JPH0740865Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0740865Y2
JPH0740865Y2 JP1991104537U JP10453791U JPH0740865Y2 JP H0740865 Y2 JPH0740865 Y2 JP H0740865Y2 JP 1991104537 U JP1991104537 U JP 1991104537U JP 10453791 U JP10453791 U JP 10453791U JP H0740865 Y2 JPH0740865 Y2 JP H0740865Y2
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JP
Japan
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cooling water
oil cooler
lower tank
oil
water outlet
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JP1991104537U
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JPH066987U (ja
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秀和 中山
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、潤滑油を冷却水で冷却
する熱交換器、更に詳しくは、熱交換器の下部タンク内
に設置されたオイルクーラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に示すように、従来のこの
種熱交換器1は、上部タンク(図示せず)と下部タンク
2及びこの上下両タンク間を複数本の偏平チューブ3で
連結するとゝもに、この偏平チューブ3間を蛇腹状のフ
ィン4で連結したコア部5とから構成されており、前記
下部タンク2の右端部近傍に形成した冷却水流出口6に
はパイプ7が設けられている。
【0003】8は前記下部タンク2内の前記冷却水流出
口6より左側部に設置されたオイルクーラ本体で、外管
9と内管10とを適当間隔をもって同心的に配設し、内
外両管9,10の両端部を密封してオイル流動室11を
形成するとゝもに、該オイル流動室11内にはインナー
フィン12を配在した二重管タイブのオイルクーラであ
る。
【0004】13は前記外管9の右端近傍に設けたオイ
ル送入パイプ、14は左端近傍に設けたオイル送出パイ
プで、該パイプ13,14に挿通した固定金具15を介
して前記下部タンク2の内側壁にオイルクーラ本体8が
装着されている。
【0005】而して、熱交換器1の上部タンク内に流入
した冷却水は、各偏平チューブ3内を流下する間に蛇腹
状のフィン4を通過する空気により冷却されて前記下部
タンク2内に流入し、冷却水流出口6のパイプ7から排
出されるが、この間オイルクーラ本体8のオイル送入パ
イプ13からオイル流動室11内に強制流入したオイル
Sは、外管9と内管10との間のオイルインナーフィン
12の間を通過する間に下部タンク2内を流動する冷却
水Wにより冷却され、オイル送出パイプ14から排出さ
れる。
【0006】しかし、図6及び図7に示すような従来構
造のものは、冷却水流出口6が下部タンク2の右端部近
傍に位置しているため、下部タンク2内に流入した冷却
水Wはその殆どがオイルクーラ本体8の外管9の外側を
通って直接冷却水流出口6に向かって流出し、内管10
の内側には下部タンク2の左端部近傍に流下した一部の
冷却水しか通過しない。
【0007】その結果、オイルクーラ本体8の内管10
内では殆ど熱交換が行われず、初期の冷却効果を挙げる
ことができないといった欠点がある。そこでこの不足分
を補うために、オイルクーラ本体8のサイズを大型化し
たり、或いは下部タンク2の冷却水流出口6の設置位置
を変更したりしているが、レイアウトが複雑となり、コ
ストアップにつながるといった欠点がある。
【0008】このうよな欠点を改良するために、例えば
図8乃至図9に示すように、偏平チューブ3の下端とオ
イルクーラ本体8との間の下部タンク2内の上部にバッ
フルプレート16を設けたものがある。なお、図中の前
記従来例のものと同一付記番号は同一部品を示してい
る。
【0009】
【考案が解決しようとする問題点】而して、この図8乃
至図9に示す従来例のものは、偏平チューブ3の下端か
ら下部タンク2内に流入した冷却水Wは、バッフルプレ
ート16に沿って下部タンク2の左方向に流れ、オイル
クーラ本体8の左端開口8bから内管10内を通って右
端開口8aを出て冷却水流出口6にから流出する。した
がって、前記図7に示す従来例のものに比べ熱交換率は
