JPH074022B2 - 色検出回路 - Google Patents

色検出回路

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JPH074022B2
JPH074022B2 JP61310417A JP31041786A JPH074022B2 JP H074022 B2 JPH074022 B2 JP H074022B2 JP 61310417 A JP61310417 A JP 61310417A JP 31041786 A JP31041786 A JP 31041786A JP H074022 B2 JPH074022 B2 JP H074022B2
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JP61310417A
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陽一 内海
幸男 西沢
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラーテレビジョン受像機,モニター,ディス
プレイ等の画像処理装置において、カラー画像の色補正
に好適な色検出回路に関するものである。
近年、テレビジョンは重要なマスメディアとなり、また
VTRやビデオディスク等の映像装置が並及し、さらには
キャプテンシステム等ニューメディアが相次いで実用化
され、又オフィスあるいは工場ではパーソナルコンピュ
ーター等が利用され、それに伴ないディスプレイの役割
はますます高まっており、色再現において好適な白色を
得るための色補正用の色検出回路が求められている。
〔従来技術〕
従来、テレビジョン受像機などではNTSC方式の基準白色
(CIE)であるC光(色温度:約6770゜K)あるいはわ
が国の公称値D93より高い色温度の方が視聴者には好ま
れるところから基準白色は10000〜20000゜Kと高めに設
定されているが、その副作用として色再現誤差を生じ、
正しい色再現が困難になっている。従って色再現に関し
てはむしろ画面でみて快よい,好ましい色再現の方向
で、受像機の復調器に於る復調軸などを規格からずらし
て設定しているのは周知の通りである。
しかし、前記復調軸の設定ですべての色に対して完全に
補正することは不可能であり、最小限特定の色(主とし
て肌色)の再現が自然になる様補正できるだけで、他の
色については必ずしも好ましい色再現にはならないのが
実情である。そこで通常の画像においては色再現をより
好ましいものとするため、基準白色をC光あるいはD93
に近づけて設定し、白色信号の時には好ましい白色が再
現できるよう色温度を高く補正するという方法が提案さ
れ、第5図に示すような色温度補正回路が実用されてい
た。この色温度補正回路では青チャンネルに青入力のレ
ベル検出回路100を設け、白色信号の場合のように、設
定した基準レベル101に比べてレベルの高い青入力の場
合、青チャンネルの利得を上げて第4図に示すような入
出力特性を得るもので、図から明らかなように青信号の
利得増により、青味がかった即ち色温度の高い白色が得
られるようにしたものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術での色再現では、輝度レベ
ルが高い信号に補正がかかるため、光のあたった肌色等
飽和度の低い明るい色が、青白く補正されるという不都
合がおこる。又白色以外の飽和度の高い色の場合でも青
信号のレベルが高い色では補正がかかり、より青の方向
へ引っぱられ不自然な色になる。また逆に白色でも輝度
レベルが低い場合は補正されないということが生じ、明
るさによって白色が変動することになるが、より低い輝
度レベルまで補正をかければ、上記のように肌色等、補
正されては都合の悪い色まで影響が及ぶ等両立が難しい
欠点があった。
本発明は、上記問題点を解決するため創案されたもので
あり、有彩色に対しては補正をかけず、無彩色の広いレ
ベルにわたって補正をかけるための色検出出力を得る色
検出回路を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的を達成するための手段は、三原色信号
のうちひとつを基準に他の2つの信号とのそれぞれ差分
をとる減算手段と、それぞれの差分の絶対値をとる絶対
値検出手段と、それぞれの絶対値と任意の設定した基準
レベルとを比較し該絶対値が基準レベル以上の時一定出
力とし基準レベル以下の時絶対値に比例した出力とする
レベル検出手段と、それぞれのレベル検出手段からの出
力同志を掛算し該出力同志の両方が前記基準レベル以下
の時の出力である時に検出出力を発生する掛算手段とを
備えたことを特徴とする色検出回路である。
〔作用〕
上記構成により、掛算手段の掛算出力は無彩色の検出出
力であり、飽和度が低い無彩色に近いときで最大とな
り、飽和度が高い有彩色になるに従って小さくなり、一
定以上の飽和度では零となる。色温度の補正は利得制御
回路等により、この掛算出力の大きさによって特定の色
(例えば青色)のチャネルが補正され、掛算出力が零即
ち有彩色であれば補正はなされず、無彩色またはその近
辺のときに補正をかけることができる。これらの補正を
かけるための無彩色の範囲は基準レベルの設定を可変す
ることで広範囲に変えられる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。まずその構成を述べる。
ここで三原色信号の各レベルをR(赤),G(緑),B
(青)で表し、赤信号を基準として処理を行なう。本実
施例の色検出回路は赤信号と緑信号との差分信号R−G
を得る減算器1aと、同じく差分信号−(R−G)を得る
減算器1bと、この2つの差分信号R−Gと−(R−G)
の最大値を検出することによってR−Gの絶対値|R−G|
を得る最大値検出回路2aを備える。同様に色検出回路は
赤信号と青信号との差分信号R−Bを得る減算器1cと、
同じく差分信号−(R−B)を得る減算器1dと、この2
つの差分信号R−Bと−(R−B)の最大値を検出する
ことによってR−Bの絶対値|R−B|を得る最大値検出回
