JPH0742500Y2 - 脱酸素剤包装袋 - Google Patents
脱酸素剤包装袋Info
- Publication number
- JPH0742500Y2 JPH0742500Y2 JP1989068999U JP6899989U JPH0742500Y2 JP H0742500 Y2 JPH0742500 Y2 JP H0742500Y2 JP 1989068999 U JP1989068999 U JP 1989068999U JP 6899989 U JP6899989 U JP 6899989U JP H0742500 Y2 JPH0742500 Y2 JP H0742500Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- bag
- oxygen absorber
- packaging bag
- absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は脱酸素剤包装袋に関する。さらに詳しくは、食
品等を保存するために用いる脱酸素剤包装袋に関する。
品等を保存するために用いる脱酸素剤包装袋に関する。
脱酸素剤袋は酸素を吸収する組成物を包装したもので、
ガスバリヤー性の袋に食品等と同封することにより、食
品等の保存に用いられてきた。最近は、酸素の有無を検
知する酸素検知剤と併用し、食品等を封入したガスバリ
ヤー性の袋内が無酸素状態であるかどうかを確認しつつ
食品等の保存に用いられることも行われるようになっ
た。酸素検知剤は酸素の有無により変色するので、食品
保存系内が無酸素状態であるかどうかを確認することが
できるのである。この酸素検知剤を脱酸素剤と併用する
ことにより、ガスバリヤー性の袋に生じたピンホール、
密封シールの不備、あるいは脱酸素剤の酸素吸収能力低
下などによる密封系内の酸素濃度の上昇を確認すること
ができる。
ガスバリヤー性の袋に食品等と同封することにより、食
品等の保存に用いられてきた。最近は、酸素の有無を検
知する酸素検知剤と併用し、食品等を封入したガスバリ
ヤー性の袋内が無酸素状態であるかどうかを確認しつつ
食品等の保存に用いられることも行われるようになっ
た。酸素検知剤は酸素の有無により変色するので、食品
保存系内が無酸素状態であるかどうかを確認することが
できるのである。この酸素検知剤を脱酸素剤と併用する
ことにより、ガスバリヤー性の袋に生じたピンホール、
密封シールの不備、あるいは脱酸素剤の酸素吸収能力低
下などによる密封系内の酸素濃度の上昇を確認すること
ができる。
しかしながら、従来から脱酸素剤と酸素検知剤とは別々
に包装されていたため、脱酸素剤袋と酸素検知剤袋とを
食品包装袋に同封する場合、手間がかかるなど作業性が
悪いものであった。また、食品包装袋の中にあっても、
酸素検知剤袋が小さいためこれを見出しにくく、酸素の
有無の検知に手間取ることが多かった。
に包装されていたため、脱酸素剤袋と酸素検知剤袋とを
食品包装袋に同封する場合、手間がかかるなど作業性が
悪いものであった。また、食品包装袋の中にあっても、
酸素検知剤袋が小さいためこれを見出しにくく、酸素の
有無の検知に手間取ることが多かった。
〔考案が解決しようとする課題〕 本考案の課題は、前記の従来技術が有する問題点を解消
し、脱酸素剤を用いる包装食品等における包装作業を簡
便にし、かつ食品等の包装袋内の酸素検知剤の確認を容
易にすることである。
し、脱酸素剤を用いる包装食品等における包装作業を簡
便にし、かつ食品等の包装袋内の酸素検知剤の確認を容
易にすることである。
上記の課題を解決するための手段は、脱酸素剤袋の一辺
のシール部と酸素検知剤袋の一辺とを熱接着して脱酸素
剤包装袋を形成したことである。
のシール部と酸素検知剤袋の一辺とを熱接着して脱酸素
剤包装袋を形成したことである。
なお、前記の解決手段において、脱酸素剤袋は酸素を吸
収する組成物を通気性の包装材料に封入したもので、通
常はたとえば少なくとも片面が熱接着性を有する一枚の
シート(紙、不織布、微多孔膜、有孔プラスチックフィ
ルム、無孔プラスチックフィルムなどの単体またはこれ
らを組み合わせた積層体)を前記熱接着性面を内側にし
て二つ折りにしつつ脱酸素剤を入れ折り目でない三方の
周縁部をシールした三方シール袋、または同質または異
質の前記と同様の材料からなる二枚のシートを対向させ
両者の間に脱酸素剤を配し周縁の四方をシールした四方
シール袋等の形態である。また、酸素検知剤袋は、酸素
の有無により色変化する組成物を成形したもの、固体に
含浸させたものなどからなる酸素検知剤を、内部の組成
物の色を確認可能な範囲で少なくとも片面の一部が透明
なプラスチック等の袋に封入したもので、少なくとも使
用時には該袋に針穴を開けるなどして通気性が付与され
るのが通常である。
収する組成物を通気性の包装材料に封入したもので、通
常はたとえば少なくとも片面が熱接着性を有する一枚の
シート(紙、不織布、微多孔膜、有孔プラスチックフィ
ルム、無孔プラスチックフィルムなどの単体またはこれ
らを組み合わせた積層体)を前記熱接着性面を内側にし
て二つ折りにしつつ脱酸素剤を入れ折り目でない三方の
周縁部をシールした三方シール袋、または同質または異
質の前記と同様の材料からなる二枚のシートを対向させ
両者の間に脱酸素剤を配し周縁の四方をシールした四方
シール袋等の形態である。また、酸素検知剤袋は、酸素
の有無により色変化する組成物を成形したもの、固体に
含浸させたものなどからなる酸素検知剤を、内部の組成
