JPH0741691Y2 - ベルトコンベヤの張力調節装置 - Google Patents
ベルトコンベヤの張力調節装置Info
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- JPH0741691Y2 JPH0741691Y2 JP1991054856U JP5485691U JPH0741691Y2 JP H0741691 Y2 JPH0741691 Y2 JP H0741691Y2 JP 1991054856 U JP1991054856 U JP 1991054856U JP 5485691 U JP5485691 U JP 5485691U JP H0741691 Y2 JPH0741691 Y2 JP H0741691Y2
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- belt
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- belt conveyor
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベルトコンベヤの張力調
節装置に関する。さらに詳しくは、走行方向が異なる2
以上のコンベヤの接続箇所に設置され、搬送方向を転換
しながら被搬送物品の受け渡しをするためのベルトコン
ベヤに用いられる張力調節装置に関する。
節装置に関する。さらに詳しくは、走行方向が異なる2
以上のコンベヤの接続箇所に設置され、搬送方向を転換
しながら被搬送物品の受け渡しをするためのベルトコン
ベヤに用いられる張力調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール工場では、段ボールシートを製
造するコルゲータと、段ボールシートに印刷製函加工を
施す複数台の製函機との間で段ボールシートを搬送しな
ければならないが、本考案者は、搬送効率の高い段ボー
ルシート等の自動搬送装置を既に提供している(特願平
3−75954 号)。この搬送装置は、段ボールシート等を
要所要所で直角に送り方向を変えて目的地まで搬送する
ことを要するものでありたとえば、図6に示すように構
成されている。
造するコルゲータと、段ボールシートに印刷製函加工を
施す複数台の製函機との間で段ボールシートを搬送しな
ければならないが、本考案者は、搬送効率の高い段ボー
ルシート等の自動搬送装置を既に提供している(特願平
3−75954 号)。この搬送装置は、段ボールシート等を
要所要所で直角に送り方向を変えて目的地まで搬送する
ことを要するものでありたとえば、図6に示すように構
成されている。
【0003】同図において、Lは1台のコルゲータCgと
16台の製函機F1…F16 との間に配設された搬送装置であ
る。コルゲータCgは段ボール原紙を貼合わせて任意の形
状に切断し段ボールシートを製造する装置であり、製造
された段ボールシートSはスタッカStから1ロットずつ
送り出される。搬送装置Lは、スタッカーStから送り出
される段ボールシートSを受けとるためのレシーブユニ
ットRe、段ボールシートSを直角に方向転換するための
双方向コンベヤユニットU3、段ボールシートSを一方向
に送るための一方向コンベヤユニットU1が付設され、さ
らに各ストックレーンf1…f16 に対応付けて設けられて
いる双方向コンベヤユニットU2からなる。この双方向コ
ンベヤユニットU2は搬送装置Lのライン上をa方向に送
られてきた段ボールシートSを直角に方向転換してb方
向に払い出すためのコンベヤユニットである。なお、搬
送装置Lの形態としては、図6のようなL字形をとるほ
か、U字形やその他の任意の形態をとるものがある。
16台の製函機F1…F16 との間に配設された搬送装置であ
る。コルゲータCgは段ボール原紙を貼合わせて任意の形
状に切断し段ボールシートを製造する装置であり、製造
された段ボールシートSはスタッカStから1ロットずつ
送り出される。搬送装置Lは、スタッカーStから送り出
される段ボールシートSを受けとるためのレシーブユニ
ットRe、段ボールシートSを直角に方向転換するための
双方向コンベヤユニットU3、段ボールシートSを一方向
に送るための一方向コンベヤユニットU1が付設され、さ
