JPH0741405B2 - 溶湯容器の溶湯出口封鎖装置 - Google Patents

溶湯容器の溶湯出口封鎖装置

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JPH0741405B2
JPH0741405B2 JP6041849A JP4184994A JPH0741405B2 JP H0741405 B2 JPH0741405 B2 JP H0741405B2 JP 6041849 A JP6041849 A JP 6041849A JP 4184994 A JP4184994 A JP 4184994A JP H0741405 B2 JPH0741405 B2 JP H0741405B2
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valve plate
mold
container
hole
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Inventor
ゴーシュ ロルフ
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エー・ベー ブリュール アルミニウムテクニーク ゲー・エム・ベー・ハー
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/14Closures
    • B22D41/22Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings
    • B22D41/26Closures sliding-gate type, i.e. having a fixed plate and a movable plate in sliding contact with each other for selective registry of their openings characterised by a rotatively movable plate

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶湯容器の溶湯出口封
鎖装置、詳しくは、保持炉など金属溶湯を収容する溶湯
容器の出湯口と鋳型装置との連結部に介挿するのに適し
た溶湯出口封鎖装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶湯容器における溶湯出口封鎖装置は、
例えばDE 3223181 A1 およびDE 4012093 C1 に開示され
ている。これらの装置は、スライドできるプレートを有
する摺動式の出口封鎖装置として設計されている。この
場合、プレートを動かすことによりプレートの開口部が
溶湯容器の出湯口と一致するよう配列され、溶湯通路が
形成される。プレートはセラミックスで構成される。出
湯口の軸は垂直位置にあり、プレートは水平面内に位置
し、水平面内でスライドする。CH 374454 は回転式の溶
湯封鎖装置を開示している。この装置においては、溶湯
の排出端に位置するバルブプレートを回転した場合、封
鎖装置が制御され、所定の回転位置に開放および閉鎖さ
れる。
【0003】従来、鋳型に溶湯を底部から導入し、鋳型
キャビティ内で溶湯を下から上昇させる底注ぎ鋳造方法
が知られている。この方法においては、最初の位置で鋳
型が底注ぎ鋳造により充填され、つぎの凝固工程のため
に鋳型が鋳型の溶湯入口部の水平軸の回りに180 °回転
する。(EP 023877 A1) この場合、容器から溶湯を導く
入口部は開放されたままの状態にある。入口部の封鎖装
置がないから、鋳型が回転した後、入口部を通して低い
位置にある容器中の溶湯が流出し、容器を空にする。
【0004】もし、低い位置に溶湯の入口部を置いて底
注ぎ鋳造を行い、ついで鋳型を回転する上記の方法が、
重力鋳造に適用されるならば、高い位置を占める容器か
ら鋳型を分離できるようにするために、何らかの溶湯封
鎖装置が必要である。もし、容器内の静水圧が、鋳物が
凝固している間にも鋳型内に保持されるなら、鋳型を回
転する間に何らの漏れを生じることがなく、容器と鋳型
との接続を確実に開放状態の維持するための溶湯の出口
封鎖装置が必要である。
【0005】最初に述べたタイプの出口封鎖装置は、水
平軸を有する出湯口に対しては望ましくない。とくに、
鋳型が直接出口封鎖装置に接続され、鋳型が充填された
のち鋳型が水平軸の回りに回転する場合には適していな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、底注ぎ方式
の鋳造における従来の難点を改善するためになされたも
のであり、その目的は、簡単な機構によって、鋳型が直
接接続されて水平軸の回りに回転する場合においても開
放および閉鎖を確実に行うことができる溶湯の出口封鎖
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による溶湯容器の溶湯出口封鎖装置は、溶湯
を収容する溶湯容器の出湯口に取付られるハウジングを
具え、該ハウジング内には互いに接触し相対的に回転し
得る少なくとも2つのバルブプレートが装着され、バル
ブプレートにはそれぞれ偏心した透孔が形成され、少な
くとも1つのバルブプレートを回転することにより透孔
を重ね合わせ状態または非重ね合わせ状態として溶湯通
路を形成または閉鎖し、溶湯の排出端に位置するバルブ
プレートは出湯口に取付けられる鋳型の入口部と同調し
て回転し、排出端のバルブプレートの異なる回転位置に
おいてすべてのバルブプレートの透孔が選択的に重ね合
わせ位置にもたらされ、または少なくとも2つのバルブ
プレートの透孔が非重ね合わせ位置にもたらされるよう
構成することにより達成される。
【0008】本発明の特徴は、溶湯を収容する容器の出
湯口と容器に接続される鋳型の入口部の間に介設され、
鋳型への出湯のために溶湯通路を形成し、鋳型への出湯
を停止するために溶湯通路を閉鎖する溶湯の出口封鎖装
置において、ハウジングと、該ハウジング内に装着され
る少なくとも2つのバルブプレートからなり、該バルブ
プレートはハウジング内において互いに重合、接触する
とともに相互に回転可能に保持され、バルブプレートに
はそれぞれ偏心した透孔が形成され、少なくとも1つの
バルブプレートを回転することにより、該透孔を重ね合
わせ状態または非重ね合わせ状態として溶湯通路の形成
または閉鎖を行い、溶湯の排出端に位置するバルブプレ
ートは鋳型の入口部と同調して鋳型とともに回転可能と
なっており、該バルブプレートの異なる回転位置におい
て、すべてのバルブプレートの透孔が重ね合わせ状態と
なるか、少なくとも2つのバルブプレートの透孔が非重
ね合わせ状態となるよう構成されていることにある。
【0009】本発明において、排出端の前記バルブプレ
ートと鋳型の入口部との連結は、摩擦接触機構を通じ端
面での接触により行われる。しかし、接触端面の間に適
当な係合手段を設けることもできる。どちらの場合に
も、鋳型を回転することは、間接的に排出端でバルブプ
レートに回転を生ぜしめる。前記バルブプレートに直接
自動回転を与え、鋳型の回転と同調して作動させること
が可能である。この場合、鋳型という用語は鋳型に固定
される付属物、スリーブあるいはパイプ装置を含む。
【0010】本発明による出口封鎖装置の好ましい実施
態様において、鋳型は容器に取付けられた出口封鎖装置
に連結し、その入口部は最初は低い位置に配置される。
鋳型が充填された後、鋳型は、好ましくは180 °の角
度、出口封鎖装置の軸の回りに回転される。鋳型は閉鎖
状態にある出口封鎖装置と連結する。この時点ではバル
ブプレートの透孔は重合していない。
【0011】工程の第2段階で、鋳型の位置が変更され
ないでいる間、バルブプレートは、連通孔が重合、形成
されるように、互いに回転する。ついで鋳型のキャビテ
ィの充填作業が底注ぎ鋳造法を使用して行われる。出口
封鎖装置が開口している間、鋳型は好ましくは 180°回
転する。従って、つぎの段階において、鋳型内での溶湯
の凝固は容器の静水圧のもとで行われる。バルブプレー
トを互いに相対的に回転することにより、連通孔は再び
非重合状態となり、出口封鎖装置は封鎖される。鋳型の
キャビティ内の溶湯は殆ど凝固し、出口封鎖装置から分
離される。とくに、鋳型として自己支持型の砂型鋳型を
使用することができ、この場合は、鋳型を排出端で出口
封鎖装置と直接接触状態にもたらすことができる。
【0012】第1の可能な態様によれば、もう1つのバ
ルブプレートが、排出端にあるバルブプレートの直前に
配置され、制御された回転作動を行うことが提案され、
排出端に位置するバルブプレートの回転位置とは無関係
に、あるいは排出端のバルブプレートの少なくとも2つ
の異なる回転位置において、2つのバルブプレートの透
孔が選択的に重ね合わせまたは非重ね合わせ位置にもた
らされることが提案される。前記もう1つのバルブプレ
ートは、排出端のバルブプレートの回転動作を考慮して
回転作動しなければならない。すなわち、最初の封鎖位
置から始まり、もう1つのバルブプレートは最初2つの
透孔が重ね合わせ状態になるよう回転されることができ
る。もし排出端でのバルブプレートが次いで鋳型ととも
に回転すれば、もう1つのバルブプレートはそれととも
に同調的に作動されなければならない。従って、透孔は
例えば180 °に回転する位置まで重ね合わせ位置になっ
ている。この状態では、これらのプレートは、出口封鎖
装置がもう1つのバルブプレートを回転することにより
封鎖されるまで、必要とされる限り、その状態を保持し
ている。
【0013】その後、鋳型は分離され、出口封鎖装置を
元の位置に戻すために、2つのバルブプレートはそれら
の出発位置に同調的に戻されることができる。しかし、
これは必要ではない。何故なら、2つのバルブプレート
の絶対位置は意味がなく、プレートが開放されるに先立
つ出発位置はそれらの機能において認識できる効果を持
たない。各場合において、鋳型の入口部の自由断面がバ
ルブプレートの全ての取り得る回転位置において連通孔
の外形をカバーするのもであることが必要である。
【0014】上記の態様において、前記のもう1つのバ
ルブプレートは、容器内の溶湯により直接圧力を与えら
れることができる。すなわち、前記もう1つのバルブプ
レートは常に溶湯を含む。もう1つのバルブプレートの
端面は、好ましくは、容器の出湯口の開口の周囲上で、
密封状に配置される。この場合、容器はバルブプレート
の形状を持ち、大きな出湯開口を有している。
【0015】さらに好ましい実施態様においては、排出
端に位置するバルブプレートの前にさらに2つのバルブ
プレートが配設され、その1つは制御されて回転するこ
とが提案される。また、排出端に位置するバルブプレー
トの回転位置とは無関係に、すべてのバルブプレートの
透孔が選択的に重ね合わせ状態にされ、あるいは少なく
とも前記2つのバルブプレートの透孔は重ね合わせ状態
にならないことが提案される。2つのバルブプレートの
うち制御されて可動するバルブプレートは、3つのバル
ブプレートの中央部に配置される。出口封鎖装置を開放
しおよび閉鎖する工程は、前記2つのバルブプレートの
相対的な動きにより行われる。最初の閉鎖位置から、2
つのバルブプレートが互いに回転して、排出端に位置す
るバルブプレートの透孔と重ね合わせ状態となり、溶湯
が通過できる通路を形成する。鋳型を回転するとき、2
つのバルブプレートはその位置に維持され、排出端に位
置するバルブプレートのみが回転する方法がある。排出
端に位置するバルブプレートの透孔は、その回転位置と
は無関係に、すべての回転位置において隣接するバルブ
プレートの透孔と重合し、あるいは排出端のバルブプレ
ートの透孔は、少なくとも180 °以上の角度で回動する
長円形に形成される。第2の方法として、排出端に位置
するバルブプレートを回転するとき、少なくとも2つの
バルブプレートのうち中央部バルブプレートが一緒に回
転し、排出端のバルブプレートの透孔と中央部バルブプ
レートの透孔は重ね合わせ状態を保持したままで、鋳型
が約180 °回転した位置にもたらされる方法がある。鋳
型が180 °回転したときの閉鎖操作は、2つのバルブプ
レートを再び互いに回転することによりなされる。すな
わち、溶湯容器の端部に位置するバルブプレートに対し
て中央部バルブプレートを回転することにより行われ
る。同時に、中央部バルブプレートの透孔および排出端
のバルブプレートの透孔は、非重ね合わせ状態になる。
【0016】両実施態様における共通の要件として、鋳
型と同調して回転し得る排出端のバルブプレートは、回
動自在となっており、鋳型とともに可動し得るというこ
とである。
【0017】好ましい実施態様において、バルブプレー
トはセラミックから構成される。これらのバルブプレー
トは、ハウジングに装入され、中心合わせされる。出口
孔を封鎖し、ハウジング内で回転しない容器の端部に位
置するバルブプレートを固定するために、バルブプレー
トに対向する平坦部を設ける。この場合には、熱膨張の
観点から半径方向に張力を付与する必要はない。熱膨張
を補償し、同時にバルブプレート面の直接接触を確実に
するために、ハウジング内でバルブプレートに軸方向の
張力を与えるスプリング、とくにプレートスプリングを
配設する。
【0018】本発明の好ましい態様を列記すると以下の
ようである。 1.溶湯の排出端に位置するバルブプレートの前にさら
に1つのバルブプレートが配設され、該バルブプレート
は制御された回転作動を行い、排出端のバルブプレート
の回転位置とは無関係に、または排出端のバルブプレー
トの少なくとも2つの異なる回転位置において、2つの
バルブプレートの透孔が選択的に重ね合わせ状態あるい
は非重ね合わせ状態になるよう作動する請求項1記載の
