JPH0740015Y2 - トタン葺き屋根用長尺トタン板 - Google Patents

トタン葺き屋根用長尺トタン板

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JPH0740015Y2
JPH0740015Y2 JP1989057783U JP5778389U JPH0740015Y2 JP H0740015 Y2 JPH0740015 Y2 JP H0740015Y2 JP 1989057783 U JP1989057783 U JP 1989057783U JP 5778389 U JP5778389 U JP 5778389U JP H0740015 Y2 JPH0740015 Y2 JP H0740015Y2
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JP1989057783U
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Inventor
義啓 平岡
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日興金属株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トタン葺き屋根用長尺トタン板の改良に関す
る。
(従来の技術及び問題点) 従来、第5図に示す様に、長尺トタン板(100)は、ト
タン板本体(101)の一側に偏して一体化吊子(102)を
形成すると共に、他側に偏して隣接するトタン板(20
0)の一体化吊子(201)に嵌合する被せハゼ(103)を
その一体化吊子(201)と略相似形に形成したものであ
る。即ち、前記一体化吊子(201)の先端部(201′)に
対向係止する被せハゼ(103)の対向係止片部(103′)
と相対する傾斜立上片部(103″)が、前記一体化吊子
(201)の傾斜立上片部(201″)と同様傾斜状に形成さ
れ、被せハゼ(103)を一体化吊子(201)と略相似形の 形に形成してなるものである。
上記せる従来の長尺トタン板では、寒冷地帯、豪雪地帯
等でトタン葺の屋根に用いると、前記被せハゼ(103)
の傾斜立上片部(103″)が積雪等の重圧、雪の凍結膨
張等で歪形される虞れや、雪おろし作業時における踏み
付けによる圧縮荷重で潰れてしまう虞れが高かったた
め、トタン板同士の接続部となる被せハゼにおける圧縮
強度の面において改良の余地を残していた。
また、実開昭51-60118号公報には、屋根板本体の一側辺
に沿って立上げ部を形成し、該立上げ部上端に側面視略
コ形の受溝を折曲形成すると共に、同トタン板本体の他
側辺に沿って、隣り合って設置される屋根板の受溝に嵌
挿させる嵌合縁を側面視略コ形に折曲成形し、且つその
嵌合縁の手前側には外向きの湾曲縁を形成した瓦形屋根
板が開示されている。
この先行技術によれば、屋根板同士の接続部となる嵌合
縁と受溝との重合部分が三層構造となり、第5図に示し
た従来技術に比べ該重合部分の強度がいくらか改善され
て積雪等の重圧,雪の凍結膨張等による歪形の防止は期
待し得るものの、雪おろし作業時の踏み付けによる圧縮
荷重がかかった場合、外向き湾曲縁が潰れたり、他側辺
側の受溝が持ち上がる作用が働き屋根板本体が変形する
虞れがあった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、トタン板
同士の接続部となる被せハゼと一体化吊子との重合部分
に加わる負荷を効果的に低減させることを可能とし、特
に寒冷地帯、豪雪地帯等での使用に適したトタン葺き屋
根用長尺トタン板を提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決する為に本考案トタン葺き屋根用長
尺トタン板は、隣り合って設置されるトタン板の一体化
吊子に被嵌させる被せハゼの立上り面を断面略ジグザグ
状に折曲させ、該ジグザグ状の折曲部の上下方向への弾
性変形により、被せハゼと一体化吊子との重合部分に加
わる負荷を効果的に吸収,低減することを要旨とする。
(作用) 本考案によれば、被せハゼの立ち上がり面は、略ジグザ
グ状に折曲することによって折曲部分1個若しくは上下