らに各ストックレーンf1…f16 に対応付けて設けられて
いる双方向コンベヤユニットU2からなる。この双方向コ
ンベヤユニットU2は搬送装置Lのライン上をa方向に送
られてきた段ボールシートSを直角に方向転換してb方
向に払い出すためのコンベヤユニットである。なお、搬
送装置Lの形態としては、図6のようなL字形をとるほ
か、U字形やその他の任意の形態をとるものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上のような搬送装置
Lにおいて搬送方向を直角に変更しなければならないコ
ンベヤユニットとして本考案者は平成3年5月27日付
特許願により搬送方向転換用ベルトコンベヤ装置を提供
している。
Lにおいて搬送方向を直角に変更しなければならないコ
ンベヤユニットとして本考案者は平成3年5月27日付
特許願により搬送方向転換用ベルトコンベヤ装置を提供
している。
【0005】このベルトコンベヤ装置Uは、図3に示す
ように、搬送ライン方向aに送りをかける走行コンベヤ
ユニットAとa方向と直交するb方向に送りをかける払
出しコンベヤユニットBとから構成されており、詳細は
つぎのとおりである。走行コンベヤユニットAは、短尺
広幅の走行コンベヤ1と走行コンベヤ2からなり、2本
のプーリ(ヘッド側とテイル側)間のピッチがプーリの
幅すなわちベルトの幅に比べて短いものである。なお、
走行コンベヤ1、2を比較すると走行コンベヤ1の方が
やや長くなっている。走行コンベヤ1はベルトコンベヤ
装置Uの両端に配置され、中間に走行コンベヤ2が配置
されている。この配置は搬送方向aに沿って直列であ
り、各走行コンベヤ1、2の間には後述する払出しコン
ベヤ3を設置する間隔があけられている。なお、各走行
コンベヤ1、2は2列に分けて配置され、各走行コンベ
ヤ1、2はモータM1にチエーン4やシャフト5を介して
連結されており、矢印a方向またその反対方向に駆動さ
れるようになっている(図4(A)、図5(B)参
照)。
ように、搬送ライン方向aに送りをかける走行コンベヤ
ユニットAとa方向と直交するb方向に送りをかける払
出しコンベヤユニットBとから構成されており、詳細は
つぎのとおりである。走行コンベヤユニットAは、短尺
広幅の走行コンベヤ1と走行コンベヤ2からなり、2本
のプーリ(ヘッド側とテイル側)間のピッチがプーリの
幅すなわちベルトの幅に比べて短いものである。なお、
走行コンベヤ1、2を比較すると走行コンベヤ1の方が
やや長くなっている。走行コンベヤ1はベルトコンベヤ
装置Uの両端に配置され、中間に走行コンベヤ2が配置
されている。この配置は搬送方向aに沿って直列であ
り、各走行コンベヤ1、2の間には後述する払出しコン
ベヤ3を設置する間隔があけられている。なお、各走行
コンベヤ1、2は2列に分けて配置され、各走行コンベ
ヤ1、2はモータM1にチエーン4やシャフト5を介して
連結されており、矢印a方向またその反対方向に駆動さ
れるようになっている(図4(A)、図5(B)参
照)。
【0006】払出しコンベヤユニットBは、長尺小幅の
複数の払出しコンベヤ3から構成されており、前記走行
コンベヤ1、2の間に1本づつ互いに並列に配置されて
いる。この払出しコンベヤ3のピッチは長く走行コンベ
ヤユニットAの幅より長くなっており、幅は狭く帯状に
なっている。この払出しコンベヤ3はモータM2にチェー
ン4やシャフト6を介して連結され、矢印b方向またそ
の反対方向に駆動されるようになっている(図4
(B)、図5(A)参照)。そして、矢印bで示す駆動
方向は走行コンベヤ1、2の駆動方向(a) に直交する方
向である。
複数の払出しコンベヤ3から構成されており、前記走行
コンベヤ1、2の間に1本づつ互いに並列に配置されて
いる。この払出しコンベヤ3のピッチは長く走行コンベ
ヤユニットAの幅より長くなっており、幅は狭く帯状に
なっている。この払出しコンベヤ3はモータM2にチェー
ン4やシャフト6を介して連結され、矢印b方向またそ
の反対方向に駆動されるようになっている(図4
(B)、図5(A)参照)。そして、矢印bで示す駆動
方向は走行コンベヤ1、2の駆動方向(a) に直交する方
向である。
【0007】そして、各払出しコンベヤ3のフレーム
は、図5(A)に示されるようにアップベースユニット
10、11により昇降可能に取り付けられており、払出しコ