溶湯容器の溶湯出口封鎖装置。 2.溶湯の排出端に位置するバルブプレートの前にさら
に2つのバルブプレートが配設され、該バルブプレート
の少なくとも1つは制御された回転作動を行い、排出端
のバルブプレートの回転位置とは無関係に、すべてのバ
ルブプレートの透孔が選択的に重ね合わせ状態になり、
または少なくとも前記2つのバルブプレートの透孔が非
重ね合わせ状態になるよう作動する請求項1記載の溶湯
容器の溶湯封鎖装置。 3.3つのバルブプレートのうち、中央部バルブプレー
トは制御された回転作動を行い、容器側に位置するバル
ブプレートはハウジング内に回転しないよう装着されて
いる上記2記載の鋳型充填方法。 4.中央部バルブプレートの偏心透孔は、排出端のバル
ブプレートおよび容器側のバルブプレートの偏心透孔よ
り小さい円周角をカバーし、とくに円形孔に形成される
上記2〜3記載の鋳型充填方法。 5.排出端のバルブプレートが、その回転位置とは無関
係に、または少なくとも2つの異なる回転位置におい
て、その各回転位置において隣接するバルブプレートの
透孔と重ね合わせ状態となる透孔を具えた上記2〜4記
載の溶湯容器の溶湯出口封鎖装置。 6.バルブプレートがセラミックスからなる請求項1ま
たは上記1〜5の溶湯容器の溶湯出口封鎖装置。 7.バルブプレートはいずれも円形で、2つの平坦部を
具え、ハウジング内または回転リム47内に固定される
請求項1または上記1〜6記載の溶湯容器の溶湯出口封
鎖装置。 8.バルブプレートがカラーにより互いに中心に配置さ
れる請求項1または上記1〜7記載の溶湯容器の溶湯出
口封鎖装置。
【0019】
【作用】本発明においては、溶湯を収容する容器の出湯
口と容器に接続される鋳型の入口部の間に介設され、鋳
型への出湯のために溶湯通路を形成し、鋳型への出湯を
停止するために溶湯通路を閉鎖する溶湯の出口封鎖装置
において、該装置をハウジングと、ハウジング内に互い
に重合、接触するとともに相互に回転可能なバルブプレ
ートを装着して構成し、バルブプレートにそれぞれ偏心
した透孔を形成し、バルブプレートを回転することによ
り透孔を重ね合わせ状態または非重ね合わせ状態として
溶湯通路の形成または溶湯通路の閉鎖を行うようにした
から、溶湯容器と鋳型との間に介設することにより、簡
単な操作で確実に溶湯の通路を開放、閉鎖することがで
き、容器の出湯口の水平軸の回りに鋳型が回転できるよ
うに、容器の出湯口に鋳型の入口部を直接接続する場合
にも介挿することが可能である。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例 図1、図2および図3は、それぞれ排出端にあり鋳型と
接するバルブプレート11、中央部に位置するバルブプ
レート21および容器の端部と接するバルブプレート3
1を示す。バルブプレート11とバルブプレート31と
は交換することができ、連通孔35は、180 °の円周角
以上に延びあるいは同じ外形を持つ円形孔を形成するよ
うに拡大される。
【0021】排出端に位置するバルブプレート11は、
対向する平坦部12、13を有しており、平坦部12、
13により回転し得るハウジング内で嵌合関係に置かれ
る。バルブプレート11はカラー14を具えている。
【0022】さらに、バルブプレート11は、長円形の
透孔15を有し、透孔15の中心線は円形ラインにより
形成される。長円形の透孔15は約90°の円周角の範囲
をカバーしている。
【0023】中央部バルブプレート21は、平坦部2
2、23を具え、平坦部22、23は中央部バルブプレ
ートを回転するための手段を付設するのに適している。
さらに、円形の透孔25を具え、該透孔の中心から中心
までの距離は、排出端に位置する透孔15の中心線の距
離と一致する。
【0024】図3において、容器の端部に位置するバル
ブプレート31が示される。バルブプレート31は2つ
の平坦部32、33を有し、該平坦部によりバルブプレ
ート31はハウジング内に非回転状態に保持される。バ
ルブプレート31はカラー34を具えている。バルブプ
レート31は、さらに、長円形の透孔35を具え、透孔
35の中心線は、透孔15の中心線と同じ半径であり、
透孔25と同じ中心間距離である。透孔35は180 °の
円周角をカバ−する。
【0025】図1〜図3は、以下の図において説明する
ように、部分的曲面断面ラインを示す。図4〜図7は、
互いに接触している前記バルブプレート11、21、3
1を示す。バルブプレート11および31は保持カラー
14、34を具え、バルブプレート31は第1のハウジ
ング部41内に非回転状態に保持される。ハウジング部
41は、ボルト接合42の手段により、溶湯容器、とく
