JPH0741693Y2 - 分割ローラー - Google Patents

分割ローラー

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JPH0741693Y2
JPH0741693Y2 JP1988077837U JP7783788U JPH0741693Y2 JP H0741693 Y2 JPH0741693 Y2 JP H0741693Y2 JP 1988077837 U JP1988077837 U JP 1988077837U JP 7783788 U JP7783788 U JP 7783788U JP H0741693 Y2 JPH0741693 Y2 JP H0741693Y2
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JP
Japan
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belt
split
roller
belts
pulleys
Prior art date
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Application number
JP1988077837U
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English (en)
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JPH01180418U (ja
Inventor
仁 和地
朋司 大和
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、医薬用液剤が充填されたアンプル、
バイアル瓶等の被搬送物を所定の場所に安全に搬送でき
るベルト型搬送装置に用いるローラーに関わり、特に回
転数の違いを吸収する分割ローラーに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、医薬品製造に使用されるアンプル、バイアル瓶等
の小型円筒瓶は、清浄室(無菌室)内において充填機に
より液剤が連続的に充填された後、ケースに収納され、
清浄室外へ搬出される。
このような医薬用液剤は、充填時の清浄度(無菌性)を
高めることが、品質保証上の重要な要素となっている。
この清浄度の維持向上のためには、清浄室の容積をでき
るだめ小さくするとともに、該清浄室内の作業者数、機
材をできるだけ少なくして、液剤が充填された瓶をその
まま無人で室外に搬出することが最適である。
これに対して、本出願人は、特開昭62-167120号公報に
おいてベルト型搬送装置に関する技術を開示している。
このベルト型搬送装置は、第3図に示す如く、搬送方向
に沿って一方の列にローラー1,…を配列し、所定の間隔
で他方の列にローラー2,…を配列し、これら搬送方向に
沿ったローラー1,…間及び2,…間に複数本のベルト3,…
を掛け渡し、それぞれのローラー1,…及び2,…を同じ速
度で回転させ、ベルト3,…間にアンプル等の被搬送物4
を挟持した状態で搬送するものである。
そして、第4図に示す如く、ベルト型搬送装置を、例え
ば、2列のローラー1,…及び2,…を、水平方向、垂直方
向あるいは徐々に横転状態、正立状態になるよう配列す
るとともに、ベルト3…を掛け渡し、ローラー1,…及び
2,…を例えば出口側に配置したモータ等からなる駆動部
5より同一速度で駆動することで、清浄室6から中間室
7を経て外部8に搬出するよう構成できる。
このようなベルト型搬送装置により、連続的に供給され
る被搬送物4をタイミングを考慮することなく、安全か
つ確実に所定の場所に長区間搬送可能となり、かつ清浄
度の維持向上と無人化が達成されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のベルト型搬送装置では、ローラー1,…間及び2,…
間に複数本のベルト3,…を掛け渡し、それぞれのローラ
ー1,…及び2,…を同じ速度で回転させ、被搬送物を任意
の方向に長区間にわたり搬送できる。しかし、高速で搬
送した場合に出口側で飛び出したりしないよう、緩やか
にかつ倒れなく取り出すとき、あるいは次工程装置に円
滑に供給するときには減速する必要があり、また遠距離
を搬送する場合に、複数のモータで駆動するときには、
ローラー1,…及び2,…間に回転数の違いが生ずる。この
ようなローラー1,…及び2,…間の回転数の違いは、それ
ぞれのローラー1,…及び2,…が一体的に形成されている
ため、機械的な過負荷を生じローラー1,…及び2,…やベ
ルト3,…等が損傷したり部品寿命が低下したり、こすれ
等により発塵を生じ汚染の原因になったりするおそれが
あった。すなわち、ローラー1,…及び2,…間の回転数の
違いを円滑に吸収する必要がある。
本考案者等は、鋭意研究の結果、ローラーを工夫するこ
とにより、回転数の違いを吸収することができることを
見出した。
本考案は、ベルト型搬送装置に用いるローラーにおい
て、回転数の違いを円滑に吸収することができる分割ロ
ーラーを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の分割ローラーは、
搬送方向に沿って2列のローラーを配列し、これら2列
のローラーの搬送方向に沿ったローラー間に複数本のベ
ルトを掛け渡し、該ベルト間に被搬送物を挟持して搬送
するベルト型搬送装置の中間に使用されるローラーにお
いて、同一外径に形成された複数の分割プーリの全てが
隣接してスペーサを介して重ね合わされ、一つの固定さ
れた軸にベアリングを介してそれぞれ回転自在に取り付
けられ、前記分割プーリの一部には速度の違う搬送方向
の一方側の前記ベルトが掛け渡され、前記分離プーリの
残りには速度の違う搬送方向の他方側の前記ベルトが掛
け渡されることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案では、一つの固定された軸に同一外径に形成した
複数の分割プーリをベアリングを介して回転自在に取り
付け、これら分割プーリのそれぞれには速度の違う搬送
方向の一方側または他方側のいずれか一方のベルトが掛
け渡されているため、それぞれ分割プーリがベルト速度
に応じて独立に回転し、回転速度の違いが円滑に吸収さ
れる。従って、回転数の違いによる、機械的な過負荷が
なくなり、部品の損傷、寿命の低下がなく、又発塵によ
る汚染の原因がなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の一実施例により具体的に説明す
る。
第1図は本考案実施例の分割ローラーの断面図、第2図
は第1図の分割ローラーの平面図である。これらの図に
おいて、分割ローラーは、複数の分割プーリ11,…と、
ベアリング12,…と、軸13等とから構成されている。上
