JPH0742346B2 - 熱硬化樹脂の製造方法 - Google Patents

熱硬化樹脂の製造方法

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JPH0742346B2
JPH0742346B2 JP63040681A JP4068188A JPH0742346B2 JP H0742346 B2 JPH0742346 B2 JP H0742346B2 JP 63040681 A JP63040681 A JP 63040681A JP 4068188 A JP4068188 A JP 4068188A JP H0742346 B2 JPH0742346 B2 JP H0742346B2
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博之 梅谷
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は熱硬化樹脂の製造方法に関し、更に詳しくは、
耐熱性、耐薬品性、機械的特性に優れ、かつ速硬化性で
成形性に優れた新規な熱硬化樹脂の製造方法に関する。
<従来技術> 近年、技術の進歩に伴ない、耐熱性、機械的特性に優
れ、かつ成形性の優れた樹脂が要求されている。これら
の樹脂の中でも特に反応性モノマーあるいはオリゴマー
を用いた反応成形型樹脂、すなわち、比較的低粘度の原
料を用いて成形と重合とを同時に行う樹脂が注目されて
いる。かかる樹脂としては、ポリウレタン樹脂、ポリウ
レア樹脂、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂等が知られており、一部は商品化されてい
る。
しかしながら、これらの樹脂にはそれぞれ一長一短があ
り、例えばポリウレタン樹脂では耐熱性が低く、不飽和
ポリエステル樹脂では、反応すなわち成形に時間がかか
る等の欠点があり、必ずしも十分な性能および成形性を
有しているとはいえない。
また、オキサゾリンとカルボン酸との反応は公知であ
り、それを利用した熱硬化樹脂も提案されている(特開
昭59−226021号)。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、耐熱性、耐薬品性、機械的特性に優
れ、かつ速硬化性で成形性に優れた新規な熱硬化樹脂の
製造方法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明の目的は第一の発明、すなわち (A)下記式(I) で表わされるポリ環状イミノエーテル、 (B)ポリエポキシ化合物、および (C)ポリアミン化合物を (D)酸性触媒として作用する化合物 の存在下で加熱反応せしめることを特徴とする熱硬化樹
脂の製造方法によって達成される。
本発明において用いられる上記式(I)で表わされるポ
リ環状イミノエーテル(A)は、Zが直接結合である場
合には下記式(I)−1 で表わされるオキサゾリン類を示し、そしてZが である場合には、下記式(I)−2 で表わされるオキサジン類を示す。
上記式(I)(式(I)−1および(I)−2も含む)
において、Rはn価の炭化水素残基である。この炭化水
素残基は炭素原子以外の原子又は炭素原子以外の原子を
含む基で中断又は置換されていてもよい。nは2〜4の
整数である。それ故、n−価の炭化水素残基とは、2
価、3価又は4価の炭化水素残基のことである。但し、
nが2のとき、Rは直接結合を表わすことができる。
炭化水素残基としては、例えば脂肪族、脂環族あるいは
芳香族性のいずれであってもよい。好ましくは炭素数1
〜10の脂肪族基、炭素数5〜10の脂環族基又は炭素数6
〜12の芳香族基である。炭化水素残基としては、n=2
の場合、例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、1,
2−プロピレン、テトラメチレン、ヘキサメチレン、ネ
オペンチレン、デカメチレンの如き炭素数1〜10のアル
キレン基;シクロヘキシレン、 の如き炭素数5〜10の2価の脂環族基;p−フェニレン、
m−フェニレン、ナフチレン、ビフェニレンの如き炭素
数6〜12の2価の芳香族炭化水素基を好ましいものとし
て挙げることができる。同様に、n=3の場合例えば、
−CH2−CH−CH2−、 を好ましいものとして挙げることができる。
さらに、n=4の場合としては、例えば を好ましいものとして挙げることができる。
上記の如き炭化水素残基は炭素原子以外の原子例えば酸
素原子、硫黄原子あるいは−NRg−で中断されていても
よい。Rgは水素原子又は一価の炭化水素例えばアルキル
基である。
また、上記の如き炭化水素基は炭素原子以外の原子を含
む基で置換されていてもよい。
そのような置換基としては、例えばクロル、ブロム、ニ
トロ、メトキシ、シアノ、アミド、アセトアミド等であ
る。
また、上記式(I)においてRa、Rb、Rc、Rd、Reおよび
Rfは同一もしくは異なり、水素原子、メチル、エチル、
プロピル、フェニル、トリルまたはベンジルである。こ
れらのうち、水素原子又はメチルが好ましく、特に全て
が水素原子であるか又は1つがメチルであり他の全てが
水素原子であるのがより好ましい。
上記式(I)のポリ環状イミノエーテルとしては、例え
ば下記の化合物を例示することができる。
式(I)−1のオキサゾリン類の例;2,2′−ビス(2−
オキサゾリン)、2,2′−エチレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2′−テトラメチレンビス(2−オキサゾリ
ン)、2,2′−ヘキサメチレンビス(2−オキサゾリ
ン)、2,2′−オクタメチレンビス(2−オキサゾリ
ン)、2,2′−1,4−シクロヘキシレンビス(2−オキサ
ゾリン)、2,2′−ビス(4−メチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−ビス(5−メチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリ
ン)、2,2′−p−フェニレンビス(2−オキサゾリ
ン)、2,2′−m−フェニレンビス(4−メチル−2−
オキサゾリン)、2,2′−m−フェニレンビス(5−メ
チル−2−オキサゾリン)、2,2′−p−フェニレンビ
ス(4−メチル−2−オキサゾリン)、2,2′−p−フ
ェニレンビス(5−メチル−2−オキサゾリン)、1,3,
5−トリス(2−オキサゾリニル−2)ベンゼン等。
これらのうち2,2′−ビス(2−オキサゾリン)、2,2′
−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−
m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−p
−フェニレンビス(2−オキサゾリン)が好ましい。
式(I)−2のオキサジン類の例;2,2′−ビス(5,6−
ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−エチレンビ
ス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−
テトラメチレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサ
ジン)、2,2′−ヘキサメチレンビス(5,6−ジヒドロ−
4H−1,3−オキサジン)、2,2′−オクタメチレンビス
(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−1,4
−シクロヘキシレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オ
キサジン)、2,2′−ビス(4−メチル−5,6−ジヒドロ
−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−ビス(5−メチル−
5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−ビス
(6−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジ
ン)、2,2′−m−フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H
−1,3−オキサジン)、2,2′−p−フェニレンビス(5,
6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−m−フ
ェニレンビス(4−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−
オキサジン)、2,2′−m−フェニレンビス(5−メチ
ル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−
m−フェニレンビス(6−メチル−5,6−ジヒドロ−4H
−1,3−オキサジン)、2,2′−p−フェニレンビス(4
−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,
2′−p−フェニレンビス(5−メチル−5,6−ジヒドロ
−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−p−フェニレンビス
(6−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)
等。
これらのうち2,2′−ビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−
オキサジン)、2,2′−テトラメチレンビス(5,6−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−m−フェニレン
ビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′
−p−フェニンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサ
ジン)が好ましい。
本発明において、ポリ環状イミノエーテルは1種又は2
種以上併用することができる。1種以上併用する際に
は、オキサゾリン類同志、オキサジン類同志あるいはオ
キサゾリン類とオキサジン類とを使用することができ
る。
本発明ではポリ環状イミノエーテルの他に、必要に応じ
て、モノ環状イミノエーテルをポリ環状イミノエーテル
に対し30モル%以下、好ましくは25モル%以下、特に好
ましくは20モル%以下使用することができる。
かかるモノ環状イミノエーテルとしては、例えば下記式
(I)′−1 で表わされるオキサゾリン化合物、および下記式
(I)′−2 で表わされるオキサジン化合物が好適に使用される。か
かるモノ環状イミノエーテルを使用することにより、反
応の制御および架橋密度の調整を有利に実施することが
可能となる。
上記式(I)′−1および(I)′−2中、R′は1価
の炭化水素残基である。炭化水素残基としては、例えば
脂肪族,脂環族あるいは芳香族のいずれであってもよ
い。好ましくは炭素数1〜10の脂肪族基,炭素数5〜10
の脂環族基又は炭素数6〜12の芳香族基である。
かかるモノ環状イミノエーテルとしては、例えば、2−
メチル−2−オキサゾリン、2−エチル−2−オキサゾ
リン、2−プロペニル−2−オキサゾリン、2−フェニ
ル−2−オキサゾリン、2−トリル−2−オキサゾリ
ン、2,5−ジメチル−2−オキサゾリン、2,4−ジメチル
−2−オキサゾリン、2−フェニル−4−メチル−2−
オキサゾリン、2−フェニル−5−メチル−2−オキサ
ゾリンの如きモノオキサゾリン類;および2−メチル−
5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−エチル−5,
6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−プロペニル−
5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−フェニル−
5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−トリル−5,
6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−フェニル−4
−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−
フェニル−5−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキ
サジン、2−フェニル−6−メチル−5,6−ジヒドロ−4
H−1,3−オキサジンの如きオキサジン類を挙げることが
できる。
これらのうち2−フェニル−2−オキサゾリン、2−ト
リル−2−オキサゾリン、2−フェニル−5,6−ジヒド
ロ−4H−1,3−オキサジン、2−トリル−5,6−ジヒドロ
−4H−1,3−オキサジンが好ましい。
本発明で用いるポリエポキシ化合物(B)は分子内にエ
ポキシ基を2個以上有するポリエポキシ化合物であり、
下記の化合物が例示される。
1) グリシジルエーテル系化合物: 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビス
フェノールA)、4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタ
ン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、レゾル
シノール、フェノールノボラック、クレゾールノボラッ
ク、レゾルシノールノボラック、ナフトールノボラッ
ク、ジヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシナフタレン
ノボラック等の如き芳香族ポリオール類:フェノール、
