JPH0741769A - コールタール留出物から極性および非極性成分を分離する方法 - Google Patents

コールタール留出物から極性および非極性成分を分離する方法

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JPH0741769A
JPH0741769A JP3203772A JP20377291A JPH0741769A JP H0741769 A JPH0741769 A JP H0741769A JP 3203772 A JP3203772 A JP 3203772A JP 20377291 A JP20377291 A JP 20377291A JP H0741769 A JPH0741769 A JP H0741769A
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coal tar
distillate
solvent
nonpolar
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G25/00Refining of hydrocarbon oils in the absence of hydrogen, with solid sorbents

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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温低圧下で連続的にコールタール留出物か
ら極性および非極性成分を分離する。 【構成】 コールタール留出物から極性および非極性成
分を分離する方法は、留出物1を、分離カラムBに通
し、展開剤で溶出するものである。本発明によれば、非
極性溶媒2に溶解したタールオイル留出物1は固定相を
装填した分離カラムBに通して、その物質を溶解してい
る展開剤とともに分集され、次に、極性を大きくした単
一もしくは複数の展開剤で溶出する。そして、より極性
を大きくした単一もしくは複数の展開剤は、その中に溶
解しているものとともに、分集される。続いて、極性お
よび非極性溶媒に溶解している各々の物質を既知の方法
で単離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コールタール留出物か
ら極性および非極性成分を分離する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コールタールの留出物、中でも260℃
で分留されるフラクションは、様々な含窒素ヘテロ環状
化合物、特に、ピリジン、ピリジン誘導体、含ピコリン
化合物、キノリン誘導体、インドールなどの重要な供給
源となる。
【0003】抽出または分留によってこれらの化合物を
得ることは公知である(H.Frank,G.Collin,Steinkohlent
eer,Springer Verlag,Berlin 1968を参照のこと)。しか
し、このような方法は技術的に複雑であり、また前記の
化合物を確実に分離するためには多段階の反応を経なけ
ればならない。
【0004】ドイツ公開公報 31 14 346に開示されてい
る方法は、芳香族炭化水素混合物、特にタールオイルフ
ラクションから含窒素芳香族炭化水素を得るものであ
る。前記の方法によれば、芳香族炭化水素混合物は、酸
化アルミニウムやシリカゲルなどの多孔性無機担体を用
いて均質化され、その後、混合物は分離カラムに通され
て1-30 barの加圧下で溶出され、窒素含有量の多い化合
物と少ない化合物とに分けられる。溶出においては、続
けて少なくとも二つの展開剤を用いるため、溶出は各々
の展開剤の沸点以下の温度で行われる。溶出した後、担
体を熱的に再生して、固定相担体に相当量残存する高含
窒素化合物フラクションを回収する。展開剤としてn−
ヘキサン、トルエンなどが特に好ましく用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実際には、前記の方法
は比較的費用がかかり、中でも混合工程と固定相担体の
熱的再生の必要性のために連続的に分離することが不可
能である。また、溶出は互いに極性がほとんど異ならな
い展開剤を用いるため、高含窒素フラクション中に存在
する化合物をほとんど分離することはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、展開剤の極性
を大きくしていくことによりコールタール留出物を異な
る成分に分離することができる。即ち各々のフラクショ
ン中成分の極性の違いによって分離が可能であるという
考えに基づくものである。本発明によれば、種々のフラ
クションに分離することを可能にするというだけでな
く、低温低圧下で連続的に分離することを可能にするも
のであり、さらに吸着相の熱的再生も不要である。
【0007】本発明によれば、コールタール留出物と非
極性溶媒を混合し、この混合物を固定相を形成した分離
カラムを用いて、先にコールタール留出物と混合した溶
媒と通常は同じ非極性溶媒で溶出し、溶解している物質
ともに溶出する。このようにして、フラクション中の非
極性芳香族炭化水素は溶出される。一方、極性化合物は