ンベヤ3を上昇させた位置では、隣接する走行コンベヤ
1、2に干渉することになくシートSを矢印b方向に動
かすことができる(図4(B)参照)。また、払出しコ
ンベヤ3を下降させた位置では隣接する走行コンベヤ
1、2が駆動されているとき搬送中の物品と干渉するこ
とがない(図4(A)参照)。
は、図5(A)に示されるようにアップベースユニット
10、11により昇降可能に取り付けられており、払出しコ
ンベヤ3を上昇させた位置では、隣接する走行コンベヤ
1、2に干渉することになくシートSを矢印b方向に動
かすことができる(図4(B)参照)。また、払出しコ
ンベヤ3を下降させた位置では隣接する走行コンベヤ
1、2が駆動されているとき搬送中の物品と干渉するこ
とがない(図4(A)参照)。
【0008】上記の配置により、走行コンベヤ1、2と
払出しコンベヤ3とが互いに交差して配置され、しかも
干渉することなく駆動することが可能となったので、1
台のベルトコンベヤ装置Uで方向転換が可能となり、従
来のベルトコンベヤ系では2台のベルトコンベヤの接点
にターンテーブルを必要としていたが、これを設けなく
てもよいという優れた効果が生じることとなった。
払出しコンベヤ3とが互いに交差して配置され、しかも
干渉することなく駆動することが可能となったので、1
台のベルトコンベヤ装置Uで方向転換が可能となり、従
来のベルトコンベヤ系では2台のベルトコンベヤの接点
にターンテーブルを必要としていたが、これを設けなく
てもよいという優れた効果が生じることとなった。
【0009】さて、上記のベルトコンベヤ装置において
は、つぎの諸条件を満足することが必要である。 (a)段ボール工場の床面に設置して、コルゲータCg
と製函機F1〜F16とを接続する際、接続の勝手を良
くし、かつ、段ボールシートS等を高く積上げて搬送す
る場合の安全性を高めるため、ベルトコンベヤ装置の高
さをできるだけ低くすること。 (b)払出しコンベヤユニットBを適数本配置するため
に走行コンベヤユニットAとして、ロール間スパンの相
当短いものを用いる必要があり、ロール間スパンの短い
構造を可能にすること。 (c)以上のごとき2条件を満足するとコンベヤユニッ
トの高さも幅も相当制約されるが、そうした条件下にお
いて、ベルトの張力調整ストロークを大きくとれるこ
と。(d)コンベヤの保守点検あるいはベルトの損耗時の交
換のため、広幅のベルトであっても、簡単に交換できる
こと。
は、つぎの諸条件を満足することが必要である。 (a)段ボール工場の床面に設置して、コルゲータCg
と製函機F1〜F16とを接続する際、接続の勝手を良
くし、かつ、段ボールシートS等を高く積上げて搬送す
る場合の安全性を高めるため、ベルトコンベヤ装置の高
さをできるだけ低くすること。 (b)払出しコンベヤユニットBを適数本配置するため
に走行コンベヤユニットAとして、ロール間スパンの相
当短いものを用いる必要があり、ロール間スパンの短い
構造を可能にすること。 (c)以上のごとき2条件を満足するとコンベヤユニッ
トの高さも幅も相当制約されるが、そうした条件下にお
いて、ベルトの張力調整ストロークを大きくとれるこ
と。(d)コンベヤの保守点検あるいはベルトの損耗時の交
換のため、広幅のベルトであっても、簡単に交換できる
こと。
【0010】本考案は、叙上の実情に鑑み、前記条件を
全て満足するベルトコンベヤの張力調節装置を提供する
ことを目的とする。
全て満足するベルトコンベヤの張力調節装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案のベルトコンベヤ
の張力調節装置は、複数の短尺広幅の走行ベルトコンベ
ヤを送り方向に間隔をおいて直列に配置し、複数の長尺
小幅の払出しベルトコンベヤを、前記各走行ベルトコン
ベヤの間に該走行ベルトコンベヤの送り方向と直交する
ように、それぞれ並列に配置した段ボールシート搬送用
のベルトコンベヤ装置において、前記走行ベルトコンベ
ヤが、送り方向に離れて配置された、ヘッド側プーリお
よびテール側プーリと、前記ヘッド側プーリとテール側
プーリとの間に配置されたドライブプーリと、該ドライ
ブプーリとヘッド側プーリの間と該ドライブプーリとテ
ール側プーリとの間のいずれか一方または双方に配置さ
れたスナッププーリと、前記ヘッド側プーリ、テール側
プーリおよびドライブプーリのそれぞれの両端を軸支す
