JPH0739441B2 - 反芻動物を対象とする飼料添加剤の被覆用組成物において有用な新規キトサン誘導体 - Google Patents

反芻動物を対象とする飼料添加剤の被覆用組成物において有用な新規キトサン誘導体

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JPH0739441B2
JPH0739441B2 JP1309408A JP30940889A JPH0739441B2 JP H0739441 B2 JPH0739441 B2 JP H0739441B2 JP 1309408 A JP1309408 A JP 1309408A JP 30940889 A JP30940889 A JP 30940889A JP H0739441 B2 JPH0739441 B2 JP H0739441B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、キトサン誘導体、その製造及び単胃性又は多
胃性動物を対象とした飼料添加剤又は生物学的に活性な
物質の被覆におけるそれらの使用に関する。
要約すれば、本発明の反芻動物を対象とする生物学的に
活性な飼料添加剤の被覆において有用であり、5より高
いpHで安定であり、3.5より低いpHでは生物学的に活性
な物質を放出する、キトサンの新規有機溶剤可溶性誘導
体は、式: 上式中:R1はアルキルカルボニル基(2ないし4炭素原
子)を表し、R2はアルキル基(2ないし21炭素原子)又
は随時置換されたフェニル基を表し、及びR3及びR4は水
素原子又はアルキルカルボニル基(2ないし4炭素原
子)を表す、 により表される構成単位のランダム鎖から成る。
キトサンは、平均分子量が一般に500,000よりも大き
く、1,4位で結合したβ−2−アミノ−2−デオキシ−
D−グルコピラノースから構成された、塩基性の多糖類
である。キトサンは、例えば甲殻類の甲殻中に多量に存
在し、それから抽出できるキチンの脱アセチル化により
得ることができる。
その化学構造のために、キトサンは、塩基性媒体中にお
いてオシド(oside)結合の加水分解に抵抗性があり、
6.5より大きいpHでは不溶性であり、酸性条件下では可
溶性で加水分解性である。そのフィルム形成性を考慮す
れば、キトサンは、その放出をpHの関数として制御しな
ければならない各種の物質の保護用として選択の対象と
なる材料である。しかし、キトサンは、通常の有機溶剤
には不溶性である欠点を有しており、そのためフィルム
又は被覆層を製造することが困難であった。
有機溶剤可溶性であり、フィルムを形成する性質を有
し、pHの変化に感受性であるキトサンの新規誘導体が新
規に見出され、これが本発明の主題である。
本発明の新規キトサン誘導体は、下記式: 上式中、 R1は、2ないし4炭素原子を含むアルキルカルボニル基
を表し、 R2は、2ないし21炭素原子を含むアルキル基又は一つ又
は多数のヒドロキシル又はアルコキシ基で置換され又は
置換されていないフェニル基を表し、 R3及びR4は、2ないし4炭素原子を含むアルキルカルボ
ニル基及び水素から選択された同一又は異なる基を表
す、 により表すことができる構成単位のランダム鎖から成
る。
本発明のキトサン誘導体は、好適には10,000及び80,000
の間の平均分子量、一層好適には10,000ないし20,000の
間の平均分子量を有する。
上記の式(Ia)の構成単位が60ないし100%、及び式(I
b)の構成単位が0ないし40%であることが同様に好適
である。
好適な本発明のキトサン誘導体は、式(I)において下
記の条件の少なくとも一項及び好適には数項を満足する
誘導体である: 構成単位R1の少なくとも50%がアセチル基を表し、 R2が5ないし12炭素原子を含むアルキル基を表し、 構成単位R3の少なくとも50%がアセチル基を表し、及び 構成単位R1の少なくとも50%がアセチル基を表す。
本発明のキトサンの新規誘導体は、下記 −第一段階において、80%より大きい脱アセチル化度を
有するキトサンを加水分解し、 −第二段階において、式R2CHOの脂肪族又は芳香族アル
デヒドを第一段階から得られたキトサンと縮合させ、及
び −第三段階において、第二段階から得られたキトサンを