ジヒドロキシベンゼン、ナフトール、ジヒドロキシナフ
タレン等の如き芳香族ヒドロキシ化合物とグリオキサー
ル、グルタルアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド等の如きアルデヒドとの例えば
酸性触媒等下での脱水反応により得られるポリオール
類:ブタンジオール、ポリプロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、グリセロール等の如き多価アルコ
ール類等の如きポリオール類のグリシジルエーテル及び
その前駆重合体。
2) グリシジルエステル系化合物: フタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ナフ
タレンジカルボン酸等の如きジカルボン酸類のグリシジ
ルエステル及びその前駆重合体。
3) N−グリシジル系化合物: アニリン、イソシアヌル酸、メチレンジアニリン等の如
き含窒素化合物の該窒素原子に結合した活性水素をグリ
シジル基で置換した化合物。
4) グリシジルエーテルエステル系化合物: p−ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸等の如
きヒドロキシカルボン酸類のグリシジルエーテルエステ
ル。
5) その他: シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等の如き脂
環式化合物から得られるエポキシ樹脂、p−アミノフェ
ノールのトリグリシジル化合物、ビニルシクロヘキセン
ジオキサイド等。
これらのうち、入手の容易さ、形成される樹脂の耐熱性
等の点から、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン(ビスフェノールA)のジグリシジルエーテル、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタンのジグリシジル
エーテル、フェノールノボラックのポリグリシジルエー
テル、ナフトールノボラックのポリグリシジルエーテ
ル、フェノールとグリシオキサール、グルタルアルデヒ
ド、ベンズアルデヒドまたはp−ヒドロキシベンズアル
デヒドとを酸性触媒下脱水反応させることで得られるポ
リオールのポリグリシジルエーテル、ポリプロピレング
リコールのジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールのジグリシジルエーテル、ブタンジオールのジグリ
シジルエーテル、グリセロールのジグリシジルエーテ
ル、グリセロールのトリグリシジルエーテル、N,N,N′,
N′−テトラグリシジルメチレンジアニリン、p−ヒド
ロキシ安息香酸のジグリシジルエーテルエステル、2−
ヒドロキシ−6−ナフトエ酸のジグリシジルエーテルエ
ステル、p−アミノフェノールのトリグリシジル化合物
及びビニルシクロヘキセンジオキシサイドが好ましく、
特にビスフェノールAのジグリシジルエーテル、フェノ
ールノボラックのポリグリシジルエーテル、α−ナフト
ールノボラックのポリグリシジルエーテル、フェノール
とグリオキサール、グルタルアルデヒド、ベンズアルデ
ヒドまたはp−ヒドロキシベンズアルデヒドとを酸性触
媒下脱水反応させることで得られるポリオールのジグリ
シジルエーテル、ポリエチレングリコールのジグリシジ
ルエーテル、ブタンジオールのジグリシジルエーテル、
グリセロールのジグリシジルエーテル、グリセロールの
トリグリシジルエーテル、N,N,N′,N′−テトラグリシ
ジルメチレンジアニリン、p−アミノフェノールのトリ
グリシジル化合物及びビニルシクロヘキセンジオキサイ
ド等が好ましい。これらは一種又は二種以上を用いるこ
とができる。
本発明で用いるポリアミン化合物(C)は、分子内に2
個以上の1級アミノ基及び/又は2級アミノ基を有する
脂肪族、脂環族、芳香族の化合物である。ポリアミン化
合物の好ましい具体例としては、4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルスルホン、
3,3′−ジアミノジフェニルスルホン、4,4′−ジアミノ
ジフェニルエーテル、3,4−ジアミノジフェニルエーテ
ル、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、3,3′−ジアミノ
ベンゾフェノン、p−フェニレンジアミン、m−フェニ
レンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレ
ンジアミン、ジアミノナフタレン、4,4′−ジアミノジ
フェニルスルフィド、2,4−ジアミノトルエン、2,6−ジ
アミノトルエン、1,2−ジアニリノエタン等を挙げるこ
とができる。これらは一種または二種以上を用いること
ができる。これらのうち、4,4′−ジアミノジフェニル
メタン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−
ジアミノジフェニルエーテル、4,4′−ジフェニルスル
ホン、3,3′−ジフェニルスルホン、m−フェニレンジ
アミン等の如き芳香族ジアミン、及びm−キシリレンジ
アミンが特に好ましい。
本発明では、各成分の使用割合は、成分(A)の環状イ
ミノエーテル当量を[A]、成分(B)のポリエポキシ
化合物のエポキシ当量を[B]、成分(C)のポリアミ
ン化合物のアミンの活性水素当量(エポキシ環と反応し
うる活性水素の当量)を[C]とした場合、好ましくは [A]/[B]=10/90〜90/10 更に好ましくは [A]/[B]=20/80〜80/20 特に好ましくは [A]/[B]=30/70〜70/30 である。[A]/[B]の割合が上記範囲外では耐熱性
や機械的特性が低下する場合がある。
更に、上記量範囲を満足した上で次の関係を満足するこ
とが好ましい。
0.1×[B]≦[C]≦2.0×([A]+[B]) 更に好ましくは、 0.3×[B]≦[C]≦2.0×[A]+1.5×[B] 特に好ましくは、 0.5×[B]≦[C]≦2.0×[A]+[B] である。
各成分の量関係が上記関係の範囲外では、反応性が低下
する傾向にあり、未反応のエポキシ化合物やポリアミン
化合物等が、生成した樹脂中に残存し、これにより諸物
性に低下をきたす場合がある。
本発明はポリ環状イミノエーテル(A)、ポリエポキシ
化合物(B)およびポリアミン化合物(C)を酸性触媒
として作用する化合物(D)の存在下で加熱することに
よって実施される。
酸性触媒として作用する化合物(D)としては、下記化
合物群を例示できる。
(i) pKaが2.5以下のプロトン酸、 (ii) pKaが1.0以下のプロトン酸のエステル、 (iii) pKaが2.5以下のプロトン酸の塩、 (iv) ルイス酸およびその錯体、 (v) アルキルハライド、 (vi) ヨウ素、 (vii) 下記式(VI) で表わされるハロゲンフェノール類、 (viii) 下記式(VII) で表わされるハロゲノフタル酸類および/又は下記式
