JPH038858A - 補強不織布 - Google Patents

補強不織布

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JPH038858A
JPH038858A JP14163289A JP14163289A JPH038858A JP H038858 A JPH038858 A JP H038858A JP 14163289 A JP14163289 A JP 14163289A JP 14163289 A JP14163289 A JP 14163289A JP H038858 A JPH038858 A JP H038858A
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JP
Japan
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net
web
nonwoven fabric
fibers
polyethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP14163289A
Other languages
English (en)
Inventor
Teisaku Hoshikawa
星川 定作
Hiroyasu Ueda
上田 裕靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuron Kk
Original Assignee
Fukuron Kk
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Filing date
Publication date
Application filed by Fukuron Kk filed Critical Fukuron Kk
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  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は補強不織布に関する。さらに詳しくは、各種産
業分野において包装材や被覆材などに好適に用いられる
補強不織布に関する。
[従来の技術] 従来より、ワリフとクラフト紙とをポリエチレンを介し
て貼り合せたものが包装材として使用されている。ワリ
フとはポリエチレンまたはポリプロピレンのネットであ
る。また、ワリフを不織布と貼り合せる試みもあった。
ところが上記いずれの包装材も、それを製造するには、
ネットとクラフト紙(不織布)との間に溶融させたポリ
エチレンを流しながらクラフト紙(不織布)とネットと
を貼り合せねばならないので、製造がやっかいであった
。しかも、ネットと不織布の接着は加熱ロールで挟んで
加圧しながら加熱していたので、えられる不織布は固く
、また薄いものであり、風合いに欠けるという問題があ
る。
[発明が解決しうよとする課題] 本発明は叙上の事情に鑑み、製造コストが安く、嵩高で
ソフトであり、しかも横方向の強度の高い不織布を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の補強不織布は、熱接着性繊維を主体とするウェ
ブとポリエチレン製のネットとからなり、該ネットの有
孔面積率が40〜85%で、かつ該ネットを構成する帯
状ポリエチレンフィルムの幅が0.8〜5■であり、前
記ウェブとネットを積層した状態で熱風を貫通させてウ
ェブの繊維同士およびウェブの繊維とネットとを熱融着
し一体化してなることを特徴とする。
なお、本明細書でいう有孔面積率とは、つぎのとおりに
定義される。すなわち第1図において、(1)はネット
を構成する帯状ポリエチレンフィルムであり、その巾は
(a−c) 、(b−d)で表わされる。そして、有孔
面積率は次式 %式% で定義されるものである。
[作 用コ 本発明では、不織布の製造時にネットを入れるので、従
来の二次加工で貼り合わせるばあいに比べ製造コストが
安い。
また、ネットと不織布を加圧された加熱ロール間に挟ん
で接着するのではなく、熱風によりウェブの繊維同士お
よびウェブの繊維とネットとを接着させるので嵩高でソ
フトなもの、すなわち風合いのよいものかえられる。
さらに、ネットのない不織布に比べ横方向の強度で6倍
位のものかえられる。
[実施例コ 以下、本発明の実施例をさらに詳しく説明する。
本発明におけるウェブは熱接着性繊維を主体とするもの
で、熱接着性繊維が少くとも50重量%以上必要である
。熱接着性繊維の割合が50重量%より少いと、ネット
と繊維との接着が不充分で剥れやすくなり、また不織布
表面から繊維が抜けやすくなるので好ましくない。
熱接着性繊維とは、低融点成分(融点100〜130℃
)と高融点成分(融点150℃以上)とからなり、低融
点成分が一部表面に出ている構造の複合繊維をいう。た
とえば芯がポリプロピレンで鞘がポリエチレンの芯鞘型
複合繊維、また一方がポリエチレンで他方がポリプロピ
レンのサイドバイサイド型の複合繊維、あるいは芯がポ
リエステルで鞘がポリエチレンの複合繊維などがある。
本発明にいうネットは、ポリエチレンフィルムを幅0,
8〜5IIlfflに割ったもの(以下、帯状ポリエチ
レンフィルムという)を縦、横に格子状に配列し、ネッ
トとして構成したものである。
前記帯状ポリエチレンフィルムは、その巾が0.8mm
より小さいと強度が弱くネットの製造が困難である。ま
た、幅5nnより大きいと不織布製造時、熱風が貫通で
きない部分が広くなり、熱風が当る反対面の不織布は繊
維同士および繊維とネットとの接着が不良で繊維が抜け
やすくなるので、いずれも好ましくない。
有孔面積率は、40%より小さいと熱風が通りにくくな
り、繊維の抜けがひどくなる。また有効面積率が85%
より大きいとネットの孔が大きくなり、熱風の通りはよ
いが、補強効果が小さいので好ましくない。
本発明では、複数のウェブ間にネットを融着してもよく
、1枚のウェブの片面1こネットを融着してもよい。
本発明の用途としては、つぎを例示できる。
■各種包装材 嵩があるのでクツション効果もあり、乾燥剤、化学薬品
袋、機械部品包装材、家具の包装に好適である。
■農作物栽培時の被覆材 横方向の引張強度が高いので、使用時に破れたすせず好
適である。
つぎに実施例をあげて説明する。
実施例1 熱接着性繊維としてポリプロピレンを、−とし、ポリエ
チレンを鞘成分とした芯鞘型1、繊維(2デニールX 
51nv)を用いて、解繊カーデイングしてウェブを形
成し、このウェブの下面にポリエチレンネット(巾 1
 、0mmの帯状ポリエチレンフィルムを孔の大きさが
9層9mmとなるように縦横に配列し、交点を熱接着し
たもの、目付は6 g/rrr、有孔面積率81%)を
入れ、ウェブの上からサクションドラム方式の熱処理器
により 140℃の熱風を約5秒間吹付けて補強不織布
を作製した。この不織布の物性値を次表に示す。
この補強不織布は、ソフトであり、ポリエチレンネット
の無いもの(比較例1)に比べ縦横の引張強度が著しく
増加し、とくに横方向引張強度は約6倍に達していた。
また、この補強不織布は、ポリエチレンネットと不織布
との接着は良好で、不織布表面の毛羽立ちもなく熱風の
貫通が充分であった。
実施例2 熱接着性繊維として実施例1と同様のものを使用したほ
か、非熱接着性繊維としてポリエステル繊維(2デニー
ルx 51mm)を20%混綿し、目付13g/rn’
ずつの2層のウェブを形成し、この層間にポリエチレン
ネット(巾 1 、5mmの帯状ポリエチレンフィルム
を孔の大きさが6層6mfflとなるように縦、横に配
列し、交点を熱接着したもの、目付は12g/rrf’
、有孔面積率64%)を挟みこみ実施例1と同様に熱風
を吹付けて補強不織布を作製した。
この不織布は毛羽立ちがなく、層間での剥離もなかった
。また引張強度も充分高いものであった。実施例3 熱接着性繊維としてポリエステルを芯成分とし、ポリエ
チレンを鞘成分とした芯鞘型複合繊維(2デニールX 
51mm)を用いてウェブを作成し、ポリエチレンネッ
ト(巾 3,0■の帯状ポリエチレンフィルムを孔の大
きさが15X 15n+mとしたネット、目付はl1g
/rr?、有孔面積率70%)としたほかは実施例1と
同様の条件で補強不織布を作製した。
この不織布はネットと不織布との接着性はよく、不織布
表面の毛羽立ちもなかった。また引張強度も充分高いも
のであった。
実施例4 ポリエチレンネットとして、巾2.O■、孔の大きさが
5層5m+nで目付が19g/rr?、有孔面積率51
%のネットを用いたほかは実施例1と同様にして補強不
織布を作製した。
この不織布は毛羽立ちがなくネットとの接着性も良好で
あった。引張強度も充分高いものであった。
比較例1 実施例1と同様のウェブのみの不織布であって、ポリエ
チレンネットを用いないものを作製した。
比較例2 熱接着性繊維として実施例1と同じ複合繊維40%を用
い、非熱接着性繊維としてレーヨンを60%を用いて、
両者を混綿し、カーデイングしてウェブを形成し、これ