に保持炉の出口孔に位置させることにより保持炉に連結
することができる。ハウジング部43はハウジング部4
1と非回転状態に連結される。このために、これらのハ
ウジング部にはボルト止めのための開口部44およびネ
ジ孔45が形成されている。ハウジング部内には、滑動
リング46が回転可能に保持され、滑動リング46は鋳
型または排出端と接するバルブプレート11を非回転状
態に保持する。このことは、滑動リング46により、バ
ルブプレート11が固定されたハウジングに対して回転
し得ることを意味するものである。中央部バルブプレー
ト21を嵌着しているもう1つの滑動リング47は、第
1のハウジング部41および第2のハウジング部43に
挿着されている。従って、滑動リング47により間接的
に、バルブプレート21はまた、ハウジング部41、4
3内に回転可能に嵌合している。テンションボルト(図
示せず)の間に、可動手段が通過できる周囲の距離があ
り、とくに、例えば、保持リング47の外周部には可動
ピニオンと噛み合う歯が形成されることができる。
【0026】図4において、中央部バルブプレート21
の透孔25は容器の端部に位置するバルブプレート31
の透孔35と一致するよう示されている。他方、排出端
に位置するバルブプレート11の透孔15は、透孔25
に対して回転的に偏心し、その結果、バルブプレート1
1と21の合わせ面は封鎖される。透孔15と35と
は、この場合は形成されていないが、重ね合わせ領域5
5を形成する。
【0027】図5において、可動可能な中央部バルブプ
レート21は、約75°回転し、その結果、透孔25は、
前記重ね合わせ領域55に合致して透孔15および35
の間に重ね合わせ部を形成し、溶湯の通路が生じる。
【0028】図6において、排出端に位置するバルブプ
レート11および中央部バルブプレート21の位置は図
5に示す位置に対して変化している。排出端に位置する
バルブプレート11は、とくに鋳型との直接摩擦を通じ
て180 °回転し、中央部バルブプレート21は、図3に
示された位置に対して約120 °回転した位置にある。透
孔15および35は新しい重ね合わせ領域65を形成
し、連通孔25を生じる。従って、回転工程を通じて出
口封鎖装置の通路が維持される。
【0029】図7において、中央部バルブプレート21
は、図6に示されている位置に比べて戻される。従っ
て、連通孔25は、もはや排出端に位置するバルブプレ
ート11の透孔15および容器の端部に位置するバルブ
プレート31の透孔35の間の重ね合わせ領域65に合
致しない。排出端のバルブプレート11は同じ位置にあ
るので、通路は閉鎖される。再び図4による開始位置を
とるには、鋳型の端部に位置するバルブプレート11が
引き続き180 °回転した位置に戻される。中央部バルブ
プレート21は図7に示す位置に留まる。
【0030】図8〜図11は、本発明に従う段階を例示
したものである。それらの図はまた、異なる位置にある
図4〜図7に従う出口封鎖装置を示す。4つの図は、出
湯口82を有する保持炉81、および鋳型83の配列を
示す。
【0031】出口封鎖装置1は、シール84を介して保
持炉の壁面に配設される。85はボルト結合部である。
鋳型83は、出口封鎖装置1に対して矢印86の方向に
動かされる。鋳型の端部に位置するバルブプレートの領
域には、摩擦効果を生起させるための突部87が設けら
れている。2つのバルブプレート11、21の回転軸
は、鋳型の水平回転軸88に一致している。鋳型83
は、低い位置にある溶湯の入口部89、入口部の上に位
置するフィーダー90およびさらにその上に位置する鋳
型キャビティ91からなる。
【0032】図8において、鋳型の入口部89は最も低
い位置にあり、鋳型は出口封鎖装置1に近ずくよう矢印
86の方向に動かされる。このとき出口封鎖装置は図4
に示すような閉鎖状態にある。フィーダー90は入口部
89の上方に位置し、その上には鋳型キャビティ91が
配置される。
【0033】図9において、出口封鎖装置は、中央部バ
ルブプレート21を回転することにより、図5に示され
る位置に動かされる。保持炉内の重力および静水圧の効
果の下で、溶湯は入口部89に入り、フィーダー90を
通じて鋳型キャビティ91を充填する。
【0034】図10において、鋳型は、図9に示す位置
に対して、回転軸の回りに180 °回転し、出口封鎖装置
は図6に示される状態になる。静水圧を維持した状態
で、鋳物は冷却端部から凝固を開始する。フィーダー9
0および入口部89内の溶湯はまだ溶融状態にあり、必
要な過剰圧力が保持される。
【0035】図11において、鋳造工程および凝固工程