(VIII) [ここで、X3、X4およびlの定義は上記に同じであ
る。] で表わされるハロゲノフタル酸無水物。
pKaが2.5以下のプロトン酸(i)としては、有機スルホ
ン酸、ホスホン酸又は無機酸が好ましく、例えばメタン
スルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスホン酸の如き有機スルホン酸;トリフェ
ニルホスホン酸の如きホスホン酸;硫酸、リン酸、亜リ
ン酸、ホスフィン酸、過塩素酸の如き無機酸を挙げるこ
とができる。
pKaが1.0以下のプロトン酸のエステル(ii)としては、
有機スルホン酸のエステルおよび無機プロトン酸のエス
テルが好ましい。該エステルを形成するアルコール成分
としては炭素数1〜10の脂肪族アルコールが好ましく用
いられる。該エステルとしては、例えばベンゼンスルホ
ン酸メチル、ベンゼンスルホン酸エチル、p−トルエン
スルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、ト
リフロロメタンスルホン酸エチルの如きスルホン酸エス
テル類;硫酸ジメチルの如き無機プロトン酸のエステル
を挙げることができる。
pKaが2.5以下のプロトン酸の塩(iii)としては、上記
したプロトン酸(i)の塩、ヘキサメチレンジアミン、
ピペラジン、m−キシリレンジアミン、4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、ピリジン、2,2′−m−フェニレ
ンビス(2−オキサゾリン)等の有機アミン化合物の
塩、トリフロロメタンスルホン酸等が好ましくは用いら
れる。
ルイス酸およびその錯体(iv)としては、例えば四塩化
チタン、四塩化スズ、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、三
弗化ホウ素の如きルイス酸;あるいはこれらのルイス酸
とエーテルもしくはフェノールとの錯体例えば三弗化ホ
ウ素エーテル錯体等を好ましいものとして挙げることが
できる。
アルキルハライド(v)としては、ヨウ化アルキル又は
臭化アルキルが特に好ましい。また、そのアルキル基の
炭素数は1〜10が好ましく、該アルキル基はフェニルで
置換されていてもよい。アルキルハライド(v)として
は、例えばヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピ
ル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ベンジル、臭化ベンジルを好
ましいものとして例示することができる。
ヨウ素(vi)はヨウ素単体である。
上記式(VI)で表わされるハロゲノフェノール類(vi
i)も好適な触媒の一つである。
上記式(VI)において、X1およびX2は、同一もしくは異
なり、ハロゲン原子である。ハロゲン原子としては、例
えば塩素原子および臭素原子が特に好ましい。mは0、
1又は2の数である。mは1であるのが好ましい。ま
た、その場合(m=1)、式(VI)中の水酸基に対して
X2はオルト位に結合しているのが特に好ましい。
Yは−SO2R1、−COR2、−CN又は−NO2である。
上記式(VI)は、これらのYの定義に応じて、それぞれ
下記式で表わすことができる。
[ここで、X1、X2およびmの定義は上記のとおりであ
る。] [ここで、X1、X2およびmの定義は上記のとおりであ
る。] 上記式(VI)−1において、R1の炭素数1〜20のアルキ
ルは直鎖状であっても分岐鎖状であってもよい。炭素数
1〜10のアルキルが好ましい。かかるアルキルとして
は、例えばメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロ
ピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、
n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ドデシル
等を挙げることができる。これらのアルキル基は、例え
ばハロゲン、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ニトロ
基、シアノ基、アミノ基、アルコキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、アシル基、アシルオキシ基等の置換基で置
換されていてもよい。
R1の炭素数6〜12のアリールとしては、例えばフェニ
ル、トリル、ナフチル等を挙げることができる。これら
のアリール基は、アルキル基の置換基として例示した上
記置換基と同じ置換基で置換されていてもよい。
R1が表わす基−NR3N4のR3又はR4の置換されていてもよ
い炭素数1〜12のアルキルおよび炭素数6〜12のアリー
ルとしては、R1について例示した上記基と同じものを例
示できる。また、R3又はR4の炭素数5〜10のシクロアル
キルとしては、例えばシクロペンチル、シクロヘキシ
ル、 等を挙げることができる。
上記式(VI)−1の化合物としては、例えば、ビス(3,
5−ジクロル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、3,5−ジクロル−4−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸アミド、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシベンゼンス
ルホン酸アミド、3,5−ジブロム−4−ヒドロキシベン
ゼンスルホン酸N−メチルアミド等を挙げることができ
る。
上記式(VI)−2において、R2の置換されていてもよい
炭素数1〜20のアルキル、炭素数5〜10のシクロアルキ
ル、炭素数6〜12のアリールとしては、式(VI)−1に
ついて例示した上記基と同じ基を例示することができ
る。また、基−NR6R7としても、基−NR3R4について例示
した上記基と同じ基を例示することができる。R2の基−
OR5のR5としても、基R3、R4について例示した上記基と
同じ基を例示することができる。
上記式(VI)−2の化合物としては、例えばビス(3,5
−ジクロル−4−ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス
(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェニル)ケトン、
3,5−ジクロル−4−ヒドロキシ安息香酸メチル、3,5−
ジブロム−4−ヒドロキシ安息香酸メチル、3,5−ジブ
ロム−4−ヒドロキシ安息香酸メチル、3,5−ジブロム
−4−ヒドロキシ安息香酸アミド、3,5−ジブロム−4
−ヒドロキシ安息香酸N−エチルアミド、3,5−ジブロ
ム−4−ヒドロキシ安息香酸等を挙げることができる。
上記式(VI)−3の化合物としては、例えば、3,5−ジ