エステル化すること、 から成る工程により、本発明の特徴に従って製造され
る。
脱アセチル化は、動物の甲殻から得られたキチンを用
い、水溶液中で約1時間約135℃で水酸化ナトリウムと
接触させることにより行われる。
脱アセチル化の後及び加水分解工程の前に、酢酸で処理
し、強塩基、好適には水酸化ナトリウムで沈澱させ、水
で及びエタノールで洗浄し、次いでエタノール中で約80
℃に加熱することによりキトサンを精製することが好都
合である。
第一段階を行う好適な方法によれば、キトサンは、 −塩酸、 −硫酸、 −硝酸、及び −担持された鉱酸(トンシル[TONSIL] 型) から選択された強酸で加水分解される。
好適には、この第一段階において、1当たり約25ない
し50gのキトサンが0.5Nないし1Nの酸度の強酸の溶液中
に導入される。
好適な操作方式によれば、加水分解は、80及び120℃の
間の温度で、好適には約100℃で5ないし30時間行われ
る。
次いで加水分解されたキトサンは、混合物を10に近いア
ルカリ性にすることによって沈澱される。
加水分解後得られた多糖類は、特に10,000ないし80,000
の間、更に特別に10,000ないし20,000の間の平均分子量
を有している。第二段階で行われる好適な方法によれ
ば、第一段階から得られた加水分解されたキトサンは、
下記式: R2−CHO (II) 上式中、 R2は、上記と同じ意味を有する、 のアルデヒドと縮合反応に付される。
アルデヒドと加水分解されたキトサンとの縮合は、5.5
ないし6の間のpH、特に約5.5で行われることが好まし
い。
縮合反応の溶剤は、好適にはメタノール、エタノール又
はイソプロパノールから選択されたアルコールを含む水
性アルコール媒体である。水/アルコール重量比は0.45
ないし0.65の間であることが好ましい。
好適に使用される式(II)のアルデヒドは下記: −プロパナール、 −ブタナール、 −ペンタナール、 −ヘキサナール、 −ヘプタナール、 −デカナール、 −ドデカナール、 −テトラデカナール のような3ないし14炭素原子を有する脂肪族アルデヒド
である。
本発明をより実効あるものとするためには、式(II)の
アルデヒド対キトサンの平均オシド単量体単位のモル比
が15よりも大きく、好適には約20であることが好まし
い。
好適な操作方式によれば、縮合反応は10ないし50℃の間
で、なお一層好適には10ないし30℃の間で行われる。
アルデヒドと本発明の方法の第二段階から得られたキト
サンとの縮合反応生成物は、とりわけ:−アセトンのよ
うなケトン、 −エタノールのようなアルコール から選択された有機溶剤によって抽出される。
本発明の工程の第三段階は、第二段階から得られた改質
キトサンをエステル化することである。
第二段階から得られた改質キトサンのエステル化は、
式: (RCO)nA (III) 上式中、 nは、1又は2であり、 Aは、n=1の時にはヒドロキシル基又はハロゲンであ
り、 Aは、nが2である時には酸素であり、及びRは、一つ
ないし三つの炭素原子を有するアルキル基を表す、 の酸又は酸誘導体で行われる。
アシル化は、好適にはRが1ないし3炭素原子を含むア
ルキル基であり、及びとりわけRが−CH3基である式(I
II)の酸又は酸誘導体で行われる。
式(III)の酸誘導体の中では酸無水物が好適に使用さ
れ、無水酢酸が極めて好適である。
アシル化反応は、ピリジンのような有機溶剤中で好適に
行われる。
酸ハロゲン化物とキトサンとの間で反応が行われる時に
は、生成する水素酸を中和するために塩基を添加するこ
とが好適であり、又は例えばピリジンのような塩基性有
機溶剤が使用できる。
アシル化は、特に10ないし50℃の間の温度、好適には10
ないし30℃の間の温度で行われる。
第三段階から得られた改質キトサンは、例えば反応溶剤
を完全に蒸発し、アルカリ媒体で残分を洗浄し、不溶性
生成物をアセトン中に取り出し、遠心により不溶物を除
去することにより回収される。
得られるキトサンは、特に10,000ないし110,000の間
の、とりわけ10,000ないし25,000の間の平均分子量を有
している。
この改質されたキトサンは: −化粧品配合物の一成分として、 −不溶性錯体の生成を利用する重金属の封鎖剤として、 −フィルム、フィラメント、繊維及び被覆の製造用に、 −反芻動物の飼育を目的とする飼料添加剤又は生物学的
