
シングファンモータCOFMの運転−停止動作は15回
繰り返され(即ち、10時間)、その後はステップS4
3からステップS44に進んでカウンタF3をクリア
し、ステップS45でタイマTMAにW分をセットして
ステップS5に戻る。
【0031】以上は、コンデンシングファンモータCO
FMを一旦停止させて室温に馴染ませてから運転し、こ
の場合の温度上昇率によりコンデンシングファンモータ
COFMに発生した異常を検知する場合について説明し
たが、それに限らず、コンデンシングファンモータCO
FMの温度下降率によっても異常検知を行うことができ
る。図5は係る場合の制御部17のプログラムのフロー
チャートを示している。尚、図5において図3と同一符
号で示すステップは同一の処理を行うものとする。
【0032】この場合、マイクロコンピュータ16の制
御部17は、3時間置きにステップS11からステップ
S51に進んでコンデンシングファン7のコンデンシン
グファンモータCOFMを強制的に運転する。そして、
10分間強制停止を行ってコンデンシングファンモータ
COFMの温度を安定させた後、ステップS52でコン
デンシングファンモータCOFMを停止させ、それから
10分経過すると、ステップS18からステップS53
及びステップS54に進み、COFMセンサ11の感知
するコンデンシングファンモータCOFMの温度を温度
測定部18により取り込み、コンデンシングファンモー
タCOFMが停止してからADEG(例えば10DEG
(℃))以上下降したか否か判断する。即ち、ステップ
S53及びステップS54ではコンデンシングファンモ
ータCOFMの運転状態の温度から10分間停止した後
の温度の差が10DEG以上あるか否か判断し、否であ
ればステップS55及びステップS56に進んで今度は
BDEG(1DEG)以上下降していないか否か判断す
る。1DEG以上下降している場合にはステップS25
に進む。そして、前述同様にステップS26、ステップ
S27及び図4のステップS28からステップS31及
びステップS32と処理し、ステップS5及びステップ
S6に戻り、ステップS9、ステップS16からステッ
プS28を繰り返して通常の運転に復帰する。
【0033】一方、コンデンシングファンモータCOF
Mが何らかの原因によりロックしている場合には、モー
タ巻線に異常に高いロック電流が流れるため、運転中の
コンデンシングファンモータCOFMの温度は通常より
も異常に高くなり、停止した場合にはそれが急激に低下
するようになる。係る異常発生によってコンデンシング
ファンモータCOFMの前記運転から10分間停止した
時点での温度下降が10DEG以上となると、ステップ
S54からステップS24に進む。
【0034】他方、コンデンシングファンモータCOF
Mの回転軸8から送風ファン9が脱落したり、或いはモ
ータ巻線の断線が発生すると、コンデンシングファンモ
ータCOFMは無負荷状態となり、或いは不導通となる
ため、運転中のコンデンシングファンモータCOFMの
温度は低くなり、停止してもその下降は緩慢となる。係
る異常発生によってコンデンシングファンモータCOF
Mの前記運転から10分間停止した時点での温度下降が
1DEG未満となると、ステップS56からステップS
24に進む。ステップS24では時間測定部19のカウ
ンタF4のカウントに1を加えてステップS25に進
む。そして、以後は前述同様に係る異常発生を3回連続
してカウントして図4のフローチャートにより同様のコ
ンデンシングファン7の警報表示及びコンプレッサCO
MPとコンデンシングファンモータCOFMのフェイル
セーフ運転を実行することになる。
【0035】尚、以上はコンデンシングファンモータC
OFMの温度に基づくコンデンシングファン7の異常検
知動作を説明したが、今度は図6及び図7に基づいてコ
ンデンシングファン7からの送風の有無により異常を検
出する実施例について説明する。尚、図3において図2
と同一符号は同一のものとする。この場合、COFMセ
ンサ11は図6の如くコンデンシングファン7からの送
風に晒される位置(例えばファン7とコンプレッサCO
MPとの間)に配置されており、このCOFMセンサ1
1の近傍には加熱手段としての電気ヒータ28が設けら
れている。この電気ヒータ28は好ましくはコンデンシ
ングファンモータCOFMに同期して通電され、COF
Mセンサ11に加熱作用を及ぼす。
【0036】次に、図7はこの場合のマイクロコンピュ
ータ16の制御部17にプログラムされたフローチャー
トを示しており、マイクロコンピュータ16の制御部1
7は電源投入後全てのフラグをリセットし、ステップS
61にてプルダウン中か否か判断する。そして、プルダ
ウンが終了したらステップS62に進んで同様のタイマ
TMAにW分(180分(3時間))をセットし(同時
にタイマTMAは積算を開始する)、ステップS63及
びステップS64で前記カウンタF3及びF4をクリア
する。
【0037】次に、ステップS65及びステップS66
でタイマTMAの積算が前記W分経過したか否か判断
し、ここでは経過していないから図4のステップS28
に進み、前記カウンタF4のカウントが3となっている
か否か判断する。ここでは未だ0であるからステップS
31に進み、コンデンシングファンモータCOFMの異
常発生指令が出ているか否か判断する。ここでも未だ指