クロル−4−ヒドロキシベンゾニトリル、3,5−ジブロ
ム−4−ヒドロキシベンゾニトリル等を挙げることがで
きる。
上記式(VI)−4の化合物としては、例えば、3,5−ジ
クロル−4−ヒドロキシニトロベンゼン、3,5−ジブロ
ム−4−ヒドロキシニトロベンゼン等を挙げることがで
きる。
上記式(VI)で表わされるハロゲノフェノール類のう
ち、4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル骨格又は
4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル骨格を有する
ものが好ましく、とりわけ、上記式(VI)−1で表わさ
れる化合物、就中(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホンが特に好ましい。
上記式(VII)で表わされるハロゲノフタル酸類及び/
又は上記式(VIII)で表わされるハロゲノフタル酸無水
物(viii)も好適な触媒の一つである。
式(VII)において、X3およびX4は、X1について定義し
たと同じハロゲン原子例えば塩素又は臭素である。lは
0、1、2又は3の数である。これらのうち、lは1、
2又は3が好ましく、就中2又は3が特に好ましい。式
(VII)中、R8は上記式(VI)のR2の定義と同じ定義で
あり、それ故、R8としてはR2について例示した基と同じ
基を例示できる。
また、式(VIII)において、X3、X4およびlの定義は上
記式(VI)における定義と同じである。
式(VII)および式(VIII)で表わされる化合物として
は例えば下記化合物を例示することができる。
(i) ジカルボン酸及びその無水物;例えば3,4,5,6
−テトラブロム(またはテトラクロル)フタル酸、3,4,
5,6−テトラブロム(またはテトラクロル)フタル酸無
水物、3,4,5,−トリブロム(またはトリクロル)フタル
酸、3,4,5,−トリブロム(またはトリクロル)フタル酸
無水物、3,4,6,−トリブロム(またはトリクロル)フタ
ル酸、3,4,6,−トリブロム(またはトリクロル)フタル
酸無水物等。
(ii) ジカルボン酸モノエステル;例えば3,4,5,6−
テトラブロム(またはテトラクロル)−フタル酸モノメ
チルエステル、3,4,5,6−テトラブロム(またはテトラ
クロル)−フタル酸モノエチルエステル、3,4,5,6−テ
トラブロム(またはテトラクロル)−フタル酸モノプロ
ピルエステル、3,4,5,6−テトラブロム(またはテトラ
クロル)−フタル酸モノイソプロピルエステル、3,4,5,
6−テトラブロム(またはテトラクロル)−フタル酸モ
ノベンジルエステル、3,4,5,6−テトラブロム(または
テトラクロル)−フタル酸モノフェニルエステル等。
(iii) ジカルボン酸モノアミド;例えば3,4,5,6−テ
トラブロム(またはテトラクロル)−フタル酸モノアミ
ド、N−メチル−3,4,5,6−テトラブロム(またはテト
ラクロル)−フタル酸モノアミド、N−エチル−3,4,5,
6−テトラブロム(またはテトラクロル)−フタル酸モ
ノアミド、N−プロピル−3,4,5,6−テトラブロム(ま
たはテトラクロル)−フタル酸モノアミド、N−デシル
−3,4,5,6−テトラブロム(またはテトラクロル)−フ
タル酸モノアミド、N−フェニル−3,4,5,6−テトラブ
ロム(またはテトラクロル)−フタル酸モノアミド等。
(iv) ケトカルボン酸;例えば2−カルボキシ−3,4,
5,6−テトラブロム(またはテトラクロル)−フェニル
メチルケトン、2−カルボキシ−3,4,5,6−テトラブロ
ム(またはテトラクロル)−フェニルエチルケトン等。
これらのうち、上記ジカルボン酸およびその無水物が好
ましく、テトラクロロフタル酸類、テトラブロモフタル
酸類及びそれらの無水物がより好ましく、就中3,4,5,6
−テトラブロム(またはテトラクロル)−フタル酸、3,
4,5,6−テトラブロム(またはテトラクロル)−フタル
酸無水物が特に好ましい。
本発明において、上記触媒(D)は1種又は2種以上併
用することができる。触媒(D)は、ポリ環状イミノエ
ーテル(A)に対し、通常0.01〜20モル%、好ましくは
0.1〜10モル%の割合で使用される。
さらに、この反応には反応助剤として第3級アミン類、
アルコール類、メルカプタン類、オクチル酸スズなどを
加えることも反応促進の為好ましく実施しうる。これら
反応助剤は二種以上の化合物を混合して用いることもで
きる。これら反応助剤の使用割合は、ポリアミン化合物
(C)のモル数に対し、20モル%以下、更には10モル%
以下、特に5モル%以下が好ましい。反応助剤を用いる
場合、上記モル数に対し、0.02モル%以上、更には0.04
モル%以上、特に0.08モル%以上の割合で用いるのが好
ましい。
反応方法としては、各反応成分及び触媒の夫々固体およ
び/または液体を物理的に均密に混合し、更に必要に応
じて該混合物を加熱溶融し、所望形状の金型に充填し
て、該金型中で加熱反応せしめる方法(一液法)、各反
応成分及び触媒を夫々別に、または夫々適宜に組合せて
二液系として溶融せしめ、これをミキシングヘッド等の
混合手段により混合後、予め反応温度に加熱した所望の
形状の金型に直接注入して反応せしめる方法(二液混合
法)等を挙げることができる。この二液混合法の場合に
は、ポリエポキシ化合物(B)及び触媒を主成分とする
第一液と、残りの反応成分を主成分とする第二液の二液
とするのが、液のポットライフの点から好ましい。
反応温度は、用いる化合物の(反応成分)の種類、その
使用割合等により異なるが、好ましくは50〜300℃、よ
り好ましくは60〜275℃、特に好ましくは70〜250℃程度
である。反応時間は、用いる原料の種類、使用割合、反
応温度等によっても異なるが、好ましくは10秒〜60分、
より好ましくは15秒〜30分、特に好ましくは20秒〜15分
程度である。
反応は常圧乃至加圧下で行なわれるが、この際大気中の
水分や、樹脂の酸化劣化を防止する意味で窒素、アルゴ
ン等の不活性ガス雰囲気下にすることが好ましい。
上記加熱反応において、ポリ環状イミノエーテル(A)
はポリアミン化合物(C)及び/又はポリエポキシ化合
物(B)とポリアミン化合物(C)の反応生成物と反応
する。ポリ環状イミノエーテル(A)とポリアミン化合
物(C)との反応では前者と後者が1:1の当量比で反応
すると、推定される。更に、またポリ環状イミノエーテ
ルと前記反応生成物との反応ではオキサジンやオキサゾ
リンと水酸基が1:1の当量比で反応すると推定される。
また、ポリエポキシ化合物(B)とポリアミン化合物
(C)との反応では、公知の通りの硬化反応が起る。
本発明の熱硬化樹脂は、反応過程で揮発成分が出ず、ま
た溶媒を必要としないことから、二液混合型の反応性樹
脂、いわゆるRIMとして極めて有用である。
エポキシ化合物を用いたRIMの如き反応成形法による熱
硬化樹脂の製造については、かなり検討が進められてお
り、一部は実用化の段階にある。
