JPH0741459B2 - 植刃式エンドミル - Google Patents
植刃式エンドミルInfo
- Publication number
- JPH0741459B2 JPH0741459B2 JP59272078A JP27207884A JPH0741459B2 JP H0741459 B2 JPH0741459 B2 JP H0741459B2 JP 59272078 A JP59272078 A JP 59272078A JP 27207884 A JP27207884 A JP 27207884A JP H0741459 B2 JPH0741459 B2 JP H0741459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- end mill
- cutting
- cutting edge
- circumferential direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/16—Milling-cutters characterised by physical features other than shape
- B23C5/18—Milling-cutters characterised by physical features other than shape with permanently-fixed cutter-bits or teeth
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フライス盤、マシニングセンター等に取り付
けられて切削加工に用いられるカッター、特にねじれチ
ップを取り付けたエンドミルに関する。
けられて切削加工に用いられるカッター、特にねじれチ
ップを取り付けたエンドミルに関する。
〔従来の技術〕 従来、植刃式のねじれ刃カッター、特に切削に直接係わ
る刃先の部分を超硬チップとしたカッターは、超硬合金
の加工性が悪いため、工具の回転軸と直角方向の断面
（横断面）が第４図のような形状をしている。
る刃先の部分を超硬チップとしたカッターは、超硬合金
の加工性が悪いため、工具の回転軸と直角方向の断面
（横断面）が第４図のような形状をしている。
この場合、ボディ１に取り付けられた超硬合金よりなる
ねじれチップ２の断面寸法は、チップ２の円周方向の刃
先から他端に至る長さｂが工具の回転軸Ｏとチップ２の
刃先とを結ぶ半径方向の厚みａより短くなっている。
ねじれチップ２の断面寸法は、チップ２の円周方向の刃
先から他端に至る長さｂが工具の回転軸Ｏとチップ２の
刃先とを結ぶ半径方向の厚みａより短くなっている。
なお第５図は従来の植刃式カッターのねじチップ２の取
り付け状態を示す要部端面図である。
り付け状態を示す要部端面図である。
また、直線切り刃を有するスローアウェイ式正面フライ
ス等においては、その用途、特に重切削を行う加工、チ
ップの固定をより強固とするため、チップの上下面を逃
げ面とし、チップの側面をすくい面とするスローアウェ
イチップが使用されている（実開昭49−100286号公
報）。
ス等においては、その用途、特に重切削を行う加工、チ
ップの固定をより強固とするため、チップの上下面を逃
げ面とし、チップの側面をすくい面とするスローアウェ
イチップが使用されている（実開昭49−100286号公
報）。
一般に切削工具は切れ刃の先端が重要であり、この部分
の摩耗が進行すると切削低抗が増大し、やがて加工困難
な状態となる。こういう状態になった場合、一般的には
工具の刃先を再研摩し、先端を元のように鋭利にして使
用するのが普通である。再研削にはすくい面を研摩して
摩耗部分を除去する方法と、逃げ面を研摩して摩耗部分
を除去する方法とがあるが、いずれの場合でも円周方向
に長い方が有利である。
の摩耗が進行すると切削低抗が増大し、やがて加工困難
な状態となる。こういう状態になった場合、一般的には
工具の刃先を再研摩し、先端を元のように鋭利にして使
用するのが普通である。再研削にはすくい面を研摩して
摩耗部分を除去する方法と、逃げ面を研摩して摩耗部分
を除去する方法とがあるが、いずれの場合でも円周方向
に長い方が有利である。
しかし、従来の形状のものでは、チップの円周方向の刃
先から他端に至る長さが十分ではなく、再研摩をいくど
も繰り返すことができなかった。また、工具の円周方向
の刃先から他端に至る長さが短いことは強度的にも弱く
なり、特に脆性材料である超硬合金のチップで重切削を
行う時の問題点となっていた。
先から他端に至る長さが十分ではなく、再研摩をいくど
も繰り返すことができなかった。また、工具の円周方向
の刃先から他端に至る長さが短いことは強度的にも弱く
なり、特に脆性材料である超硬合金のチップで重切削を
行う時の問題点となっていた。
本発明の植刃式エンドミルは、ボディの外周に、軸方向
にねじれた刃切を有するチップを取り付けたエンドミル
において、前記チップはボディの外周面にろう付けによ
り接合して、前記エンドミルの回転軸に直角な方向の断
面における、前記チップの逃げ面側の刃先から他端に至
