JPH0742600U - 筐体の防水構造 - Google Patents

筐体の防水構造

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JPH0742600U
JPH0742600U JP7042893U JP7042893U JPH0742600U JP H0742600 U JPH0742600 U JP H0742600U JP 7042893 U JP7042893 U JP 7042893U JP 7042893 U JP7042893 U JP 7042893U JP H0742600 U JPH0742600 U JP H0742600U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓋部材からOリングが脱落しにくい筐体の防水
構造を提供する。 【構成】第1の蓋部材11の突壁15の内側には第3の蓋部
材13と第2の蓋部材12が重ねられている。第2の蓋部材
12の外周端面の上半部には、斜め下方に向けられた傾斜
面状の押圧面19が突出して形成されている。押圧面19
と、前記突壁15の保持面16と、前記第3の蓋部材13の上
面との間には、Oリング20が設けられている。この押圧
面19は、前記突壁15の内側に設けたOリング20を押圧
し、これを前記保持面16との間に保持する。押圧面19の
先端と保持面16の距離LはOリング20の外径よりも小さ
い。押圧面19と保持面16の間に密着して保持されたOリ
ング20は変形し、その頂部は前記隙間からやや上方に突
出する。蓋体5を筐体1の本体4に取り付ければ、Oリ
ング20は本体4側に確実に接触する。Oリング20は突壁
15の隅と斜めの押圧面19で確実に保持されて脱落するこ
とがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筐体の防水構造に関する。本考案は、防水性能が要求される電子機 器等の筐体に有用である。
【0002】
【従来の技術】
遠隔操縦装置の送信機等の筐体は、例えば動作電源としての電池を収納したり 、あるいはスイッチ類が配設される収納空間を有している。そして通常はこの収 納空間に通じる開口は蓋部材で閉止されている。図3は、この開口を閉止する防 水構造の蓋部材100を示し、また図4は図3のA−A切断線における断面図を 示している。該蓋部材100の内面側(収納空間側)には、筐体の開口を囲む略 矩形の溝101が形成されており、この溝101の内部にはOリング102が設 けられている。
【0003】 溝101の幅はOリング102の外径よりも大きいが、深さはやや小さく、O リング102の頂部は溝101から突出する。また、溝101の四隅には溝10 1の内側に突出した突起103が形成されており、この部分での溝幅はOリング 102の外径よりも小さくなっている。従って、Oリング102は溝101の四 隅で保持されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記筐体の蓋部材100においては、Oリング102は蓋部材100の溝10 1に形成された4か所の突起103のみで保持されているにすぎず、蓋部材10 0から脱落しやすいという問題があった。溝全体の幅をOリングの外径よりも小 さくし、Oリングを溝内に圧入する構造も考えられるが、実際には蓋部材及びO リングの公差によって満足のいく嵌合状態が得られなかった。
【0005】 本考案は、蓋部材からOリング等のシール部材が脱落しにくい筐体の防水構造 を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された筐体の防水構造は、開口を有する本体と前記本体の開口 を閉止する蓋体を備えた筐体の防水構造において、シール部材が当接する保持面 を備えた第1の蓋部材と、前記第1の蓋部材に取り付けられ、前記シール部材を 前記保持面との間に保持する押圧面を備えた第2の蓋部材とによって、前記蓋体 が構成されたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
シール部材は、第2の蓋部材の押圧面に押圧されて、第1の蓋部材の保持面に 押し付けられ、両蓋部材の間に確実に保持される。
【0008】
【実施例】
本考案の第1実施例を図1を参照して説明する。本実施例は、遠隔操縦装置の 送信機に用いられる防水構造の筐体1に関する。該筐体1は、電池の収納部2に 通じる開口3が設けられた本体4と、該本体4の開口3を閉止する蓋体5とを有 する。
【0009】 図1に示すように、本体4の開口3の周囲には段部6が形成されている。また 、開口3の一縁辺には溝状の凹部7が設けられ、これと反対側の他縁部近傍には 止めねじが螺入できるようになっている。
【0010】 蓋体5は、その一縁部を前記溝状の凹部7に挿入された状態で、開口3の段部 6に当接して開口3を閉止している。そして蓋体5の他縁部に設けられた固定部 8は、止めねじ9によって本体4に固定されている。
【0011】 図2に示すように、蓋体5は3個の蓋部材を有している。第1の蓋部材11は 樹脂製であり、蓋体5の外面側を構成する。第1の蓋部材11の一辺には突縁部 14が形成されている。この突縁部14は、本体4の開口3を蓋体5で閉止する 時に、本体4の溝状の凹部7に挿入される。突縁部14と反対側の第1の蓋部材 11の他辺には、止めねじ9によって本体4に固定される固定部8が形成されて いる。