本発明の熱硬化樹脂は、エポキシ樹脂の有する成形性の
良さをそのまま有し、かつ耐熱性、機械特性及びポット
ライフを含めた取扱い性を改良したものと言うことがで
き、その意義は極めて大きい。
また、本発明の目的は、第二の発明、すなわち (A)下記式(I) で表わされるポリ環状イミノエーテル、 (B)ポリエポキシ化合物、および (E)分子内酸無水物および芳香族ポリヒドロキシ化合
物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を (F)スルホン酸基を有さず、かつ酸性触媒として作用
する化合物 の存在下で加熱反応せしめることを特徴とする熱硬化樹
脂の製造方法によっても達成される。
上記方法において用いられる上記式(I)で表わされる
ポリ環状イミノエーテル(A)は、前記の第一の製造方
法において使用するものと同じものを用いることができ
る。
本発明で用いるポリエポキシ化合物(B)は分子内にエ
ポキシ基を2個以上有するポリエポキシ化合物であり、
前記した化合物と同じものを使用することができる。
本発明においては、分子内酸無水物((E)−1)及び
芳香族ポリヒドロキシ化合物((E)−2)はいずれか
一種または二種以上の組合せで用いる。このうちいずれ
か一種、すなわち分子内酸無水物(E)−1または芳香
族ポリヒドロキシ化合物(E)−2を単独で用いること
が好ましい。
本発明では、各成分の使用割合は、成分(A)の環状イ
ミノエーテル当量を[A]、成分(B)のポリエポキシ
化合物のエポキシ当量を[B]、成分(E)−1の分子
内酸無水物の酸無水物当量(酸無水物骨格の当量)と成
分(E)−2の芳香族ポリヒドロキシ化合物の芳香族性
水酸基当量との和を[E]とした場合、好ましくは [A]/[B]=10/90〜90/10 更に好ましくは [A]/[B]=20/80〜80/20 特に好ましくは [A]/[B]=30/70〜70/30 である。[A]/[B]の割合が上記範囲外では耐熱性
や機械的特性が低下する場合がある。
更に、上記量範囲を満足した上で次の関係を満足するこ
とが好ましい。
0.1×[B]≦[E]≦2.0×([A]+[B]) 更に好ましくは、 0.3×[B]≦[E]≦2.0×[A]+1.5×[B] 特に好ましくは、 0.5×[B]≦[E]≦2.0×[A]+[B] である。
各成分の量関係が上記関係の範囲外では、反応性が低下
する傾向にあり、未反応のエポキシ化合物や分子内酸無
水物、芳香族ポリヒドロキシ化合物等が、生成した樹脂
中に残存し、これにより諸物性に低下をきたす場合があ
る。
本発明はポリ環状イミノエーテル(A)、ポリエポキシ
化合物(B)および分子内酸無水物(E)−1、および
芳香族ポリヒドロキシ化合物(E)−2よりなる群から
選ばれる少くとも1種の化合物を、スルホン酸基を有さ
ず、かつ酸性触媒として作用する化合物(F)の存在下
で加熱することによって実施される。
酸性触媒として作用するスルホン酸基を有しない化合物
(F)としては、下記化合物群を例示できる。
(i)′pKaが2.5以下のスルホン酸基を有しないプロト
ン酸、 (ii)′pKaが1.0以下のスルホン酸基を有しないプロト
ン酸のエステル、 (iii)′pKaが2.5以下のスルホン酸基を有しないプロ
トン酸の塩、 (iv) ルイス酸およびその錯体、 (v) アルキルハライド、 (vi) ヨウ素、 (vii)′下記式(VI)′ で表わされるハロゲンフェノール類、 (viii) 下記式(VII) で表わされるハロゲノフタル酸類および/又は下記式
(VIII) [ここで、X3、X4およびlの定義は上記に同じであ
る。] で表わされるハロゲノフタル酸無水物。
pKaが2.5以下のプロトン酸(i)′としては、ホスホン
酸又は無機酸が好ましく、例えばトリフェニルホスホン
酸の如きホスホン酸;硫酸、リン酸、亜リン酸、ホスフ
ィン酸、過塩素酸の如き無機酸を挙げることができる。
pKaが1.0以下のプロトン酸のエステル(ii)′として
は、無機プロトン酸のエステルが好ましい。該エステル
を形成するアルコール成分としては炭素数1〜10の脂肪
族アルコールが好ましく用いられる。該エステルとして
は、例えば硫酸ジメチルの如き無機プロトン酸のエステ
ルを挙げることができる。
pKaが2.5以下のプロトン酸の塩(iii)′としては、上
記したプロトン酸(i)の塩、ヘキサメチレンジアミ
ン、ピペラジン、m−キシリレンジアミン、4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン、ピリジン、2,2′−m−フェ
ニレンビス(2−オキサゾリン)等の有機アミン化合物
の塩、等が好ましくは用いられる。
ルイス酸およびその錯体(iv)、アルキルハライド
(v)、ヨウ素(vi)、上記式(VI)′で表わされるハ
ロゲノフェノール類(vii)′、および上記式(VII)で
表わされるハロゲノフタル酸類及び/又は上記式(VII
I)で表わされるハロゲノフタル酸無水物(viii)も好
適な触媒の1つである。これら(iv)〜(viii)の化合
物は、前記式(VI)におけるYが−SO2Rで表わされる化
合物を除いて第一の製造方法で述べた前記したものと同
じ化合物を用いることができる。
本発明において、上記触媒(F)は1種又は2種以上併
用することができる。触媒(F)は、ポリ環状イミノエ
ーテル(A)に対し、通常0.01〜20モル%、好ましくは
0.1〜10モル%の割合で使用される。
さらに、この反応には反応助剤として前記したものを用
いることができる。
これら反応助剤の使用割合は、分子内酸無水物(E)−
1及び芳香族ポリヒドロキシ化合物(E)−2の総モル
数に対し、20モル%以下、更には10モル%以下、特に5
モル%以下が好ましい。反応助剤を用いる場合、上記総
モル数に対し、0.02モル%以上、更には0.04モル%以
上、特に0.08モル%以上の割合で用いるのが好ましい。
反応方法、反応温度等の反応条件については、前記した
条件と同様に実施することができる。
上記製造方法においては、ポリ環状イミノエーテル
(A)は分子内酸無水物(E)−1、芳香族ポリヒドロ
キシ化合物(E)−2、ポリエポキシ化合物(B)と分
子内酸無水物(E)−1の反応性生物、及び/又はポリ
エポキシ化合物(B)と芳香族ポリヒドロキシ化合物
(E)−2の反応生成物と反応する。ポリ環状イミノエ
ーテル(A)と芳香族ポリヒドロキシ化合物(E)−2
との反応では前者と後者が1:1の当量比で反応すると、
推定される。また、ポリ環状イミノエーテルと分子内酸
無水物(E)−1との反応では、前者と後者が2:1の当
量比で反応すると、推定される。更に、またポリ環状イ
ミノエーテルと前記反応生成物との反応ではオキサジン
やオキサゾリンと水酸基が1:1の当量比で反応すると推
定される。また、ポリエポキシ化合物(B)と分子内酸
無水物(E)−1、芳香族ポリヒドロキシ化合物(E)
−2等との反応では、公知の通りの硬化反応が起る。
本発明の熱硬化樹脂は、反応過程で揮発成分が出ず、ま
