JPH07314368A - ツール着脱用連結装置 - Google Patents

ツール着脱用連結装置

Info

Publication number
JPH07314368A
JPH07314368A JP13378394A JP13378394A JPH07314368A JP H07314368 A JPH07314368 A JP H07314368A JP 13378394 A JP13378394 A JP 13378394A JP 13378394 A JP13378394 A JP 13378394A JP H07314368 A JPH07314368 A JP H07314368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
tool
piston rod
output
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13378394A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Sugata
充陽 菅田
Yoshihisa Murase
義久 村瀬
Taro Tanaka
太郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONDO KOSAKUSHO KK
Original Assignee
ONDO KOSAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ONDO KOSAKUSHO KK filed Critical ONDO KOSAKUSHO KK
Priority to JP13378394A priority Critical patent/JPH07314368A/ja
Publication of JPH07314368A publication Critical patent/JPH07314368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットのハンド出力部の旋回機能を有効活
用して連結可能にすること、簡単な構成で強力に連結可
能にすること。 【構成】 ロボットのハンドに種々のツールを着脱自在
に連結する為のツール着脱用連結装置1は、ハンド側連
結体10と、ツール側連結体40とからなり、ハンド側
連結体10は、エアシリンダ13で進退駆動されるクラ
ンプ用出力部材25を有し、ツール側連結体40は、環
状部材42の内部の収容部43と、環状部材42の上端
の開口部44及び当接部48と、係合壁部45の下面の
被クランプ部46とを有し、連結の際、ハンド出力部4
を所定角度回動させて、クランプ用出力部材25を収容
部43内に挿入後、ハンド出力部4を所定角度逆方向へ
回動させてからピストンロッド14を上昇させて、クラ
ンプ用出力部25bを被クランプ部46に係合させて連
結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ツール着脱用連結装置
に関し、特に、ロボットのハンドの旋回可能なハンド出
力部にツールを着脱自在に連結する為の、ハンド出力部
に固定されるハンド側連結体と、ツール側部材に固定さ
れ且つハンド側連結体に着脱自在に連結されるツール側
連結体とを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットに複数種類の作業を実行
させる為に、ロボットのハンドに種々のツールを着脱自
在に連結する必要がある。そこで、従来より、ロボット
のハンドのハンド出力部に固定されるハンド側連結体
と、ツール側部材に固定され且つハンド側連結体に着脱
自在に連結されるツール側連結体とを備えたツール着脱
用連結装置(通称、ツールチェンジャ)が種々実用化さ
れている。
【0003】前記ツール着脱用連結装置の性能として
は、ハンド側連結体とツール側連結体とをある程度精度
よく連結できること、極力軽量かつ小型であること、比
較的安価に製作可能であること、等が要請されている。
従来のツール着脱用連結装置として、例えば、特開平3
−43174号公報には、ハンド側連結体の短柱状部
に、120度おきの3つの半径方向向きのロッドを可動
に設け、これら3つのロッドをスプリングで、半径方向
内方へ付勢し、これらロッドの中心部の上方側にアクチ
ュエータとしてのシリンダであって、ピストンロッドの
テーパ状の先端部で、3つのロッドを半径方向外側へ進
出駆動可能なシリンダを設け、ツール側連結体の円筒状
部材に、3つのロッドが嵌合される3つの嵌合穴を形成
してなる自動工具交換装置が記載されている。
【0004】この自動工具交換装置では、ハンド側連結
体の短柱状部を、ツール側連結体の円筒状部材に挿入し
てから、シリンダのピストンロッドを進出駆動して、ピ
ストンロッドの先端部で、3つのロッドを嵌合穴に嵌合
させることで、ハンド側連結体とツール側連結体とを着
脱可能に連結する。
【0005】更に、別のツール着脱用連結装置として、
ハンド側連結体の下面側に、平面視Y形のY形突部を形
成し、このY形突部の3つの枝部にカム体とカム体を駆
動するシリンダを設け、また、ツール側連結体にY形突
部が嵌合するY形凹部を形成し、ハンド側連結体のY形
突部をツール側連結体のY形凹部に嵌合させた状態にお
いて、3つのシリンダで駆動される3つのカム体を含む
カム機構により、ハンド側連結体とツール側連結体とを
着脱可能に連結するように構成した装置も実用化されて
いる。
【0006】更に、別のツール着脱用連結装置として、
ハンド側連結体と、ツール側連結体とに、複数の鋼製ボ
ールを介して連結するボールカム機構を設け、ハンド側
連結体と、ツール側連結体とをボールカム機構を介して
