JPH066987U - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH066987U JPH066987U JP10453791U JP10453791U JPH066987U JP H066987 U JPH066987 U JP H066987U JP 10453791 U JP10453791 U JP 10453791U JP 10453791 U JP10453791 U JP 10453791U JP H066987 U JPH066987 U JP H066987U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- oil cooler
- lower tank
- water outlet
- heat exchanger
- Prior art date
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 熱交換器のロアタンク内の冷却水の水路を変
更することによって、オイルクーラの熱交換効率を向上
せしめた熱交換器を提供する。 〔構成〕 ラジエーターのロアタンク2にその左右何れ
か一方側に寄せた位置に冷却水流出口6を形成するとゝ
もに、前記ロアタンク2内に二重管タイプのオイルクー
ラ8を配設し、該オイルクーラ8の前記冷却水流出口6
側の端部外周に仕切板17を設けた構成の熱交換器。
更することによって、オイルクーラの熱交換効率を向上
せしめた熱交換器を提供する。 〔構成〕 ラジエーターのロアタンク2にその左右何れ
か一方側に寄せた位置に冷却水流出口6を形成するとゝ
もに、前記ロアタンク2内に二重管タイプのオイルクー
ラ8を配設し、該オイルクーラ8の前記冷却水流出口6
側の端部外周に仕切板17を設けた構成の熱交換器。
Description
【0001】
本考案は、潤滑油を冷却水で冷却する熱交換器、更に詳しくは、ラジエーター のロアタンク内に設置されたオイルクーラの改良に関する。
【0002】
図6及び図7に示すように、従来のこの種熱交換器1は、アッパタンク(図示 せず)とロアタンク2及びこの上下両タンク間を複数本の偏平チューブ3で連結 するとゝもに、この偏平チューブ3間を蛇腹状のフィン4で連結したコア部5と から構成されており、前記ロアタンク2の右端部近傍に形成した冷却水流出口6 にはパイプ7が設けられている。
【0003】 8は前記ロアタンク2内の前記冷却水流出口6より左側部に設置されたオイル クーラ本体で、外管9と内管10とを適当間隔をもって同心的に配設し、内外両 管9,10の両端部を密封してオイル流動室11を形成するとゝもに、該オイル 流動室11内にはインナーフィン12を配在した二重管タイブのものである。
【0004】 13は前記外管9の右端近傍に設けたオイル送入パイプ、14は左端近傍に設 けたオイル送出パイプで、該パイプ13,14に挿通した固定金具15を介して 前記ロアタンク2の内側壁にオイルクーラ本体8が装着されている。
【0005】 而して、熱交換器1のアッパタンク内に流入した冷却水は、各偏平チューブ3 内を流下する間に蛇腹状のフィン4を通過する空気により冷却されて前記ロアタ ンク2内に流入し、冷却水流出口6のパイプ7から排出されるが、この間オイル クーラ本体8のオイル送入パイプ13からオイル流動室11内に強制流入したオ イルSは、インナーフィン12の間を通過する間にロアタンク2内を流動する冷 却水により冷却され、オイル送出パイプ14から排出される。
【0006】 しかし、図6及び図7に示す如き従来のものは、冷却水流出口6がロアタンク 2の右端部近傍に位置している場合には、ロアタンク2内に流入した冷却水Wは その殆どがオイルクーラ本体8の外管9の外側を通って直接冷却水流出口6に向 かって流出し、内管10の内側にはロアタンク2の左端部近傍に流下した一部の 冷却水しか通過しない。その結果、オイルクーラ本体8の内管10内では殆ど熱 交換が行われず、初期の冷却効果を挙げることができないといった欠点がある。 そこで、この不足分を補うために、オイルクーラ本体8のサイズを大型化した り、或いはロアタンク2の冷却水流出口6の設置位置を変更したりしているが、 レイアウトが複雑となり、コストアップにつながるといった欠点がある。
【0007】 このうよな欠点を改良するために、例えば図8乃至図9に示すように、偏平チ ューブ3の下端とオイルクーラ本体8との間のロアタンク2内の上部にバッフル プレート16を設けたものがある。なお、図中の前記従来例のものと同一付記番 号は同一部品を示している。
【0008】
而して、この図8乃至図9に示す従来例のものは、偏平チューブ3の下端から ロアタンク2内に流入した冷却水Wは、バッフルプレート16に沿ってロアタン ク2の左方向に流れ、オイルクーラ本体8の左端開口8bから内管10内を通っ て右端開口8aを出て冷却水流出口6にから流出する。したがって、前記図7に 示す従来例のものに比べ熱交換率は向上するが、バッフルプレート16を別途に ロアタンク2の上部に設置しなければならず、コストが大幅にアップし、また部 品点数が増えるといった問題点がある。
【0009】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、オイ ルクーラの構造を一部変更することにより冷却水の流れを変えて、オイルクーラ の熱交換効率を向上せしめたものを提供することを目的としたものであり、その 要旨は、ラジエーターのロアタンクにその左右何れか一方側に寄せた位置に冷却 水流出口を形成するとゝもに、前記ロアタンク内に二重管タイプのオイルクーラ を配設し、該オイルクーラの前記冷却水流出口側の端部外周に仕切板を設けたこ とを特徴とする熱交換器にある。
【0010】
以下、本考案を図1乃至図5に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係るオイルクーラを内蔵した熱交換器の要部正面図で、図2は図1の A−A線断面図、図3は前記熱交換器の作用を示す要部説明図、図4は本考案に 係る他の実施例の要部断面図、図5は図4における要部側面図であり、図中の前 記従来例のものと同一付記番号は同一部品を示している。
【0011】 図において、1は空冷熱交換器で、これは前述した図6及び図7のものと同一 の構造のものであるので、以下ではその相違点のみを説明するに、図中8はオイ ルクーラ本体で、外管9と内管10とを適当間隔をもって同心的に配設し、内外 両管9,10の両端部を密封して内外両管間にオイル流動室11を形成するとゝ もに、該オイル流動室11内にはインナーフィン12を配在した従来構造の二重 管タイブのものであり、左右両端には開口部8a,8bが夫々開口している。
【0012】 17はオイルクーラ本体8の右端開口部8a側、すなわちロアタンク2の冷却 水流出口6側に形成したロート状の仕切板で、内管10の右端部周縁を外方に延 出して形成したものであり、この仕切板17でロアタンク2の内側とオイルクー ラ本体8の外側との空間を右端開口部8a側で左右に仕切って、その右側に冷却 水流出口側室18を、左側にオイルクーラ側室19を夫々区画している。
【0013】 而して、各偏平チューブ3内を流下し、その間に蛇腹状フィン4で冷却された 冷却水Wは偏平チューブ3の下端からロアタンク2内に流入するが、その大部分 はオイルクーラ側室19内に、一部は冷却水流出口側室18内に夫々流下する。 そして、オイルクーラ側室19内に流下した冷却水Wは、右端側が仕切板17 で遮られているので、オイルクーラ本体8の外管9の外側を通ってその左端開口 部8b側に向けて流れ、該開口部8bより内管10内に入って右端開口部8a方 向に向けて流れる。
【0014】 右端開口部8aから流出した冷却水Wは冷却水流出口側室18内に流入し、更 に該冷却水流出口側室18内に上方の偏平チューブ3から直接流下した冷却水と 合流して、冷却水流出口6から流出する。この場合、冷却水流出口側室18内に 直接流下した冷却水の一部は、オイルクーラ本体8の右端開口部8aから内管1 0内に入り込もうとするが、前記オイルクーラ側室19内の水圧が冷却水流出口 側室18内の水圧より高いとゝもに、冷却水流出口6から流出する水流に誘引さ れるため、右端開口部8aから内管10内に入り込もうとする流れは殆ど無いの で、前記左端開口部8bより内管10内に入って右端開口部8a方向に流れる水 流には殆ど影響を与えない。
【0015】 この結果、冷却水Wの殆どが、先ずオイルクーラ本体8の外管9の外側を通っ て熱交換を行い、更に内管10内を通過することより熱交換が行われるため、オ イル送入パイプ13からオイル流動室11に流入したオイルSはロアタンク2内 の冷却水と効率よく熱交換して冷却され、オイル送出パイプ14から送出される ことになる。従って、クーラ本体8の冷却効率が格段に向上する。
【0016】 図4及び図5に示すものは、本考案の他の実施例を示し、前記実施例と相違す る点は、仕切板の形成方法及び形状にある。即ち、本実施例では、オイルクーラ 本体8の外管9の右端開口部8a側の端部周縁を外方に延出して仕切板17を形 成したものである。これにより、前記図4に示す実施例の場合と同様に、部品点 数の削減などを図ることができるが、別体の仕切板17を溶接等により固着して もよく、いずれの場合でもその機能は同じである。また、仕切板17の形状とし ては、図5(イ)のように円盤状のものや、同図(ロ)に示すように楯形のもの でもよく、ロアタンク2の断面形状に合わせた形状とすれば良い。
【0017】
【考案の効果】 本考案に係る熱交換器は、上記のように、ラジエーターのロアタンクにその左 右何れか一方側に寄せた位置に冷却水流出口を形成するとゝもに、前記ロアタン ク内に二重管タイプのオイルクーラを配設し、該オイルクーラの前記冷却水流出 口側の端部外周に仕切板を設けた構成であるから、冷却水の殆どがオイルクーラ の外管の外側及び内管の内側を通過するため、オイルとの熱交換率が格段に改善 され、オイルクーラの性能向上を図ることができるとゝもに、オイルクーラの一 部を変更すればよく、構造が簡単で安価に提供できるといった諸効果がある。
【図1】本考案に係るオイルクーラを内蔵した熱交換器
の要部正面図である。
の要部正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】上記熱交換器の作用を示す要部説明図である。
【図4】本考案に係る他の実施例の要部断面図である。
