JPH0742533Y2 - ドラム端部の塗膜除去装置 - Google Patents

ドラム端部の塗膜除去装置

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JPH0742533Y2
JPH0742533Y2 JP5018188U JP5018188U JPH0742533Y2 JP H0742533 Y2 JPH0742533 Y2 JP H0742533Y2 JP 5018188 U JP5018188 U JP 5018188U JP 5018188 U JP5018188 U JP 5018188U JP H0742533 Y2 JPH0742533 Y2 JP H0742533Y2
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drum
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outer peripheral
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将 後藤
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三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,例えば浸漬塗工によりドラム外周面に感光性
物質を塗布して電子写真感光体ドラムを製造する際に使
用され,塗布液が塗布された後のドラムの端部外周面に
塗布された塗膜および該端部内周面に付着した塗膜を除
去する装置に関する。
(従来の技術) 電子写真複写機の感光体ドラムの製造方法の一つに,ド
ラムを感光性物質内に浸漬して引き上げることにより,
感光性物質をドラム外周面に塗布する浸漬塗工法があ
る。
このような浸漬塗工法では,ドラム外周面に塗布された
塗布液が乾燥するまでの間に,下端部に液溜まりが生じ
たり,塗布液内に混入した気泡が塗布液の乾燥により塗
膜のムラとなり,ドラム端部外周面の美観を損なう。ま
た,電子写真複写機の感光体ドラムでは,ドラム外周面
の感光層はクリーニングブレードが当接されて該感光層
はクリーニングされるが,ドラム端部外周面に塗膜が形
成されていれば,画像形成に使用されるドラムの中央部
が十分にクリーニングされず,クリーニング不良を起こ
すおそれもあるため,ドラム端部外周面の塗膜は除去し
なければならない。
浸漬塗工法では,例えば,ドラム内に気密に嵌合された
保持具により,ドラムを略鉛直となるように保持するエ
アーチャック方式にて,ドラムは塗布液内に浸漬され,
かつ塗布液内から引き上げられる。該エアーチェック方
式では,ドラム内に空気が存在するため,浸漬時にドラ
ム内周面全体が塗布液にて塗布されるおそれはない。し
かし,ドラム内の空気が圧縮されるため,ドラム下端部
内に塗布液が浸入する。このため,ドラムを塗布液内よ
り引き上げると,その下端部内周面に塗布液が付着す
る。
また,ドラム端部外周面の液溜まりは,ドラム端面から
内周面に回り込んで,該内周面に付着するおそれがあ
る。内周面に付着した塗布液が乾燥すれば,固まって塗
膜となり,例えば,該端部にフランジを装着することが
できないおそれがある。この場合,フランジをドラム端
部内に無理に嵌合させようとすれば,ドラム自体が変形
するおそれ,あるいはフランジとドラムが所定の嵌合状
態にならないおそれがある。このような状態になれば,
フランジを支持してドラムを回転させる際に,ドラムが
所定の回転状態にならず,電子写真感光体ドラムとして
は使用できない。また,フランジをドラム端部に嵌合さ
せる際に,ドラム端部内周面の塗膜が削り取られて,ド
ラム内に落下するおそれもある。このため,ドラムの端
部内周面に付着した塗膜も除去する必要がある。
(考案が解決しようとする課題) 従来,ドラム端部外周面の塗膜およびドラム端部内周面
に付着した塗膜は,該塗膜を溶解し得る溶剤液中にドラ