た溶媒を必要としないことから、二液混合型の反応性樹
脂、いわゆるRIMとして極めて有用である。
エポキシ化合物を用いたRIMの如き反応成形法による熱
硬化樹脂の製造については、かなり検討が進められてお
り、一部は実用化の段階にある。
本発明の熱硬化樹脂、エポキシ樹脂の有する成形性の良
さをそのまま有し、かつ耐熱性、機械特性及びポットラ
イフを含めた取扱い性を改良したものと言うことがで
き、その意義は極めて大きい。
尚、本発明の熱硬化樹脂には、必要に応じ例えば炭素繊
維,ガラス繊維等如き補強材、各種フィラー、充填材、
顔料、着色剤、酸化安定剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離
型剤等の添加剤を適宜配合してもよい。
<実施例> 以下、実施例を挙げて本発明を詳述するが、実施例は説
明のためであって、本発明はこれに限定されるものでは
ない。尚、例中の「部」は「重量部」を意味し、熱変形
温度DMA(動的熱機械特性測定装置)により10℃/分の
昇温速度で測定した。
実施例1〜7 2,2′−m−フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジン)2.44部とエポキシ当量195g/eqのビスフ
ェノールAタイプエポキシ化合物3.90部及び表1に示し
た化合物及び触媒の所定量をガラス反応器に仕込み、よ
く混合した後窒素置換し、所定の温度に加熱した。反応
物は何れも一旦均一に溶解し、表1に示した時間で硬化
した。得られた樹脂はいずれも茶乃至黄色であった。
更に表1には得られた樹脂の熱変形温度を示すが、いず
れも耐熱性に優れていることがわかる。また、いずれの
樹脂も強靱であり、アセトン中に浸漬しても溶解乃至膨
脹をほとんど起すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例8〜9 2,2′−m−フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジン)1.22部と2,2′−m−フェニレンビス
(2−オキサゾリン)1.08部及びエポキシ当量195g/eq
のビスフェノールAタイプエポキシ化合物1.95部及び表
2に示した化合物及び触媒の所定量をガラス反応器に仕
込み、よく混合後窒素置換し、所定の温度に加熱した。
反応物は何れも一旦均一に溶解し、その後表2に示した
時間で硬化した。いずれも淡茶乃至黄色で透明な樹脂で
あった。
更に表2には得られた樹脂の熱変形温度を示すが、いず
れも耐熱性に優れていることがわかる。また、いずれの
樹脂も強靱であり、アセトン中に浸漬しても溶解乃至膨
脹をほとんど起すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例10 2,2′−m−フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジン)2.44部、エポキシ当量182g/eqのフエノ
ールノボラックタイプエポキシ化合物1.82部、4,4′−
ジアミノジフェニルメタン1.60部及び、触媒としてベン
ゼンスルホ酸0.09部をガラス反応器に仕込み、よく混合
後窒素置換し、170℃に加熱した。反応物は何れも一旦
均一に溶解し、3秒で硬化した。いずれも淡茶乃至黄色
で透明な樹脂であった。
得られた樹脂の熱変形温度は160℃であり、耐熱性に優
れていることがわかる。また、かかる樹脂は強靱であ
り、アセトン中に浸漬しても溶解乃至膨脹をほとんど起
すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例11 2,2′−m−フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジン)2.44部と4,4′−ジアミノジフェニルメ
タン0.99部とからなる第1液成分、及びエポキシ当量19
5g/eqであるビスフェノールAタイプエポキシ化合物1.9
5部とベンゼンスルホン酸エチル0.10部とからなる第2
液成分を、夫々窒素気流中180℃に加熱して均一溶液と
した。次いで、これらの液をガラス反応器中に投入し、
均一に攪拌、混合した。直ちに反応が始まり、20秒後に
299℃まで発熱して硬化した。得られた硬化樹脂は黒茶
色で強靱であり、熱変形温度は155℃であった。
実施例12及び比較例1〜3 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2.16
部、4,4′−ジアミノジフェニルメタン1.98部、エポキ
シ当量195g/eqのビスフェノールAタイプのエポキシ化
合物7.80部及びp−トルエンスルホン酸エチルエステル
0.10部をガラス反応器に仕込み、よく混合した後、窒素
置換し所定の温度に加熱した。反応物は、一旦均一に溶
解し、さらに2分間反応させることにより、硬化して褐
色の樹脂となった。得られた樹脂は強靱であり、アセト
ン中に浸漬しても溶解乃至膨潤を起すことなく、耐溶剤
性に優れ、また熱変形温度は202℃であった。
比較として、実施例12において2,2′−m−フェニレン
ビス(2−オキサゾリン)及びp−トルエンスルホン酸
エチルを除いた系を(比較例1)、ビスフェノールAタ
イプエポキシ化合物を除いた系(比較例2)を、また4,
4′−ジアミノジフェニルメタン及びp−トルエンスル
ホン酸エチルを除き、かつ2,2′−m−フェニレンビス
(2−オキサゾリン)2.16部を追加した系(2,2′−m
−フェニレンビス(2−オキサゾリンとビスフェノール
Aタイプのエポキシ化合物の当量比を実施例12に合せた
もの:比較例3)をそれぞれ所定の温度で実施例12と同
様にして反応させた。但し、比較例3については2分間
の反応では硬化が起らなかったため更に3分間反応させ
て硬化させた。得られた樹脂の熱変形温度を表3に示
す。
実施例13〜16 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2.16
部、p−トルエンスルホン酸エチルエステル0.10部、エ
ポキシ当量195g/eqのビスフェノールAタイプのエポキ
シ化合物3.90部及び表4に示したポリアミン化合物の所
定量をガラス反応器に仕込み、よく混合した後窒素置換
し、所定の温度に加熱した。反応物は何れも一旦均一に
溶解し、表4に示した時間で硬化した。得られた樹脂は
いずれも茶乃至黄色であった。
更に表4には得られた樹脂の熱変形温度を示すが、いず
れも耐熱性に優れていることがわかる。また、いずれの
樹脂も強靱であり、アセトン中に浸漬しても溶解乃至膨
潤をほとんど起すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例17 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)1.08
部、エポキシ当量182g/eqのフェノールノボラックタイ
プエポキシ化合物3.64部、4,4′−ジアミノジフェニル
