JPH0742641Y2 - 木工用丸鋸切断機の鋸刃移動装置 - Google Patents

木工用丸鋸切断機の鋸刃移動装置

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JPH0742641Y2
JPH0742641Y2 JP8166292U JP8166292U JPH0742641Y2 JP H0742641 Y2 JPH0742641 Y2 JP H0742641Y2 JP 8166292 U JP8166292 U JP 8166292U JP 8166292 U JP8166292 U JP 8166292U JP H0742641 Y2 JPH0742641 Y2 JP H0742641Y2
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JP
Japan
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saw blade
hollow shaft
shaft
bent hollow
circular saw
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JP8166292U
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JPH0642101U (ja
Inventor
勝 小林
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小林機械工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は丸鋸刃が上下及び水平移
動する木工用丸鋸切断機の鋸刃移動装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の木工用丸鋸切断機の鋸刃移動装置
には、円弧運動によって上下及び水平移動させるロ−タ
リ−ソ−がある。又、レ−ルを設置させると共にその上
には水平移動可能な移動台を配置させ、且つ前記移動台
の上には上下移動する鋸刃軸を備えたランニングソ−等
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記ロ
−タリ−ソ−は円弧運動で丸鋸刃が移動されるため、テ
−ブル上の作業範囲が小さく、且つフレ−ムの大きさの
割りに有効作業範囲が小さかった。又、前記ランニング
ソ−は前記丸鋸刃が上下移動されるための機構と、前記
移動台を案内するレ−ル等が必要であり、大掛かりな構
造となるので、コンパクト化が難く、且つ高価であっ
た。
【0004】 本考案は上下及び水平移動を同一機構で
行い、構造を簡略してコンパクト化が可能となる木工用
丸鋸切断機の鋸刃移動装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は少なくとも下記のような構造と成す。つま
り、イ)機体には、中間部を折曲しその両端が偏心されて
平行である折曲中空軸の一端を軸支させたこと。ロ)前記
折曲中空軸の他端部に軸支する筒状軸受部と、該筒状軸
受部と連結する外歯歯車部とから成る遊星歯車を形成さ
せたこと。ハ)前記折曲中空軸が軸支された一端と同心上
で前記機体に内歯歯車を固着すると共に、前記遊星歯車
と歯合させたこと。ニ)前記筒状軸受部外周にア−ムを固
着すると共にその先端に鋸刃軸を設けたこと。ホ)該鋸刃
軸の一端に丸鋸刃を装着させたこと。ヘ)前記折曲中空軸
の内部を経て前記丸鋸刃が回転するための鋸刃動力用伝
達機構を設けたこと。ト)前記折曲中空軸の一端を回転さ
せるための鋸刃移動用動力手段と、前記丸鋸刃が回転す
るための切断用動力手段とを備えたこと。
【0006】
【作用】次に本考案の作用について説明する。先ず丸鋸
刃(7)の上下及び水平移動について説明する。予め折
曲中空軸(2)の一端は、固定した内歯歯車(4)の中
心位置に配置されており、また折曲中空軸(2)の他端
は、遊星歯車(3)の筒状軸受部(3a)に軸支されて
いる。又、前記遊星歯車(3)の筒状軸受部(3a)に
は、先端に鋸刃軸(6)を軸支したア−ム(5)が固着
され、且つ前記鋸刃軸(6)には丸鋸刃(7)を装着さ
せておく。尚、予め前記折曲中空軸(2)が2回転する
