JPH074051U - スクリーン印刷用版 - Google Patents

スクリーン印刷用版

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Publication number
JPH074051U
JPH074051U JP3330893U JP3330893U JPH074051U JP H074051 U JPH074051 U JP H074051U JP 3330893 U JP3330893 U JP 3330893U JP 3330893 U JP3330893 U JP 3330893U JP H074051 U JPH074051 U JP H074051U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
ink
printing
screen printing
printing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP3330893U
Other languages
English (en)
Inventor
宏明 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3330893U priority Critical patent/JPH074051U/ja
Publication of JPH074051U publication Critical patent/JPH074051U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷精度を高められるとともにインク厚も厚
くできるスクリーン印刷用版を提供する。 【構成】 印刷面側のメッシュ16をスキージ側のメッ
シュ17よりも目を細かくし、且つインク透過防止用の
乳剤層1を印刷面側のメッシュ16にのみ形成してなる
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印刷によりプリント基板へシルク、レジスト等を形成するためのス クリーン印刷用版に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図4乃至図10を参照して説明する。図4は従来例によ るスクリーン印刷用版の上面図、図5は図4の断面図、図6は図4のスクリーン 印刷用版によって得られた印刷の上面図、図7は他の従来例によるスクリーン印 刷用版の断面図、図8はさらに他の従来例によるスクリーン印刷用版の上面図、 図9は図8の断面図、図10は図8のスクリーン印刷用版によって得られた印刷 の上面図である。
【0003】 従来は、図4乃至図6に示すように、印刷部分10を抜くようにインク透過防 止用の乳剤層11を形成したメッシュ12の上からインク13を塗布して、図6 に示すような印刷を得ていた。
【0004】 このスクリーン印刷において、印刷されるインクの厚みを大きくしたい場合に は従来、 1.印刷回数を増やしてインク厚を増やす。例えば同じ版で2回印刷して厚さ を2倍にする。
【0005】 2.版のメッシュの目を大きくして開口率を高め、より多くのインクを1回で 印刷する。
【0006】 3.図7に示すように、メッシュを2枚、即ち、印刷面側のメッシュ14及び スキージ側のメッシュ15を重ねて版の厚みを増やし、より多くのインクを1回 で印刷する。
【0007】 等の方法をとっていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の方法でインク厚を増やそうとすると、以下のような 問題が発生する。
【0009】 1.インク厚を増やすために印刷する回数を増やすと、工数が増えコストアッ プにつながる。また、各回の印刷の位置ずれにより印刷されたインクのエッジの にじみが出て印刷精度が落ちる。印刷を繰り返すたびにインクの乾燥/硬化を繰 り返すため厚さ方向にインクの硬化状態が変化し、内部応力によってひび、はが れが生じる。
【0010】 2.スクリーン印刷による印刷精度は版のメッシュが細かいほど良好になるが 、膜厚を厚くするためにインクを多く供給するためにはメッシュの目を粗くして 版を厚くする必要があり、印刷精度を高めることとインク膜厚を厚くすることは 両立しない。
【0011】 3.図7のように、目の細かいメッシュを2枚重ねとして版の厚みを増す方法 や、同じ2枚重ねでも印刷精度向上のため図8及び図9に示すように印刷側のメ ッシュ16をスキージ側のメッシュ17よりも細かくする方法は、インク厚みを 増やす効果はあるが、印刷時に細かいメッシュ16からのインク13の抜けが悪 く、版にインク13が残るため、厚みの増加量に見合った程の効果は得られない 。また、乳剤11の総厚が大きくなるので、乳剤層のエッジ部にインクが付着す る分だけ版にインクが残りこの部分ではインク量が不足するため、図10の18 に示すように、エッジ部のインク不足、かすれが発生する。
【0012】 そこで、本考案の目的は、印刷精度を高められるとともにインク厚も厚くでき るスクリーン印刷用版を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案は、印刷面側のメッシュと、スキージ側のメ ッシュとからなる2重メッシュ構造を有し、前記印刷面側のメッシュを前記スキ ージ側のメッシュよりも目を細かくし、且つインク透過防止用の乳剤層を前記印 刷面側のメッシュにのみ形成してなることを特徴とする。
【0014】
【作用】
2重のメッシュ構造であるので、版の総厚が大きくなり印刷時にインクを多く 保持できる。また、スキージ側のメッシュの目を粗くしているので、印刷時のイ ンクの抜けが良く、一方、印刷面側のメッシュは目の細かいものを使用している ので、微細な形状の乳剤層を形成できる。
【0015】 また、乳剤層は印刷面側のメッシュにのみ形成しているので、印刷時に乳剤層 の開口部のエッジに付着して版側に残るインクの量を少なくでき、従来のように 印刷の周囲のインク量が不足するという問題点を解消できる。従って、均一でム ラの無い印刷ができる。