る軸受と、前記スナッププーリの両端を支持し、かつ上
下に変位自在なネジ式位置調節機構が取付けられた取付
板と、ループ状に連続したベルトとからなり、前記ベル
トのループの、内側に前記テール側プーリとヘッド側プ
ーリとドライブプーリとが配置され、該ベルトのループ
の外側に前記スナッププーリが配置されており、前記ネ
ジ式位置調整機構で、スナッププーリを上方に引き上げ
るとテンションが増大するようになっており、前記取付
板は、架台に対し着脱自在であり、かつ横長のほぼ長方
形の板であり、その外周長よりも、前記ループ状のベル
トのループ長が長いことを特徴とする。
の張力調節装置は、複数の短尺広幅の走行ベルトコンベ
ヤを送り方向に間隔をおいて直列に配置し、複数の長尺
小幅の払出しベルトコンベヤを、前記各走行ベルトコン
ベヤの間に該走行ベルトコンベヤの送り方向と直交する
ように、それぞれ並列に配置した段ボールシート搬送用
のベルトコンベヤ装置において、前記走行ベルトコンベ
ヤが、送り方向に離れて配置された、ヘッド側プーリお
よびテール側プーリと、前記ヘッド側プーリとテール側
プーリとの間に配置されたドライブプーリと、該ドライ
ブプーリとヘッド側プーリの間と該ドライブプーリとテ
ール側プーリとの間のいずれか一方または双方に配置さ
れたスナッププーリと、前記ヘッド側プーリ、テール側
プーリおよびドライブプーリのそれぞれの両端を軸支す
る軸受と、前記スナッププーリの両端を支持し、かつ上
下に変位自在なネジ式位置調節機構が取付けられた取付
板と、ループ状に連続したベルトとからなり、前記ベル
トのループの、内側に前記テール側プーリとヘッド側プ
ーリとドライブプーリとが配置され、該ベルトのループ
の外側に前記スナッププーリが配置されており、前記ネ
ジ式位置調整機構で、スナッププーリを上方に引き上げ
るとテンションが増大するようになっており、前記取付
板は、架台に対し着脱自在であり、かつ横長のほぼ長方
形の板であり、その外周長よりも、前記ループ状のベル
トのループ長が長いことを特徴とする。
【0012】
【実施例】つぎに本考案の実施例を説明する。
【0013】図1は図3に示された前記走行ベルトコン
ベヤ1であり、(A)は要部平面図、(B) はプーリ
配置図、(C)は側面図である。ヘッド側プーリ15と
テール側プーリ16とは横方向に離れて配置されてお
り、それらの間の下方にドライブプーリ17が配置され
ている。またドライブプーリ17の両側にスナッププー
リ18、19が配置されている。20は無端状のベルト
であって、前記ヘッド側プーリ15、テール側プーリ1
6およびドライブプーリ17の各プーリの外周にベルト
の内周が接するように掛け回され、スナッププーリ1
8、19にはベルトの外周が接している。すなわち、ベ
ルト20のループの内側にヘッド側プーリ15とテール
側プーリ16とドライブプーリ17が配置され、ベルト
20のループの外側にスナッププーリ18,19が配置
されている。
ベヤ1であり、(A)は要部平面図、(B) はプーリ
配置図、(C)は側面図である。ヘッド側プーリ15と
テール側プーリ16とは横方向に離れて配置されてお
り、それらの間の下方にドライブプーリ17が配置され
ている。またドライブプーリ17の両側にスナッププー
リ18、19が配置されている。20は無端状のベルト
であって、前記ヘッド側プーリ15、テール側プーリ1
6およびドライブプーリ17の各プーリの外周にベルト
の内周が接するように掛け回され、スナッププーリ1
8、19にはベルトの外周が接している。すなわち、ベ
ルト20のループの内側にヘッド側プーリ15とテール
側プーリ16とドライブプーリ17が配置され、ベルト
20のループの外側にスナッププーリ18,19が配置
されている。
【0014】前記各プーリ15,16,17の両端の軸
受は一対の取付板21に支持されており、取付板21は
取付ブラケット22を備え、これにボルト23を通して
架台である角パイプ7に着脱自在に取付けられている。
この取付板21は、横長のほぼ長方形の板である。ま
た、取付板21にはスナッププーリ18、19のネジ式
位置調節機構25が設けられ、それはつぎのように構成
されている。取付板21にはスナッププーリ18、19
の軸18a、19aが上下に遊動しうるスリット26が
形成され、そのスリット26の両側にはガイド27が固