吸着相に残存する。続いて、極性のより大きな単一の展
開剤、もしくは極性を徐々に大きくした複数の展開剤を
用いて溶出する。それにより極性のより大きな物質のフ
ラクションが得られる。最後にカラムは非極性溶媒を通
して再生され、再利用される。分留によって非極性物
質、極性物質は各々、非極性展開剤、極性展開剤から分
離される。
【0008】極性のより大きな展開剤とともに、非極性
溶媒とは非常に異なる極性を有する単一の溶媒を溶出に
使用することができるが、なるべくなら、溶出は極性を
徐々に大きくした複数の溶媒で行なう方が好ましい。こ
のようにして溶出している間に、既に極性フラクション
の吸着相中で分離が起こっているので、後の極性展開剤
の分留による分離はより容易になる。
【0009】溶出中はできるだけ含まれる物質の数を減
らすために、極性のより大きな溶媒の混合物の代わり
に、なるべくなら非極性溶媒から始め、続いて極性溶媒
の添加量を増やしていくのが好ましい。
【0010】原則として、非極性溶媒の選択は厳密では
なく、コールタールの留出物とよく混合し、充分にコー
ルタール留出物の極性を下げる溶媒であれば充分であ
る。好適な溶媒は、置換基を有するものまたは有しない
ものでもよく(大体、非極性基を有する)芳香族および
脂肪族炭化水素の中で、その選択は主に経済性を考慮し
て決められる。非極性溶媒の好ましい例は、ベンゼン、
トルエン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタ
ン、クロロヘキサンなどである。より極性の大きい溶媒
は、単独もしくはより好ましくは非極性溶媒とともに用
いられるが、後者の場合、種々の必要条件を満足しなけ
ればならない。
【0011】したがって、非極性溶媒と共に用いて広範
囲にわたって極性を増大させていくことが可能な方法に
おいては、極性溶媒でなければならない。さらに、非極
性溶媒とよく混ざり、そして溶出された極性化合物と充
分に異なる沸点を有しなければならない。さらにまた、
溶出した化合物と共沸するものであってはならない。
【0012】ここに記載した非極性の展開剤と共に用い
られる極性溶媒の好ましい例として、エチルアセテー
ト、プロピルアセテートなどのエステル類、メチレンク
ロライド、クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲ
ン化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの
エーテル類、アセトニトリルなどのニトリル化合物、メ
タノール、エタノール、n−,i−プロパノールなどが
挙げられる。
【0013】本発明の方法において従来から用いられて
きた、とりわけ無機固定相が用いられる。固定相の好ま
しい例としては、シリカゲルや酸、アルカリまたは中性
アルミナが挙げられる。固定相の粒径は60〜200μ
mが好ましい。
【0014】
【実施例】本発明の方法を、概略図を参照しながら好ま
しい実施例により詳細に説明する。コールタール留出物
1は容器A内で非極性溶媒2と混合される。溶媒の体積
比は留出物の体積に対して10〜50%とすることがで
きる。留出物/非極性溶媒の総量は好ましくは、コール
タール留出物と混合したものと同じ非極性溶媒を用いて
既知の方法により充填させた固定相Bのカラムの大きさ
に応じて決定する。カラムの装填量は種々変化させるこ
とができる。しかし最初の量、すなわち混合前の留出物
がカラムに充填された固定相の質量の5〜60%にする
のが一般的である。
【0015】その後、非極性芳香族炭化水素は、同様の
非極性溶媒2で溶出され、分集器Cに分集される。それ
から極性成分、特に含窒素、含硫黄ヘテロ環状化合物や
フェノール誘導体は、貯蔵槽3および/または4に貯蔵
された同じまたは異なる非極性溶媒と極性溶媒との混合
溶媒で溶出される。そして分集器D,Eに分集される。
溶出が様々に異なった徐々に極性を大きくした複数の混
合溶媒で行なわれると、フラクションはさらに多くの分
集器(図示せず)に分集されることが明らかである。
【0016】本発明の方法において、非極性溶媒と極性
溶媒との混合比は9:1〜0:1とすることができる。
【0017】試料のすべての溶出が終わった後、一般的
に、カラムは非極性溶媒でいわゆる「空流し」の約3倍
量で洗浄して再生され、次の留出物の溶出に備えられ
る。
【0018】カラムの再生を含む本発明の方法では、分
離は20〜50℃の温度下で行なわれる。
【0019】分集されたフラクションC,DおよびEの
溶媒は留去して回収され、物質は蒸留および/または結
晶化などの既知の方法で単離される。本発明は、次に述
べる例からさらに明白になる。
【0020】例1 タール分を16%含むコールタールの留出物(3g)を
同体積のシクロヘキサンで希釈し、15gの中性の活性
アルミナ(III)カラムに通す。40mlのシクロヘキサン
で溶出した後、シクロヘキサンを留去する。フラクショ
ン中に最初の留出物に対して83%の収率で中性の芳香
族炭化水素2.49gが得られた。またそのフラクショ
ン中にはタール分は0.1%未満しか含まれていなかっ
た。シクロヘキサンとエチルアセテートの1:1の混合
溶媒(40ml)で溶出を行なった後、溶媒を留去する
と、最初の留出物に対して15%の収率でタール分0.
