JPH0740780A - パネル並列体の荷台取付構造 - Google Patents
パネル並列体の荷台取付構造Info
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- JPH0740780A JPH0740780A JP20841293A JP20841293A JPH0740780A JP H0740780 A JPH0740780 A JP H0740780A JP 20841293 A JP20841293 A JP 20841293A JP 20841293 A JP20841293 A JP 20841293A JP H0740780 A JPH0740780 A JP H0740780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】パネル並列体の荷台への取付作業を能率化し、
かつ荷積み作業の安全性を高めうる。 【構成】パネル並列体2は、複数の建築用パネルPが、
その下面を下にこえる横方向の取付杆5を有するユニッ
ト治具4を用いて一体化されるとともに、前記取付杆5
下方部に、係合部7を有するユニット係止金物6を配す
る一方、トラックの荷台3両側に、起立自在しかも上端
部に係止部13を有する支持軸11を具えた荷受金具9
を配し、前記係合部7と係止部13とを直接又は連係金
物12を用いて係合させることにより、荷台3にパネル
並列体2を取付ける。
かつ荷積み作業の安全性を高めうる。 【構成】パネル並列体2は、複数の建築用パネルPが、
その下面を下にこえる横方向の取付杆5を有するユニッ
ト治具4を用いて一体化されるとともに、前記取付杆5
下方部に、係合部7を有するユニット係止金物6を配す
る一方、トラックの荷台3両側に、起立自在しかも上端
部に係止部13を有する支持軸11を具えた荷受金具9
を配し、前記係合部7と係止部13とを直接又は連係金
物12を用いて係合させることにより、荷台3にパネル
並列体2を取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル並列体をトラッ
クの荷台に手間を要することなく確実に取付けでき、荷
積み作業を能率化しうるとともに、安全性の向上にも役
立つパネル並列体の荷台取付構造に関する。
クの荷台に手間を要することなく確実に取付けでき、荷
積み作業を能率化しうるとともに、安全性の向上にも役
立つパネル並列体の荷台取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】壁パネルなどの建築用パネルを工場から
現場に運搬するために、トラックの荷台に荷積みされる
パネル並列体が用いられる。
現場に運搬するために、トラックの荷台に荷積みされる
パネル並列体が用いられる。
【0003】このパネル並列体aは、図13に示すよう
に、横に並べられた複数の建築用パネルp…を、その各
両端面にボルト止めされるユニット治具b、bを用いて
一体化したものである。
に、横に並べられた複数の建築用パネルp…を、その各
両端面にボルト止めされるユニット治具b、bを用いて
一体化したものである。
【0004】なお前記ユニット治具bは、建築用パネル
p…の端面上部にボルト止めされる上の枠材b1と、建
築用パネルp…の端面下部にボルト止めされかつ建築用
パネルp…下面を下にこえる延長部b2aを有する下の
枠材b2と、前記上の枠材b1、下の枠材b2を連結す
る2つの連結材b3、b3とからなる。
p…の端面上部にボルト止めされる上の枠材b1と、建
築用パネルp…の端面下部にボルト止めされかつ建築用
パネルp…下面を下にこえる延長部b2aを有する下の
枠材b2と、前記上の枠材b1、下の枠材b2を連結す
る2つの連結材b3、b3とからなる。
【0005】又前記パネル並列体aは、従来、図14に
例示するように、トラックの荷台c上に前記ユニット治
具b、bの延長部b2a、b2aを載置し、かつロープ
dなどを張設して該荷台cに固定されていた。
例示するように、トラックの荷台c上に前記ユニット治
具b、bの延長部b2a、b2aを載置し、かつロープ
dなどを張設して該荷台cに固定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のパネル並列体aの荷台cへの固定方法にあって
