JPH0448945Y2 - - Google Patents

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JPH0448945Y2
JPH0448945Y2 JP10451489U JP10451489U JPH0448945Y2 JP H0448945 Y2 JPH0448945 Y2 JP H0448945Y2 JP 10451489 U JP10451489 U JP 10451489U JP 10451489 U JP10451489 U JP 10451489U JP H0448945 Y2 JPH0448945 Y2 JP H0448945Y2
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side unit
hand
ball
robot
balls
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JP10451489U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、組立用ロボツト等のロボツトアーム
の先端にハンドを交換可能に取り付けるためのハ
ンド取付装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、ロボツトを利用して組立て作業等を行う
場合、ワークの形状に適したハンドをロボツトで
自動交換させて、ロボツトの利用率を高めること
が行われている。このようなハンドの自動交換に
おいては、ロボツトアームに連結されたロボツト
側ユニツトとハンドに連結されたハンド側ユニツ
トとからなる取付装置が使用され、これらのユニ
ツトを互いに結合することによりロボツトアーム
に対するハンドの取付けが行われるが、このと
き、上記二つのユニツトが、互いに軸心が一致し
且つ軸線回りに正確に位置決めされた状態で結合
されていることが重要である。
而して従来、このようなユニツトの位置決めを
行うには、一方のユニツトにテーパー状の窪み
を、他方のユニツトにテーパー状の突起をそれぞ
れ設け、これらの窪みと突起との嵌合によつて軸
心の位置合わせ即ち心出しを行うようにし、軸線
回りの位置決めは、二つのユニツトに設けたピン
とピン穴との嵌合によつて行うようにしている。
しかしながら、上記テーパー状の窪みと突起と
を設ける方法は、心出しには比較的有効ではある
が、軸線方向のはめ合い寸法精度を高精度に出す
のが非常に難しく、ハンド側ユニツトを交換する
毎に出入りが生じて両ユニツトを正確に結合する
ことが困難であるという欠点があり、また、ピン
とピン穴とによる位置決め方法は、ピン穴にピン
挿入のためのクリアランス(通常は0.02〜0.03mm
程度)を持たせる必要上、回転方向のガタつきを
完全に防止することは殆ど不可能に近く、しか
も、このクリアランスを小さくしようとすればそ
れだけ加工精度を向上させなければならないた
め、コストも高くなるという欠点があつた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、ロボツト側ユニツトとハンド
側ユニツトとの位置決めを簡単且つ高精度に行う
ことができる安価な構成のハンド取付装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の取付装置
は、ロボツトアームに連結されるロボツト側ユニ
ツトとハンドに連結されるハンド側ユニツトとか
らなり、各ユニツトは、複数のボールを円周上に
配設してなるボールリングをそれぞれの接合面に
備え、これらのボールリングのボールのかみ合い
によつて相互に位置決め可能としたことを特徴と
するものである。
[作用] ハンド側ユニツトとロボツト側ユニツトとを結
合するに当つてそれらを互いに接合させると、各
ユニツトに設けたボールリングが相互にかみ合
い、正確に心出しと軸線回りの位置決めとが簡単
且つ自動的に行われる。
上記ボールは、ボールベアリング等の機械要素
として高精度のものが大量且つ安価に供給されて
おり、従つて、上記ボールリングを備えた取付装
置を安価に構成することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて作用と
共に詳細に説明する。
第1図は本考案の取付装置の一実施例を示すも
ので、この取付装置は、ロボツトアームの接続部
1に取付けられるロボツト側ユニツト2と、エア
駆動ハンド4側に取付けられるハンド側ユニツト
3とからなつており、それらを着脱自在に構成し
たものである。
ロボツト側ユニツト2におけるユニツト本体2
aの内部には、ハンド側ユニツト3との対向面に
おいて開放するシリンダ7が設けられ、該シリン
ダ7の開口部に環状のスプリング支え8が螺着さ
れており、該シリンダ7の内部はピストン9によ
つて圧力室10と呼吸室11とに区画され、圧力
室10には圧縮空気給排用のポート13が開口
し、呼吸室11には、ピストン9とスプリング支
え8との間に復帰ばね14が縮設されている。
上記ピストン9には、ハンド側ユニツト3を着
脱するための一対のフツク16,16が取付けら
れている。これらのフツク16,16は、スプリ
ング支え8から突出する先端部にハンド側ユニツ
ト3の係止部18を把持する把持部16a,16
aを備えると共に、中間部分がピストン9の突出
部9aに設けた支点ピン19に枢着され、基端部
間に縮設された開閉ばね20によつて把持部16
a,16aが相互に接近する方向に付勢されてお
り、上記スプリング支え8には、該フツク16,
16の把持部16a,16aを開放させるための
開放ピン21が取付けられている。
従つて、第1図の状態からポート13を通じて
圧力室10に圧縮空気を供給すると、ピストン9
とフツク16,16が図において下動し、開放ピ
ン21により把持部16a,16aが開いて係止
部18を解放するため、ハンド側ユニツト3がロ
ボツト側ユニツト2から離脱し、圧力室10の圧
縮空気を外部に排出すると、ピストン9とフツク
16,16とが復帰ばね14の付勢力により図に
おいて上動し、把持部16a,16aが係止部1
8に係止するため、ハンド側ユニツト3がロボツ