定されている。また、スリット26の上部にはボルト2
8を回転自在に保持するブラケット29が取付けられて
おり、ボルト28のねじ部は軸18a、19aに螺合し
ている。
受は一対の取付板21に支持されており、取付板21は
取付ブラケット22を備え、これにボルト23を通して
架台である角パイプ7に着脱自在に取付けられている。
この取付板21は、横長のほぼ長方形の板である。ま
た、取付板21にはスナッププーリ18、19のネジ式
位置調節機構25が設けられ、それはつぎのように構成
されている。取付板21にはスナッププーリ18、19
の軸18a、19aが上下に遊動しうるスリット26が
形成され、そのスリット26の両側にはガイド27が固
定されている。また、スリット26の上部にはボルト2
8を回転自在に保持するブラケット29が取付けられて
おり、ボルト28のねじ部は軸18a、19aに螺合し
ている。
【0015】前記位置調節機構25のボルト28を回転
させると、スナッププーリ18、19の軸18a、19
aがガイド27に沿って矢印cで示すように昇降し、ベ
ルト20の張力を調整することができる。スナッププー
リ18,19はベルト20のループの外側に接し、ドラ
イブプーリ17とプーリ15,16の間に位置している
関係から、これらのスナッププーリ18,19を上方に
引き上げると張力を増大させることになる。そして、ボ
ルト28はブラケット29で軸18a,19aの上方に
位置しているので、調整ストロークを大きくとりなが
ら、取付板21の上下寸法は小さくすることが可能とな
っている。 そして、図1(B),(C)から明らかなよ
うに、ベルト20のループ長より、取付板21の外周長
の方を短くすることができるので、ベルト20を交換す
る場合は、一方の取付板21を架台7からボルト22を
緩めて外し、取付板21を少し持ち上げた状態にするだ
けで、ベルト20を取付板21の外周をつつむような状
態で側方へ抜き出すことができる。したがって、ベルト
20の交換はきわめて簡単である。また、このようにベ
ルト20の交換が容易であるから、広幅のベルトであっ
ても、とくに制限なく使うことができる。
させると、スナッププーリ18、19の軸18a、19
aがガイド27に沿って矢印cで示すように昇降し、ベ
ルト20の張力を調整することができる。スナッププー
リ18,19はベルト20のループの外側に接し、ドラ
イブプーリ17とプーリ15,16の間に位置している
関係から、これらのスナッププーリ18,19を上方に
引き上げると張力を増大させることになる。そして、ボ
ルト28はブラケット29で軸18a,19aの上方に
位置しているので、調整ストロークを大きくとりなが
ら、取付板21の上下寸法は小さくすることが可能とな
っている。 そして、図1(B),(C)から明らかなよ
うに、ベルト20のループ長より、取付板21の外周長
の方を短くすることができるので、ベルト20を交換す
る場合は、一方の取付板21を架台7からボルト22を
緩めて外し、取付板21を少し持ち上げた状態にするだ
けで、ベルト20を取付板21の外周をつつむような状
態で側方へ抜き出すことができる。したがって、ベルト
20の交換はきわめて簡単である。また、このようにベ
ルト20の交換が容易であるから、広幅のベルトであっ
ても、とくに制限なく使うことができる。
【0016】図2は図3に示された走行コンベヤ2が示
されている。この走行コンベヤ2は上記走行コンベヤ1
に比べさらにスパンが短いため、スナッププーリは1個
(19)を用いているだけである。その余の構成は図1の走
行コンベヤ1と同様であり、したがって、この走行コン
ベヤ2においてもボルト28を回転させることによりベル
ト20の張りを調節することができる。
されている。この走行コンベヤ2は上記走行コンベヤ1
に比べさらにスパンが短いため、スナッププーリは1個
(19)を用いているだけである。その余の構成は図1の走
行コンベヤ1と同様であり、したがって、この走行コン
ベヤ2においてもボルト28を回転させることによりベル
ト20の張りを調節することができる。
【0017】図1および図2の実施例の利点を説明する
と、以下のとおりである。 ネジ式位置調節機構25は横長の長方形の取付板の
側面に取付けられた構造であり、しかもスナッププーリ
を上方に引き上げることにより張力を増大する位置にあ