に活性な物質の被覆用に 使用することができる。
本発明によるキトサン誘導体は、アセトン、エタノール
又は塩化メチレンのような通常の有機溶剤に可溶であ
る。極めて興味あるキトサン誘導体は一般式(Ia)及び
(Ib) 式中、R2は、2ないし13炭素原子、とりわけ6ないし9
炭素原子を含むアルキル基を表し、アルデヒドの固定の
度合は、キトサンのオシド単量体に対して55ないし65%
であり、R1はアセチル基を表し、R3は、水素原子又はア
セチル基を表し、R4基のうち幾分かは水素原子であり、
他者はアセチル基である、 の構成単位のランダム配列から構成された誘導体であ
る。
例えば、一連の反応から得られた粗製生成物中の有機溶
剤可溶性の生成物の画分に対応する有機液体中の溶解度
は、10gの摩砕したアセチル化生成物を100gの溶剤中に
入れ、溶解する生成物の量を測定することによって定量
することができる。
本発明によるキトサン誘導体は、5.5に等しいか又はそ
れより大きいpHを有する媒体中で安定であり、3.5より
も小さいか又はそれに等しいpHを有する媒体中では飼料
添加剤又は生物学的に活性な物質の放出を可能とする、
主として反芻動物を対象とする飼料添加剤又は生物学的
に活性な物質を被覆するための組成物の製造に特に有用
である。
或種の生物学的に活性な物質(医薬、ビタミン、又はア
ミノ酸)を反芻動物に投与する時には、滞留時間(数時
間ないし数日)により、及びpH(5ないし6の間)によ
り促進されるこれらの物質の酵素分解が第一胃を通過す
る間に起こる。その結果、分解される活性物質は、反芻
動物の第四胃及び腸内に到達する前にその効能の大部分
が失うこととなる。
従って、反芻動物の第一胃中で安定である、即ち、微生
物による分解に対し安定であり、消化系の一部で、より
詳細にはpHが3.5より低いか又はそれに等しい第四胃
で、生物学的に活性な物質を放出することが可能である
被覆によってこれらの生物学的に活性な物質を保護する
ことができることは重要である。第一胃中の保護の持続
時間は比較的長く(数時間ないし数日)なければならな
いが、第四胃中の生物学的に活性な物質の放出は比較的
短時間(数分ないし数時間)内に起こらなければならな
い。
本発明による新規キトサン誘導体は反芻動物を対象とす
る飼料添加剤又は生物学的に活性な物質のための被覆用
組成物中において、pH感受性物質として使用することが
できる。特に、新規有機溶剤可溶性キトサン誘導体は、
都合良く、この種の組成物中に慣用される塩基性共重合
体、例えばスチレンとビニルピリジンの共重合体類のよ
うな合成pH感受性物質を完全に又は部分的に置き換える
ことができる。
飼料中に許容し得る天然生成物から得られる、本発明に
よるキトサン誘導体は、器官中で動物に無毒な物質に加
水分解されるが、これが著しい実際的な利点に当る。
より詳細には、新規キトサン誘導体は、フランス国特許
第2,514,261号、2,582,909号、2,575,039号、2,575,040
号、2,603,458号又は2,606,597号の主題である被覆組成
物中のpH感受性物質として使用することができ、且つ同
様な方式で使用することができる。
下記の実施例は、本発明を例示するものである。
実施例 1 1−キトサンの精製 工業用キトサン(シグマ[SIGNA社製(40g)4%(重量
/容量)の酢酸水溶液中に溶解する。125μmのメッシ
ュを有する篩を通して溶液を濾過する。pHが9−11とな
るまで25%水酸化ナトリウム水溶液を添加してキトサン
を沈澱させ、次いで濾別し、次いで篩上で蒸留水で洗浄
し、最後に無水エタノールで洗浄する。繊維状沈澱を圧
縮して溶剤を最大限抜き出し、次いで無水エタノール
(1)中に分散させる。混合物を80℃に2時間加熱す
る。濾別後、精製されたキトサンを減圧下で60℃のおい
て乾燥する。こうして得られた精製されたキトサンは、
下記の特性を有している: −赤外スペクトル(KBrとの混合錠剤を用いて測定され
た):3,400、2,900及び1,650cm-1に主要な特性吸収帯 −平均分子量:500,000よりも大。
平均分子量は、3125(2カラム)、1902、1038及び547
Åの多孔性のグリコフェース(glycophase)G/CPG(N.