の上面にポリエチレンネット(巾 1.5111m、孔
の大きさが9 X 9 mm、目付は9g/ゴ、有孔1
111j積率73%)を重ね、実施例1と同様熱風を吹
付けて不織布を作製した。
この不織布は熱風はよく貫通したが、熱接着性繊維がす
くないためか、毛羽立ちがひどく、ネットとの接着も不
良であった。
比較例3 ポリエチレンネットとして巾7.0mm (本発明にお
ける上限より2mm広い)、孔の大きさ20×20mm
、有孔面積率55%のネットを用いたほかは実施例1と
同様にして補強不織布を作製した。
この不織布はネットの孔の部分は繊維同士の接着はよく
毛羽立ちも少いが、孔でない部分、すなわち帯状ポリエ
チレンフィルムの幅方向の中央部分の接着性が悪く、ネ
ットと不織布とが容易に剥離した。
比較例4 熱接着性繊維どして実施例3と同じ複合繊維を用いてウ
ェブを形成し、このウェブの下面にポリエチレンネット
(巾 1.5mm、孔の大きさ2、OX  2.0+1
111、目付は28g/ゴ、有孔面積率33%)を入れ
、実施例1と同様の条件で熱風処理を行い不織布を作製
した。
この不織布はネットの有孔面積率が小さいため、熱風の
通りが悪く、ウェブの繊維同士の接着およびウェブの繊
維とネットとの接着が充分でなかった。したがって、不
織布の表面は軽い摩擦程度で毛羽立ちが著しく立ち、容
易に繊維が抜け、ネットは不織布から容易に剥離した。
比較例5 ポリエチレンネットとして巾 1.0mm、孔の大きさ
30X 30mm、目付は2g/ゴ、有孔面積率94%
のネットを用いたほかは実施例1と同様の条件で不織布
を作製した。
この不織布は毛羽立ちが無く、ネットとの接着も良好で
あったが、有孔面積が大きすぎるため、補強効果に劣る
ものであった。
比較例6 熱接着性繊維及びポリエチレンネットは実施例1と同じ
ものを使用し、ネット上にウェブを重ね、これをフラッ
ト熱ロール(表面温度135℃)とコツトンロール間に
圧力40kgf/cJで通して不織布を作製した。
この不織布は強度は充分であったが、固くて薄く、傷つ
きやすい物を入れる包装用には不適当であった。
[以下余白コ [発明の効果] 本発明の補強不織布は、製造コストが安く、嵩高でソフ
トであり、横方向の強度が高いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は有孔面積率の説明図である。 (図面の主要符号) (1) : Wr状ポリエチレンフィルム特 許 出 願 人 フ ク ロ ン 株 式

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱接着性繊維を主体とするウエブとポリエチレン製
    のネットとからなり、該ネットの有孔面積率が40〜8
    5%で、かつ該ネットを構成する帯状ポリエチレンフィ
    ルムの幅が0.8〜5mmであり、前記ウエブとネット
    を積層した状態で熱風を貫通させてウエブの繊維同士お
    よびウエブの繊維とネットとを熱融着し一体化してなる
    補強不織布。 2 複数のウエブ間にネットを融着してなる請求項1記
    載の補強不織布。 3 ウエブの片面にネットを融着してなる請求項1記載
    の補強不織布。
JP14163289A 1989-06-02 1989-06-02 補強不織布 Pending JPH038858A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270531A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Toyota Boshoku Corp 内燃機関の吸気ダクト及びその製造方法
JP2017051425A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 ユニチカトレーディング株式会社 2枚構造の清掃布

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4841471A (ja) * 1971-09-30 1973-06-18
JPS58180651A (ja) * 1982-04-09 1983-10-22 花王株式会社 不織布の製造方法
JPS62215057A (ja) * 1986-03-04 1987-09-21 チッソ株式会社 補強不織布

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