着脱可能に連結するように構成した装置も実用化されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
ツール着脱用連結装置では、ロボットのハンド出力部が
旋回機能を有するにも係わらず、その旋回機能を有効活
用せずに、ハンド側連結体とツール側連結体とをカム機
構等を介して着脱可能に連結する構成であるので、その
カム機構等の連結機構の構造が複雑化し、精密部品の部
材数が多く、重量も重くなり、製作コストも高価になる
という問題がある。また、カム機構等の連結機構が、ハ
ンド側連結体にツール側連結体を接近方向へ直接引付け
て連結する構造ではないため、ハンド側連結体とツール
側連結体間の隙間が大きい(例えば、3.0mm 以上)状態
では、両者を連結できなくなることもある。
【0008】また、ハンド側連結体にY形突部を設け、
ツール側連結体にY形凹部を設けたツール着脱用連結装
置では、枝部と枝部間における連結力が比較的弱いた
め、ツール使用中の荷重の作用方向によっては、十分な
連結力を確保できないこともある。また、カム機構等の
連結機構が、ハンド側連結体にツール側連結体を接近方
向へ直接引き付けて連結する構造ではないため、簡単な
構成で以てハンド側連結体とツール側連結体とを強力に
連結できる構成にするのも難しい。
【0009】本発明の目的は、ロボットのハンド出力部
の旋回機能を有効活用して、簡単な機構でハンド側連結
体とツール側連結体とを相互接近方向へ直接引き付けて
連結可能なツール着脱用連結装置、小型の流体圧シリン
ダでハンド側連結体とツール側連結体とを相互接近方向
へ直接引き付けて強力に連結可能なツール着脱用連結装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のツール着脱用
連結装置は、ロボットのハンドの旋回可能なハンド出力
部にツールを着脱自在に連結する為の、ハンド出力部に
固定されるハンド側連結体と、ツール側部材に固定され
且つハンド側連結体に着脱自在に連結されるツール側連
結体とを備えたツール着脱用連結装置において、前記ハ
ンド側連結体に、ツール側連結体側へ突出したピストン
ロッドを進退駆動可能で、ハンド出力部と同軸状の流体
圧シリンダと、前記ピストンロッドの先端部に直交状に
連結されたクランプ用出力部材とを設け、前記ツール側
連結体に、前記ピストンロッドの進出を介して前記出力
部材を進出させてから、ハンド出力部で出力部材を所定
角度回動させることにより出力部材に係合可能な係合部
材を設けたものである。
【0011】請求項2のツール着脱用連結装置は、ロボ
ットのハンドの旋回可能なハンド出力部にツールを着脱
自在に連結する為の、ハンド出力部に固定されるハンド
側連結体と、ツール側部材に固定され且つハンド側連結
体に着脱自在に連結されるツール側連結体とを備えたツ
ール着脱用連結装置において、前記ハンド側連結体に、
前記ハンド出力部に同軸状に固定され、ハンド出力部と
反対側へ突出するピストンロッドを進退駆動可能な流体
圧シリンダと、この流体圧シリンダのピストンロッドの
先端部に直交状に連結されたクランプ用出力部材とを設
け、前記ツール側連結体に、連結状態において流体圧シ
リンダのシリンダ本体の先端側端面の少なくとも外周部
に当接する当接部と、連結状態において出力部材で固定
される係合壁部と、係合壁部に形成された開口部であっ
て、ピストンロッドの進出を介して出力部材を通過可能
で、且つハンド出力部の回動を介して出力部材を所定角
度回動させた状態では出力部材の通過を禁止する開口部
とを設けたものである。
【0012】ここで、前記流体圧シリンダは、ピストン
ロッドを退入方向へ弾性付勢する圧縮スプリングと、ピ
ストンロッドを退入方向へ駆動する為の退入用加圧流体
作動室と、ピストンロッドを進出方向へ駆動する為の進
出用加圧流体作動室とを備えた構成にしてもよい(請求
項1又は請求項2に従属の請求項3)。
【0013】請求項4のツール着脱用連結装置は、ロボ
ットのハンドの旋回可能なハンド出力部にツールを着脱
自在に連結する為の、ハンド出力部に固定されるハンド
側連結体と、ツール側部材に固定され且つハンド側連結
体に着脱自在に連結されるツール側連結体とを備えたツ
ール着脱用連結装置において、前記ハンド側連結体に、
前記ハンド出力部に同軸状に固定され、ハンド出力部と
反対側へ突出するピストンロッドを進退駆動可能な流体
圧シリンダと、前記流体圧シリンダのロッド側端壁に周
方向むきのピン部材を介して枢着された複数のクランプ
爪であってピストンロッドの進出駆動によりハンド出力
部の軸線から離隔する方向へクランプ駆動される複数の
クランプ爪とを設け、前記ツール側連結体に、連結状態
において流体圧シリンダのシリンダ本体の先端側端面の
少なくとも外周部に当接する当接部と、この当接部の内
側に形成され且つ複数のクランプ爪とピストンロッドの
先端部の挿入を許す収容凹部と、この収容凹部の外周部
にツール側に向けて形成され且つ複数のクランプ爪の作
用点部で夫々固定される複数の係合部とを設けたもので
ある。
【0014】
【発明の作用及び効果】請求項1のツール着脱用連結装
置においては、ハンド側連結体に、ツール側連結体を連
結する際には、ハンド側連結体をツール側連結体に対面
させ、流体圧シリンダを作動させて、そのピストンロッ
ドを進出させて、ピストンロッドの先端部に連結したク
ランプ用出力部材を、係合部材側へ進出させてから、ハ
ンド出力部を所定角度回動させることによりクランプ用
出力部材に係合部材を係合可能にし、次に、ピストンロ
ッドを退入駆動させると、係合部材がハンド側連結体の
方へ引付けられて、ツール側連結体が、ハンド側連結体
に連結される。この連結を解除する場合、ピストンロッ
ドを進出させてから、ハンド出力部を前記とは反対方向
へ所定角度回動させると、クランプ用出力部材が係合部
材に係合しない状態となるので、その状態においてピス