46gが得られた。そのフラクションは0.1%未満の
芳香族炭化水素しか含んでいなかった。
【0021】カラムはシクロヘキサン40mlで再生さ
れ、同様の手順が繰り返され同様の結果が得られた。
【0022】例2 例1と同様に行なったコールタール留出物とシクロヘキ
サンの混合物をシリカゲル(15g)のカラムに通し
た。溶出は、シクロヘキサンとプロピルアセテート1:
3の混合比の溶媒を用いて実施例1と同様に行なった。
その結果、最初の留出物に対し83%の収率で芳香族炭
化水素2.50gを得た。そしてタール分のフラクショ
ン中には留出物に対し5.7%(0.47g)のタール
分が含まれていた。得られた芳香族炭化水素化合物中の
タールの含有率は0.1%以下であり、タール中の炭化
水素化合物の含有率は0.1%以下であった。
【0023】シクロヘキサン40mlで再生した後、何度
も繰返し操作を行ない同様の結果が得られた。
【0024】例3 16%のタール分を含有する36gのコールタール留出
物を同量のシクロヘキサンと混合し、60gのシリカゲ
ルカラムに通した。
【0025】シクロヘキサンで溶出した後、シクロヘキ
サンを留去しフラクション中の芳香族炭化水素29gを
得た。収率は最初の留出物に対して81%であり、ター
ルの含有率は0.1%以下であった。
【0026】シクロヘキサンとプロピルアセテート1:
3混合溶媒300mlで溶出した後、溶媒を留去した。フ
ラクション中には、最初の留出物に対して15.3%の
タール分5.5gが得られ、炭化水素0.25%が含ま
れていた。カラムの再生は前記の例と同様に行ない、2
50mlのシクロヘキサンで行なわれた。その後、何度も
繰返し操作を行ない同様の結果が得られた。
【0027】例4 5%のインドール、11%のキノン誘導体を含有するコ
ールタール留出物36gを例3と同様にして60gシリ
カゲルカラムに通した。芳香族炭化水素は、例3と同様
にして溶出され、同様の結果が得られた。
【0028】メチレンクロライド300mlで溶出した
後、溶媒を留去した。フラクション中には最初の留出物
の4.7%のインドール1.7g(純度96%)が得ら
れた。
【0029】さらに、メチレンクロライドとエチルアセ
テート3:1混合溶媒300mlで溶出し溶媒を留去し
た。フラクション中には最初の留出物に対して10.5
%のキノン誘導体3.8gが得られた。尚、1.3%の
インドールを含有していた。
【0030】カラムは例2と同様にして再生され、何度
も繰り返して行ない同様の結果が得られた。
【0031】例5 5%のインドール、11%のキノン誘導体を含有するコ
ールタール留出物36gを例3と同様にして60gのシ
リカゲルカラムに通した。例3と同様にして芳香族炭化
水素を溶出した。
【0032】シクロヘキサンとエチルアセテート4:1
の混合溶媒300mlで溶出した後、溶媒を留去した。フ
ラクション中に最初の留出物の4.8%のインドール
1.75g(純度95%)が得られた。
【0033】さらにシクロヘキサンとエチルアセテート
1:1の混合溶媒で溶出し、溶媒を留去すると、収率1
0.7%でキノン誘導体3.85gが得られた。尚、イ
ンドールを2%含有していた。
【0034】カラムは実施例2と同様にして再生され、
何度も繰返し行ない、同様の結果が得られた。
【0035】例616%のタール分を含むコールタール
留出物1.9kgを例3と同様にして3. 1kgのシリカゲルカラムに通した。
【0036】シクロヘキサンで溶出した後、溶媒を留去
した。フラクション中に最初の留出物に対して82%の
収率で芳香族炭化水素1.56kgが得られた。
【0037】シクロヘキサンとエチルアセテート1:1
の混合溶媒で溶出後、溶媒を留去し、最初の留去物に対
して15%のタール分0.29kgが得られた。
【0038】実施例2と同様にしてカラムの再生を行な
い、何度も繰返し行なって同様の結果が得られた。
【0039】例7 トルエンとキシレン異性体混合物を78%、ピリジン誘
導体22%を含む留去物3gを同体積のシクロヘキサン
で希釈し、15gのシリカゲルカラムに通した。シクロ
ヘキサンで溶出後、シクロヘキサンを留去した。フラク
ション中に最初の留去物に対して77.7%の収率でト
ルエンとキシレン異性体混合物2.33gを得た。フラ
クション中にはピリジン誘導体の含有率は0.01%以
下であった。
【0040】シクロヘキサンとエチルアセテート5:9
5の混合溶媒で溶出後、容易を留去して得られたフラク
ション中には収率21.3%でピリジン誘導体0.64
gが得られた。炭化水素の含有率は0.01%以下であ
った。
【0041】例2と同様にしてカラムの再生を行ない、
何度も繰返し行なって同様の結果が得られた。
【0042】例8 タール酸(フェノールやクレゾール)15%含有したコ
ールタール留出物30gを中性の活性アルミナ(II)90
gを用いたカラムに通す。芳香族炭化水素を例3と同様
にして溶出した。この結果、83.7%の収率で中性炭
化水素25.1gが得られた。このフラクションにはタ
ール酸は含まれていなかった。
【0043】シクロヘキサンとプロピルアセテート1:
4の混合溶媒400mlで溶出した後、溶媒を留去した。
得られたフラクションに14%の収率でタール酸4.3
gが得られた。このフラクション中の芳香族炭化水素の
