JPH074229U - 液圧倍力装置の弁機構 - Google Patents

液圧倍力装置の弁機構

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JPH074229U JP3691193U JP3691193U JPH074229U JP H074229 U JPH074229 U JP H074229U JP 3691193 U JP3691193 U JP 3691193U JP 3691193 U JP3691193 U JP 3691193U JP H074229 U JPH074229 U JP H074229U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液圧倍力装置の圧力室17とバランス室18
との間の連通を遮断するシール手段は、パワーピストン
2の軸孔2a内に嵌合したカラー15の右側に順次配置
したシール部材21とワッシャ22とを備え、このワッ
シャ22と弁体14との間にばね16を弾装して通常は
弁体14を弁座13に着座させている。そしてシール部
材21の外径を上記軸孔2aの内径よりも大径に設定す
るとともに、該シール部材の内径を上記弁体14の外径
よりも小径に設定することにより、シール部材で軸孔の
内周面および弁体の外周面の液密を保持させている。 【効果】 上記ワッシャ22によりシール部材がばねで
局部的に歪むことが防止でき、しかもそのシール部材で
軸孔の内周面と弁体の外周面の液密とを保持しているの
で、圧力室とバランス室との間の連通を確実に遮断する
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は自動車のブレーキ等に用いられる液圧倍力装置に関し、より詳しくは 液圧倍力装置の弁機構に関する。
【従来の技術】
従来、液圧倍力装置の弁機構として、パワーピストンの軸部に形成されてリヤ 側開口が動力室に連通する有底の軸孔と、この軸孔内に嵌合されて該軸孔内を上 記動力室に連通するリヤ側の圧力室とフロント側のバランス室とに区画するカラ ーと、このカラーに摺動自在に貫通されてリヤ側端部が圧力室内に、フロント側 端部がバランス室内にそれぞれ臨む弁体と、上記圧力室とバランス室との間の連 通を遮断するシール手段と、上記軸孔の開口部側に設けた弁座と、通常は上記弁 体を弁座に着座させて上記圧力室と動力室との連通を遮断させるばねとを備えた ものが知られている。 上記圧力室には圧力流体が供給されており、入力軸の操作により上記弁体が弁 座から離座されると圧力室内の圧力流体が動力室に供給され、その動力室内の圧 力上昇によりパワーピストンが前進されるようになる。上記弁体が弁座に着座し て動力室の圧力が零となっている状態では、該弁体には圧力室内の圧力が作用し て弁座に押付けられているので、該弁体を弁座から離座させるにはその圧力に打 勝つだけの大きな力が必要となる。上記バランス室はその力を低減する目的で設 けられており、そのために上記弁座に着座する弁体の一端部とは反対側の他端部 をバランス室に臨ませ、かつバランス室を動力室に連通させておけばよい。 そして従来は、上記パワーピストンの軸孔内に圧力室とバランス室とを区画形 成するために、その軸孔内に弁体を摺動自在に案内するカラーを嵌合して該カラ ーの前後にバランス室と圧力室とを形成し、かつそれらバランス室と圧力室との 間の連通を遮断するシール手段を設けている。 上記シール手段は、通常、上記カラーの外周面に形成した環状溝内に嵌合され たOリングと、上記カラーの圧力室側へ配置して該カラーに接触させた例えばP TFE製のシール部材とを備えており、上記Oリングによってパワーピストンの 軸孔の内周面の液密を保持させている。他方、上記シール部材は、その内径を上 記弁体の外径よりも小径に設定して該シール部材で弁体の外周面の液密を保持さ せ、かつ該シール部材と弁体との間に上記ばねを弾装することにより該シール部 材をカラーに圧着させてその部分をシールさせている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記ばねのシール部材への接触部は、通常、鋼線の先端部とこれ に連続する螺旋部とに間隙が形成されており、この間隙の部分では上記シール部 材をカラーに充分に圧接することができないため、圧力室内の圧力流体がシール 部材の外周からその部分を流通し、さらにカラーと弁体との間を流通してバラン ス室側に逃げる危険性があった。