JPH08126022A - ホワイトバランス調整回路 - Google Patents

ホワイトバランス調整回路

Info

Publication number
JPH08126022A
JPH08126022A JP25372394A JP25372394A JPH08126022A JP H08126022 A JPH08126022 A JP H08126022A JP 25372394 A JP25372394 A JP 25372394A JP 25372394 A JP25372394 A JP 25372394A JP H08126022 A JPH08126022 A JP H08126022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
white balance
gain
video
adjustment
chromaticity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25372394A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Mitani
圭輔 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP25372394A priority Critical patent/JPH08126022A/ja
Publication of JPH08126022A publication Critical patent/JPH08126022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの調整ボリュームを変化させるだけで、
本来変化すべき黒体放射特性に沿った白色色度変化軌跡
上を変化させ、ホワイトバランス標準状態で最大明るさ
を実現する。 【構成】 映像信号ライン1〜3の信号は、映像制御マ
イコン10を通して送られてくるホワイトバランスの調
整レベルデータをDAC7〜8によりアナログ信号に代
え、乗算器4〜6のゲインとして加えられ、映像信号の
増幅を行う。また、映像制御マイコン10によって送ら
れてくるデータは、該映像制御マイコン10に接続され
たROM11中に、その映像出力特性がホワイトバラン
スの標準状態にはゲインを最大にし、その他のホワイト
バランス調整時にはその色度変化が黒体放射特性に沿う
ような変化となるようそのゲイン特性を設定してある。
これによりホワイトバランス標準時にはその明るさを低
下させることなくホワイトバランスを行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホワイトバランス調整
回路に関し、より詳細には、映像表示を行う表示機器、
特に明るさの最大値に限界のある液晶映像表示機器等に
有効なホワイトバランス調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像表示装置に、その映像調整としてブ
ライト、コントラスト等に共にホワイトバランス調整を
ユーザーコントロールとして装備するものがある。ホワ
イトバランス調整はその白色色度をユーザが任意に代え
られる機構である。これは映像ソースとしてハイビジョ
ン、NTSC(National Television System Committe
e)等放送方式の違いまたは放送と映画等の違いで、そ
の基準となる白色の色度がそれぞれ異なっていることに
より、同じ映像表示装置を使っていても映像ソースによ
って白色色度を代える必要が生じるためである。
【0003】図6は、従来のホワイトバランス調整回路
で、図中、41〜43は映像信号ライン、44、45は
乗算器、46,47はD/A変換器(DAC)、48は
映像制御マイコン(μcon)である。図6に示すホワ
イトバランス調整回路は、映像表示装置の映像信号処理
部に付加されているものである。映像信号ライン41〜
43は、映像信号の三原色である、赤、緑、青の映像信
号ラインである。このラインの信号は映像制御マイコン
48を通して送られてくるホワイトバランスの調整レベ
ルデータをDAC46,47によりアナログ信号に換
え、乗算器44,45のゲインとして加えられる。これ
により映像信号の増幅をおこなうようになっている。
【0004】ユーザが表示映像の白色色度を変化させる
場合、この回路の場合はホワイトバランス調整として、
赤色映像信号を変化させる調整と青色映像信号を変化さ
せる調整との二つが独立して行えるようになっており、
その変化は、図7(a),(b)に示すように、それぞ
れの色で調整量と線形な関係となっている。なお、図7
(a)は赤色のホワイトバランス、図7(b)は青色の
ホワイトバランスである。つまり、表示される映像の白
色は、赤色及び青色が標準状態の色度から(+),
(−)両方に自由に独立に変化するので、その表示白色
色度は、図8に示す色度図上の斜線部内であれば自由に
調整出来ることになる。これにより、ユーザはこの変化
範囲内の色度であれば自由に赤色、青色のホワイトバラ
ンス調整を行うことにより合わせ込むことができる。
【0005】ところが通常色度の調整としては、色度図
上を自由に変化する必要はなく、その変化はほぼ黒体放
射特性に沿って変化をすること(ホワイトバランスの変
化がほぼ色温度の変化となる事)が望ましい(図8中の
曲線bが黒体放射特性)。これは映像ソースによる白色
色度の違い等がこの黒体放射特性に沿った変化となって
いることによる。また、逆に黒体放射特性から大きく外
れた調整をした場合、その白色は正常な白色とならな
い。従って、この従来方式では目標とする色度への調整
は可能であるが、赤色と青色の二色が任意に変化をして
しまうために調整に手間が係り、また、調整そのものが
難しくなってしまう。
【0006】明るさに上限があるものを使用する場合や
信号処理をディジタルで行っている装置など、その表示
画像の明るさのダイナミックレンジに制限のある場合等
を考えると、仮にホワイトバランス標準状態をダイナミ
ックレンジのフルレンジに対応させた場合で、図9
(a)に示すように、ホワイトバランスを標準設定より
(+)側にした場合は、調整レベルがダイナミックレン
ジを外れてしまうため、図9(b)のように映像表示が
変化しなくなる。
【0007】また、図10(a)に示すように、ホワイ
トバランスのダイナミックレンジをホワイバランス
(+)側最大時に対応させた場合を考えると、図10
(b)に示すように、映像出力は歪むことなく出力され
るが、ホワイトバランス標準時の映像出力が最大時より
も低い値となってしまう。つまり、従来の例では、ホワ
イトバランスは表示素子や信号処理回路でダイナミック
レンジが限られている場合、映像出力の歪みをなくそう
とすると標準状態時の映像出力を低下させなけらばなら
なくなり、結果として明るさが低下してしまうという問
題が発生する。
【0008】従来のホワイトバランス調整回路について
記載した公知文献としては、例えば特開昭61−150
488号公報がある、この公報のものは、撮像用光源の
色温度の違いによって生じる再生画像の色再現性及び輝
度再現性の誤差を補正する色信号処理系のホワイトバラ
ンス調整及び輝度信号処理系のレベルバランス調整を自
動的に行うために、撮像用光源の色温度を色温度検出手
段にて常時検出し、色信号処理系の各原色信号成分の信
号レベル比を制御する第1のレベル制御手段と、輝度信
号処理系の輝度信号形成用の各撮像色信号の信号レベル
比を制御する第2のレベル制御手段とを前記色温度検出
手段による検出出力に基づいて自動的に動作させ、カラ
ーイメージセンサにて得られる2以上の原色信号成分を
混合した状態の複数の撮像色信号出力より、各原色信号
と輝度信号とを形成するものである。
【0009】また、特開平2−72784号公報のもの
は、ホワイトバランス調整回路の定数の初期設定または
再設定のための特殊なモードテストモードを持ち、標準
照明光下での正しい定数設定作業を行うために、何らか
の人為的な操作によりテストモードを設定すると、予め
記憶されている標準照明光用ホワイトバランス調整デー
タが読み出され、ホワイトバランス調整回路のゲインが
このデータに従って調整され、この状態でホワイトバラ
ンス調整回路のゲインを決定する定数を手動で調整する
ことにより、ホワイトバランスの初期設定または再設定
を行うことができるものである。
【0010】さらに、特開平5−76037号公報のも
のは、映像信号から色温度を確実に推定することで正し
いホワイトバランスの調整を行うために、1フィールド
或いは1フレーム或いは複数フレームに及ぶ映像信号の
有効画像領域の中から、輝度の高い高輝度画素とその近
傍に存在する近傍画素の対である画素対を複数検出する
検出手段と、検出された複数の画素対においてそれぞれ
の高輝度画素における映像信号と対になる近傍が画素に
おける映像信号との間で演算を行うことにより、各画素
対における支配的な光源の色温度候補群を算出する算出
手段とを具備し、前記算出された色温度候補群の総和を
正規化することにより光源の平均色温度を求め、前記平
均色温度を元にホワイトバランスを調整するものであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ホワイトバランス調整回路においては、ホワイトバラン
ス調整として、赤色映像信号を変化させる調整と青色映
像信号を変化させる調整との二つが独立して行えるよう
になっており、そのため、調整された映像の色度が本来
変化をするべき黒体放射特性に沿った変化をせず、図8
に示すように、ある範囲内を自由に動いてしまう。これ
により、ユーザがホワイトバランスを調整しようとした
時、通常は表示された映像を見ながら調整をすることを
考えると(映像表示はそのソフトによってホワイトバラ
ンスを調整し易い表示であるとは限らない)、本来ある
べき色度に調整することは非常に難しい調整となってし
まう。また、調整に慣れないユーザが行う場合などは、
調整により正常なホワイトバランスとならないことも考
えられる。また、従来の例では、このホワイトバランス
は表示素子や信号処理回路でダイナミックレンジが限ら
れている場合、映像出力の歪みをなくそうとすると、標
準状態の映像出力を低下させなくてはならなくなり、結
果として明るさが低下してしまう問題が発生する。ま
