JPH0741211Y2 - 複合電子部品 - Google Patents
複合電子部品Info
- Publication number
- JPH0741211Y2 JPH0741211Y2 JP1985108693U JP10869385U JPH0741211Y2 JP H0741211 Y2 JPH0741211 Y2 JP H0741211Y2 JP 1985108693 U JP1985108693 U JP 1985108693U JP 10869385 U JP10869385 U JP 10869385U JP H0741211 Y2 JPH0741211 Y2 JP H0741211Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonator
- electrode
- dielectric substrate
- capacitor electrode
- electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば負荷容量内蔵型発振器として用いられ
る複合電子部品に関するものである。
る複合電子部品に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 上記のような複合電子部品は、2端子共振子と負荷質量
である2個の静電容量とを第9図に示す如く接続して構
成される。図に於いて、Xは2端子共振子、C1、C2は静
電容量である。このような回路の複合電子部品は、デジ
タルシステムのクロック発生器等として用いられる例え
ば第10図のような回路構成のコルピッツ型発振回路に使
用される。
である2個の静電容量とを第9図に示す如く接続して構
成される。図に於いて、Xは2端子共振子、C1、C2は静
電容量である。このような回路の複合電子部品は、デジ
タルシステムのクロック発生器等として用いられる例え
ば第10図のような回路構成のコルピッツ型発振回路に使
用される。
ところで、このような複合電子部品に於いての静電容量
の内蔵は、従来は共振子と同じパッケージにコンデンサ
エレメントを収納するという手段によってなされてい
た。このため、そのような従来の複合電子部品は、パッ
ケージをあまり小型化することができないし、また、部
品点数が多いので組立工数が多くなりコストが高くなる
といった欠点を有するものである。
の内蔵は、従来は共振子と同じパッケージにコンデンサ
エレメントを収納するという手段によってなされてい
た。このため、そのような従来の複合電子部品は、パッ
ケージをあまり小型化することができないし、また、部
品点数が多いので組立工数が多くなりコストが高くなる
といった欠点を有するものである。
本考案は、上記の如き現状に鑑みてなされたものであ
り、寸法が小さく、部品点数が少なく、容易に組み立て
ることができ、従って、製造コストが低廉である、2端
子共振子と2個の静電容量とを内蔵する複合電子部品を
提供することを目的としている。
り、寸法が小さく、部品点数が少なく、容易に組み立て
ることができ、従って、製造コストが低廉である、2端
子共振子と2個の静電容量とを内蔵する複合電子部品を
提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の複合電子部品は、 平面矩形状の誘電体基板と、前記誘電体基板の幅方向両
端側に電極の形成されていない所定の切り欠きを設けて
凸状に形成されたコンデンサ電極部と、これに連なる共
振子取り付け電極部と、更にこれに連なる外部接続用電
極部とをそれぞれ有し、前記コンデンサ電極部が、誘電
体基板の長さ方向に所定の間隔をおいて対向するよう
に、前記誘電体基板の一方主表面の長さ方向両端側に形
成された第一及び第二の電極と、前記誘電体基板の他方
主表面に、前記第一及び前記第二の電極におけるコンデ
ンサ電極部との間で静電容量を構成するように形成され
た2個のコンデンサ電極部を有する第三の電極と、 前記第一及び第二の電極の共振子取り付け部の間を橋絡
する2端子共振子と、前記2端子共振子を覆い、前記外
部接続用電極部が露出するように、前記誘電体基板の上
面部に冠着されて、前記誘電体基板と共に部品外郭部を
形成する蓋体と、からなることを特徴としている。
端側に電極の形成されていない所定の切り欠きを設けて
凸状に形成されたコンデンサ電極部と、これに連なる共
振子取り付け電極部と、更にこれに連なる外部接続用電
極部とをそれぞれ有し、前記コンデンサ電極部が、誘電
体基板の長さ方向に所定の間隔をおいて対向するよう
に、前記誘電体基板の一方主表面の長さ方向両端側に形
成された第一及び第二の電極と、前記誘電体基板の他方
主表面に、前記第一及び前記第二の電極におけるコンデ
ンサ電極部との間で静電容量を構成するように形成され
た2個のコンデンサ電極部を有する第三の電極と、 前記第一及び第二の電極の共振子取り付け部の間を橋絡
する2端子共振子と、前記2端子共振子を覆い、前記外
部接続用電極部が露出するように、前記誘電体基板の上
面部に冠着されて、前記誘電体基板と共に部品外郭部を
形成する蓋体と、からなることを特徴としている。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を添付図面と共に説明する。
第1図は、前述の負荷容量内蔵型発振器として使用され
る本考案に係る複合電子部品の一実施例の断面図であ
る。負荷容量内蔵型発振器1の主な構成部分は、誘電体
基板2、2端子共振子3及び蓋体としてのカバー4であ
る。
る本考案に係る複合電子部品の一実施例の断面図であ
る。負荷容量内蔵型発振器1の主な構成部分は、誘電体
基板2、2端子共振子3及び蓋体としてのカバー4であ
る。
誘電体基板2は、セラミクス、ガラスエポキシ樹脂等か