【図5】オイルクーラの夫々異なる側面図である。
【図6】従来のオイルクーラを内蔵した熱交換器の要部
正面図である。
正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】従来の他のオイルクーラを内蔵した熱交換器の
要部正面図である。
要部正面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
1 熱交換器 2 ロアタンク 6 冷却水流出口 8 オイルクーラ本体 8a 右端開口部 8b 左端開口部 9 外管 10 内管 11 オイル流動室 13 オイル送入パイプ 14 オイル送出パイプ 17 仕切板 18 冷却水流出口側室 19 オイルクーラ側室 W 冷却水 S オイル
Claims (1)
- 【請求項1】 ラジエーターのロアタンクにその左右何
れか一方側に寄せた位置に冷却水流出口を形成するとゝ
もに、前記ロアタンク内に二重管タイプのオイルクーラ
を配設し、該オイルクーラの前記冷却水流出口側の端部
外周に仕切板を設けたことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991104537U JPH0740865Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991104537U JPH0740865Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066987U true JPH066987U (ja) | 1994-01-28 |
JPH0740865Y2 JPH0740865Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=14383246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991104537U Expired - Lifetime JPH0740865Y2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740865Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130066102A (ko) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | 현대자동차주식회사 | 이중관이 적용된 연료전지 차량의 스택용 라디에이터 |
KR101583438B1 (ko) * | 2014-11-27 | 2016-01-19 | 쌍용자동차 주식회사 | 전기 자동차용 라디에이터 |
KR102402382B1 (ko) * | 2021-11-15 | 2022-05-30 | 캠코리아 주식회사 | 냉동컴프레셔용 공냉식 가스냉각기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019948U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-12 | 川崎製鉄株式会社 | 丸棒引張試験片の絞り値測定装置 |
JP3019429U (ja) * | 1995-06-14 | 1995-12-19 | 正志 菊池 | 懐中電灯及びラジオ付きランプ |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP1991104537U patent/JPH0740865Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019948U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-12 | 川崎製鉄株式会社 | 丸棒引張試験片の絞り値測定装置 |
JP3019429U (ja) * | 1995-06-14 | 1995-12-19 | 正志 菊池 | 懐中電灯及びラジオ付きランプ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20130066102A (ko) * | 2011-12-12 | 2013-06-20 | 현대자동차주식회사 | 이중관이 적용된 연료전지 차량의 스택용 라디에이터 |
KR101583438B1 (ko) * | 2014-11-27 | 2016-01-19 | 쌍용자동차 주식회사 | 전기 자동차용 라디에이터 |
KR102402382B1 (ko) * | 2021-11-15 | 2022-05-30 | 캠코리아 주식회사 | 냉동컴프레셔용 공냉식 가스냉각기 |
WO2023085846A1 (ko) * | 2021-11-15 | 2023-05-19 | 캠코리아 주식회사 | 냉동컴프레셔용 공냉식 가스냉각기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740865Y2 (ja) | 1995-09-20 |
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