JPH0740123B2 - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取装置

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JPH0740123B2
JPH0740123B2 JP62008569A JP856987A JPH0740123B2 JP H0740123 B2 JPH0740123 B2 JP H0740123B2 JP 62008569 A JP62008569 A JP 62008569A JP 856987 A JP856987 A JP 856987A JP H0740123 B2 JPH0740123 B2 JP H0740123B2
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雄一 細井
哲 荒川
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、循環搬送される蓄積性蛍光体シートに放射線
画像情報を蓄積記録し、次いでこれに励起光を照射し、
蓄積記録された画像情報に応じて輝尽発光する光を検出
して画像情報を読取り電気信号に変換する放射線画像情
報記録読取装置に関し、特に詳細には多層膜フィルター
を用いて上記励起光の利用効率向上を図った放射線画像
情報記録読取装置に関するものである。
(従来の技術) ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍
光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような
性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)と呼
ばれる。
この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに記録し、この蓄
積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で2次元的に走
査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光
検出器により光電的に読み取って画像信号を得、この画
像信号に基づき写真感光材料等の記録材料、CRT等の表
示装置に被写体の放射線画像を可視像として出力させる
放射線画像情報記録再生システムが本出願人によりすで
に提案されている。(特開昭55-12429号、同56-11395号
など。) このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録しうるという実用的な利点を有している。すな
わち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対して
蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極め
て広い範囲にわたって比例することが認められており、
従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽
発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電変
換手段により読み取って電気信号に変換し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等の表示装
置に放射線画像を可視像として出力させることによっ
て、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を得
ることができる。
上記放射線画像情報記録再生システムにおいては、蓄積
性蛍光体シートは最終的に画像情報を記録せず、上記の
ような最終的な記録媒体に画像を与えるために一時的に
画像情報を担持するものであるから、この蓄積性蛍光体
シートは繰り返し使用するようにしてもよく、またその
ように繰返し使用すれば極めて経済的である。
また、例えばX線撮影車のような移動ステーションに蓄
積性蛍光体シートを使用する放射線画像情報記録読取装
置を装備し、集団検診のために各所へ出張してX線撮影
をするような場合には、蓄積性蛍光体シートを多数車に
積載して行くのは不便であり、また移動車に積載できる
シートの数には限りがある。従って、蓄積性蛍光体シー
トを繰返し使用可能なようにして移動車に積載し、これ
に被写体毎の放射線画像情報を記録し、それを読み出し
て得た画像信号を磁気テープ等の記憶容量の大きい記録
媒体に写し、蓄積性蛍光体シート等を循環再使用するよ
うにすれば移動車によって多数の被写体の放射線画像を
撮影することができるので実用上極めて有用である。さ
らに、この循環再使用により、連続撮影を行なえば、集
団検診において撮影のスピードを上げることもでき、実
用上の効果は極めて大きい。
上記のように蓄積性蛍光体シートを再使用するには、輝
尽発光光が読み取られた後の蓄積性蛍光体シートに残存
する放射線エネルギーを、例えば特開昭56-11392号、同
56-12599号に示されるようにシートに光や熱を照射する
ことによって放出させて残存放射線画像を消去し、この
蓄積性蛍光体シートを再度放射線画像記録に使用すれば
よい。
そこで本出願人は、放射線画像を蓄積記録しうる蓄積性
蛍光体シートを所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
送手段と、前記循環通路にあって、前記シートに被写体
を通して放射線を照射することにより、このシート上に
被写体の放射線画像情報を蓄積記録する画像記録部と、
前記循環通路にあって、前記画像記録部において放射線
画像情報を蓄積記録されたシートを走査する励起光を発
する励起光源およびこの励起光により走査されたシート
から発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を得る
光電読取手段からなる画像読取部と、前記循環通路にあ
って、前記画像読取部において画像読取りが行なわれた
後のシートに画像記録がなされるのに先行してこのシー
トに残存する放射線エネルギーを放出させる消去部とを
1つの装置に組み込み、上記蓄積性蛍光体シートを上記
各部間を循環させて繰り返し使用するようにした放射線
画像情報記録読取装置を先に提案した(特開昭59-19224
0号)。このような構造の放射線画像情報記録読取装置
によれば、放射線画像情報の記録、読取りを連続的に能
率的に行なうことができる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上述の放射線画像情報記録再生システムにおい
ては従来より、励起光の利用効率が低いという問題が認
められていた。すなわちレーザ光等の励起光は、その多
くが蓄積性蛍光体シート表面において反射してしまい、
蓄積性蛍光体の励起に有効に利用され得ないのである。
また励起光は、その一部がシート中から輝尽発光光を励
起することなくシートを通過して反対側のシート表面か
ら放出されてしまうため、この通過光が無駄になること
によってもその有効利用が損われる。したがって、特に
高感度で読取りを行ないたい場合には、大出力の励起光
源が必要で、またその消費電力も大きくなるという不都
合が生じる。この問題は、上記のように蓄積性蛍光体シ
ートを循環再使用するようにした放射線画像情報記録読
取装置においても、当然認められるものである。
そこで本発明は励起光の利用効率を十分に高め、よって
小出力の励起光源で高感度読取りを可能にする、蓄積性
蛍光体シート循環式の放射線画像情報記録読取装置を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の第1の放射線画像情報記録読取装置は、循環通
路に沿って蓄積性蛍光体シートを搬送する循環搬送手
段、前述したような画像記録部、画像読取部、および消
去部を備えてなる放射線画像情報記録読取装置におい
て、 前記画像読取部内の光電読取手段を、蓄積性蛍光体シー
トを介して励起光源と反対側に配し、 前記蓄積性蛍光体シートとして、蛍光体層の片方の表面
に励起光に対する反射率がその入射角増大に応じて増大
する一方、前記輝尽発光光をその入射角によらず良好に
反射する多層膜フィルターが形成されたシートを用い、 この蓄積性蛍光体シートを前記画像読取部において、上
記多層膜フィルターを励起光照射側に向けて配置するよ
うにしたことを特徴とするものである。
また本発明の第2の放射線画像情報読取装置は、循環通
路に沿って蓄積性蛍光体シートを搬送する循環搬送手
段、前述したような画像記録部、画像読取部、および消
去部を備えてなる放射線画像情報記録読取装置におい
て、 前記画像読取部内の光電読取手段を、蓄積性蛍光体手段
を介して励起光源と反対側に配し、 前記蓄積性蛍光体シートとして、蛍光体層の片方の表面
に励起光に対する反射率がその入射角増大に応じて増大
する一方、前記輝尽発光光をその入射角によらず良好に
反射する第1の多層膜フィルターが形成され、かつ蛍光
体層の他方の表面に励起光を良好に反射し、輝尽発光光
を良好に透過させる第2の多層膜フィルターが形成され
たシートを用い、 この蓄積性蛍光体シートを前記画像読取部において、前
記第1の多層膜フィルターを励起光照射側に、前記第2
の多層膜フィルターを光電読取手段側にそれぞれ向けて
配置するようにしたことを特徴とするものである。
上述の各多層膜フィルターは、光屈折率が異なる2種類
以上の物質を真空蒸着等によって、基板上に光の波長の