物の色を確認可能な範囲で少なくとも片面の一部が透明
なプラスチック等の袋に封入したもので、少なくとも使
用時には該袋に針穴を開けるなどして通気性が付与され
るのが通常である。
脱酸素剤袋のシール部と酸素検知剤袋の周縁の一辺(酸
素検知剤袋にシール部分が有る場合は該シール辺が好ま
しい。)との一体化は、たとえば脱酸素剤袋と酸素検知
剤袋のいずれかのシール部ないし一辺の周縁に熱接着性
をもたせもので形成し、両者を重ね合わせ両側からヒー
トロールまたはヒートバー等で熱接着すればよい。
素検知剤袋にシール部分が有る場合は該シール辺が好ま
しい。)との一体化は、たとえば脱酸素剤袋と酸素検知
剤袋のいずれかのシール部ないし一辺の周縁に熱接着性
をもたせもので形成し、両者を重ね合わせ両側からヒー
トロールまたはヒートバー等で熱接着すればよい。
脱酸素剤袋の少なくとも一辺のシール部に重なりのない
部分を形成し、熱接着性フィルム部分を一部露出させ、
酸素検知剤袋の周縁部とくに周縁シール部分と熱接着に
より一体化したものは、特に好ましい。
部分を形成し、熱接着性フィルム部分を一部露出させ、
酸素検知剤袋の周縁部とくに周縁シール部分と熱接着に
より一体化したものは、特に好ましい。
本考案の脱酸素剤包装袋は以下のとおり作用する。
本考案の脱酸素剤包装袋は酸素検知剤袋と脱酸素剤包装
袋のシール部分で一体化しているので、脱酸素剤袋と同
時に酸素検知剤を食品包装袋に入れることができ、作業
能率が向上し、また、本考案の脱酸素剤包装袋が入った
食品包装袋は酸素検知剤を見出しやすく、食品包装袋内
の酸素濃度異常を検知しやすい。
袋のシール部分で一体化しているので、脱酸素剤袋と同
時に酸素検知剤を食品包装袋に入れることができ、作業
能率が向上し、また、本考案の脱酸素剤包装袋が入った
食品包装袋は酸素検知剤を見出しやすく、食品包装袋内
の酸素濃度異常を検知しやすい。
本考案の実施例を図面に例示して説明する。
第1図は本考案の脱酸素剤包装袋の一態様の略図であ
り、第2図は第1図のXY線での断面図を示す。脱酸素剤
12を収納した脱酸素剤袋10と酸素検知剤22を収納した酸
素検知剤袋20とを一体化したものである。この両者の一
体化は、脱酸素剤袋10に設けた熱接着片50と酸素検知剤
20のシール部24との接着、好ましくは熱接着によるもの
である。
り、第2図は第1図のXY線での断面図を示す。脱酸素剤
12を収納した脱酸素剤袋10と酸素検知剤22を収納した酸
素検知剤袋20とを一体化したものである。この両者の一
体化は、脱酸素剤袋10に設けた熱接着片50と酸素検知剤
20のシール部24との接着、好ましくは熱接着によるもの
である。
第3図は脱酸素剤袋10と酸素検知剤袋20の一体化のため
の接着部分の一態様の拡大図である。脱酸素剤袋10の包
装材料11(または111)は少なくとも2層以上の積層材
からなるものが好ましく、シール面を形成する内層16
(または161)は外層18(または181)より低軟化点の材
料で構成するのが好ましい。たとえば、内層16(または
161)としてはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等の単体フィル
ムまたは上記材料の複合フィルム等からなるものが好ま
しい。また、外層18(または181)としてはナイロン、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリプ
ロピレン、紙等の単体フィルムまたは上記材料の複合フ
ィルム等からなるものが好ましい。これらは必要に応じ
て小孔を設けたり、少なくとも一部を不織布、微多孔膜
等からなる形態のものを用いたりして通気性を付与した
ものを用いることが可能である。内層と外層の間に低軟
化点の接着材層を設けたり、内層または外層に予め接着
性材料をラミネートしておいてもよい。酸素検知剤袋20
の包装材料21(または211)は各種プラスチックフィル
ムからなるもので、酸素検知剤22の色変化を確認できる
範囲で少なくとも一部が透明のものが用いられる。
の接着部分の一態様の拡大図である。脱酸素剤袋10の包
装材料11(または111)は少なくとも2層以上の積層材
からなるものが好ましく、シール面を形成する内層16
(または161)は外層18(または181)より低軟化点の材
料で構成するのが好ましい。たとえば、内層16(または
161)としてはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等の単体フィル
ムまたは上記材料の複合フィルム等からなるものが好ま
しい。また、外層18(または181)としてはナイロン、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリプ
ロピレン、紙等の単体フィルムまたは上記材料の複合フ
ィルム等からなるものが好ましい。これらは必要に応じ
て小孔を設けたり、少なくとも一部を不織布、微多孔膜
等からなる形態のものを用いたりして通気性を付与した
ものを用いることが可能である。内層と外層の間に低軟
化点の接着材層を設けたり、内層または外層に予め接着
性材料をラミネートしておいてもよい。酸素検知剤袋20
の包装材料21(または211)は各種プラスチックフィル
ムからなるもので、酸素検知剤22の色変化を確認できる
範囲で少なくとも一部が透明のものが用いられる。
なお、酸素検知剤袋20は袋状のものが通常であるが、近
年はシート化したもの、紙に印刷したものなども見受け