が完了し、出口封鎖装置は図7に示される位置に動かさ
れる。フィーダー90および入口部89の領域にある溶
湯も凝固し、鋳型は、矢印92の方向に動かされ、保持
炉から除去される。出口封鎖装置も図8に示される位置
に戻され、新しい鋳型が出口封鎖装置に向けて動かされ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、簡単な
機構で溶湯通路の開放および閉鎖を行うことができ、溶
湯容器の出湯口に出湯口の水平軸の回りに回転できるよ
う鋳型を接続する場合にも介挿可能な溶湯の出口封鎖装
置が提供され、底注ぎ鋳造方法を適用して品質の高い鋳
物を作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排出端に位置するバルブプレートの平
面図である。
【図2】本発明の中央部バルブプレートの平面図であ
る。
【図3】本発明の溶湯容器の端部に位置するバルブプレ
ートの平面図である。
【図4】図1に示す3つのバルブプレートを有する本発
明の出口封鎖装置が閉鎖された状態を図1のA−A線に
沿って示す断面図である。
【図5】図1に示す3つのバルブプレートを有する本発
明の出口封鎖装置が開放された状態を図1のA−A線に
沿って示す断面図である。
【図6】図1に示す3つのバルブプレートを有する本発
明の出口封鎖装置が、図2の開放状態から、排出端に位
置するバルブプレートが180 °回転した状態を図1のA
−A線に沿って示す断面図である。
【図7】図1に示す3つのバルブプレートを有する本発
明の出口封鎖装置が、排出端に位置するバルブプレート
が180 °回転した状態で、出口封鎖装置が閉鎖された状
態を図1のA−A線に沿って示す断面図である。
【図8】保持炉と鋳型との間に介挿され図4の状態にあ
る本発明の溶湯の出口封鎖装置を示す断面図である。
【図9】保持炉と鋳型との間に介挿され図5の状態にあ
る本発明の溶湯の出口封鎖装置を示す断面図である。
【図10】保持炉と鋳型との間に介挿され図6の状態に
ある本発明の溶湯の出口封鎖装置であって、鋳型が180
°回転した状態を示す断面図である。
【図11】保持炉と鋳型との間に介挿され図7の状態に
ある本発明の溶湯の出口封鎖装置であって、鋳型が軸方
向に除去された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 出口封鎖装置 11 バルブプレート 12 平坦部 13 平坦部 14 カラー 15 透孔 21 バルブプレート 22 平坦部 23 平坦部 25 透孔 31 バルブプレート 32 平坦部 33 平坦部 34 カラー 35 透孔 41 第1のハウジング部 42 ボルト結合部 43 第2のハウジング部 44 開口部 45 ボルト孔 46 滑動リング 47 滑動リング 55 重合領域 65 重合領域 81 保持炉 82 出湯口 83 鋳型 84 シール 85 ボルト結合部 86 矢印 87 突出部 88 水平回転軸 89 入口部 90 フィーダー 91 鋳型キャビティ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶湯を収容する容器の出湯口と容器に接
    続される鋳型の入口部の間に介設され、鋳型への出湯の
    ために溶湯通路を形成し、鋳型への出湯を停止するため
    に溶湯通路を閉鎖する溶湯の出口封鎖装置において、ハ
    ウジングと、該ハウジング内に装着される少なくとも2
    つのバルブプレートからなり、該バルブプレートはハウ
    ジング内において互いに重合、接触するとともに相互に
    回転可能に保持され、バルブプレートにはそれぞれ偏心
    した透孔が形成され、少なくとも1つのバルブプレート
    を回転することにより該透孔を重ね合わせ状態または非
    重ね合わせ状態として溶湯通路の形成または閉鎖を行
    い、溶湯の排出端に位置するバルブプレートは鋳型の入
    口部と同調して鋳型とともに回転可能となっており、該
    バルブプレートの異なる回転位置においてすべてのバル
    ブプレートの透孔が重ね合わせ状態となるか、あるいは
    少なくとも2つのバルブプレートの透孔が非重ね合わせ
    状態となるよう構成されていることを特徴とする溶湯容
    器の溶湯出口封鎖装置。
JP6041849A 1993-02-16 1994-02-16 溶湯容器の溶湯出口封鎖装置 Expired - Lifetime JPH0741405B2 (ja)

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