るため、テンションプーリを引き下げて張力調節する従
来例(例えば特開昭63−1618号公報)に比べる
と、取付板21の上下寸法が小さくなり、ベルトコンベ
ヤ装置の高さを低くすることができる。このため、段ボ
ールシートを高く積み上げて搬送するベルトコンベヤに
とくに好適である。 取付板21の上下寸法が小さい割には、スナッププ
ーリの上方へ引き上げる余裕は充分大きくとれるので、
張力調整距離を大きくとれ、張力調整ストロークが大き
いという利点がある。 取付板21の一方を外し、ループ状のベルト20を
取付板21のまわりを通して、スッポリと抜き取れるの
で、ベルトの交換やコンベヤの保守点検が容易である。 上記のように簡単にベルトを交換することが可能
であるので、プーリ15,16,17を片持ちにする必
要はなく、一対の取付板で両持ち構造とすることができ
る。
と、以下のとおりである。 ネジ式位置調節機構25は横長の長方形の取付板の
側面に取付けられた構造であり、しかもスナッププーリ
を上方に引き上げることにより張力を増大する位置にあ
るため、テンションプーリを引き下げて張力調節する従
来例(例えば特開昭63−1618号公報)に比べる
と、取付板21の上下寸法が小さくなり、ベルトコンベ
ヤ装置の高さを低くすることができる。このため、段ボ
ールシートを高く積み上げて搬送するベルトコンベヤに
とくに好適である。 取付板21の上下寸法が小さい割には、スナッププ
ーリの上方へ引き上げる余裕は充分大きくとれるので、
張力調整距離を大きくとれ、張力調整ストロークが大き
いという利点がある。 取付板21の一方を外し、ループ状のベルト20を
取付板21のまわりを通して、スッポリと抜き取れるの
で、ベルトの交換やコンベヤの保守点検が容易である。 上記のように簡単にベルトを交換することが可能
であるので、プーリ15,16,17を片持ちにする必
要はなく、一対の取付板で両持ち構造とすることができ
る。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、上下寸法が小さく、そ
の割には張力調整ストロークが大きく、ベルトの交換が
容易で、広幅のベルトの使用が可能なベルトコンベヤを
提供することができる。
の割には張力調整ストロークが大きく、ベルトの交換が
容易で、広幅のベルトの使用が可能なベルトコンベヤを
提供することができる。
【図1】本考案の一実施例にかかわる走行コンベヤ1の
要部平面図(A) 、プーリ配置図(B) 、側面図(C) であ
る。
要部平面図(A) 、プーリ配置図(B) 、側面図(C) であ
る。
【図2】本考案の他の実施例にかかわる走行コンベヤ2
の要部平面図(A) 、プーリ配置図(B) 、側面図(C) であ
る。
の要部平面図(A) 、プーリ配置図(B) 、側面図(C) であ
る。
【図3】本考案が適用されるベルトコンベヤ装置Uの平
面図である。
面図である。
【図4】(A) は図3のII−II線断面図、(B) は図3の側
面図である。
面図である。
【図5】(A) は図3のIII −III 線断面図、(B)は図3
の右側面図である。
の右側面図である。
【図6】自動搬送装置Lのブロック図である。
1 走行コンベヤ 2 走行コンベヤ 3 払出しコンベヤ 15 ヘッド側プーリ 16 テール側プーリ 17 ドライブプーリ 18 スナッププーリ 19 スナッププーリ 20 ベルト 25 位置調節機構 26 スリット 27 ガイド 28 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】複数の短尺広幅の走行ベルトコンベヤを送
り方向に間隔をおいて直列に配置し、複数の長尺小幅の
払出しベルトコンベヤを、前記各走行ベルトコンベヤの
間に該走行ベルトコンベヤの送り方向と直交するよう
に、それぞれ並列に配置した段ボールシート搬送用のベ
ルトコンベヤ装置において、 前記走行ベルトコンベヤが、送り方向に離れて配置され
た、ヘッド側プーリおよびテール側プーリと、前記ヘッ
ド側プーリとテール側プーリとの間に配置されたドライ
ブプーリと、 該ドライブプーリとヘッド側プーリの間と該ドライブプ
ーリとテール側プーリとの間のいずれか一方または双方
に配置されたスナッププーリと、 前記ヘッド側プーリ、テール側プーリおよびドライブプ
ーリのそれぞれの両端を軸支する軸受と、 前記スナッププーリの両端を支持し、かつ上下に変位自
