JPH0742286U - スピーカの防水構造及び取付構造 - Google Patents

スピーカの防水構造及び取付構造

Info

Publication number
JPH0742286U
JPH0742286U JP6921693U JP6921693U JPH0742286U JP H0742286 U JPH0742286 U JP H0742286U JP 6921693 U JP6921693 U JP 6921693U JP 6921693 U JP6921693 U JP 6921693U JP H0742286 U JPH0742286 U JP H0742286U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
door
frame
cover
diameter side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6921693U
Other languages
English (en)
Inventor
正宏 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP6921693U priority Critical patent/JPH0742286U/ja
Publication of JPH0742286U publication Critical patent/JPH0742286U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用のドアスピーカにおいて、降雨時や洗
車時に窓ガラスを伝い、ドア内部に侵入した水が、前記
ドア内部に取付けられたスピーカの主要部に直接かか
り、スピーカの破損又は音質の劣化するのを防止する防
水構造のスピーカを簡単な構造で、且つ安価に実現する
ことを目的とする。 【構成】 ドアスピーカにおいて、該スピーカのフレー
ムの上側背面開口孔の内径側端部から、前記スピーカの
前面方向に延在するよう前記フレームと一体成形された
カバーが設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のドア内部に組み込まれるスピーカで、前記ドアの外部から 侵入する水滴等に侵され易いドアスピーカの防水構造及び取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドア内部に組み込まれるドアスピーカは、外部から窓ガラスを伝って 侵入する水滴等によりスピーカのコーン紙、ダンパ、ボイスコイル等が侵され易 いので、次のような対策がとられている。以下、図6により従来のスピーカの防 水構造を説明する。
【0003】 図6は防水カバーを設けたスピーカの防水構造を示す斜視図である。 50はスピーカで、フレーム、コーン紙、ダンパ、ボイスコイル、マグネット 等の部品で構成されており、音質は前記構成部品のもつ色々の要素、例えば形状 、材質、重量等により影響される。フレーム51はコーン紙、ダンパ、マグネッ ト57等が取り付けられる部材で円錐筒形状をなし、外径部55には外側方向に フランジ部54が形成され、該フランジ部54には、ねじ等による相手部材との 取り付けのための取付孔53が設けられている。また、フレーム51の内径部5 6にも内側方向にフランジ部が形成されマグネット57等が取り付けられる。フ レーム51は開口孔52等が形成されており、このような構成のフレーム51は 鋼板をプレス加工により形成し、その後にめっき処理が施される。60は防水カ バーで前記フレーム51を覆うような半円筒形状をなし、一方の端面にはフラン ジ部61が設けられフレーム51及び相手部材へのねじ等による取り付けのため の取付孔62が形成されている。また、防水カバー60のもう一方の端面には、 端面を塞ぐ蓋部63が設けられている。防水カバー60の材料には樹脂材あるい は金属等が用いられ前記形状に成形される。
【0004】 次に、スピーカと防水カバーの取り付けについて説明する。 自動車のドアの内板の所定箇所に、スピーカ50のフレーム51の外径部55 よりやや大きめの孔と取付孔53に合わせたねじ孔をあける。そして、スピーカ 50のフランジ部54の背面側に防水カバー60のフランジ部61を合わせ、そ れぞれの取付孔53と62を合致させスピーカ50の前面部を車室内に向け、し かも防水カバー60が真上にくるように設定し、スピーカ50のフランジ部54 と前記ドアの内板で防水カバー60のフランジ部61を挟み付け、前記ドア内板 にねじで共締めにて取り付ける。
【0005】 以上述べたように防水カバー60を設けることにより、自動車の窓ガラスを伝 い外部から侵入した水滴が、スピーカ50の背面開口部からコーン紙等に直接か かることが無くなり、スピーカ50の破損または音質の劣化が防止できる。 しかし、防水カバー60がスピーカ50の背面部に突出しているので取り付け 場所に制約を受けることがある。また、防水カバー60はスピーカ50と別部品 として製作されるので製作費及び取付費用の面でもコスト高となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述の問題を解決するもので、降雨時や洗車時に窓ガラスを伝い、 ドア内部に侵入した水がドア内部に取り付けられたスピーカの主要部に直接かか り、スピーカの破損又は音質が劣化するのを防止する防水構造のスピーカを簡単 な構造で、且つ安価に実現する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の目的を達成するもので、自動車のドア内部に組み込まれるス ピーカにおいて、 前記スピーカのフレームの上側背面開口孔の内径側端部から、該スピーカの前 面方向に延在するよう該フレームと一体成形されたカバーを設けたことを特徴と する。
【0008】 また、前記スピーカのフレームの前記上側背面開口孔と隣接する開口孔の内径 側端部から、該スピーカの前面方向に延在するよう該フレームと一体成形された 水流誘導部を設けたことを特徴とする。 また、前記スピーカのフレームの背面開口孔に挟まれフレームの内径側と外径 側を連結する橋絡部を真上にして、ドア内部に取り付けることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案によれば、自動車のドアの窓ガラスを伝い侵入した水滴が前記スピーカ の上部から落ちてくる場合、該スピーカのフレームの背面開口部に設けられたカ バー部に当たり水滴が直接スピーカ内部へ侵入するのが防止できる。 また、第2の考案によればカバー部に当たった水滴は水流誘導部を伝いスピー カの後方外部へ流れ落ちる。
【0010】 また、第3の考案によれば、自動車のドアの窓ガラスを伝い侵入した水滴が前 記スピーカの上部から落ちてくる場合、該スピーカのフレームの背面開口孔部と 開口孔部に挟まれた橋絡部がカバーの役割を果たし、水滴が直接スピーカ内部へ 侵入するのを防止する。尚、前記橋絡部に当たった水滴は該橋絡部を伝いスピー カの後方外部へ流れ落ちる。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を図面を用いて説明する。 図1は本考案の第1実施例のスピーカの背面図、図2は第1実施例のスピーカ の取付構造を示す側面断面図である。 10はスピーカで、フレーム、コーン紙、ダンパ、ボイスコイル、マグネット 等の部材で構成されており、音質は前記構成部品のもつ色々の要素、例えば形状 、材質、重量等により影響される。フレーム11はコーン紙23、ダンパ25、 マグネット18等が取り付けられる部材で円錐筒形状をなし、外径部16には外 側方向にフランジ部14が形成され、該フランジ部14には、ねじ等による相手 部材との取り付けのための取付孔15が設けられている。また、フレーム11の 内径部17にも内側方向にフランジ部が形成されマグネット18等が取り付けら れる。フレーム11には低音域の音質に影響する重要な開口孔12等が形成され ており、このような構成のフレーム11は鋼板をプレス加工により形成され、そ の後にめっき処理が施される。13はドアの外部から窓ガラス19を伝う等して 侵入した水滴が開口孔12からコーン紙、ダンパ、ボイスコイル等に直接かから ないように防止するためのカバー部である。カバー部13は開口孔12の一部を 抜きかすとして廃棄せずに絞り加工により形成されている。尚、カバー部13は フレーム11の円錐筒外周とコーン紙23との空間に形成され、カバー部13の 先端部21が根元よりも高い位置になるようにし、侵入した水が後部へ流れるよ うに勾配がつけられている。