ム端部を浸漬して,ドラム外周面および内周面の塗膜を
除去する方法が採用されていた。しかし,このような方
法では,ドラム内へは溶剤液が十分に浸入せず,ドラム
端部内周面に付着した塗膜を完全に除去することができ
ない。また,溶剤液内にドラム下端部を浸漬させた後
に,ドラム下端部を該溶剤液から引き上げる際に,ドラ
ム下端面が溶剤液の膜にて覆われ,該膜が破裂するおそ
れがある。この膜の破裂により,溶剤液面が波立ち,溶
剤液内にドラム端部を浸漬させてドラム端部外周面の塗
膜を除去する際に,除去する必要のない塗膜も除去され
るおそれがある。多数のドラムを同時に処理する場合に
は,隣接するドラム外周面に,膜が破裂する際の溶剤液
の飛沫がかかるおそれもある。
このような欠点を解消するために,特開昭60−168154号
公報では,ドラム端部内周面の塗膜を除去する装置が提
案されている。該装置は,略鉛直に保持されたドラム下
端部内に,塗膜を溶解し得る溶剤液を噴射して,該ドラ
ム下端部内周面に付着した塗膜を溶剤液にて溶解してド
ラム内周面から除去し,溶剤とともに一旦,受け皿に回
収した後に溶剤槽に貯留される。
前記公報に開示された装置では,ドラム端部外周面に塗
布された塗膜を除去することができず,該装置による塗
膜の除去とは別に,ドラム端部外周面の塗膜を除去する
ための工程が必要になる。また,該装置により多数本の
ドラムを処理する場合には,隣接するドラム外周面に溶
剤液の飛沫が付着するおそれが大きい。ドラム内周面に
付着した塗膜を溶解した溶剤液は,ドラムの下方に配置
された受け皿に一旦貯留されるため,該受け皿に貯留さ
れた溶剤液の蒸気がドラム外周面の塗膜に悪影響を及ぼ
すおそれもある。
本考案は,上記従来の問題を解消するものであり,その
目的は,ドラム端部外周面の塗膜と,ドラム端部内周面
に付着した塗膜とを同時に確実に除去し得るドラム端部
の塗膜除去装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のドラム端部の塗膜除去装置は、外周面に塗膜が
形成されドラムの端部外周面の塗膜および該端部内周面
に付着した塗膜を除去する装置であって、 前記塗膜を溶解し得る溶剤液が収容されており、該溶剤
液中に前記ドラムの端部が略鉛直状態で浸漬される処理
槽と、 該処理槽内に配設され、溶剤内に浸漬されるドラムの端
面が当接して、該ドラム端部と一体的に昇降する昇降台
と、 該処理槽内で昇降台上に配設されており、該処理槽内の
溶剤液に浸漬されるドラムの端部内に、該溶剤液が毛細
管現象を起こし得る間隙を有して嵌合される円柱状のス
ペーサ部材と、を具備してなり、そのことにより上記目
的が達成される。
本考案に於いて、前記スペーサ部材は、溶剤内に浸漬さ
れるドラムの端面が当接して、該ドラム端部と一体的に
昇降する昇降台上に設けられている場合がある。
本考案に於いて、前記昇降台は、前記ドラムが当接され
る面が、下側になるに連れて徐々に拡径したテーパ面と
なっている場合がある。
本考案に於いて、前記昇降台のテーパ面は、前記ドラム
の下端面が当接されない状態で、前記処理槽の溶剤液面
より上方に位置している場合がある。
本考案に於いて、前記昇降台のテーパ面は、当接される
ドラムの下端面とは、該ドラムの内部に連通する間隙が
形成されるように凹凸状になっている場合がある。
(作用) 本考案に従えば、ドラムの端部外周面の塗膜及び該端部
内周面に付着した塗膜を溶解し得る溶剤液が処理槽中に
収容されている。該処理槽内に配設されている昇降台上
にスペーサ部材が配設されている。処理槽中の溶剤液
に、該ドラムを略鉛直状態で浸漬すると、ドラムの端部
内にスペーサ部材が進入し、ドラムの端面は昇降台に当
接する。スペーサ部材は円柱状であり、ドラムの端部内
に円滑に進入する。
ドラムが処理槽中に次第に浸漬されると、ドラムの端部
は昇降台を押圧し、昇降台、スペーサ部材及びドラムの
端部は、一体的に下降する。ドラムの端部が溶剤液に浸
漬すると、溶剤液はスペーサ部材とドラム内周面との間