ト側ユニツト2に結合される。
上記ユニツト本体2aには、圧縮空気供給用の
ホースを接続するためのホース金具23が取付け
られ、該ホース金具23の先端はハンド側ユニツ
ト3との接合面から突出しており、該突出部23
aは、ハンド側ユニツト3が連結されたとき該ハ
ンド側ユニツト3のユニツト本体3aに形成され
た接続穴24内に嵌入し、シールリング25によ
りシールされる。また、ハンド側ユニツト3にも
ホース金具26が設けられ、エア駆動ハンド4に
ホース27で連結されるようになつている。
上記ロボツト側ユニツト2とハンド側ユニツト
3との連結時の位置決めを行うため、両ユニツト
におけるユニツト本体2a,3aの接合面には、
それぞれ同じ構成のボールリング30,30が設
けられ、これらのボールリング30,30におけ
るボール31同士のかみ合いによつて両ユニツト
2,3の心出しと軸線回りの位置決めとが行われ
るようになつている。このボールリング30は、
多数のボール31をリング状に密に並べて固定し
たもので、図示の例では次のように構成されてい
る。
即ち、第2図乃至第4図に詳細に示すように、
円環状のボールベース33の内縁に設けた円環状
の凹段部34に、一部がボールベース33上に突
出する大きさの多数のボール31を密に並べ、外
周面がボール31を押えるためのテーパー面37
となつたボールホルダ36を該ボールベース33
の内部に嵌込んでボルト38で固定することによ
り、各ボール31をこれらのボールベース33と
ボールホルダ36との間に強圧すると共に、ボー
ルベース33の係止穴40内に一部が凹段部34
に突出するように挿入した係止球41を、隣接す
るボール31,31の間に食い込ませて係止させ
ることにより、上記各ボール31を一定の位置に
しつかりと固定している。
上記係止球41は、第4図に示すように背後か
ら押え螺子43で直接支持させても、第5図に示
すように押えばね44を介して支持させても構わ
ない。
かくしてボールリング30を保持させたボール
ベース33は、各ユニツト本体2a,3aの凹部
46,47に嵌め込んでボルト48で固定する
が、この場合、ロボツト側ユニツト2とハンド側
ユニツト3とで、ボールリング30,30におけ
るボール31の位置を互いに1/2ピツチ(ボール
の直径dの1/2)ずらしておくことが必要であり、
これにより、二つのボールリング30,30が相
互にかみ合つた時、両ユニツト2,3が正確に位
置決めされることになる。
更に、一方のユニツト側にあるボールホルダ3
6には案内ピン50が、他方のユニツト側にある
ボールホルダ36にはそれが嵌入するピン穴51
がそれぞれ設けられている。これらの案内ピン5
0とピン穴51とは、ロボツトによりロボツト側
ユニツト2が接続動作に入つたとき、ハンド側ユ
ニツト3が待機している状態での位置ズレをボー
ルがかみ合うことができる範囲に修正するための
ものであつて、探りピンの役目を果たすものであ
り、それ自体で両ユニツトの位置決めを行うもの
ではない。従つて、それらの嵌合精度は位置決め
に必要なほど高くする必要はなく、例えば0.5mm
程度のクリアランスがあつても構わない。
かくしてハンド側ユニツト3とロボツト側ユニ
ツト2とにそれぞれボールリング30を設けるこ
とにより、両ユニツト2,3の結合に当つてそれ
らを接合させるだけで、二つのボールリング3
0,30が相互にかみ合つて正確な心出しと軸線
回りの位置決めとが自動的に行われる。
[考案の効果] このように本考案によれば、ハンド側ユニツト
とロボツト側ユニツトとにそれぞれ多数のボール
をリング状に配列してなるボールリングを設け、
これらのボールリングにおけるボールのかみ合い
によつて両ユニツトの位置決めを行うように構成
したので、単に両ユニツトを接合するだけで、精
度の良い心出しと軸線方向の位置決めとを簡単且
つ自動的に行うことができる。しかも、ボールリ
ングを構成するボールは、ボールベアリング等の
機械要素として高精度のものが大量且つ安価に供
給されているため、取付装置を安価に構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断正面図、
第2図はボールリングの構成を示す斜視図、第3
図及び第4図はその要部拡大断面図、第5図は他
の実施例の要部拡大断面図である。 2……ロボツト側ユニツト、3……ハンド側ユ
ニツト、4……ハンド、30……ボールユニツ
ト、31……ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロボツトアームの先端にハンドを交換可能に取
    り付けるための取付装置であつて、ロボツトアー
    ムに連結されるロボツト側ユニツトとハンドに連
    結されるハンド側ユニツトとからなり、各ユニツ
    トは、複数のボールを円周上に配設してなるボー
    ルリングをそれぞれの接合面に備え、これらのボ
    ーリングのボールのかみ合いによつて相互に位置
    決め可能であることを特徴とするロボツトのハン
    ド取付装置。
JP10451489U 1989-09-06 1989-09-06 Expired JPH0448945Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10451489U JPH0448945Y2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06

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JP10451489U JPH0448945Y2 (ja) 1989-09-06 1989-09-06

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Publication Number Publication Date
JPH0344580U JPH0344580U (ja) 1991-04-25
JPH0448945Y2 true JPH0448945Y2 (ja) 1992-11-18

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