JPH08186405A - 表面実装型誘電体フィルタ - Google Patents

表面実装型誘電体フィルタ

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JPH08186405A
JPH08186405A JP32644794A JP32644794A JPH08186405A JP H08186405 A JPH08186405 A JP H08186405A JP 32644794 A JP32644794 A JP 32644794A JP 32644794 A JP32644794 A JP 32644794A JP H08186405 A JPH08186405 A JP H08186405A
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mount
filter
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JP32644794A
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Yoshifumi Yamagata
佳史 山形
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】フィルタ部を構成する共振手段を結合する結合
基板とマウント基板との機械的接合が所定位置で簡単に
定まり、しかもその電気的な接続状態を簡単に確認する
ことができる表面実装型誘電体フィルタを提供する。 【構成】入出力接続電極パッド34、35が形成された
マウント基板3に、複数の共振手段1a、1bからなる
フィルタ部及び各共振手段1a、1bを結合するための
結合基板2が載置・接続されて成る表面実装型誘電体フ
ィルタ10であって、前記結合基板2の対向する一対の
基板2端面に結合回路の入出力端子電極23a、23b
を形成して、マウント基板の表面に形成した入出力接続
電極パッド34、35に半田37を介して接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立が容易で且つ表面
実装に適した誘電体フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信機の高周波用パンドパスフィルタ、
アンテナフィルタなどのフィルタとして、プリント配線
基板上に直接実装可能な表面実装型誘電体フィルタが多
用されている。
【0003】例えば、実開平4−114203に示され
る表面実装型誘電体フィルタは、図4に示すように、複
数の共振器71a、71bを接合したフィルタ部71
と、入出力用端子電極75、76(76は図には現れな
い)、アース導体膜77が夫々形成されたマウント基板
72と、共振器71a、71bの結合用容量、入出力用
容量を発生する容量パターン78、79が夫々形成され
た結合基板73と、シールドケース74とから主に構成
されている。尚、図には現れないが、マウント基板72
の裏面には、基板72の端面を介して入出力用端子電極
75、76が形成されており、また、基板72の端面を
アース導体膜77が夫々形成されている。
【0004】また、結合基板73の裏面には、特に容量
電極パターン78、79と基板72の厚み方向に対向し
て入出力用容量を発生するための容量電極パターンが形
成されている。
【0005】具体的には、共振器71a、71bは1/
4波長型の共振器であり、共振器71a、71bの内導
体と結合基板73の容量パターン78、79とは接続ピ
ン80a、80bによって接合されており、また、共振
器71a、71bの外導体はマウント基板72のアース
導体膜77と接合される。さらに、結合基板73の裏面
の容量パターンは、マウント基板73の入出力用端子電
極75、76に接合されている。
【0006】さらに、フィルタ部71、結合基板73を
シールドケース74が被覆している。具体的には、シー
ルドケース74は共振器71a、71bの外導体と電気
的に接合するとともに、マウント基板72の端面のアー
ス導体膜77に接続している。
【0007】以上のような構造の表面実装型誘電体フィ
ルタを組み立てるに当たっては、まず、フィルタ部71
の共振器71a、71bの内導体に接続ピン80a、8
0bを接続する。
【0008】次に、マウント基板72の形状の凹部を有
する固定治具にマウント基板72を嵌合し、固定された
マウント基板72上に形成された入出力用端子電極7
5、76、アース導体膜77上に高温クリーム半田を供
給し、また、結合基板73の容量パターン78、79上
に高温クリーム半田を供給する。
【0009】次に、入出力用端子電極75、76上に結
合基板73を載置し、またアース導体膜77上にフィル
タ部71を搭載し、また、結合基板73の容量パターン
78、79と接続ピン80a、80bとを位置決め接触
する。
【0010】次に、フィルタ部71の上面の外導体にク
リーム半田を塗布し、マウント基板72を固定治具から
外して、マウント基板72の端面に形成したアース導体
膜77にもクリーム半田を塗布し、シールドケース74
を被覆する。この時、シールドケース74は、フィルタ
部71の全体を被覆するとともに、マウント基板72の
端面にシールドケース74の開口内壁面が当接するよう
に被覆する。
【0011】そして、リフロー炉に通して、クリーム状
半田の溶融・硬化によって、マウント基板72の入出力
用端子電極75、76と結合基板73の裏面側容量パタ
ーンとを、結合基板73の容量パターン78、79と接
続ピン80a、80bとを、アース導体膜77とフィル
タ部71とを、フィルタ部71とシールドケース74
を、マウント基板72の端面のアース導体膜77とシー
ルドケース74の開口内壁面とを電気的且つ機械的に接
合を行う。
【0012】このような表面実装型誘電体フィルタは、
マウント基板72の裏面側の入出力用端子電極、アース
導体膜を用いて、プリント配線基板の所定配線パターン
に表面実装される。
【0013】上述の表面実装型誘電体フィルタの組み立
て工程において、シールドケース74を被覆する場合、
シールドケース74をマウント基板72の端面にまで覆
うようにするために、マウント基板72をマウント基板
固定用の治具から一度外して、外すことによって現れた
マウント基板72の端面で利用して被覆を行っていた。
【0014】上述のようにシールドケース74を被覆す
る際に、マウント基板72上の所定位置に搭載されたフ
ィルタ部71が位置ずれしたり、また結合基板73がず
れたりしてしまうことがあり、マウント基板72を固定
治具から外すという組立工程の煩雑化ばかりでなく、フ
ィルタ部71の位置ずれによる特性の変動を与えること
にもなってしまう。
【0015】また、組立工程が簡単にするために、マウ
ント基板上72に搭載されたフィルタ部71の位置ずれ
が発生しないようにするために、本出願人は先に、フィ
ルタ部をマウント基板に載置させるとともに、該フィル
タ部をマウント基板の表面周囲で固定されるシールドケ
ースで被覆した表面実装型誘電体フィルタを提案した。
(特願平6−61035号)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平6−6
1035号では、マウント基板とフィルタ部とは治具を
用いて、フィルタ部の短絡端面側の3面、短絡端面とこ
の端面を挟む幅方向の側面を利用して位置決めされてお
り、マウント基板上にフィルタ部の位置決めを有効に行
うことができても、フィルタ部とともにマウント基板上
に載置される結合基板に関しては充分な位置決めを達成
することができなたった。
【0017】本発明は上述の課題に鑑みて案出されたも
のであり、その目的はマウント基板に載置される結合基
板の位置決めを確実に且つ簡単に行うことができる表面
実装用誘電体フィルタを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にアース
導体膜、入出力接続電極パッドが形成されたマウント基
板と、前記アース導体膜に接合される外導体と内導体と
が形成された誘電体ブロックからなる共振手段が複数接
合されたフィルタ部と、前記共振手段間を結合し、入出
力端子電極を有する結合回路が形成された結合基板とか
ら成る表面実装型誘電体フィルタにおいて、前記入出力
端子電極が、結合基板の対向する一対の基板端面に形成
されており、且つマウント基板の表面の入出力接続電極
パッドに半田を介して接続されている表面実装型誘電体
フィルタである。
【0019】
【作用】本発明によれば、結合基板の結合回路の入出力
端子電極が、結合基板の対向する一対の端面に形成され
ており、マウント基板の表面に形成した入出力接続電極
パッドに半田を接続しているため、半田が溶融されて、
徐冷硬化される間に、セルフアライメント効果によっ
て、結合基板とマウント基板との接合位置が所定位置に
設定されることになり、結合基板を位置決めを行うため
の特別な治具を用いることなく、簡単に且つ確実にマウ
ント基板上に結合基板を配置することができる。
【0020】また、結合基板とマウント基板との接合状