D.ピアス[Pierce])を充填した長さ50cmの5本のカラ
ムを用いて、高性能液体クロマトグラフィーにより測定
された。移動相は、pH4.2の0.2モル酢酸ナトリウム及び
0.33モル酢酸緩衝液である。流速は、1cc毎分で、検出
は屈折率測定により行われる。較正は506,000ないし11
0,000の分子量を有するデキストラン(シグマ社製)の
標準溶液を用いて行われる。
−脱アセチル化%:精製されたキトサンのオシド環の80
%は遊離の第一アミン官能基を含んでいる。
脱アセチル化%は、次のようにして測定される:粉末状
に粉砕したキトサン試料(粒子の粒径約20μm)を水/
ジメチルスルホキシド(容量比で9/1)中に懸濁し、0.1
N水酸化ナトリウム溶液を添加して液のpHを11とする。
0.1N塩酸を用いて電位差滴定法で定量を行う。
−元素分析: C%=40.90、H%=6.76、 N%=7.52、O%=44.82。
2−精製キトサンの酸加水分解 精製キトサン(25g)を0.5N塩酸(650cc)に溶解する。
溶液を油浴中で98℃に18時間加熱する。冷却後、反応混
合物のpHが10に達するまで5N水酸化ナトリウムを添加し
てキトサンを徐々に沈澱させる。生成する塩を透析によ
って除去する。精製したキトサンを濾過又は遠心によっ
て分離し、無水エタノールで洗浄し、次いで60℃で減圧
下に乾燥する。こうして下記の特性を有する加水分解さ
れたキトサン(21g)が得られる: −平均分子量:約13,000(1902、1038、547及び242Åの
多孔性のグリコフェースG/CPG(N.D.ピアス)を充填し
た長さ50cmの4本のカラム及び110,000ないし9,000の分
子量を有するデキストラン(シグマ社製)の標準溶液を
用いて、上記の条件下で測定)。
−元素分析: C%=40.13、H%=6.76、 N%=7.72、O%=45.39。
3−加水分解されたキトサンとデカナールの縮合 加水分解されたキトサン(1g)を10%酢酸水溶液(20c
c)中に溶解する。5N水酸化ナトリウム溶液を添加してp
Hを4.5に調節し、次いでメタノール(40cc)及びデカナ
ール(23cc)を添加する。粘凋な反応混合物を20℃に近
い温度で18時間攪拌する。縮合生成物をソックスレー装
置中でアセトンで5時間抽出する。35℃で減圧下に乾燥
後、デカナール/キトサン縮合生成物(1.48g)が得ら
れ、下記の特性を有する: −赤外スペクトル(KBrとの混合物として錠剤法で測定
された):3450、2930及び2860cm-1に主要な特性吸収帯 −デカナールの固定化率: 60−65%。
測定は、エタノール/水媒体(容量比で1/1)中で水素
化硼素ナトリウムによりイミン結合を還元後に行われ
る。第二アミン基の%は、酢酸/エタノール媒体(容量
比で2/1)中に溶解した還元誘導体を0.1N過塩素酸を用
いて電位差滴定法により測定する。
4−デカノール/キトサン縮合生成物のアセチル化 デカノール/キトサン縮合生成物(1g)を無水ピリジン
(25cc)中に分散させる。無水酢酸(5cc)を添加す
る。反応混合物を20℃に近い温度で24時間攪拌する。ピ
リジンを完全に蒸発した後、残分をトルエン中に2回取
り出し、次いでペンタン中に懸濁する。懸濁物を濾過
し、固形物を0.1N水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、次い
で中性となるまで蒸留水で濯ぐ。丸底フラスコに移した
後、アセトンで水を拌出することにより生成物を乾燥す
る。
得られる生成物をアセトン(50cc)中に溶解した後、1
6,000回毎分で遠心することにより精製する。上澄液を
完全に蒸発した後、得られる残分をNo.3ガラス濾過器上
でジエチルエーテルで洗浄する。
こうして下記式: の構成単位のランダム配列により形成される一般式
(I)の生成物(1.075g)が得られ、下記の特性を有し
ている: −アルデヒドの固定%:60−65% −アセチルアミノの%:20ないし35−40% −赤外スペクトル(KBrとの混合錠剤法で測定された):
3400、2920−2830、1750−1230、1680、1640 及び1540
cm-1に主要な特性吸収帯 −13C核磁気共鳴スペクトル(90MHz−重水素化クロロホ
ルム−シフトppm):170(アセチルのCO)−169(CH=
N)−102(1−C)−72.73及び75.5(2−C、3−
C、4−C及び5−C)−62.5(6−C)−31.8(2′
−位におけるCH2)−29.4[アルデヒド鎖中の(C
H2]−25(CH3CO中のCH3)−22.6(9′−位におけ
るCH2)−20.8(3′−位におけるCH2)−14.0(10′−
位におけるCH3)。
−元素分析: C%=61.00、H%=8.17、 N%=3.28、O%=27.55。
−分子量多分散性指数7.14を有し、Mw=15,000。
分子量Mwは、6本のカラムを直列に用いて、即ち長さ5c
mのプレカラム(100ÅPLゲル)、50cmカラム(ショデッ
クス[Shodex]A801)、30cmカラム(106ÅPLゲル)、6
0cmカラム(100ÅPLゲル)及び二種混合60cmカラム(PL
ゲル)を用いてゲル濾過により測定される。クロマトグ
ラフィーは、1.5cc毎分の流速でジクロロメタン中で行
われる。検出は、屈折率測定により行われる。100ない
し4・106の分子量のポリスチレンの標準溶液が使用さ
れる。
生成物は、アセトン(30ないし40重量%)、エタノール
(15重量%)及びジクロロメタン(10重量%)に可溶で
ある。
5−フィルム形成への使用 上記のようにして得られたキトサンをエタノール/1,2−
ジクロロエタン混合物(重量で50/50)(100ml)中に溶
解する。グリセロールトリアセテート(飼料用可塑剤)
(5重量%)を上記の溶液に添加する。
得られる溶液をポリエチレンのシート上に流延する。溶
剤を開放空気中に蒸発させる。50ないし120μmに亙る
厚さを有するフィルムが得られる。8枚の試験片Hzが切
り取られる。これらをインストロン装置中で1mm毎分の
索引に付する。下記の特性が測定される: −弾性率:230+50 MPa −破壊特性: 破断強度:1.8+0.8 N 破断歪み:6.3+1.8 MPa 破断時伸び:4.7+2 % 電子顕微鏡による検査の結果、可塑剤を用いたフィルム
及び可塑剤を用いないフィルムの両者において、何等の
亀裂又は細孔が認められなかった。
実施例 2ないし6 1gの加水分解されたキトサンを使用し、及び異なる脂肪
族アルデヒドを用いて、実施例1の方法に従って行う:
得られた結果は第2表に示されている。
実施例 7 加水分解されたキトサン(1g)を10%の酢酸水溶液(20
cc)中に溶解する。5Nの水酸化ナトリウム溶液を添加し
て混合物のpHを4.5に調節する。メタノール(10cc)及
び次いでメタノール(30cc)に溶解した4−ヒドロキシ
−3−メトキシ−ベンズアルデヒド(18g)の溶液を添
加する。濃緑色の反応混合物を20℃に近い温度で18時間
攪拌する。生じる沈澱をソックスレー装置中でアセトン
を用いて5時間抽出する。減圧下で35℃で乾燥後、4−
ヒドロキシ−3−メトキシ−ベンズアルデヒドと加水分
解されたキトサンとの縮合生成物(1.65g)が得られ、
これを実施例1に記載された条件下でアセチル化する。
精製後、下記式 の構成単位のランダム鎖により形成される一般式(I)
の生成物(0.990g)が得られ、下記の特性を有してい
る: −アルデヒドの固定%:60−65% −アセチルアミノの%:20ないし35−40% −赤外スペクトル(KBrとの混合錠剤法で測定された):
3400、2945−2873、1745−1227、1691、1647 及び1602
−1507cm-1に主要な特性吸収帯 −13C核磁気共鳴スペクトル(90MHz−重水素化クロロホ
ルム−シフトppm):170.1(アセチルのCO)−152(5′
−C)−151.8(4′−C)−135.3(2′−C)−124.
