JPH0739834A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH0739834A
JPH0739834A JP20479493A JP20479493A JPH0739834A JP H0739834 A JPH0739834 A JP H0739834A JP 20479493 A JP20479493 A JP 20479493A JP 20479493 A JP20479493 A JP 20479493A JP H0739834 A JPH0739834 A JP H0739834A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄装置において、ノズルの目詰まりをなく
し、かつ、隠れた部分の洗浄も確実に行えるようして、
より優れた洗浄効果を得られるようにする。 【構成】 洗浄装置本体1の入口に設けた、被洗浄物W
の姿勢を洗浄姿勢に変換する反転昇降装置7と、この被
洗浄物Wを高圧洗浄室37に投入する被洗浄物投入装置21
と、この被洗浄物Wを高圧洗浄室37の洗浄液40中に浸漬
する被洗浄物移送装置46と、浸漬した被洗浄物Wを回転
させる回転駆動モータ43と、洗浄後の被洗浄物Wを水洗
い洗浄をする反転クランプ装置72を有するシャワー洗浄
室68と、シャワー洗浄後の被洗浄物Wを受けとり、被洗
浄物Wの水切り乾燥を行わせる反転クランプ装置73を有
する水切り乾燥室69と、洗浄装置本体1の出口に設けら
れ、水切り乾燥後の被洗浄物Wの姿勢を搬出姿勢に変換
する反転昇降装置98と、洗浄後の被洗浄物Wを出口へと
逐次間歇送りする搬送装置84とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン部品で
あるシリンダブロック、シリンダヘッド等の被洗浄物に
加工工程において付着した切粉、油脂等を除去するため
の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗浄装置としては、実公
昭63−7344号公報記載の洗浄装置が知られてい
る。この洗浄装置の洗浄装置本体は、洗浄室と乾燥室と
を備え、回転駆動モータに連結した回転駆動軸を前記洗
浄室と乾燥室とに差渡して設け、そして、この洗浄室と
乾燥室の内部に、外周部に放射状に複数のクランプ機構
を装着したほぼ同様の回転ユニットを設け、前記回転ユ
ニットの周囲の洗浄室及び乾燥室の内側に複数の洗浄ス
テーション及び乾燥ステーションを設けたものである。
【0003】そして、搬送装置にて間歇送りで送られて
きた被洗浄物をクランプ機構にて把持し、前記洗浄ステ
ーション及び乾燥ステーションに被洗浄物を送り、各洗
浄ステーション及び乾燥ステションで所望する洗浄及び
乾燥を行うようにしたものでる。
【0004】このような洗浄ステーション及び乾燥ステ
ーションには、通常、個々に目的を持たせた、すなわ
ち、洗浄方向を決めた多数(約1,000 個〜2,000 個)の
洗浄ノズル及び乾燥ノズルが各々配設され、洗浄ノズル
からは洗浄液が、乾燥ノズルからはエアーが噴出するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来技術においては、洗浄装置本体に洗浄室と乾燥室を設
け、各室にそれぞれ個々に目的を持たせた洗浄ノズル及
び乾燥ノズルを多数、例えば、被洗浄物により約1,000
個〜2,000 個、配設し、これらのノズルから洗浄液及び
エアーを噴出させて被洗浄物の洗浄及び乾燥を行ってい
たので、ノズルの目詰まりの発生を防止するため、通常
2〜3か月に1回程度ノズルの清掃を行わなければなら
ないことや、また、このノズルの清掃を狭い室内で行わ
なければならないことのため、メンテナンス作業が相当
に困難なものになると共に維持費も相当に高額のものに
なっていた。
【0006】又、被洗浄物の外周部分については、個々
に目的を持たせて配設した多数の洗浄ノズルによって被
洗浄物を洗浄していたが、被洗浄物に形成された穿孔部
等については特別に設けたノズルを穿孔口に密接させて
洗浄していた。しかしながら、凹部のような隠れた部分
の洗浄はどうしても洗浄が困難になると共に種類の異な
った被洗浄物の洗浄も困難なものとなっていた。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、ノズルの目詰まりをなくす共に、凹
部のような隠れた部分の洗浄や、また、異なった種類や
複雑な形状の、洗浄の難しい被洗浄物であっても容易に
洗浄でき、しかも、より優れた洗浄効果を得ることので
きる洗浄装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る洗浄装置は、高圧洗浄室に
貯えた洗浄液に被洗浄物を浸漬し、該被洗浄物を回転さ
せながら高圧洗浄液を高圧洗浄ノズルから噴出させて洗