態は、結合基板の1対の端面を基準に位置決めされるた
め、位置決め精度が非常に向上し、この接合部分である
結合端面が露出するので、その接合状態を目視で確認す
ることができるため、接合信頼性を高めることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の表面実装型誘電体フィルタを
図面に基づいて詳説する。
【0022】図1は、本発明の表面実装型誘電体フィル
タのシールドケースのみを分解した状態の外観斜視図で
あり、図2は平面図であり、図3は結合基板の概略図で
ある。
【0023】図において、表面実装型誘電体フィルタ1
0は、複数の共振器、例えば2つの共振器1a、1bと
で構成されるフィルタ部1と、各共振器1a、1b間を
結合するための結合手段、例えば容量が形成された結合
基板2と、フィルタ部1及び結合基板2とを載置するマ
ウント基板3と、接続ピン4a、4bと、シールドケー
ス5とから構成されている。
【0024】フィルタ部1の共振器1a、1bは、高周
波用誘電体磁器材料から成るブロック体の略中心部分を
貫通する貫通孔の内壁面に被着した導体(内導体1
1)、一方端面(開放端面)側を除く全面に被着された
導体(外導体12)が形成されている。尚、共振器1
a、1bの構造については、共振器1a、1bの軸長を
短くするためや共振周波数の修正を簡単にするためや帯
域の制御、結合度合いの制御などを行うためなどで種々
な構造が提案されているが、基本は1/4波長型の共振
器である。
【0025】フィルタ部1の変形態様として、2つの共
振器を1つの誘電体ブロックで形成したり、その間に結
合用のスリットや貫通穴を形成することもできる。ま
た、実施例のように複数の共振器を接合する場合には、
その接合面に両共振器の結合容量を発生するための結合
溝を形成することもできる。
【0026】接続ピン4a、4bは、銅、黄銅、鉄、も
しくはそれらの半田メッキ材などからなり、一端が共振
器1a、1bの内導体11に接続され、他端が結合基板
2の容量パターン21a、21bに接続されている。
【0027】結合基板2は、結合手段として容量素子、
インダクタンス素子が列挙されるが、本実施例では容量
素子を用いている。この容量素子を達成する具体的な構
造としは、所定誘電率のアルミナやチタン酸バリウムな
どから成る誘電体基板20の表面側の主面に、図1に示
すように結合容量を発生するように所定形状の表面側の
容量電極パターン21a、21bが形成され、所定容量
電極パターン21a、21bの噛合構造によって結合容
量を発生する。また、図3に示すように誘電体基板20
の裏面側の主面に、表面側の容量電極パターン21a、
21bと基板2の厚み方向に対向する矩形状の容量電極
パターン22a、22bが形成されている。そして、容
量電極パターン22aは、誘電体基板20の幅方向の一
方の端面に延出しており、所定容量電極パターン22b
は、誘電体基板20の幅方向の他方の端面に延出してい
る。尚、容量電極パターン22a、22bから基板20
の端面に延出する部分を、特に入出力端子電極23a、
23bという。
【0028】これにより、結合基板2の表面の容量電極
パターン21a、21bの噛合構造によって、共振手段
1aと共振手段1bとの間の結合容量成分が得られ、ま
た、結合基板2の厚み方向で対向する容量電極パターン
21aと22aとの間で、例えば入力側の共振手段1a
と外部回路との間の入力容量成分が得られ、結合基板2
の一方端面の入力端子電極23aが入力容量成分の一側
の端子となり、さらに、結合基板2の厚み方向で対向す
る容量電極パターン21bと22bとの間で、例えば出
力側の共振手段1bと外部回路との間の出力容量成分が
得られ、結合基板2の他方端面の出力端子電極23bが
出力容量成分の一側の端子となる。
【0029】さらに、接合する共振手段の数を増加し
て、隣接する共振器以外の共振器の容量的な結合を行う
ための容量電極パターンを結合基板2上に形成しても構
わない。
【0030】マウント基板3は、耐熱性を有する絶縁材
料、例えば、ガラエポ基板、アルミナセラミック基板な
どからなり、表面側主面には、第1のアース導体膜3
1、第2のアース導体32、入出力接続電極パッド3
4、35が夫々形成されている。
【0031】第1のアース導体膜31は、フィルタ部1
が搭載される領域に広く形成され、共振器1a、1bの
外導体12と電気的に且つ機械的に接合する。また、第
2のアース導体膜32は、マウント基板3の開放側の先
端に島状に形成され、シールドケース5の舌部5a・・
と電気的に且つ機械的に接合する。