る円周方向の長さが、前記チップの半径方向の厚みより
長くして、すくい面側を再研摩可能としたことを特徴と
するものである。
にねじれた刃切を有するチップを取り付けたエンドミル
において、前記チップはボディの外周面にろう付けによ
り接合して、前記エンドミルの回転軸に直角な方向の断
面における、前記チップの逃げ面側の刃先から他端に至
る円周方向の長さが、前記チップの半径方向の厚みより
長くして、すくい面側を再研摩可能としたことを特徴と
するものである。
すなわち本発明は、上記の問題点を解決するため、第１
図のようにボディ１対するねじれチップ３の取り付け方
を、工具の回転軸Ｏに垂直な断面において、チップの逃
げ面側の刃先から他端に至る円周方向の長さｂを、チッ
プの半径方向の厚みａより長くして、すくい面側を再研
摩可能としたものである。また、ねじれチップ３は、エ
ンドミルの背面に沿ってねじれたものを用い、鋼製のボ
ディ１にろう付けにより接合した。
図のようにボディ１対するねじれチップ３の取り付け方
を、工具の回転軸Ｏに垂直な断面において、チップの逃
げ面側の刃先から他端に至る円周方向の長さｂを、チッ
プの半径方向の厚みａより長くして、すくい面側を再研
摩可能としたものである。また、ねじれチップ３は、エ
ンドミルの背面に沿ってねじれたものを用い、鋼製のボ
ディ１にろう付けにより接合した。
なお、第２図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明の植刃式
エンドミルのねじれチップ３の取り付け状態の例を示す
要部端面図である。
エンドミルのねじれチップ３の取り付け状態の例を示す
要部端面図である。
ある機関の使用後刃先が摩耗し、使用困難となった場
合、刃裏すくい面側から再研摩することにより使用可能
な状態にするのであるが、このような形状にした場合、
再研摩の回数が従来形状の物に比べ数倍に向上し、１本
の工具により加工できる総加工量が大巾に向上するもの
である。
合、刃裏すくい面側から再研摩することにより使用可能
な状態にするのであるが、このような形状にした場合、
再研摩の回数が従来形状の物に比べ数倍に向上し、１本
の工具により加工できる総加工量が大巾に向上するもの
である。
φ15超硬ろう付けエンドミルの場合、従来品（第４図）
と本発明品（第１図とについて切削テストを行った。
と本発明品（第１図とについて切削テストを行った。
ボディ１は、切削工具用柄材を用い、ねじれチップ２、
３は従来品も本発明品も同じ超微粒子超硬合金を使用
し、いずれも接合方法はろう付けによるもので、ろう材
は融点が高温のものを使用した。チップ数はいずれも４
枚で、チップサイズは従来品が工具回転軸と刃先を結ぶ
半径方向の厚みａが6.0mm、円周方向の刃先から他端に
至さｂが3.0mm、本発明品がチップの半径方向の厚みａ
が3.0mm、チップの逃げ面側の刃先から他端に至る円周
方向の長さｂが6.0mmのチップを使用した。
３は従来品も本発明品も同じ超微粒子超硬合金を使用
し、いずれも接合方法はろう付けによるもので、ろう材
は融点が高温のものを使用した。チップ数はいずれも４
枚で、チップサイズは従来品が工具回転軸と刃先を結ぶ
半径方向の厚みａが6.0mm、円周方向の刃先から他端に
至さｂが3.0mm、本発明品がチップの半径方向の厚みａ
が3.0mm、チップの逃げ面側の刃先から他端に至る円周
方向の長さｂが6.0mmのチップを使用した。
この２種類のエンドミルで被削材を同じ条件で切削し、
それぞれの工具の刃先からの逃げ面定状摩耗が0.3mmに
達した時点で刃先の再研摩を刃裏側から行ない、切削可
能な状態にした後、再び続けて切削を行ないこれを繰り
返すテストを行なった。
それぞれの工具の刃先からの逃げ面定状摩耗が0.3mmに
達した時点で刃先の再研摩を刃裏側から行ない、切削可
能な状態にした後、再び続けて切削を行ないこれを繰り
返すテストを行なった。
この場合の条件を第１表に示す。
この条件で上記テストを行ない再研摩が不可能な状態ま
でテストを続けた結果、従来品は再研摩回数が３回で総
切削距離が25mであるのに対し、本発明品の場合は再研
摩が７回可能で総切削距離は52mに達した。
でテストを続けた結果、従来品は再研摩回数が３回で総
切削距離が25mであるのに対し、本発明品の場合は再研
摩が７回可能で総切削距離は52mに達した。
なお、チップの外周側に回転方向の溝を設けたものを取
り付けることによる、荒削用の植刃式カッターにするこ
ともできる。
り付けることによる、荒削用の植刃式カッターにするこ
ともできる。
上述ように本発明品の植刃式エンドミルは、取り付けた
チップの円周方向の長さが長いので、何度でも再研摩が
できて工具寿命が長く、また強度が強いので重切削も可
能である等の効果を有するものである。
チップの円周方向の長さが長いので、何度でも再研摩が
できて工具寿命が長く、また強度が強いので重切削も可
能である等の効果を有するものである。
第１図は本発明の一実施例を示す横断面図、第２図
（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明におけるねじれチップ