トンロッドを退入駆動すると、ハンド側連結体から、ツ
ール側連結体が分離される。
【0015】このように、ハンド出力部の回動を介し
て、クランプ用出力部材と係合部材とを係合させたり、
係合解除したりするように構成したので、前記係合及び
係合解除の為の構成を著しく簡単化することができる。
また、流体圧シリンダのピストンロッドに連結したクラ
ンプ用出力部材により、直接係合部材を引付けるように
構成したので、連結の際に、ハンド側連結体とツール側
連結体との間に5.0mm 程度の隙間があっても、ハンド側
連結体にツール側連結体を何ら支承なく連結することが
できる。
【0016】請求項2のツール着脱用連結装置において
は、ハンド側連結体に、ツール側連結体を連結する際に
は、ハンド側連結体をツール側連結体に対面させ、シリ
ンダ本体の少なくとも外周部を、ツール側連結体の当接
部荷物当接させた状態において、流体圧シリンダのピス
トンロッドを進出させて、ピストンロッドの先端部に連
結したクランプ用出力部材を、係合壁部の開口を通過さ
せてから、ハンド出力部を所定角度回動させることによ
り出力部材に係合壁部を係合可能にし、次に、ピストン
ロッドを退入駆動させると、クランプ用出力部材で係合
壁部がハンド側連結体の方へ引付けられて、ツール側連
結体が、ハンド側連結体に連結される。
【0017】この連結を解除する場合、ピストンロッド
を進出させてから、ハンド出力部を前記とは反対方向へ
所定角度回動させると、クランプ用出力部材が係合壁部
に係合しない状態となるので、その状態においてピスト
ンロッドを退入駆動すると、ハンド側連結体から、ツー
ル側連結体が分離される。従って、このツール着脱用連
結装置においても、基本的に請求項1と同様の効果が得
られる。
【0018】請求項3のツール着脱用連結装置において
は、流体圧シリンダは、ピストンロッドを退入方向へ弾
性付勢する圧縮スプリングと、ピストンロッドを退入方
向へ駆動する為の退入用加圧流体作動室と、ピストンロ
ッドを進出方向へ駆動する為の進出用加圧流体作動室と
を備えているため、連結状態において、仮に退入用加圧
流体作動室の流体圧がリークしても、圧縮スプリングの
弾性力で連結状態を維持でき、ツールの脱落等を防止す
ることができる。
【0019】請求項4のツール着脱用連結装置において
は、ハンド側連結体に、ツール側連結体を連結する際に
は、ハンド側連結体をツール側連結体に対面させ、シリ
ンダ本体の少なくとも外周部を、ツール側連結体の当接
部に当接させ、ピストンロッドの先端側部分と複数のク
ランプ爪とを、ツール側連結体の収容凹部に挿入した状
態において、流体圧シリンダのピストンロッドを進出駆
動すると、複数のクランプ爪が、ハンド出力部の軸線か
ら離隔する方向へクランプ駆動され、各クランプ爪の作
用点部が、対応する係合部を押圧し、ハンド側連結体に
ツール側連結体が連結される。この連結を解除する場
合、ピストンロッドを退入駆動すると、複数のクランプ
爪がハンド出力部の軸線に接近する方向へ揺動して、ク
ランプ爪の作用点部が、係合部に係合しなくなるため、
ハンド側連結体からツール側連結体を分離することがで
きる。
【0020】流体圧シリンダのピストンロッドでクラン
プ駆動される複数のクランプ爪により、直接係合部を引
付けるように構成したので、簡単な構成でありながら、
ハンド側連結体とツール側連結体とを強力に連結でき、
また、連結の際に、ハンド側連結体とツール側連結体と
の間に5.0mm 程度の隙間があっても、ハンド側連結体に
ツール側連結体を何ら支承なく連結することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。図1、図2に示すように、本実施例に
係るツール着脱用連結装置1は、ロボットのアーム2の
先端のハンド3の旋回可能なハンド出力部4にツールを
着脱自在に連結する為のもので、このツール着脱用連結
装置1は、ハンド出力部4に固定されるハンド側連結体
10と、ツール側部材5に固定され且つハンド側連結体
10に着脱自在に連結されるツール側連結体40とで構
成されている。
【0022】前記ハンド側連結体10について説明す
る。図1〜図5に示すように、多関節ロッド(図示略)
のアーム2の先端のハンド3のハンド出力部4は、旋回
軸線6の回りに回転可能に構成されており、このハンド
出力部4には、アダプタプレート11が複数のボルト1
2で固定され、このアダプタプレート11には、エアシ
リンダ13が、そのピストンロッド14を先端側(ツー
ル連結体40側)へ突出させた状態で、旋回軸線6と同
軸状に、複数のボルト15により固定されている。
【0023】前記エアシリンダ13のシリンダ本体は、
アルミ合金製のキャップ状の上部本体16と、その下端
に複数のボルト17により固定されたアルミ合金製の下
部本体18とで構成され、シリンダ本体内には、ピスト
ン19が油密摺動自在に装着され、ピストン19に固定
されたピストンロッド14は、大径ロッド14aと、こ
の大径ロッド14aの先端側部分に螺合固定された先端
ロッド14bとで構成されている。前記シリンダ本体内
において、ピストン19と、下部本体18間には、10
個の圧縮コイルスプリング20が装着され、これら圧縮
コイルスプリング20により、ピストン19は、上方へ
強力に弾性付勢されている。
【0024】前記シリンダ本体は、外径×長さが、例え
ば、200mm×80mmに形成され、このシリンダ本
体内において、ピストン19の下側には、ピストンロッ
ド14を退入駆動させるための退入用エア作動室21が
形成され、また、ピストン19の上側には、ピストンロ
ッド14をツール側連結体40の方へ進出駆動する為の
進出用エア作動室22が形成されている。前記退入用エ
ア作動室21のエアポート21a(図5参照)は、エア
ホースにより加圧エア供給装置に接続され、また、進出