含有量は1%以下であった。
【0044】例2と同様にしてカラムの再生を行ない、
何度も繰返し行なって同様の結果が得られた。
【0045】
【効果】本発明によれば、展開剤の極性を増加させるこ
とによって、コールタール留出物を種々のフラクション
に分離することが可能となり、カラム担体の熱的再生を
行なうことなく低温低圧下で連続的に分離することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分離方法を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コールタール留出物 2 非極性溶媒 3,4 貯蔵槽 A 容器 B カラム C,D,E 分集器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 展開剤とともに分離カラムにコールター
    ル留出物を通し、コールタール留出物から極性および非
    極性成分を分離する方法において、タールオイル留出物
    と非極性溶媒を混合し、この混合物を固定相を充填した
    分離カラムに通して非極性溶媒で溶出し、展開剤を展開
    剤中に溶解している物質と共に分集し、続いて、より極
    性の大きい単一の展開剤、あるいは徐々に極性が大きく
    なる複数の展開剤で溶出し、そして、前記より極性の大
    きい単一の展開剤あるいは徐々に極性が大きくなる複数
    の展開剤を展開剤中に溶解している物質と共に分集し、
    続いて、非極性および極性溶媒に溶解している物質を既
    知の方法で各々単離することを特徴とするコールタール
    留出物から極性および非極性成分を分離する方法。
  2. 【請求項2】 極性のより大きな展開剤として、単一の
    非極性展開剤と一または複数の極性展開剤との混合物を
    一つまたは複数用いることを特徴とする請求項1記載の
    コールタール留出物から極性および非極性成分を分離す
    る方法。
  3. 【請求項3】 非極性の展開剤としてベンゼン、トルエ
    ン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタン、ある
    いはシクロヘキサンを用いることを特徴とする請求項1
    あるいは2記載のコールタール留出物から極性および非
    極性成分を分離する方法。
  4. 【請求項4】 極性の展開剤としてエチルアセテート、
    プロピルアセテートなどのエステル類、メチレンクロラ
    イド、クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化
    炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエ
    ーテル類、アセトニトリルなどのニトリル化合物、メタ
    ノール、エタノール、n−プロピルアルコール、i−プ
    ロピルアルコール、あるいはそれらの混合物などのアル
    コール類を用いることを特徴とする請求項1あるいは2
    記載のコールタール留出物から極性および非極性成分を
    分離する方法。
  5. 【請求項5】 非極性と極性溶媒の混合比が9:1ない
    し0:1の範囲にあることを特徴とする請求項2記載の
    コールタール留出物から極性および非極性成分を分離す
    る方法。
  6. 【請求項6】 コールタール留出物と非極性溶媒の混合
    比は、非極性溶媒がコールタール留出物の体積に対して
    10〜50%となるようにすることを特徴とする請求項
    1記載のコールタール留出物から極性および非極性成分
    を分離する方法。
  7. 【請求項7】 カラムへの供給量は、カラム内の固定相
    の質量に対してもとの留出物の量から計算して5〜60
    %であることを特徴とする請求項1記載のコールタール
    留出物から極性および非極性成分を分離する方法。
  8. 【請求項8】 溶出は20ないし50℃の温度下で行な
    われることを特徴とする請求項1ないし7記載のコール
    タール留出物から極性および非極性成分を分離する方
    法。
  9. 【請求項9】 カラムは、使用した非極性溶媒をカラム
    内に通して再生されることを特徴とする請求項1記載の
    コールタール留出物から極性および非極性成分を分離す
    る方法。
JP3203772A 1990-07-19 1991-07-19 コールタール留出物から極性および非極性成分を分離する方法 Pending JPH0741769A (ja)

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DE91201906T DE69100647T2 (de) 1990-07-19 1991-07-18 Verfahren zur Abtrennung von polaren und nichtpolaren Bestandteilen aus Kohleteeröldestillaten.
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