JPH073921A - 排水構造 - Google Patents

排水構造

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JPH073921A
JPH073921A JP14401993A JP14401993A JPH073921A JP H073921 A JPH073921 A JP H073921A JP 14401993 A JP14401993 A JP 14401993A JP 14401993 A JP14401993 A JP 14401993A JP H073921 A JPH073921 A JP H073921A
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water
building
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JP14401993A
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English (en)
Inventor
Yukimasa Ishida
幸正 石田
Mikio Tsuyuki
幹夫 露木
Tadaharu Hagiwara
忠治 萩原
Hideo Sato
秀雄 佐藤
Renji Ishino
連司 石野
Yoshihiro Yabushita
善弘 藪下
Noburo Tsubouchi
信朗 坪内
Taku Oguro
卓 小黒
Masaki Sugimoto
正樹 杉本
Takashi Uchida
孝 内田
Tomoo Seki
友男 関
Shuichi Suyama
秀一 陶山
Yuji Shinobu
裕司 忍
Toyoji Tanaka
豊二 田中
Masato Nakamura
正人 中村
Akihisa Odaka
明久 小高
Atsunari Kodama
功成 児玉
Kiyoto Ono
清人 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッキング振動が発生しても、その動きに対
応し、排水処理する。 【構成】 基部48Aの上面106が外側に向けて下が
り勾配とされ排水路を構成している。矩形部48Bの上
面110も、外側に向けて下がり勾配の排水路とされて
いる。上面106と上面110は、連通され上面106
から上面110へ水が通水し、さらにガイド溝114
は、上面110から流れてくる水を排水する縦溝とされ
ている。隣接する縦枠材46と縦枠材44との突き合わ
せ部には、ゴムガスケット80、82が互いに突き合わ
せられて通水路が構成されて、この通水路の開口には、
弾性変形可能な止水ブロック118、120が装着され
ている。基部46Aの開口には、塞ぎ材122が、基部
44Aの開口には、塞ぎ材124がそれぞれ装着されて
いる。ゴムガスケット80、82は、第1及び第2の止
水手段を構成し、建物外部から躯体表面への水の侵入を
二重に防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外装板から構成される
パネルユニットの排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パネルユニットを現場で取り付ける場合
には、部材間にジョイント部が設けられる。このジョイ
ント部には水の侵入を防止するための合成高分子材等の
シーリング材が充填されている。ところで、このシーリ
ング材が破損し構造躯体側へ水が侵入することがある。
そのため、侵入した水を回収する箱状の水受け(キャッ
チパン)をジョイント部に設け、さらに、この水受けで
回収した水を外部へ排水するようにしている。
【0003】しかしながら、建物に横方向から力が作用
した場合に、パネルユニットがロッキング振動し、従来
の箱状の水受け(キャッチパン)では建物の層間変位に
対応できずに損傷し、回収された水が漏れて外部へ排水
処理できなくなるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、ロッキング振動が生じても排水可能な排水構造
を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の排水構
造は、隣接するパネルユニットの支持部材同士が互いに
突き合わされ、建物上下方向に沿って延設されたパネル
のオープンジョイント部における排水構造であって、前
記支持部材の突き合わせ部に延設され、前記オープンジ
ョイント部からの水の侵入を防止する第1の止水手段
と、前記支持部材の突き合わせ部に延設され前記第1の
止水手段と構造躯体表面との間に位置し、前記第1の止
水手段から侵入した水が構造躯体表面へ侵入するのを防
止する第2の止水手段と、建物上下方向に沿って延設さ
れ、前記第1及び第2の止水手段とを互いに突き合わし
て構成され、前記第1の止水手段から侵入した水が流下
する通水路と、前記通水路の下方に配置され、前記通水
路を流下した水を止水する弾性変形可能な止水ブロック
と、前記止水ブロックで止水された水を外部へ排水する
排水手段と、を有している。
【0006】