られる。この場合は酸素検知材は袋の形態ではないが、
前記と同様に脱酸素剤袋と一体化することが可能であ
る。したがって本明細書でいう酸素検知剤袋は必ずしも
文字通りの袋でなくてもよい。
年はシート化したもの、紙に印刷したものなども見受け
られる。この場合は酸素検知材は袋の形態ではないが、
前記と同様に脱酸素剤袋と一体化することが可能であ
る。したがって本明細書でいう酸素検知剤袋は必ずしも
文字通りの袋でなくてもよい。
脱酸素剤袋10と酸素検知剤袋20とのシール部における一
体化は、脱酸素剤袋10の熱接着片50と酸素検知剤袋20の
シール部24を重ね合わせ、外側からたとえばヒートロー
ルまたはヒートバー等で熱接着することにより達成でき
る。
体化は、脱酸素剤袋10の熱接着片50と酸素検知剤袋20の
シール部24を重ね合わせ、外側からたとえばヒートロー
ルまたはヒートバー等で熱接着することにより達成でき
る。
本考案では脱酸素剤袋と同時に酸素検知剤袋を食品包装
袋に入れることができ、作業能率の向上が図れる。ま
た、本考案の脱酸素剤包装袋が入った食品包装袋は酸素
検知剤を見出しやすく、もって食品包装袋内の酸素濃度
異常を検知しやすい。
袋に入れることができ、作業能率の向上が図れる。ま
た、本考案の脱酸素剤包装袋が入った食品包装袋は酸素
検知剤を見出しやすく、もって食品包装袋内の酸素濃度
異常を検知しやすい。
第1図は本考案の脱酸素剤包装袋の一態様の略図であ
り、第2図は第1図のXY線での断面図を示す。第3図は
脱酸素剤袋10と酸素検知剤袋20の一体化のための接着部
分の一態様の拡大図である。 図面において、10は脱酸素剤袋、11および111は脱酸素
剤袋の包装材料、12は脱酸素剤、14は脱酸素剤袋のシー
ル部、16および161は低軟化点フィルム層(内層)、18
および181は高軟化点フィルム層(外層)、20は酸素検
知剤袋、21および211は酸素検知剤袋の包装材料、22は
酸素検知剤、50は脱酸素剤袋の熱接着片をそれぞれ表
す。
り、第2図は第1図のXY線での断面図を示す。第3図は
脱酸素剤袋10と酸素検知剤袋20の一体化のための接着部
分の一態様の拡大図である。 図面において、10は脱酸素剤袋、11および111は脱酸素
剤袋の包装材料、12は脱酸素剤、14は脱酸素剤袋のシー
ル部、16および161は低軟化点フィルム層(内層)、18
および181は高軟化点フィルム層(外層)、20は酸素検
知剤袋、21および211は酸素検知剤袋の包装材料、22は
酸素検知剤、50は脱酸素剤袋の熱接着片をそれぞれ表
す。
Claims (1)
- 【請求項1】脱酸素剤を通気性を有する袋に収納してな
る脱酸素剤袋の一辺のシール部と、酸素検知剤を通気性
かつ透明性を有する袋に収納してなる酸素検知剤袋の一
辺とを、熱接着して酸素検知剤袋を一体化してなる脱酸
素剤包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989068999U JPH0742500Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 脱酸素剤包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989068999U JPH0742500Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 脱酸素剤包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311434U JPH0311434U (ja) | 1991-02-05 |
JPH0742500Y2 true JPH0742500Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31603927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989068999U Expired - Fee Related JPH0742500Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 脱酸素剤包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742500Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4385161B2 (ja) * | 2006-05-31 | 2009-12-16 | Apテック株式会社 | 湿度インジケータと乾燥剤パックとの結合ユニット |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5541875A (en) * | 1978-09-21 | 1980-03-24 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Housing bag with quality-keeping agent |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1989068999U patent/JPH0742500Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0311434U (ja) | 1991-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |