JPH0742628Y2 - 産業用ロボットのハンド交換装置 - Google Patents

産業用ロボットのハンド交換装置

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JPH0742628Y2
JPH0742628Y2 JP1991021912U JP2191291U JPH0742628Y2 JP H0742628 Y2 JPH0742628 Y2 JP H0742628Y2 JP 1991021912 U JP1991021912 U JP 1991021912U JP 2191291 U JP2191291 U JP 2191291U JP H0742628 Y2 JPH0742628 Y2 JP H0742628Y2
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JP
Japan
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side unit
hand
piston
tool
ball
Prior art date
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Application number
JP1991021912U
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JPH04109886U (ja
Inventor
野 正 行 細
川 正 仁 谷
地 博 宮
野 成 央 上
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、産業用ロボットのハン
ド交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットによって各種の作業を行
なう場合は、作業内容に応じたツールを使用するため
に、ハンド側ユニットに取付けたツール側ユニットを交
換する必要がある。従来、ハンド側ユニットとツール側
ユニットにそれぞれテーパ面を設け、ピストンの移動に
よりこれらのテーパ面がその間の着脱用ボールを挾持ま
たは解放することによって、ハンド側ユニットとツール
側ユニットとを交換可能とした産業用ロボットのハンド
交換装置は、例えば実開平2−110491号公報によ
って提案されている。
【0003】しかしながら、この既提案のハンド交換装
置は、複数の着脱用ボールが、ユニットのクランプと位
置決めという2つの作用を行なうために、着脱用のボー
ルに大きな力を加える必要があり、このため、長期間使
用すると着脱用ボールの摩耗や傷等によって位置決め精
度が低下したり、或いはピストンの傾きによっても繰返
し再現性が悪くなるという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、長期間使用しても位置決め精度が低下しな
い産業用ロボットのハンド交換装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ハンド側ユニットに設けたピストンの往
復動によりツール側ユニットを着脱可能とした産業用ロ
ボットのハンド交換装置において、上記ハンド側ユニッ
トとツール側ユニットが、相互の対向面に位置決め用の
カップリングを備え、上記ピストンが、テーパ面を有す
る筒状部を備え、上記ツール側ユニットが、該ユニット
に平面方向の移動と軸方向の揺動が若干可能に取付けら
れ、上記筒状部に挿入可能でかつテーパ面を有するスタ
ッドを備え、上記ハンド側ユニットとツール側ユニット
ピストンを、上記ピストンの往復動によって、一対のテ
ーパ面がこれらの間の複数の着脱用ボールを挾持または
解放することにより着脱可能としたことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】ハンド側ユニットのピストンの筒状部にツール
側ユニットのスタッドを挿入して、ピストンを所定の方
向に移動させると、ピストンとスタッドとに設けたテー
パ面が、その間の着脱用ボールを挾持するので、ハンド
側ユニットにツール側ユニットを取付けることができ、
これらのユニットは、相互の対向面に設けたカップリン
グによって位置決めされる。また、ピストンを上記方向
と反対の方向に移動させると、一対のテーパ面による着
脱用ボールの挾持が解放されて、ツール側ユニットをハ
ンド側ユニットから分離することができる。
【0007】この場合、これらのユニットの位置決めを
相互に対向させて設けたカップリングで行なうために、
大きな力によって着脱用ボールに摩耗や傷が生じても、
着脱用ボールは位置決めと関係がないので、長期間良好
な位置決め精度を維持することができる。
【0008】また、スタッドを、ツール側ユニットに平
面方向の移動及び軸方向の揺動が若干可能に取付けたの
で、別個に設けたカップリングで位置決めをしても、ま