また、各部材間の摩擦等によって生じた金属片 等が上記シール部材の外周から該シール部材とカラーとの間に入り込み易く、そ れによってその部分のシール性が損なわれる危険性もあった。 本考案はそのような事情に鑑み、上記圧力室とバランス室との間の連通を確実 に遮断することができる液圧倍力装置の弁機構を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案の第1の構成は、上述した液圧倍力装置の弁機構において、上 記シール手段を、上記カラーの圧力室側へ配置して該カラーに接触させたシール 部材と、該シール部材の圧力室側に配置して該シール部材に接触させたワッシャ とから構成し、上記シール部材の外径を上記パワーピストンの軸孔の内径よりも 大径に設定するとともに、該シール部材の内径を上記弁体の外径よりも小径に設 定して、該シール部材でパワーピストンの軸孔の内周面および弁体の外周面の液 密を保持させ、さらに上記ワッシャと弁体との間に上記ばねを弾装したものであ る。 また本考案の第2の構成は、上記シール手段を、それぞれ上記カラーの圧力室 側に配置してカラーに接触させたシール部材とOリングと、これらシール部材と Oリングとの圧力室側に配置してそれらに接触させたワッシャとから構成し、上 記シール部材の内径を上記弁体の外径よりも小径に設定して該シール部材で弁体 の外周面の液密を保持させ、また該シール部材の外周面と上記パワーピストンの 軸孔の内周面との間に上記Oリングを圧入して該シール部材の外周面および軸孔 の内周面の液密を保持させ、さらに上記ワッシャと弁体との間に上記ばねを弾装 したものである。 さらに本考案の第3の構成は、上記シール手段を、Oリングと、上記カラーの 圧力室側に配置して該カラーに接触させたシール部材とから構成し、上記シール 部材の内径を上記弁体の外径よりも小径に設定して該シール部材で弁体の外周面 の液密を保持させ、また該シール部材の外周面に環状溝を形成するとともに該環 状溝内に上記Oリングを嵌装して、該Oリングで軸孔の内周面の液密を保持させ たものである。
【作用】
上記第1の構成によれば、上記ばねはワッシャを介してシール部材に弾接され るので該シール部材には均一にばねの弾撥力が作用するようになり、したがって シール部材が局部的に歪むことがない。そして該シール部材によってパワーピス トンの軸孔の内周面と弁体の外周面の液密とを保持しているので、従来に比較し て確実に圧力室とバランス室との間の連通を遮断することができ、また金属片等 がシール部材とカラーとの間に入り込むのも防止することができる。 また上記第2の構成においては、上記ばねはワッシャを介してシール部材とO リングとに弾接されるのでそれらシール部材やOリングには均一にばねの弾撥力 が作用するようになり、したがってシール部材やOリングが局部的に歪むことが ない。そしてシール部材によって弁体の外周面の液密とを保持し、またOリング によってシール部材の外周面および軸孔の内周面の液密を保持しているので、従 来に比較して確実に圧力室とバランス室との間の連通を遮断することができ、ま た金属片等がシール部材やOリングとカラーとの間に入り込むのも防止すること ができる。 さらに上記第3の構成によれば、シール部材で弁体の外周面の液密を保持し、 また該シール部材の環状溝に嵌装したOリングで軸孔の内周面の液密を保持して いるので、やはり従来に比較して確実に圧力室とバランス室との間の連通を遮断 することができ、また金属片等がシール部材とカラーとの間に入り込むのも防止 することができる。
【実施例】