向上するが、バッフルプレート16を別途に下部タンク
2の上部に設置しなければならず、コストが大幅にアッ
プし、また部品点数が増えるといった問題点がある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の問題点を解決するために成されたもので、オイ
ルクーラの構造を一部変更することにより冷却水の流れ
を変えて、オイルクーラの熱交換効率を向上せしめたも
のを提供することを目的としたものであり、その要旨
は、熱交換器の下部タンクにその左右何れか一方側に寄
せた位置に冷却水流出口を形成するとゝもに、前記下部
タンク内に外管と内管との間を冷却するオイルが流動す
る二重管タイプのオイルクーラを配設し、該オイルクー
ラの前記冷却水流出口側の開口部端縁に一端がシールさ
れ、前記冷却水流出口側に向け拡開する他端が前記下部
タンクの内壁にシールされたロート状の仕切板を設けた
ことを特徴とする熱交換器にある。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図5に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1は本考案に係るオイル
クーラを内蔵した熱交換器の要部正面図で、図2は図1
のA−A線断面図、図3は前記熱交換器の作用を示す要
部説明図、図4は本考案に係る他の実施例の要部断面
図、図5は図4における要部側面図であり、図中の前記
従来例のものと同一付記番号は同一部品を示している。
【0012】図において、1は空冷熱交換器で、これは
前述した図6及び図7のものと同一の構造のものである
ので、以下ではその相違点のみを説明するに、図中8は
オイルクーラ本体で、外管9と内管10とを適当間隔を
もって同心的に配設し、内外両管9,10の両端部を密
封して内外両管間にオイル流動室11を形成するとゝも
に、該オイル流動室11内にはインナーフィン12を配
在した従来構造の二重管タイブのものであり、左右両端
には開口部8a,8bが夫々開口している。
【0013】17はオイルクーラ本体8の右端開口部8
a側、すなわち下部タンク2の冷却水流出口6側に形成
したロート状の仕切板で、内管10の右端開口部8a側
の端縁を外方に延出して形成したものであり、この仕切
板17で下部タンク2の内側とオイルクーラ本体8の外
側との空間を右端開口部8a側で左右に仕切って、その
右側に冷却水流出口側室18を、左側にオイルクーラ側
室19を夫々形成している。
【0014】而して、各偏平チューブ3内を流下し、そ
の間に蛇腹状フィン4で冷却された冷却水Wは偏平チュ
ーブ3の下端から下部タンク2内に流入するが、その大
部分はオイルクーラ側室19内に、一部は冷却水流出口
側室18内に夫々流下する。そして、オイルクーラ側室
19内に流下した冷却水Wは、右端側が仕切板17で遮
られているので、オイルクーラ本体8の外管9の外側を
通ってその左端開口部8b側に向けて流れ、該開口部8
bより内管10内に入って右端開口部8a方向に向けて
流れる。
【0015】右端開口部8aから流出した冷却水Wは冷
却水流出口側室18内に流入し、更に該冷却水流出口側
室18内に上方の偏平チューブ3から直接流下した冷却
水と合流して、冷却水流出口6から流出する。この場
合、冷却水流出口側室18内に直接流下した冷却水の一
部は、オイルクーラ本体8の右端開口部8aから内管1
0内に入り込もうとするが、前記オイルクーラ側室19
内の水圧が冷却水流出口側室18内の水圧より高いとゝ
もに、冷却水流出口6から流出する水流に誘引されるた
め、右端開口部8aから内管10内に入り込もうとする
流れは殆ど無く、前記左端開口部8bより内管10内に
入って右端開口部8a方向に流れる水流には殆ど影響を
与えない。
【0016】この結果、冷却水Wの殆どが、先ずオイル
クーラ本体8の外管9の外側を通って熱交換を行い、更
に内管10内を通過することより熱交換が行われるた
め、オイル送入パイプ13からオイル流動室11に流入
したオイルSは下部タンク2内の冷却水と効率よく熱交
換して冷却され、オイル送出パイプ14から送出される
ことになる。従って、クーラ本体8の冷却効率が格段に
向上する。
【0017】図4及び図5に示すものは、本考案の他の
実施例を示し、前記実施例と相違する点は、仕切板の形
成方法及び形状にある。即ち、本実施例では、オイルク
ーラ本体8の外管9の右端開口部8a側の端部周縁を外
方に延出してロート状の仕切板17を形成したものであ
る。これにより、前記図4に示す実施例の場合と同様
に、部品点数の削減などを図ることができるが、別体の
仕切板17を溶接等により固着してもよく、いずれの場
合でもその機能は同じである。また、仕切板17の形状
としては、図5(イ)のように円盤状のものや、同図
(ロ)に示すように楯形のものでもよく、下部タンク2
