JPH0741469U - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JPH0741469U
JPH0741469U JP7051893U JP7051893U JPH0741469U JP H0741469 U JPH0741469 U JP H0741469U JP 7051893 U JP7051893 U JP 7051893U JP 7051893 U JP7051893 U JP 7051893U JP H0741469 U JPH0741469 U JP H0741469U
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JP
Japan
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casing
detection surface
molding agent
sensor
magnetic
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Pending
Application number
JP7051893U
Other languages
English (en)
Inventor
裕司 土山
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工数を増加させずに鉄片等の検出面への
磁着を防止する。 【構成】 センサ本体11をケーシング12内に配置
し、センサ本体11の検出面14をケーシング12の外
部に露出させる。ケーシング12内にモールド剤21を
充填してこのモールド剤21によってセンサ本体11を
ケーシング12に固定する。ケーシング12に連通孔2
0を形成し、ケーシング12に充填したモールド剤21
をこの連通孔20を通して外部に導出する。この外部に
導出したモールド剤21によって検出面14を覆う。製
造時には、ケーシング12に対するセンサ本体11の固
定と、検出面14の被覆とを一工程で行うことができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の車輪速センサ等に用いられる回転センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪速センサ等に用いられる回転センサは、一般に、図3に示すよう に、磁性源としての永久磁石1と、この永久磁石1の磁路を形成する磁性体2と 、磁性体2を流れる磁束の変化を検出する磁気検出コイル3とを備え、磁性体2 の先端のエアギャップ4が、回転体5(磁性体製)の外周に形成した歯車状の凹 凸6に臨ませてある。そして、回転体5が回転すると、その凹凸6がエアギャッ プ4を横切って磁性体2を流れる磁束を変化させ、その磁束変化がその変化に応 じた周波数の電圧信号として磁気検出コイル3で検出されるようになっている。
【0003】 ところで、この種の回転センサとして、前記永久磁石、磁性体、磁気検出コイ ル等から成るセンサ本体をケーシング内に配置し、ケーシング内にモールド剤を 充填することによってセンサ本体とケーシングとを固定すると共に、センサ本体 の検出面(磁性体の磁気入出端)のみをケーシングの外部に露出させたものがあ る。
【0004】 ところが、このようにセンサ本体の検出面をケーシングから直接外部に露出さ せると、鉄片等が検出面に磁着してセンサ出力を低下させる原因となり易いため 、これに対処する従来の回転センサとして、ケーシングから露出した検出面に樹 脂カバーを接着や型成形によって取り付け、この樹脂カバーによって鉄片等の磁 着を防止するようにしたものが案出されている。
【0005】 尚、この類似技術は、例えば、特開平3−170018号公報や実開昭59− 155554号公報等に示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の回転センサにおいては、検出面に樹脂カバーを取り付ける ようにしたために鉄片等が検出面に磁着する減少は無くなるものの、ケーシング 内にモールド剤を充填してセンサ本体をケーシングに固定するのとは別に、接着 や型成形によって樹脂カバーの取り付けを行わなければならないため、製造工数 が増加してコストアップを招くことがある。
【0007】 そこで本考案は、製造工数を増加させずに鉄片等の検出面への磁着を確実に防 止できるようにして、低コストでありながら安定したセンサ出力を得ることので きる回転センサを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した課題を解決するための手段として、センサ本体をケーシング 内に配置し、このセンサ本体の検出面をケーシングの外部に露出させると共に、 ケーシング内にモールド剤を充填してこのモールド剤によってセンサ本体をケー シングに固定して成る回転センサにおいて、前記ケーシングに連通孔を設け、ケ ーシングに充填したモールド剤をこの連通孔を通して外部に導出してこのモール ド剤によって前記検出面を覆うようにした。
【0009】
【作用】
ケーシングの連通孔を通して外部に導出したセンサ本体固定用のモールド剤に よって検出面を覆うため、ケーシングに対するセンサ本体の固定と、検出面のカ バーとを一工程で行うことができる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図1,図2に基づいて説明する。尚、図3に示した 従来のものと同一部分には同一符号を用いるものとする。
【0011】 図面において、10は、本考案にかかる回転センサであり、この回転センサ1 0は、磁性源としての永久磁石1と、この永久磁石1の両側の磁極に夫々接触し て設けられた一対の磁性体2a,2bと、この磁性体2a,2bを流れる磁束の 変化を検出する磁気検出コイル3とによってセンサ本体11が構成されており、 このセンサ本体11がケーシング12内に収められている。磁性体2a,2bは 、永久磁石1から磁性体2a、エアギャップ4、磁性体2bを順次通って永久磁 石1へと戻る磁路を構成するもので、各先端部側面の磁気入出端が本考案におけ る検出面14となっている。また、磁気検出コイル3は、内部に前記永久磁石1 と磁性体2a,2bとを嵌挿した樹脂ボビン15に巻回され、この樹脂ボビン1 5を通して永久磁石1並びに磁性体2a,2bと一体化されている。尚、この樹 脂ボビン15には磁気検出コイル3の電極16がインサート成形されており、こ の電極16には外部の検出回路に接続されるハーネス17がはんだ付けされてい る。
【0012】 一方、ケーシング12は有底円筒状に形成されると共に、その底壁12aの略 中央に方形状の膨出部18が一体に形成されており、この膨出部18内に前記永 久磁石1と磁性体2a,2bの先端部が嵌入されるようになっている。そして、 この膨出部18の一つの側面には開口19が設けられており、膨出部18内に前 記永久磁石1と磁性体2a,2bを嵌挿した状態において検出面14がこの開口 19を通してケーシング12の外部に露出するようになっている。また、ケーシ ング12の底壁12aのうちの前記開口19の直上部近傍位置にはケーシング1 2の内外を貫通する連通孔20が形成されている。