は、ロープdをパネル並列体aに巻付けるように張設し
なければならず、荷積み作業に多大の手間を要する他、
ロープdの張設作業が足場の不安定な高所で行われるこ
とを余儀なくされ、作業者の安全性に劣るものであっ
た。
な従来のパネル並列体aの荷台cへの固定方法にあって
は、ロープdをパネル並列体aに巻付けるように張設し
なければならず、荷積み作業に多大の手間を要する他、
ロープdの張設作業が足場の不安定な高所で行われるこ
とを余儀なくされ、作業者の安全性に劣るものであっ
た。
【0007】しかもロープdを用いたパネル並列体aの
固定は、ロープdの掛外れなどにより荷崩れを起こしや
すく、その改善が要望されていた。
固定は、ロープdの掛外れなどにより荷崩れを起こしや
すく、その改善が要望されていた。
【0008】本発明は、パネル並列体に配したユニット
係止金物の係合部と荷台に配した荷受金具の係止部とを
係合することを基本として、パネル並列体を手間を要す
ることなくしかも確実に荷台に取付けでき、荷積み作業
を能率化しうるとともに、高所でのロープの張設作業を
排除し、安全性を高めうるパネル並列体の荷台取付構造
の提供を目的としている。
係止金物の係合部と荷台に配した荷受金具の係止部とを
係合することを基本として、パネル並列体を手間を要す
ることなくしかも確実に荷台に取付けでき、荷積み作業
を能率化しうるとともに、高所でのロープの張設作業を
排除し、安全性を高めうるパネル並列体の荷台取付構造
の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の建築用
パネルが一体化されたパネル並列体をトラックの荷台に
取付けるパネル並列体の荷台取付構造であって、パネル
並列体は、長さ方向両端面を揃えて垂直に横に並べた複
数の建築用パネルが、両端面に夫々配され前記各端面を
ボルト止めしかつ建築用パネルの下面を下にこえる横方
向の取付杆を有するユニット治具を用いて一体化される
とともに、前記取付杆下方部に、係合部を有するユニッ
ト係止金物を配する一方、トラックの荷台両側に、起立
自在かつ起立により床板から突出ししかも上端部に係止
部を有する支持軸を具えた荷受金具を配し、前記係合部
と係止部とを直接又は連係金物を用いて係合させること
により、荷台にパネル並列体を取付ける。
パネルが一体化されたパネル並列体をトラックの荷台に
取付けるパネル並列体の荷台取付構造であって、パネル
並列体は、長さ方向両端面を揃えて垂直に横に並べた複
数の建築用パネルが、両端面に夫々配され前記各端面を
ボルト止めしかつ建築用パネルの下面を下にこえる横方
向の取付杆を有するユニット治具を用いて一体化される
とともに、前記取付杆下方部に、係合部を有するユニッ
ト係止金物を配する一方、トラックの荷台両側に、起立
自在かつ起立により床板から突出ししかも上端部に係止
部を有する支持軸を具えた荷受金具を配し、前記係合部
と係止部とを直接又は連係金物を用いて係合させること
により、荷台にパネル並列体を取付ける。
【0010】
【作用】パネル並列体のユニット治具が有する取付杆下
方部に、係合部を有するユニット係止金物を配するとと
もに、トラックの荷台両側に、起立自在かつ上端部に係
止部を有する支持軸を具えた荷受金具を配し、前記係合
部と係止部とを直接又は連係金物を用いて係合させるこ
とにより、荷台にパネル並列体を取付ける。このように
パネル並列体を、係合部と係止部との係合によって手間
と労力を要することなく取付けでき、荷積み作業を能率
化しうるとともに、前記係合によりパネル並列体を荷台
に確実に取付けでき、荷崩れを防止しうる他、高所での
荷積み作業を排除し、安全性を高めうる。
方部に、係合部を有するユニット係止金物を配するとと
もに、トラックの荷台両側に、起立自在かつ上端部に係
止部を有する支持軸を具えた荷受金具を配し、前記係合
部と係止部とを直接又は連係金物を用いて係合させるこ
とにより、荷台にパネル並列体を取付ける。このように
パネル並列体を、係合部と係止部との係合によって手間
と労力を要することなく取付けでき、荷積み作業を能率
化しうるとともに、前記係合によりパネル並列体を荷台
に確実に取付けでき、荷崩れを防止しうる他、高所での
荷積み作業を排除し、安全性を高めうる。
【0011】又前記支持軸を起立自在としているため、
これを使用しないときには倒して荷台の上面を平坦化す
ることも可能となり、他の運搬物に支持軸が障害となる
こともない。
これを使用しないときには倒して荷台の上面を平坦化す
ることも可能となり、他の運搬物に支持軸が障害となる
こともない。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明のパネル並列体の荷台取付構造
は、複数の建築用パネルP…が一体化されたパネル並列
体2をトラックTの荷台3に取付ける。
る。図において本発明のパネル並列体の荷台取付構造
は、複数の建築用パネルP…が一体化されたパネル並列
体2をトラックTの荷台3に取付ける。
【0013】前記パネル並列体2は、図10に示すよう
に、長さ方向両端面P1、P1を揃えて垂直に横に並べ
た複数の建築用パネルP…を、その両端面P1,P1に
夫々配されかつ各端面P1をボルト止めする1対のユニ
ット治具4、4を用いて一体化したパネルの並列体であ
る。
に、長さ方向両端面P1、P1を揃えて垂直に横に並べ
た複数の建築用パネルP…を、その両端面P1,P1に
夫々配されかつ各端面P1をボルト止めする1対のユニ
ット治具4、4を用いて一体化したパネルの並列体であ
る。
【0014】前記ユニット治具4は、前記建築用パネル
P…の端面P1…上部に沿って配されかつこの端面P1
…をボルト止めする垂直かつ横長矩形の立片15Aと、
この立片15Aの周縁から前記端面P1…とは離れる方
向に突出する突片15Bとからなる鋼製の上の枠材1
5、前記端面P1…下部に沿って配されかつこの端面P
1…をボルト止めするとともに建築用パネルP…の下面
を下にこえる横方向の取付杆5を一体に有する垂直かつ
横長矩形の立片16Aと、この立片16Aの周縁から端
面P1…とは離れる方向に突出する突片16Bとからな
る鋼製の下の枠材16、および前記上の枠材15と下の
枠材16とを継ぐ垂直かつ1対の鋼製の継ぎ材17、1
7からなる。
P…の端面P1…上部に沿って配されかつこの端面P1
…をボルト止めする垂直かつ横長矩形の立片15Aと、
この立片15Aの周縁から前記端面P1…とは離れる方
向に突出する突片15Bとからなる鋼製の上の枠材1
5、前記端面P1…下部に沿って配されかつこの端面P
1…をボルト止めするとともに建築用パネルP…の下面
を下にこえる横方向の取付杆5を一体に有する垂直かつ
横長矩形の立片16Aと、この立片16Aの周縁から端
面P1…とは離れる方向に突出する突片16Bとからな
る鋼製の下の枠材16、および前記上の枠材15と下の
枠材16とを継ぐ垂直かつ1対の鋼製の継ぎ材17、1
7からなる。
【0015】なお前記下の枠材16の立片16Aには、
前記取付杆5上端から建築用パネルP…側に水平に突出
し該建築用パネルP…下面を受ける受片19が設けられ
るとともに、上、下の枠材15、16の各立片15A、
16Aには、建築用パネルP…の端面P1…をボルト止
めするボルトが通る垂直方向にのびる長孔15a…、1
6a…が横方向に隔設されている。
前記取付杆5上端から建築用パネルP…側に水平に突出
し該建築用パネルP…下面を受ける受片19が設けられ
るとともに、上、下の枠材15、16の各立片15A、
16Aには、建築用パネルP…の端面P1…をボルト止
めするボルトが通る垂直方向にのびる長孔15a…、1
6a…が横方向に隔設されている。
【0016】又前記取付杆5の下方部かつ横方向両側に
は、間隙Gを横方向に隔てて建築用パネルP…側に突出
する1対の垂直なプレート20、20と、このプレート
20の片側で突出する垂直な板金物21とからなるユニ
ット係止金物6、6が配設されている。なお前記プレー
ト20、20にはユニット係止金物6の係合部7を形成
する孔20a、20aが同高さ位置に穿設されるととも
に、前記板金物21には、建築用パネルP…側で開口す
る切欠き溝21aが孔20aと同高さ位置に設けられ
る。
は、間隙Gを横方向に隔てて建築用パネルP…側に突出
する1対の垂直なプレート20、20と、このプレート
20の片側で突出する垂直な板金物21とからなるユニ
ット係止金物6、6が配設されている。なお前記プレー
ト20、20にはユニット係止金物6の係合部7を形成
する孔20a、20aが同高さ位置に穿設されるととも
に、前記板金物21には、建築用パネルP…側で開口す
る切欠き溝21aが孔20aと同高さ位置に設けられ
る。
【0017】このようなユニット治具4、4を用いて建
築用パネルP…が一体化されたパネル並列体2は、トラ
ックTの荷台3上面に建築用パネルP…の長さ方向をト
ラックTの前後に向けて載置される。
築用パネルP…が一体化されたパネル並列体2は、トラ
ックTの荷台3上面に建築用パネルP…の長さ方向をト
ラックTの前後に向けて載置される。
【0018】なおパネル並列体2は、図1、図2に一点
鎖線で示すように、トラックTの後輪Rから前方に荷台
3に載置されるパネル並列体2Aと、後輪Rから後方に
荷台3に載置されるパネル並列体2Bとを含む。
鎖線で示すように、トラックTの後輪Rから前方に荷台
3に載置されるパネル並列体2Aと、後輪Rから後方に
荷台3に載置されるパネル並列体2Bとを含む。
【0019】前記パネル並列体2Aの前のユニット治具
4は、トラックTの荷台3前端近傍に位置するととも
に、パネル並列体2Aの建築用パネルPAは、その長さ
方向の長さL1を、基本モデュールM(例えば900mm
程度)の4倍の長さ4Mとした大型のパネル体としてい
る。
4は、トラックTの荷台3前端近傍に位置するととも
に、パネル並列体2Aの建築用パネルPAは、その長さ
方向の長さL1を、基本モデュールM(例えば900mm
程度)の4倍の長さ4Mとした大型のパネル体としてい
る。
【0020】又前記パネル並列体2Bの建築用パネルP
Bは、その長さ方向の長さL2を、基本モデュールMの
3倍の長さ3Mとし、かつ後のユニット治具4は、水平
に保持されたトラックTの後あおり板B上面に載置され
る。
Bは、その長さ方向の長さL2を、基本モデュールMの
3倍の長さ3Mとし、かつ後のユニット治具4は、水平
に保持されたトラックTの後あおり板B上面に載置され
る。
【0021】パネル並列体2A、2Bが載置される荷台
3には、荷受金具9が配設される。荷受金具9は、図1
に示すように、パネル並列体2Aの後のユニット治具4
前方かつ荷台3の横方向両側とパネル並列体2Bの前の
ユニット治具4の後方かつ荷台3の横方向両側とに夫々
配される。この4つの荷受金具9…は全て同構成である
ため、以下図1において左下に配される荷受金具9を代
表して説明する。
3には、荷受金具9が配設される。荷受金具9は、図1
に示すように、パネル並列体2Aの後のユニット治具4
前方かつ荷台3の横方向両側とパネル並列体2Bの前の
ユニット治具4の後方かつ荷台3の横方向両側とに夫々
配される。この4つの荷受金具9…は全て同構成である
ため、以下図1において左下に配される荷受金具9を代
表して説明する。
【0022】荷受金具9は、図3、図4、図7に示すよ
うに、荷台3の上面を形成する床板10に溶着される水
平な鍔片22を上端に突設した上開放の下に凹む箱状体
23、この箱状体23の後面と鍔片22とを連続して切
欠くことにより形成した切欠部24の両側かつ鍔片22
下面に固着される円筒体25、25、この円筒体25、
25に挿入されて架け渡される支軸26に後端部が固着
されるとともに箱状体23内で水平に前方にのびる略長
方体状の支持軸11、および箱状体23の前部において
側片28、28が枢着されかつ該箱状体23の上方を閉
蓋しうる蓋片27を有する蓋体29を具える。
うに、荷台3の上面を形成する床板10に溶着される水
平な鍔片22を上端に突設した上開放の下に凹む箱状体
23、この箱状体23の後面と鍔片22とを連続して切
欠くことにより形成した切欠部24の両側かつ鍔片22
下面に固着される円筒体25、25、この円筒体25、
25に挿入されて架け渡される支軸26に後端部が固着
されるとともに箱状体23内で水平に前方にのびる略長
方体状の支持軸11、および箱状体23の前部において
側片28、28が枢着されかつ該箱状体23の上方を閉
蓋しうる蓋片27を有する蓋体29を具える。
【0023】荷受金具9は、パネル並列体2Aを取付け
ないときには、前記支持軸11の下面を箱状体23の底
板23A上面に固着したスペーサ30上面に当接させて
該支持軸11が箱状体23内で水平に保持されるととも
に、前記蓋体29の蓋片27が該支持軸11の上面に載
置されて箱状体23を閉蓋する倒置状態X(図3、図4
に示す)をとる。
ないときには、前記支持軸11の下面を箱状体23の底
板23A上面に固着したスペーサ30上面に当接させて
該支持軸11が箱状体23内で水平に保持されるととも
に、前記蓋体29の蓋片27が該支持軸11の上面に載
置されて箱状体23を閉蓋する倒置状態X(図3、図4
に示す)をとる。
【0024】又前記倒置状態Xにおいて、チェーン31
により前記箱状体23に連結されるパネル並列体2A取
付用の連係金物12は、該箱状体23内部に収納されて
いる。なお連係金物12は、短軸部32の一端に直角に
折曲がる長軸部33を設けたL字状のピンからなる。
により前記箱状体23に連結されるパネル並列体2A取
付用の連係金物12は、該箱状体23内部に収納されて
いる。なお連係金物12は、短軸部32の一端に直角に
折曲がる長軸部33を設けたL字状のピンからなる。
【0025】この荷受金物9を使用する際には、まず図
5に示すように前記蓋体29を前部の枢着部を中心とし
て蓋片27後部に設けた切欠部34(図7に示す)を手
掛かりに引起こし、さらに前記支持軸11を支軸26を
中心として前記鍔片22の切欠部24を通って起立させ
るとともに、図6に示すように、前記蓋体29を前記側
片28、28が前記底板23Aに接し蓋片27が水平と
なるまで押倒し、これによって支持軸11を起立状態Y
に倒置不能に保持する。
5に示すように前記蓋体29を前部の枢着部を中心とし
て蓋片27後部に設けた切欠部34(図7に示す)を手
掛かりに引起こし、さらに前記支持軸11を支軸26を
中心として前記鍔片22の切欠部24を通って起立させ
るとともに、図6に示すように、前記蓋体29を前記側
片28、28が前記底板23Aに接し蓋片27が水平と
なるまで押倒し、これによって支持軸11を起立状態Y
に倒置不能に保持する。
【0026】又起立状態Yの支持軸11は、図7に示す
ように、前記ユニット係止金物6の1対のプレート2
0、20間の前記間隙Gに位置するとともに、前記連係
金物12は、荷台3上に取出しておく。
ように、前記ユニット係止金物6の1対のプレート2
0、20間の前記間隙Gに位置するとともに、前記連係
金物12は、荷台3上に取出しておく。
【0027】このように荷受金具9は、起立自在かつ起
立により床板10から上方に突出する前記支持軸11を
具えるとともに、ユニット係止金物6のプレート20、
20間で起立した起立状態Yの支持軸11の上端部に
は、前記孔20a、20aと同高さ位置で一直線上に連
なる孔部35からなる係止部13が設けられている。
立により床板10から上方に突出する前記支持軸11を
具えるとともに、ユニット係止金物6のプレート20、
20間で起立した起立状態Yの支持軸11の上端部に
は、前記孔20a、20aと同高さ位置で一直線上に連
なる孔部35からなる係止部13が設けられている。
【0028】又前記係合部7をなす孔20a、20aと
係止部13をなす孔部35とに、前記板金物21に設け
た切欠き溝21aに連係金物12の短軸部32を通し
て、前記長軸部33を挿入し、係合部7と係止部13と
を係合させることによって、パネル並列体2Aは荷台3
に取付けられる。なお前記短軸部32は、板金物21側
の一方のプレート20と該板金物21との間で垂下し、
これによって板金物21が前記長軸部33の孔20a、
孔部35からの抜止めの機能を果たす。
係止部13をなす孔部35とに、前記板金物21に設け
た切欠き溝21aに連係金物12の短軸部32を通し
て、前記長軸部33を挿入し、係合部7と係止部13と
を係合させることによって、パネル並列体2Aは荷台3
に取付けられる。なお前記短軸部32は、板金物21側
の一方のプレート20と該板金物21との間で垂下し、
これによって板金物21が前記長軸部33の孔20a、
孔部35からの抜止めの機能を果たす。
【0029】パネル並列体2Aは、その後方のユニット
治具4が荷台3に前記の如く取付けられるとともに、前
記パネル並列体2Bは、その前方のユニット治具4が前
記ユニット係止金物6の係合部7と前記床受金具9の係
止部13とを前記連係金物12を用いて横方向両側で荷
台3に取付けられる。
治具4が荷台3に前記の如く取付けられるとともに、前
記パネル並列体2Bは、その前方のユニット治具4が前
記ユニット係止金物6の係合部7と前記床受金具9の係
止部13とを前記連係金物12を用いて横方向両側で荷
台3に取付けられる。
【0030】さらにパネル並列体2Bの複数の建築用パ
ネルPB…は、荷台3の後端部に設けられたパネル受具
37によって支持される。パネル受具37は、図8、図
9に示すように、前記床板10に設けた横に並ぶ矩形の
支持孔39…に差込まれる断面矩形の脚部40…と、こ
の脚部40…上端に固着されかつ溝部を後方に向けた横
方向にのびるリップ付き溝形鋼からなる長尺の土台金具
41と、この土台金具41上面にボルト止めされるゴム
材からなるとともに上面で建築用パネルPB…の下面を
載置しうる突部42A…を設けた支持材42とを具え
る。
ネルPB…は、荷台3の後端部に設けられたパネル受具
37によって支持される。パネル受具37は、図8、図
9に示すように、前記床板10に設けた横に並ぶ矩形の
支持孔39…に差込まれる断面矩形の脚部40…と、こ
の脚部40…上端に固着されかつ溝部を後方に向けた横
方向にのびるリップ付き溝形鋼からなる長尺の土台金具
41と、この土台金具41上面にボルト止めされるゴム
材からなるとともに上面で建築用パネルPB…の下面を
載置しうる突部42A…を設けた支持材42とを具え
る。
【0031】又前記パネル受具37の土台金具41に
は、そのリップ間に矩形板状の補強用金具43が溶着さ
れるとともに、土台金具41の両端近傍には、各3本の
垂直な棒状体44…が架設されている。
は、そのリップ間に矩形板状の補強用金具43が溶着さ
れるとともに、土台金具41の両端近傍には、各3本の
垂直な棒状体44…が架設されている。
【0032】なお前記突部42A上面に、例えば壁パネ
ルである建築用パネルPBの下の枠材45が載置される
が、該下の枠材45の一縁から立下がる垂下片45A
は、突部42Aの側方において垂下し、建築用パネルP
Bの横ズレを防止する。
ルである建築用パネルPBの下の枠材45が載置される
が、該下の枠材45の一縁から立下がる垂下片45A
は、突部42Aの側方において垂下し、建築用パネルP
Bの横ズレを防止する。
【0033】又前記土台金具41の両端に配設した前記
棒状体44、44と、パネル並列体2Bの後方のユニッ
ト治具4の前記下の枠材16両端部とには、ハンドル4
6Aの操作で強力な荷締めが出来るいわゆる荷締機4
6、46が架け渡され、該ユニット治具4をその横方向
両側で緊締する。
棒状体44、44と、パネル並列体2Bの後方のユニッ
ト治具4の前記下の枠材16両端部とには、ハンドル4
6Aの操作で強力な荷締めが出来るいわゆる荷締機4
6、46が架け渡され、該ユニット治具4をその横方向
両側で緊締する。
【0034】パネル並列体2Bを、前記パネル受具37
と荷締機46、46とによって強固に荷台3に取付ける
ことにより、走行中のトラックTの振動が大きいいわゆ
るリヤオーバーハング部(後輪Rの後方)に載置される
パネル並列体2Bの横ズレを確実に防止でき、走行中の
荷崩れを阻止し、安全性を高めうる。
と荷締機46、46とによって強固に荷台3に取付ける
ことにより、走行中のトラックTの振動が大きいいわゆ
るリヤオーバーハング部(後輪Rの後方)に載置される
パネル並列体2Bの横ズレを確実に防止でき、走行中の
荷崩れを阻止し、安全性を高めうる。
【0035】このように本実施例では、大型の建築用パ
ネルPA…を一体化したパネル並列体2Aの後方に、建
築用パネルPBを一体化したパネル並列体2Bを取付け
でき、パネル並列体2Aの後方に比較的小さい建築部材
しか荷積みできなかった従来のものに対して、パネル並
列体2Aの後方をパネル並列体2Bの荷積みスペースと
して有効に活用することが可能となり、パネル並列体2
の搬送効率を大巾に向上しうる。
ネルPA…を一体化したパネル並列体2Aの後方に、建
築用パネルPBを一体化したパネル並列体2Bを取付け
でき、パネル並列体2Aの後方に比較的小さい建築部材
しか荷積みできなかった従来のものに対して、パネル並
列体2Aの後方をパネル並列体2Bの荷積みスペースと
して有効に活用することが可能となり、パネル並列体2
の搬送効率を大巾に向上しうる。
【0036】なおユニット治具4の取付杆5下方部に設
けられるユニット係止金物6として、図11に略示する
ように、起立した前記支持軸11の上端部によって形成
される係止部13を上方から嵌入できかつ下部を下方に
向かって拡径するテーパ状とした垂直な孔部49を有す
るユニット係止金物6を用いることもでき、この場合、
前記孔部49からなる係合部7と前記係止部13とは、
連係金物を用いることなく直接係合しうる。
けられるユニット係止金物6として、図11に略示する
ように、起立した前記支持軸11の上端部によって形成
される係止部13を上方から嵌入できかつ下部を下方に
向かって拡径するテーパ状とした垂直な孔部49を有す
るユニット係止金物6を用いることもでき、この場合、
前記孔部49からなる係合部7と前記係止部13とは、
連係金物を用いることなく直接係合しうる。
【0037】さらにユニット係止金物6を、図12に示
すように、前記取付杆5の下方部に固着されかつ垂直な
孔部50からなる係合部7を有する金物とし、起立した
支持軸11の上端に凹設した垂直な孔部51からなる係
止部13と前記係合部7とを垂直なピン52からなる連
係金物12を用いて係合させるなど、本発明のパネル並
列体の荷台取付構造に係るユニット係止金物6と支持軸
11として、互いに直接又は連係金物を用いて係合しう
る種々のものを採用しうる。
すように、前記取付杆5の下方部に固着されかつ垂直な
孔部50からなる係合部7を有する金物とし、起立した
支持軸11の上端に凹設した垂直な孔部51からなる係
止部13と前記係合部7とを垂直なピン52からなる連
係金物12を用いて係合させるなど、本発明のパネル並
列体の荷台取付構造に係るユニット係止金物6と支持軸
11として、互いに直接又は連係金物を用いて係合しう
る種々のものを採用しうる。
【0038】
【発明の効果】叙上の如く本発明のパネル並列体の荷台
取付構造は、パネル並列体のユニット治具に配したユニ
ット係止金物の係合部と、トラックの荷台に配した荷受
金具の支持軸の係止部とを直接又は連係金物を用いて係
合させることにより、荷台にパネル並列体を取付けるた
め、このパネル並列体の荷積み作業を能率化でき、しか
も作業時の安全性を高めうるとともに、ロープによる取
付けに比して荷崩れを確実に防止できる。
取付構造は、パネル並列体のユニット治具に配したユニ
ット係止金物の係合部と、トラックの荷台に配した荷受
金具の支持軸の係止部とを直接又は連係金物を用いて係
合させることにより、荷台にパネル並列体を取付けるた
め、このパネル並列体の荷積み作業を能率化でき、しか
も作業時の安全性を高めうるとともに、ロープによる取
付けに比して荷崩れを確実に防止できる。
【0039】又前記支持軸を起立自在としているため、
使用しないときには該支持軸を荷台の床板下方に倒置し
て納めることが可能となり、他の運搬物の障害となるこ
とも防止できる。
使用しないときには該支持軸を荷台の床板下方に倒置し
て納めることが可能となり、他の運搬物の障害となるこ
とも防止できる。
【図1】本発明の一実施例が採用されうるトラックを示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】荷受金具を例示する斜視図である。
【図4】その断面図である。
【図5】その作用を示す断面図である。
【図6】支持軸が起立した状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示す部分斜視図である。
【図8】パネル受具と荷締機とを示す部分斜視図であ
る。
る。
【図9】パネル受具を例示する分解斜視図である。
【図10】パネル並列体を例示する部分斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図12】本発明の他の実施例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図13】従来のパネル並列体を示す斜視図である。
【図14】従来の技術を説明する側面図である。
2、2A、2B パネル並列体 3 荷台 4 ユニット治具 5 取付杆 6 ユニット係止金物 7 係合部 9 荷受金具 10 床板 11 支持軸 12 連係金物 13 係止部 P、PA、PB 建築用パネル T トラック
Claims (1)
- 【請求項1】複数の建築用パネルが一体化されたパネル
並列体をトラックの荷台に取付けるパネル並列体の荷台
取付構造であって、 パネル並列体は、長さ方向両端面を揃えて垂直に横に並
べた複数の建築用パネルが、両端面に夫々配され前記各
端面をボルト止めしかつ建築用パネルの下面を下にこえ
る横方向の取付杆を有するユニット治具を用いて一体化
されるとともに、前記取付杆下方部に、係合部を有する
ユニット係止金物を配する一方、 トラックの荷台両側に、起立自在かつ起立により床板か
ら突出ししかも上端部に係止部を有する支持軸を具えた
荷受金具を配し、前記係合部と係止部とを直接又は連係
金物を用いて係合させることにより、荷台にパネル並列
体を取付けたことを特徴とするパネル並列体の荷台取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20841293A JPH0740780A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | パネル並列体の荷台取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20841293A JPH0740780A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | パネル並列体の荷台取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740780A true JPH0740780A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16555816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20841293A Pending JPH0740780A (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | パネル並列体の荷台取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740780A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007308186A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Tokyu Car Corp | コンテナ床構造 |
JP2013075633A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Nippon Valqua Ind Ltd | 荷台の取り付け構造および荷台の取り付け方法 |
JP2013244816A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Daiwa House Industry Co Ltd | 運搬装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6243868U (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-17 | ||
JPH0687067B2 (ja) * | 1988-08-24 | 1994-11-02 | 松下電器産業株式会社 | 磁気検出装置 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP20841293A patent/JPH0740780A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6243868U (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-17 | ||
JPH0687067B2 (ja) * | 1988-08-24 | 1994-11-02 | 松下電器産業株式会社 | 磁気検出装置 |
Cited By (3)
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JP2013075633A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Nippon Valqua Ind Ltd | 荷台の取り付け構造および荷台の取り付け方法 |
JP2013244816A (ja) * | 2012-05-24 | 2013-12-09 | Daiwa House Industry Co Ltd | 運搬装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960423 |