と、遊星歯車(3)も内歯歯車(4)の周囲を2回転す
るが、遊星歯車(3)に固着したア−ム(5)先端の鋸
刃軸(6)が内歯歯車(4)の周囲を1回転させるため
に、前記歯数比を2対3に設定し、且つ前記折曲中空軸
(2)の偏心量(r)とア−ム(5)の長さ(L)の比
を1対3に設定させておく。先ず鋸刃移動用動力手段
(10)が駆動すると、折曲中空軸(2)が回転し始め
る。該折曲中空軸(2)が回転すると、遊星歯車(3)
が内歯歯車(4)と歯合しながらその内周を回るのであ
る。
【0007】この時の前記丸鋸刃(7)は図2に示す鎖
線の如き略逆正三角形の軌跡となって移動する。この軌
跡について詳細に説明する。尚、説明をし易くするため
に、遊星歯車(3)には歯数を2個とし、内歯歯車
(4)の歯数を3個として説明する。先ず始めに鋸刃軸
(6)位置を下限高さ位置に設定させる[図3(a)参
照]。次に折曲中空軸(2)を時計方向に120度回転
させると、遊星歯車(3)は左回転しながら内歯歯車
(4)の左上の内歯と歯合され、鋸刃軸(6)は下方か
ら右上方へ移動する[図3(b)参照]。更に折曲中空
軸(2)を回転させて240度位置まで回転することに
より、遊星歯車(3)は内歯歯車(4)の次の内歯と歯
合し、鋸刃軸(6)は更に右上方へ移動して120度位
置に来る。この時、鋸刃軸(6)は上限高さ位置に達す
るのである[図3(c)参照]。その後、折曲中空軸
(2)を更に120度回転させると前記折曲中空軸
(2)は丁度1回転し、遊星歯車(3)は内歯歯車
(4)の真下の内歯と歯合する。この時、鋸刃軸(6)
は右側から左側へ水平移動する中間点に達する[図3
(d)参照]。更に折曲中空軸(2)が120度回転さ
れると、遊星歯車(3)は次の内歯と歯合し、鋸刃軸
(6)は水平移動の左端に来て、水平移動が完了するの
である[図3(e)参照]。次に折曲中空軸(2)が更
に120度回転されると、遊星歯車(3)は次の内歯の
内歯歯車(4)位置と歯合し、鋸刃軸(6)は左上方位
置から右下に下がり始める[図3(f)参照]。更に折
曲中空軸(2)は回転し、遊星歯車(3)が内歯歯車
(4)の元の位置関係に戻る。この時、鋸刃軸(6)は
更に右下方へ向かって移動し、下限高さ位置に達するの
である[図3(g)参照]。従って、前記折曲中空軸
(2)が2回転されると、鋸刃軸(6)の軌跡は内歯歯
車(4)を1周して略逆正三角形となる[図3(h)参
照]。前記丸鋸刃(7)の作動としては下方からテ−ブ
ル(12)の上方に突出して切断状態になると共に、そ
の状態で水平移動しながら切断し、切断後、丸鋸刃
(7)はテ−ブル(12)の下方に隠れるのである。
【0008】また鋸刃動力用伝達機構(8)について説
明すると、始めに駆動軸(8a)が切断用動力手段(1
1)によって回転し、次に駆動歯車(8b)と中間歯車
(8d)を介在して中間軸(8c)が回転される。そし
て歯車(8e),(8f)とチェ−ン(8g)を介して
鋸刃軸(6)も回転する。その結果、丸鋸刃(7)に
は、駆動軸(8a)からの駆動力が折曲中空軸(2)の
内部を経て伝達されるのである(図1参照)。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。(1)は機体であり、(2)は中間部を直角に折曲
しその両端が偏心されて平行である折曲中空軸である。
また前記折曲中空軸(2)の一端は機体(1)に軸支さ
れ、他端は後述する遊星歯車(3)の筒状軸受部(3
a)に軸支されている。(3)は折曲中空軸(2)の他
端部に軸支する筒状軸受部(3a)と、該筒状軸受部
(3a)と連結する外歯歯車部(3b)とから成る遊星
歯車である。
【0010】(4)は折曲中空軸(2)が軸支された一
端と同心上で前記機体(1)に固着させた内歯歯車であ
り、該内歯歯車(4)は遊星歯車(3)と歯合してい
る。また内歯歯車(4)と遊星歯車(3)の歯数の比は
3対2とする。(5)は遊星歯車(3)の筒状軸受部
(3a)外周と固着したア−ムであり、該ア−ム(5)
の先端には鋸刃軸(6)が設けられている。また鋸刃軸
(6)の先端には丸鋸刃(7)を装着する。尚、前記ア
−ム(5)の長さ(L)は折曲中空軸(2)の偏心量
(r)との比を3対1とする。そして前記鋸刃軸(6)
の軌跡は略逆正三角形と成す。しかしながら、上記比率
に限定されるものではなく、例えば前記内歯歯車(4)