路2bを備える。減算器1a,1b,1c,1dは本発明の減算手段
であり、最大値検出回路2a,2bは本発明の絶対値検出手
段である。
また色検出回路は上記で得られた絶対値信号|R−G|のレ
ベルを基準レベルVrefと比較し、基準レベルVref以上で
あれば出力を零とし、基準レベルVrefに満たなければそ
の大きさに応じた出力1 を得る比較回路3aと、同様に基準レベルVrefとの比較に
より|R−B|のレベルを検出して出力2 を得る比較回路3bと、各比較回路3a,3bの出力1,出力2
を掛算し無彩色検出出力 とする掛算器4などを備える。上記において基準レベル
Vrefは各比較回路3a,3b毎に別個に設けても良く、その
レベルの設定を可変できるようにすれば無彩色の検出範
囲を変えることができる。3c,3dは信号反転回路であ
り、色温度補正で必要とする信号の極性に合せ必要に応
じて設けられる。比較回路3a,3b,信号反転回路3c,3d,基
準レベルVrefは本発明のレベル検出手段を構成するもの
であり、掛算器4は本発明の掛算手段である。
以上の色検出回路によって得られた色検出出力 はCRTドライブ回路5に入力される原色信号の例えば青
(B)信号チャンネルに介設された利得制御回路6に制
御電圧として入力され、その大きさに応じて青信号の利
得制御を行ない好ましい無彩色に補正する。
以上のように構成された本実施例の作用を述べる。第2
図は本実施例の作用説明用の信号波形特性例を示す図で
ある。以下第2図を加えて説明する。第2図(a),(b)に
示すように、供給された三原色信号R,G,Bは減算器1a,1
b,1c,1dに入力され、それぞれ(R−G),−(R−
G)及び(R−B),−(R−B)を得る。次に第2図
(c)に示すようにこれをそれぞれ最大値検出回路2a,2bに
入力し、(R−G)と−(R−G)とで大きい方および
(R−B)と−(R−B)とで大きい方を選択して取り
出す。これによってそれぞれの差分の絶対値|R−G|,|R
−B|が得られる。次に第2図(d)に示すように、それぞ
れの差分の絶対値|R−G|,|R−B|を基準レベルVrefと比
較し、基準レベルVrefより小さいときそれぞれ出力1 , 出力2 を得る。この極性は実施例の場合基準レベルより小さい
時正の出力としている。最後に第2図(e)に示すように
出力1と出力2の掛算出力 によって最終の色検出出力とし、出力1,出力2共に正の
時、色温度補正用の色検出出力が得られる。従って、R
とG,RとBがそれぞれほぼ等しいレベルにある時、即ち
飽和度が低い時、色検出出力が得られ、これが白ないし
無彩色を示す。この色検出出力でCRTをドライブする三
原色の特定のチャンネル(この例では青)の利得を増減
することで無彩色の時のみ色温度が所望する方向に変え
られる。無彩色の範囲は基準レベルVrefの設定によって
決定出来る。第3図は本実施例の色検出回路の特性曲線
図を示す。飽和度が基準レベルの設定に対応する飽和度
より下がると、色検出出力が得られる。
なお、上記は本発明の一実施例であり、それに限定され
るものでなく、例えば近年開発されたカラー液晶表示等
他の表示装置に応用される等、本発明の主旨に沿って種
々に応用され実施態様を取り得るものである。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の色検出回路によれば、任意に設定
した基準レベル以下の飽和度の入力信号(即ちある程度
の飽和度の幅を有した無彩色)を、より精度よく検出し
た色検出出力が得られる。従って、この色検出出力を用
いて三原色信号R,G,Bの利得を適切に制御することによ
り、無彩色の時のみ色温度を高く設定することができ、
通常の色再現(有彩色部分(即ち基準レベル以上の飽和
度の入力信号)の色再現)に悪影響を及ぼさず好みの白
を再現できる。
さらに、この色検出出力は、入力信号が基準レベル以下
の飽和度の場合にはその飽和度に応じて変化する。よっ
て、無彩色部分の中のより飽和度の低い部分(より白に
近い部分)にはより高い色温度、無彩色部分でも飽和度
が前記基準レベルに近く有彩色よりの部分には少し低め
の色温度といった色温度の設定が可能となる。従って、
有彩色から無彩色への変化部分、または無彩色から有彩
色への変化部分において、急激に色温度が変化しないよ
うに設定でき、視覚的に違和感なく好みの白を再現する
ことができる。
また、三原色信号R,G,Bの差分をとって検出しているた
め、白の振幅レベルによらず、好ましい無彩色に補正可
能となるため広い範囲の無彩色に対して上記補正の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の色検出回路の一実施例を示すブロック
図、第2図は本実施例の作用説明用の信号波形特性例を
示す図、第3図は本実施例の色検出回路の特性曲線図、
第4図は従来の色温度補正特性図、第5図は従来の色温
度補正回路である。 1a,1b,1c,1d……減算器(減算手段) 2a,2b……最大値検出回路(絶対値検出手段) 3a,3b……比較手段(レベル検出手段) 4……掛算器(掛算手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三原色信号のうちひとつを基準に他の2つ
    の信号とのそれぞれ差分をとる減算手段と、それぞれの
    差分の絶対値をとる絶対値検出手段と、それぞれの絶対
    値と任意に設定した基準レベルとを比較し該絶対値が基
    準レベル以上の時一定出力とし基準レベル以下の時絶対
    値に比例した出力とするレベル検出手段と、それぞれの
    レベル検出手段からの出力同志を掛算し該出力同志の両
    方が前記基準レベル以下の時の出力である時に検出出力
    を発生する掛算手段とを備えたことを特徴とする色検出
    回路。
JP61310417A 1986-12-24 1986-12-24 色検出回路 Expired - Lifetime JPH074022B2 (ja)

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