メタン0.99部及びp−トルエンスルホン酸0.06部をガラ
ス反応器に仕込み、よく混合した後窒素置換し、150℃
に加熱した。反応物は一旦均一に溶解し、90秒で硬化
し、褐色透明な樹脂となった。得られた樹脂の熱変形温
度は252℃と耐熱性に優れており、又極めて強靱であっ
た。
実施例18〜19 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2.16
部、エポキシ当量195g/eqのビスフェノールAタイプエ
ポキシ化合物3.90部、4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン1.98部及び表5に示した触媒の所定量をガラス反応器
に仕込み、よく混合後窒素置換し、所定の温度に加熱し
た。反応物は何れも一旦均一に溶解し、その後表5に示
した時間で硬化した。いずれも淡茶乃至黄色で透明な樹
脂であった。
更に表5には得られた樹脂の熱変形温度を示すが、いず
れも耐熱性に優れていることがわかる。また、いずれの
樹脂も強靱であり、アセトン中に浸漬しても溶解乃至膨
潤をほとんど起すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例20 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2.16
部と4,4′−ジアミノジフェニルメタン0.99部とからな
る第1成分、及びエポキシ当量195g/eqであるビスフェ
ノールAタイプエポキシ化合物1.95部とベンゼンスルホ
ン酸エチル0.10部とからなる第2成分を、夫々窒素気流
中170℃に加熱して均一溶液とした。次いで、これらの
液をガラス反応容器内に投入し、均一に攪拌、混合し
た。直ちに反応が始まり、14秒後に290℃まで発熱して
硬化した。得られた硬化樹脂は茶色で強靱であり、熱変
形温度は223℃であった。
実施例21〜23 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2.16
部、エポキシ当量195g/eq ビスフェノールAタイプエ
ポキシ化合物3.90部、ベンジルメチルアミン0.06部及び
表6に示した触媒の所定量をガラス反応器に仕込み、よ
く混合後窒素置換し、所定温度に加熱した。反応物は何
れも一旦均一に溶解し、その後表6に示した時間で硬化
した。いずれも淡茶乃至黄色で透明な樹脂であった。
更に、表6には得られた樹脂の熱変形温度を示すが、い
ずれも耐熱性に優れていることがわかる。また、いずれ
の樹脂も強靱であり、アセトン中に浸漬しても溶解乃至
膨脹をほとんど起すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例24 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)1.08
部、エポキシ当量182g/eqのフェノールノボラックタイ
プエポキシ化合物3.64部、平均分子量約800のフェノー
ルノボラック4.16部、p−トルエンスルホン酸0.10部お
よびジメチルベンジルアミン0.14部をガラス反応容器に
仕込み、よく混合した後窒素置換し、180℃に加熱し
た。反応物は一旦均一に溶解し、58秒で硬化し、淡黄色
透明な樹脂となった。得られた樹脂の熱変形温度は197
℃と耐熱性に優れており、また極めて強靱な樹脂であっ
た。
実施例25〜26 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)2.16
部、エポキシ当量195g/eqのビスフェノールAタイプエ
ポキシ化合物3.90部、平均分子量約600のフェノールノ
ボラック2.08部および表7に示した触媒の所定量をガラ
ス反応器に仕込み、よく混合後窒素置換し、180℃に加
熱した。反応物は何れも一旦均一に溶解し、その後表7
に示した時間で硬化した。いずれも淡茶乃至淡黄色で透
明な樹脂であった。
更に、表7には得られた樹脂の熱変形温度を示すが、い
ずれも耐熱性に優れていることがわかる。また、いずれ
の樹脂も強靱であり、アセトン中に浸漬しても溶解乃至
膨潤をほとんど起すことなく、耐溶剤性に優れていた。
実施例27〜33 2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾリン)21.6
部、4,4′−ジアミノジフェニルメタン19.8部、エポキ
シ当量195g/eqのビスフェノールAタイプエポキシ化合
物8.0部及び表8に示した所定量の触媒をガラス反応器
に仕込み、よく混合した後、窒素置換し次いで170℃で
3分間反応させたところいずれも硬化し黄色乃至褐色透
明の硬化物となった。得られた樹脂の熱変形温度を表8
に示したが、いずれも耐熱性に優れており、またアセト
ン、メタノール、トルエン、トリクレン中に浸漬しても
全く浸されることなく耐溶剤性に優れていた。
<発明の効果> 本発明によればポリ環状イミノエーテルと比較的反応性
の低い化合物であるポリエポキシ化合物とをポリアミン
化合物、あるいは分子内酸無水物および芳香族ポリヒド
ロキシ化合物よりなる群から選ばれる少くとも1種の化
合物とを、触媒の存在下で極めて速やかに反応させて熱
硬化樹脂を生成することが可能となり、更に、本発明に
より得られた熱硬化樹脂は耐熱性、耐薬品性および機械
的特性に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−74699(JP,A) 特開 昭63−75024(JP,A) 特開 昭62−184013(JP,A) 特開 昭62−227921(JP,A) 特公 昭47−22342(JP,B1) 特公 昭49−29640(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記式(I) で表わされるポリ環状イミノエーテル、 (B)ポリエポキシ化合物、および (C)ポリアミン化合物を (D)酸性触媒として作用する化合物 の存在下で加熱反応せしめることを特徴とする熱硬化樹
    脂の製造方法。
  2. 【請求項2】(A)下記式(I) で表わされるポリ環状イミノエーテル、 (B)ポリエポキシ化合物、および (E)分子内酸無水物および芳香族ポリヒドロキシ化合
    物よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を (F)スルホン酸基を有さず、かつ酸性触媒として作用
    する化合物 の存在下で加熱反応せしめることを特徴とする熱硬化樹
    脂の製造方法。
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JP9855187 1987-04-23
JP62-40437 1987-04-23
JP62-98551 1987-04-23
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