方向に複数並んで形成され、この折曲部分によって上下
方向の弾性が生じる。よって、トタン板同士の接合部分
に対して上方から荷重が加えられるとこの荷重は上記し
た屈曲部分が弾性的に撓むことによって吸収,緩和さ
れ、被せハゼと一体化吊子との重合部分に加わる負荷を
効果的に低減させることが可能になる。
(考案の効果) 本考案は以上の様に、被せハゼの立ち上り面を断面略ジ
グザグ状に折曲形成して立ち上り面が弾性的に変形する
様に構成したものであるから、トタン板の接合部となる
被せハゼと一体化吊子との重合部分に対して積雪の重圧
や踏み付けによる負荷が加わったとしても、被せハゼ立
ち上げ面の折曲部分が弾性的に変形しながら荷重を受け
て潰れ変形を防止せしめることができるものである。
従って、特に寒冷地帯、豪雪地帯等での使用に適したト
タン葺き屋根用長尺トタン板を提供することができた。
また請求項1の如く、立上がり面のジグザグは2個の屈
曲部を上下に連続して形成し、且つ下側の屈曲部を上側
の屈曲部より幾分内側にずらして、被せハゼの断面を略
逆台形状に括らせると共に立上がり面が上下方向へ無理
なく弾性変形するようにした場合は、被せハゼと一体化
吊子との重合部分に加わる負荷をより効果的に低減させ
ることが可能になり、前述の効果をより実効あるものと
し得る。
また請求項2記載の如く、被せハゼの先端辺をC形の一
体化吊子内へ向けて折り込むと共に、被せハゼ他側の立
上がり面にはジグザグ部を内側へ向けて折曲形成した場
合は、被せハゼの外観を自然な角柱状に保ったままで、
弾性変形による前述の効果を得られるものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を基づいて説明する。
第1図及び第2図によって示す長尺トタン板(A)は、
トタン板本体(A′)の一側に沿って取付片(3)を突
出させつつ一体化吊子(1)を表面側へ向けて折曲形成
すると共に、同本体(A′)の他側に沿って断面コ形の
被せハゼ(2)を表面側へ向けて折曲形成してなり、隣
り合う被せハゼ(2)と一体化吊子(1)とを嵌合させ
て継ぎながら屋根(B)面上に設置するものである。
被せハゼ(2)はトタン板本体(A′)の他側辺に沿っ
て略コ形に折曲されて突出形され、その両側の立上り面
(a)をジグザグ状に折曲形成してある。上記両立上り
面(a)のジグザグは2個の屈曲部(a1)(a2)を上下
に連続して形成すると共に、下側の屈曲部(a2)を上側
の屈曲部(a1)よりハゼ(2)の幾分内側にずらすこと
により、ハゼ(2)の断面を略逆台形状に括らせると共
に、両立上り面(a)が上下方向へ無理なく弾性的に変
形する様にしてある。
尚、被せハゼ(2)の一側には後述する一体化吊子
(1)の取付片(3)に対する逃げ凹部(4)が形成せ
しめてある。
一体化吊子(1)はトタン板本体(A′)の一側に沿っ
て略形に折曲形成すると共に、その針の打ち代となる
一側には取付片(3)を一定幅にて突出形成してあり、
さらに、同吊子(1)突出部の立ち上り面(b)は前述
した被せハゼ(2)の立上り面(a)と同様にジグザグ
状に折曲形成して上下方向の弾性を持たせてある。
また、この実施例ではトタン板本体(A′)における中
間部に長尺膨出部(5)が1乃至複数本突出形成してあ
り、これによって本体(A′)中間部の剛性を高めると
同時に屋根(B)に対する定着性を高めている。
上記したトタン板(A)を屋根(B)上面に設置する際
には、1枚目のトタン板(A)の取付片(3)をトタン
針(6)を打付けることによって屋根(B)板に固定す
る。次いで、上記トタン板(A)と隣合う2枚目のトタ
ン板(A)の被せハゼ(2)を1枚目の一体化吊子
(1)に対して上方から被嵌して、被せハゼ(2)の端
辺側の立上り面(a)を先に固定してある一体化吊子
(1)の立上り面(b)に対して掛止する。
被せハゼ(2)を被嵌する際には、嵌合する一体化吊子
(1)の上面に防水剤(7)を塗布しておき、これによ
って接合部分からの水の浸入を防止する。
そして、この状態にて2枚目のトタン板(A)の取付片
(3)をトタン針(6)によって固定し、以下、次々と
トタン板(A)を接合しながら固定して行くものであ
る。
上記した様に屋根(B)上面に設置したトタン板(A)
同士の接合部は、一体化吊子(1)の上に被せハゼ