記分割プーリ11,…は、それぞれ同一の外径に形成さ
れ、その外周にはベルト16が係入する形状のほぼ断面が
半円形の溝11aが形成されている。そして分割プーリ11,
…は、それぞれベアリング12,…を介して軸13に回転自
在に取り付けられ、かつ分割プーリ11,…間を一定の間
隔で隣接するよう軸13のベアリング12,…間にはスペー
サ14,…が設けられている。分割プーリ11,…の数は、ア
ンプル等の搬送に用いる場合には、例えば、ベルトが4
本ずつ掛け渡されるように、合計8個程度設けられる。
上記軸13は、その一方の端部側にねじ部13aが形成され
ており、このねじ部13aに固定用のナット15が螺合され
ている。分割ローラーは、軸13端部のねじ部13aにおい
てナット15により取り付けられるようになっている。
このような分割ローラーでは、従来のようなベルト型搬
送装置の中間に使用されるローラーであって、搬送方向
の一方側のA方向側と、180°反対の他方側のB方向側
とに、それぞれ分割プーリ11,…に交互にベルト16,…が
掛け渡されて使用される。それぞれの分割プーリ11,…
は、ベアリング12,…を介して軸13に回転自在に取り付
けられているため、A方向側のベルト16とB方向側のベ
ルト16との速度の違いがあっても、それぞれの分割プー
リ11,…は独立に回転し、回転数の違いを吸収すること
ができる。すなわち、回転数の違いによる機械的な過負
荷を生じることがなく、部品の損傷や寿命の低下がな
く、又こすれ等による発塵による汚染の原因となること
がない。従って、上記構成の分割ローラーを減速する必
要のあるベルト型搬送装置の出口側、あるいは次工程装
置の入口側に配置し、減速による回転数の差を吸収する
ことで、被搬送物を緩やかにかつ倒れなく取り出した
り、あるいは次工程装置に円滑に供給することができ
る。又、遠距離を搬送する場合に、複数のモータで駆動
する必要があるとき、ローラー1,…及び2,…間の回転数
の違いを吸収することができ、遠距離搬送力による生産
性向上に大きく寄与する。
なお、本実施例において、アンプル、バイエル瓶などを
搬送するためには、分割プーリ11,…が交互にそれぞれ
4段、合計8個程度設けていればよいが、少なくとも速
度の違うベルトが掛け渡される2段以上の分割プーリが
軸い回転自在に設けられていればよい。
又、分割プーリの大きさ、個数等は被搬送物の形状、長
さ等に応じて任意にでき、実施例に限定されない。
さらに、分割プーリに掛け渡されるベルトは、実施例の
ように丸ベルトに限らず、平ベルトでもよく、溝の形状
は、ベルトの形状により任意に形成される。又、ベルト
の掛け渡す方向は、実施例のようにA方向とB方向が18
0°反対方向に限らず、多少角度を持たせて方向転換す
るよう掛け渡されていてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、一つの軸に同一径
に形成した複数の分割プーリを回転自在に設け、これら
分割プーリに速度の違うベルトを掛け渡すことにより、
それぞれ分割プーリをベルト速度に応じて独立に回転さ
せることができ、回転数の違いを円滑に吸収することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の分割ローラーの断面図、 第2図は第1図の分割ローラーの平面図、 第3図は従来のベルト型搬送装置のローラー部分の斜視
図、 第4図は従来のベルト型搬送装置の全体を示す図であ
る。 図中、 11は分割プーリ、11aは溝、12はベアリング、13は軸、1
3aはねじ部、14はスペーサ、15はナット、16はベルト を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送方向に沿って2列のローラーを配列
    し、これら2列のローラーの搬送方向に沿ったローラー
    間に複数本のベルトを掛け渡し、該ベルト間に被搬送物
    を挟持して搬送するベルト型搬送装置の中間に使用され
    るローラーにおいて、同一外径に形成された複数の分割
    プーリの全てが隣接してスペーサを介して重ね合わさ
    れ、一つの固定された軸にベアリングを介してそれぞれ
    回転自在に取り付けられ、前記分割プーリの一部には速
    度の違う搬送方向の一方側の前記ベルトが掛け渡され、
    前記分割プーリの残りには速度の違う搬送方向の他方側
    の前記ベルトが掛け渡されることを特徴とする分割ロー
    ラー。
JP1988077837U 1988-06-14 1988-06-14 分割ローラー Expired - Lifetime JPH0741693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988077837U JPH0741693Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 分割ローラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988077837U JPH0741693Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 分割ローラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180418U JPH01180418U (ja) 1989-12-26
JPH0741693Y2 true JPH0741693Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31302797

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JP1988077837U Expired - Lifetime JPH0741693Y2 (ja) 1988-06-14 1988-06-14 分割ローラー

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0744970B2 (ja) * 1990-04-27 1995-05-17 株式会社竹屋 玉揚送装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61158407A (ja) * 1984-12-29 1986-07-18 安藤 成雄 セメントモルタル成形品製造用受板
JPH0669846B2 (ja) * 1986-01-20 1994-09-07 日本化薬株式会社 ベルト型搬送装置

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JPH01180418U (ja) 1989-12-26

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