JPH0742312Y2 - 擂潰機 - Google Patents

擂潰機

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Publication number
JPH0742312Y2
JPH0742312Y2 JP1993065930U JP6593093U JPH0742312Y2 JP H0742312 Y2 JPH0742312 Y2 JP H0742312Y2 JP 1993065930 U JP1993065930 U JP 1993065930U JP 6593093 U JP6593093 U JP 6593093U JP H0742312 Y2 JPH0742312 Y2 JP H0742312Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crushing
raw material
outer cylinder
cylinder
blades
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993065930U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0730081U (ja
Inventor
利雄 金成
秀雄 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Iwai Kikai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、魚肉、畜肉または大豆
等を予め前工程で処理して得たペースト化状原料を、一
定の低い温度に維持した状態において更にせん断し擂潰
する擂潰機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、擂潰機としては、サイレントカッ
ター及びボールカッター等が使用されている。しかし、
これらの機械はまず、凍結原料を−20℃→−10℃程
度に解凍装置又は、自然解凍により昇温した後に解凍原
料・塩・添加物を加え、バッチ的に処理する機械であ
り、−20℃(必ずしもこの温度でなくともよい。)の
凍結原料より連続的に擂潰することができないものであ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、凍結原料よ
り連続的に擂潰することができる後述する実施例のよう
な凍結肉類等原料連続擂潰装置の実現を可能にし且つ原
料劣化および細菌増殖の抑制を可能にする新規の擂潰機
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案係わる擂潰機は、外面をジャケット構造34、
37とした密閉型の外筒53と、外筒53の上部に設け
た、定量送りポンプ6による搬送状態のペースト化状原
料が送入される入口54と、外筒53の下部に設けた仕
上物の出口55と、外筒53内に装入した下記の要件を
満す状態で多数枚の流線形状刃物36、39を軸35、
38上にもつローター56と、を備えたものである。記 原料が刃物36、39により攪拌されるときに当該
原料と刃物36、39とが共回りしないようにするため
の十分な滞留スペースをとる。 攪拌およびせん断擂潰の状態は、供給流量、刃物3
6、39の回転数、ジャケット温度および刃物36、3
9の枚数等で任意に変更可能とする。
【0005】
【実施例】図に示す実施例は、長方形状に凍結された凍
結原料1を原料供給部2から受けて粗粉砕・混合する破
砕シリンダ3と、粗粉砕・混合物を破砕シリンダ3から
受けて微粉砕・均一化する微粉砕シリンダ4と、微粉砕
・均一化物を微粉砕シリンダ4から受けてストックする
ストックタンク5と、ストックタンク5から定量送りポ
ンプ6を介して微粉砕・均一物を受けて練り上げを行う
擂潰仕上シリンダ7と、当該擂潰仕上シリンダ7に連結
した調合仕上シリンダ8とより構成したものである。以
下、各部を更に詳しく述べる。すなわち、
【0006】破砕シリンダ3は、凍結原料1を定速送り
ローラ11で定量供給する原料供給部2と、一軸上に切
削部12、混合部13、送り部14を配した破砕ロータ
ー15と、外面をジャケット構造16として常に一定温
度に保つようにして外乱の影響を受けにくくした外筒1
7とから成り、定速送りローラ11により供給された凍
結原料1は、600〜1500r.p.m程度で回転す
る破砕ローター15の上の小形破砕刃物18で数mm以
下に粗破砕される。この粗破砕物は、ローター15上の
スクリュー19が発生するエアーの流れによって混合部
13へ送られる。混合部13は、外筒17の外に装備さ
れた塩水タンク20からポンプ21によって破砕ロータ
ー15内を経て塩水を噴出する数mmの噴出口22と、
櫛刃状に配置された混合・攪拌用刃物23とを備えてお
り、塩水は噴出口22から噴出しローター15の回転に
よって外筒17の内面を濡らし、また櫛刃状に配された
混合・攪拌用刃物23は、エアーの流れをさえぎる形と
なりエアーを攪拌する。この機構によって粗破砕・混合
物は、混合部13を通過するときに外筒17の内面に付
着した塩水と接触し且つ混合・攪拌刃物23によって攪
拌されて当該塩水を均一に含む。この塩水の混合によっ
て湿った粗破砕・混合物はエアーの流れによって粉状の
まま飛されて微粉砕シリンダ4内に送入される。
【0007】微粉砕シリンダ4は、周面に多数の微粉砕
刃物25を櫛状に設けた微粉砕ローター26と外面にジ
ャケット構造27として常に一定温度に保つようにして
外乱の影響を受けにくくした外筒28と、破砕シリンダ
3から送られて来たエアーを抜く脱気機構29から成
り、上記破砕シリンダ3から飛来した粗破砕・混合物
は、エアーの流れをさえぎる形で微粉砕ローター26の
外周面に配置された微粉砕刃物25によって粉砕されな
がら上部へ流され且つ切削時の微熱により昇温し一部が
液化すると共により均一な微粒子へと変化する。微粉砕
ローター26の最上部へ飛来した微粉砕・均一化物は、
送りとして利用したエアーを脱気機構29により脱し、
遠心力によってストックタンク5間パイプ47へと送ら
れる。この時、微粉砕・均一化物の大部分の水分は液化
するために互いに付着してペースト状に変化する。
【0008】ストックタンク5は、外周にジャケット構
造31を、上部に脱気機構32を、下部に定量送りポン
プ6への押込羽根33をそれぞれ有しており、脱気を
行って押込羽根33のエアーがみを少なくした状態で定
量送りポンプ6への送り込みを行う目的、流量の一定