た、前述した公報のものは、いずれもビデオカメラのホ
ワイトバランス自動調整に関するものであり、いずれも
入射した光の色温度を検出し、これに対応する様にゲイ
ンを制御するものである。従って、信号レベルを最大に
する等の対策はなされていない。
【0012】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、映像表示装置において、そのホワイトバラン
ス(白色色度)調整機能として、映像信号処理の増幅器
のゲインを任意に設定された特性通りに変化させる機能
を有し、その特性をホワイトバランスの標準状態にはゲ
インを最大にし、ホワイトバランス調整時にはそのゲイ
ンを色度変化が黒体放射特性に沿うよう(色温度の変化
となるよう)な変化とするようにしたホワイトバランス
調整回路を提案することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、映像出力特性がホワイトバランスの標準
状態にはゲインを最大にし、その他のホワイトバランス
調整時には色度変化が黒体放射特性に沿うような変化と
なるようにゲイン特性を設定したROMと、該ROMに
接続された映像制御マイコンと、該映像制御マイコンか
らのホワイトバランス調整レベルデータをアナログ信号
に変換するD/A変換器と、映像信号ラインの信号に前
記D/A変換器からの信号をゲインとして加えられる乗
算器とを有し、映像信号の増幅ゲインを任意に制御する
ようにしたことを特徴としたものである。
【0014】
【作用】前記構成を有する本発明のホワイトバランス調
整回路は、マイコンに接続されたROM中に任意の特性
が取り出せるようなデータテーブルを持ち、このデータ
をその映像出力特性がホワイトバランスの標準状態には
ゲインを最大にし、その他のホワイトバランス調整時に
はその色度変化が黒体放射特性にそうよう(色温度の変
化となるよう)な変化となるようそのゲイン特性を設定
し、これによりホワイトバランス標準時にはその明るさ
を低下させることなく、またその調整時の色度変化が純
粋に色温度の変化である色温度調整としてのホワイトバ
ランスを行うことができるようにしたものである。
【0015】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明によるホワイトバランス調整回路
の一実施例を説明するための構成図で、図中、1〜3は
映像信号ライン、4〜6は乗算器、7〜9はD/A変換
器(DAC)、10は映像制御マイコン(μcon)、
11はROM(Read Only Memory)である。本発明が従
来例と異なっている点は、ホワイトバランス調整により
変化する映像色して従来例では赤色と青色二色であった
のに対し、赤色、青色、緑色の三色となっている点と、
任意のゲイン特性を実現するために、映像制御マイコン
10に接続されたROM11中に必要なデータを入力し
ておき、このデータどうりにホワイトバランス調整時に
はゲインが変化するようになっている点である。
【0016】すなわち、従来のものは、入射した光の色
濃度を検出し、これに対応するようにゲインを判断する
ものであるため、信号レベルを最大にすることの対策が
なされていない。これに対し、本発明は、液晶映像装置
等に用いられるもので表示される明るさに上限が有り
(液晶映像装置では一般的にランプ等の光源の光を透過
または反射させることにより明るさを得ているため、そ
の明るさには上限がある)。したがって、映像信号の増
幅ゲインを任意に制御すれば、ホワイトバランス調整を
行えたとしてもその明るさは低いものになってしまう可
能性が高い。本発明ではこの点に鑑み、有限の明るさを
十分に利用することを特徴としている。
【0017】映像信号ライン1〜3は、三原色である
赤、青、緑の映像信号ラインである。該映像信号ライン
の信号は、映像制御マイコン10を通して送られてくる
ホワイトバランス調整レベルデータをDAC7,8によ
りアナログ信号に代え、乗算器4〜6のゲインとして加
えられる。これにより映像信号の増幅を行うようになっ
ている。また、映像制御マイコン10によって送られて
くるデータは、映像制御マイコン10に接続されたRO
M11中に、その映像出力特性がホワイトバランスの標
準状態には、ゲインを最大にし、その他のホワイトバラ
ンス調整時にはその色度変化が黒体放射特性に沿うよう
(色温度の変化となるよう)な変化となるよう、そのゲ
イン特性を設定してある。これによりホワイトバランス
標準時にはその明るさを低下させることなく、また、そ
の調整時の色度変化が純粋に色温度の変化である色温度
調整としてのホワイトバランスを行うことができるよう
にしたものである。
【0018】本発明におけるホワイトバランスは映像表
示装置において、ユーザコントロールとして表示色度を
変化させることを目的としている。このような映像表示
装置では、通常、出荷時には標準的な調整状態に設定し
て出荷される。また、この状態は基本的に装置の最適な
状態となっている。すなわち、この標準状態が最も使わ
れる頻度の高い調整状態であるといえ、ホワイトバラン
ス調整の場合では調整範囲の真中となることが多い。こ