用エア作動室22のエアポート22a(図5参照)は、
エアホースにより加圧エア供給装置に接続される。
【0025】前記先端ロッド14bに対して直交状に配
設されるクランプ用出力部材25の中央部の孔25a
に、先端ロッド14bを遊嵌状に挿通させ、先端ロッド
14bの先端部にナット26を螺合させることで、クラ
ンプ用出力部材25が先端ロッド14bの先端部に微小
揺動自在に連結されている。前記クランプ用出力部材2
5は、平面視略正方形状で、各隅部には、外側へ突出し
たクランプ出力部25bが形成されている(図7参
照)。
【0026】前記クランプ用出力部材25が、シリンダ
本体の下部本体18に対して相対回動するのを規制する
為、下部本体18の下面に固定され下方へ延びる規制ピ
ン27は、クランプ用出力部材25の孔に摺動自在に挿
通されている。尚、先端ロッド14bは、クランプ用出
力部材25に対して相対回動不能に挿通され、また、先
端ロッド14bは、大径ロッド14aにピン28で回り
止めされ、シリンダ本体と、ピストン19と、ピストン
ロッド14とは、アダプタプレート4と一体的に回動す
るように構成されている。
【0027】次に、ツール側連結体40について説明す
る。図1、図2、図6に示すように、このツール側連結
体40は、ツール側のツール側部材5に複数のボルト4
1で旋回軸線6と同軸状に固定されるアルミ合金製の環
状部材42であって、ハンド側連結体10の下端部を挿
入させる為の収容凹部43と、その上端の開口部44
と、先端部(ハンド側連結体10の側)のうちの開口部
44の外周側に形成された係合壁部45と、ハンド側連
結体10と連結した状態においてシリンダ本体の下部本
体18の下端外周部に面当りで当接する環状の当接部4
8とを有する環状部材32で構成されている。
【0028】前記環状部材42の係合壁部45の内側に
は、図6に示すように、ハンド出力部4を原点位置から
所定方向(例えば、平面視にて時計回り方向)へ約25
度回動させた状態では、クランプ用出力部材25の通過
を許し、且つ、ハンド出力部25を原点位置に戻した状
態では、クランプ用出力部材25の通過を禁止する開口
部44が形成されている。
【0029】即ち、前記開口部44は、円形状開口の外
周4個所に、クランプ出力部25bとの干渉を避ける切
欠き部44aを形成したものであり、4つの切欠き部4
4aから周方向に約25度夫々シフトさせた4個所にお
いて、係合壁部45の下面には、クランプ用出力部25
bでクランプされる被クランプ部46が形成され、各被
クランプ部46は、耐摩耗性確保の為、薄い鋼板片を2
本のビス47で固定した構成とされている。クランプ用
出力部材25を、その4つのクランプ用出力部25bが
4つの切欠き部44aに夫々対応する状態に保持した状
態で、エアシリンダ13のピストンロッド14を進出駆
動させて、クランプ用出力部材25を開口部44から下
方へ進出させ、その後ハンド出力部4を、平面視にて反
時計回り方向へ、約25度だけ旋回軸線6回りに回動さ
せると、クランプ用出力部材25のクランプ用出力部2
5bが、被クランプ部46に対応し、その状態において
エアシリンダ13のピストンロッド14を退入駆動させ
ると、4つのクランプ用出力部25bで4つの被クラン
プ部46を押圧固定できる。
【0030】ハンド側連結体10にツール側連結体40
を連結する際に、ハンド側連結体10とツール側連結体
40とが所定の位置関係となるように位置規制する為、
シリンダ本体の下部本体18には、その下端から下方へ
突出する1対の位置決めピン29(図3参照)が突設さ
れ、環状部材42の当接部48には、1対の位置決めピ
ン29が嵌合する1対の嵌合穴49が形成され、各嵌合
穴49は、当接部48に埋設した鋼片50に形成されて
いる。
【0031】次に、ハンド側連結体10とツール側連結
体40とを連結した状態における、シリンダ本体の下部
本体18と、環状部材42の当接部48との当接状態を
チェックする為の、エアギャップセンサについて説明す
る。このエアギャップセンサの検出部として、下部本体
18には、当接部48に臨む小径ノズル30が、周方向
に90度位相の異なる2か所に設けられ(図5参照)、
また、エアギャップセンサのセンサ本体部は、ロボット
のアーム2に付設され、センサ本体部から、エア供給ホ
ース31により小径ノズル30に加圧エアが供給され、
また、センサ本体部においてエア供給ホース31を介し
て2つの小径ノズル30におけるエア圧の高低を検出
し、そのエア圧の高低に対応する電気信号を、図示外の
制御ユニットへ出力する。尚、ギャップがあるときに
は、エア圧が低下するが、ギャップがないときには、エ
ア圧は低下しない。
【0032】ここで、ハンド側連結体10とツール側連
結体40とを連結した状態においてロボット側からツー
ル側連結体40へ、又はその逆方向に、加圧エア、油
圧、水、電力、電気信号等のうちの全部又は一部を供給
可能にする為の構成について説明する。図3、図4に示
すように、上部本体16の外周面の例えば4個所には、
平面状に面取りしたコネクタ取付け部33が形成され、
各コネクタ取付け部33には、1対のビス穴34が形成
されている。同様に、図6、図7に示すように、環状部
材42の外周面の例えば4個所には、平面状に面取りし
たコネクタ取付け部51であって、上部本体16のコネ
クタ取付け部33の下方に対応するコネクタ取付け部5
1が形成され、各コネクタ取付け部51には、1対のビ
ス穴52が形成されている。そして、図4、図6に示す
ように、上下に対応するコネクタ取付け部33,51
に、1対のコネクタ部材35,53を取付け、ハンド側
連結体10にツール側連結体40を連結する際の連結力
を介して、1対のコネクタ部材35,53を接続できる
ように構成してある。尚、コネクタ部材35,53自体
は、周知の構成のものであるので、その説明は省略す
る。
【0033】以上説明したツール着脱用連結装置1の作