【0016】
【実施例】
本考案の一実施例について、図1乃至図3を参照して説明する。図1及び図2 はそれぞれ、本実施例によるスクリーン印刷用版の上面図及び断面図、図3は図 1のスクリーン印刷用版によって得られた印刷面である。なお、図4乃至図10 に示す従来例と同一機能部分には同一記号を付している。
【0017】 ここでは、主に従来例と異なる点についてのみ説明する。
【0018】 本実施例によるスクリーン印刷用板は図1及び図2に示すように、印刷面側の 目の細かいメッシュ16とスキージ側の目の粗いメッシュ17とからなる2重メ ッシュ構造である。ここで、スキージ側のメッシュ17は版の総厚を大きくして 印刷時にインクを多く保持できるように、また印刷時のインクの抜けが良くなる ように目の粗いものを使用する。
【0019】 一方、印刷面側のメッシュ16は微細な形状の乳剤を形成でき、精細な印刷を 可能とするように目の細かいものを使用する。
【0020】 さらに、本考案の特徴として、乳剤層1は印刷面側のメッシュ16にのみ形成 し、スキージ側のメッシュ17には乳剤層1を形成しない。従って、図1の上面 図に示すように、スキージ側のメッシュ17は上面よりそのまま見えている。こ れは、印刷時にインク13が乳剤層1の開口部のエッジに付着して版に残る量を 少なくするためである。
【0021】 従来の例えば図8及び図9に示すメッシュ構造であれば、乳剤層11が両メッ シュに渡る厚みで形成されており、この厚みに応じてインク13がメッシュ側( 乳剤層側)に付着し、その分、印刷側にインクが付着せず印刷の周囲が薄くなっ てしまうという問題があったが、本考案においては上記問題は発生しない。
【0022】 このように、乳剤層のエッジに付着するインク量を減らすことにより、従来の 問題点である、印刷の周囲のインク量が不足するという事態を解消でき、均一で ムラの無い印刷ができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のスクリーン印刷用版によれば、1回の印刷で厚 いインク皮膜を均一にムラなく高精度に印刷できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるスクリーン印刷用版の
上面図である。
【図2】図1のスクリーン印刷用版の断面図である。
【図3】図1のスクリーン印刷用版によって得られた印
刷状態を示す図である。
【図4】従来例によるスクリーン印刷用版の上面図であ
る。
【図5】図4のスクリーン印刷用版の断面図である。
【図6】図4のスクリーン印刷用版によって得られた印
刷状態を示す図である。
【図7】他の従来例によるスクリーン印刷用版の断面図
である。
【図8】さらに他の従来例によるスクリーン印刷用版の
上面図である。
【図9】図8のスクリーン印刷用版の断面図である。
【図10】図8のスクリーン印刷用版によって得られた
印刷状態を示す図である。
【符号の説明】
1 乳剤層 13 インク 16 印刷面側のメッシュ 17 スキージ側のメッシュ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷面側のメッシュと、スキージ側のメッ
    シュとからなる2重メッシュ構造を有し、前記印刷面側
    のメッシュを前記スキージ側のメッシュよりも目を細か
    くし、且つインク透過防止用の乳剤層を前記印刷面側の
    メッシュにのみ形成してなることを特徴とするスクリー
    ン印刷用版。
JP3330893U 1993-06-21 1993-06-21 スクリーン印刷用版 Pending JPH074051U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3330893U JPH074051U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 スクリーン印刷用版

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3330893U JPH074051U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 スクリーン印刷用版

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074051U true JPH074051U (ja) 1995-01-20

Family

ID=12382935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3330893U Pending JPH074051U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 スクリーン印刷用版

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074051U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160102962A (ko) * 2015-01-27 2016-08-31 데이코쿠 잉키 세이조 가부시키가이샤 고품위·고정밀 스크린 인쇄용 잉크 조성물, 해당 잉크 조성물을 스크린 인쇄한 인쇄물 및 해당 인쇄물의 제조 방법

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KR20160102962A (ko) * 2015-01-27 2016-08-31 데이코쿠 잉키 세이조 가부시키가이샤 고품위·고정밀 스크린 인쇄용 잉크 조성물, 해당 잉크 조성물을 스크린 인쇄한 인쇄물 및 해당 인쇄물의 제조 방법

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