化を計るバランスタンクとしての役目を果す目的をな
す。
【0009】擂潰仕上シリンダ7は、外周にジャケット
構造34をもち、軸35上に数枚から数十枚の流線形刃
物36を設けてあり、定量送りポンプ6によって送られ
る一定流量のペースト状物は、流線形刃物36によって
せん断され擂潰される。
【0010】調合仕上シリンダ8は、外周にジャケット
構造37をもち、軸38上に数枚から数十枚の流線形刃
物39を設けてあり、擂潰仕上シリンダ7との連結管4
0の途中に後述する添加液の供給装置41から注入され
た添加液の調合を行い擂潰物出口42から擂潰物を排出
する。
【0011】添加液の供給装置41は、添加物タンク4
3からポンプ44により一定量の送り出しをなす。
【0012】尚、図中符号46は破砕シリンダ3と微粉
砕シリンダ4をつなぐ連結管、47は微粉砕シリンダ4
とストックタンク5を繋ぐ連結管、48はストックタン
ク5と擂潰仕上シリンダ7をつなぐ連結管、49はモー
タ、50は冷媒入口、51は冷媒出口を示す。
【0013】上記実施例によるときには−20℃の凍結
原料を直接連続処理することが可能であるので、解凍に
よる原料劣化および細菌増殖の問題を少なくすることが
可能になる。また凍結原料を粉粒状にしてから塩水等添
加物を添加するので、塩等を均一に混ぜることが可能に
なり原料中の多くのタンパクの引出が可能になる。更に
練り工程においては定量ポンプによる処理物搬送であ
り、一定の練り状態を得ることが可能になる。またデン
プン等添加物もライン中で行うので一定量の安定添加が
可能になる。
【0014】
【作用】本考案は上記のように外面をジャケット構造3
4、37とした密閉型の外筒53と、外筒53の上部に
設けた、定量送りポンプ6による搬送状態のペースト化
状原料が送入される入口54と、外筒53の下部に設け
た仕上物の出口55と、外筒53内に装入した、上記
の要件を満す状態で多数枚の流線形状刃物36、39
を軸35、38上にもつローター56と、を備えたもの
であるので、これを上記実施例の練り工程に組み入れて
利用することができるものであって、凍結肉類等原料擂
潰装置の実現を可能とするものである。
【0015】
【考案の効果】本考案に係わる擂潰機は上記の通りであ
るので、凍結肉類等原料擂潰装置の実現に多大の役目を
果すことができ、しかも外面をジャケット構造とした密
閉型シリンダにより構成されているので原料劣化も細菌
増殖もなく高品質の仕上物を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる擂潰機の実施例を示す全体の構
造図である。
【図2】使用の状態を示すフローシートである。
【符号の説明】
1 凍結原料 2 原料供給部 3 破砕シリンダ 4 微粉砕シリンダ 5 ストックタンク 6 定量送りポンプ 7 擂潰仕上シリンダ 8 調合仕上シリンダ 12 切削部 13 混合部 14 送り部 15 破砕ローター 16 ジャケット構造 17 外筒 18 破砕刃物 19 スクリュー 20 塩水タンク 21 ポンプ 22 噴出口 23 刃物 25 微粉砕刃物 26 微粉砕ローター 27 ジャケット構造 28 外筒 29 脱気機構 30 パイプ 31 ジャケット構造 32 脱気機構 33 押込羽根 34 ジャケット構造 35 軸 36 流線形刃物 37 ジャケット構造 38 軸 39 流線形刃物 40 連結管 41 供給装置 42 擂潰物出口 43 添加物タンク 44 ポンプ 46、47、48 連結管 49 モータ 50 冷媒入口 51 冷媒出口 53 外筒 54 入口 55 出口 56 ローター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面をジャケット構造34、37とした
    密閉型の外筒53と、外筒53の上部に設けた、定量送
    りポンプ6による搬送状態のペースト化状原料が送入さ
    れる入口54と、外筒53の下部に設けた仕上物の出口
    55と、外筒53内に装入した、下記の要件を満す状態
    で多数枚の流線形状刃物36、39を軸35、38上に
    もつローター56と、を備えたことを特徴とする擂潰
    機。 記 原料が刃物36、39により攪拌されるときに当該
    原料と刃物36、39とが共回りしないようにするため
    の十分な滞留スペースをとる。 攪拌およびせん断擂潰の状態は、供給流量、刃物3
    6、39の回転数、ジャケット温度および刃物36、3
    9の枚数等で任意に変更可能とする。
JP1993065930U 1993-11-16 1993-11-16 擂潰機 Expired - Lifetime JPH0742312Y2 (ja)

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JP1993065930U JPH0742312Y2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 擂潰機

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JP1993065930U JPH0742312Y2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 擂潰機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0730081U JPH0730081U (ja) 1995-06-06
JPH0742312Y2 true JPH0742312Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=13301177

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993065930U Expired - Lifetime JPH0742312Y2 (ja) 1993-11-16 1993-11-16 擂潰機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4279303B2 (ja) * 2006-08-28 2009-06-17 株式会社前川製作所 冷凍ねり製品原料の解凍・らい潰/混合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0730081U (ja) 1995-06-06

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