JP2606493Y2 - ロボットハンド用のインデックスユニット - Google Patents

ロボットハンド用のインデックスユニット

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JP2606493Y2
JP2606493Y2 JP1993028398U JP2839893U JP2606493Y2 JP 2606493 Y2 JP2606493 Y2 JP 2606493Y2 JP 1993028398 U JP1993028398 U JP 1993028398U JP 2839893 U JP2839893 U JP 2839893U JP 2606493 Y2 JP2606493 Y2 JP 2606493Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロボットのアームの先端
に装着されるハンドやツール等の割り出しを行うロボッ
トハンド用のインデックスユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークの搬送や位置決め作業、そしてボ
ルトのねじ締め作業等の種々の作業がロボットにより行
われている。このような作業をロボットにより行う場合
には、ロボットのアームの先端にワークを把持するハン
ドや、ワークを加工するツールが装着される。
【0003】たとえば、部品の組立てラインにあって
は、複数種類のワークを一台のロボットを用いて搬送し
て所定の位置に位置決めすることがある。このために、
ワークの種類に合わせてハンドを交換する場合には、従
来では、ハンドチェンジャーを用いている。この場合に
は1つの種類のワークに対する作業が終了し、他の種類
のワークに対する作業を行う場合には、ハンドチェンジ
ャーを用いてアーム先端のハンドを交換する作業が必要
となり、この交換作業に時間がかかり、組立てラインに
おけるタクトタイムが長くなるという問題点がある。
【0004】そこで、本考案者は一台のロボットのアー
ムに複数のハンドやツールを装着して、タレットの機能
を具備させるべく種々の検討を行った。ワークを把持す
るためのハンドの駆動は多くの場合空圧が使用されてい
るが、複数のハンドをアームの先端に装着してタレット
式とする場合には、その回転は電動モータにより行うこ
とが通常である。
【0005】しかしながら、装着されるハンドの数が増
加してハンド全体の重量が重くなると、電動モータでは
十分な出力が得られなくなることがあるだけでなく、制
御系を含めた全体構成が複雑となるという問題点が判明
した。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、ロボ
ットアームの先端に装着される複数のハンドやツール等
のうち任意のものを迅速に割り出し得るようにした空気
圧作動式のインデックスユニットを提供することにあ
る。
【0007】本考案の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0009】すなわち、本考案のロボットハンド用のイ
ンデックスユニットは、ロボットアームの先端にユニッ
ト本体を取り付けるとともに当該ユニット本体に揺動ア
クチュエータを取り付け、当該揺動アクチュエータの出
力軸に当該出力軸の一方向の揺動運動のみを伝達するワ
ンウエイクラッチを介して割り出しテーブルを前記ユニ
ット本体に取り付け、当該割り出しテーブルに当該割り
出しテーブルの回転中心から同一半径の位置に形成され
た複数の位置決め孔の何れかに係合する鋼球を前記ユニ
ット本体に備え、前記鋼球に前記割り出しテーブルに向
かうばね力をピストンロッドを介して付勢するばねを前
記ユニット本体に設けるとともに、空気圧により作動し
て前記ピストンロッドを前記鋼球から離反させるピスト
ンを前記ユニット本体に設け、それぞれワークに位置決
め等の作業を行う複数のハンドを前記割り出しテーブル
に前記位置決め孔の位置に対応させて装着したことを特
徴とする。
【0010】
【作用】揺動アクチュエータに流体を供給すると、その
揺動アクチュエータの出力軸は揺動往復運動を行うこと
になり、これの揺動往復運動のうち一方向の揺動回転の
みが割り出しテーブルに伝達される。割り出しテーブル
が所定の角度回転されて、割り出しテーブルに設けられ
た所定のハンドが位置決めされたならば、係合部材を介
して割り出しテーブルはユニット本体に締結される。
【0011】これにより、流体圧を利用して大きな出力
を得ることができるので、比較的重量の大きなハンドが
複数設けられたハンドユニットを割り出し回転すること
ができる。また、ピストンに空気圧を供給することによ
り鋼球と位置決め孔との係合を離脱することができ、鋼
球にばねによるばね力を付勢することによって、鋼球を
位置決め孔に係合させ、機械的に割り出しテーブルをロ
ックすることができるので、強固に割り出しテーブルを
締結することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1は本考案のロボットハンド用のインデ
ックスユニットが装着されたロボットを示す図であり、