1/4程度の厚さで数層から数十層逐次積層してなるもの
である。この場合、各物質の光屈折率および膜厚を適宜
設定することにより、種々の特性を得ることができる。
なお低屈折率物質としては例えばSiO2、MgF2等、一方高
屈折率物質としては例えばTiO2、ZrO2、ZnS等が用いら
れる。また、上記第2の多層膜フィルターとしてはダイ
クロイックフィルター等を挙げることができる。
(作用) 上記の第1の装置において、上述のような多層膜フィル
ターを有する蓄積性蛍光体シートが前記画像読取部内に
該フィルターを励起光照射側に向けて配置されている
と、入射角を十分小さくして(通常はできるだけ0°に
近くして)蓄積性蛍光体シート上に入射せしめられる励
起光は、多層膜フィルターを良好に透過して該シート内
の蓄積性蛍光体層に到達する。そしてこの蓄積性蛍光体
層に到達しそこで乱反射した励起光は、まちまちの角度
で多層膜フィルター側に戻るが、この際比較的大きな入
射角で多層膜フィルターに入射する励起光は該フィルタ
ーにおいて多量が反射し、再度蓄積性蛍光体層側に折り
返されることになる。つまり蓄積性蛍光体層上で反射し
た励起光が、いわば該蛍光体層と多層膜フィルターとの
間に閉じ込められる形となり、励起光が蓄積性蛍光体の
励起のために有効に利用されるようになる。
一方、上記多層膜フィルターを設けたことにより、上記
励起光の照射によって蓄積性蛍光体層から発せられた輝
尽発光光のうち、光検出とは逆方向、すなわち多層膜フ
ィルターが設けられた側に発した発光光が検出されない
ことによる輝尽発光光の損失も防ぐことができる。すな
わち、光検出と逆方向に発した輝尽発光光は、多層膜フ
ィルターによりその入射角度に依らず良好に反射される
ので、この輝尽発光光を光検出器に入射せしめることが
でき、輝尽発光光を従来よりも効率良く検出することが
できる。
また上記の第2の装置においては、前記第1の装置にお
ける多層膜フィルターと同様の特性を有する第1の多層
膜フィルターと、前述のような第2の多層膜フィルター
とを有する蓄積性蛍光体シートが、画像読取部において
第1の多層膜フィルターを励起光照射側に、第2の多層
膜フィルターを光電読取手段側に向けて配されている
と、第1の多層膜フィルターにより上記第1の装置と同
様の効果が達成されるとともに、シートの蛍光体層から
輝尽発光光を励起することなく蛍光体層を通過した励起
光は、第2の多層膜フィルターにおいて多量が反射し、
再度蛍光体層に折り返され、シート内において第2の多
層膜フィルターと蛍光体層の間に閉じこめられる形とな
り、励起光は蓄積性蛍光体の励起のために一層有効に利
用される。また励起光の照射により蛍光体層から発せら
れた輝尽発光光も第2の多層膜フィルターに入射する
が、この輝尽発光光は前述のような特性の第2の多層膜
フィルターを良好に透過するので、光検出手段によって
効率良く検出されうる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
第1図および第2図は本発明の一実施例による装置を示
すものである。第1図に示されるように放射線画像情報
記録読取装置内には、エンドレスベルト2,3,4,5,6,7,8,
9,10,11,12と、案内ローラ13,14,15と、ガイド板16,17,
18,19,20と、ニップローラ21,22,23,24と、前記エンド
レスベルト12を含む後述するシート移動手段からなるシ
ート循環搬送手段により循環通路1が構成されており、
この循環通路1内には複数(本例では一例として5枚)
の蓄積性蛍光体シート30が互いに適宜間隔をおいて配さ
れ、これら蓄積性蛍光体シート30はシート循環搬送手段
により、図中の矢印A方向に循環搬送されるようになっ
ている。
上記エンドレスベルト2,3は互いの間に蓄積性蛍光体シ
ート30を垂直に保持するように構成されており、これら
のエンドレスベルト2,3の側方(図中左方)には撮影台4
1が設けられ、またこの撮影台41を間において上記エン
ドレスベルト2,3に対向する位置には例えばX線源等の
放射線源42が設けられて、これら撮影台41と放射線源42
とにより画像記録部40が構成されている。被検者(被写
体)43の放射線撮影時、撮影に使用されるシート30は図
示のようにエンドレスベルト2,3の間に保持され、被検
者43が撮影台41の前面に位置した状態で放射線源42が作
動される。それにより上記被検者43の透過放射線画像が
シート30上に投影され、被検者43の放射線画像情報が該
シート30に蓄積記録される。
画像記録部40において撮影が終了すると、シート30はエ
ンドレスベルト4,5,6,7により下方に搬送され、シート
の後端(上端)がエンドレスベルト7を離れると、シー
ト30は図中破線で示すようにその下端を中心として自動
により回動し、エンドレスベルト8に載置されて矢印A