のような状態を本発明では、“標準状態時”と呼んでい
る。本発明では、この最も使用度の高い標準状態の明る
さを低下させないことを特徴としている。
【0019】ただし、ユーザの使用状況によっては、映
像ソースの種類、ユーザの好み等によって、ホワイトバ
ランスをこの標準状態から異なった色度の状態に調整す
る場合があり、この時は可変範囲のなかで調整を行える
ようになっていて、このような状態を本発明では“調整
時”と呼んでいる。
【0020】図2は、本発明におけるゲイン特性例を示
す図である。この特性を見て分かるように、その特性は
ホワイトバランス標準時にはゲインが最大となるように
設定されており、標準設定時に表示装置として最大の明
るさを確保できるようにしている。また、ホワイトバラ
ンス標準時以外は、そのゲインを下げる方向で赤、青、
緑三色の変化を設定しており、この特性により、映像出
力特性がホワイトバランス調整時には、その色度変化が
黒体放射特性に沿うような変化となる特性となってい
る。従って、映像表示出力は、色度図上を図3に示すよ
うな軌跡で変化することとなる。
【0021】次に、ホワイトバランスの調整時の変化が
黒体放射特性に沿うような変化をするために必要なゲイ
ン特性について説明する。映像表示装置において、赤
(Red)、青(Blue)、緑(Green)、三色の出力光
量を変化させた場合、その合成色度がどのように変化す
るかを示す関係式は下記のようになる。初期設定単色色
度を
【0022】
【表1】
【0023】とし、R,G,Bの光量をp,q,rとす
ると(標準状態時の光量をp=q=r=1とし光量はそ
の比として表す)、以下の数1のようになる。
【0024】
【数1】
【0025】前述のように、R,G,Bの光量比を変化
させたときの白色色度X,Yが与えられる。これによ
り、目標とする色度の軌跡を設定してやれば、この軌跡
上を変化し、明るさが最大となるR,G,Bの出力を導
き出すことは可能となる。ここでは仮にホワイトバラン
スの標準調整時の白色色度及び各単色色度が下記の場合
を仮定すると表2のようになる。
【0026】
【表2】
【0027】この標準白色色度の周辺では、黒体放射特
性はほぼ直線に近い特性をしているため、ここではその
白色色度の変化の軌跡を直線で近似して、 Y=X+0.035 とおくこととする。この条件で、白色色度がホワイトバ
ランス調整でこの軌跡上を変化し、明るさが最大となる
R,G,Bのゲインの変化の条件は、R,G,Bの光量
をp,q,rとすると(標準状態時の光量をp=q=r
=1とし0≦p,q,r≦1)、以下の表3のようにな
る。
【0028】
【表3】
【0029】この特性を図にしたものが図2である。こ
の例は、色度の軌跡を直線で近似しているが、当然軌跡
が非線形であってもその特性を導き出すことは可能であ
る。
【0030】図4は、本発明によるホワイトバランス調
整回路を備えた液晶映像表示装置(液晶プロジェクショ
ン)の構成図で、図中、12は映像レベル(ピクチャ
ー)制御用のD/A変換器、13は黒レベル(ブライ
ト)制御用のD/A変換器、14〜16はペデスタルク
ランプ回路,17〜19は加算器,20〜22はA/D
変換器、23〜25はガンマ(γ)補正回路、26〜2
8はD/A変換器、29〜31は出力回路、32は液晶
表示モジュールで、その他、図1と同じ作用をする部分
には同一の符号を付してある。
【0031】外部から入力されたR,G,Bの映像信号
がペデスタルクランプ回路14〜16によってクランプ
され、その信号に乗算器4〜6によってユーザコントロ
ールのピクチャー(映像信号レベル制御)とホワイトバ
ランス調整の制御信号を合成したもので信号増幅制御を
行い、次に、加算器17〜19でユーザコントロールの
ブライト(黒レベル制御)の制御を行う。さらに、この
例ではガンマ補正をディジタルで行うため、A/D変換
器20〜22でディジタル変換した後、ガンマ補正回路
23〜25にてガンマ補正を行い、D/A変換器26〜
28でアナログに変換を行う。こうして処理された映像
信号を出力回路24〜31で液晶表示モジュール32に
入力する。全体としてこのようなシステムにて映像表示
を行っている。この中で、本発明は、乗算器4〜6とD
/A変換器7〜9と映像制御マイコン10とROM11
を含む回路がホワイトバランス回路となり、前述に示し
たような動作を行っている。
【0032】図5は、図4における映像制御マイコンの
制御動作を示すフローチャートである。以下、各ステッ
プ(S)に従って順に説明する。まず、ユーザの調整に
よりホワイトバランスレベルを入力する(S1)。次
に、ホワイトバランスの各レベル毎の出力データをRO
M11内のデータテーブルより読み出し(S2)、D/
A変換器7〜9にデータを出力して映像ゲインを変化さ
せる(S3)。この処理を繰り返す。すなわち、映像制
御マイコン10としては、ユーザによりセットされた外
部のスイッチ等で設定されたホワイトバランスレベルを
読み込み、これに対応するデータをROM11から読み
込んで、D/A変換器7〜9に出力しているものであ
る。
【0033】このように、本発明は、映像表示装置にお
ける映像信号処理回路中に映像信号増幅器のゲインを任
