JPH0739332Y2 - コイル移載装置 - Google Patents

コイル移載装置

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JPH0739332Y2
JPH0739332Y2 JP1987045000U JP4500087U JPH0739332Y2 JP H0739332 Y2 JPH0739332 Y2 JP H0739332Y2 JP 1987045000 U JP1987045000 U JP 1987045000U JP 4500087 U JP4500087 U JP 4500087U JP H0739332 Y2 JPH0739332 Y2 JP H0739332Y2
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JP
Japan
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coil
fingers
tip
transfer device
finger
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勉 川村
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、フィンガの先端をコイル挿入装置のウェッジ
ガイドの先端に突合わせた状態で、コイルをフィンガか
らコイル挿入装置のブレードに移し替えるようにしたコ
イル移載装置に関する。
(従来の技術) この種のコイル移載装置としては、例えば特開昭54−73
203号公報や特開昭57−52353号公報に記載されたものが
あり、それらの構成はおよそ第6図に示すようになって
いた。即ち、コイル移載装置1は、円形の基盤2と、こ
の基盤2の一面に同心円環状に配列固定された第1及び
第2のフィンガ3,4と、基盤2の他面中央に突設された
取手部5とから構成されている。これに対し、コイル挿
入装置6は、基台7に複数のブレード8を環状に配設す
ると共に、各ブレード8の外側に対応位置するようにウ
ェッジガイド9を配設し、ブレード8の内側にストリッ
パ10を設けた構成である。
そして、コイル11をコイル挿入装置6に移載する場合に
は、まずコイル11を第1及び第2のフィンガ3,4に掛渡
すようにしてフィンガ3間の隙間に挿入する。次いで、
取手部5を両手で持ってコイル移載装置1をコイル挿入
装置6側に移動させ、第1のフィンガ3の先端部分をブ
レード8の外側面に重なり合せるように挿入して、各フ
ィンガ3の先端をウェッジガイド9の先端に突合わせた
状態にする。この状態で、取手部5先端の大径の押圧部
5aを作業者が腹に宛がってその押圧部5aを腹で押しつけ
ることによって、各フィンガ3の先端をウェッジガイド
9の先端に押し当てて保持する。この状態を保持しなが
ら、取手部5から両手を放してコイル11を両手でフィン
ガ3,4からブレード8に移し替えるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来構成の場合、コイル挿入装置6
に対するコイル移載装置1の位置決めは、フィンガ3の
先端をウェッジガイド9の先端に単に突合わせるだけで
あり、この状態で取手部5の押圧部5aを作業者が腹で押
しつけることによって、各フィンガ3の先端をウェッジ
ガイド9の先端に押し当てて保持するものであるから、
コイル移載時におけるコイル移載装置1の保持が不安定
である。このため、腹による押圧部5aの押し具合やコイ
ル11の自重によってフィンガ3の先端がウェッジガイド
9の先端をずれ動いて位置ずれθが発生し易い。このよ
うな状態になると、第4図に二点鎖線で示すように、移
載時にコイル11をウェッジガイド9の先端に引掛けてコ
イル11の絶縁被膜に引掻き傷をつけてしまったり、或は
位置ずれθが大きい場合にはコイル11を所望のブレード
8間に挿入できないことすらあった。しかも、作業者が
コイル移載装置1を位置決め状態に腹で押えながらコイ
ル11を移載する作業は、面倒で且つ熟練を要し、移載作
業性に劣る問題があった。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
従ってその目的は、コイル移載時にコイル移載装置のフ
ィンガがコイル挿入装置のウェッジガイドの先端から位
置ずれすることを防止できて、その位置ずれに起因する
コイルの傷付き等を防止できると共に、移載作業を簡単
化できるコイル移載装置を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のコイル移載装置は、複数のフィンガを基盤に環
状に配設して成り、そのフィンガの先端をコイル挿入装
置のブレードの外側に対応位置させてそのフィンガの先
端をコイル挿入装置のウェッジガイドの先端に突合わせ
た状態で、前記コイルを前記フィンガから前記ブレード
に移し替えるようにしたものにおいて、前記基盤に前記
コイル挿入装置前へ突出する突出部を設けると共に、こ
の突出部の先端部に、前記コイル挿入装置に設けた位置
決め部に嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とするもの
である。
(作用) コイル移載装置に設けた突出部の先端の嵌合部を、コイ
ル挿入装置に設けた位置決め部に嵌合することによっ
て、フィンガのウェッジガイドに対するずれ動きが拘束
され、フィンガがウェッジガイドに対して位置決め状態
に保持される。このため、コイル移載時に作業者がコイ
ル移載装置を位置決め状態に腹で押えて保持する必要が
なくなり、コイル移載装置の位置決めが容易に且つ確実