以下図示実施例について本考案を説明すると、図1において、液圧倍力装置の ハウジング1内にパワーピストン2を摺動自在に嵌合してあり、このパワーピス トン2の左端部に設けたプッシュロッド3を液密を保持してハウジング1の外部 に摺動自在に突出させ、その先端部を図示しないマスターシリンダのピストンに 連動させている。 上記ハウジング1の右端部開口はプラグ4によって密封してあり、このプラグ 4とパワーピストン2との間に圧油が導入される動力室5を形成している。また パワーピストン2の上記動力室5と反対側に形成した低圧室6内にばね7を収容 し、このばね7の弾撥力によって通常はパワーピストン2をプラグ4に当接する 図示非作動位置に保持している。そして上記ばね7を収容した低圧室6は、ハウ ジング1に形成した通路8および導管9を介してリザーバ10に連通させている 。 図2に拡大して示すように、上記パワーピストン2の軸部には有底の軸孔2a を形成してあり、該軸孔の右端部を動力室5に開口させている。上記パワーピス トン2には段付のスリーブ11を一体に取付けてあり、このスリーブの左端部を 上記軸孔2a内に液密を保って嵌合させ、その先端部に弁機構12を構成する第 1弁座13を設けている。 上記軸孔2a内には弁体14を設けてあり、この弁体14は、ボール14aと これを支持する軸部14bとから構成しており、その軸部14bを後に詳述する カラー15によって摺動自在に支持している。上記弁体14とカラー15との間 にはばね16を弾装してあり、このばね16の弾撥力により弁体14を上記動力 室5と反対側から第1弁座13に着座させて軸孔2aを閉じるようにしている。 そして上記軸孔2a内において、弁体14と第1弁座13との間を圧力室17 とするとともに、カラー15の左側にバランス室18を形成し、該バランス室を パワーピストン2に形成した連通路19およびスリーブ11に形成した透孔11 aを介して上記動力室5に連通させている。 上記カラー15の外周部には円周方向に環状溝15aを形成し、この環状溝1 5a内にシール部材20を嵌合している。またこのカラー15の右側にPTFE 製のシール部材21とワッシャ22を順次配設し、そのワッシャ22に上記ばね 16を弾接させている。 上記シール部材21は上記バランス室18と圧力室17を遮断することができ るようになっており、そのためにシール部材21の外径を上記パワーピストン2 の軸孔2aの内径よりも大径に設定するとともに、該シール部材21の内径を上 記弁体14の軸部14aの外径よりも小径に設定して、該シール部材21でパワ ーピストン2の軸孔2aの内周面および弁体14の外周面の液密を保持させてい る。したがってこの説明から理解されるように、上記環状溝15aおよびシール 部材20は必ずしも必要なものではなく、省略してもよい。 次に図1において、上記圧力室17は、パワーピストン2に形成した供給通路 23と、パワーピストン2の外周面に形成した環状溝24、ハウジング1に形成 した半径方向の通路25と、さらにこの通路25に接続した導管26を介してポ ンプ27に連通させてあり、該ポンプによって常時圧力室17内に所定圧の圧油 を供給できるようにしている。また上記導管26にはアキュームレータ28が設 けられており、該アキュームレータによって上記ポンプ27で発生された圧油を 蓄圧できるようにしている。 さらに前述のプラグ4には図示しないブレーキペダルに連動させた入力軸29 を摺動自在に貫通させ、この入力軸29の先端部に上記弁機構を構成する環状ピ ン30を取付け、この環状ピン30の先端部に第2弁座31を形成している。 図示しないブレーキペダルの踏み込みが解除されている図示非作動状態では、 上記入力軸29はこれと上記スリーブ11との間に弾装したばね32の弾撥力に よって右方に付勢されて環状ピン30が弁体14から離隔している。この状態で は、環状ピン30の軸部に形成した排出通路30aは上記動力室5に連通する一 方、入力軸29の軸部に形成した通路33、上記プラグ4に形成した通路34、 ハウジング1に形成した通路35、および上述の通路8を介してリザーバに連通 し、それによって上記動力室5をリザーバに連通させている。 これに対し、上記ブレーキペダルが踏み込まれて入力軸29が前進された際に は、上記環状ピン30の先端部に形成した第2弁座31を弁体14に当接させて 排出通路30aと動力室5との連通を遮断させるとともに、環状ピン30によっ て弁体14をばね16の弾撥力に抗して第1弁座13から離座させることができ るようにしている。 これにより上記圧力室17内に導入されていた圧油は、環状ピン30の外周と スリーブ11の内周面との間隙を介して動力室5内に導入され、該動力室5内に 導入された圧油によって、従来周知の液圧倍力装置と同様に、所定の倍力比でパ ワーピストン2を左方に前進させてブレーキ作動を行なわせることができる。 然して本実施例では、上述したように上記弁体14を付勢するばね16はワッ シャ22を介してシール部材21に弾接されるので、該シール部材21には均一 にばね16の弾撥力が作用するようになり、したがってシール部材21が局部的 に歪むことがない。そして該シール部材21によってパワーピストン2の軸孔2 aの内周面と弁体14の外周面の液密とを保持しているので、確実に圧力室17 とバランス室18との間の連通を遮断することができ、また金属片等がシール部 材21とカラー15との間に入り込むのも防止することができる。 図3は本考案の第2実施例を示したもので、本実施例ではカラー115の圧力 室117側にシール部材121とOリング136とを配置してそれぞれカラー1 15に接触させるとともに、これらシール部材121とOリング136との圧力 室117側にワッシャ122を配置して該ワッシャ122をシール部材121と Oリング136とに接触させ、さらに上記ワッシャ122と弁体114との間に ばね116を弾装している。 上記シール部材121の内径は弁体114の外径よりも小径に設定して該シー ル部材121で弁体114の外周面の液密を保持させてあり、また該シール部材 121の外周面とパワーピストン102の軸孔102aの内周面との間に上記O リング136を圧入して、該Oリング136でシール部材121の外周面および 軸孔102aの内周面の液密を保持させている。 このような構成によれば、上記ばね116はワッシャ122を介してシール部 材121とOリング136とに弾接されるのでそれらシール部材121やOリン グ136には均一にばね116の弾撥力が作用するようになり、したがってシー ル部材121やOリング136が局部的に歪むことがない。そしてシール部材1 21によって弁体114の外周面の液密とを保持し、またOリング136によっ てシール部材121の外周面および軸孔102aの内周面の液密を保持している ので、確実に圧力室117とバランス室118との間の連通を遮断することがで き、また金属片等がシール部材121やOリング136とカラー115との間に 入り込むのも防止することができる。 さらに図4は本考案の第3実施例を示したもので、本実施例ではカラー215 の圧力室217側にシール部材221を配置してカラー215に接触させている 。このシール部材221の内周側は薄肉に形成してあり、その薄肉部分の内径を 弁体214の外径よりも小径に設定して該シール部材221で弁体214の外周 面の液密を保持させている。 他方、シール部材221の外周側はバランス室218側に突出させて厚肉とし てあり、その厚肉部分の外周面に環状溝221aを形成している。そしてこの環 状溝221a内にOリング236を嵌装して、該Oリング236で軸孔202a の内周面の液密を保持させている。また、シール部材221のバランス室218 側の端面が凹凸になることに伴って、上記カラー215の圧力室217側の端面 も凹凸に形成して両凹凸を相互に係合させている。 このような構成によれば、シール部材221で弁体214の外周面の液密を保 持し、また該シール部材221の環状溝221aに嵌装したOリング236で軸 孔202aの内周面の液密を保持しているので、確実に圧力室217とバランス 室218との間の連通を遮断することができ、また金属片等がシール部材221 とカラー215との間に入り込むのも防止することができる。
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、圧力室とバランス室との間の液密を確実に保持 することができるので、圧力室内からバランス室内に圧油が逃げるのを防止する ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の拡大断面図。
【図3】本考案の第2実施例を示す要部の拡大断面図。
【図4】本考案の第3実施例を示す要部の拡大断面図。
【符合の説明】
2、102、202…パワーピストン 2a、102a、202a…軸孔 5…動力室 12…弁機構 14、114、214…弁体 14a、114a、214a…軸部 15、115、215…カラー 17、117、217…圧力室 18、118、218…バランス室 21、121、221…シール部材 22、122…ワッシャ 136、236…Oリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーピストンの軸部に形成されてリヤ