浄を行う洗浄装置において、洗浄装置本体の入口に設け
られ、被洗浄物の姿勢を洗浄姿勢に変換する第1被洗浄
物姿勢変換装置と、該第1被洗浄物姿勢変換装置により
所定の洗浄姿勢に変換された被洗浄物を前記高圧洗浄室
に投入する被洗浄物投入装置と、該被洗浄物投入装置に
より前記高圧洗浄室に投入された被洗浄物を受けとり、
該被洗浄物を前記高圧洗浄室に貯えた洗浄液中の所定位
置に浸漬する被洗浄物移送装置と、該被洗浄物移送装置
により所定位置に浸漬された被洗浄物を回転させる被洗
浄物回転手段と、前記高圧洗浄室に隣接して設けられ、
該高圧洗浄室における洗浄後の被洗浄物を受けとり所定
の水洗い洗浄姿勢に変換位置決めし、該被洗浄物の水洗
い洗浄を行わせる第2被洗浄物姿勢変換装置を有する水
洗い洗浄室と、該水洗い洗浄室における水洗い洗浄後の
被洗浄物を受けとり所定の水切り乾燥姿勢に変換位置決
めし、該被洗浄物の水切り乾燥を行わせる第3被洗浄物
姿勢変換装置を有する水切り乾燥室と、洗浄装置本体の
出口に設けられ、水切り乾燥後の被洗浄物の姿勢を搬出
姿勢に変換する第4被洗浄物姿勢変換装置と、前記高圧
洗浄室における洗浄後の被洗浄物を前記水洗い洗浄室、
前記水切り乾燥室及び前記洗浄装置本体の出口へと逐次
間歇送りする間歇送り手段とより構成したことを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】本発明は、以上説明したように構成したので、
被洗浄物が洗浄装置本体の入口に設けられた第1被洗浄
物姿勢変換装置に載置されると、この第1被洗浄物姿勢
変換装置によって、被洗浄物は所定位置にまで持上げら
れる。
【0010】被洗浄物が所定位置まで持ち上げられる
と、被洗浄物は所定の洗浄姿勢に反転される。この状態
において、被洗浄物投入装置が下降して被洗浄物を把持
して、それを所定の位置まで上昇させる。
【0011】被洗浄物が所定位置まで上昇すると、被洗
浄物投入装置は被洗浄物を高圧洗浄室の上方の所定位置
に移動させる。
【0012】被洗浄物が高圧洗浄室の上方の所定位置に
移動すると、被洗浄物投入装置は被洗浄物を高圧洗浄室
の所定位置まで下降させる。
【0013】この時、被洗浄物移送装置が待機している
ので、この被洗浄物移送装置に被洗浄物を載置する。
【0014】被洗浄物が被洗浄物移送装置に載置される
と、被洗浄物は堅固に把持されると共に被洗浄物は、こ
の被洗浄物移送装置によって、高圧洗浄室に貯えた洗浄
液中の所定位置に浸漬される。
【0015】被洗浄物が洗浄液中に浸漬されると、被洗
浄物移送装置に把持された被洗浄物は被洗浄物回転駆動
手段によって回転せられ、洗浄液中に配設された高圧洗
浄ノズルから高圧洗浄液を噴出させて高圧洗浄室に貯え
られている洗浄液を攪拌して被洗浄物の洗浄が行なわれ
る。
【0016】このようにして高圧洗浄槽にて被洗浄物の
洗浄が終了すると、被洗浄物回転手段が停止して被洗浄
物の回転が停止する。
【0017】被洗浄物の回転が停止すると、被洗浄物移
送装置が再び作動して被洗浄物を上昇させる。すると、
被洗浄物を間歇送りする間歇送り手段が作動して被洗浄
物を保持して、高圧洗浄後の被洗浄物を水洗い洗浄室の
所定位置まで搬送する。
【0018】高圧洗浄後の被洗浄物が水洗い洗浄室の所
定位置まで搬送されると、被洗浄物は第2被洗浄物姿勢
変換装置に載置される。被洗浄物が第2被洗浄物姿勢変
換装置に載置されると、この第2被洗浄物姿勢変換装置
は水洗い洗浄室の所定の位置まで反転し、被洗浄物は所
定の水洗い洗浄姿勢に変換される。
【0019】被洗浄物が水洗い洗浄姿勢に変換される
と、洗浄液が噴出されて、高圧洗浄後の被洗浄物が水洗
いされる。
【0020】高圧洗浄後の被洗浄物の水洗い洗浄が完了
すると、被洗浄物を載置した第2被洗浄物姿勢変換装置
は間歇送り手段の被洗浄物搬送位置まで逆に反転する。
【0021】この時、間歇送り手段が、高圧洗浄室の所
定位置のまで前進しているので、水洗い洗浄後の被洗浄
物は後続の高圧洗浄後の被洗浄物と共に間歇送り手段に
載置される。
【0022】この状態で間歇送り手段が作動するので、
水洗い洗浄後の被洗浄物は水切り乾燥室の位置に、ま
た、後続の高圧洗浄後の被洗浄物は水洗い洗浄室に位置
することになる。
【0023】そして、水洗い洗浄後の被洗浄物は第3被
洗浄物姿勢変換装置に載置され、後続の高圧洗浄後の被
洗浄物は第2被洗浄物姿勢変換装置に載置される。
【0024】水洗い洗浄後の被洗浄物が水切り乾燥室の
第3被洗浄物姿勢変換装置に載置されると、同様にして
第3被洗浄物姿勢変換装置が水切り乾燥室の所定位置ま
で反転し、水洗い洗浄後の被洗浄物の水切り乾燥が行わ
れる。
【0025】水切り乾燥室において、水洗い洗浄後の被
洗浄物の水切り乾燥が完了すると、第2被洗浄物姿勢変
換装置は間歇送り手段の被洗浄物搬送装置まで逆に反転
するので、水切り乾燥後の被洗浄物は間歇送り手段によ