用について説明する。ロボットのハンド3のハンド側連
結体10にツール側連結体40を連結する場合、エア作
動室21,22の加圧エアを抜き、ハンド出力部4をそ
の原点位置から時計回り方向へ約25度回動させた状態
で、ハンド側連結体10をツール側連結体40に接近さ
せていき、下部本体18の1対の位置決めピン29を1
対の嵌合穴49に嵌合させつつ、クランプ用出力部材2
5を開口部44から収容凹部43内へ挿入し、下部本体
18の下端外周部を当接部48に当接させ、その状態に
おいて、進出用加圧エア作動室22に加圧エアを供給す
ると、ピストンロッド14が下方へ進出移動し、クラン
プ用出力部材25が係合壁部45よりも下方へ突入した
状態となる。
【0034】その状態において、ハンド出力部4を原点
位置へ復帰回動させると、ハンド側連結体10が、アダ
プタプレート11と共に旋回軸線6の回りに約25度回
動して、4つのクランプ用出力部25bが4つの被クラ
ンプ部46に夫々対応した状態となる。そこで、進出用
加圧エア作動室22の加圧エアを抜き、退入用加圧エア
室21に加圧エアを供給すると、ピストンロッド14が
上方へ退入移動して、4つの被クランプ部46が、クラ
ンプ用出力部材25の4つのクランプ用出力部25bで
押圧され、ハンド側連結体10とツール側連結体40と
が連結された状態となる。
【0035】このクランプ時、シリンダ本体の下部本体
18の下面外周部と、当接部48間に小さな異物等が介
在していても、クランプ用出力部材25が、先端ロッド
14bに対して微小揺動可能であるため、4つのクラン
プ用出力部25bで4つの被クランプ部46が夫々押圧
されることになる。そして、何らかの異物等が介在して
いる場合には、エアギャップセンサにより、確実に検出
され、その検出信号が制御ユニットへ供給される。
【0036】このように、ハンド出力部4の旋回動作を
有効活用して、クランプ用出力部材25を係合壁部45
に係合する位置と、係合しない位置とに切換えるように
構成したので、ハンド側連結体10とツール側連結体4
0とを着脱自在に連結する為の構成を、著しく簡単化す
ることができた。しかも、ツール側連結体40の構成も
簡単化したので、ツール着脱用連結装置1を全体的に、
小型、軽量化でき、製作コスト的にも有利となった。し
かも、4つのクランプ用出力部25bで4つの被クラン
プ部46を夫々押圧するので、全周に亙って略一様な連
結力で連結することができる。但し、クランプ用出力部
25bと、切欠き部44aと、被クランプ部46は、4
つに限定されず、4以上設けてもよい。
【0037】そして、エアシリンダ13のピストンロッ
ド14に連結したクランプ用出力部材25で、係合壁部
45の被クランプ部46を直接クランプするように構成
したので、シリンダ本体の下部本体18の下面外周部
と、当接部48間に5.0mm 程度の隙間があっても、何ら
支承なく、ハンド側連結体10とツール側連結体40と
を連結することができる。しかも、クランプ用出力部材
25を先端ロッド14bに微小揺動自在に連結したた
め、連結力が低下したり、クランプ用出力部材25に偏
荷重が作用することもなく、耐久性を確保できる。
【0038】シリンダ本体の上部本体16と環状部材4
2とに、コネクタ取付け部33,51を複数組形成し、
そのコネクタ取付け部33,51にコネクタを取付ける
為の1対のビス穴34,52を形成したので、必要に応
じて、流体通路や電気信号線等を接続する為の複数のコ
ネクタ35,53を簡単に付設できるから、汎用性に優
れる。
【0039】次に、ツール着脱用連結装置の別実施例に
ついて説明する。図8〜図11に示すように、本実施例
に係るツール着脱用連結装置1Aは、ロボットのアーム
2の先端のハンド3の旋回可能なハンド出力部4にツー
ルを着脱自在に連結する為のもので、このツール着脱用
連結装置1Aは、ハンド出力部4に固定されるハンド側
連結体60と、ツール側部材5に固定され且つハンド側
連結体60に着脱自在に連結されるツール側連結体90
とで構成されている。
【0040】前記ハンド側連結体60について説明す
る。図8〜図10に示すように、多関節ロボット(図示
略)のアーム2の先端側のハンド3のハンド出力部4
は、旋回軸線6の回りに回転可能に構成されており、こ
のハンド出力部4には、アダプタプレート61が複数の
ボルト62で固定され、このアダプタプレート61に
は、エアシリンダ63が、そのピストンロッド64を先
端側(ツール連結体90側)へ突出させた状態で、旋回
軸線6と同軸状に、複数のボルト65により固定されて
いる。
【0041】前記エアシリンダ63のシリンダ本体は、
アルミ合金製のキャップ状の上部本体66と、その下端
に複数のボルト67により固定されたアルミ合金製の下
部本体68とで構成され、シリンダ本体内には、ピスト
ン69が油密摺動自在に装着され、ピストン69に一体
形成されたピストンロッド64の上部約2/3部分は、
大径状に形成され、ピストンロッド64の下部約1/3
部分は、小径に形成されている。
【0042】前記シリンダ本体内において、ピストン6
9の上側には、進出用エア作動室70が形成され、ピス
トン69の下側には、退入用エア作動室71が形成され
ている。前記ピストン69とピストンロッド64の大径
状部分には、上端に開口するスプリング収容凹部72が
形成され、進出用エア作動室70内には、ピストン69
を進出方向へ弾性付勢する圧縮コイルスプリング73が
装着され、このスプリング73の下部は、スプリング収
容凹部72に収容されている。また、ピストンロッド6
4の下端部には、テーパー状に面取りされた嵌合部64
aが形成されている。
【0043】前記ハンド側連結体60の下端近傍部に
は、円周4等分位置に位置する4組のクランプ機構80
が設けられている。各クランプ機構80は、下部本体6