【0012】 次に、図2によりスピーカの取付方法を説明する。 自動車のドア22の内板26の所定箇所に、スピーカ10の円錐筒の大径部1 6よりやや大きめの孔27とカバー部13が真上になるように設定し、スピーカ 10の取付孔15に合わせたねじ孔28をあける。そして、スピーカ10の前面 部を車室内に向け、しかもスピーカ10のカバー部13が真上になるように、ド ア22の内板26にねじ29で取り付ける。
【0013】 このような構成により、前記ドア22の内板26に取り付けられたスピーカ1 0の上部よりドア22の窓ガラス19を伝う等して侵入した水滴が落下しても、 開口孔12に設けられたカバー部13により遮られ、水滴が直接開口孔12から 中にはいるのを防止できる。尚、前記水滴はカバー部13に設けられた勾配に沿 ってスピーカ10の後部へ流れ落ちるので、スピーカ10の内部への侵入が防止 できる。
【0014】 図3は本考案の第2実施例のスピーカの防水構造を示す背面図である。 スピーカ30のフレーム31の開口孔32に設けられたカバー部33は、第1 実施例の開口孔12に設けられたカバー部13と同等のカバーである。第2実施 例は、前記第1実施例よりもさらに防水効果を上げるために、カバー部33に隣 接する開口孔32a、32bの一部にも上部からの水滴の侵入を防止し、また、 カバー部33に当たった水滴の流れを誘導してこの水滴がスピーカ内部への侵入 を防止するカバー部37、38が形成されている点が特徴である。カバー部37 、38はスピーカ30の背面開口率を考慮してカバー部を開口孔32a、32b の一部に設けたものであるが、設計上余裕があればカバー部33と同形状のもの を設けても良い。
【0015】 尚、スピーカ30を自動車のドアへ取り付ける場合は、第1実施例と同じよう にスピーカ30のカバー部33が真上になるように、前記ドアの内板にねじで取 り付ける。 このような構成により、本実施例によれば、前記ドアの内板に取り付けられた スピーカ30の上部よりドアの窓ガラスを伝う等して侵入した水滴が落下しても 、開口孔32、32a、32bに設けられたカバー部33、37、38により遮 られ、水滴が直接開口孔32、32a、32bからスピーカ30の中にはいるの を防止でき、また、カバー部33に当たった水滴の流れがカバー部37、38に より誘導されスピーカ30内部にこの水が侵入するのを防止できる。尚、前記水 滴はカバー部33、37、38に設けられた勾配に沿ってスピーカ30の後部へ 流れ落ちる。
【0016】 以上説明したように第1、第2実施例によれば、スピーカの背面開口孔部12 、32の本来廃棄する箇所の材料を利用して防水カバー13、33、37、38 を一体成形しているので、材料費及び加工費の節減が図れる。また、防水カバー 13、33、37、38がスピーカのフレーム11、31とコーン紙との空間に 設けられているので、スピーカの外周より突出せず自動車のドア内部に取り付け る際位置の制約を受けることが少なくなり音響効果の面でも有利となる。
【0017】 図4は第3実施例のスピーカの取付方向を示す背面図、図5は第3実施例のス ピーカの取付構造を示す側面断面図である。 本考案はスピーカ40のドア75への取付構造を工夫したものであり、自動車 のドア75の内板70の所定箇所にスピーカ40のフレーム41の大径部45よ りやや大きめの孔71を設け、そして、スピーカ40のフレーム41の橋絡部4 3が真上になるように取付孔44に合わせたねじ孔72をあける。そして、スピ ーカ40の前面部を車室内に向け、しかもスピーカ40の橋絡部43が真上にな るように、前記ドア75の内板70にねじ73で取り付ける。
【0018】 このような構成により、本実施例によれば、前記ドア75の内板70に取り付 けられたスピーカ40の上部よりドア75の窓ガラス74を伝う等して侵入した 水滴がスピーカ40の背面に落下してもフレーム41の橋絡部43により遮られ 、水滴が直接開口孔42から中にはいるのを防止できる。尚、前記水滴は橋絡部 43に設けられた勾配に沿ってスピーカ40の後部へ流れ落ちるので、スピーカ 40の内部への侵入が防止できる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、スピーカの音質をはじめその他の品質を 低下させることなく、また、簡単な構造で且つ安価な防水構造のスピーカを提供 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例のスピーカの防水構造を示す
背面図である。
【図2】本考案第1実施例のスピーカの取付構造を示す
側面断面図である。
【図3】本考案第2実施例のスピーカの防水構造を示す
背面図である。
【図4】本考案第3実施例のスピーカの取付方向を示す
背面図である。
【図5】本考案第3実施例のスピーカの取付構造を示す
側面断面図である。
【図6】従来のスピーカの防水構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10、30、40・・・・スピーカ 11、31、41・・・・フレーム 12、32、42・・・・開口孔 13、33、37、38・カバー部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア内部に組み込まれるスピー
    カにおいて、 前記スピーカのフレームの上側背面開口孔の内径側端部
    から、該スピーカの前面方向に延在するよう該フレーム
    と一体成形されたカバーを設けたことを特徴とするスピ
    ーカの防水構造。
  2. 【請求項2】 前記スピーカのフレームの前記上側背面
    開口孔と隣接する開口孔の内径側端部から、該スピーカ
    の前面方向に延在するよう該フレームと一体成形された
    水流誘導部を設けたことを特徴とする請求項1記載のス
    ピーカの防水構造。
  3. 【請求項3】 自動車のドア内部に組み込まれるスピー
    カにおいて、 前記スピーカのフレームの背面開口孔に挟まれフレーム
    の内径側と外径側を連結する橋絡部を真上にして、ドア
    内部に取り付けることを特徴とするスピーカの取付構
    造。
JP6921693U 1993-12-24 1993-12-24 スピーカの防水構造及び取付構造 Withdrawn JPH0742286U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6921693U JPH0742286U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 スピーカの防水構造及び取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6921693U JPH0742286U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 スピーカの防水構造及び取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742286U true JPH0742286U (ja) 1995-07-21

Family

ID=13396311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6921693U Withdrawn JPH0742286U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 スピーカの防水構造及び取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742286U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4905860A (en) Speaker box
DE102007059452A1 (de) Mikrofonwindschutzeinrichtung
DE102017123403B4 (de) Ultraschallsensor für ein Fahrzeug
US6810129B2 (en) Waterproof speaker for use in an automobile
JPH0742286U (ja) スピーカの防水構造及び取付構造
US20020008405A1 (en) Noise shut-off device for doors of automotive vehicle
DE102017123401B4 (de) Ultraschallsensor für ein Fahrzeug
JP2000104425A (ja) 自動車のバックドア用ストライカ
JPH0135149B2 (ja)
JPH07117570A (ja) 自動車のドアスピーカー取付部の排水構造
JP3614202B2 (ja) スピーカ構造
JP3214641B2 (ja) ドアサッシュの取付構造
DE19834878A1 (de) Lautsprecher für ein Kraftfahrzeug
JP3213517B2 (ja) スピーカ構造
JP2550261Y2 (ja) 車両用エアボックス構造
JP2002187485A (ja) 自動車のラゲージルーム用トノボード
JPH0542692Y2 (ja)
JPH0946783A (ja) スピーカ構造
JP2871951B2 (ja) スピーカ装置
JPS5996066A (ja) 自動車の外気導入口における水の浸入防止装置
JPH106776A (ja) ドア構造
JP2541929Y2 (ja) キーシリンダ取付部の排水構造
JPH08210423A (ja) 防振装置
JPH0958268A (ja) 自動車用ドアの車室内侵入防止構造
KR100377140B1 (ko) 자동차의 리어 도어 델타 몰딩 결합구조

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305