って、洗浄装置本体の出口に設けた第4被洗浄物姿勢変
換装置に載置される。
【0026】第4被洗浄物姿勢変換装置に水切り乾燥後
の被洗浄物が載置されると、被洗浄物は反転可能な位置
まで上昇し、水切り乾燥後の被洗浄物を搬出姿勢に反転
させる。このようにして被洗浄装置本体から被洗浄物が
搬出されれば1洗浄サイクルは終了する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
基づいて説明する。符号1は洗浄装置本体を示し、符号
2は洗浄装置本体1の入口に設けた架台を示している。
また、符号3で示すものは架台2の上に設けた入口ロー
ラコンベアである。入口ローラコンベア3のコンベアロ
ーラ4は駆動モータ5により回転する(図2及び図4参
照)。
【0028】すなわち、コンベアローラ4は駆動モータ
5の駆動軸に連結した回転駆動軸5a(図2参照)のスプ
ロケット(図示せず)とコンベアローラ4に設けたスプ
ロケット4aとにチェーンを係合させることによって回転
させている(図4参照)。
【0029】符号7で示すものは架台2に固着した第1
被洗浄物姿勢変換装置である反転昇降装置である。この
反転昇降装置7は入口ローラコンベア3により搬送され
てきた被洗浄物Wを所定の洗浄姿勢に変換するものであ
る。
【0030】符号8で示すものは架台2に固着したマウ
ントプレートであり、符号9で示すものはこのマウント
プレート8に固着した昇降シリンダである。昇降シリン
ダ9のピストンロッド9aは基板10に固着している。
【0031】符号11で示すものはマウントプレート8に
固着した一対のガイドホルダで、この一対のガイドホル
ダ11には、上部が基板10に固着したガイドシャフト12が
摺動自在に嵌合している。
【0032】また、符号13で示すものはロータリーアク
チュエータで、ロータリーアクチュエータ13はガイドシ
ャフト12の下部に固着したマウントブラケット14に取付
けられている。
【0033】符号15で示すものはロータリーアクチュエ
ータ13の駆動軸と連結した回転駆動軸で、この回転駆動
軸15は基板10に固着したベアリング16を挿通して入口ロ
ーラコンベア3のコンベアローラ4の中腹部位に位置す
るように設けた被洗浄物受け17に固着している。
【0034】被洗浄物受け17の先端部にはコンベアロー
ラ4より突出すようにストッパ18が設けられている。ま
た、被洗浄物受け17の後端部には被洗浄物Wの丁度後部
位となるようにストッパ19がコンベアローラ4の搬送面
より僅かに下位置となるように設けられている。また、
符号20は入口ローラコンベア3の適所に設けた被洗浄物
W用のアンチバックストッパを示している(図4参
照)。
【0035】符号21で示すものは架台2に固着した支柱
22及び洗浄装置本体1に固着した支柱23により支持さた
被洗浄物投入装置である。また、符号24で示すものは被
洗浄物投入装置21の基台であり、この基台24は支柱22及
び支柱23に固着支持されている。
【0036】符号25で示すものは基台24の上部に水平に
固着させたロッドレスシリンダであり、符号26で示すも
のは昇降シリンダである。昇降シリンダ26はロッドレス
シリンダ25の摺動体25a に固着したブラケット27に固着
している。
【0037】符号28で示すものは一対のガイドレール29
を装着した摺動軸で、摺動軸28はブラケット27に固着し
たガイド30に摺動自在に嵌合している。また、符号31で
示すものは一端が摺動軸28の下部に固着し、他端が昇降
シリンダ26のピストンロッド26a に固着したブラケット
である。
【0038】符号32で示すものは摺動軸28の下端部に装
着した開閉自在のクランプ装置で、符号33で示すものは
摺動軸28の上端部に固着したブラケット34に装着した当
て金である。
【0039】また、符号35で示すものはブラケット27の
適所に設けた摺動軸28の移動量を抑制するストッパであ
り、符号36で示すものはブラケット27の適所に設けた摺
動軸28の衝撃を緩衝するショックアブソーバである。
【0040】符号37で示すものは高圧洗浄室であり、符
号38で示すものは高圧洗浄室37内に設けた高圧洗浄槽で
ある。また、符号39で示すものは高圧洗浄槽38に貯えた
洗浄液40に浸漬され適所に配設された、高圧洗浄ノズル
を装着した一対のノズルチャンバーである。
【0041】符号41(図2参照)で示すものは高圧洗浄
槽38の側壁に、対向して設けた一対のガイドレールであ
り、符号42で示すものは一対のガイドレール41の一方の
ガイドレール41の下部に、このガイドレール41の延長と
なるように設けた回転駆動金具である。この回転駆動金
具42は高圧洗浄室37の外側に設けた被洗浄物回転手段で
ある回転駆動モータ43の駆動軸に固着している。
【0042】符号44で示すものは高圧洗浄槽38の下部に
設けた排水口を示し、排水口44は図示しないスラッジモ
ータと接続している。また、符号45で示すものは高圧洗
浄槽38の上部に設けたシリンダ作動式ドアである。
【0043】符号46で示すものは洗浄装置本体1に取付
けた被洗浄物移送装置で、被洗浄物移送装置46は被洗浄
物投入装置21から受けとった被洗浄物Wを洗浄液40中の
所定位置に浸漬する。
【0044】符号47で示すものは被洗浄物移送装置46の
本体フレームであり、符号48で示すものは本体フレーム
47の前部に上下に摺動自在に設けた摺動軸である。摺動
軸48の両側面にはほぼ全長に亘ってガイドレール49が固
着している。
【0045】符号50で示すものは本体フレーム47に固着
した支持ブラケット51(図2及び図3参照)に固着支持
された基板であり、基板50にはベアリング52が装着され
ており、摺動軸48のガイドレール49が摺動自在に嵌合し
ている。
【0046】符号53で示すものは本体フレーム47の頂部
に設けた減速機付回転駆動モータ54の駆動軸と連結器55
を介して連結した回転駆動アームである。
【0047】符号56で示すものは一側が回転駆動アーム
53と回転自在に連結し、他側が摺動軸48と回転自在に連
結した連結棒である。
【0048】符号57,58で示すものは減速機付回転駆動
モータ54の駆動軸の軸線を挟んで両側適所に調整可能に
設けたストッパである。これらのストッパ57,58は回転
駆動アーム53の回転を抑制するものである。
【0049】すなわち、このストッパ57,58には連結器
55に設けたアーム55a に固着した当て金59,60が当接し
て回転駆動アーム53の回転を抑制する。
【0050】符号61で示すものは摺動軸48の下端部に装
着した回転クランプ装置である(図2参照)。回転クラ
ンプ装置61の両側には前述した一対のガイドレール41に
摺動可能に係合した連結金具62が装着されている。
【0051】符号63で示すものは摺動軸48に負荷される
荷重を軽減するバランスウエートで(図2参照)、バラ
ンスウエート63は本体フレーム47に装着したスプロケッ
ト64,65を介して摺動軸48に固着した留め金66とチェー
ン67により接続している。
【0052】符号68で示すものは高圧洗浄室37に隣接し
て設けた水洗い洗浄室であるシャワー洗浄室で、符号69
で示すものはシャワー洗浄室68に隣接して設けた水切り
乾燥室である。
【0053】符号70で示すものはシャワー洗浄室68と水
切り乾燥室69に亘って水平に配設した反転駆動軸で、反
転駆動軸70は洗浄装置本体1に固着したベアリング71に
回転自在に支持されている。
【0054】符号72で示すものはシャワー洗浄室68に設
けた第2被洗浄物姿勢変換装置である反転クランプ装置
で、反転クランプ装置72は反転駆動軸70に固着してい
る。
【0055】符号73で示すものは水切り乾燥室69に設け
た第3被洗浄物姿勢変換装置である反転クランプ装置
で、反転クランプ装置73は反転駆動軸70に固着してい
る。
【0056】上記反転クランプ装置72,73は構成が同じ
なので、同一符号を付して説明する。符号74で示すもの
は反転クランプ装置72,73の本体フレームで、この本体
フレーム74には略コ字状の被洗浄物通路74a が設けられ
ている(詳細に示す図5及び図6参照)。この本体フレ
ーム74の基端部が反転駆動軸70に固着している。
【0057】符号75で示すものは本体フレーム74に固着
した被洗浄物受けであり、また、符号76で示すものは、
本体フレーム74に固着したホルダ77に摺動自在に嵌合し
たクランプフレームである。クランプフレーム76の基端
部には留め金78が固着されており、留め金78とホルダ77
との間にはスプリング79が介装されており、クランプフ
レーム76の基端部側を常時弾発付勢している。
【0058】符号80で示すものはクランプフレーム76の
適所に装着したクランパである。したがって、反転クラ
ンプ装置72,73が反転して反転クランプ装置72,73の留
め金78が図示しない洗浄装置本体1に固着したストッパ
に当接すると反転クランプ装置72,73は開状態となり、
図示しないストッパから離れると閉状態となる。
【0059】また、図1及び図3において符号81で示す
ものは洗浄装置本体1に固着したブラケット82に回転自
在に支持された反転シリンダであり、反転シリンダ81の
ピストンロッド81a は反転駆動軸70に固着した連結アー
ム83と回転自在に連結している。
【0060】したがって、反転シリンダ81のピストンロ
ッド81a が伸縮することにより反転クランプ装置72,73
は同期して反転する。
【0061】符号84で示すものは高圧洗浄室37で洗浄さ
れた被洗浄物Wをシャワー洗浄室68、水切り乾燥室69及
び搬出ローラコンベア94へと搬送する間歇送り手段であ
るリフト&キャリー式搬送装置である。
【0062】このリフト&キャリー式搬送装置84のトラ
ンスファーバー85は洗浄装置本体1に固着したブラケッ
ト86に回転自在に支持された昇降シリンダ87及び図示し
ない進退シリンダとリンク機構88,89を介して連携して
おり、前進、上昇、後退及び下降動作をする。なお、符
号87a は昇降シリンダ87のピストンロッドである。
【0063】符号90で示すものはトランスファーバー85
に固着した被洗浄物受けであり、符号91で示すものはシ
ャワー洗浄室68及び水切り乾燥室69の下部に設けた排液
シュートである。
【0064】符号92で示すものは洗浄装置本体1の下部
に設けたクリーン液槽である。クリーン液槽92は接続管
93を介して図示しない濾過後のクリーン液を貯えるクリ
ーン液槽と接続している。
【0065】符号94で示すものは洗浄装置本体1の出口
側に設けた架台95に取付けた搬出ローラコンベアであ
り、符号96で示すものは洗浄装置本体1の出口側に設け
た架台97上に設けた出口ローラコンベアである。
【0066】出口ローラコンベア96は洗浄装置本体1の
入口側に設けた入口ローラコンベア3と構成はほぼ同じ
なので詳細な説明は省略する。
【0067】符号98で示すものは架台97に固着した第4
被洗浄物姿勢変換装置である反転昇降装置で、反転昇降
装置98は搬出ローラコンベア94により搬送されてきた被
洗浄物Wを所定の搬出姿勢に変換し、出口ローラコンベ
ア96上に載置するものである。
【0068】符号99で示すものは架台97に固着したマウ
ントプレートであり、符号100 で示すものはマウントプ
レート99に固着した昇降シリンダである。昇降シリンダ
100のピストンロッド 100a は基板101 に固着してい
る。
【0069】符号102 で示すものはマウントプレート99
に固着した一対のガイドホルダで、一対のガイドホルダ
102 には上部が基板101 に固着したガイドシャフト103
が摺動自在に嵌合している。
【0070】符号104 で示すものはロータリーアクチュ
エータである。このロータリーアクチュエータ104 はガ
イドシャフト103 の下部に固着したマウントブラケット
105に取付けられている。
【0071】符号106 で示すものはロータリーアクチュ
エータ104 の駆動軸と連結した回転駆動軸である。この
回転駆動軸106 は基板101 に固着したベアリング107 を
挿通して出口ローラコンベア96の中腹部位に位置するよ
うに設けた被洗浄物受け108に固着している。
【0072】被洗浄物受け108 は被洗浄物受け108 が上
昇した際、被洗浄物受け108 の一部が搬出ローラコンベ
ア94のコンベアローラ94a 及び出口ローラコンベア96の
コンベアローラ96a に当接しないように、これらのコン
ベアローラ94a 及び96a の間を通り抜けるような形状に
形成されている。
【0073】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
図1及び図2に示すように洗浄装置本体1は元位置にあ
る。すなわち、反転昇降装置7の被洗浄物受け17は昇降
シリンダ9のピストンロッド9aが短縮して下降端位置に
あり、被洗浄物投入装置21の摺動軸28は上昇端にある。
【0074】また、クランプ装置32は上昇した位置にあ
り、被洗浄物移送装置46の摺動軸48は上昇している。さ
らに、回転クランプ装置61は上昇した位置にあり、反転
クランプ装置72,73は閉状態、即ち被洗浄物Wをクラン
プした状態となっている。
【0075】そして、リフト&キャリー式搬送装置84の
トランスファーバー85は下降して、後退端にあり、反転
昇降装置98の被洗浄物受け108 は昇降シリンダ100 のピ
ストンロッド 100a が短縮して、下降端位置にある。
【0076】そこで、被洗浄物Wが入口ローラコンベア
3の上に載置されると、駆動モータ5が作動し、コンベ
アローラ4を回転させて被洗浄物Wを洗浄装置本体1内
に搬送する。
【0077】被洗浄物Wが洗浄装置本体1内に搬送され
ると、被洗浄物Wはアンチバックストッパ20(図4参
照)を押し下げて通過し被洗浄物受け17のストッパ18に
当接する。
【0078】被洗浄物Wが被洗浄物受け17のストッパ18
に当接すると、信号が発信され、駆動モータ5は停止
し、アンチバックストッパ20が突出し、被洗浄物Wの後
部を支持する。従って、被洗浄物Wは入口ローラコンベ
ア3上で被洗浄物受け17のストッパ18とアンチバックス
トッパ20とにより位置決めされる。
【0079】被洗浄物Wは入口ローラコンベア3上で位
置決めされると、反転昇降装置7の昇降シリンダ9が作
動してそのピストンロッド9aが伸長し、被洗浄物受け17
を上昇させる。
【0080】被洗浄物受け17が上昇すると、被洗浄物W
は被洗浄物受け17のストッパ18とストッパ19とにより位
置決めされ、被洗浄物受け17上に載置されたまま、所定
位置まで持ち上げられる。
【0081】被洗浄物Wが所定位置まで持ち上げられる
と、今度はロータリーアクチュエータ13が作動して、そ