の断面形状に合わせた形状とすれば良い。
【0018】
【考案の効果】本考案に係る熱交換器は、上記のよう
に、熱交換器の下部タンクにその左右何れか一方側に寄
せた位置に冷却水流出口を形成するとゝもに、前記下部
タンク内に外管と内管との間を冷却するオイルが流動す
る二重管タイプのオイルクーラを配設し、該オイルクー
ラの前記冷却水流出口側の開口部端縁に一端がシールさ
れ、前記冷却水流出口側に向け拡開する他端が前記下部
タンクの内壁にシールされたロート状の仕切板を設けた
構成であるから、冷却水の殆どがオイルクーラの外側及
び内管の内側を通過するため、オイルとの熱交換率が格
段に改善され、オイルクーラの性能向上を図ることがで
きるとゝもに、オイルクーラの一部を変更すればよく、
構造が簡単で安価に提供できるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るオイルクーラを内蔵した熱交換器
の要部正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】上記熱交換器の作用を示す要部説明図である。
【図4】本考案に係る他の実施例の要部断面図である。
【図5】オイルクーラの夫々異なる側面図である。
【図6】従来のオイルクーラを内蔵した熱交換器の要部
正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】従来の他のオイルクーラを内蔵した熱交換器の
要部正面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 下部タンク 6 冷却水流出口 8 オイルクーラ本体 8a 右端開口部 8b 左端開口部 9 外管 10 内管 11 オイル流動室 13 オイル送入パイプ 14 オイル送出パイプ 17 仕切板 18 冷却水流出口側室 19 オイルクーラ側室 W 冷却水 S オイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器の下部タンクにその左右何れか
    一方側に寄せた位置に冷却水流出口を形成するとゝも
    に、前記下部タンク内に外管と内管との間を冷却するオ
    イルが流動する二重管タイプのオイルクーラを配設し、
    該オイルクーラの前記冷却水流出口側の開口部端縁に一
    端がシールされ、前記冷却水流出口側に向け拡開する他
    端が前記下部タンクの内壁にシールされたロート状の
    切板を設けたことを特徴とする熱交換器。
JP1991104537U 1991-11-26 1991-11-26 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0740865Y2 (ja)

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JP1991104537U JPH0740865Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 熱交換器

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JP1991104537U JPH0740865Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 熱交換器

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JPH066987U JPH066987U (ja) 1994-01-28
JPH0740865Y2 true JPH0740865Y2 (ja) 1995-09-20

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KR101724751B1 (ko) * 2011-12-12 2017-04-10 현대자동차주식회사 이중관이 적용된 연료전지 차량의 스택용 라디에이터
KR101583438B1 (ko) * 2014-11-27 2016-01-19 쌍용자동차 주식회사 전기 자동차용 라디에이터
KR102402382B1 (ko) * 2021-11-15 2022-05-30 캠코리아 주식회사 냉동컴프레셔용 공냉식 가스냉각기

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JPS6019948U (ja) * 1983-07-20 1985-02-12 川崎製鉄株式会社 丸棒引張試験片の絞り値測定装置
JP3019429U (ja) * 1995-06-14 1995-12-19 正志 菊池 懐中電灯及びラジオ付きランプ

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