JP2000075838A - カラー液晶表示装置 - Google Patents

カラー液晶表示装置

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JP2000075838A
JP2000075838A JP10242173A JP24217398A JP2000075838A JP 2000075838 A JP2000075838 A JP 2000075838A JP 10242173 A JP10242173 A JP 10242173A JP 24217398 A JP24217398 A JP 24217398A JP 2000075838 A JP2000075838 A JP 2000075838A
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JP
Japan
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color
liquid crystal
crystal display
signal
level
Prior art date
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Withdrawn
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JP10242173A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kotaki
弘昭 小滝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力映像の信号レベルが下がったときの表示
色が青味がかるという現象を簡易に補正する。 【解決手段】 輝度(R+G+B)信号レベルが低くな
るにつれて利得制御回路21を制御してB信号の利得を
減衰させる。ただし減衰の度合いは無彩色の場合を最大
とし、色光の彩度が高くなるにつれて減衰の度合いを無
彩色の場合から減少させる、という制御を行う。これに
より入力映像の信号レベルが下がったときの液晶パネル
24の表示色が青味がかる現象を補正することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にカラー画像
の色再現性の改良したカラー液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアにおける主役は膨大な情
報量を持つ画像データ群であり、人間とのインターフェ
ースとなる表示装置は重要な役割を担っている。例え
ば、家庭用のカメラ一体型VTRでは、カラー画像の表
示機能が充実してきており、従来の単なるビューファイ
ンダを超える高画質の表示装置が、本体内に統合されて
いるものが主流となっている。また、オフィスではパー
ソナルコンピュータが行き渡り、各種の多彩な画像情報
が表示され、活用されている。これらのカラー表示装置
の中でも、カラー液晶表示装置は薄型や低消費電力など
の特徴により広く使用されるようになってきた。
【0003】これらのカラー液晶表示装置に用いられて
いる液晶材料としては、ツイステッド・ネマティック
(TN)液晶を採用しているものが多くある。また、動
作モードとしては、コントラスト比を高くとるために、
液晶への駆動電圧が0のときに光が透過するように設定
する、いわゆるノーマリホワイト・モードを採用してい
るシステムが多くある。これらの原理については、たと
えば文献(M.Schadt,W.Helfrich: “Voltage-dependent
optical activity of a twisted nematic liquidcrysta
l”,Appl. Phys. Lett., 18, 4, pp.127-128, Apr.197
1)に述べられている。
【0004】ところで、TN液晶は旋光分散特性がある
ので、液晶駆動電圧と透過率の関係に光の波長依存性が
あり、3原色の赤(R)、緑(G)、青(B)ごとにそ
の特性が僅かにずれている。その概略特性例を図4に示
す。このとき駆動電圧が高くなると、すなわち透過率が
下がる方向になると、相対的にBの透過率がG及びRの
透過率よりも増加してくる。
【0005】従って、今仮に透過率最大時に表示する白
が所望の色温度となるように、カラー液晶表示装置全体
の色設計を行うと、次のような不具合が発生する。すな
わち、入力映像信号レベルが下がってくると、例えば表
示色が白から灰色になってくると、図4の特性より実際
に表示される色はB側に変移してくることになる。この
様子を図5の色度図に示す。同図で白点が入力映像信号
レベルが最大(液晶駆動電圧としては最小)の白表示の
ときであり、それに対して黒点が入力映像信号レベルが
最小(液晶駆動電圧としては最大)の黒表示のときであ
る。
【0006】この特性であることから一般の画像表示時
においても、全体に青みがかった画像となりがちであ
り、特に低彩度の画像部分で目立っていた。そして印
刷、ディスプレイの表示色が機器の違いによらず同じと
なるよう制御する、いわゆるカラー・マネージメント・
システムのように厳密な色再現性までは必ずしも要求さ
れない民生用途や一般事務用途では、上記の現象を簡易
な方法で改善することが望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカラー
液晶表示装置においては、入力映像の信号レベルが下が
ったときに全体的に青みがかった画像となりがちであ
り、特に低彩度の画像部分で目立ち改善が望まれてい
た。
【0008】そこでこの発明は、入力映像の信号レベル
が下がったときの表示色が青味がかるという現象を補正
することのできる、カラー液晶表示装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によるカラー液晶表示装置では、カラー画
像情報を生成する画像情報生成部から映像信号として出
力された該映像信号をカラー液晶表示器に表示するカラ
ー液晶表示装置において、前記カラー液晶表示器の表示
色が青みがかったことが目立ちやすい画像中の低彩度部
分を抽出し、この抽出された部分の輝度信号レベルに応
じて前記映像信号の色信号レベルを制御し、前記カラー
液晶表示器からの出力光の分光特性が映像信号レベルの
違いにより変化する現象を補正してなることを特徴とす
る。
【0010】このような手段によると、たとえば表示色
が青味がかったことが目立ちやすい画像中の低彩度部分
をまず抽出し、次にその部分の輝度信号レベルに応じて
入力映像信号の色信号レベルを制御するという、簡易な
方法で表示色が青味がかるという現象が改善され、適切
な液晶表示器におけるカラー画像を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明のカラー液晶表示装置の一実施の形態について説
明するためのブロック図である。
【0012】図1において、11はカラー画像情報生成
部で、これは例えばコンピュータ・グラフィックスなど
の映像信号発生器や撮像装置である。このカラー画像情
報生成部11からは、R,G,Bの3原色信号を出力す
る。これらの信号の一部は、加算器14にて加算して、
後述する利得制御用の輝度(R+G+B)信号となる。
この輝度(R+G+B)信号は、レベル変換器19を経
由して乗算器20に入力する。
【0013】カラー画像情報生成部11からのR、G、
B信号の他の一部は減算器12,13に入力し、それぞ
れ色差信号(R−G)及び(B−G)となる。そしてそ
れぞれが絶対値回路15,16に導かれ、|R−G|及
び|B−G|となる。この両絶対値信号|R−G|,|
B−G|は、加算器17にて加算する。加算器17の出
力|R−G|+|B−G|は画像の彩度と関連があり、
無彩色画像では0となり、また画像の彩度が高くなるに
つれてその値は大きくなる。|R−G|+|B−G|信
号は、レベル変換器18を経由して乗算器20に入力
し、レベル変換器19の出力との乗算を行う。そして乗
算器20の出力信号をもって、カラー画像情報生成部1
1からのB信号のレベルを利得制御回路21により制御
する。なお、液晶パネル24の駆動のためには水平及び
垂直走査制御回路などが必要であるが、同図では省略し
てある。
【0014】このように利得制御動作がなされたR、
G、B信号は、信号データ制御回路22に入力して総合
ガンマ特性の調整を行うとともに、液晶パネル24の駆
動用電圧に変換する。そして信号データ駆動回路23を
経て液晶パネル24に入力されて出力画像が表示され
る、という構成になっている。
【0015】ここで、乗算器20の出力信号は利得制御
回路21を制御しているが、以下にこの発明の特徴であ
るそれらの制御方法について説明する。図5からわかる
ように白色点は映像信号レベルが小さくなるとB側に変
移していく。これは他の色光の場合でも同じであり、理
想的にはすべての色光に対して改善がなされるようなカ
ラーマネージメント・システムを構築することが望まし
い。
【0016】しかしながら、ハードウェア的にもソフト
ウェア的にもシステム規模が増大するため、厳密な色再
現性は必ずしも要求されない民生用途や一般事務用途で
はより簡易な方法で改善する必要がある。この発明はこ
のためのものであり、具体的には輝度(R+G+B)信
号レベルが低くなるにつれてB信号の利得を減衰させ
る。ただし、減衰の度合いは無彩色の場合を最大とし、
色光の彩度が高くなるにつれて減衰の度合いを減少させ
る、という制御を行なうのである。
【0017】図1の加算器14の出力信号である輝度
(R+G+B)信号は当然のことながら映像信号レベル
が大きくなるとその値は大きくなる。従って、レベル変
換器19の出力では例えば図2のような特性が得られる
ようにレベルを変換する。すなわち輝度(R+G+B)
信号レベルが小さくなるにつれて利得制御回路21での
減衰量を増大させる。ただしその際、レベル変換器18
