JPH0740477A - 加飾部材付内装材および該内装材の製造方法 - Google Patents

加飾部材付内装材および該内装材の製造方法

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JPH0740477A
JPH0740477A JP20852093A JP20852093A JPH0740477A JP H0740477 A JPH0740477 A JP H0740477A JP 20852093 A JP20852093 A JP 20852093A JP 20852093 A JP20852093 A JP 20852093A JP H0740477 A JPH0740477 A JP H0740477A
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interior material
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Yoshihisa Hayashi
良久 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は内装材の基材に表皮材および加
飾部材を浮きのないように接着することを目的とする。 【構成】基材2と表皮材3とからなる内装材本体1の所
定個所に囲設した取付溝5に加飾部材6の縁部6Aを木
目込むことによって、該内装材本体1に加飾部材6を取
付けるが、該基材2の取付溝5底部には軟質合成樹脂層
7を介在せしめ、表皮材3を該取付溝5に押込む押圧力
や加飾部材6の縁部6Aを該取付溝5に木目込む押圧力
を該軟質合成樹脂層7に吸収緩和させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車の加飾部材
付ドアトリム等の加飾部材付内装材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアトリム等の内装材にあって
は、その意匠にアクセントを与えるために所定個所に加
飾部材が取付けられる。従来は図7に示すように所定形
状に成形した基材(2) 上に表皮材(3) を重ね合わせ、圧
着型(8) の上型(9) と下型(10)との間で該表皮材(3) を
該基材(2) に圧着することによって内装材本体(1) を製
造し、図8に示すように該内装材本体(1) の加飾部材取
付部に囲設した取付溝(5) に加飾部材(6) の縁部(6A)を
木目込み刃(11)によって木目込むことによって加飾部材
(6) を取付けていた(米国特許第4779390号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
表皮材(3) は、基材(2) に形成されている取付溝(5) 内
に、圧着型(8) の上型(9) の突縁部(9A)によって押込ま
れるが、該突縁部(9A)の寸法が大きすぎると取付溝(5)
内における表皮材(3) の損傷および突縁部(9A)の損傷の
おそれがあり、該突縁部(9A)の寸法が小さすぎると取付
溝(5) 内における表皮材(3) の浮きが生ずるおそれがあ
る。しかし該表皮材(3) は表皮(3A)と該表皮(3A)に裏打
ちされているワディング材(3B)とからなり、該ワディン
グ材(3B)が取付溝(5) の底部において該上型(9) の突縁
部(9A)に押されて厚みを縮小するので、該突縁部(9A)の
寸法設定は極めて困難である。また加飾部材(6) の縁部
(6A)を該取付溝(5) に木目込む際にも木目込み刃(11)の
寸法が大きすぎると表皮材(3) 、加飾部材(6) 、および
木目込み刃(11)の損傷のおそれがあり、該木目込み刃(1
1)の寸法が小さすぎると加飾部材(6) 縁部(6A)の浮きが
生ずるおそれがあるが、該取付溝(5) 内における表皮材
(2) の厚みの変化により、木目込み刃(11)の寸法設定は
極めて困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として基材(2) と、該基材(2)表
面に貼着されている表皮材(3) とからなる内装材本体
(1) の加飾部材(6) 取付部に取付溝(5) を囲設し、該取
付溝(5) に加飾部材(6) の縁部(6A)を木目込むことによ
って加飾部材(6) を取付け、該取付溝(5) 底部において
基材(2) と表皮材(3) との間には軟質な合成樹脂層(7)
を介在せしめた加飾部材(6) 付内装材を提供し、さらに
基材(2) の所定個所に加飾部材(6) 取付溝(5) を囲設
し、該取付溝(5) 底部に軟質合成樹脂層(7) を設け、該
基材(2) 上に表皮材(3) を重ね合わせて上型(9) と下型
(10)とからなる圧着型(8) によって該基材(2) と該表皮
材(3)とを圧着するとともに該圧着型(8) の上型(9) に
形成されている突縁部(9A)によって該表皮材(3) を該基
材(2) の取付溝(5) 内に押込むことによって内装材本体
(1) を製造し、更に該内装材本体(1) の所定個所に加飾
部材(6) を載置し、その縁部(6A)を木目込み刃(11)によ
って該内装材本体(1) の取付溝(5) に木目込むことによ
って該内装材(6A)の所定個所に加飾部材(6) を取付ける
加飾部材(6) 付内装材(1) の製造法を提供するものであ
る。
【0005】
【作用】本発明では内装材(1) の基材(2) の取付溝(5)
に圧着型(8) の上型(9) の突縁部(9A)によって表皮材
(3) を押込み圧着する際、該取付溝(5) 底部の軟質合成
樹脂層(7) が該突縁部(9A)の押圧力を吸収緩和する。ま
た該取付溝(5) に加飾部材(6) の縁部(6A)を木目込み刃
(11)によって木目込む場合にも、木目込み刃(11)の押圧
力は該軟質合成樹脂層(7) によって緩和される。
【0006】
【実施例】本発明を図1〜図6に示す一実施例によって