と前記遊星歯車(3)の歯数の比、及び前記長さ(L)
と偏心量(r)との比を変え、前記鋸刃軸(6)の軌跡
を略正四角形と成しても良い。
【0011】(8)は折曲中空軸(2)の内部を経て丸
鋸刃(7)が回転するための鋸刃動力用伝達機構であ
り、該鋸刃動力用伝達機構(8)は、折曲中空軸(2)
の一端から挿入しその先端に駆動歯車(8b)を固着さ
せた駆動軸(8a)と、折曲中空軸(2)の他端から挿
入しその先端に中間歯車(8d)を固着させた中間軸
(8c)と、歯車(8e),(8f)およびチェ−ン
(8g)とから成る。尚、前記鋸刃動力用伝達機構
(8)は上記機構に限定されるものではなく、例えば電
気的手段を用いたものとしても良い。(9)は各回転部
に装着させたベアリングであり、(10)は折曲中空軸
(2)の一端が回転するための鋸刃移動用動力手段であ
り、これはモ−タ−(10a)、スプロケット(10
b)、歯車(10c)、チェ−ン(10d)とから成
る。(11)は切断用動力手段であり、該切断用動力手
段(11)にはモ−タ−(11a)、プ−リ−(11
b),(11c)、ベルト(11d)がある。(12)
は丸鋸刃(7)の刃口(12a)を有したテ−ブルであ
る。
【0012】
【考案の効果】本考案はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0013】本考案は水平及び上下移動を同一機構で
行い、構造を簡略して製造コストが激減することができ
る。又、本考案は従来の如き丸鋸刃(7)の軸を支持す
る移動台が水平方向で案内されるレ−ル等を設置させる
必要が無く、且つ丸鋸刃(7)を上下方向に移動させる
ための案内部材も不要となるので、大掛りとならず、コ
ンパクト化が可能となる。
【0014】本考案は丸鋸刃(7)を上下移動させる
ためのモ−タ−等の駆動装置と、丸鋸刃(7)を水平移
動させるための駆動装置が1つで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部断面図である。
【図2】本考案の鋸刃移動原理を示す説明図である。
【図3】本考案の作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 機体 2 折曲中空軸 3 遊星歯車 3a 筒状軸受部 3b 外歯歯車部 4 内歯歯車 5 ア−ム 6 鋸刃軸 7 丸鋸刃 8 鋸刃動力用伝達機構 10 鋸刃移動用動力手段 11 切断用動力手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本考案は少なくとも下記のような構造か
    ら成ることを特徴とする木工用丸鋸切断機の鋸刃移動装
    置。イ )機体(1)には、中間部を折曲しその両端が偏心され
    て平行である折曲中空軸(2)の一端を軸支させたこ
    と。ロ )前記折曲中空軸(2)の他端部に軸支する筒状軸受部
    (3a)と、該筒状軸受部(3a)と連結する外歯歯車
    部(3b)とから成る遊星歯車(3)を形成させたこ
    と。ハ )前記折曲中空軸(2)が軸支された一端と同心上で前
    記機体(1)に内歯歯車(4)を固着させると共に、前
    記遊星歯車(3)と歯合させたこと。ニ )前記筒状軸受部(3a)外周にア−ム(5)を固着す
    ると共にその先端に鋸刃軸(6)を設けたこと。ホ )該鋸刃軸(6)の一端に丸鋸刃(7)を装着させたこ
    と。ヘ )前記折曲中空軸(2)の内部を経て前記丸鋸刃(7)
    が回転するための鋸刃動力用伝達機構(8)を設けたこ
    と。ト )前記折曲中空軸(2)の一端を回転させるための鋸刃
    移動用動力手段(10)と、前記丸鋸刃(7)が回転す
    るための切断用動力手段(11)とを備えたこと。
JP8166292U 1992-10-30 1992-10-30 木工用丸鋸切断機の鋸刃移動装置 Expired - Lifetime JPH0742641Y2 (ja)

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JPH0642101U JPH0642101U (ja) 1994-06-03
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