    側開口が動力室に連通する有底の軸孔と、この軸孔内に
    嵌合されて該軸孔内を上記動力室に連通するリヤ側の圧
    力室とフロント側のバランス室とに区画するカラーと、
    このカラーに摺動自在に貫通されてリヤ側端部が圧力室
    内に、フロント側端部がバランス室内にそれぞれ臨む弁
    体と、上記圧力室とバランス室との間の連通を遮断する
    シール手段と、上記軸孔の開口部側に設けた弁座と、通
    常は上記弁体を弁座に着座させて上記圧力室と動力室と
    の連通を遮断させるばねとを備えた液圧倍力装置の弁機
    構において、 上記シール手段を、上記カラーの圧力室側へ配置して該
    カラーに接触させたシール部材と、該シール部材の圧力
    室側に配置して該シール部材に接触させたワッシャとか
    ら構成し、上記シール部材の外径を上記パワーピストン
    の軸孔の内径よりも大径に設定するとともに、該シール
    部材の内径を上記弁体の外径よりも小径に設定して、該
    シール部材でパワーピストンの軸孔の内周面および弁体
    の外周面の液密を保持させ、さらに上記ワッシャと弁体
    との間に上記ばねを弾装したことを特徴とする液圧倍力
    装置の弁機構。
  2. 【請求項2】 パワーピストンの軸部に形成されてリヤ
    側開口が動力室に連通する有底の軸孔と、この軸孔内に
    嵌合されて該軸孔内を上記動力室に連通するリヤ側の圧
    力室とフロント側のバランス室とに区画するカラーと、
    このカラーに摺動自在に貫通されてリヤ側端部が圧力室
    内に、フロント側端部がバランス室内にそれぞれ臨む弁
    体と、上記圧力室とバランス室との間の連通を遮断する
    シール手段と、上記軸孔の開口部側に設けた弁座と、通
    常は上記弁体を弁座に着座させて上記圧力室と動力室と
    の連通を遮断させるばねとを備えた液圧倍力装置の弁機
    構において、 上記シール手段を、それぞれ上記カラーの圧力室側に配
    置してカラーに接触させたシール部材とOリングと、こ
    れらシール部材とOリングとの圧力室側に配置してそれ
    らに接触させたワッシャとから構成し、上記シール部材
    の内径を上記弁体の外径よりも小径に設定して該シール
    部材で弁体の外周面の液密を保持させ、また該シール部
    材の外周面と上記パワーピストンの軸孔の内周面との間
    に上記Oリングを圧入して該シール部材の外周面および
    軸孔の内周面の液密を保持させ、さらに上記ワッシャと
    弁体との間に上記ばねを弾装したことを特徴とする液圧
    倍力装置の弁機構。
  3. 【請求項3】 パワーピストンの軸部に形成されてリヤ
    側開口が動力室に連通する有底の軸孔と、この軸孔内に
    嵌合されて該軸孔内を上記動力室に連通するリヤ側の圧
    力室とフロント側のバランス室とに区画するカラーと、
    このカラーに摺動自在に貫通されてリヤ側端部が圧力室
    内に、フロント側端部がバランス室内にそれぞれ臨む弁
    体と、上記圧力室とバランス室との間の連通を遮断する
    シール手段と、上記軸孔の開口部側に設けた弁座と、通
    常は上記弁体を弁座に着座させて上記圧力室と動力室と
    の連通を遮断させるばねとを備えた液圧倍力装置の弁機
    構において、 上記シール手段を、Oリングと、上記カラーの圧力室側
    に配置して該カラーに接触させたシール部材とから構成
    し、上記シール部材の内径を上記弁体の外径よりも小径
    に設定して該シール部材で弁体の外周面の液密を保持さ
    せ、また該シール部材の外周面に環状溝を形成するとと
    もに該環状溝内に上記Oリングを嵌装して、該Oリング
    で軸孔の内周面の液密を保持させたことを特徴とする液
    圧倍力装置の弁機構。
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