【作用】請求項1に記載の排水構造によれば、降雨時に
パネルのオープンジョイント部から侵入した水は第1の
止水手段で止水される。ところが、ロッキング振動等の
影響によって第1の止水手段から水が侵入する場合があ
る。この水は、構造躯体への浸水を防止する第2の止水
手段と第1の止水手段を突き合わせて構成された通水路
を流下して止水ブロックでせき止められる。ここでせき
止められた水は、さらに排水手段を伝って外部へ排水さ
れる。
【0007】なお、ロッキング振動が発生しても、止水
ブロックは弾性変形可能とされているので破断すること
がなく、通水路から流下した水を漏らすことがなく排水
手段へ案内することができる。
【0008】
【実施例】図1には、本実施例に係る排水構造10が示
されている。図2及び図3には、この排水構造10が適
用されたパネルユニット12が示されている。また、図
4には、このパネルユニット12が取り付けられた建物
の外壁の一部が示されている。複数枚のパネルユニット
12が建物幅方向(矢印B方向)あるいは建物上下方向
(矢印C方向)に連接されて建物の外壁を構成する。
【0009】図2及び図3に示すように、図示しない建
物の躯体表面に下地フレーム14が取り付けられてい
る。この下地フレーム14は、一対の縦材16、18が
互いに平行に配置され、これらの縦材16、18の上下
両端部間には、水平に配置される横材20、22が掛け
渡され、枠状とされている。縦材16、18の間には、
複数本(本実施例では2本)の横力骨24、26が掛け
渡されて横材20、22と平行になっている。横材20
と横力骨24の間には縦力骨28が、横力骨24と横力
骨26の間には縦力骨30が、横力骨26と横材22の
間には縦力骨32がそれぞれ掛け渡されて縦材16、1
8と平行になっている。なお、これら横材20、22及
び横力骨24、26と縦力骨28、30、32との連結
位置には、ファスナー33が溶着されており、このファ
スナー33を介して上記横材20、22、横力骨24、
26と縦力骨28、30、32とがそれぞれ締着されて
いる。
【0010】上記下地フレーム14には、矩形状の金属
製薄板で形成された止水板34が固着されている。図2
に示すように、縦材18のフランジ部18Aには、ボル
ト孔18Bが穿設されており、このボルト孔18Bに挿
通された取付ボルト36で止水板34が縦材18に固着
されている。
【0011】縦材18には止水板34を介在させ、支持
フレーム38が取り付けられている。この支持フレーム
38は、平行に配置された縦枠材44、46を備えてい
る。これらの縦枠材44、46の上端部間には上枠材4
8が、縦枠材44、46の下端部間には下枠材50が、
それぞれ掛け渡され枠状の支持フレーム38を構成して
いる。上枠材48と下枠材50の中間部間には、複数本
(本実施例では4本)の取付部材52が掛け渡されてい
る。この取付部材52の取付面52Aには、建物側に向
けて開口されたコ字形部52Bが形成されている。この
コ字形部52Bに収容された取付ボルト58で止水板3
4を挟んで取付部材52を縦力骨30のウェブ部30A
に固定している。一方、取付面52Aからは連結材52
Fが立設され、この先端には建物幅方向(矢印B方向)
右側に向けて開口されたコ字形部52Cが形成されてい
る。このコ字形部52Cに収容された取付ボルト60
は、断面がT字形の押え部材62と取付部材52を固定
している。取付面52Aの両端部にはガスケット挿入孔
52D、52Eが形成され、ゴムガスケット54、56
がそれぞれ挿入されている。
【0012】また、縦枠材46の閉断面状の基部46A
にはガイド部46Bが形成され、さらに、このガイド部
46Bから建物幅方向(矢印B方向)左側へ向けて閉断
面状の矩形部46Cが形成されている。ガイド部46B
の先端部には、ボルト孔46Fが穿設されており、建物
幅方向(矢印B方向)から図示しないボルトが挿通さ
れ、断面がL字形の押え部材66が固定される。この矩
形部46Cの建物幅方向(矢印B方向)左側端部には、
ガスケット挿入孔46Dが形成され、ゴムガスケット6
4が挿入されている。矩形部46Cとガスケット挿入孔
46Dの間には、建物側に向けて開口されたコ字形部4
6Eが形成されている。このコ字形部46Eには、取付
ボルト36が収容され止水板34を挟んで縦材18のフ
ランジ部18Aに縦枠材46を固定している。基部46
Aの建物幅方向(矢印B方向)右側面には、ガスケット
挿入孔46G、46Hがそれぞれ形成され、ゴムガスケ
ット80、82がそれぞれ挿入されている。なお、これ
らの支持フレーム38を構成する各部材(縦枠材44、
46、上枠材48、下枠材50及び取付部材52)は、
一例としてアルミニウムの押出成形で製作された型材に
よって構成されている。
【0013】一方、押え部材62と押え部材66の間に
は、建物幅方向(矢印B方向)を長手方向として外装板
40が配置されている。この外装板40の幅方向側面に
は、建物上下方向(矢印C方向)に沿って保持溝68が
延設されている。建物幅方向(矢印B方向)左側の保持
溝68には、押え部材62の係止材62Aが挿入されて
おり、保持溝68と係止材62Aの間には緩衝ゴム材7
0が装着されている。また、他の係止材62Bは、突き
合わされている隣の外装板40の保持溝68に挿入さ
れ、同様に保持溝68と係止材62Bの間には緩衝ゴム
材70が装着されている。他方、建物幅方向(矢印B方
向)右端の保持溝68には、押え部材66の係止材66
Aが挿入されており、保持溝68と係止材66Aの間に
は緩衝ゴム材70が装着されている。
【0014】建物幅方向(矢印B方向)における外装板
40同士のジョイント部は、建物上下方向(矢印C方
向)に配設された押え部材62で支持されている。この
押え部材62の長さは外装板40と略同一とされ、略同
一長さの外装板40の左右両端を支持し、風圧により生
ずる外装板40に作用する横方向の力を負担している。
このように、支持フレーム38には、多数の外装板40
(本実施例では30枚)が支持されている。
【0015】図5に示すように、建物上下方向(矢印C
方向)における外装板40の下端部の隅部は、押え部材
62の下側に配設された断面L字形の石受けブラケット
72の受け面72Aで支持されている。この石受けブラ
ケット72の連結面72Bには切り込み73が設けら
れ、取付部材52の連結材52Fへ挿入されている。こ
の連結面72Bは取付ボルト74で取付面52Aに固定
されている。一方、外装板40同士の間には建物幅方向
(矢印B方向)に沿って目地76が延設され、シーリン
グ材78が装填されている。これによって、目地76か
らの水侵入を防止している。
【0016】図6に示すように、建物幅方向(矢印B方
向)におけるパネルユニット12同士のジョイント部M
は、一方のパネルユニット12の縦枠材46と、他方の
パネルユニット12の縦枠材44とが、互いに向かい合
っている。この縦枠材44にも、上記縦枠材46と対称
に基部44A、ガイド部44B、矩形部44C、ガスケ
ット挿入孔44D、コ字形部44E、ボルト孔44F、
ガスケット挿入孔44G、及びガスケット挿入孔44H
がそれぞれ形成されている。このガスケット挿入孔44
Gにはゴムガスケット80が、ガスケット挿入孔44H
にはゴムガスケット82が、それぞれ挿入されている。
【0017】図7に示すように、建物上下方向(矢印C
方向)におけるパネルユニット12同士のジョイント部
Nでは、下側に配置されたパネルユニット12の上枠材
48と、上側に配置されたパネルユニット12の下枠材
50とが、外縁同士を互いに向かい合わせている。この
上枠材48は、閉断面状の基部48Aが形成され、この
基部48Aの建物奥行き方向(矢印A方向)外側には閉
断面状の矩形部48Bが形成されている。また、基部4
8A上面の建物外側寄りには、垂直材48Iが立設され
建物上方に向けて開口されたガスケット挿入孔48Cが
形成されている。同じく建物寄りには、閉断面状の枠部
48Dが形成され、この枠部48Dの上面には、建物上
方に向けて開口されたガスケット挿入孔48Eが設けら
れている。ガスケット挿入孔48Cにはゴムガスケット
80が、ガスケット挿入孔48Eにはゴムガスケット8
2が、それぞれ挿入されている。
【0018】さらに、矩形部48Bの建物下方には、建
物側に向けて開口されたガスケット挿入孔48Fが形成
され、ゴムガスケット92が挿入されている。矩形部4
8Bとガスケット挿入孔48Fの間には、建物側に向け
て開口されたコ字形部48Gが形成されている。このコ
字形部48Gには図示しない取付ボルトが収容され、上
枠材48が止水板34を挟んで横材20のフランジ部2
0Aに固定されている。
【0019】矩形部48Bの建物外側端部から立設され
た垂直材48Hには、図示しない取付ボルトを介して目
地用プレート100が建物幅方向(矢印B方向)に沿っ
て固定されている。目地用プレート100の先端(建物
奥行き方向外側)は、下側に配置されたパネルユニット
12の外装板40の上端部40Aに図示しない止水ゴム
を介して接着されている。
【0020】上記上枠材48に対向して配置される下枠
材50は、閉断面状の基部50Aが形成され、この基部
50Aの建物奥行き方向(矢印A方向)外側には閉断面
状の矩形部50Bが形成されている。また、基部50A
の下面の建物外側寄りには、建物下方に向けて開口され
たガスケット挿入孔50Cが形成されている。同じく建
物寄りには、建物下方に向けて開口されたガスケット挿
入孔50Dが形成されている。このガスケット挿入孔5
0Cにはゴムガスケット80が、ガスケット挿入孔50
Dにはゴムガスケット82が、それぞれ挿入されてい
る。
【0021】さらに、矩形部50Bの上端には、建物側
に向けて開口されたガスケット挿入孔50Eが形成さ
れ、ゴムガスケット98が挿入されている。矩形部50
Bとガスケット挿入孔50Eの間には、建物側に向けて
開口されたコ字形部50Fが形成されている。このコ字
形部50Fには図示しない取付ボルトが収容され、止水
板34を挟んで下枠材50を横材22のフランジ部22
Aに固定している。矩形部50Bの建物下方へ垂直材が
延出され、この先端から建物奥行き方向(矢印A方向)
外側へ先端を向けて突出部50Gが形成されている。こ
の突出部50Gの上面には、パネルユニット12の最下
部に配置された外装板40が載置されている。突出部5
0Gの下面には、挿入孔50Hが建物幅方向(矢印B方
向)に沿って延設されている。
