JPH0742201U - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

Info

Publication number
JPH0742201U
JPH0742201U JP7048593U JP7048593U JPH0742201U JP H0742201 U JPH0742201 U JP H0742201U JP 7048593 U JP7048593 U JP 7048593U JP 7048593 U JP7048593 U JP 7048593U JP H0742201 U JPH0742201 U JP H0742201U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
substrate
conductor
filter
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7048593U
Other languages
English (en)
Inventor
佳史 山形
Original Assignee
京セラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 京セラ株式会社 filed Critical 京セラ株式会社
Priority to JP7048593U priority Critical patent/JPH0742201U/ja
Publication of JPH0742201U publication Critical patent/JPH0742201U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マウント基板上にフィルタ部を接合する半田
の広がりによる特性ばらつきを抑制し、信頼性の高い誘
電体フィルタを提供する。 【構成】外導体と内導体を形成した誘電体ブロックから
なる共振手段1a、1bを複数接合したフィルタ部1
を、入出力用電極32a、33a及びアース電極31a
が形成された絶縁基板3に載置して成る誘電体フィルタ
において、前記絶縁基板3の入出力用電極32a、33
aとアース電極31aとの間に、基板3の厚みを方向を
貫く開口36を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、組立が容易で且つ表面実装に適した誘電体フィルタに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
通信機の高周波フィルタとして、回路基板上に直接実装可能な表面実装型誘電 体フィルタが多用されている。
【0003】 例えば、実開平4−114203に示される表面実装型誘電体フィルタは、図 5に示すように、複数の共振器51a、51bを接合したフィルタ部51、入出 力用電極53、54、及びアース電極55が形成されたマウント基板52、フィ ルタ部51と入出力用電極53、54を電気的に接続する接続ピン56a、56 b、フィルタ部51を被覆するシールドカバー57とから主に構成されている。
【0004】 尚、入出力用電極53、54の一部は、互いに噛み合う結合部53a、54bが 形成されている。
【0005】 上述のフィルタ部51を構成する誘電体共振器51a、51bは、誘電体ブロ ックに貫通孔を形成し、この貫通孔の一端開口面(開放端面)を除いて、誘電体 ブロックの内外周面に導体膜を形成することにより形成されている。尚、共振器 の貫通孔の内壁面に形成された導体膜を内導体、それ以外の面の導体膜を外導体 という。
【0006】 マウント基板52は、例えば所定誘電体率を有する誘電体基板からなり、フィ ルタ部51が載置される部分にはアース電極55が形成されている。また、アー ス電極55から離れて、接続ピン56a、56bと接続する入出力電極53、5 4が形成されている。さらに、入出力電極53、54の間には互い噛み合うよう に形成された結合部53a、54aがが形成され、この結合部で所定容量が発生 する。尚、結合のための容量は、マウント基板と別の誘電体基板で発生させて、 マウント基板3と接続ピン56a、56bとの間に介在させても構わない。
【0007】 尚、図には現れないが、アース電極55が形成されたマウント基板52の裏面側 にも、表面実装が可能なようにアース電極55と基板の端面を介して接続される アース電極が形成されている。また、入出力電極53、54に対応する裏面側に も、アース電極55と同様に、表面実装が可能なように入出力電極53、54と と基板の端面を介して接続される入出力電極が形成されている。この裏面側の入 出力電極の形状は、結合部をもたず、表面側の入出力電極53、54に比較して 、比較的小さくなっている。
【0008】 上述のアース電極55と入出力電極53、54とは互いに離れて形成されてい るが、これは、アース電極55と入出力電極53、54との間で浮遊容量が小さ くなるようにするためである。
【0009】 シールドカバー57は、例えば金属板を折曲げ加工して形成しており、フィル タ部51の外導体ないしマウント基板52のアース電極の一部と半田などによっ て接合されている。
