JPH0740882U - 畳 床 - Google Patents
畳 床Info
- Publication number
- JPH0740882U JPH0740882U JP7490493U JP7490493U JPH0740882U JP H0740882 U JPH0740882 U JP H0740882U JP 7490493 U JP7490493 U JP 7490493U JP 7490493 U JP7490493 U JP 7490493U JP H0740882 U JPH0740882 U JP H0740882U
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- fibers
- heat
- tatami
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 芯材を含む異種の偏平体を重ね閉じ合せたも
のでなく単一の一枚の板体よりなる、吸放湿性を有しだ
に,埃の原因となることのない畳床を得る 【構成】 熱溶融性成分を有する複合繊維を含む短繊維
よりなる層体の各繊維同士をその交接点において熱溶着
させた。
のでなく単一の一枚の板体よりなる、吸放湿性を有しだ
に,埃の原因となることのない畳床を得る 【構成】 熱溶融性成分を有する複合繊維を含む短繊維
よりなる層体の各繊維同士をその交接点において熱溶着
させた。
Description
【0001】
本考案は畳床に関する。
【0002】
畳床は藁を適宜厚さに積層しそれを綴糸で固定してなるものが長年使用されて いるが、現在、藁資源の枯渇、畳床に重量があるために扱い憎い、だにや埃の発 生場所になるなどの原因で、藁を原料とする畳床の使用量は少なくなって来てい る。そして、それに代って、発泡スチロール等の科学合成品が畳床の芯材として 使用されるようになったが、発泡うスチロール單体での使用は強度,吸湿性など の点で問題があり、その補強及び吸放湿性などを補なう目的で、不織布,ウエッ ブ,天然或いは合成の板材などを積層することが行われていた。しかし、このよ うな畳床は積層体を構成する上で極めて多くの工程を要しそれが価格にも影響し た。
【0003】
本考案は上記の点に鑑みて、芯材を含む異種の偏平体を重ね、綴じ合せたもの でなく、単一の一枚の板状体よりなる、取り扱が容易で吸放湿性を有しだに,埃 の原因となることのない畳床を得ることを目的とする。
【0004】
熱溶融性成分を有する複合繊維を含む短繊維よりなる層体の各繊維同士をその 交接点において熱溶着させ、畳床を単一の板体とした。
【0005】
本考案畳床に使用する短繊維は、熱溶融性成分を有する複合繊維と、その他の 天然又は合成繊維の短繊維とを適宜交絡させており、前記交絡された短繊維の交 接点において、互に接した繊維は熱融着している。そのために、畳床を構成する 繊維間には微小な空間が多数認められ、その間に湿分等を一旦吸収し、更に通気 性を発揮するために過湿になることなく湿分を放出する。そして、畳床を構成す る繊維は、それぞれ交接点で互に融着されるので、繊維自体が剥離し或いは折損 して、畳床から分離することはなく、埃の原因とはならない。また、繊維自体の 有する防だに殺菌防黴作用のためだに或いは黴の発生を押える。
【0006】
本考案の実施の一例を図面と共に次に説明する。
【0007】 本考案畳床は1は、熱溶融性成分を有する複合繊維2の短繊維と、天然又は合 成繊維3の短繊維を互に繊維同士交絡させ、これを加熱することにより、複合繊 維2の熱溶融性成分を溶融し、上記溶融した熱溶融性成分4を繊維同士の交接点 において滞溜させ、複合繊維2同士或いはその他の繊維3同士互いに熱融着させ 一体化してなるものである。
【0008】 上記短繊維の一例をあげると、熱溶融性成分を有する複合繊維2は、熱可塑性 エラストマーをシースに、ポリエチレンテレフタレートをコアーとしたシース・ コア型複合繊維の13d程度のものを51mmにカットして用い、それに混合す る繊維はエステル繊維の上記と同程度にカットとたものとし、両者を3対7の割 合で混綿している。
【0009】 上記混綿を用いて畳床を作るには次の如くする。前記混綿をカード掛けし、ラ ップが20層程度になるよう降り落し積層体とする。このとき1500g/m2 程度とする。該積層体を対のロール及び無端ベルト間に所定の厚さになるように ニップし摂氏180度程度の加熱処理をする。上記加熱処理によって複合繊維の 熱溶融性成分は溶融し、溶融した熱溶融性成分4は互いに交椄している繊維同士 の交接点に滞溜し交椄している繊維同士互に一体化するる。この溶融接着は繊維 の各接合点でおこなはれ積層体は圧縮引張に対し強固な型くずれしないものとな る。 熱処理が終了した積層体は、冷却後、所定の大きさにカットされ畳床となる。
【0010】 本考案畳床は上記のように、畳床を構成する短繊維がその交接点ごとに互に融 着されているために、極めて空間が大いにかかわらず空間周囲の多数の繊維の対 屈曲性のため耐圧性に富むものとなっている。 また、上記各融着点のために積層体を構成する繊維が脱落しにくく埃の原因と なることもない。
【0011】 更に、複合繊維と混綿する短繊維に防黴,抗菌,消臭効果を有する繊維を用い ることにより上記効果を合せ生じさせることも可能である。これらの繊維には、 防黴抗菌剤,消臭効果を発揮する微粉抹をポリエステルポリマー中に混練紡糸し てなる繊維がある。 畳床1は、図1のAに示すようにその上面に直接畳表5を敷き、適宜手段で畳 縁6を縫着7している。
【0012】
本考案は上記した如く熱溶融性成分を有する複合繊維を含む短繊維よりなる層 体の各繊維同士をその交接点において熱溶着させたため、単一の一枚の板体から なり、各種素材を積層してなる畳床に比較して製作上の工程も極めて少なくその 点コストダウンが可能であり、また、軽量とすることができ、取り扱い上有利で ある。そして、多空隙のため吸放湿性を有し、湿気による腐れの生ずるのを防止 し繊維の交接点をの融着により繊維の剥落がなく、埃の原因となることがない。 従ってだにの発生も極力防止出来る。
【図1】Aは本考案畳床を用いた畳の概略断面図、Bは
本考案畳床を構成する短繊維の交接点の拡大図。
本考案畳床を構成する短繊維の交接点の拡大図。
【符号の説明】 1 畳床 2,複合繊維の短繊維 3,天然又は合成繊維の短繊維 4,溶融した熱溶融性成分 5,畳表 6,畳縁 7,縫着
Claims (1)
- 【請求項1】 熱溶融性成分を有する複合繊維を含む短
繊維よりなる層体の各繊維同士をその交接点において熱
溶着させてなる畳床。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490493U JPH0740882U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 畳 床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490493U JPH0740882U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 畳 床 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740882U true JPH0740882U (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=13560849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7490493U Pending JPH0740882U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 畳 床 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740882U (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58158027A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
JPS6082489A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-10 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用エアスポイラ |
JPH03246008A (ja) * | 1990-02-24 | 1991-11-01 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 畳床用木質繊維板 |
JPH03269148A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-29 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 鉱物質繊維成型体 |
JPH055356A (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-14 | Central Glass Co Ltd | 防音緩衝材およびこれを有する木質系防音床材 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP7490493U patent/JPH0740882U/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58158027A (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法 |
JPS6082489A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-10 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用エアスポイラ |
JPH03246008A (ja) * | 1990-02-24 | 1991-11-01 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 畳床用木質繊維板 |
JPH03269148A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-29 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 鉱物質繊維成型体 |
JPH055356A (ja) * | 1991-06-26 | 1993-01-14 | Central Glass Co Ltd | 防音緩衝材およびこれを有する木質系防音床材 |
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