【0013】 そして、前記センサ本体11とケーシング12とは、センサ本体11をケーシ ング12内に配置した状態においてケーシング12内に樹脂モールド剤21を充 填することによって互いに固定されており、また、前記膨出部18の開口19か ら露出したセンサ本体11の検出面14には、連通孔20を通して外部に導出さ れた前記センサ本体固定用のモールド剤21が被着されている。
【0014】 このセンサ本体11をモールド剤21によってケーシング12に固定する作業 と、この同じモールド剤21を検出面14に被着する作業とは一つの工程で行う ことができる。即ち、ケーシング12の底壁12aには連通孔20が形成されて いるため、センサ本体固定用のモールド剤21を溶融状態でケーシング12内に 注入すると、このモールド剤21の一部が連通孔20を通してケーシング12の 外部に漏出し、このときケーシング12を所定の姿勢に維持しておきさえすれば 、そのモールド剤21が自然に検出面14に付着する。このため、この後加熱等 の処理によってモールド剤21を硬化させれば両作業は同時に完了する。尚、こ こで用いるセンサ本体固定用のモールド剤21としては、弾性を有する比較的軟 質の樹脂が望ましい。
【0015】 また、図中22は、ケーシング12の基部が取り付けられる回転センサ10の ベースであり、5は、外周に凹凸6を有する回転体である。本考案にかかるこの 回転センサは、検出面14をこの回転体5の凹凸6に臨ませて設置されている。
【0016】 この回転センサ10は以上のような構成であるため、回転体5が回転してその 外周の凹凸6がエアギャップ4を横切ると、磁性体2a,2bを流れる磁束が回 転体5の回転に応じた速度で変化し、その変化が磁気検出コイル3によって電圧 信号として検出されることとなる。
【0017】 この回転センサ10の場合、検出面14はセンサ本体固定用のモールド剤21 によって被覆されているため、例えば、自動車の車輪速センサ等として使用して も鉄片等が検出面14に直接磁着することはない。したがって、鉄片等の磁着に よってセンサ出力が低下することがなく、常時安定したセンサ出力を保証するこ とができる。また、センサ本体11の固定、並びに、検出面14の被覆に用いる モールド剤21を、弾性を有する軟質のものにすれば、検出面14を被覆するモ ールド剤21と回転体5との接触を気にすることなく、検出面14と回転体5の 間隔を充分に狭め、センサ出力を高めることが可能である。即ち、弾性を有する 軟質の樹脂を用いた場合には、仮に、モールド剤21と回転体5が接触してもモ ールド剤21のその接触部分が回転体によって僅かに切除されるだけで、回転体 5の回転を大きく阻害したり、検出に支障を来すようなことはない。
【0018】 さらに、この回転センサ10においては、ケーシング12に充填したモールド 剤21を連通孔20を通して外部に導出し、このモールド剤21によって検出面 14を覆うようにしているため、上述のように製造工数が削減され、製造コスト の削減が可能になる。また、検出面14を覆うモールド剤21とケーシング内に 充填するモールド剤21が連通孔20を通して一体になっているため、検出面1 4からモールド剤21が剥離しにくく、仮に、剥離しても完全に脱落する心配が ない。
【0019】 尚、この考案の実施例は以上で説明したものに限るものでなく、例えば、上記 実施例では一対の磁性体を永久磁石の両側に配置するタイプについて説明したが 、永久磁石の一端に一つの磁性体を配置するタイプであっても良い。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案は、ケーシングに連通孔を設け、ケーシングに充填したセ ンサ本体固定用のモールド剤をこの連通孔を通して外部に導出して、このモール ド剤によって前記検出面を覆うようにしたことより、製造時に、ケーシングに対 するセンサ本体の固定と、検出面の被覆とを一工程で行うことができ、そのため 、製造工数を増加させずに鉄片等の検出面への磁着を確実に防止することができ る。したがって、本考案によれば、製造コストの増加を招くことなく、安定した センサ出力を得ることができる。
【0021】 また、本考案にあっては、検出面を覆うカバーが連通孔を通してケーシング内 のモールド剤と一体化されることとなるため、経時使用によっても検出面から剥 離しにくく、仮に、剥離しても完全に脱落するおそれが無くなるという利点もあ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図1のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施例を示す部分断面正面図。
【図3】従来の技術を示す模式断面図。
【符号の説明】
10…回転センサ、 11…センサ本体、 12…ケーシング、 14…検出面、 20…連通孔、 21…モールド剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ本体をケーシング内に配置し、こ
    のセンサ本体の検出面をケーシングの外部に露出させる
    と共に、ケーシング内にモールド剤を充填してこのモー
    ルド剤によってセンサ本体をケーシングに固定して成る
    回転センサにおいて、前記ケーシングに連通孔を設け、
    ケーシングに充填したモールド剤をこの連通孔を通して
    外部に導出してこのモールド剤によって前記検出面を覆
    うことを特徴とする回転センサ。
JP7051893U 1993-12-28 1993-12-28 回転センサ Pending JPH0741469U (ja)

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JP7051893U JPH0741469U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転センサ

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JP7051893U JPH0741469U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転センサ

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JPH0741469U true JPH0741469U (ja) 1995-07-21

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ID=13433834

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JP7051893U Pending JPH0741469U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 回転センサ

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