【0010】 以上のような構造の誘電体フィルタを組み立てるに当たっては、まず、フィル タ部51の共振器51a、51bの内導体に接続ピン56a、56bを接続する 。
【0011】 次に、マウント基板53上に設けられたアース電極55、入出力電極53、5 4上にディスペンサで高温半田を主成分とするクリーム半田を供給する。
【0012】 次に、入出力電極53、54上に、フィルタ部51から延びる接続ピン56a 、56bを、アース電極55上にフィルタ部51の外導体の下面を夫々接続する ように位置決め搭載する。
【0013】 次に、載置したフィルタ部51の上面の外導体にクリーム半田を塗布し、シー ルドカバー6を位置合わせして、フィルタ部51の全体を被覆する。
【0014】 そして、リフロー炉に通して、マウント基板52の入出力電極53、54と接 続ピン56a、56b、アース電極55とフィルタ部51、フィルタ部51とシ ールドカバー57を夫々接合を行う。
【0015】 尚、上述の組立において、ディスペンサによるクリーム半田の供給に代えてメ タルマスクを用いて半田ペーストを所定範囲にスクリーン印刷してもよい。
【0016】 このような誘電体フィルタは、マウント基板3の裏面側に延びる入出力電極、 アース電極を用いて、プリント配線基板の所定配線パターンに表面実装される。
【0017】
【考案が解決しようとする課題】
上述の誘電体フィルタの組み立て工程においては、誘電体フィルタ自身が高周 波領域(たとえば800〜900MHz)で使用されるため、接続ピン56a、 56bと内導体、入出力電極53、54と接続ピン56a、56b、アース電極 55とフィルタ部51、フィルタ部51とシールドカバー57の各接続部分は完 全に十分な面積で接続されている必要があり、それが不完全であると、不要なイ ンダクタンス成分等が生じて特性が設計値からずれてしまう。
【0018】 特にフィルタ部51の外導体とマウント基板52のアース電極55との接続部 は十分な面積が確保されていることが必要である。そのために、この接続部には ディスペンサでクリーム半田を比較的多めに供給する。
【0019】 しかし、リフロー炉に投入して、半田を溶融した時、溶融した半田がフィルタ 部51の接続領域、即ちマウント基板52のアース電極55の領域内に納まらず 、フィルタ部51の周囲にはみ出す場合が生じる。
【0020】 このようにはみ出した半田が入出力電極53、54の近傍に達した場合、実際 のアース電極55と入出力電極53、54の間隔が狭くなり、大きな浮遊容量を 生じることになり、所望の特性を得ることができなくなる。その結果、特性ばら つきの多い誘電体フィルタとなってしまう。
【0021】 本考案は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、特性ばら つきが少なく、信頼性の高い誘電体フィルタを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、外導体と内導体を形成した誘電体ブロックからなる共振手段 を複数接合したフィルタ部を、入出力用電極及びアース電極が形成されたマウン ト基板に載置した誘電体フィルタにおいて、 前記マウント基板の入出力用電極とアース電極との間に、該基板の厚みを方向 を貫く開口を設けた誘電体フィルタである。
【0023】
【作用】
本考案によれば、マウント基板の入出力電極とアース電極との間に、該基板の 厚み方向を貫く開口を設けている。従って、アース電極上にフィルタ部を半田な どで接続した時、仮にフィルタ部とマウント基板のアース電極との界面から溶融 半田がはみ出し、入出力電極の近傍に広がっても、開口が存在しており、開口の 周辺で溶融した半田の表面張力が作用してその広がりが阻止される。そのために 、半田が入出力電極に接近することがなくなり、入出力電極との間で浮遊容量を 生じることがなくなる。
【0024】 また、開口を形成したことにより、開口部分は比誘電率ε=1となるため、ア ース電極と入出力電極間の容量が一層小さくなる。その結果、特性のばらつきが 少なく安定した製品が得られる。
【0025】
【実施例】
以下、本考案の誘電体フィルタを図面に基づいて詳説する。
【0026】 図1は、本考案の誘電体フィルタのシールドカバーを省略した状態の外観斜視 図であり、図2は分解斜視図であり、図3(a)、3(b)はマウント基板の表 面、裏面側の平面図であり、図4(a)、4(b)は結合基板の表面、裏面側の 平面図である。
【0027】 図1及び図2において、誘電体フィルタ10は、複数の共振器、例えば2つの 共振器1a、1bとで構成されるフィルタ部1と、各共振器1a、1b間を結合 するための結合手段、例えば容量が形成された第1の基板(以下、結合基板とい う)2と、フィルタ部1及び結合基板2とを載置する第2の絶縁基板基板(以下 、マウント基板という)3と、接続部材(以下、接続ピンという)4a、4bと 、ケース6とから構成されている。
【0028】 フィルタ部1の共振器1a、1bは、高周波用誘電体磁器材料から成るブロッ クの略中心部分に貫通孔11を形成して、その貫通孔11の一端開口端面を除く 全面に導体膜が形成されている。ここで、一端開口面を開放端面、それと対向す る面を短絡端面、また貫通孔11の内壁に形成された導体膜を内導体、それ以外 の面に形成された導体膜を外導体という。尚、共振器1a、1bの構造について は、その他に種々の変更が可能であり、例えば、図示しているように、開放端面 の一部に内導体と接続する導体膜が形成された溝部12を周設したり、各共振手 段を直接電磁界結合するように、共振手段の当接面に、誘電体ブロックが露出す る結合用溝を形成しても構わない。
【0029】 接続ピン4a、4bは、銅、黄銅、鉄、もしくはそれらの半田メッキ材などか らなり、一端が共振器の内導体に接続され、他端が結合基板2の導体パターンに 接続されている。
【0030】 シールドカバー6は、黄銅、鉄、もしくはそれらの半田メッキ材などの金属か らなり、フィルタ部1及び結合基板2を被覆するように底面が開口して箱形状と なっている。そしてこのシールドカバー6の内面で、フィルタ部1の外導体と半 田接合により接合される。シールドカバー6の側壁には、90度折曲げられた舌 部61が形成されて、以下に述べるマウント基板3のアース導体膜部分に半田接 合される。更に、シールドカバー6の側壁には入出力用電極との短絡を防止する ための切り込み62が形成されている。
【0031】 結合基板2は、結合手段として容量素子、インダクタンス素子が列挙されるが 、本実施例では、容量素子を用いている。具体的には所定誘電率のアルミナやチ タン酸バリウムなどからなる誘電体基板の両主面に図4(a)、4(b)に示す ような容量発生パターンが形成されている。 図4(a)に示す一方主面、即ち、フィルタ部1の接続ピン4a、4bが接続 する面には、接続ピン4a、4bと接続される導体パターン21a、21b、及 導体パターン21a、21bから延び、且つ互いに噛み合う櫛歯電極パターン2 1c、21dが形成されている。
【0032】 また、図4(b)に示す他方主面、即ちマウント基板3の表面と接合する面に は、導体パターン21a、21bの大部分に対向し、マウント基板3の入出力用 導体電極32a、33aに続される入出力用導体パターン22a、22b、及び 櫛歯電極パターン21c、21dに対向する浮き導体パターン22cが形成され ている。
【0033】 この結合基板2によって、櫛歯電極パターン21c、21dの相互の噛み合い 及び櫛歯電極パターン21c、21dと浮き導体パターン22cとの間に段間結 合用容量が発生し、また、導体パターン21a、21bと入出力用導体パターン 22a、22bとの間で入出力用容量が発生し、入出力用導体パターン22a、 22bと浮き導体パターン22cの間、入出力用導体パターン22a、22bと 櫛歯電極パターン21c、21dとの間で夫々有極化用容量が発生することにな る。
【0034】 次に、図3(a)、(b)によりマウント基板3を説明する。マウント基板3 は、その材料としてガラエポ基板、アルミナ誘電体基板等が列挙されるが、この 実施例ではガラエポ基板を用いている。
【0035】 図3(a)に示す一方主面、即ち、フィルタ部1が載置される側には、フィル タ部搭載領域にフィルタ部の外導体と接続するアース電極(以下アース導体膜と いう)31a、アース導体膜31aと対向する基板3の先端部部領域にはシール ドカバーを接続するためのアース電極31b、入力用導体電極32a、出力用導 体電極33aが形成されている。この入出力用導体電極32a、33aに跨がる ように接合基板2が配置され、入出力用導体電極32a、33aに結合基板2の 入出力用導体パターン22a、22bに接続する。
【0036】 図3(b)に示す他方主面側には、広い領域に渡りアース端子となるアース電 極31cが形成され、また、入力用導体電極32a、出力用導体電極33aに対 応する位置に、入力用端子となる入力用電極32b、出力用端子となる出力用電 極33bが形成されている。
【0037】 また、マウント基板3の端面には、一方主面のアース導体膜31a、アース電 極31bと他方主面側のアース電極31cと接続するように端面スルーホール導 体膜34a、34bが形成され、また、一方主面の入力用導体電極32aと他方 主面側の入力用電極32bとを接続するように、さらに、一方主面の出力用導体 電極33aと他方主面側の出力用電極33bとを接続するように夫々端面スルー ホール導体膜32c、33cが形成されている。
【0038】 また、フィルタ部1が搭載されるアース導体膜31aの中央付近には、導通ス ルーホール35が形成されている。この導通スルーホール35は、アース導体膜 31aとアース電極31cとをできる限り短い距離で接続し、等電位にするため 及びフィルタ部1を接合した時に半田たまりを形成して、不要な半田を逃がすこ とにより接合信頼性を向上するためものである。尚、電気的な作用のみを得るの であれば、導通スルーホール35の代わりにビアホールを用いてもよい。
【0039】 本考案の特徴的なことは、マウント基板3の一方主面側の入出力電極である入 力用導体電極32a、出力用導体電極33aと各アース電極であるアース導体膜 31a、アース電極31bとの間の空間領域に、マウント基板3の厚み方向を貫 く開口36・・を形成したことである。この実施例においては、アース導体膜3 1aと入出力用導体電極32a、33aとの間に夫々1つづの開口36を、また 、アース電極31bと入出力用導体電極32a、33aとの間に夫々1つづの開 口36を、合計4つの開口36・・・を形成している。
【0040】 この開口36の大きさは、マウント基板3の機械的強度を規格値よりも低下さ せない範囲で大きくすることが、溶融半田のはみ出し防止に効果がある。また、 開口の形状としては特に限定するものではなく、実施例では円形としているが、 入出力電極方向に長軸を有する長円形であっても、矩形状であってもよく、さら に、その開口36の一部がマウント基板3の側面側端面に達していしても構わな い。
【0041】 次に、誘電体フィルタ10の組立について説明する。
【0042】 まず、図3に示すマウント基板3、図4に示す結合基板2を用意するとともに 、内導体に接続ピン4a、4bを接続したフィルタ部1を用意する。
【0043】 次に、マウント基板3の入出力用導体電極32a、33aの所定位置にディス ペンサでクリーム半田を所定量供給し、結合基板2を載置する。
【0044】 次に、アース導体膜31a、載置した結合基板2上の入出力導体パターン21 a、21bの所定位置に同じくクリーム半田を供給し、その後、フィルタ部1を マウント基板3のアース導体膜31a上に載置する。これによって、接続ピン4 a、4bの端部は結合基板2の入出力導体パターン21a、21bに電気的に接 合されることになる。 この状態で、リフロー炉に投入て、クリーム半田を溶融し、徐冷することによ り、マウント基板3にフィルタ部1と結合基板2とが強固に半田接続される。
【0045】 この時、マウント基板3には開口36が設けられているので、アース導体膜3 1aとフィルタ部1との間の半田がはみ出し、入出力用導体電極32a、33a の近傍に広がろうとしても、アース導体膜31aと入出力用導体電極32a、3 3aとの間に形成した開口36によって阻止されることになる。
【0046】 この後、マウント基板3上に固定されたフィルタ部1の上面の外導体及びアー ス電極31b上に半田を塗布し、シールドカバー6を被覆圧接した後、再びリフ ロー炉に通すことにより、フィルタ部1にシールドカバー6は固定される。 シールドカバー6によって、フィルタ部1及び結合基板2は、シールド作用を 有するように被覆されることになる。
【0047】 このシールドカバー6の被覆においても、アース電極31b上に塗布した半田 がシールドカバー6の圧接によって、入出力用導体電極32a、33aの近傍に 広がろうとしても、上述のようにアース電極31bと入出力用導体電極32a、 33aとの間に形成した開口36によって阻止されることになる。
【0048】 なお、以上の工程では、シールドカバー6を被覆圧接する際に、すでに載置し たフィルタ部1や結合基板2が位置ずれを起こさないように、あらかじめこれら を固定しておく意味でリフロー処理を2回に分けて行ったが、位置ずれの問題が なければ1回の工程で行ってもよい。また、メタルマスクを用いて半田印刷によ り、各接合部分に半田を塗布しても構わない。
【0049】 以上のように、本考案によれば、開口36・・・の存在により、アース導体膜 31aやアース電極31b上に供給した半田が、このアース導体膜31aやアー ス電極31bと接合するフィルタ部1やシールドカバーを固定した時に、広がり 、入出力用導体電極32a、33aの近傍に広がろうとしても、この広がりを阻 止することができ、アース導体膜31a、アース電極31bと入出力用導体電極 32a、33aとの間隔を所定に保ち、さらに、この開口がマウント基板3の厚 み方向を貫通する空隙であるため、比誘電率ε=1となり、不要な浮遊容量の発 生を抑制することができ、結果として、特性ばらつきが少なく、接合信頼性の高 い誘電体フィルタとなる。
【0050】 上述の実施例において、開口36は、フィルタ部1が搭載されるアース導体膜 31aと入出力用導体電極32a、33aとの間と、シールドケース6が固定さ れるアース電極31bと入出力用導体電極32a、33aとの間に夫々形成して いるが、シールドケース6を工程するために必要な半田量が比較的少ないことな どを考慮すれば、シールドケース6が固定されるアース電極31bと入出力用導 体電極32a、33a間の開口を省略することができる。また、シールドケース 6の固定方法、たとえばマウント基板3の端面を利用して固定する場合でも、ア ース電極31bと入出力用導体電極32a、33a間の開口を省略することがで きる。
【0051】 また、上述の実施例では、2つの共振手段から成るフィルタ部を用いたが、共 振器の数は任意に変えることができ、また、共振器間の結合を結合基板2を用い たが、誘電体材料からなるマウント基板3においては、マウント基板3に直接結 合容量などを発生させることが可能であり、結合基板2を省略することができる 。また、結合基板2の各種容量の発生のための導体パターンは任意に変えても構 わない。また、結合方法は容量のみならず、インダクタンス成分を形成して、そ れを用いて行っても構わない。さらに、複数の共振手段から成るフィルタ部を単 一の誘電体ブロックで形成しても構わない。
【0052】
【考案の効果】
以上のように本考案では、マウント基板の入出力電極とアース電極との間の電 極を形成しない領域に開口を設けていることによって、少なくともアース導体膜 (アース電極)上にフィルタ部を半田接続する際に、フィルタ部底面からはみ出 した半田による入出力電極との浮遊容量の発生を抑制することができるため、特 性のばらつきが少なく安定した製品を高い歩留まりで得ることができる。
【0053】 クリーム半田の塗布作業において、塗布量の厳密な管理を行わなくても良いの で、自動化が容易で、安価に組み立てることができ、しかも接合信頼性が向上す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の誘電体フィルタのシールドカバーを省
略した状態の外観斜視図である。
【図2】本考案の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図3】(a)は本考案の誘電体フィルタのマウント基
板の表面側の平面図であり、(b)はその裏面側の平面
図である。
【図4】(a)は本考案の誘電体フィルタに用いる結合
基板の表面側の平面図であり、(b)はその裏面側の平
面図である。
【図5】従来の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・フィルタ部 1a、1b・・・共振器 2・・・・・・・結合基板 3・・・・・・・マウント基板 31a・・・・アース電極(アース導体膜) 31b・・・・アース電極 32a、33a・・・入出力用導体電極(入出力電極) 36・・・・・・・・開口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外導体と内導体を形成した誘電体ブロック
    からなる共振手段を複数接合したフィルタ部を、入出力
    用電極及びアース電極が形成されたマウント基板に載置
    した誘電体フィルタにおいて、 前記マウント基板の入出力用電極とアース電極との間
    に、該基板の厚みを方向を貫く開口を設けたことを特徴
    とする誘電体フィルタ。
JP7048593U 1993-12-28 1993-12-28 誘電体フィルタ Pending JPH0742201U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048593U JPH0742201U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 誘電体フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7048593U JPH0742201U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 誘電体フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742201U true JPH0742201U (ja) 1995-07-21

Family

ID=13432878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7048593U Pending JPH0742201U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 誘電体フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742201U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2938820B2 (ja) 高周波モジュール
JPH0624282B2 (ja) フイルタ装置
JPH0451602A (ja) 誘電体フィルタ
JPH0742201U (ja) 誘電体フィルタ
JP3438683B2 (ja) 非可逆回路素子、通信装置および非可逆回路素子の製造方法
JP2002134639A (ja) 高周波電子部品用パッケージおよびそれを用いた高周波電子部品
JPH04365396A (ja) 高周波用面実装モジュール
JPH05183250A (ja) 厚膜回路基板および厚膜回路基板装置
JP3046803B2 (ja) 誘電体フィルタ
KR100257383B1 (ko) 소자(素子) 결합형 유전체 필터
JP2661004B2 (ja) 誘電体フィルタ
JP3161197B2 (ja) 電子部品の実装構造
JPH07273503A (ja) 表面実装型誘電体フィルタ
JP2727447B2 (ja) 誘電体フィルタを備えた回路装置
JPH08186405A (ja) 表面実装型誘電体フィルタ
JPH10335873A (ja) 高周波回路部品
JPH06164206A (ja) 誘電体フィルタおよび誘電体フィルタと回路基板との組合わせ構造
JPH0541204U (ja) 誘電体フイルタ
JP2000151208A (ja) 誘電体共振器及びフイルタ装置
JPH04339403A (ja) 誘電体共振器と集積回路
JPH08186404A (ja) 誘電体フィルタ
JPH11284413A (ja) 方向性結合器
JPH06283905A (ja) 誘電体フィルタ及びその製造方法
JPH05235619A (ja) ストリップラインフィルタ
JPH07115305A (ja) 誘電体フィルタ