8に枢着されたクランプ爪81と、ピストンロッド64
の進出駆動力をクランプ爪81に伝達するリンク板82
とを主体として構成されている。クランプ爪81の上端
部の支点部は、下部本体68に一体形成された枢支片8
3に周方向向きの支点ピン84を介して回動自在に枢支
され、リンク板82の上端部は、ピストンロッド64の
うちの小径部の上端部に一体形成された小枢支片85に
周方向向きの枢支ピン86で枢支され、リンク板82の
下端部は、クランプ爪81の下端部に周方向向きの枢支
ピン87で連結され、クランプ爪81の外側部には、ク
ランプ力を出力する作用点部88が段付き状に形成され
ている。
【0044】支点ピン84と作用点部88間の距離は、
支点ピン84と枢支ピン87間の距離の約2倍に形成さ
れており、クランプ爪81へのクランプ用入力荷重が約
2倍に倍力されたクランプ用出力荷重が、作用点部88
から上向きに出力される。ピストンロッド64を退入さ
せた状態では、図8に示すようにクランプ爪81が旋回
軸線6側(中心側)へ揺動し、作用点部88が、ツール
側連結体90における開口部94よりも小径側に位置
し、ピストンロッド64を進出させると、クランプ爪8
1が旋回軸線6から離隔する方向へ揺動し、作用点部8
8でツール側連結体90の係合部96を上方へ押圧する
ように構成してある。
【0045】次に、ツール側連結体90について説明す
る。このツール側連結体90は、ツール側のツール側部
材5に複数のボルト91で旋回軸線6と同軸状に固定さ
れるアルミ合金製のカップ状部材92で構成され、この
カップ状部材92には、ハンド側連結体60の下部を収
容する収容凹部93と、この収容凹部93の上端の円形
開口部94と、ハンド側連結体60と連結した状態にお
いてシリンダ本体の下部本体68の下端の外周部に当接
する環状の当接部95と、円形開口部94の下端部の外
周側の円周4等分位置に、周方向所定長さの下向き面と
して形成された係合部96と、底壁97の中央部に筒材
にて構成された嵌合穴98とが形成されている。尚、係
合部96は、耐摩耗性確保の為に、図示外の小さなビス
で固定された鋼片で形成されている。また、前記実施例
と同様に、2組のエアギャップセンサと、6〜8組のコ
ネクタ取付け部が設けられているが、これらについての
説明は省略する。
【0046】次に、以上説明したツール着脱用連結装置
1Aの作用について説明する。ロボットのハンド3のハ
ンド出力部4に固定したハンド側連結体60にツール側
連結体90を連結する場合、進出用エア作動室70の加
圧エアを抜き、退入用エア作動室71に加圧エアを供給
した状態で、ハンド側連結体60をツール側連結体90
に接近させていき、ハンド側連結体60の下部を収容部
93に挿入し、必要に応じてハンド出力部4の回動を介
して、下部本体68の1対の位置決めピン89を、カッ
プ状部材92の上端の1対の嵌合穴99に嵌合させ、下
部本体68の下端外周部を当接部95に当接させ、その
状態において、退入用エア作動室71の加圧エアを抜い
て、進出用加圧エア作動室70に加圧エアを供給する
と、ピストンロッド64が下方へ進出移動し、4組のク
ランプ機構80のクランプ爪81が、クランプ位置へ揺
動し、図9に示すように、4つのクランプ爪81で夫々
対応する係合部96を押圧した連結状態になる。
【0047】そして、連結状態において、仮に進出用エ
ア作動室70の加圧エアがリーク等により圧力低下して
も、スプリング73の強力な付勢力で連結状態を維持で
きる。この連結状態を解除する場合は、前記とは反対に
ピストンロッド64を退入駆動してクランプ爪81を中
心側へ揺動させてクランプ爪81をアンクランプ位置に
揺動させ、その後ハンド側連結体60を上方へ移動させ
ればよい。このツール着脱用連結装置1Aにおいては、
ハンド側連結体60の下部に設けた4組のクランプ機構
80のクランプ爪81で、ツール側連結体90の4つの
係合部96を直接上方へ引き付けて、ハンド側連結体6
0とツール側連結体90とを連結するように構成してあ
るため、下部本体68と当接部95間に5.0mm 程度の隙
間があっても、ハンド側連結体60とツール側連結体9
0とを何ら支承なく連結することができる。
【0048】更に、各クランプ機構80は、小型の構成
でありながら、約2倍の倍力率に構成されているため、
比較的小型のエアシリンダ63で、ハンド側連結体60
とツール側連結体90とを強力に連結することができ
る。また、ピストンロッド64にスプリング収容凹部7
2を形成し、スプリング73の下部をこのスプリング収
容凹部72に収容したので、小型のエアシリンダ63内
に大きなスプリング73を装着でき、スプリング力を強
化できる。更に、4組のクランプ機構80で、ツール側
連結体90の4つの係合部96を直接クランプするよう
に構成してあるため、ツール側連結体90の構成を著し
く簡単化することができ、ツール着脱用連結装置1Aの
構成を簡単化し、小型化して、製作コストを低減でき
る。
【0049】尚、前記実施例において、エアシリンダ1
3に代えて油圧シリンダを設けたり、10本のスプリン
グ20に代えて1本の太いスプリングを設けたり、クラ
ンプ用出力部材25の形状を種々変更したり、ピストン
19をピン部材を介して回転規制したり、ピストンロッ
ド14を一体部材で構成したりする等の種々の変更態様
で実施することも可能である。また、前記別実施例にお
いて、エアシリンダ63に代えて油圧シリンダを設けた
り、クランプ機構80のリンク板82と枢支片83を省
略して、クランプ爪81をアンクランプ方向へ付勢する
スプリングを設けるともにクランプ爪81をピストンロ
ッド64で直接駆動するように構成したりする等の種々
の変更態様で実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るツール着脱用連結装置の
非連結状態の縦断正面図である。