【0032】また、マウント基板3の裏面には、図には
現れないが、アース導体膜が形成されており、この裏面
のアース導体は表面側の第1のアース導体31、第2の
アース導体32に対応する位置に形成され、さらに、第
1のアース導体31、第2のアース導体32に対応した
位置に形成された導体どうしを接続するようにマウント
基板3の長手方向(開放端面側から短絡端面側に延びる
方向)に延びている。
【0033】さらに、第1のアース導体31、第2のア
ース導体32の縁部、即ちマウント基板3の端面には半
円形状の導通スルーホール33・・・が形成されてお
り、この導通スルーホール33・・・を介して、表面側
の第1のアース導体31、第2のアース導体32と裏面
側のアース導体とが電気的に接続されている。従って、
マウント基板3の表面側には、第1のアース導体31と
第2のアース導体32とが別個に形成されているが、実
際には、導通スルーホール33・・・、裏面側のアース
導体を介して電気的に接続されていることになる。
【0034】入出力接続電極パッド34、35は、結合
基板2が搭載される領域の結合基板2の一対の対向しあ
う端部に相当する位置に形成され、マウント基板3の開
口端面側の側面に延出するように形成されている。この
入出力接続電極パッド34、35は、結合基板2の一対
の対向する端面に延出する容量電極パターン22a、2
2bと電気的に且つ機械的に接合する。
【0035】また、マウント基板3の裏面には、図には
現れないが、入出力用端子電極が形成されており、この
裏面の入出力用端子電極は表面側の入出力接続電極パッ
ド34、35に対応する位置に形成されている。さら
に、入出力用端子電極34、35の縁部、即ちマウント
基板3の端面には半円形状の導通スルーホール36・・
・が形成されており、この導通スルーホール36・・・
を介して、表面側の入出力用端子電極34、35と裏面
側の入出力用端子電極とが電気的に接続されている。
尚、ここで、マウント基板3の裏面に形成したアース導
体膜や入出力用端子電極は、端面スルーホール33・・
・、36・・とともに、プリント配線基板上に表面実装
する場合に用いられる。
【0036】シールドケース5は、黄銅、鉄、もしくは
それらの半田メッキ材などの金属からなり、フィルタ部
1及び結合基板2を被覆するように底面及び短絡端面側
の側面が開口した構造となっている。また、シールドケ
ース5の開放端面側の側壁には、90度折曲げられた舌
部5a・・が形成されて、シールドケース5の結合基板
2の近傍に相当する側壁には切り込み5bが形成されて
いる。このシールドケース5はフィルタ部1及び結合基
板2を被覆して、その開口周囲が、マウント基板3の表
面に当接するように配置・固定されている。
【0037】ここで、舌部5a・・は、マウント基板3
の表面に形成した第2のアース導体膜32と電気的且つ
機械的に接合するためのものであり、切り込み5bは入
出力用端子電極34、35とシールドケース5との接触
による短絡を防止するためのものである。
【0038】シールドケース5の固定は、シールドケー
ス5の短絡端面側の内面がフィルタ部1の外導体12に
半田などの導電性接着材を介して、また、シールドケー
ス5の開放端面側の先端の舌部5aがマウント基板3の
表面の第2のアース導体32に半田などの導電性接着材
を介して固定されることによって達成される。
【0039】そして、本発明の誘電体フィルタでは、マ
ウント基板3の表面に、フィルタ部1及び結合基板2を
高温半田37などで接合し、フイルタ部1を構成する各
共振手段1a、1bの内導体11と接合基板2の容量電
極パターン21a、21bとを接続し、さらに、フィル
タ部1及び結合基板2が覆うようにシールドケース5を
マウント基板3に配置する。
【0040】ここで、マウント基板3の表面に、フィル
タ部1及び結合基板2を接合するにあたり、まず、マウ
ント基板3の表面側主面の第1のアース導体膜31及び
入出力接続電極パッド34、35にクリーム状高温半田
37を塗布し、この塗布されたクリーム状高温半田にフ
ィルタ部1及び結合基板2を載置し、リフロー処理して
第1のアース導体膜31とフィルタ部1及び入出力接続
電極パッド34、35と結合基板2とを機械的接合及び
電気的接続を達成する。
【0041】この時、フィルタ部1は、例えばフィルタ
部1の短絡端面側の3面、即ち、短絡端面と、この端面
を挟む幅方向の側面を利用して、位置ぎめ治具でもっ
て、マウント基板3の所定位置に接合することができ
る。
【0042】また、結合基板2は、結合基板2の端面に
延出する入出力端子電極23a、23bと入出力接続電