方向に搬送される。シート30はさらにエンドレスベルト
9および案内ローラ13により搬送され、前記シート移動
手段の1つであり、図中破線で示す位置にある昇降板25
上に載置される。昇降板25はシート30を載置すると図示
しない駆動手段によりガイド部材26に沿って図中実線で
示す位置まで上昇しシート30を案内ローラ14に当接させ
る。シート30は案内ローラ14の回転により昇降板25上か
ら搬出され画像読取部50内に搬入される。
画像読取部50において、該読取部50の一部を構成するエ
ンドレスベルト10,11の上方にはレーザ光源51が設置さ
れ、またその出力レーザ光52をエンドレスベルト10,11
上のシート30上にその幅方向に走査させるためのミラー
53およびガルバノメータミラー54が設けられている。こ
のガルバノメータミラー54は往復揺動により、レーザ光
52が、放射線画像の蓄積記録されたシート30上に主走査
される。画像読取部50に搬送されたシート30の下方の、
前記レーザ光52による走査位置にほぼ対向する位置には
集光体56とフォトマルチプライヤー(光電子増倍管)57
とからなる光電読取手段58が配されている。
前記レーザ光52の照射された照射30の箇所からは、蓄積
記録された画像情報に応じた光量の輝尽発光光が発散さ
れる。この輝尽発光光は、シート30の下面側から発せら
れたものが前記光電読取手段58により光電的に検出され
る。上記集光体56はアクリル板等の導光性材料を形成し
て作られたものであり、直線状をなす入射端面56Aがシ
ート30上のビーム走査線に沿って延びるように配され、
円環状に形成された出射端面56Bに上記フォトマルチプ
ライヤー57の受光面が結合されている。上記入射端面56
Aから集光体56内に入射した輝尽発光光は、該集光体56
の内部を全反射を繰り返して進み、射出端面56Bから出
射してフォトマルチプライヤー57に受光され、前記放射
線画像情報を担持する輝尽発光光の光量がこのフォトマ
ルチプライヤー57によって検出される。また集光体56の
入射端面56A近傍には集光用反射ミラー55が配されてお
り、該ミラー55の方向に発せられた輝尽発光光を集光体
56に向けて効率良く反射する。上記のようにレーザ光52
の主走査が行なわれるのと同時に、シート30はエンドレ
スベルト10,11により図中矢印A方向(すなわち上記主
走査の方向と略直角な方向)に搬送されて副走査がなさ
れ、シート30の全面に亘って蓄積放射線画像情報が読み
取られる。フォトマルチプライヤー57によって読み取ら
れた画像信号S1は、画像処理回路60に伝えられ必要な画
像処理が施された上、必要な画像再生装置61へ送られ
る。前述のように、この再生装置は、CRT等のディスプ
レイでもよいし、感光フィルムに光走査記録を行なう記
録装置でもよいし、あるいはそのために一旦磁気テープ
等の記憶装置に記録するものでもよい。
画像読取りが終了したシート30は、エンドレスベルト12
上に進入し、シートの先端がエンドレスベルト12の左端
に設けられたストッパ12aに当接するとこのエンドレス
ベルト12はモータ12bによりストッパ12aと一体的に矢印
A方向に回動せしめられる。エンドレスベルト12が略90
°回転することによりシート30はガイド板16とエンドレ
スベルト12とにより挾持される状態となり、シート30は
エンドレスベルト12とローラ15により上方に搬送され、
ニップローラ21、ガイド板17、ニップローラ22を通して
消去部70に送られる。この消去部70は函体71と、この函
体71の内部に多数並べられた蛍光灯等の消去光源72とか
らなるものであり、シート30はシャッタ73が開かれてか
ら、ニップローラ22により函体71内に搬送される。シー
ト30が函体71内に送られると、上記シャッタ73が閉じら
れる。函体71内の消去光源72は、シート30の蓄積性蛍光
体の励起波長領域の光を主に発するものであり、前記画
像読取り後にシート30に残存していた放射線エネルギー
は、シート30にこのような光が照射されることにより該
シート30から放出される。なおこのとき前記シャッタ73
が閉じられているので、消去光が漏れて画像読取部50に
侵入し読取信号にノイズを発生させることがない。
こうして再び放射線画像情報の記録が可能な程度に画像
(残像)消去がなされたシート30は、ニップローラ23を
回転させて消去部70外に排出される。排出されたシート
30はガイド板18を通してニップローラ24まで送られ、次
にこのニップローラ24によりガイド板19に沿って搬送さ
れ、ガイド板19の上方の、図中破線で示す位置にある前
記シート移動手段の1つであるシート把持手段27に把持
せしめられる。このシート把持手段27は図示しない駆動
手段によってガイド部材28に沿って矢印A方向に移動せ
しめられ、図中実線で示す位置においてシート30の把持