在なネジ式位置調節機構が取付けられた取付板と、 ループ状に連続したベルトとからなり、 前記ベルトのループの、内側に前記テール側プーリとヘ
ッド側プーリとドライブプーリとが配置され、該ベルト
のループの外側に前記スナッププーリが配置されてお
り、前記ネジ式位置調整機構で、スナッププーリを上方
に引き上げるとテンションが増大するようになってお
り、 前記取付板は、架台に対し着脱自在であり、かつ横長の
ほぼ長方形の板であり、その外周長よりも、前記ループ
状のベルトのループ長が長いことを特徴とするベルトコ
ンベヤの張力調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054856U JPH0741691Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ベルトコンベヤの張力調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054856U JPH0741691Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ベルトコンベヤの張力調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138021U JPH04138021U (ja) | 1992-12-24 |
JPH0741691Y2 true JPH0741691Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31929683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991054856U Expired - Lifetime JPH0741691Y2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ベルトコンベヤの張力調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741691Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505583A (ja) * | 2006-10-11 | 2010-02-25 | オットー コリア カンパニー リミテッド | 無人自動炊飯装置 |
JP2011037625A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Toyo Kensetsu Koki Kk | ベルト搬送装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006061584A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Ishino Seisakusho:Kk | 接続用搬送装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS631618A (ja) * | 1986-06-19 | 1988-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ベルトコンベア |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP1991054856U patent/JPH0741691Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505583A (ja) * | 2006-10-11 | 2010-02-25 | オットー コリア カンパニー リミテッド | 無人自動炊飯装置 |
JP2011037625A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Toyo Kensetsu Koki Kk | ベルト搬送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04138021U (ja) | 1992-12-24 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |