JPH0739884B2 - 温風器の温度制御装置 - Google Patents

温風器の温度制御装置

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JPH0739884B2
JPH0739884B2 JP60263464A JP26346485A JPH0739884B2 JP H0739884 B2 JPH0739884 B2 JP H0739884B2 JP 60263464 A JP60263464 A JP 60263464A JP 26346485 A JP26346485 A JP 26346485A JP H0739884 B2 JPH0739884 B2 JP H0739884B2
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temperature
ptc thermistor
heater
air
control device
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JP60263464A
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展輝 前川
弘幸 田岸
和久 青木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はヘアードライヤ等の温風を得る装置に適用され
る温度制御装置に関するものである。
(背景技術) ヘアードライヤ等の温風を得る装置においては、夏冬等
による周囲温度の変化があっても、また、ファンの回転
数の低下や吸込口,吐出口が塞がれる等による風量の変
化があっても、風温を一定に保つと共に風温を可変設定
できる位相制御方式の風温制御装置が適用されている。
例えば、特開昭59−156309号公報には第7図のようにヒ
ータ70をトライアックの如き位相制御素子71で位相制御
し、位相制御素子71の導通角をPTCサーミスタ72で制御
することにより風温を一定にし、また、PTCサーミスタ7
2に可変抵抗器73を直列に接続して風温を可変設定する
装置が示されている。なお、74は位相制御素子71のゲー
トにゲート電流を供給する双方向性スイッチ素子、75は
PTCサーミスタ72および可変抵抗器73を通じて充電され
るコンデンサ、76はファン回転用のモータ、77は商用電
源である。
しかしながら、この風温制御装置は、例えば設定温度を
下げる目的で可変抵抗器73の抵抗値を上げる(大きくす
る)、次のような動作となる。すなわち、位相制御素子
71の導通角が小さくなる→ヒータ70の温度が下がる→風
温が下がる→PTCサーミスタ72の温度が下がる→PTCサー
ミスタ72の抵抗値が下がる→位相制御素子71の導通角が
大きくなる→ヒータ70の温度が上がる→風温が上がる…
…となる。その結果、可変抵抗器73の抵抗値を変えて設
定温度を変えようとしてもPTCサーミスタ72の作用で風
温はあまり変化しない。逆に設定温度を上げる場合も同
様である。なお、可変抵抗器73の抵抗値を大きく変化さ
せれば位相制御素子71の導通角を変化させて風温を任意
に変化させることはできるが、この場合、PTCサーミス
タ72の温度に対する抵抗値の変化が位相制御にフィード
バックする割合が変化し、その結果、風温制御が不安定
になるため、可変抵抗器73の可変範囲に限界がある。
そのため、この種の従来の風温制御装置は、設定温度の
可変範囲が小さいという欠点があった。そして、ヘアー
ドライヤの場合、頭髪を乾燥,セットする際のセットの
状態あるいは好みに応じて風温を変えたい時にその設定
範囲が制限され、使い勝手が悪いという不都合を生じて
いた。
(発明の目的) 本発明は上記の点に鑑み提案されたものであり、その目
的とするところは、設定温度で安定した風温制御が行え
ると共に、その設定温度を広範囲に可変でき、かつ組立
が容易な風温制御装置を提供することにある。
(発明の開示) 以下、実施例を示す図面に沿って本発明を詳述する。
本発明をヘアードライヤに適用した第1の実施例を第1
図ないし第4図に基づいて説明する。
第1図はヘアードライヤの機械的な構成を示したもので
あり、本体1の後部に吸込口2を形成し、先端に吐出口
3を形成し、内部に吸込口2側からファン4を設けたモ
ータ5,風温制御装置の回路基板6,ヒータ7を順次配設し
ている。また、8は“切",“冷",“温風”を切り換える
スイッチ、9は風温を調整する可変抵抗器、10はヒータ
7を支持するヒータ基板11に設置され、かつPTCサーミ
スタ10aとマイクロヒータ10bとを一体した温度センサ素
子、13は電源コードである。
なお、温風センサ素子10は第2図に詳示するように、マ
イクロヒータ10bを送風方向手前側に配置し、PTCサーミ
スタ10aの送風方向に対面する面積はマイクロヒータ10b
の面積より小さくなっている。また、第3図は温度セン
サ素子10の具体的な構成例を示したものであり、(イ)
は斜視図、(ロ)は(イ)のA−A断面図、(ハ)は
(イ)の背面図である。しかして、マイクロヒータ10b
が形成された基板10cの一面に形成された電極10dにPTC
サーミスタ10aが半田付けされて固定され、電極10dから
リード線10eが取り出されている。
一方、風温制御装置の回路構成例を第4図に示す。第4
図において、ヒータ7はトライアックの如き位相制御素
子14と直列に接続され、スイッチ8および雑音防止用の
コイル23を介して商用電源17に接続されており、位相制
御素子14と並列に温度センサ素子10のPTCサーミスタ10a
とコンデンサ16の直列回路が接続され、PTCサーミスタ1
0aとコンデンサ16の接続点がSBSの如き双方向性スイッ
チ素子15を介して位相制御素子14のゲートに接続されて
いる。また、温度センサ素子10のマイクロヒータ10bと
可変抵抗器9の直列回路がヒータ7,位相制御素子14の直
列回路と並列に接続され、可変抵抗器9の調整によりマ
イクロヒータ10bへの通電量を可変してPTCサーミスタ10
aに風温に対して温度差を付けられるよになっている。
なお、18,19はダイオード、20は抵抗、27は雑音防止用
のコンデンサである。また、ファン回転用のモータ5は
雑音防止用のコイル24,25を介してダイオードブリッジ2
1の直流端子間に接続され、ダイオードブリッジ21の交
流端子は抵抗22を介してヒータ7,位相制御素子14の直列
回路と並列に接続されている。なお、26は雑音防止用の
コンデンサである。
しかして、この風温制御装置の風温安定化動作は、周囲
温度や風量低下等の外的要因による風温変化に対して、
例えば、風温が上がる→PTCサーミスタ10aの温度が上が
る→PTCサーミスタ10aの抵抗値が上がる→位相制御素子
14の導通角が小となる→ヒータ7の電力が下がる→風温
が下がる……となり、逆に、風温が下がる→PTCサーミ
スタ10aの温度が下がる→PTCサーミスタ10aの抵抗値が
下がる→位相制御素子14の導通角が大となる→ヒータ7
の電力が上がる→風温が上がる……となり、所定の温度
に保たれる。
次に、風温を設定する場合、可変抵抗器9を操作するわ
けであるが、例えば風温を低く設定する時は、可変抵抗
器9の抵抗値を小さくする→マイクロヒータ10bの電力
が上がる→PTCサーミスタ10aの温度が上がる→PTCサー
ミスタ10aの抵値が上がる→位相制御素子14の導通角が
小となる→ヒータ7の電力が下がる→風温が下がる……
となる。逆に風温を高く設定する場合には可変抵器9の
抵抗値を大きくしてやればよく、その動作は、可変抵器
9の抵抗値を大きくする→マイクロヒータ10bの電力が
下がる→PTCサーミスタ10aの温度が下がる→PTCサーミ
スタ10aの抵抗値が下がる→位相制御素子14の導通角が
大となる→ヒータ7の電力が上がる→風温が上がる……
となる。
このように、マイクロヒータ10bでPTCサーミスタ10aを
加熱し、ヒータ7による風温とPTCサーミスタ10aで検知
する温度との間に温度差をつくることにより風温の設定
が行えるものであり、広範囲に設定温度を可変すること
ができる。なお、PTCサーミスタ10aには風温の変化が通
常どおり検知されるので風温制御が不安定になることも
ない。
さらに、PTCサーミスタとマイクロヒータとは、その広
い面同士が接合されて一体となっているため、熱が効率
よく伝達され、応答性の確認能においてPTCサーミスタ
の温度設定が安定し、狙った制御が容易となり、またヒ
ータとの位置関係の設定は、この一体化したものについ
て決めるだけで良いため、製造時の組立性が良くなって
いる。
また、この第1の実施例ではPTCサーミスタ10aとマイク
ロヒータ10bとを一体化し、マイクロヒータ10bを送風方
向手前側に配置し、送風方向に対面するPTCサーミスタ1
0aの面積をマイクロヒータ10bより小さくしているの
で、PTCサーミスタ10aはマイクロヒータ10bからの熱量
を効率よく受け取り、しかもファンからの風を直接受け
ることがないのでマイクロヒータ10bから与えられた熱
を逃がすことが少ないため、マイクロヒータ10bに供給
する電力を小さくすることができ、よって可変抵抗器9
として許容電力の小さいものを使用することができる利
点がある。
次に第5図は第2の実施例を示したものであり、温度セ
ンサ素子10のPTCサーミスタ10aとマイクロヒータ10bの
送風方向に対面する面積を略同一とした他は第1の実施
例と同様である。
しかして、この第2の実施例ではPTCサーミスタ10aとマ
イクロヒータ10bとを一体化し、マイクロヒータ10bを送
風方向手前側に配置し、送風方向に対面するPTCサーミ
スタ10aの面積をマイクロヒータ10bと略同一にしている
ので、PTCサーミスタ10aはマイクロヒータ10bからの熱
量を効率よく受け取り、しかもファンからの風を直接側
面だけで受けるので、第1の実施例に比してやや劣るも
ののマイクロヒータ10bから与えられた熱を逃がすこと
が少なく、更に、風温に対する応答時間を短縮すること
ができる利点がある。したがって、この第2の実施例で
はマイクロヒータ10bに加える電力をできるだけ小さく
して、また応答時間も短くして、しかも広範囲な温度設
定ができる利点がある。
次に第6図は第3の実施例を示したものであり、温度セ