を解除する。シート30は前記エンドレスベルト2,3によ
り下方に搬送されて撮影位置に持ち来たされ新たな放射
線撮影に使用される。
次に前記画像読取部50の要部を拡大図示する第2図を参
照して、画像読取りについてさらに詳しく説明する。図
示されるように蓄積性蛍光体シート30は、透明の支持体
32上に蓄積性蛍光体層31が形成され、さらにこの蓄積性
蛍光体層31の、前記支持体32と接する面と反対の表面全
体に多層膜フィルター33が形成されてなるものである。
この多層膜フィルター33は、透明のガラス基板33Bと、
その表面に形成された多層膜33Aとからなっており、蓄
積性蛍光体シート30は、画像読取部50において上記多層
膜フィルター33が前記レーザ光52照射側となる向きで装
置内に配される。従って画像読取部50において、レーザ
光52は多層膜フィルター33を通して蓄積性蛍光体層31に
入射する。
上記多層膜フィルター33は、一例として該フィルターへ
の入射角が0°である際に第3図に示すような分光透過
率特性を有するバンドパスフィルターであり、またこの
多層膜フィルター33は光をほとんど吸収しないものであ
るので、第3図に示される透過率を1(100%)から引
いた値が反射率となる。本実施例においてレーザ光52は
多層膜フィルター33に略垂直な方向、すなわち入射角が
略0°となるように入射せしめられる。また本実施例に
おいては励起光であるレーザ光52として、He-Neレーザ
から射出された波長633nmのビームが用いられている。
第3図に示すように、このレーザ光に対する多層膜フィ
ルター33の光透過率は、入射角が0°の際、すなわち蓄
積性蛍光体層31の励起のために入射する際には90%程度
となっている。また波長630〜650nm以外の入射角が0°
の光に対する多層膜フィルター30の光透過率はほぼ0%
となっている。
一方本実施例の装置において蓄積性蛍光体層31は、上記
レーザ光52の励起により、360〜420nm(主に390nm)の
波長の輝尽発光光59を発するものである。第4図に、多
層膜フィルター30による上記390nmと633nmの光の透過率
の入射角依存性を示す。
励起光としてのレーザ光52は前述のように、0°に近い
入射角で蓄積性蛍光体層31上に入射せしめられる。した
がってこのレーザ光52は、透過率90%程度で多層膜フィ
ルター33を良好に透過し、蓄積性蛍光体層31上に到達
し、前述のように蓄積性蛍光体層31を励起する。このレ
ーザ光52は蓄積性蛍光体層31上である程度反射し、多層
膜フィルター33側に戻る。この反射は乱反射であり、反
射光52aは多層膜フィルター33に対して種々の入射角で
入射することになる。このような反射光52aのうち大き
な入射角で多層膜フィルター33に入射する光は、前述の
ような特性を備えた該フィルター33によって高い反射率
で反射され、再度蓄積性蛍光体層31側に戻って蓄積性蛍
光体層を励起する。すなわちこの装置においては、励起
光であるレーザ光52が多層膜フィルター33と蓄積性蛍光
体層31との間に閉じ込められる形となり、蓄積性蛍光体
層31の励起のために有効に利用されるようになる。
また輝尽発光光59もまちまちの角度で多層膜フィルター
33に入射するが、該多層膜フィルター33は、第4図に示
すように、輝尽発光光59についてはその入射角に依らず
に常に100%近くを反射する。従って輝尽発光光59のう
ち多層膜フィルター33側に発散した光は第2図に示すよ
うにその多くが多層膜フィルター33に反射され、蓄積性
蛍光体シート30の下側に配された前記集光体56にその入
射端面56Aから入射せしめられる。このように蓄積性蛍
光体シートとして上記多層膜フィルターを有するものを
用いたことにより、本実施例の装置によれば励起光であ
るレーザ光を有効に利用して輝尽発光光の光量を増大さ
せるとともに、この輝尽発光光の検出を効率良く行な
い、装置の感度を従来より顕著に高めることができる。
なお、上記実施例における多層膜フィルターは入射する
輝尽発光光を100%近く反射し、また励起光は入射角が
0°である場合に90%程度透過する等極めて好ましい特
性を有するものであるが、一般的には励起光の光透過率
が入射角度0〜5°の場合に70%以上であり、励起光の
反射率が入射角度30°以上の場合に60%以上であり、か
つ輝尽発光光の反射率が60%以上であれば好ましい感度
上昇効果を達成することができる。また、多層膜を支持
する基板としては前記ガラス基板の他にポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアミドながからなる透明なプラスチックシートを用い
てもよい。また蓄積性蛍光体層31上の支持体32は必ずし
も設けられている必要はなく、蓄積性蛍光体シート30は
蛍光体層と多層膜フィルターのみからなるものであって
もよい。
ところで前記レーザ光52は前述のようにその一部が蛍光
体層を励起することなく蛍光体層表面において反射して
しまうとともに、別の一部は蛍光体層を励起することな
しに蛍光体層を通過してしまうため、この通過光によっ
ても励起光の利用効率が低下する。次に蛍光体層表面で
反射した励起光とともに蛍光体層を通過した励起光も有
効利用することのできる本発明の実施例装置について第
5図以下の図面を参照して説明する。なお、第5図に示
す部分は前述した実施例における第2図に相当する画像
読取部の要部を示すものであり、装置の全体構成につい
ては第1図に示すものと共通するのでその説明は省略す
る。
本実施例における蓄積性蛍光体シート30′は蓄積性蛍光
体層31の一方の表面に前述した実施例における多層膜フ
ィルターと同様の構造および特性を有する多層膜フィル
ター(以下、第1の多層膜フィルターと称する)33が、
他方の表面に第2の多層膜フィルター34がそれぞれ形成
されており、第1の多層膜フィルター33を励起光52照射
側に、第2の多層膜フィルター34を集光体56側にそれぞ
れ向けて配されている。第2の多層膜フィルター34は第
6図に示すような分光透過率特性を示すダイクロイック
フィルターであり、第5図に示されるようにガラス基板
34Bとその表面に形成された多層膜34Aとからなり、多層
膜34Aと蓄積性蛍光体層31が直接接するように配されて
いる。この第2の多層膜フィルター34は前述した第1の
多層膜フィルターと同様の材料を用いて同様の方法にと
り製造することができる。
上記第2の多層膜フィルター34は光をほとんど吸収せ
ず、従って第6図に示される透過率を1(100%)から
引いた値が反射率となる。本実施例においては、レーザ
光52の波長は前述のように633nmであるので、このレー
ザ光52に対する第2の多層膜フィルター34の反射率は90
%となる。またレーザ光52の励起により発せられる輝尽
発光光59の波長である360〜420nm(主に390nm)の光に
対する第2の多層膜フィルター34の光透過率は80%程度
となっている。
励起光として蓄積性蛍光体シート30′に入射したレーザ
光52のうち蓄積性蛍光体層31を励起することなく蛍光体
層31の下放に放出された透過光52bは前述のような特性
を備えた第2の多層膜フィルター34によって高い反射率
で反射され、再度蓄積性蛍光体層31側に戻って蓄積性蛍
光体層31を励起する。すなわちこの装置においては、励
起光であるレーザ光52が第2の多層膜フィルター34と蓄
積性蛍光体層31との間にも閉じ込められる形となり、蓄
積性蛍光体層31の励起のために有効に利用されるように
なる。
また、輝尽発光光59も第2の多層膜フィルター34に入射
するが、該多層膜フィルター34は第6図に示すように、
輝尽発光光を良好に透過させるから、該輝尽発光光は集
光体56により効率的に集光される。
このように第1の多層膜フィルターとともに第2の多層
膜フィルターを有する蓄積性蛍光体シートを用いること
により、第1の多層膜フィルターにより前述した実施例
と同様の効果を達成することができるとともに、第2の
多層膜フィルターによりレーザ光を一層有効に利用して
輝尽発光光の光量を増大させ、装置の感度を顕著に高め
ることができる。
また、第2の多層膜フィルター34を設けたことにより、
該フィルターを励起光を透過せず輝尽発光光のみが透過
して検出されるから、集光体により輝尽発光光を集光す
る際に、輝尽発光光のみを選択的にフォトマルチプライ
ヤーに伝えて励起光をカットする、カットフィルター
等、特別な手段をフォトマルチプライヤーの手前に設け
る必要がない。
なお、本実施例における第2の多層膜フィルターは入射
する輝尽発光光を80%程度透過し、また励起光は90%程
度反射する極めて好ましい特性を有するものであるが、
一般的には励起光の反射率が60%以上であり、かつ輝尽
発光光の透過率が60%以上であれば好ましい感度上昇の
効果を達成することができる。また、多層膜34Aを支持
する基板34Bとしては前記ガラス基板の他にポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアミドなどからなる透明なプラスチックシート
を用いてもよい。
以下に上記多層膜フィルター33を備えた蓄積性蛍光体シ
ート、および上記第1の多層膜フィルター33と第2の多
層膜フィルター34とを備えた蓄積性蛍光体シートを用い
た場合の効果について具体的数値をあげて説明する。
[具体例1] 輝尽性の二価ユーロピウム賦活弗化臭化バリウム蛍光体
BaFBr:0.001Eu2+)と線状ポリエステル樹脂との混合物
にメチルエチルケトンを添加し、さらに硝化度11.5%の
ニトロセルロースを添加して蛍光体を分散状態で含有す