(2)が重合した状態で被嵌されている。
そして、この接合部の上に積雪の重圧や踏み付けによる
負荷が加わると、ジグザグ状に折曲された被せハゼ
(2)と一体化吊子(1)の立上り面(a),(b)と
がバネの様に弾性的に圧縮変形して上方より加わる負荷
を吸収緩和し、これによって被せハゼ(2)及び一体化
吊子(1)が回復不能に潰れてしまうのを防止せしめる
ことができる。
尚、上記した実施例では被せハゼ(2)の立上り面
(a)と共に一体化吊子(1)の立上り面(b)をもジ
グザグ状に折曲形成したが、本考案の主旨によれば一体
化吊子(1)被せハゼが嵌合可能であればどの様な形態
であってもよく、よって一体化吊子(1)の立上り面
(b)は必ずしもジグザグ状に形成しなくとも良い。ま
た、被せハゼ(2)両側の立上り面(a)はどちらか一
方のみをジグザグ状に折曲形成しただけであっても同様
な弾性的変形性を得ることができる。
また、被せハゼと一体化吊子の立上げ面は、第3図にて
示したトタン板(AII)の立上げ面(a′),(b′)
の様に角形に折り曲げながらジグザグ状に形成しても良
いものである。
第4図にて示したトタン板(AIII)は、一体化吊子
(1″)を二重構造で略C形に折曲形成し、その上にコ
形に折曲形成した被せハゼ(1″)を被嵌せしめてあ
り、被せハゼ(1″)の端辺をC形の一体化吊子
(1″)内へ向けて折り込むと共に、被せハゼ(2′)
他側の立上り面(a″)には1個のジグザグ部を内側へ
向けて折曲形成してある。
上記したトタン板(AIII)によれば、被せハゼ(1″)
の外観を自然な角柱状に保ったままで弾性的変形性を具
備することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したトタン板を縦断して示す斜視
図、第2図は同トタン板の縦断正面図、第3図は立上り
面を角形ジグザグに折曲形成したトタン板の実施例を示
す縦断正面図、第4図は被せハゼ外形を略角柱形に保っ
たトタン板の実施例を示す縦断正面図、第5図は従来の
トタン板を示す縦断正面図である。 図中、 A,AII,AIII:長尺トタン板 A′,AII′,AIII′:トタン板本体 a,a′,a″:被せハゼの立上り面 1,1′,1″:一体化吊子 2,2′,2″:被せハゼ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺トタン板本体の一側辺に沿って断面略
    形の一体化吊子を表面側へ向けて折曲形成すると共
    に、同トタン板本体の他側辺に沿って、隣り合って設置
    されるトタン板の一体化吊子に被嵌させる被せハゼを表
    面側へ向けて断面略コ形に折曲成形してなり、前記被せ
    ハゼの立上り面を断面略ジグザグ状に折曲させると共
    に、該立上がり面のジグザグは2個の屈曲部を上下に連
    続して形成し、且つ下側の屈曲部を上側の屈曲部より幾
    分内側にずらして、被せハゼの断面を略逆台形状に括ら
    せると共に立上がり面が上下方向へ無理なく弾性変形す
    るようにしたことを特徴とするトタン葺き屋根用長尺ト
    タン板。
  2. 【請求項2】長尺トタン板本体の一側辺に沿って断面略
    C形の一体化吊子を表面側へ向けて折曲形成すると共
    に、同トタン板本体の他側辺に沿って、隣り合って設置
    されるトタン板の一体化吊子に被嵌させる被せハゼを表
    面側へ向けて断面略コ形に折曲成形してなり、前記被せ
    ハゼの先端辺をC形の一体化吊子内へ向けて折り込むと
    共に、被せハゼ他側の立上がり面にはジグザグ部を内側
    へ向けて折曲形成してなることを特徴とするトタン葺き
    屋根用長尺トタン板。
JP1989057783U 1989-05-19 1989-05-19 トタン葺き屋根用長尺トタン板 Expired - Lifetime JPH0740015Y2 (ja)

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JPH02149029U JPH02149029U (ja) 1990-12-18
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