た何等かの原因によりピストンが傾いたりしても、一対
のテーパ面による着脱用ボールの挾持に支障はない。
【0009】
【実施例】図は本考案の実施例を示し、この産業用ロボ
ットのハンド交換装置は、ロボットハンドに取付けられ
るハンド側ユニット1と、ツールが取付けられるツール
側ユニット2とを備え、ハンド側ユニット1を構成する
ユニット本体4とボールカップリング5を構成する環状
のベース6は、取付ボルトによって一体に結合されてい
る。
【0010】上記ユニット本体4は、ベース6側が開口
するシリンダ8を備え、シリンダ8に往復動可能に挿入
されたピストン9の縮径部に、筒状のクランパ10の一
端が螺着されており、このクランパ10は、中間内面に
下方に向くテーパ面10aを有し、他端がベース6の中
心孔を気密に貫通し、ピストン9とベース6の間に、フ
ェールセーフばね11が縮設されている。
【0011】上記ボールカップリング5は、ベース6に
おけるツール側ユニット2との対向面に、多数のボール
13,・・を密にかつ環状に並べてボールホルダ14で
固定したものとして構成され(図2参照)、ベース6と
ボールホルダ14の間に周縁が挾持されたリテイナホル
ダ15は、中心開口部の周縁が有底筒状のボールリテイ
ナ16を支持している。このボールリテイナ16は、ク
ランパ10内に位置する頂壁とピストン9との間縮設し
たばね17によってリテイナホルダ15に向けて付勢さ
れ、筒体内に、ツール側ユニット2の後記するスタッド
18が挿入される。また、クランパ10とボールリテイ
ナ16の間に着脱用ボール19,・・が挿入され、ボー
ルリテイナ16に、これらのボール19,・・の直径よ
りも僅かに小さい径を有する支持孔16a,・・が開設
されている。そして、ユニット本体4とピストン9の間
の圧力室20aと、ピストン9とベース6間の圧力室2
0bは、ベース6に取付けた管継手21aと21bに個
別に連通している。
【0012】ツール側ユニット2のベース25には、リ
ング26によって上記スタッド18が取付けられてい
る。このスタッド18は基部外周面が球面をなし、ボー
ルリテイナ16に挿入される先端外周面に着脱用ボール
19,・・が係止する下向きのテーパ面18aが形成さ
れている。一方、リング26は、スタッド18の基部と
の対向面が上記球面と同心で僅かに大径の球面に形成さ
れ、スタッド18は、これらの球面間の隙間によってベ
ース25に対して平面方向の移動と軸方向の揺動とが若
干可能に取付けられている。また、ベース25は、ハン
ド側ユニット1との対向面にボールカップリング28を
備え、このボールカップリング28は、ボールカップリ
ング5と同様に、多数のボール13,・・を密にかつ環
状に並べてボールホルダ14で固定したものどして構成
されている。図2の符号30は、ハンド側ユニット1に
給電するためのソケットである。
【0013】上記実施例は、管継手21aから圧力室2
0aに圧縮空気を供給すると、ピストン9とクランパ1
0が図において下動して、テーパ面10aと18aによ
る着脱用ボール19,・・の挟持が解放されるので、ハ
ンド側ユニット1からツール側ユニット2を分離するこ
とができる。また、ツール側ユニット2のスタッド18
をボールリテイナ16内に挿入し、圧力室20aの空気
を排出するとともに管継手21bから圧力室20bに圧
縮空気を供給すると、ピストン9とクランパ10が図に
おいて上動し、着脱用ボール19,・・がテーパ面10
aと18aによって挟持されるので、ツール側ユニット
2がハンド側ユニット1に把持され、これらのユニット
1と2は、ボールカップリング5と28によってセンタ
リングされる。
【0013】上記実施例は、管継手21aから圧力室2
0aに圧縮空気を供給すると、ピストン9とクランパ1
0が図において下動して、テーパ面10aと18aによ
る着脱用ボール19,・・の挾持が解放されるので、ハ
ンド側ユニット1からツール側ユニット2を分離するこ
とができる。また、ツール側ユニット2のスタッド18
をボールリテイナ16内に挿入し、圧力室20aの空気
を排出するとともに管継手21bから圧力室20bに圧
縮空気を供給すると、ピストン9とクランパ10が図に
おいて上動し、着脱用ボール19,・・がテーパ面10
aと18aによって挾持されるので、ツール側ユニット
2がハンド側ユニット1に把持され、これらのユニット
1と2は、ボールカップリング5と28によってセンタ
リングされる。
【0014】したがって、テーパ面10aと18aによ
る着脱用ボール19,・・の挾持は、ユニット1と2の
センタリングと無関係なため、着脱用ボール19,・・
に摩耗や傷を生じても、長期間良好な位置決め精度を維
持することができる。また、何らかの原因によって、ピ
ストン9とクランパ10がボールカップリング5と28
に対して若干傾斜したり、或いはセンタがすこしずれた
りしても、ベース25に対して水平方向の移動及び軸方