ンサ素子10のPTCサーミスタ10aとマイクロヒータ10bの
送風方向に対する位置を逆にした他は第2の実施例と同
様である。すなわち、PTCサーミスタ10aとマイクロヒー
タ10bとを一体化し、PTCサーミスタ10aを送風方向手前
側に配置し、送風方向に対面するPTCサーミスタ10aの面
積をマイクロヒータ10bと略同一にしている。
しかして、PTCサーミスタ10aはファンからの風を直接受
けるので風温に対する応答性が格段に向上し、更にマイ
クロヒータ10bと一体化されているので、応答時間を重
視する場合には最も小さなマイクロヒータ電力で広範囲
な温度設定が行える利点がある。
(発明の効果) 以上のように本発明にあっては、ファンを駆動するモー
タと、前記ファンにより吹き出される風を加熱するヒー
タと、このヒータを位相制御する位相制御素子と、風温
を検知して前記位相制御素子を制御することにより風温
を一定にさせるPTCサーミスタと、このPTCサーミスタの
検知温度を可変設定する温度可変設定手段とを備えた温
風器の温度制御装置において、前記PTCサーミスタを加
熱するマイクロヒータと、このマイクロヒータへの通電
量を可変設定する手段とで前記温度可変設定手段を構成
し、前記PTCサーミスタとマイクロヒータとの広い面同
士を接合して一体としたので、 (イ)風温の設定はPTCサーミスタに実際の風温に対し
て温度差を付けることにより行われ、風温制御の安定性
を保ったまま広範囲に設定温度を可変することができ
る。
(ロ)PTCサーミスタはマイクロヒータからの熱量を効
率よく受けとることができ、しかも与えられた熱を逃が
しにくいため、マイクロヒータに加える電力を小さくす
ることができる。そのため、マイクロヒータの電力を制
御する可変抵抗器として許容電力の小さいものを使用す
ることができる。
(ハ)PTCサーミスタとマイクロヒータとが一体化した
ものとヒータとの位置関係の設定は、この一体化したも
のについて決めるだけで良いため、製造時の組立性が良
く、応答性の確認等において、PTCサーミスタの温度設
定が安定し、狙った制御が容易となる。
(ニ)小型化が可能となり、送風ロスも低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明をヘアードライヤに適用し
た第1の実施例を示し、第1図は機械的な構成図、第2
図および第3図は温度センサ素子の詳細図、第4図風温
制御装置の回路構成図、第5図は第2の実施例を示す温
度センサ素子の構成図、第6図は第3の実施例を示す温
度センサ素子の構成図、第7図は従来の風温制御装置の
回路路構成図である。 1……本体、2……吸込口、3……吐出口、4……ファ
ン、5……モータ、6……回路基板、7……ヒータ、8
……スイッチ、9……可変抵抗器、10……温度センサ素
子、10a……PTCサーミスタ、10b……マイクロヒータ、1
1……ヒータ基板、13……電源コード、14……位相制御
素子、15……双方向性スイッチ素子、16……コンデン
サ、17……商用電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−156309(JP,A) 特開 昭60−29104(JP,A) 実開 昭50−62639(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンを駆動するモータと、前記ファンに
    より吹き出される風を加熱するヒータと、このヒータを
    位相制御する位相制御素子と、風温を検知して前記位相
    制御素子を制御することにより風温を一定にさせるPTC
    サーミスタと、このPTCサーミスタの検知温度を可変設
    定する温度可変設定手段とを備えた温風器の温度制御装
    置であって、前記PTCサーミスタを加熱するマイクロヒ
    ータと、このマイクロヒータへの通電量を可変設定する
    手段とで前記温度可変設定手段を構成し、前記PTCサー
    ミスタとマイクロヒータとの広い面同士を接合して一体
    としたことを特徴とする温風器の温度制御装置。
  2. 【請求項2】マイクロヒータをPTCサーミスタよりも送
    風方向手前側に配置し、送風方向に対面するマイクロヒ
    ータの面積をPTCサーミスタに比べ大としてなる特許請
    求の範囲第1項記載の温風器の温度制御装置。
  3. 【請求項3】マイクロヒータをPTCサーミスタよりも送
    風方向手前側に配置し、送風方向に対面するマイクロヒ
    ータの面積とPTCサーミスタの面積とを略同一としてな
    る特許請求の範囲第1項記載の温風器の温度制御装置。
  4. 【請求項4】マイクロヒータとPTCサーミスタとを半田
    付接合してなる特許請求の範囲第1項記載の温風器の温
    度制御装置。
JP60263464A 1985-11-21 1985-11-21 温風器の温度制御装置 Expired - Lifetime JPH0739884B2 (ja)

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