JPH074083A - 病室構築方法 - Google Patents

病室構築方法

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Publication number
JPH074083A
JPH074083A JP17260993A JP17260993A JPH074083A JP H074083 A JPH074083 A JP H074083A JP 17260993 A JP17260993 A JP 17260993A JP 17260993 A JP17260993 A JP 17260993A JP H074083 A JPH074083 A JP H074083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
room
ward
unit
sickroom
Prior art date
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Pending
Application number
JP17260993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuko Kumano
康子 熊野
Yasuyoshi Tsuchida
恭義 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH074083A publication Critical patent/JPH074083A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工期間を短縮すると共に低コストで病室
(特に個室)を構築する。 【構成】 病室Aを構成すべき内装、設備等をあらかじ
め定めてユニット化しておき、このユニットを病棟の所
望階に必要数だけ配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、総合病院、個人病院な
どの入院病室、診察室、検査室等として使用される病室
の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入院病室では、一つの部屋に4〜
6人程度の患者が入院しており、各ベッドの境界はカー
テン1枚で仕切られていることが多い。そのため、患者
のプライバシーを守ることは難しく、見舞い客とのプラ
イベートな会話もできない。また、従来の入院病室では
患者同士の隔離が難しく、最近問題となっている患者同
士の院内感染を防ぐのも困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の患者のプライバ
シーや院内感染の問題を解決するために、従来から入院
病室を個室化している病院もある。しかし、個室病室を
設置するには、その間仕切りをあらかじめ計画しておか
なければならず、特に、鉄筋コンクリート造(RC造、
SRC造)の場合は、間仕切りのためのコストが膨大と
ってしまう。このように、従来の個室病室は、それぞれ
独自に設計されることが多く、その度、間仕切りや内装
材料の検討を行なう必要があるためコスト高となってい
た。従って、従来の多くの病院では、個室病室を多数設
ける病棟は少なく、このため患者のプライバシーや院内
感染の問題を解決することは難しかった。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、施
工期間を短縮すると共に低コストで病室(特に個室)を
構築することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の病室構築方法では、病室を構成すべき内
装、設備等をあらかじめ定めてユニット化しておき、こ
のユニットを病棟の所望階に必要数だけ配置することに
より病室を病棟に形成する。また、前記ユニットは、少
なくとも天井と壁と床と窓とドアとがあらかじめセット
として用意されたものであり、このセットを必要数だけ
病棟の所望階に移動させた後に組み立てることにより病
室を形成する。また、前記ユニットは、少なくとも天井
と壁と床と窓とドアとがあらかじめセットとして組み込
まれた箱形ユニットであり、この箱形ユニットを必要数
だけ病棟の所望階に移動させることにより病室を形成す
る。また、前記病室は、入院用の個室病室であり、かつ
前記ユニットは、あらかじめ防菌性の材料で形成されて
いる。
【0006】
【作用】上記本発明では、病室を構成すべき内装、設備
等をあらかじめ定めてユニット化しておき、このユニッ
トを病棟の所望階に必要数だけ配置する。このように病
室の構成をユニット化することにより、間仕切りや内装
の統一化が図れるので、各病室を独自に設計する必要は
なくなる。つまり、各病室を作る度に、間仕切りや内装
材料の検討を行なう手間が省ける。この結果、施工期間
を短縮することができ、これに伴い人件費が削減され低
コスト化が図れる。具体的には、一つのユニットは、少
なくとも天井と壁と床と窓とドアとで構成され、これら
があらかじめセットとして用意されている。従って、こ
のセットを必要数だけ病棟の所望階に移動させた後に組
み立てるだけで、容易に病室を作ることができる。ま
た、少なくとも天井と壁と床と窓とドアとをあらかじめ
組み込んで箱形ユニットを形成しておけば、後は、この
箱形ユニットを必要数だけ病棟の所望階に移動させるだ
けで病室を作ることができる。このような箱形ユニット
を利用すれば、病院内における病室の組み立て作業が省
略できるので、病室の構築作業がさらに簡略化される。
さらに、前記ユニットを、あらかじめ防菌性の材料で形
成しておけば、病室を入院用の個室病室として使用する
場合、患者同士の院内感染を効果的に防止することが可
能になる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。まず、
ユニット化された個室病室の構成を図1に示す。個室病
室Aは、基本的には、天井と壁と床と窓とドアとで構成
されている。さらに、設備として、空調機(冷暖房空気
清浄器)1、洗面台2等が組み込まれている。また、図
1では、オプションとしてクローゼット3が組み込まれ
ている。オプションとして、その他に、ナースコール、
自動カーテン、電動ベッド、シャワー、トイレ、チャイ
ムなどを組み込んでもよい。患者が寝るためのベッド
は、個室病室Aの中央部4に配置される。
【0008】ここで、ユニット化された個室病室Aに組
み込まれた構成部分とその仕様の一例を表1に示す。
【表1】
【0009】表1から明らかなように、天井、壁、床は
それぞれ防菌性の材料で形成されている。病院の内装に
用いる材料は、防菌性、防カビ性の高いものが好ましい
が、ユニット化を進めることにより、防菌性、防カビ性
の高い材料を標準仕様として組み込むことができる。こ
の結果、個室病室間の隔離が行なえ、これにより患者同
士の院内感染を効果的に防止できる。
【0010】ここで、表1は構成部分をユニットとして
組み込むのに好ましい仕様を示したものだが、本発明は
これに限定されずに他の仕様を採用してもよい。さら
に、表1に示されていない他の構成部分(トイレなど)
を組み込んでもよい。また、クローゼット、空気清浄器
等は特に必要なければ省略してもよい。
【0011】次に、個室病室Aを各階に配置するための
手順を説明する。まず、天井と壁と床と窓とドアとをあ
らかじめセットとして用意しておく。また、設備とし
て、空調機(冷暖房空気清浄器)1、洗面台2等を用意
しておく。この際、オプションとして、クローゼット
3、ナースコール、自動カーテン、電動ベッド、シャワ
ー、トイレ、チャイムなどを適宜用意しておいてもよ
い。次に、このようにして用意したセットを必要数だけ
病棟の各階に移動させる。その後、各セットを組み立て
ることにより、各階に個室病室Aが配置される。このよ
うに、あらかじめ用意しておいたセットを必要数だけ病
棟の各階に移動させた後に組み立てるだけで、容易に個
室病室Aを作ることができる。
【0012】次に、個室病室Aを各階に配置するための
他の手順を説明する。まず、天井と壁と床と窓とドアと
をあらかじめセットとして組み込むことにより箱形ユニ
ットを作成しておく。また、設備として、空調機1、洗
面台2等を組み込んでおく。この際、オプションとして
クローゼット3、ナースコール、自動カーテン、電動ベ
ッド、シャワー、トイレ、チャイムなどを適宜組み込ん
でおいてもよい。そして、このようにして形成した箱形
ユニットを必要数だけ病棟の各階に移動させることによ
り、各階に個室病室Aが配置される。この箱形ユニット
を利用すれば、病院内における個室病室Aの組み立て作
業が省略できるので、個室病室Aの構築作業がさらに簡
略化される。
【0013】この箱形ユニットを用いて、10室の個室
病室Aを施工した時の平面図を図2に示す。各階の両側
には階段20が設けられ、各個室病室Aの前方には廊下
30が設けられている。この箱形ユニットの敷地面積
は、例えば12.5m2 程度である。この箱形ユニット
はすべて完成済であり、そのまま組み込むものである。
【0014】このようにして施工を行なったところ、各
階10室の個室病室Aを施工完了するまでに2日間を要
した。一方、従来のRC造で同じ仕様で施工を行なった
場合、施工完了に3週間を要した。さらに、施工のため
のコストは、本発明の方が従来例よりも材料では2割安
価になった。また、人件費は9割を削減できた。このよ
うに本発明の病院構築方法を採用すれば、低コスト化、
施工の簡略化において抜群の性能を発揮できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、病室の構成をユニット
化することにより、各病室を作る度に、間仕切りや内装
材料の検討を行なう手間が省ける。これにより、施工期
間を短縮することができ、これに伴い人件費が削減され
低コスト化を図ることができる。さらに、区画化するこ
とで、院内感染を含む微生物災害に対する対策がとり易
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット化された個室病室の構成を示す平面図
である。
【図2】病院の各階に個室病室が複数個配置された時の
平面図である。
【符号の説明】 A 個室病室 1 空調機 2 洗面台 3 クローゼット 20 階段 30 廊下