の駆動軸が回転し、被洗浄物受け17を反転させて、被洗
浄物Wを所定の洗浄姿勢に変換する。この実施例では、
被洗浄物Wは水平に90°反転させられる(矢印R参
照)。
【0082】被洗浄物Wが所定の洗浄姿勢に反転させら
れると、被洗浄物投入装置21の昇降シリンダ26が作動し
てそのピストンロッド26a が伸長し、摺動軸28を摺動軸
28の上部に設けた当て金33がストッパ35に当接するまで
下降させる。
【0083】摺動軸28が下降すると、クランプ装置32も
下降する。クランプ装置32が下降端に到達すると、被洗
浄物Wがそこに待機しているので、クランプ装置32は被
洗浄物Wを把持する。
【0084】クランプ装置32が被洗浄物Wを把持する
と、反転昇降装置7の全ての装置は適宜作動して元位置
に復帰する。
【0085】また、クランプ装置32が被洗浄物Wを把持
すると、昇降シリンダ26が作動してそのピストンロッド
26a を短縮し、摺動軸28を上昇させて、被洗浄物Wを把
持したクランプ装置32を所定位置まで上昇させる。
【0086】被洗浄物Wを把持したクランプ装置32が所
定位置まで上昇すると、シリンダ作動式ドア45が開き、
ロッドレスシリンダ25が作動し、ロッドレスシリンダ25
の摺動体25a を高圧洗浄室37の方向に移動させ、被洗浄
物Wを把持したクランプ装置32を高圧洗浄室37の上方の
所定位置に移動させる。
【0087】被洗浄物Wを把持したクランプ装置32が高
圧洗浄室37の上方の所定位置に移動すると、昇降シリン
ダ26が作動してそのピストンロッド26a を伸長させて、
摺動軸28を下降させ、被洗浄物Wを把持したクランプ装
置32を所定位置まで下降させる。
【0088】この時、被洗浄物移送装置46の回転クラン
プ装置61が待機しているので、クランプ装置32は被洗浄
物Wの把持を解除し、被洗浄物Wを回転クランプ装置61
に載置する(図2参照)。
【0089】被洗浄物Wが回転クランプ装置61に載置さ
れると、回転クランプ装置61は被洗浄物Wを堅固に把持
する。
【0090】クランプ装置32が被洗浄物Wを回転クラン
プ装置61に載置すると、被洗浄物投入装置21の全ての装
置は適宜作動して元位置に復帰し、シリンダ作動式ドア
45が閉じる。
【0091】回転クランプ装置61が被洗浄物Wを堅固に
把持すると、被洗浄物移送装置46の減速機付回転駆動モ
ータ54が作動し、回転駆動アーム53を回動させる。この
回動はアーム55a に設けた当て金60がストッパ58に当接
するまで回動する。
【0092】回転駆動アーム53が回動すると、摺動軸48
は下降し、それに伴って回転クランプ装置61も一対のガ
イドレール41に沿って下降し、回転クランプ装置61が下
降端に到達すると、回転クランプ装置61の一方の連結金
具62が回転駆動金具42と係合する。
【0093】回転クランプ装置61の連結金具62が回転駆
動金具42に係合すると、回転駆動モータ43が作動し、被
洗浄物Wを回転させると共に一対のノズルチャンバー39
に装着されている高圧洗浄ノズルから高圧洗浄液を噴出
させて、高圧洗浄層38に貯えられている洗浄液40を攪拌
して被洗浄物Wの洗浄を行う。
【0094】この時、図示しないスラッジモータが洗浄
後の汚れた洗浄液40を排水口44から排出し、図示しない
濾過装置へ送る。なお、高圧洗浄ノズルから噴出される
高圧洗浄液量と排水口44から排出される排水量とを等し
く設定しておくことが望ましいが、どうしても高圧洗浄
ノズルから噴出される高圧洗浄液量の方が多くなり、余
分の汚れた洗浄液40は図示しないオーバフロー口から排
液シュート91へ溢れ落ち、図示しない濾過装置へ送られ
ることになる。
【0095】上記のようにして高圧洗浄槽38にて被洗浄
物Wの洗浄が終了すると、高圧洗浄ノズルからの高圧洗
浄液の噴出を停止すると共に回転駆動モータ43が停止し
て、被洗浄物Wの回転を停止する。
【0096】そして、減速機付回転駆動モータ54が再び
作動し、回転駆動アーム53が元位置になるように逆方向
に回動する。この回動はアーム55a に設けた当て金59が
ストッパ57に当接するまで行われる。
【0097】回転駆動アーム53が逆に回動すれば、摺動
軸48は上昇し、それに伴って回転クランプ装置61も一対
のガイドレール41に沿って上昇して上昇端に達する。
【0098】回転クランプ装置61が上昇端に達すると、
リフト&キャリー式搬送装置84の図示しない進退シリン
ダが作動して、そのピストンロッドを短縮させてリンク
機構89を介してラック&ピニオン手段にてトランスファ
ーバー85を仮想線で示す85′の位置まで前進させる。
【0099】リフト&キャリー式搬送装置84のトランス
ファーバー85を仮想線で示す85′の位置まで前進させる
と、今度は昇降シリンダ87が作動し、そのピストンロッ
ド87a を短縮させてリンク機構88を介してトランスファ
ーバー85を上昇させる.