令は出ていないから図7のステップS65に戻る。一
方、タイマTMAにW分がセットされてから180分経
過すると、ステップS66からステップS67に進んで
COFMセンサ11の感知する温度を温度測定部18に
より取り込み、その温度TWが例えば+60℃以上か否
か判断する。そして、+60℃未満の場合にはステップ
S69に進んでタイマTMAにW分をセットし、ステッ
プS70で前記タイマTMDにT分をセットして同様に
図4のステップS28に進む。
【0038】ここで、コンデンシングファン7が正常に
送風を行っている場合には、電気ヒータ28が発生する
熱量もその風によって持ち去られるため、COFMセン
サ11の温度もそれ程上昇しない。しかしながら、前述
の如くコンデンシングファンモータCOFMのロック
や、送風ファン9の脱落、或いはモータ巻線の断線等が
発生してコンデンシングファン7からの送風が停止する
と、電気ヒータ28の加熱によってCOFMセンサ11
の感知する温度も上昇し、+60℃以上となる。すると
ステップS67からはステップS68に進んで時間測定
部19のカウンタF4のカウントに1を加えてステップ
S69に進む。
【0039】そして、このような異常が3回発生する
と、図4のステップS28にてカウンタF4のカウント
が3に達するので、ステップS28からステップS29
に進んで制御部17はコンデンシングファンモータCO
FMの異常発生指令を出し、異常表示部26にて所定の
警報表示を行うと共に、以後、前述同様のフェイルセー
フ動作を行う。
【0040】このように、各発明では変流器等を用いる
こと無く、サーミスタから成るCOFMセンサ11によ
ってコンデンシングファン7に発生した異常を検出する
ことができるので、コストの高騰を抑えることができる
と共に、電源の周波数の変化等によっても影響されずに
安定した異常検知を達成することが可能となる。
【0041】尚、実施例では冷蔵庫のコンデンシングフ
ァンについて本発明を適用したが、それに限らず、他の
あらゆる目的に使用される送風機に対して本発明は有効
である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、センサにより送風機のモータの温度を検出し、その
温度変化率が異常な値である場合に、制御手段が警報手
段を動作させるので、モータの電流を検出する変流器等
を用いることなく、温度センサにより送風機の異常を検
出して使用者に報知することができる。従って、安価で
安定した送風機の異常検知を達成することができるもの
である。
【0043】また、請求項2の発明によれば、送風機か
らの送風に晒され、加熱手段によって加熱されているセ
ンサの感知する温度を検出し、その温度が所定温度以上
となった場合に、制御手段が警報手段を動作させるの
で、同様にモータの電流を検出する変流器等を用いるこ
となく、温度センサにより請求項1のものよりも確実に
送風機の異常を検出して使用者に報知することができ
る。従って、同様に安価で安定した送風機の異常検知を
達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する実施例としての冷蔵庫の電気
回路のブロック図である。
【図2】本発明のセンサ配置位置としての第一実施例を
示す冷蔵庫の機械室部分の背面図である。
【図3】図2に対応する一つの実施例を示すコンデンシ
ングファンの異常検知動作に関するマイクロコンピュー
タのプログラムを示すフローチャートである。
【図4】同じくコンデンシングファンの異常検知動作に
関するマイクロコンピュータのプログラムを示すフロー
チャートである。
【図5】図2に対応する二つ目の実施例を示すコンデン
シングファンの異常検知動作に関するマイクロコンピュ
ータのプログラムを示すフローチャートである。
【図6】本発明のセンサ配置位置としてもう一つの実施
例を示す冷蔵庫の機械室部分の背面図である。
【図7】もう一つのコンデンシングファンの異常検知動
作に関するマイクロコンピュータのプログラムを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
7 コンデンシングファン(送風機) 8 回転軸 9 送風ファン 11 COFMセンサ(センサ) 16 マイクロコンピュータ(制御手段) 26 異常表示部(警報手段) 28 電気ヒータ(加熱手段) COFM コンデンシングファンモータ COMP コンプレッサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの回転軸に取り付
    けられた送風ファンとから成る送風機において、前記モ
    ータの温度を検出するセンサと、警報手段と、前記モー
    タと警報手段を制御する制御手段とを備え、この制御手
    段は前記センサの出力に基づき、前記モータの所定時間
    当たりの温度変化率を検出し、この温度変化率が異常な
    値である場合に、前記警報手段を動作させることを特徴
    とする送風機の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 モータと、このモータの回転軸に取り付
    けられた送風ファンとから成る送風機において、この送
    風機からの風に晒される位置に設けられたセンサと、こ