6(7′−C)−123.4(6′−C)−111.0(3′−
C)−102.2(1−C)−75.9ないし72.4(2−C、3
−C、4−C及び5−C)−62.5(6−C)56.1(CH3
−O)。
実施例 8 濃度98%であり、0.63ないし0.80mmの間の平均直径を有
する、球形粒子状の予め粗粒化されたメチオニン(350
g)を、下記の組成: −ステアリン酸(融点=68−69℃;酸価194−198)……
88g −実施例1に従って改質されたキトサン……22g −ジクロロメタン……500cc −エタノール……500cc を有する溶液を用いて、ウルスター(WURSTER)系を取
り付けたセル中で流動床技術により被覆(“噴霧被
覆”)する。
28℃に保持された溶液を60分間に亙って霧化する。
メチオニン濃度75%の粒子(445g)がこうして得られ
る。
実施例 9 0.80mmに近い平均直径を有する、球形粒子状の予め粗粒
化された塩酸リジン(350g)を、実施例8に記載された
組成と同一の組成を有する溶液を用いて、ウルスター系
を取り付けたセル中で流動床技術により被覆する。
29℃に保持された溶液を1時間34分間に亙って霧化す
る。
塩酸リジン濃度70%の粒子(448g)がこうして得られ
る。
pH変化に対する被覆用組成物の感受性を示すために、異
なるpH値で、特にpH=6及びpH=2で、活性物質の放出
が時間の関数として測定することができる試験を適用す
る。
例えば、被覆された生成物中に存在する活性物質の塩析
を、一定のpHで温度40℃に保たれた緩衝された媒体中
で、特定の条件下で、既知量の粒子を攪拌することによ
り検査する。試料の放出速度を、異なるpH値、及びより
詳細にはpH=6で及びpH=2で比較する。
実施例8及び9の主題である粒子について得られた結果
が第3表に示されている。
本発明による被覆組成物の生体内効率は下記の試験で示
すことができる: 被覆された粒子試料(約0.5g)を300×300μmのメッシ
ュを有するナイロン サッシェ中に入れる。袋を穿刺し
た雌羊の第一胃中に6時間、15時間及び24時間入れる。
袋を回収して洗浄する。袋中に存在する活性物質の量を
適当な方法で測定する。
得られた結果は第4表に示されている。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.下記式: 上式中、 −R1は、2ないし4炭素原子を含むアルキルカルボニル
基を表し、 −R2は、2ないし21炭素原子を含むアルキル基又はヒド
ロキシル又はアルコキシ基から選択された一つ又は多数
の同一又は異なる基で置換され又は置換されていないフ
ェニル基を表し、 −R3は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
キルカルボニル基を表し、 −R4は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
キルカルボニル基を表す、 の構成単位のランダム鎖から成る有機溶剤可溶性のキト
サン誘導体。
2.10,000及び110,000の間の平均分子量を有する、上記
1に記載のキトサン誘導体。
3.10,000及び25,000の間の平均分子量を有する、上記1
に記載のキトサン誘導体。
4.60ないし100%の式(Ia)の構成単位、及び0ないし4
0%の式(Ib)の構成単位から形成されている、上記1
に記載のキトサン誘導体。
5.R1及びR3がアセチルを表す、上記1に記載のキトサン
誘導体。
6.R2が5ないし12炭素原子を有するアルキル基を表す、
上記1に記載のキトサン誘導体。
7.R4がR1と同一である、上記1に記載のキトサン誘導
体。
8. −第一段階において、80%以上まで脱アセチル化された
キトサンを加水分解し; −第二段階において、式R2CHOの脂肪族又は芳香族アル
デヒドを第一段階から得られたキトサンと縮合させ、及
び −第三段階において、第二段階から得られたキトサンを
エステル化する、 から成る工程から成る、 式: 上式中、 −R1は、2ないし4炭素原子を含むアルキルカルボニル
基を表し、 −R2は、2ないし21炭素原子を含むアルキル基又はヒド
ロキシル又はアルコキシ基から選択された一つ又は多数
の同一又は異なる基で置換され又は置換されていないフ
ェニル基を表し、 −R3は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
キルカルボニル基を表し、 −R4は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
キルカルボニル基を表す、 の構成単位のランダム鎖から成るキトサン誘導体の製造
方法。
9.加水分解が塩酸、硫酸、硝酸及び支持された鉱酸から
選択された強酸で行われる、上記8に記載の方法。
10.各々25gないし50gのキトサンを加水分解するため
に、0.5ないし1Nの酸度を有する1の酸が使用され
る、上記8に記載の方法。
11.加水分解が80ないし120℃の間の温度で行われる、上
記8に記載の方法。