る分散液を調製した。この分散液に燐酸トリクレジル、
n−ブタノールそしてメチルエチルケトンを添加したの
ち、プロペラミキサーを用いて充分に攪拌混合して、蛍
光体が均一に分散し、かつ結合剤と蛍光体との混合比が
1:10、粘度が25〜35PS(25℃)の塗布液を調製した。
透明ガラス板(支持体、厚さ:1mm)を水平に置き、塗布
液をドクターブレードを用いて均一に塗布した。そして
塗布液に塗膜が形成された支持体を乾燥器内に入れ、こ
の乾燥器の内部の温度を25℃から100℃に徐々に上昇さ
せて、塗膜の乾燥を行なった。このようにして、支持体
上に層厚が250μmの蛍光体層を形成した。
一方、約350℃に加熱した透明なガラス板(ガラス基
板、厚み:約1mm)を真空容器内に入れ、TiO2およびSiO
2を用いて各層の膜厚を制御しながら交互に繰り返し真
空蒸着することにより、ガラス板上に、第3図および第
4図に示した透過および反射特性を有する多層膜フィル
ター(バンドパスフィルター)を約2μmの総膜厚(約
20層積層)で形成した。この多層膜フィルターの設けら
れたガラス板をフィルタ側側に接着剤(厚さ:約2μ
m)をつけて、上記蛍光体層上に接着した。
このようにして支持体、蛍光体層、および多層膜フィル
ターからなる蓄積性蛍光体シートを形成し、第1図に示
した装置に組み入れた。
[具体例2] 具体例1における支持体の代りに、第6図に示す透過お
よび反射特性を有するダイクロイックフィルター(透明
ガラス基板上に多層膜が設けられたもの、商品名:DF-
C、保谷硝子(株)製)を用いる以外は具体例1と同様
の操作を行なうことにより第1の多層膜フィルター(バ
ンドパスフィルター)、蛍光体層、および第2の多層膜
フィルター(ダイクロイックフィルター)からなる蓄積
性蛍光体シートを形成し、第1図に示した装置に組み入
れた。
[比較例] 具体例1における多層膜フィルターの代りに透明なポリ
エチレンテレフタレートシート(厚さ:12μm)を用い
ること以外は、具体例と同様の操作を行なうことによ
り、支持体、蛍光体層、および透明シートからなる蓄積
性蛍光体シートを形成し、第1図に示した装置に組み入
れた。
上記3つの装置について以下の感度試験を行なうことに
より評価を行なった。
蓄積性蛍光体シートに、管電圧80KVpのX線を照射した
のち、He-Neレーザ光(波長:633nm)で励起して感度を
測定した。
得られた結果を第1表に示す。
第1表に示された結果から明らかなように蛍光体層上に
多層膜フィルターが設けられてなる蓄積性蛍光体シート
を用いた本発明の2つの装置(具体例1,2)によれば多
層膜フィルターを有していないシートを用いた従来の装
置に比べて感度が著しく向上した。特に多層膜フィルタ
ーを蛍光体層の両面に有するシートを用いた装置(具体
例2)においては感度を大きく高めることができた。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の第1の放射線画像情報
記録読取装置によれば、蓄積性蛍光体シートの蛍光体層
の一方の表面上に形成された多層膜フィルターの作用に
より、励起光の利用効率を著しく高めることができる。
したがって本発明装置によれば、小出力の励起光源を用
い、消費電力も少なくして放射線画像情報読取りの感度
を十分に上げることができる。また本発明の第2の装置
によれば、蛍光体層の両面に形成された2つの多層膜フ
ィルターの作用により、励起光の利用効率を上記第1の
装置よりもさらに高めることができる。
また本発明の上記各装置においては、上記のような効果
を奏する各多層膜フィルターを蓄積性蛍光体シートのそ
れぞれに設けたから、多層膜フィルターをシートと密着
するようにして読取系側に設ける場合に比べれば、搬送
されるシートが多層膜フィルターと擦れ合って両者が摩
耗することが防止できる、という点で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による装置を示す概略側面
図、 第2図は上記装置の要部を拡大して示す側面図、 第3図は上記実施例における多層膜フィルターの分光透
過率特性を示すグラフ、 第4図は上記多層膜フィルターの、励起光および輝尽発
光光に対する透過率の入射角依存性を示すグラフ、 第5図は本発明の他の実施例による装置の要部を拡大し
て示す側面図、 第6図は第2の多層膜フィルターの分光透過率特性を示
すグラフである。 1……循環通路 2〜12……エンドレスベルト 13〜15……案内ローラ、16〜20……ガイド板 21〜24……ニップローラ、25……昇降板 27……シート把持手段 30……蓄積性蛍光体シート、31……蓄積性蛍光体層 33……第1の多層膜フィルター 34……第2の多層膜フィルター 40……画像記録部 50……画像読取部 70……消去部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍
    光体シートを、所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
    送手段、 前記循環通路にあって、前記シートに画像情報を有する
    放射線を照射することにより、このシート上に該放射線
    画像情報を蓄積記録する画像記録部、 前記循環通路にあって、前記画像記録部において放射線
    画像情報が蓄積記録されたシートを走査する励起光を発
    する励起光源と、この励起光により走査されたシートか
    ら発せられた輝尽発光光を該シートの励起光照射面と反
    対の面側から読み取って画像信号を得る光電読取手段と
    を有する画像読取部、および 前記循環通路にあって、前記画像読取部において画像読
    取が行なわれた後のシートに画像記録がなされるのに先
    行してこのシートに残存する放射線エネルギーを放出さ
    せる消去部を備えてなる放射線画像情報記録読取装置に
    おいて、 前記蓄積性蛍光体シートとして、蛍光体層の片方の表面
    に、前記励起光に対する反射率がその入射角増大に応じ
    て増大する一方、前記輝尽発光光をその入射角によらず
    良好に反射する多層膜フィルターが形成されたシートを
    用い、 この蓄積性蛍光体シートを前記画像読取部において、前
    記多層膜フィルターを励起光照射側に向けて配置するよ
    うにしたことを特徴とする放射線画像情報記録読取装
    置。
  2. 【請求項2】前記多層膜フィルターが、入射角度が0〜
    5°の励起光の光透過率が70%以上であり、入射角度が
    30°以上の励起光の反射率が60%以上であり、かつ前記
    輝尽発光光の反射率が60%以上であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の放射線画像情報記録読取装
    置。
  3. 【請求項3】放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍
    光体シートを、所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
    送手段、 前記循環通路にあって、前記シートに画像情報を有する
    放射線を照射することにより、このシート上に該放射線
    画像情報を蓄積記録する画像記録部、 前記循環通路にあって、前記画像記録部において放射線
    画像情報が蓄積記録されたシートを走査する励起光を発
    する励起光源と、この励起光により走査されたシートか
    ら発せられた輝尽発光光を該シートの励起光照射面と反
    対の面側から読み取って画像信号を得る光電読取手段と
    を有する画像読取部、および 前記循環通路にあって、前記画像読取部において画像読
    取が行なわれた後のシートに画像記録がなされるのに先
    行してこのシートに残存する放射線エネルギーを放出さ
    せる消去部を備えてなる放射線画像情報記録読取装置に
    おいて、 前記蓄積性蛍光体シートとして、蛍光体層の片方の表面
    に、前記励起光に対する反射率がその入射角増大に応じ
    て増大する一方、前記輝尽発光光をその入射角によらず
    良好に反射する第1の多層膜フィルターが形成され、か
    つ蛍光体層の他方の表面に、前記励起光を良好に反射
    し、前記輝尽発光光を良好に透過させる第2の多層膜フ
    ィルターが形成されたシートを用い、 この蓄積性蛍光体シートを前記画像読取部において、前
    記第1の多層膜フィルターを励起光照射側に、前記第2
    の多層膜フィルターを前記光電読取手段側にそれぞれ向
    けて配置するようにしたことを特徴とする放射線画像情
    報記録読取装置。
  4. 【請求項4】前記第1の多層膜フィルターが、入射角度
    が0〜5°の励起光の光透過率が70%以上であり、入射
    角度が30°以上の励起光の反射率が60%以上であり、か
    つ前記輝尽発光光の反射率が60%以上であることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の放射線画像情報記録
    読取装置。
  5. 【請求項5】前記第2の多層膜フィルターが、前記励起
    光の光反射率が60%以上であり、前記輝尽発光光の透過
    率が60%以上であることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の放射線画像情報記録読取装置。
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