説明すれば(2) は自動車のドアトリム(1) の基材であ
り、該基材(2) はプレス成形によって所定形状に成形さ
れ、所定個所には加飾部材取付溝(5) が形成されて、図
1に示すように圧着型(8) の下型(10)上にセットされ、
該基材(2) の取付溝(5) の底部には図2に示すようにノ
ズル(12)から軟質合成樹脂溶融物(7A)を吐出せしめ塗布
することによって軟質合成樹脂層を(7) を形成する。
【0007】該基材(2) 上には表皮材(3) が重ね合せら
れ、図3に示すように該圧着型(8)によって圧着される
が、この際該圧着型(8) の上型(9) の突縁部(9A)によっ
て表皮材(3) は基材(2) の取付溝(5) 内に押込まれ、該
突縁部(9A)の押圧力は該取付溝(5) 底部の軟質合成樹脂
層(7) の変形によって吸収緩和せられ、このようにして
該表皮材(3) と該突縁部(9A)の損傷は防止され、該取付
溝(5) 内において表皮材(3) は浮きを生ずることなく基
材(2) に接着される。なお基材(2) と表皮材(3) との接
着には周知のようにホットメルトフィルム、接着剤など
が用いられる。
【0008】このようにしてドアトリム本体(1) が製造
されたら、該本体(1) の所定箇所に加飾部材(6) を載置
してその縁部(6A)を図4に示すように木目込み刃(11)に
よって取付溝(5) に木目込む。この際にも該木目込み刃
(11)の押圧力は該軟質合成樹脂層(7) の変形によって吸
収緩和せられ、表皮材(3) 、加飾部材(6) 、木目込み刃
(11)の損傷は阻止され、該取付溝(5) 内において加飾部
材(6) は浮きを生ずることなく表皮材(3) に接着され
る。なお加飾部材(6) と表皮材(3) との接着にはホット
メルトフィルム、接着剤等が用いられる。
【0009】上記のようにして図5および図6に示すよ
うな加飾部材(6) が取付けられアームレスト部(4) が一
体形成されたドアトリム(1) が製造される。上記ドアト
リム(1) において、基材(2) は例えばレジンボード、ハ
ードボード、ダンボール、発泡ポリスチレン、合成樹脂
含浸発泡ポリウレタン等を材料とし、表皮材(3) は例え
ば不織布、織物、合成皮革等を材料とし、通常上記材料
を表皮(3A)として該表皮(3A)に発泡ポリエチレン、発泡
ポリプロピレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリ塩化ビニ
ル等のワディング材(3B)を裏打ちする。また加飾部材
(6) は該表皮材(3) と同様な材料を使用するが、表皮材
(3) とは材料、色彩、色調、模様等を変えてアクセント
付けを行なう。
【0010】本発明に用いられる軟質合成樹脂として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢
酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、スチレンーブタジエ
ン共重合体等の軟質な合成樹脂材料が用いられる。
【0011】上記実施例以外本発明は自動車の天井材、
サイドボード、リアパーセル等ドアトリム以外の内装材
にも適用されることは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】したがって本発明においては内装材本体
においても表皮材と基材とは浮きがないように接着さ
れ、また加飾部材も表皮材とは浮きがないように接着さ
れ、表皮材と基材との接着に用いる圧着型や加飾部材の
木目込み刃等の損傷も確実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】表皮材と基材との圧着前状態図
【図2】軟質合成樹脂塗布状態説明図
【図3】表皮材と基材との圧着後状態図
【図4】木目込み状態説明図
【図5】図6におけるA−A断面図
【図6】ドアトリム斜視図 図7および図8は従来例を示すものである。
【図7】圧着状態説明図
【図8】木目込み状態説明図
【符号の説明】
1 ドアトリム 2 基材 3 表皮材 5 取付溝 6 加飾部材 7 軟質合成樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と、該基材表面に貼着されている表皮
    材とからなる内装材本体の加飾部材取付部に取付溝を囲
    設し、該取付溝に加飾部材の縁部を木目込むことによっ
    て加飾部材を取付け、該取付溝底部において基材と表皮
    材との間には軟質合成樹脂層を介在せしめたことを特徴
    とする加飾部材付内装材
  2. 【請求項2】基材の所定個所に加飾部材取付溝を囲設
    し、該取付溝底部に軟質合成樹脂層を設け、該基材上に
    表皮材を重ね合わせて上型と下型とからなる圧着型によ
    って該基材と該表皮材とを圧着するとともに該圧着型の
    上型に形成されている突縁部によって該表皮材を該基材
    の取付溝内に押込むことによって内装材本体を製造し、
    更に該内装材本体の所定個所に加飾部材を載置し、その
    縁部を木目込み刃によって該内装材本体の取付溝に木目
    込むことによって該内装材の所定個所に加飾部材を取付
    けることを特徴とする加飾部材付内装材の製造法
JP20852093A 1993-07-30 1993-07-30 加飾部材付内装材および該内装材の製造方法 Expired - Lifetime JP2687200B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240308A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 Toyota Motor Corp 車両用内装材の製造方法

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