12.第二段階で使用されるアルデヒドが式 R2−CHO (II) 上式中;R2は3ないし14炭素原子を有するアルキル基又
はヒドロキシル及び/又はメトキシ基により置換された
フェニル基を表す、のものである、上記8に記載の方
法。
13.第二段階がアルコール−水混合溶剤中で行われる、
上記8に記載の方法。
14.縮合反応が5.5ないし6の間のpHで行われる、上記8
に記載の方法。
15.アルデヒド対加水分解されたキトサンの平均オシド
単量体構成単位のモル比が15より大きく、好適には約20
である、上記8に記載の方法。
16.縮合反応が10ないし50℃の間の温度で行われる、上
記8に記載の方法。
17.縮合反応が10゜ないし30℃で行われる、上記16に記
載の方法。
18.第三段階が式: (RCO)nA (III) 上式中 nは1又は2であり、 Aはn=1の時にはヒドロキシル基又はハロゲンであ
り、 Aはnが2である時には酸素であり、及び Rは1ないし3炭素原子を有するアルキル基を表す、 の酸又は酸誘導体を用いて行われる、上記8に記載の方
法。
19.式(III)の酸誘導体が無水酢酸又は塩化アセチルで
ある、上記18に記載の方法。
20.縮合反応がピリジン中で行われる、上記8に記載の
方法。
21.美容術において、金属の鎖体化のために、又はフィ
ルム、繊維又は被覆の製造における、上記1に記載のキ
トサンの使用。
22.5より高いpHで安定であり、3.5より低いpHで添加剤
又は活性物質の放出が可能であり、pHの変化に感受性の
ある物質として、上記1に記載のキトサン誘導体を含
む、反芻動物の飼育のための飼料添加剤又は生物学的に
活性な物質の被覆用組成物。
23.60℃よりも高い融点を有する疎水性物質と会合した
キトサン誘導体から形成されている、上記22に記載の組
成物。
24.pHにおける変化に感受性のある物質として、上記1
に規定されたようなキトサンの有機溶剤可溶性の誘導体
を含む被覆用組成物の連続したフィルムにより覆われて
いる活性物質の核から成る被覆された粒子。
25.上記23に記載の被覆用組成物の連続したフィルムに
より覆われている活性物質の核から成る被覆された粒
子。
26.活性物質が医薬、ビタミン又は必須アミノ酸であ
る、上記24に記載の被覆された粒子。
27.活性物質がメチオニン又はリジンである、上記26に
記載の被覆された粒子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/73 9454−4C 47/36 D // B01J 13/02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式: 上式中、 −R1は2ないし4炭素原子を含むアルキルカルボニル基
    を表し、 −R2は、2ないし21炭素原子を含むアルキル基又はヒド
    ロキシル又はアルコキシ基から選択された一つ又は多数
    の同一又は異なる基で置換され又は置換されていないフ
    ェニル基を表し、 −R3は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
    キルカルボニル基を表し、 −R4は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
    キルカルボニル基を表す、 の構成単位のランダム鎖から成る有機溶剤可溶性のキト
    ザン誘導体。
  2. 【請求項2】−第一段階において、80%以上まで脱アセ
    チル化されたキトサンを加水分解し; −第二段階において、式R2CHOの脂肪族又は芳香族アル
    デヒドを第一段階から得られたキトサンと縮合させ、及
    び −第三段階において、第二段階から得られたキトサンを
    エステル化する、 から成る工程から成ることを特徴とする、 式: 上式中、 −R1は、2ないし4炭素原子を含むアルキルカルボニル
    基を表し、 −R2は、2ないし21炭素原子を含むアルキル基又はヒド
    ロキシル又はアルコキシ基から選択された一つ又は多数
    の同一又は異なる基で置換され又は置換されていないフ
    ェニル基を表し、 −R3は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
    キルカルボニル基を表し、 −R4は、水素原子、又は2ないし4炭素原子を含むアル
    キルカルボニル基を表す、 の構成単位のランダム鎖から成るキトサン誘導体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】5より高いpHで安定であり、3.5より低いp
    Hで添加剤又は活性物質の放出が可能であり、pHの変化
    に感受性のある物質として、請求の範囲1項に記載のキ
    トサン誘導体を含む、反芻動物の飼育のための飼料添加
    剤又は生物学的に活性な物質の被覆用組成物。
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