JPH0740038A - ツインヒーター半田ごて - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田ごて品質の向上を図ったツインヒーター
半田ごてを提供する。 【構成】 熱風供給手段４を半田ごて１と一体に保持
し、熱風供給手段４から被半田付部品９，１０に熱風を
供給して適正な温度に加熱して被半田付部品９，１０の
温度差を減少させ、半田付け品質の向上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、こて式半田ごてに熱風
供給手段を併設したツインヒーター半田ごてに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来の半田ごては、加熱したこて先を被
半田付部品に接触させて加熱し、加熱した双方の被半田
付部品の間に半田を流し込んで半田付けを行っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の半田ごてでは、双方の被半田付部品の熱伝導の差に
よって、双方の被半田付部品に温度差が生じ、半田付け
品質が劣化するという問題があった。

【０００４】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、双方の被半田付部品を適正な温度に加熱して温度差
を減少させ、半田付け品質の向上を図ったツインヒータ
ー半田ごてを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のツインヒーター半田ごては、被半田付部品を
加熱する半田ごてと一体に、被半田付部品に熱風を供給
する熱風供給手段を併設したものである。

【０００６】

【作用】本発明のツインヒーター半田ごては、半田ごて
と一体に保持された熱風供給手段によって、被半田付部
品に熱風を供給して適正な温度に加熱し、双方の被半田
付部品の温度差を減少させる。

【０００７】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図１を参照
しながら説明する。

【０００８】図１に示すように、半田ごて１はこて先を
加熱するヒーターを内蔵し、この半田ごて１の上部に固
定具２が、また下部に固定具３が取り付けられている。
固定具２によって熱風供給手段４と半田供給ノズル５が
対向して半田ごて１に保持され、また固定具３によって
熱風供給手段４は半田ごて１に保持され、それぞれ半田
ごて１と一体になっている。

【０００９】熱風供給手段４は、熱風用ヒーター６を内
蔵したパイプの上端に圧縮空気供給継手７を、また下端
に熱風供給用ノズル８を備え、この熱風供給用ノズル８
の先端は、半田ごて１のこて先に接近するように配置さ
れている。

【００１０】また、半田供給用ノズル５も、その先端が
半田ごて１のこて先に接近するように配置されている。

【００１１】次に、上記ツインヒーター半田ごての動作
を説明する。まず、圧縮空気供給継手７を介して熱風供
給手段４に供給された圧縮空気は熱風用ヒーター６で温
められ、熱風供給用ノズル８から被半田付部品９，１０
に吹き付けられ、被半田付部品９，１０を適正な温度に
加熱し、被半田付部品９，１０の温度差を減少させる。
同時に半田ごて１のこて先を被半田付部品９，１０に接
触させ、半田供給ノズル５から半田を供給し、被半田付
部品９，１０の間に半田を流し込んで半田付けをする。

【００１２】以上のように本実施例によれば、熱風供給
手段４によって被半田付部品９，１０を適正な温度に加
熱し、温度差を減少させるため、半田付け品質の向上が
図れる。

【００１３】

【発明の効果】以上のように本発明は、半田ごてと一体
に保持された熱風供給手段が、被半田付部品に熱風を供
給して適正な温度に加熱し、双方の被半田付部品の温度
差を減少させ、半田付け品質の向上を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例におけるツインヒーター半田
ごての要部断面図

【符号の説明】

１ 半田ごて ２，３ 固定具 ４ 熱風供給手段 ６ 熱風用ヒーター ７ 圧縮空気供給継手 ８ 熱風放射用ノズル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 こて先を加熱するヒーターを内蔵し、こ
   のこて先に接触する被半田付部品を加熱する半田ごて
   と、前記半田ごてと一体に保持され、被半田付部品に熱
   風を供給する熱風供給手段とを備えたツインヒーター半
   田ごて。
2. 【請求項２】 熱風供給手段として、熱風用ヒーターを
   内蔵したパイプの両端に、圧縮空気供給継手と熱風供給
   用ノズルとを備え、前記圧縮空気供給継手から前記熱風
   供給用ヒーターに供給される空気が加熱され、この熱風
   が前記熱風供給用ノズルから被半田付部品に供給される
   ものを用いた請求項１記載のツインヒーター半田ごて。