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病室を構成すべき内装、設備等をあらか
    じめ定めてユニット化しておき、このユニットを病棟の
    所望階に必要数だけ配置することにより、病室を病棟に
    形成することを特徴とする病室構築方法。
  2. 【請求項2】 前記ユニットは、少なくとも天井と壁と
    床と窓とドアとがあらかじめセットとして用意されたも
    のであり、このセットを必要数だけ病棟の所望階に移動
    させた後に組み立てることにより、前記病室を形成する
    ことを特徴とする請求項1の病室構築方法。
  3. 【請求項3】 前記ユニットは、少なくとも天井と壁と
    床と窓とドアとがあらかじめセットとして組み込まれた
    箱形ユニットであり、この箱形ユニットを必要数だけ病
    棟の所望階に移動させることにより、前記病室を形成す
    ることを特徴とする請求項1の病室構築方法。
  4. 【請求項4】 前記病室は、入院用の個室病室であり、
    かつ前記ユニットは、あらかじめ防菌性の材料で形成さ
    れていることを特徴とする請求項1の病室構築方法。
JP17260993A 1993-06-18 1993-06-18 病室構築方法 Pending JPH074083A (ja)

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JPH074083A true JPH074083A (ja) 1995-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6902680B1 (ja) * 2021-03-31 2021-07-14 正希 松村 介護施設又は医療施設の建築物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6902680B1 (ja) * 2021-03-31 2021-07-14 正希 松村 介護施設又は医療施設の建築物
WO2022210080A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 正希 松村 介護施設又は医療施設の建築物

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