【図2】ツール着脱用連結装置の連結状態の縦断正面図
である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】図3のV-V 線断面部分図である。
【図6】図1のVI-VI 線矢視端面図である。
【図7】図2のVII-VII 線断面図である。
【図8】本発明の別実施例のツール着脱用連結装置の非
連結状態の縦断正面図である。
【図9】図8のツール着脱用連結装置の連結状態の縦断
正面図である。
【図10】図9のX-X 線断面図である。
【図11】ツール側連結体の平面図である。
【符号の説明】
1 ツール着脱用連結装置 3 ハンド 4 ハンド出力部 10 ハンド側連結体 13 エアシリンダ 14 ピストンロッド 20 スプリング 21 退入用エア作動室 22 進出用エア作動室 25 クランプ用出力部材 40 ツール側連結体 44 開口部 45 係合壁部 48 当接部 1A ツール着脱用連結装置 60 ハンド側連結体 63 エアシリンダ 64 ピストンロッド 68 下部本体(ロッド側端壁に相当する) 81 クランプ爪 88 作用点部 90 ツール側連結体 93 収容凹部 95 当接部 96 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのハンドの旋回可能なハンド出
    力部にツールを着脱自在に連結する為の、ハンド出力部
    に固定されるハンド側連結体と、ツール側部材に固定さ
    れ且つハンド側連結体に着脱自在に連結されるツール側
    連結体とを備えたツール着脱用連結装置において、 前記ハンド側連結体に、ツール側連結体側へ突出したピ
    ストンロッドを進退駆動可能で、ハンド出力部と同軸状
    の流体圧シリンダと、前記ピストンロッドの先端部に直
    交状に連結されたクランプ用出力部材とを設け、 前記ツール側連結体に、前記ピストンロッドの進出を介
    して前記出力部材を進出させてから、ハンド出力部で出
    力部材を所定角度回動させることにより出力部材に係合
    可能な係合部材を設けたことを特徴とするツール着脱用
    連結装置。
  2. 【請求項2】 ロボットのハンドの旋回可能なハンド出
    力部にツールを着脱自在に連結する為の、ハンド出力部
    に固定されるハンド側連結体と、ツール側部材に固定さ
    れ且つハンド側連結体に着脱自在に連結されるツール側
    連結体とを備えたツール着脱用連結装置において、 前記ハンド側連結体に、前記ハンド出力部に同軸状に固
    定され、ハンド出力部と反対側へ突出するピストンロッ
    ドを進退駆動可能な流体圧シリンダと、この流体圧シリ
    ンダのピストンロッドの先端部に直交状に連結されたク
    ランプ用出力部材とを設け、 前記ツール側連結体に、連結状態において流体圧シリン
    ダのシリンダ本体の先端側端面の少なくとも外周部に当
    接する当接部と、連結状態において出力部材で固定され
    る係合壁部と、前記係合壁部に形成された開口部であっ
    て、ピストンロッドの進出を介して出力部材を通過可能
    で、且つハンド出力部の回動を介して出力部材を所定角
    度回動させた状態では出力部材の通過を禁止する開口部
    とを設けたことを特徴とするツール着脱用連結装置。
  3. 【請求項3】 前記流体圧シリンダは、ピストンロッド
    を退入方向へ弾性付勢する圧縮スプリングと、ピストン
    ロッドを退入方向へ駆動する為の退入用加圧流体作動室
    と、ピストンロッドを進出方向へ駆動する為の進出用加
    圧流体作動室とを備えたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のツール着脱用連結装置。
  4. 【請求項4】 ロボットのハンドの旋回可能なハンド出
    力部にツールを着脱自在に連結する為の、ハンド出力部
    に固定されるハンド側連結体と、ツール側部材に固定さ
    れ且つハンド側連結体に着脱自在に連結されるツール側
    連結体とを備えたツール着脱用連結装置において、 前記ハンド側連結体に、前記ハンド出力部に同軸状に固
    定され、ハンド出力部と反対側へ突出するピストンロッ
    ドを進退駆動可能な流体圧シリンダと、前記流体圧シリ
    ンダのロッド側端壁に周方向むきのピン部材を介して枢
    着された複数のクランプ爪であってピストンロッドの進
    出駆動によりハンド出力部の軸線から離隔する方向へク
    ランプ駆動される複数のクランプ爪とを設け、 前記ツール側連結体に、連結状態において流体圧シリン
    ダのシリンダ本体の先端側端面の少なくとも外周部に当
    接する当接部と、この当接部の内側に形成され且つ複数
    のクランプ爪とピストンロッドの先端部の挿入を許す収
    容凹部と、この収容凹部の外周部にツール側に向けて形
    成され且つ複数のクランプ爪の作用点部で夫々固定され
    る複数の係合部とを設けたことを特徴とするツール着脱
    用連結装置。
JP13378394A 1994-05-23 1994-05-23 ツール着脱用連結装置 Pending JPH07314368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13378394A JPH07314368A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 ツール着脱用連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13378394A JPH07314368A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 ツール着脱用連結装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07314368A true JPH07314368A (ja) 1995-12-05