極パッド34、35と高温半田37によって結合される
ことになる。そして、リフロー処理時の半田の溶融によ
って、マウント基板3の入出力接続電極パッド34、3
5と結合基板2の入出力端子電極23a、23bとの間
で半田張力に起因するセルフアライメント効果によっ
て、マウント基板3上に結合基板2を所定位置に完全に
配置することができる。
【0043】また、マウント基板3の入出力接続電極パ
ッド34、35と接合する結合基板2の入出力端子電極
23a、23bが、結合基板20の端面に形成されてい
るため、セルフアライメント効果による位置決め基準位
置が基板20の端面部分となるため、非常に精度の高い
位置決めが達成される。
【0044】さらに、入出力端子電極23a、23bと
入出力接続電極パッド34、35との半田37の接合
が、結合基板2の端面部分に現れるため、この接合状態
を目視によって簡単に確認することができるため、その
接合信頼性を向上させることができる。
【0045】尚、上述の実施例では、2つの共振器から
成るフィルタ部を用いたが、共振器の数は任意に変える
ことができる。
【0046】また、結合基板2の各種容量の発生のため
の導体パターンは任意に変えても構わない。また、結合
方法は容量のみならず、インダクタンス成分を形成し
て、それを用いて行っても構わない。さらに、複数の共
振器から成るフィルタ部を単一の誘電体ブロックで形成
しても構わない。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明では、マウント基
板の表面に形成した入出力接続電極パッド上に、前記共
振手段間を結合する結合回路が形成された結合基板を接
合する際、前記結合基板の対向する一対の基板端面に延
出する入出力端子電極とマウント基板の表面に形成した
入出力接続電極パッドとを半田を介して接続したため、
半田が溶融されて、徐冷硬化される間の半田の表面張力
に起因するセルフアライメント効果によって、結合基板
の接合位置が所定位置に設定されることになり、結合基
板を位置決めを行うための治具を不要として、簡単に、
且つ確実にマウント基板上に結合基板を配置することが
できる。
【0048】また、結合基板の幅方向の端面に入出力端
子電極を形成して、マウント基板と接合しているので、
結合基板の端面が位置決めの基準位置となり、非常に精
度の高い位置が達成されることになる。
【0049】さらに、結合基板とマウント基板との接合
状態は、結合基板の端面に露出しているので、その接合
状態を目視で確認することができるため、その接合信頼
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面実装型誘電体フィルタのシールド
ケースのみを分解した状態の外観斜視図である。
【図2】本発明の表面実装型誘電体フィルタの平面図で
ある。
【図3】本発明の結合基板とマウント基板との関係を示
す概略図である。
【図4】従来の表面実装型誘電体フィルタの分解斜視図
である。
【符号の説明】
1・・・・フィルタ部 1a、1b・・・共振器 2・・・・・・・結合基板 21a、21b・・・表面側の容量電極パターン 22a、22b・・・裏面側の容量電極パターン 23a、23b・・・入出力端子電極 3・・・・・・・マウント基板 31・・・・・第1のアース導体膜 32・・・・・第2のアース導体膜 34、35・・入出力接続電極パッド 36・・・・・導通スルーホール 4a、4b・・・接続ピン 5・・・・・・・・シールドケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にアース導体膜、入出力接続電極パ
    ッドが形成されたマウント基板と、 前記アース導体膜に接合される外導体と内導体とが形成
    された誘電体ブロックからなる共振手段が複数接合され
    たフィルタ部と、 前記共振手段間を結合し、入出力端子電極を有する結合
    回路が形成された結合基板とから成る表面実装型誘電体
    フィルタにおいて、 前記入出力端子電極が、結合基板の対向する一対の基板
    端面に形成されており、且つマウント基板の表面の入出
    力接続電極パッドに半田を介して接続されていることを
    特徴とする表面実装型誘電体フィルタ。
JP32644794A 1994-12-27 1994-12-27 表面実装型誘電体フィルタ Pending JPH08186405A (ja)

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