の出力信号を乗算器20で乗算している。レベル変換器
18の出力では、例えば図3のような特性が得られるよ
うにレベルを変換する。|R−G|+|B−G|のレベ
ルが大きくなるにつれて、すなわち彩度が高くなるにつ
れて利得減衰量を減少させる、換言すれば無彩色から離
れるにつれて利得の制御を制限し、所定値Thを超える
とレベル変換器18の出力は0となり、それ以上の利得
制御は行なわない、という処理となる。
【0018】上記の処理では低彩度の画像部分のみに限
って、その輝度信号レベルに応じてB信号のレベルを下
げて出力光のB側への変移を改善している。
【0019】この実施の形態では、表示色が青味がかっ
たことが目立ちやすい画像中の低彩度部分をまず抽出
し、その部分の輝度信号レベルに応じて入力映像信号の
色信号レベルを制御するので、表示色が青味がかるとい
う現象を改善でき、適切な液晶表示器におけるカラー画
像を得ることができる。
【0020】この発明は、上記した実施の形態に限定さ
れるものではない。たとえば、利得制御の方法としてB
信号の利得を下げる方向で説明してきたが、B信号の利
得はそのままで、R、G信号のレベルを増加させる制御
方法でもよい。その際利得制御前のB信号のレベルを監
視しておき、その値が所定値より大きいときはR、G信
号の利得はそのままでB信号の利得を下げ、逆に所定値
より小さいときはB信号の利得はそのままでR、G信号
の利得を上げる、という制御方法でもよい。
【0021】また、利得制御の特性例として図2に示す
ような1次曲線として説明したが、これに限るものでは
なく、例えば図5の変移の逆特性となる利得制御特性で
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のカラー
液晶表示装置によれば、入力映像の信号レベルが下がっ
たときの液晶表示器の表示色が青味がかる現象を補正す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について説明するため
のブロック図。
【図2】この発明の一実施の形態における信号の利得減
衰の作用を説明するための説明図。
【図3】この発明の一実施の形態における信号の利得減
衰量の制御のようすを説明するための説明図。
【図4】TN液晶における駆動電圧−透過率特性が色光
の波長により異なることを説明するための説明図。
【図5】従来の液晶を用いたカラー表示装置において、
入力映像信号レベルが小さくなるにつれて無彩色画像が
青側に変移して再生されることを説明するための説明
図。
【符号の説明】
11…カラー画像情報生成部、12,13…減算器、1
4,17…加算器、15,16…絶対値回路、18,1
9…レベル変換器、20…乗算器、21…利得制御回
路、22…信号データ制御回路、23…信号データ駆動
回路、24…液晶パネル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像情報を生成する画像情報生成
    部からの出力信号をカラー液晶表示器に表示するカラー
    液晶表示装置において、 前記画像情報生成部の出力信号から輝度信号成分を合成
    する合成手段と、 前記画像情報生成部の出力信号から所望の複数の色信号
    を得た後に、それらの色信号のレベルを制御する制御手
    段と、 前記画像情報生成部の出力信号から画像中の特定領域を
    抽出する抽出手段とを具備し、 前記抽出手段により抽出された画像中の特定領域につい
    ては、前記輝度信号のレベルに応じて、前記制御手段を
    制御して色信号のレベルを制御することにより、前記カ
    ラー液晶表示器からの出力光の分光特性が入力信号レベ
    ルの違いにより変化する現象を補正することを特徴とす
    るカラー液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記特定領域は、画像中の低彩度部分で
    あることを特徴とする請求項1に記載のカラー液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】 カラー画像情報を生成する画像情報生成
    部から映像信号として出力された該映像信号をカラー液
    晶表示器に表示するカラー液晶表示装置において、 前記カラー液晶表示器の表示色が青みがかったことが目
    立ちやすい画像中の低彩度部分を抽出し、この抽出され
    た部分の輝度信号レベルに応じて前記映像信号の色信号
    レベルを制御し、前記カラー液晶表示器からの出力光の
    分光特性が映像信号レベルの違いにより変化する現象を
    補正してなることを特徴とするカラー液晶表示装置。
JP10242173A 1998-08-27 1998-08-27 カラー液晶表示装置 Withdrawn JP2000075838A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20051101