らなる平面矩形状の平板状誘電体の両主表面2a、2bに、
焼付、蒸着、スパッタリング等により電極が形成された
ものであり、第2図にその平面図を、第3図に底面図を
示す。第2図において、主表面2aの左端寄りには電極21
が、右端寄りには電極22が形成されており、両電極21、
22の中央部は、幅方向両端側に電極の形成されていない
所定の切り欠きGが形成されるように、かつ主表面2aの
中央方向に互いに対向するように凸状に突出して形成さ
れており、それぞれの突出部の基部は共振子取付電極部
21a、22aとされている。また、突出先端部はコンデンサ
電極部21b、22bとされている。電極21、22の主表面2aの
両端付近はそれぞれ外部接続用電極部21c、22cである。
らなる平面矩形状の平板状誘電体の両主表面2a、2bに、
焼付、蒸着、スパッタリング等により電極が形成された
ものであり、第2図にその平面図を、第3図に底面図を
示す。第2図において、主表面2aの左端寄りには電極21
が、右端寄りには電極22が形成されており、両電極21、
22の中央部は、幅方向両端側に電極の形成されていない
所定の切り欠きGが形成されるように、かつ主表面2aの
中央方向に互いに対向するように凸状に突出して形成さ
れており、それぞれの突出部の基部は共振子取付電極部
21a、22aとされている。また、突出先端部はコンデンサ
電極部21b、22bとされている。電極21、22の主表面2aの
両端付近はそれぞれ外部接続用電極部21c、22cである。
誘電体基板2の他方の主表面2bには、その中央部に第三
の電極である電極23が形成されている。電極23の左右端
は突出して、コンデンサ電極部23a、23bが設けられてい
る。コンデンサ電極部23aは主表面2aのコンデンサ電極2
1bと誘電体基板2を介して対向するようにされているの
で、該両電極部間で第9図の静電容量C1を構成する。同
様に、コンデンサ電極部23bはコンデンサ電極部22bと共
に第9図の静電容量C2を構成する。勿論、(9)コンデ
ンサ電極部間の対向面積は所定の静電容量を得ることが
できるものとされている。
の電極である電極23が形成されている。電極23の左右端
は突出して、コンデンサ電極部23a、23bが設けられてい
る。コンデンサ電極部23aは主表面2aのコンデンサ電極2
1bと誘電体基板2を介して対向するようにされているの
で、該両電極部間で第9図の静電容量C1を構成する。同
様に、コンデンサ電極部23bはコンデンサ電極部22bと共
に第9図の静電容量C2を構成する。勿論、(9)コンデ
ンサ電極部間の対向面積は所定の静電容量を得ることが
できるものとされている。
第4図は共振子3の斜視図である。共振子3は、分極方
向Pが主平面に平行になっている圧電セラミクス等の短
冊状の基板30の両主表面にスクリーン印刷等により電極
31、32がそれぞれ形成されたものである。両電極31、32
の先端部は基板30を介して対向するようにされているの
で、共振子3は第9図の2端子共振子Xを構成してい
る。
向Pが主平面に平行になっている圧電セラミクス等の短
冊状の基板30の両主表面にスクリーン印刷等により電極
31、32がそれぞれ形成されたものである。両電極31、32
の先端部は基板30を介して対向するようにされているの
で、共振子3は第9図の2端子共振子Xを構成してい
る。
このようなエネルギー閉じ込め型厚みすべり振動モード
を用いた共振子3を、第5図に示すように、共振子3の
左端部が基板2の共振子取付電極部21a上に、共振子3
の右端部が共振子取付電極部22a上になるように基板2
上に配置し、共振子3の左右の端部近傍に導電ペースト
5を塗布して共振子3を両電極部21a、22aに取り付け
る。
を用いた共振子3を、第5図に示すように、共振子3の
左端部が基板2の共振子取付電極部21a上に、共振子3
の右端部が共振子取付電極部22a上になるように基板2
上に配置し、共振子3の左右の端部近傍に導電ペースト
5を塗布して共振子3を両電極部21a、22aに取り付け
る。
その後、蓋体である例えば箱状のアルミナ製カバー4を
主表面2aに上に冠着させて共振子3を保護するように
し、発振器1が完成する(第6図参照)。カバー4の幅
は基板2の幅より少し小さくされているので、両電極2
1、22の外部接続用電極部21c、22cはカバー4によって
覆われることなく露出している。従って、外部との接続
は容易に行うことができる。
主表面2aに上に冠着させて共振子3を保護するように
し、発振器1が完成する(第6図参照)。カバー4の幅
は基板2の幅より少し小さくされているので、両電極2
1、22の外部接続用電極部21c、22cはカバー4によって
覆われることなく露出している。従って、外部との接続
は容易に行うことができる。
かくして、形成された発振器1は第9図に示す負荷容量
内蔵型発振器を構成し、インバータ6及び抵抗7と共に
第7図に示すように接続されることによって、第10図の
コルピッツ型発振回路を構成することができる。
内蔵型発振器を構成し、インバータ6及び抵抗7と共に
第7図に示すように接続されることによって、第10図の
コルピッツ型発振回路を構成することができる。
上記の実施例では、カバー4を基板2より少し小さくし
て、外部接続用電極部21c、22cを主表面2a上に形成する
ようにしているが、第8図に示すように、カバー4と基
板2とを略同じ大きさにして、外部接続用電極部を主表
面2bに設けるようにしてもよい。
て、外部接続用電極部21c、22cを主表面2a上に形成する
ようにしているが、第8図に示すように、カバー4と基
板2とを略同じ大きさにして、外部接続用電極部を主表
面2bに設けるようにしてもよい。
(考案の効果) 上述の説明から明らかなように、本考案によれば、2端
子共振子と2個の静電容量とを内蔵する複合電子部品に
於いて、そのパッケージの一部を利用して静電容量を構