意に設定された特性通りに変化させられる機能を持ち、
ホワイトバランス調整を行うことにより、設定された特
性通りにゲインを変化させるホワイトバランス調整回路
において、その特性をホワイトバランスの標準状態に
は、ゲインを最大にし、その他のホワイトバランス調整
時には、その色度変化が黒体放射特性に沿うよう(色温
度の変化となるよう)な変化となるようそのゲイン特性
を設定したものである。これにより、ホワイトバランス
標準時にはその明るさを低下させることなく、またその
調整時の色度変化が純粋に色温度の変化である色温度調
整としてのホワイトバランスを行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、ホワイトバランス調整機能として、映像信号
処理の増幅器のゲインを任意に設定された特性通りに変
化させる機能を有し、その特性をホワイトバランスの標
準状態時にはゲインを最大にし、ホワイトバランス調整
時にそのゲインを色度変化が黒体放射特性に沿うような
変化とすることにより、ユーザがホワイトバランスを調
整する場合に、一つの調整ボリュームを変化させるだけ
で本来変化すべき黒体放射特性に沿った白色色度変化軌
跡上を変化し、また、ホワイトバランス標準状態で最大
明るさを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホワイトバランス調整回路の一実
施例を説明するための構成図である。
【図2】本発明におけるゲイン特性例を示す図である。
【図3】本発明による映像表示出力を色度図上に示した
図である。
【図4】本発明におけるホワイトバランス調整回路を備
えた液晶映像表示装置の構成図である。
【図5】図4における制御マイコンの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】従来のホワイトバランス調整回路を示す図であ
る。
【図7】従来のホワイトバランスを示す図である。
【図8】従来の映像表示出力を色度図上に示した図であ
る。
【図9】従来の他のホワイトバランスを示す図である。
【図10】従来の更に他のホワイトバランスを示す図で
ある。
【符号の説明】
1〜3…映像信号ライン、4〜6…乗算器、7〜9…D
/A変換器(DAC)、10…映像制御マイコン(μc
on)、11…ROM(Read Only Memory)、12…映
像レベル(ピクチャー)制御用のD/A変換器、13…
黒レベル(ブライト)制御用のD/A変換器、14〜1
6…ペデスタルクランプ回路,17〜19…加算器,2
0〜22…A/D変換器、23〜25…ガンマ補正回
路、26〜28…D/A変換器、29〜31…出力回
路、32…液晶表示モジュール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像出力特性がホワイトバランスの標準
    状態にはゲインを最大にし、その他のホワイトバランス
    調整時には色度変化が黒体放射特性に沿うような変化と
    なるようにゲイン特性を設定したROMと、該ROMに
    接続された映像制御マイコンと、該映像制御マイコンか
    らのホワイトバランス調整レベルデータをアナログ信号
    に変換するD/A変換器と、映像信号ラインの信号に前
    記D/A変換器からの信号をゲインとして加えられる乗
    算器とを有し、映像信号の増幅ゲインを任意に制御する
    ようにしたことを特徴とするホワイトバランス調整回
    路。
JP25372394A 1994-10-19 1994-10-19 ホワイトバランス調整回路 Pending JPH08126022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25372394A JPH08126022A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 ホワイトバランス調整回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25372394A JPH08126022A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 ホワイトバランス調整回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08126022A true JPH08126022A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17255252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25372394A Pending JPH08126022A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 ホワイトバランス調整回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08126022A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003080203A1 (fr) * 2002-03-22 2003-10-02 Konami Corporation Dispositif de jeu, programme, support d'enregistrement d'informations, procede de distribution de programme, et dispositif de distribution de programme