【0022】ここで、下側に配置された外装板40と上
側に配置された外装板40には、それぞれ表面と裏面に
切欠40A、40Bが設けられている。切欠40Bには
シーリング材104が装着されている。このシーリング
材104は、基部104Aが挿入孔50Hに挿入され、
この基部104Aの建物外側寄りから脚部104Bが延
出し、建物側寄りから脚部104Cが延出している。こ
の脚部104Bの下端が下方の外装板40の上端に当接
し、脚部104Cの下端が目地用プレート100に当接
して目地102からの水の侵入を防止している。
【0023】図1、図6及び図7に示すように、パネル
ユニット12の建物幅方向(矢印B方向)と建物上下方
向(矢印C方向)のジョイント部が交差する位置には、
本実施例に係る排水構造10が設けられている(図4参
照)。この排水構造10では、上枠材48の基部48A
の上面106が建物奥行き方向(矢印A方向)外側に向
けて下がり勾配とされ排水路を構成している。この上面
106には、L型のバッフル111が垂直材48Iと枠
部48Dに掛け渡され上面106を補強している(図7
参照)。また、矩形部48Bの上面110も、建物奥行
き方向(矢印A方向)外側に向けて下がり勾配の排水路
とされている。上面106と上面110は、垂直材48
Iに穿設された孔112で連通され上面106から上面
110へ水が通水するようになっている。さらに、縦枠
材46、44の建物幅方向(矢印B方向)へ凹設された
ガイド部46B、44Bが突き合わされ、窓拭きゴンド
ラ用のガイド溝114とされている。このガイド溝11
4は、上面110から流れてくる水を排水する縦溝とし
て機能している。
【0024】また、隣接するパネルユニット12の縦枠
材46と縦枠材44との突き合わせ部(ジョイント部
M)には、ゴムガスケット80、82が互いに突き合わ
せられて通水路116が構成されている(図6参照)。
この通水路116の開口には、弾性変形可能な止水ブロ
ック118、120が装着され互いに密着している。基
部46Aの開口には、塞ぎ材122が、基部44Aの開
口には、塞ぎ材124がそれぞれ装着され、止水ブロッ
ク118及び止水ブロック120と密接している。
【0025】上記ゴムガスケット80、82は、上述し
た各挿入孔へ挿入される基部80A、82Aと筒状の本
体80B、82Bから構成され、枠状の支持フレーム3
8の外縁に沿ってそれぞれ無端状に延設されている(図
2参照)。ゴムガスケット80は、互いに突き合わされ
て第1の止水手段を構成し、建物外部から通水路116
内への水の侵入を防止している。また、ゴムガスケット
82は、互いに突き合わされて第2の止水手段を構成
し、この通水路116から建物の躯体表面への水の侵入
を防止している。これによって、ジョイント部Nからの
水侵入を二重に防止している。なお、ゴムガスケット8
0は、一例としてエチレン−プロピレン共重合体ゴムで
成形され、また、ゴムガスケット82は、一例としてシ
リコーン発泡体で成形されている。
【0026】図8に示すように、上記止水ブロック11
8は、弾性材料で直方体状に形成され、その頂面118
Aは、建物幅方向(矢印B方向)左側及び建物奥行き方
向(矢印A方向)外側に向けて下がり勾配になってい
る。また、止水ブロック120も、弾性材料で直方体状
に形成され、その頂面120Aは、建物幅方向(矢印B
方向)右側及び建物奥行き方向(矢印A方向)外側に向
けて下がり勾配になっている。これらの止水ブロック1
18、120は、一例としてシリコーン発泡成形品で製
作されている。
【0027】次に本実施例の作用を説明する。降雨時に
は、ゴムガスケット80は、建物外部(ガイド溝11
4)から通水路116への雨水の侵入を建物上下方向
(矢印C方向)に沿って防いでいる。ゴムガスケット8
2は、通水路116へ侵入した雨水がさらに建物側へ侵
入するのを防いでいる。ところが、ロッキング振動等の
影響によってゴムガスケット80から水が侵入すること
がある。この水は、通水路116を流下して止水ブロッ
ク118、120でせき止められて、上面106へ流さ
れる。さらに水は、上面106を伝って孔112から上
面110へ流れ、ガイド溝114から建物外部へ排水さ
れる。
【0028】また、建物に横方向から力が作用して、パ
ネルユニット12にロッキング振動が発生しても、ゴム
ガスケット80、82は弾性変形可能で、ロッキング振
動によって破断することがない。また、止水ブロック1
18、120も弾性変形可能なので、通水路116から
流下した水が漏れることがなく、上面106、110か
ら排水される。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、上記構成の排水構
造は、ロッキング振動が発生しても、その動きに対応で
き、漏水することなく排水処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る排水構造を示す一部断面斜視図
である。
【図2】本実施例に係る排水構造が適用されたパネルユ
ニットを示す斜視図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】本実施例に係る排水構造が適用されたパネルユ