    のセンサを加熱する加熱手段と、警報手段と、前記モー
    タと警報手段を制御する制御手段とを備え、この制御手
    段は前記センサで検出する温度が所定温度以上である場
    合に、前記警報手段を動作させることを特徴とする送風
    機の異常検出装置。
JP20864493A 1993-07-30 1993-07-30 送風機の異常検出装置 Pending JPH0742694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20864493A JPH0742694A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 送風機の異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20864493A JPH0742694A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 送風機の異常検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742694A true JPH0742694A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16559662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20864493A Pending JPH0742694A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 送風機の異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742694A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114246456A (zh) * 2020-09-25 2022-03-29 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具的控制方法和烹饪器具
CN114458612A (zh) * 2021-12-30 2022-05-10 西门子电气传动有限公司 变频器风机的运行检测方法、装置和计算机可读介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114246456A (zh) * 2020-09-25 2022-03-29 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具的控制方法和烹饪器具
CN114246456B (zh) * 2020-09-25 2022-10-04 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具的控制方法和烹饪器具
CN114458612A (zh) * 2021-12-30 2022-05-10 西门子电气传动有限公司 变频器风机的运行检测方法、装置和计算机可读介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100408856B1 (ko) 공기조화기및그운전제어방법
EP2325580B1 (en) Refrigeration device
RU96122162A (ru) Холодильник с высокоэффективным холодильным циклом с несколькими испарителями (н.и. цикл) и способ управления этим холодильником
JPS61184351A (ja) 温度調整システム用霜落し制御装置及び温度調整システム内の室外熱交換器の霜落しを制御する方法
JPH10153353A (ja) 空気調和機
WO2016125239A1 (ja) 冷凍空調装置
KR100382813B1 (ko) 냉동사이클
JP4844147B2 (ja) 空気調和装置
JP3166731B2 (ja) 空気調和装置
JP2009159750A (ja) モータの異常検出装置
JPH0742694A (ja) 送風機の異常検出装置
JPH1030835A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2001153532A (ja) オープンショーケース
JP5212330B2 (ja) 空気調和機
JPH10110996A (ja) 空気調和機の制御方法及び装置
JP2957792B2 (ja) 温度制御装置の異常警告装置
JPH10197031A (ja) 空気調和装置の故障検出装置
JP2001263884A (ja) 貯蔵庫の運転制御方法
JPH0719617A (ja) 凝縮器用送風機の速度調整装置
JPH05133673A (ja) 除霜機能付き冷却装置
JP2702879B2 (ja) 自動販売機の制御装置
JPH1019344A (ja) 空気調和機
JPH0560444A (ja) 冷蔵庫の制御装置及び冷凍サイクルの安全保護装置
JPH0743026A (ja) 冷凍装置
JP3594358B2 (ja) 空気調和装置