【0012】 前記第1の蓋部材11の内面側には、その外周縁に沿って突壁15が連続して 形成されている。この突壁15はシール部材を保持する保持部であり、この突壁 15の内面が、シール部材が圧着されるシール部材の保持面16となる。また、 第1の蓋部材11にはねじ孔17が貫通して形成されている。
【0013】 前記第1の蓋部材11の突壁15の内側には、金属製の第3の蓋部材13が設 けられている。前記第1の蓋部材11及び後述する第2の蓋部材12は共に樹脂 の成形品であり、第3の蓋部材13はこれらを補強するために設けられる。第3 の蓋部材13には、第1の蓋部材11のねじ孔17に相当する位置に、より大径 の組み立て孔18が貫通して形成されている。
【0014】 前記第3の蓋部材13の上には、第2の蓋部材12が設けられている。第2の 蓋部材12は樹脂製であり、蓋体5の内面側を構成する。第3の蓋部材13の上 に載置された第2の蓋部材12の上面は、前記第1の蓋部材11の突壁15の上 面にほぼ一致する。
【0015】 第2の蓋部材12の外周端面の上半部には、斜め下方に向けられた傾斜面状の 押圧面19が突出して形成されている。この押圧面19と、前記突壁15の保持 面16と、前記第3の蓋部材13の上面との間には、シール部材としてのOリン グ20が設けられている。この押圧面19は、前記突壁15の内側に設けたOリ ング20を押圧し、これを前記保持面16との間に保持する。
【0016】 押圧面19の先端と突壁15の保持面16の隙間の距離Lは、Oリング20の 外径よりも小さい。従ってOリング20が第1及び第2の両蓋部材11,12の 間から外れてしまうことはない。また、押圧面19と保持面16の間に密着して 保持されたOリング20は変形し、その頂部は前記隙間からやや上方に突出する 。従って、本実施例の蓋体5を筐体1の本体4に取り付ければ、Oリング20は 本体4側に確実に接触する。
【0017】 前記第2の蓋部材12には、円筒状のめねじ部21が形成されている。めねじ 部21の内面には、前記第1〜第3の各蓋部材を一体に組み立てるためのねじが ねじ込まれるめねじが形成されている。
【0018】 めねじ部21は、第2の蓋部材12の下面側に一部が突出している。この突出 部22は、前記第3の蓋部材13に設けられた組み立て孔18に挿入される。ま た、第2の蓋部材12の下面の突出部22の廻りには溝23が形成されている。 この溝23にはシール部材24が設けられており、各蓋部材11,12,13を 組み立てるねじ25の周囲を防水する。
【0019】 前記第1〜第3の各蓋部材11,12,13及びOリング20は前述のように 組み合わされ、第1の蓋部材11のねじ孔17から挿入されたねじ25が第2の 蓋部材12のめねじ部21にねじ込まれて一体化される。
【0020】 以上説明した一実施例によれば、突壁15の隅と斜めの押圧面19とで確実に Oリング20を保持することができ、蓋体5の開閉時にOリング20が脱落する ことがない。また、蓋体5は金属製の第3の蓋部材13で補強されているので変 形しにくく、防水の信頼性がさらに向上する。
【0021】 なお、以上説明した一実施例では、蓋体5が3個の蓋部材から構成されていた が、第3の蓋部材13を省いてもOリング20の確実な保持は達成される。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る筐体の防水構造によれば、互いに組み合わされる第1及び第2の 蓋部材の間でシール部材が確実に保持されるように構成されているので、蓋体の 開閉時にシール部材が脱落することがなく、電子機器等に適用される筐体の機能 性を著しく向上させるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における筐体の断面図である。
【図2】第1実施例における蓋体の拡大断面図である。
【図3】従来の筐体における蓋体の平面図である。
【図4】図3のA−A切断線における断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 3 開口 4 本体 5 蓋体 11 第1の蓋部材 12 第2の蓋部材 16 保持面 19 押圧面 20 シール部材としてのOリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する本体と前記本体の開口を閉
    止する蓋体を備えた筐体の防水構造において、シール部
    材が当接する保持面を備えた第1の蓋部材と、前記第1
    の蓋部材に取り付けられ、前記シール部材を前記保持面
    との間に保持する押圧面を備えた第2の蓋部材とによっ
    て、前記蓋体が構成されたことを特徴とする筐体の防水
    構造。
JP7042893U 1993-12-28 1993-12-28 筐体の防水構造 Expired - Fee Related JP2585800Y2 (ja)

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JPH0742600U true JPH0742600U (ja) 1995-08-04
JP2585800Y2 JP2585800Y2 (ja) 1998-11-25

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