の取り付け状態の他の実施例を示す要部端面図、第３図
は従来品の一例を示す斜視図、第４図は同じく横断面
図、第５図は同じく要部端面図である。 1:ボディ、3:ねじれチップ、a:半径方向の長さ、b:円周
方向の長さ、O:回転軸
（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明におけるねじれチップ
の取り付け状態の他の実施例を示す要部端面図、第３図
は従来品の一例を示す斜視図、第４図は同じく横断面
図、第５図は同じく要部端面図である。 1:ボディ、3:ねじれチップ、a:半径方向の長さ、b:円周
方向の長さ、O:回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 紀雄 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地 日立金属株 式会社磁性材料研究所内 (72)発明者 紺谷 康夫 大阪府大阪市淀川区野中北１丁目13番20号 株式会社日本工具製作所内 (56)参考文献 実開 昭57−34315（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭49−100286（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】ボディの外周に、軸方向にねじれた刃切を
有するチップを取り付けたエンドミルにおいて、前記チ
ップはボディの外周面にろう付けにより接合して、前記
エンドミルの回転軸に直角な方向の断面における、前記
チップの逃げ面側の刃先から他端に至る円周方向の長さ
が、前記チップの半径方向の厚みより長くして、すくい
面側を再研摩可能としたことを特徴とする植刃式エンド
ミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59272078A JPH0741459B2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 植刃式エンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59272078A JPH0741459B2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 植刃式エンドミル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61152313A JPS61152313A (ja) | 1986-07-11 |
| JPH0741459B2 true JPH0741459B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=17508781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59272078A Expired - Lifetime JPH0741459B2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 植刃式エンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741459B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2196453A1 (en) | 2008-12-10 | 2010-06-16 | Cellvir | Novel substituted aryl derivatives, their process of preparation and their therapeutical uses as anti-HIV agents |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49100286U (ja) * | 1972-12-20 | 1974-08-29 |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP59272078A patent/JPH0741459B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2196453A1 (en) | 2008-12-10 | 2010-06-16 | Cellvir | Novel substituted aryl derivatives, their process of preparation and their therapeutical uses as anti-HIV agents |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61152313A (ja) | 1986-07-11 |
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