向の揺動可能に取付けたスタッド18によって吸収でき
るので、これらの加工及び組付けが容易である。
【0015】
【考案の効果】本考案における産業用ロボッとのハンド
交換装置は、ハンド側ユニットとツール側ユニットの位
置決めを、これらの対向面に設けた位置決め用のカップ
リングによって行なうために、ツール側ユニットを把持
するための着脱用ボールに摩耗や傷が生じても、長期間
良好な位置決め精度を維持することができる。
【0016】また、ツール側ユニットのスタッドを、該
ユニットに対して平面方向の移動及び軸方向の揺動が若
干可能に取付けたことにより、ピストンがカップリング
に対して若干傾いたり或いはセンタが僅かにずれたりし
ても吸収できるので、これらの加工及び組付けが容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】ハンド側ユニットの裏面図である。
【符号の説明】
1 ハンド側ユニット 2 ツール側ユニット 5,28 ボールカップリング 9 ピストン 10 クランパ 10a,18a テーパ面 18 スタッド 19 着脱用ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上 野 成 央 埼玉県草加市稲荷6−19−1 エスエムシ ー株式会社草加工場内 (56)参考文献 特開 昭62−9887(JP,A) 特開 昭61−56881(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンド側ユニットに設けたピストンの往
    復動によりツール側ユニットを着脱可能とした産業用ロ
    ボットのハンド交換装置において、上記ハンド側ユニッ
    トとツール側ユニットが、相互の対向面に位置決め用の
    カップリングを備え、上記ピストンが、テーパ面を有す
    る筒状部を備え、上記ツール側ユニットが、該ユニット
    に平面方向の移動と軸方向の揺動が若干可能に取付けら
    れ、上記筒状部に挿入可能でかつテーパ面を有するスタ
    ッドを備え、上記ハンド側ユニットとツール側ユニット
    ピストンを、上記ピストンの往復動によって、一対のテ
    ーパ面がこれらの間の複数の着脱用ボールを挾持または
    解放することにより着脱可能とした、ことを特徴とする
    産業用ロボットのハンド交換装置。
JP1991021912U 1991-03-12 1991-03-12 産業用ロボットのハンド交換装置 Expired - Lifetime JPH0742628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991021912U JPH0742628Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 産業用ロボットのハンド交換装置

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JP1991021912U JPH0742628Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 産業用ロボットのハンド交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109886U JPH04109886U (ja) 1992-09-24
JPH0742628Y2 true JPH0742628Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=31907555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991021912U Expired - Lifetime JPH0742628Y2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 産業用ロボットのハンド交換装置

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JP (1) JPH0742628Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6156881A (ja) * 1984-08-29 1986-03-22 動力炉・核燃料開発事業団 ボ−ルソケツト式マニピユレ−タ−のサンプリング用ハンド
JPS629887A (ja) * 1985-07-08 1987-01-17 フアナツク株式会社 自動ハンド交換装置

Also Published As

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JPH04109886U (ja) 1992-09-24

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