Family

ID=15112899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13378394A Pending JPH07314368A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 ツール着脱用連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07314368A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1112221A1 (en) * 1999-02-17 2001-07-04 Pri Automation, Inc. Robotic gripping device for gripping an object having a handle on an upper surface
CN100336638C (zh) * 2002-12-13 2007-09-12 松下电器产业株式会社 工具更换装置
JP2017196736A (ja) * 2017-08-09 2017-11-02 ビー・エル・オートテック株式会社 工具交換装置用のマスター装置
JP2019130651A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社北川鉄工所 ロボット用エンドエフェクタの取付構造及びロボット側固定部材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156692A (ja) * 1983-02-21 1984-09-05 アイシン精機株式会社 ロボツトハンド自動交換装置
JPH0541629B2 (ja) * 1988-11-01 1993-06-24 Wakayama Prefecture

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156692A (ja) * 1983-02-21 1984-09-05 アイシン精機株式会社 ロボツトハンド自動交換装置
JPH0541629B2 (ja) * 1988-11-01 1993-06-24 Wakayama Prefecture

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1112221A1 (en) * 1999-02-17 2001-07-04 Pri Automation, Inc. Robotic gripping device for gripping an object having a handle on an upper surface
EP1112221A4 (en) * 1999-02-17 2002-07-10 Pri Automation Inc ROBOTIC GRIP DEVICE FOR GRIPING WORKPIECES WITH A HANDLE SIT ON THE TOP
CN100336638C (zh) * 2002-12-13 2007-09-12 松下电器产业株式会社 工具更换装置
JP2017196736A (ja) * 2017-08-09 2017-11-02 ビー・エル・オートテック株式会社 工具交換装置用のマスター装置
JP2019130651A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 株式会社北川鉄工所 ロボット用エンドエフェクタの取付構造及びロボット側固定部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5171001A (en) Sealed power clamp
US4310958A (en) Production-line automatic machine
US4512709A (en) Robot toolchanger system
US6902159B2 (en) Sealed pin locating and clamping apparatus
JP2000326167A (ja) クランプ装置
KR100191238B1 (ko) 로보트용 공구 교환장치
US6877730B2 (en) Powered clamp
JPH07314368A (ja) ツール着脱用連結装置
JP3830648B2 (ja) クランプ装置
JPH09192968A (ja) 位置決めクランプ装置
WO2002090043A1 (fr) Palette de pieces a travailler
JP5901938B2 (ja) ロボットハンドおよびロボットハンドシステム
JPH042728Y2 (ja)
JPS582770B2 (ja) 切刃交換装置付切削工具
JP3292929B2 (ja) 工具保持装置
CN110587656A (zh) 具备多个连接接口的机器人臂
JP2705743B2 (ja) ハンド脱着装置
JPH0413069Y2 (ja)
CN214603115U (zh) 一种铣削用航空铝合金工件夹具
JP3841856B2 (ja) クランパ
JP3999421B2 (ja) コンロッドの位置決め保持装置
JP2606493Y2 (ja) ロボットハンド用のインデックスユニット
JP3292927B2 (ja) 工具保持装置
JPH0727101Y2 (ja) ロボットのハンド交換装置
JPH0448945Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990622