【0100】トランスファーバー85が上昇すると、高圧
洗浄後の被洗浄物Wはトランスファーバー85の被洗浄物
受け90に載置される。
【0101】被洗浄物Wがトランスファーバー85の被洗
浄物受け90に載置されると、再び図示しない進退シリン
ダが作動し、そのピストンロッドを伸長させてリンク機
構89を介してラック&ピニオン手段にてトランスファー
バー85を後退させ、高圧洗浄後の被洗浄物Wをシャワー
洗浄室68の所定位置まで搬送する。
【0102】一方、トランスファーバー85が前進する
と、反転シリンダ81が作動し、ピストンロッド81a を短
縮させて反転駆動軸70を回転させる。
【0103】反転駆動軸70が回転すると、それに伴って
反転クランプ装置72はトランスファーバー85の被洗浄物
搬送位置まで反転する。すなわち、反転クランプ装置72
は本体フレーム74の被洗浄物通路74a が丁度トランスフ
ァバー85の真上の位置となり、かつ、本体フレーム74に
固着した被洗浄物受け75が丁度トランスファバー85の軸
線を挟んで両側となる位置まで反転する。このように反
転クランプ装置72がトランスファバー85の被洗浄物搬送
位置まで反転すると、クランプフレーム76の留め金78が
図示しない洗浄装置本体1に設けたストッパに当接し、
スプリング79の弾発力に抗してクランプフレーム76を押
上げ、クランパ80を開状態にし、その位置で待機する。
【0104】そして、トランスファーバー85が上昇し、
高圧洗浄後の被洗浄物Wを載置して後退すると、被洗浄
物Wは本体フレーム74の被洗浄物通路74a を通って、本
体フレーム74に固着した被洗浄物受け75と対応する位置
に搬送される。このように被洗浄物Wがシャワー洗浄室
68の本体フレーム74の所定位置まで搬送されると、昇降
シリンダ87が作動し、そのピストンロッド87a を伸長さ
せてリンク機構88を介してトランスファーバー85を下降
させる。
【0105】トランスファーバー85が下降すると、高圧
洗浄後の被洗浄物Wは反転クランプ装置72の被洗浄物受
け75上に載置される。
【0106】高圧洗浄後の被洗浄物Wが反転クランプ装
置72の被洗浄物受け75上に載置されると、反転シリンダ
81が作動し、反転シリンダ81のピストンロッド81a を伸
長させて、反転駆動軸70を逆転させ、反転クランプ装置
72をシャワー洗浄室68のシャワー洗浄位置まで逆反転さ
せる。
【0107】反転クランプ装置72が逆反転すると、クラ
ンプフレーム76の留め金78が図示しない洗浄装置本体1
に設けたストッパから離れ、スプリング79の弾発力によ
りクランプフレーム76を押し、クランパ80により高圧洗
浄後の被洗浄物Wは堅固にクランプされる。
【0108】反転クランプ装置72がシャワー洗浄室68の
所定位置まで反転すると、図示しない固定シャワー洗浄
ノズルより洗浄液が噴出され、高圧洗浄後の被洗浄物W
を水洗いする。
【0109】高圧洗浄後の被洗浄物Wのシャワー洗浄が
完了すると、上記した手段により再び反転クランプ装置
72をトランスファーバー85の被洗浄物搬送位置まで反転
し、クランパ80を開状態にする。
【0110】この時、リフト&キャリー式搬送装置84の
トランスファーバー85は下降した状態で、仮想線で示す
85′の位置まで前進した位置にあるので、上記した手段
によりトランスファーバー85が上昇すると、シャワー洗
浄後の被洗浄物Wは後続の高圧洗浄後の被洗浄物Wと共
にトランスファーバー85の別の被洗浄物受け90に載置さ
れる。
【0111】シャワー洗浄後の被洗浄物Wがトランスフ
ァーバー85の別の被洗浄物受け90に載置され、トランス
ファーバー85が後退、下降することにより後続の高圧洗
浄後の被洗浄物Wは反転クランプ装置72の被洗浄物受け
75上に載置されると共にシャワー洗浄後の被洗浄物W
は、水切り乾燥室69の反転クランプ装置73がシャワー洗
浄室68の反転クランプ装置72と同期して反転して、同様
の作用をするので、水切り乾燥室69の反転クランプ装置
73の被洗浄物受け75上に載置される。
【0112】シャワー洗浄後の被洗浄物Wが水切り乾燥
室69の反転クランプ装置73の被洗浄物受け75上に載置さ
れると、同様にして反転クランプ装置73が水切り乾燥室
69の所定位置まで反転し、図示しない固定水切りエアー
ブローノズルよりエアーが噴出され、シャワー洗浄後の
被洗浄物Wの水切り乾燥を行う。
【0113】水切り乾燥室69においてシャワー洗浄後の
被洗浄物Wの水切り乾燥が完了すると、水切り乾燥後の
被洗浄物Wは、反転クランプ装置73が反転し、トランス
ファーバー85が前進、上昇、後退及び下降することによ
り、搬出ローラコンベア94上に載置される。
【0114】水切り乾燥後の被洗浄物Wが搬出ローラコ
ンベア94上に載置されると、図示しない駆動モータが作
動し、搬出ローラコンベア94のコンベアローラ94a を回
転し、水切り乾燥後の被洗浄物Wを搬送し、搬出ローラ
コンベア94に設けた図示しない固定ストッパ及びアンチ
バックストッパにより所定位置に位置決めする。
【0115】水切り乾燥後の被洗浄物Wが搬出ローラコ
ンベア94の所定位置に位置決めされると、反転昇降装置
98の昇降シリンダ100 が作動してピストンロッド 100a
が伸長し、被洗浄物受け108 が上昇する。
【0116】被洗浄物受け108 が上昇すると、被洗浄物
受け108 上に水切り乾燥後の被洗浄物Wが載置され、さ
らに、被洗浄物受け108 は反転可能な位置まで上昇す
る。