図2は図1に示されたインデックスユニットを示す断面
図である。
【0014】図1に示す作業用ロボットは、基台1に旋
回自在に設置された旋回台2を有し、この旋回台2にコ
ラム3が取り付けられ、このコラム3の上端に揺動自在
に第1アーム4が取り付けられている。そして、この第
1アーム4には第2アーム5が軸方向に摺動自在に取り
付けられるとともに、この第2アーム5に旋回自在に取
り付けられたユニット装着部6には、インデックスユニ
ット10が回動自在に装着されている。
【0015】このインデックスユニット10のユニット
本体11には、図2に示すように、空圧で作動するロー
タリアクチュエータつまり揺動アクチュエータ12が六
角孔付きボタンボルト13により一体に取り付けられて
いる。この揺動アクチュエータ12としては、たとえば
ベーン形のアクチュエータが使用されており、この揺動
アクチュエータ12の出力軸14がユニット本体11内
に突出している。
【0016】なお、揺動アクチュエータ12としては、
ベーン形に限られず、種々のタイプのものを使用するこ
とができる。
【0017】この出力軸14にはスラストベアリング1
5と、出力軸14の先端に六角孔付きボルト16により
取り付けられたワッシャ17との間に位置させてワンウ
エイクラッチつまり一方向クラッチ18が設けられてい
る。
【0018】このクラッチ18の出力側には、割り出し
テーブル19が六角孔付きボルト21により固定されて
いる。したがって、揺動アクチュエータ12の出力軸1
4が所定の角度の範囲で揺動往復動すると、その出力軸
14の一方向の揺動回転のみが割り出しテーブル19に
伝達され、逆方向の揺動回転は伝達されないようになっ
ている。これにより、割り出しテーブル19は一方向に
のみ回転し得ることになる。出力軸14の揺動角度を検
出するために、図4に示すように、揺動アクチュエータ
12にはセンサ20が取り付けられている。
【0019】割り出しテーブル19の内面を示すと、図
3の通りであり、この内面に形成された環状の溝22に
は、環状の位置決めプレート23が嵌め込まれ、図示し
ないねじにより固定されている。このプレート23に
は、図示する場合には、相互に90°の位相となって合
計4つの位置決め孔24が形成されており、それぞれの
位置決め孔24は割り出しテーブル19の回転中心から
同一半径位置となっており、それぞれの位置決め孔24
に対応して割り出しテーブル19にはテーパ状の溝25
が形成されている。
【0020】プレート23は鋼製の素材が使用されてい
る。この理由は、割り出しテーブル19およびユニット
本体11の軽量化のために、これらをアルミニウム合金
製としたので、耐磨耗性を考慮してプレート23の素材
としては鋼製のものが使用されている。割り出しテーブ
ル19自体を鋼製とすれば、プレート23を使用するこ
とは不要となる。
【0021】図2に示されるように、ユニット本体11
に形成された円筒孔26内にはパッキンハウジング27
が取り付けられ、このパッキンハウジング27により円
筒孔26は空圧シリンダ室28とボール収容室29とに
区画されている。ボール収容室29内には鋼球31を中
空孔26の軸方向に移動自在に収容するボール収容孔3
2を有するブッシュ33が固定されている。
【0022】このブッシュ33およびパッキンハウジン
グ27を貫通するピストンロッド34には、空圧シリン
ダ室28内に位置させてピストン35が設けられてい
る。このピストンロッド34とユニット本体11との間
には、ピストンロッド34に対して鋼球31に向かう方
向のばね力つまり弾発力を付勢する圧縮コイルばね36
が装着されている。したがって、鋼球31が位置決め孔
24内に係合した状態では、ばね36の弾発力により割
り出しテーブル19はユニット本体11に対して締結さ
れる。なお、図4において符号37aは、空圧室37に
流体を供給するための供給ポートを示す。
【0023】パッキンハウジング27とピストン35と
の間に形成された空圧室37内には図示しない空圧流路
を介して流体圧が供給されるようになっており、この空
圧室37内に流体が供給されると、ピストンロッド34
はばね36の弾発力に抗して後退移動することになり、
これにより、鋼球31と位置決め孔24との係合が解か
れることになる。
【0024】割り出しテーブル19には、位置決め孔2
4の位置に対応して4つのハンド41が組み付けられた
ハンドユニット42が取り付けられるようになってい
る。それぞれのハンド41は空圧アクチュエータによっ
て作動して、たとえばワークを把持する機能や、ワーク
に対して溶接作業等を行う機能を有している。
【0025】上述したロボット用のハンドユニットが装
着されたロボットによりワークの位置決め作業を行う場
合には、図2に示すように、位置決め孔24に対応した
位置のハンド41を用いてロボットを作動させる。ワー
クの種類が変更された場合には、流体給排ポート12
a、12bから流体を供給することにより、揺動アクチ
ュエータ12を駆動させる。
【0026】これにより、出力軸14は揺動往復運動す
ることになるが、一方向の揺動運動のみがワンウエイク