成するようにしたので、寸法が小さく、部品点数が少な
く、容易に組み立てることができ、従って、製造コスト
が低廉な複合電子部品が提供される。
子共振子と2個の静電容量とを内蔵する複合電子部品に
於いて、そのパッケージの一部を利用して静電容量を構
成するようにしたので、寸法が小さく、部品点数が少な
く、容易に組み立てることができ、従って、製造コスト
が低廉な複合電子部品が提供される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は誘電体基
板の平面図、第3図はその底面図、第4図は共振子の斜
視図、第5図は共振子の基板への取付状況の説明図、第
6図は第1図の実施例の斜視図、第7図は第1図の実施
例の適用例の説明図、第8図は他の実施例の断面図、第
9図は負荷容量内蔵型発振器の回路図、第10図はコルピ
ッツ型発振器の回路図である。 2……誘電体基板、2a、2b……主表面、3……2端子共
振子、4蓋体(カバー)、21、22、23……電極、21a、2
2a……共振子取付電極部、21b、22b……コンデンサ電極
部、21c、22c……外部接続用電極、23a、23b……コンデ
ンサ電極部、G……切り欠き。
板の平面図、第3図はその底面図、第4図は共振子の斜
視図、第5図は共振子の基板への取付状況の説明図、第
6図は第1図の実施例の斜視図、第7図は第1図の実施
例の適用例の説明図、第8図は他の実施例の断面図、第
9図は負荷容量内蔵型発振器の回路図、第10図はコルピ
ッツ型発振器の回路図である。 2……誘電体基板、2a、2b……主表面、3……2端子共
振子、4蓋体(カバー)、21、22、23……電極、21a、2
2a……共振子取付電極部、21b、22b……コンデンサ電極
部、21c、22c……外部接続用電極、23a、23b……コンデ
ンサ電極部、G……切り欠き。
Claims (1)
- 【請求項1】平面矩形状の誘電体基板と、 前記誘電体基板の幅方向両端側に電極の形成されていな
い所定の切り欠きを設けて凸状に形成されたコンデンサ
電極部と、これに連なる共振子取り付け電極部と、更に
これに連なる外部接続用電極部とをそれぞれ有し、前記
コンデンサ電極部が、誘電体基板の長さ方向に所定の間
隔をおいて対向するように、前記誘電体基板の一方主表
面の長さ方向両端側に形成された第一及び第二の電極
と、 前記誘電体基板の他方主表面に、前記第一及び前記第二
の電極におけるコンデンサ電極部との間で静電容量を構
成するように形成された2個のコンデンサ電極部を有す
る第三の電極と、 前記第一及び第二の電極の共振子取り付け部の間を橋絡
する2端子共振子と、 前記2端子共振子を覆い、前記外部接続用電極部が露出
するように、前記誘電体基板の上面部に冠着されて、前
記誘電体基板と共に部品外郭部を形成する蓋体と、から
なることを特徴とする複合電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985108693U JPH0741211Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 複合電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985108693U JPH0741211Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 複合電子部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217230U JPS6217230U (ja) | 1987-02-02 |
JPH0741211Y2 true JPH0741211Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=30986123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985108693U Expired - Lifetime JPH0741211Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 複合電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741211Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2839092B2 (ja) * | 1987-09-22 | 1998-12-16 | ティーディーケイ株式会社 | 圧電複合部品及びその製造方法 |
JP2720882B2 (ja) * | 1988-03-08 | 1998-03-04 | ▲高▼木産業株式会社 | 開袋搬送装置 |
JPH02200796A (ja) * | 1989-01-30 | 1990-08-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ストリツプの浮上支持装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59138113A (ja) * | 1983-01-27 | 1984-08-08 | Fujitsu Ltd | 圧電振動子 |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP1985108693U patent/JPH0741211Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6217230U (ja) | 1987-02-02 |
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