の間隙を毛細管現象を起こして上昇する。このようにし
て、ドラム端部の外周面と内周面とに付着している塗膜
を溶解して除去する。
除去が完了して、ドラムを上昇させると、前記昇降台及
びスペーサ部材も一体的に上昇する。
(実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。
本考案のドラム端部の塗膜除去装置は,例えば電子写真
用感光体ドラムを製造する際に使用される。電子写真用
感光体ドラムは,例えばアルミニウムドラム外周面に,
浸漬塗工法により塗布液が塗布されることにより製造さ
れ,ドラム外周面に感光層である塗膜が形成される。
本考案のドラム端部の塗膜除去装置は,第1図に示すよ
うに,外周面に塗膜が形成されたドラム60の端部の外周
面に形成された塗膜および内周面に付着した塗膜を除去
するために使用される。該塗膜除去装置は,ドラム60外
周面の塗膜を除去し得る溶剤液が収容された処理槽10
と,該処理槽10内に昇降可能に配設された円筒状の昇降
台20と,該昇降台20の上側に該昇降台20とは一体的に構
成された円筒状のスペーサ部材30とを有する。
処理槽10内に収容される溶剤液は,ドラム60外周面に塗
布された感光性物質を溶解し得るものであればよく。例
えば,テトラヒドロフラン(THF)が使用される。そし
て,該処理槽10内にテトラヒドロフランのような揮発性
の溶剤液が収容される場合には,該処理槽10には,溶剤
液を覆うカバー13が配設される。該カバー13には,ドラ
ム60が挿通し得る開口部13aが設けられている。スペー
サ部材30および昇降台20は,該開口部13aの下方に配設
される。
スペーサ部材30と一体となった昇降台20は,処理槽10の
底面11に設けられた支持台40に取付けられている。該支
持台40は,処理槽10の底面11に載置された台座41と,該
台座41の中心部に直立状態で設けられたガイド管43とを
有する。該ガイド管43は,内部を挿通するボルト42にて
台座41に固定されている。該ガイド管43は上端部にフラ
ンジ43aを有する。
一体となった昇降台20およびスペーサ部材30は円筒状を
しており,その内径は一定となっている。下側の昇降台
20の外径は,上側のスペーサ部材30よりも大きく,従っ
て,該昇降台20は,スペーサ部材30よりも厚肉となって
いる。これら昇降台20およびスペーサ部材30は,前述の
ガイド管43に昇降可能に外嵌されている。
上側のスペーサ部材30の外径は,ドラム60の内径よりも
若干小さくなっており,該スペーサ部材30にドラム60が
同心状に嵌合された場合には,両者の間には若干の間隙
が形成される。該間隙は,処理槽10内に収容された溶剤
液がその間隙内に毛細管現象により上昇し得るように設
定され,通常,0.5〜1.5mmとされる。該スペーサ部材30
は,該スペーサ部材30に外嵌されるドラム60内周面と
は,上下方向に10mm程度にわたって毛細管現象を起こし
得る外周面を有する。該スペーサ部材30の上端部は上端
になるに連れて先細り状になっている。
該スペーサ部材30の外周面が,下側の昇降台20の上部に
形成されたテーパ面22に連なっている。該テーパ面22
は,水平面に対して45度程度の角度を有して,下方にな
るに連れて徐々に拡径しており,該テーパ面22上に,略
鉛直状態のドラム60下端面が当接される。該昇降台20の
下部は,スペーサ部材30よりも厚肉となった円筒状とな
っている。該テーパ面22には,第2図に示すように,周
方向に所定の間隔をあけて,複数の凹溝22a,22a,…が形
成されている。各凹溝22aは,テーパ面22上にドラム60
の下端面が当接された場合に,該ドラム60の内部に連通
する。
該昇降台20の下部には押ばね50の上端部が嵌入して固定
されており,該押ばね50の下端部は支持台40の台座41に
嵌入して固定されている。従って,該昇降台20は,該押
ばね50により,常時,上方へ付勢されている。該昇降台
20の下端部には,前記ガイド管43のフランジ43aに係止
する係止部21が,内部の中空部内に突出するように設け
られており,その係止部21が,ガイド管43のフランジ43
aに係止することにより,該昇降台20は,該ガイド管43
から抜け止めされている。該昇降台20は,押ばね50の付
勢力に上方へ移動されている場合には,そのテーパ面22
が,処理槽10内の溶剤液面よりも上方に位置している。
支持台40の台座41上には,該昇降台20を若干の間隙を有
して内嵌し得る円筒状のガイド筒44が,設けられてい
る。昇降台20は,該ガイド筒44に沿って該ガイド筒44内
を昇降する。該ガイド筒44の上端部は処理槽10の溶剤液
面よりも上方に位置している。該ガイド筒44の下部に
は,複数の透孔44a,44a,…が周方向に適当な間隙をあけ
て形成されている。各透項44aの上部は前記昇降台20が
該ガイド筒44内周面に沿って下降されて,最下位になっ
た場合に,該昇降台20におけるテーパ面22の下部に対向
する。
スペーサ部材30および昇降台20は,THF等の溶剤にて変質
しない材質にて製造され,例えば,平均分子量が550万
以上の超高分子ポリエチレン(例えば作新工業株式会社
製,商品名「ニューライト」),ポリプロピレン,ステ
ンレス等にて一体的に成形される。
このような構成のドラム端部の塗膜除去装置の動作は次
のとおりである。外周面全域に塗膜が形成され,かつ端
部内周面に塗膜が付着したドラム60は,略鉛直状態に保
持されて,カバー13の開口部13aに対向される。このと
き,スペーサ部材30および昇降台20は押ばね50にて上方
へ移動されおおり,スペーサ部材30および昇降台20のテ
ーパ面22は溶剤液面より上方に位置している。このよう
な状態で,ドラム60が下降されると,該ドラム60の下端
部は,該開口部13aを通り,スペーサ部材30に同心状に
外嵌される。そして,ドラム60下端面は,昇降台20のテ
ーパー面22に当接される。このような状態で,さらにド
ラム60が下降されると,押ばね50の付勢力に抗して昇降
台20は,ガイド筒44に沿って下降する。そして,該昇降
台20が最下位まで下降されると,ドラム60の下端部は,
所定の長さ,例えば4〜5mm程度の長さにわたって溶剤
液内に浸漬される。このとき,溶剤液は,ガイド筒44の
透孔44aを通って,該ガイド筒44内の昇降台22上方に入
り込み,昇降台20のテーパ面22に形成された各凹溝22a
を通って,ドラム60下端部内周面と該ドラム60下端部に
内嵌されたスペーサ部材30外周面との間隙内に,毛細管
現象により浸入する。該溶剤液は,その間隙内を上昇
し,該間隙内はその溶剤液にて充満される。スペーサ部
材30外周面とドラム60下端部内周面との間隙の軸方向長
さは,該ドラム60下端部外周面が溶剤液内に浸漬された
軸方向長さ(4〜5mm程度)よりも十分に長く(10mm程
度)なっており,毛細管現象を用いればドラム50内周面
の下端部を,ドラム60外周面よりも広く溶剤液に浸漬さ
せることが可能となる。
その後,ドラム60は上昇され,該ドラム60下端部は溶剤
液から退出された後に,昇降台20のテーパ面22から離れ
る。このとき,ドラム60下端部のスペーサ部材30との間
隙内に浸入した溶剤液は,昇降台20のテーパ面22におけ
る各凹溝22a内を通って処理槽10内に還流される。
ドラム60の端部外周面および内周面の塗膜を完全に除去
するためには,該ドラム60端部を2秒程度溶剤液中へ浸
漬させた後に,一旦,溶剤液から引き上げ,再度,溶剤
液中に浸漬させることを40回程度繰り返せばよい。
なお,上記実施例では,昇降台20のテーパ面22に凹溝22
aを形成する構成としたが,このような凹溝に限らず,
該テーパ面22に当接されるドラム60下端面とは該ドラム
60の内部を連通する間隙が形成されるように,複数の突
部を形成する構成としてもよい。
(発明の効果) 本考案のドラム端部の塗膜除去装置は、このように、処
理槽内に配置されている昇降台上のスペーサ部材とドラ
ム内周面との間の間隙に於いて発生する毛細管現象によ