ラッチ18により割り出しテーブル19に伝達され、割
り出しテーブル19は順次一方向のみに駆動される。
【0027】所定のハンド41が選択されたならば、供
給ポート37aからの流体の供給を解くと、ばね36の
弾発力により鋼球31が位置決め孔24内に入り込んで
割り出しテーブル19がロックされる。
【0028】ハンド41としては、上述したように、ワ
ークを把持する機能を有するものに限られることなく、
ワークに対してねじ止め等の作業を行うものを使用する
ようにしても良い。これらのハンド41としては、空圧
で作動するものを使用すると、揺動アクチュエータ12
を作動するための空圧源を共用することができるが、電
動モータにより作動するハンドを使用しても良い。
【0029】以上、本考案者によってなされた考案を実
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0030】たとえば、図示する場合には、割り出しテ
ーブルは90°毎に4つの位置に割り出し回転されるよ
うになっているが、これの割り出し角度は任意の数に設
定することができる。
【0031】また、鋼球31を用いることなく、ピスト
ンロッド34の先端テーパ状にして、ピストンロッド3
4の先端を位置決め孔24に係合させるようにしても良
い。
【0032】更には、ピンを位置決め孔24に係合させ
るようにしても良い。
【0033】
【考案の効果】本願において開示される考案のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0034】(1).ロボットアームの先端には複数のハン
ドが装着されており、割り出しテーブルを回転させるこ
とにより、任意のハンドを選択することができるので、
迅速に所定のハンドを位置決めすることができる。
【0035】(2).揺動アクチュエータを使用して割り出
しテーブルを回転させるようにしたので、割り出し回転
のための出力として大きな出力が得られることになり、
割り出しテーブルに対して比較的重量の大きなハンドを
装着することができる。
【0036】(3).割り出しテーブルの位置決め固定は鋼
球と位置決め孔との係合により行うようにしたので、機
械的結合により強固に割り出しテーブルを固定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインデックスユニットが装着されたロ
ボットを示す側面図である。
【図2】図1に示されたインデックスユニットを示す断
面図である。
【図3】割り出しテーブルの内面を示す正面図である。
【図4】図2の右側面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 旋回台 3 コラム 4 第1アーム 5 第2アーム 6 ユニット装着部 10 インデックスユニット 11 ユニット本体 12 揺動アクチュエータ 12a 流体給配ポート 12b 流体給配ポート 13 ボルト 14 出力軸 15 スラストベアリング 16 ボルト 17 ワッシャ 18 ワンウエイクラッチ 19 割り出しテーブル 20 センサ 21 ボルト 22 溝 23 プレート 24 位置決め孔 25 溝 26 円筒孔 27 パッキングハウジング 28 空圧シリンダ室 29 ボール収容室 31 鋼球(係合部材) 32 ボール収容孔 33 ブッシュ 34 ピストンロッド 35 ピストン 36 ばね 37 空圧室 37a 供給ポート 41 ハンド 42 ハンドユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/00 B25J 15/04 B23Q 16/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームの先端にユニット本体を
    取り付けるとともに当該ユニット本体に揺動アクチュエ
    ータを取り付け、 当該揺動アクチュエータの出力軸に当該出力軸の一方向
    の揺動運動のみを伝達するワンウエイクラッチを介して
    割り出しテーブルを前記ユニット本体に取り付け、 当該割り出しテーブルに当該割り出しテーブルの回転中
    心から同一半径の位置に形成された複数の位置決め孔の
    何れかに係合する鋼球を前記ユニット本体に備え、 前記鋼球に前記割り出しテーブルに向かうばね力をピス
    トンロッドを介して付勢するばねを前記ユニット本体に
    設けるとともに、空気圧により作動して前記ピストンロ
    ッドを前記鋼球から離反させるピストンを前記ユニット
    本体に設け、 それぞれワークに位置決め等の作業を行う複数のハンド
    を前記割り出しテーブルに前記位置決め孔の位置に対応
    させて装着したことを特徴とするロボットハンド用のイ
    ンデックスユニット。
JP1993028398U 1993-05-31 1993-05-31 ロボットハンド用のインデックスユニット Expired - Fee Related JP2606493Y2 (ja)

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