KR100438298B1 (ko) * 2001-12-28 2004-07-02 엘지전자 주식회사 최대 게인값 자동 설정 장치 및 방법
US7453500B2 (en) 2001-08-09 2008-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus, white balance adjusting method, and operation processing program therefor
CN102148933A (zh) * 2010-02-04 2011-08-10 佳能株式会社 图像处理设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7453500B2 (en) 2001-08-09 2008-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus, white balance adjusting method, and operation processing program therefor
KR100438298B1 (ko) * 2001-12-28 2004-07-02 엘지전자 주식회사 최대 게인값 자동 설정 장치 및 방법
WO2003080203A1 (fr) * 2002-03-22 2003-10-02 Konami Corporation Dispositif de jeu, programme, support d'enregistrement d'informations, procede de distribution de programme, et dispositif de distribution de programme
CN102148933A (zh) * 2010-02-04 2011-08-10 佳能株式会社 图像处理设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4271978B2 (ja) 映像表示装置
US6822695B2 (en) Surrounding light judging method and video compensation control apparatus using the same
US7102669B2 (en) Digital color image pre-processing
US20050057486A1 (en) Image display apparatus, display unit driver and image display method for the same
KR101346520B1 (ko) 화상 보정 회로, 화상 보정 방법 및 화상 표시 장치
JP3208814B2 (ja) 映像信号補正装置
EP0467602B1 (en) Contrast corrector for video signal
US5283635A (en) White balance adjusting device with plural thresholds for range control
KR940011702B1 (ko) 촬상장치와 그 방법
KR100228607B1 (ko) 칼러 화상 표시 장치 및 칼러 카메라
JPH1013849A (ja) Pdpのガンマ補正方式
JP4153715B2 (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JPH08126022A (ja) ホワイトバランス調整回路
JP2004080402A (ja) ダイナミックホワイトバランス調整回路及びマルチ画面表示装置
JP2000354250A (ja) 撮像装置
JP2938264B2 (ja) 液晶映像表示装置
US6580464B1 (en) Color difference signal correction apparatus
JP4258237B2 (ja) 画像信号処理装置
KR100531858B1 (ko) 표시 장치의 자동 화이트 밸런스 장치
JP4145704B2 (ja) ホワイトバランス回路
JP3475600B2 (ja) ホワイトバランス調整方法及びホワイトバランス調整装置
KR19980014689A (ko) 히스토그램을 이용한 감마보정장치
JP2010193112A (ja) 画像処理装置およびディジタルスチルカメラ
JP2004357238A (ja) 撮像装置及びその画像処理方法
JPH10304394A (ja) カラー受像管のビーム電流監視回路