ニットが取り付けられた建物の外壁の一部を示す正面図
である。
【図5】建物上下方向における外装板同士のジョイント
部を示す一部断面斜視図である。
【図6】建物幅方向におけるパネルユニット同士のジョ
イント部を示す断面斜視図である。
【図7】建物上下方向におけるパネルユニット同士のジ
ョイント部を示す断面斜視図である。
【図8】止水ブロックを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 排水構造 12 パネルユニット 44 縦枠材(支持部材) 46 縦枠材(支持部材) 80 ゴムガスケット(第1の止水手段) 82 ゴムガスケット(第2の止水手段) 106 上面(排水手段) 110 上面(排水手段) 114 ガイド溝(オープンジョイント部) 116 通水路 118 止水ブロック 120 止水ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 忠治 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 佐藤 秀雄 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 石野 連司 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 藪下 善弘 大阪府大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 坪内 信朗 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 小黒 卓 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 杉本 正樹 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 内田 孝 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 関 友男 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 陶山 秀一 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 忍 裕司 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 田中 豊二 大阪府大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 中村 正人 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 小高 明久 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 児玉 功成 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 小野 清人 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日軽 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接するパネルユニットの支持部材同士
    が互いに突き合わされ、建物上下方向に沿って延設され
    たパネルのオープンジョイント部における排水構造であ
    って、 前記支持部材の突き合わせ部に延設され、前記オープン
    ジョイント部からの水の侵入を防止する第1の止水手段
    と、 前記支持部材の突き合わせ部に延設され前記第1の止水
    手段と構造躯体表面との間に位置し、前記第1の止水手
    段から侵入した水が構造躯体表面へ侵入するのを防止す
    る第2の止水手段と、 建物上下方向に沿って延設され、前記第1及び第2の止
    水手段とを互いに突き合わして構成され、前記第1の止
    水手段から侵入した水が流下する通水路と、 前記通水路の下方に配置され、前記通水路を流下した水
    を止水する弾性変形可能な止水ブロックと、 前記止水ブロックで止水された水を外部へ排水する排水
    手段と、 を有する排水構造。
JP14401993A 1993-06-15 1993-06-15 排水構造 Pending JPH073921A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113661900A (zh) * 2021-08-04 2021-11-19 河海大学 一种田间灌溉温控一体化系统及其使用方法

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CN113661900A (zh) * 2021-08-04 2021-11-19 河海大学 一种田间灌溉温控一体化系统及其使用方法
CN113661900B (zh) * 2021-08-04 2022-09-27 河海大学 一种田间灌溉温控一体化系统及其使用方法

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