【0117】被洗浄物受け108 が水切り乾燥後の被洗浄
物Wを載置し、反転可能な位置まで上昇すると、ロータ
リーアクチュエータ104 が作動し、駆動軸を回転し、被
洗浄物受け108 を回転し、水切り乾燥後の被洗浄物Wを
搬出姿勢に反転する。この実施例では、水切り乾燥後の
被洗浄物Wは水平に90°反転する。
【0118】水切り乾燥後の被洗浄物Wが搬出姿勢に反
転すると、昇降シリンダ100 が作動し、ピストンロッド
100a が短縮し、被洗浄物受け108 を下降させ、水切り
乾燥後の被洗浄物Wを出口ローラコンベア96上に載置す
る。
【0119】水切り乾燥後の被洗浄物Wが出口ローラコ
ンベア96上に載置されると、反転昇降装置98の各装置は
適宜作動して元位置に復帰する。
【0120】水切り乾燥後の被洗浄物Wが出口ローラコ
ンベア96上に載置されると、出口ローラコンベア96の図
示しない駆動モータが作動して出口ローラコンベア96の
コンベアローラ96a を回転して、次工程へ搬送し、1洗
浄サイクルは終了する。
【0121】なお、各室の出入口には図示しないシリン
ダ作動式のドアが設けられており、洗浄サイクル中は適
宜作動して開閉動作する。
【0122】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような顕著な効果がある。 高圧洗浄室において、被洗浄物を洗浄液中に浸漬し
て回転させながら高圧洗浄ノズルから高圧洗浄液を噴出
させて洗浄しているので、高圧洗浄ノズルの噴出口をよ
り大径にすることができ、これにより高圧洗浄ノズルの
目詰まりを皆無にすることができると共に定期的なメン
テナンス作業が不要となり維持費を低減させることがで
きる。
【0123】 高圧洗浄室においては、被洗浄物を洗
浄液中に浸漬して回転させながら洗浄しているので、高
圧洗浄室内が極めて簡素なものとなり、高圧洗浄室を小
型にすることができる。これによって、洗浄装置本体を
小形化することができると共に製作費をも低減させるこ
とができる。
【0124】 高圧洗浄室の洗浄液中に被洗浄物を浸
漬して被洗浄物を回転させながら洗浄しているので、被
洗浄物の大きさ及び形状には関係なく洗浄することがで
きると共に複雑な被洗浄物であっても極めて容易に洗浄
することができる。
【0125】 高圧洗浄室の洗浄液中に被洗浄物を浸
漬して被洗浄物を回転させながら洗浄しているので、従
来の装置では洗浄ができなかった被洗浄物の隠れた部分
でも極めて容易に洗浄することができる。
【0126】 各工程で、被洗浄物をクランプして処
理するように構成しているので、被洗浄物のクランプ範
囲に相当の許容範囲があり、被洗浄物の変更に対して対
応が極めて容易である。又、クランプ不可能な被洗浄物
については、当該クランプ装置だけを取替えればよく、
上記と同様に被洗浄物の変更に対して対応が極めて容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄装置の正面図である。
【図2】図1のものの側面図である。
【図3】図1のもののの平面図である。
【図4】図1のもののAA拡大矢視図である。
【図5】図1のもののBB拡大断面図である。
【図6】図5の本体フレームの概略を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 洗浄装置本体 7 反転昇降装置 21 洗浄物投入装置 37 高圧洗浄室 40 洗浄液 46 被洗浄物移送装置 72 反転クランプ装置 73 反転クランプ装置 84 リフト&キャリー式搬送装置 W 被洗浄物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧洗浄室に貯えた洗浄液に被洗浄物を
    浸漬し、該被洗浄物を回転させながら高圧洗浄液を高圧
    洗浄ノズルから噴出させて洗浄を行う洗浄装置におい
    て、洗浄装置本体の入口に設けられ、被洗浄物の姿勢を
    洗浄姿勢に変換する第1被洗浄物姿勢変換装置と、該第
    1被洗浄物姿勢変換装置により所定の洗浄姿勢に変換さ
    れた被洗浄物を前記高圧洗浄室に投入する被洗浄物投入
    装置と、該被洗浄物投入装置により前記高圧洗浄室に投
    入された被洗浄物を受けとり、該被洗浄物を前記高圧洗
    浄室に貯えた洗浄液中の所定位置に浸漬する被洗浄物移
    送装置と、該被洗浄物移送装置により所定位置に浸漬さ
    れた被洗浄物を回転させる被洗浄物回転手段と、前記高
    圧洗浄室に隣接して設けられ、該高圧洗浄室における洗
    浄後の被洗浄物を受けとり所定の水洗い洗浄姿勢に変換
    位置決めし、該被洗浄物の水洗い洗浄を行わせる第2被
    洗浄物姿勢変換装置を有する水洗い洗浄室と、該水洗い
    洗浄室における水洗い洗浄後の被洗浄物を受けとり所定
    の水切り乾燥姿勢に変換位置決めし、該被洗浄物の水切
    り乾燥を行わせる第3被洗浄物姿勢変換装置を有する水
    切り乾燥室と、洗浄装置本体の出口に設けられ、水切り
    乾燥後の被洗浄物の姿勢を搬出姿勢に変換する第4被洗
    浄物姿勢変換装置と、前記高圧洗浄室における洗浄後の
    被洗浄物を前記水洗い洗浄室、前記水切り乾燥室及び前
    記洗浄装置本体の出口へと逐次間歇送りする間歇送り手
    段4とにより構成したことを特徴とする洗浄装置。
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