JPH0717185Y2 - 遠隔制御装置用ケース - Google Patents

遠隔制御装置用ケース

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JPH0717185Y2
JPH0717185Y2 JP1990125252U JP12525290U JPH0717185Y2 JP H0717185 Y2 JPH0717185 Y2 JP H0717185Y2 JP 1990125252 U JP1990125252 U JP 1990125252U JP 12525290 U JP12525290 U JP 12525290U JP H0717185 Y2 JPH0717185 Y2 JP H0717185Y2
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JP
Japan
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groove
case
waterproof member
lid
control device
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正治 小柳
寿朗 中西
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Futaba Corp
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Futaba Corp
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、動力噴霧機、クレーン等を遠隔制御するため
の遠隔制御装置用のケースに関するもので、特に、防水
構造の遠隔制御装置用ケースに関するものである。
〔従来の技術〕
遠隔制御装置の送信機や受信機において、電池や回路基
板等が収納されるケース本体に開閉自在の蓋体を設け、
両者の間を防水部材で密閉する防水構造が採用されるこ
とがある。特に、動力噴霧機用の遠隔制御装置等の様に
屋外で使用するものあるいは工場等の悪環境下で使用す
るものには、防水機構が必要不可欠である。
例えば図3に示すように、ケース本体100に環状の溝101
を形成し、溝101の深さ及び幅よりも外径の小さい環状
の弾性シール材102を溝101内に押込み、蓋体103側に形
成した環状の突起部104を前記溝101内に嵌合させる。こ
れにより、シール材102は押圧され、その断面が左右に
拡がる様に押しつぶされシール性を保っていた。
また、ケース本体又は蓋体に、シール材の外径よりも幅
が広く深さは小さい環状の溝を設け、この溝内に環状の
シール材を接着材で取付けることもある。この場合、対
向する蓋体又はケース本体の平坦面が溝から出ているシ
ール材に圧着してシール性が保たれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記防水構造では、シール材を押圧し、その断面が左右
に拡がる様な変形を加えることによりシール性を保って
いるため、シール材が変形し得る様に溝の幅をシール材
の径よりも大きくする必要がある。従って、前者の防水
構造によれば溝101が浅い場合にはケース本体100をひっ
くり返すとシール材102が溝101から落ちてしまうことが
あり、また溝101を深く形成したとしても、それに嵌合
する高い突起部104と溝101の双方を形成しなければなら
ず加工に手間がかかるという問題があった。
後者の防水構造によれば、接着の質のバラツキにより最
悪の場合には防水効果を損なったり、接着作業も煩雑で
ある。又、開閉を繰り返してシール材を何度も圧縮して
いるうちに接着部分がはがれてしまい、結局溝から外れ
防水効果を損じてしまうという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の遠隔制御装置用ケースは、ケース本体又は蓋体
に防水部材の径よりも大きい幅の溝を形成し、さらにこ
の溝内に複数の突起を形成して溝内に置かれる防水部材
を複数箇所で保持するようにしている。
〔作用〕
溝の幅は防水部材の径よりも大きいが、溝内の複数箇所
に形成された突起により防水部材が保持されるので、防
水部材が溝から外れてしまうことはない。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図1及び図2により説明する。
遠隔制御装置用ケースとしての送信機1は、略直方体形
状のケース本体2と、開閉自在の蓋体3とを有してい
る。
ケース本体2の上面には電池5を収納する直方体形状の
凹部4が設けられている。ケース本体2の上面には、該
凹部4をかこんで環状の溝6が形成されている。この溝
6の幅はゴム等の防水性及び弾力性を備えた環状の防水
部材7の径よりも大きい。また、溝6の深さは防水部材
7の径よりも小さい。そして、前記凹部4の四隅に対応
する溝6の四つの位置には、それぞれ突起8が溝6内に
出張って設けられ、溝幅を防水部材7の径よりも小さく
している。
前記溝6内には防水部材7が装着される。防水部材7は
断面円形の環状である。尚、図1では、防水部材7を長
方形に描いているが、ゴム製の場合は、本来の形状は円
形である。溝6との寸法関係は前述のとおりであるか
ら、溝6内に装着すると、四箇所の突起8で保持されて
溝6内に保持され、その頂部は溝6から上方にとび出す
ことになる。
前記ケース本体2には、ヒンジ9をもって蓋体3が開閉
自在に取付けられている。蓋体3の下面3aには、前記凹
部4に対応する凹部10が設けられている。また、蓋体3
の下面3aで、ケース本体2の溝6及び防水部材7と対面
する部分は平坦面となっている。ヒンジ9と反対側の蓋
体3の一端には、止めねじ11が回転操作自在に設けられ
ており、ケース本体2の上面に形成されたねじ孔12にね
じ込めるようになっている。
以上の構成によれば、防水部材7は、幅の広い溝6に対
して突起8によって確実に装着されるので、電池5の出
入れの際などにケース本体2を傾けても溝6から外れる
ことがない。
蓋体3を閉じると、ケース本体2の溝6から頂部をのぞ
かせた防水部材7に対して蓋体3の下面3aが当接する。
ここで、止めねじ11をねじ孔12にねじ込んでいくと、蓋
体3は防水部材7を圧縮してケース本体2の上面に密着
する。これによって蓋体3とケース本体2の間は防水部
材7によって確実に防水される。図3に示した様に蓋体
とケース本体に各々突起と溝を設けた場合、ヒンジによ
り開閉を行なう構成にすると、ヒンジとヒンジに隣接す
る溝との距離をある程度大きくしなければ溝と突起とが
係合しにくいため、結果としてケース本体の寸法が大き
くなるが、本実施例の場合には、蓋体3の下面3aに溝6
と係合する突起が設けられていないため、前記弊害がな
く、小型化可能である。
以上説明した実施例では、送信機1を例にあげたが、も
ちろん受信機側にも同様の防水構造を採用できる。
また、蓋体側に溝と防水部材を設ける構造とすることも
できる。
また、本実施例の溝6及び防水部材7は、いずれも四角
い形状であったが、本考案における「環状」の語は円環
状を意味するだけでなく、実施例のように他のあらゆる
形状の閉ループ形状を含むものとする。
〔考案の効果〕
本考案の遠隔制御装置用ケースは、幅の広い溝に設けた
防水部材を溝の複数箇所に形成した突起で保持するよう
にしたので、簡単な構造でありながら防水部材の脱落が
なく、防水作用が確実であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図1は本考案の一実施例の斜視図である。 図2は同実施例の断面図である。 図3は従来の遠隔制御装置における防水構造の一例を示
す断面図である。 1……遠隔制御装置用ケースとしての送信機、2……ケ
ース本体、3……蓋体、6……溝、7……防水部材、8
……突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−156701(JP,A) 実開 昭61−129386(JP,U) 実開 平1−157476(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体又は蓋体の一方に形成された環
    状の溝と、前記溝内に収納された環状の防水部材とを備
    え、前記ケース本体と蓋体とにより前記防水部材を押圧
    して前記ケース本体と蓋体とを密閉するようにした遠隔
    制御装置用ケースにおいて、 前記溝(6)の幅は前記防水部材(7)の径よりも大き
    く、かつ前記溝(6)内に前記防水部材(7)を保持す
    るための複数の突起(8)を備えていることを特徴とす
    る遠隔制御装置用ケース。
JP1990125252U 1990-11-29 1990-11-29 遠隔制御装置用ケース Expired - Fee Related JPH0717185Y2 (ja)

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