って、ドラム端部内周面を溶剤液に浸漬させるようにし
ている。このため、ドラム端部を溶剤液内に浸漬させれ
ば、ドラム端部外周面と塗膜と、ドラム端部内周面の塗
膜とを同時に除去し得る。しかも、ドラム端部内周面
は、前記毛細管現象によって、該ドラム端部外周面が溶
剤液内に浸漬される領域よりも広範囲に亘って溶剤液に
浸漬される。このため、該ドラム内周面の塗膜を確実に
除去し得る。
前記毛細管現象を起こさせるスペーサ部材は、昇降台上
に配設されており、昇降台とスペーサ部材とは、ドラム
の端部と一体的に昇降する。このために、ドラムを溶剤
液中に浸漬させる際に、処理槽内の溶剤液の波立ちを極
力抑制し得る。毛細管現象にて、ドラム内に進入した溶
剤液は、ドラムが溶剤液から引き上げられる際に、昇降
台のテーパ面から処理槽内に還流される。このため、や
はり処理槽内の溶剤液の波立ちを抑制し得る。
ドラムを昇降台から離反させて持ち上げる際に該ドラム
から滴下する溶剤液滴も、本考案の装置では、処理槽内
の溶剤液上に直接落下しない。前記溶剤液滴は、一旦、
昇降台のテーパ面に落下し、該テーパ面上を流れ下りつ
つ、処理槽内に円滑に案内される。このため、該処理槽
内の溶剤液からの跳ね返りが抑制される。
ドラム端部にはスペーサ部材が嵌入する。このため、本
考案の装置に於いて、ドラム端面に該端面を覆う溶剤液
の膜が形成されることがない。一方、溶剤液の膜は、ド
ラム下端部とスペーサ部材上端部との間に形成される恐
れがある。このような箇所に前記溶剤液の膜が形成され
た場合、膜が破裂しても、この破裂による溶剤液の飛散
は極めて微量であり、極めて狭い範囲にしか飛散しな
い。従って、ドラムを同時に処理する場合でも、膜の破
裂に伴う溶剤液の飛散により、隣接するドラムに溶剤液
の飛沫が付着する不具合が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドラム端部の塗膜除去装置の一例を示
す断面図,第2図はその要部の斜視図,第3図はその動
作説明のための断面図である。 10…処理槽,20…昇降台,22…テーパ面,22a…凹溝,30…
スペーサ部材,40…支持台,41…台座,43…ガイド管,44…
ガイド筒。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面に塗膜が形成されドラムの端部外周
    面の塗膜および該端部内周面に付着した塗膜を除去する
    装置であって、 前記塗膜を溶解し得る溶剤液が収容されており、該溶剤
    液中に前記ドラムの端部が略鉛直状態で浸漬される処理
    槽と、 該処理槽内に配設され、溶剤内に浸漬されるドラムの端
    面が当接して、該ドラム端部と一体的に昇降する昇降台
    と、 該処理槽内で昇降台上に配設されており、該処理槽内の
    溶剤液に浸漬されるドラムの端部内に、該溶剤液が毛細
    管現象を起こし得る間隙を有して嵌合される円柱状のス
    ペーサ部材と、 を具備するドラム端部の塗膜除去装置。
  2. 【請求項2】前記昇降台は、前記ドラムが当接される面
    が、下側になるに連れて徐々に拡径したテーパ面となっ
    ている請求項1に記載のドラム端部の塗膜除去装置。
  3. 【請求項3】前記昇降台のテーパ面は、前記ドラムの下
    端面が当接されない状態で、前記処理槽の溶剤液面より
    上方に位置している請求項2に記載のドラム端部の塗膜
    除去装置。
  4. 【請求項4】前記昇降台のテーパ面は、当接されるドラ
    ムの下端面とは、該ドラムの内部に連通する間隙が形成
    されるように凹凸状になっている請求項3に記載のドラ
    ム端部の塗膜除去装置。
JP5018188U 1988-04-14 1988-04-14 ドラム端部の塗膜除去装置 Expired - Lifetime JPH0742533Y2 (ja)

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