になる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第5図に基いて説
明する。但し、前述した従来例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
まず第1図において、21はコイル移載装置22の円形な基
盤、23はこの基盤21に垂直に固定した複数本のフィンガ
で、各フィンガ23はコイル挿入装置6の各ブレード8の
外側に対応位置するように円環状に配列されている。こ
の場合、各フィンガ23は例えばアルミニウム製の一体物
であって、各フィンガ23間の隙間を各ブレード8間の隙
間に合せるために各フィンガ23の側部に平面部23aを形
成している。尚、本実施例では、従来の第2のフィンガ
4に相当するものは、省かれている。一方、24は基盤21
にフィンガ23とは反対側に突出するように設けた取手部
で、この取手部24は、コイル移載装置22を手で掴んで移
動させるための把持手段として機能するものである。こ
の場合、これには雄ねじ部25と、コイル挿入装置6側へ
突出する突出部たる中空軸26とが一体に形成され、その
雄ねじ部25が、基盤21の中心に形成した雌ねじ部27に締
め付けられている。この場合、中空軸26の軸心がコイル
移載装置22の軸心となっており、中空軸26の先端部の中
空部分を嵌合部28としている。この嵌合部28に対応し
て、ストリッパ10の中心には軸29が固定され、その軸29
の先端部分に、位置決め部たる径小な位置決めピン30が
形成されている。そして、この位置決めピン30に中空軸
26の嵌合部28を嵌合することによって、コイル移載装置
22が位置決めされるようになっている。尚、第5図に示
すように、ウェッジガイド9の先端にはフィンガ23の先
端を係止するための凹部9aが形成されている。
一方、第2図において、31は一対の枠体32,33を基盤34
に垂直に設けて成る巻枠装置で、図示下方の枠体32はシ
リンダ35によって図示上下方向にスライド可能となって
いる。そして、図示上方の枠体33には、フィンガ23を挿
入するための挿入溝36が形成されている。
次に、上記構成の作用について説明する。第2図に示す
ように、巻枠装置31の枠体32,33にコイル37を巻回し終
えたものとする。このコイル37をブレード8に移載する
には、まずコイル移載装置22のフィンガ23を枠体33の挿
入溝36に挿入し、これによってフィンガ23間にコイル37
を挿入する。次いで、シリンダ35を作動させて一方の枠
体32を他方の枠体33に接近させるように移動させて、コ
イル37を抜取り可能な状態にする。この後、取手部24を
持ってフィンガ23を挿入溝36から抜出すと、コイル37が
フィンガ23間に挟まれた状態で枠体32,33から抜出され
る。次いで、第1図に示すように中空軸26の嵌合部28を
位置決めピン30に嵌合し、これによってコイル移載装置
22の軸心をコイル挿入装置6の軸心に一致させるように
位置決めする。この位置決めの際、各フィンガ23の先端
をウェッジガイド9の先端に突合わせて、各フィンガ23
の先端をウェッジガイド9の先端の凹部9aに係止させ
る。この状態では、中空軸26の嵌合部28が位置決めピン
30に嵌合されているから、取手部24から両手を放して
も、各フィンガ23の先端がウェッジガイド9の先端に突
合わされた状態、即ち正規の位置に位置決めされた状態
に保持される。そして、この状態で両手を使ってコイル
37をフィンガ23からブレード8に移し替えるものであ
る。尚、各フィンガ23の先端がウェッジガイド9の先端
に当接すると同時に、中空軸26の先端が位置決めピン30
の段部30aに当接するように、予めストリッパ10の位置
を調節しておく。このようにすれば、位置決めの際にフ
ィンガ23の先端がウェッジガイド9の先端に強く当り過
ぎてウェッジガイド9の先端を損傷してしまうといった
事故を未然に防止できる。
そして、固定子鉄心38へのコイル37の挿入は、第3図に
示すように、コイル挿入装置6のブレード8の先端部に
ブレードガイド39を挿入した後、固定子鉄心38をコア受
台40によって第3図図示左方向に移動させてブレード8
を固定子鉄心38内に挿入すると共に、ウェッジガイド9
の先端を固定子鉄心38の端面に当接させる。この状態
で、ストリッパ10をピストンロッド10aにより図示右方
向に移動させることによって、コイル37へ固定子鉄心38
のスロット38a内に挿入するものである。
上記実施例によれば、中空軸26の嵌合部28を位置決めピ
ン30に嵌合することによって、コイル移載装置22の軸心
をコイル挿入装置6の軸心に一致させるように位置決め
することができるから、フィンガ23のウェッジガイド9
に対するずれ動きが拘束され、両者が位置決め状態に保
持される。その結果、たとえコイル37の重量が増したと
しても、従来のような位置ずれθ(第6図)が生じるこ
とを確実に防止できて、フィンガ23間の隙間とブレード
8間の隙間とを確実に一直線状にすることができる。こ
のため、フィンガ23からブレード8へのコイル37の移替
えをスムーズに行い得て、従来の位置ずれθに起因する
問題、即ち移載時にコイル11(第4図参照)をウェッジ
ガイド9の先端に引掛けて傷付けてしまったりコイル11
を所望のブレード8間に挿入できないといった問題を解
決でき、以ってコイル37を傷付けずに所望のブレード8
間に確実に挿入できる。しかも、従来とは異なり、作業
者がコイル移載装置22を位置決め状態に腹で押えながら
コイル37を移載するといった面倒で且つ熟練の要する作
業を行わずに済み、コイル37の移載作業が簡単になる。
また、従来構造のものは、ブレード8の内側にも第2の
フィンガ4が位置するように設けられているため、第4
図に示すようにコイル11が第2のフィンガ4によって内
側に引張り込まれた形態となり、その分だけコイル11の
周長(平均巻回長さ)が長くなっていた。これに対し、
本実施例では、フィンガ23をブレード8の内側には配置
せず外側にだけ配置するようにしたので、コイル37が内
側に引張り込まれなくなり、その分だけコイル37の周長
を短くできる利点がある。また、このようにブレード8
の内側にフィンガを配置せずとも、位置決めピン30と嵌
合部28との協働作用によってコイル移載装置22を確実に
位置決めでき、位置決め作業性を損うことはない。
また、本実施例ではコイル移載装置22を腹で押しつける
ための従来の押圧部5aが不要になるから、従来の第2の
フィンガ4を省いたことと相俟って、コイル移載装置22
を軽量化できて、コイル移載作業の労力を軽減できる。
尚、上記実施例では、コイル移載装置22側の嵌合部28を
孔状に構成し且つコイル挿入装置6側の位置決め部(位
置決めピン)を突起状に構成したが、これとは反対に、
嵌合部を突起状(ピン状)に構成し、且つコイル挿入装
置6側の位置決め部を孔状に構成するようにしても良
い。また、上記実施例では、嵌合部と位置決め部とを1
個ずつ設けたが、複数個ずつ設ける構成としても良い。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、コイル移載装
置に設けた突出部の先端の嵌合部を、コイル挿入装置に
設けた位置決め部に嵌合することによって、フィンガが
ウェッジガイドに対して位置決め状態に拘束されるか
ら、コイル移載時にコイル移載装置が位置ずれすること
を確実に防止できて、その位置ずれに起因するコイルの
傷付き等を防止できると共に、コイル移載時に作業者が
コイル移載装置を位置決め状態に腹で押えて保持する必
要がなくなり、移載作業を簡単化できるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示したもので、
第1図はコイル挿入装置にコイルを移載するときの縦断
正面図、第2図はフィンガを巻枠装置の挿入溝に挿入す
るときの縦断正面図、第3図はコイルを固定子鉄心のス
ロットに挿入するときの縦断正面図、第4図はコイルを
ブレードに移し替える際の作用を説明するための要部の
断面図、第5図はウェッジガイドの先端及びフィンの先
端の拡大斜視図であり、そして第6図は従来例を示す第
1図相当図である。 図面中、6はコイル挿入装置、8はブレード、9はウェ
ッジガイド、21は基盤、22はコイル移載装置、23はフィ
ンガ、28は嵌合部、30は位置決めピン(位置決め部)、
37はコイルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを掛合するための複数のフィンガを
    基盤に環状に配設して成り、そのフィンガの先端をコイ
    ル挿入装置のブレードの外側に対応位置させてそのフィ
    ンガの先端凸部をコイル挿入装置のウエッジガイドの先
    端凹部に係止させた状態で、前記コイルを前記フィンガ
    から前記ブレードに移し替えるようにしたものにおい
    て、前記基盤に前記コイル挿入装置側へ突出する突出部
    を設けると共に、この突出部の先端部に、前記コイル挿
    入装置に設けた位置決め部に嵌合する嵌合部を設けたこ
    とを特徴とするコイル挿入装置。
JP1987045000U 1987-03-26 1987-03-26 コイル移載装置 Expired - Lifetime JPH0739332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987045000U JPH0739332Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 コイル移載装置

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JP1987045000U JPH0739332Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 コイル移載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63153765U JPS63153765U (ja) 1988-10-07
JPH0739332Y2 true JPH0739332Y2 (ja) 1995-09-06

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ID=30863340

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JP1987045000U Expired - Lifetime JPH0739332Y2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 コイル移載装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60102847A (ja) * 1983-11-08 1985-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル挿入装置用コイル移載治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63153765U (ja) 1988-10-07

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