JPH0739135A - 円筒形リニアパルスモータ - Google Patents

円筒形リニアパルスモータ

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JPH0739135A
JPH0739135A JP5178698A JP17869893A JPH0739135A JP H0739135 A JPH0739135 A JP H0739135A JP 5178698 A JP5178698 A JP 5178698A JP 17869893 A JP17869893 A JP 17869893A JP H0739135 A JPH0739135 A JP H0739135A
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JP
Japan
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stator
tooth
small teeth
peripheral surface
small
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Application number
JP5178698A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Satomi
博文 里見
Takao Iwasa
孝夫 岩佐
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Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの長さを長くせずに、そのストローク
長を長くする。 【構成】 内周面の軸方向に小歯20が等ピッチで配設
された固定子1に、外周面の軸方向に小歯30が同じ等
ピッチで配設された移動子5が、軸受部31,31を介
して、軸方向に移動自在に支持される円筒形リニアパル
スモータであり、前記軸受部の複数個の転動球体33を
保持する保持部材34には、転動球体33が、移動子小
歯30外周面を、軸方向に直接転動されるための案内溝
35が3箇所以上設けられるとともに、各案内溝35に
整列して転動する5以上の数N個の転動球体33のう
ち、2個以上で移動子小歯30外周面を支持させるため
には、移動子小歯30のピッチをP,移動子小歯30の
歯厚をt,整列した転動球体33の中心間距離をdとす
る比率t/PおよびP/dが、所定の範囲に設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形リニアパルスモ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来のよく知られている円筒形
リニアパルスモータの縦断面図を示す。
【0003】図8において、前記円筒形リニアパルスモ
ータの固定子100の固定子コア101,102,10
3および104は、その外周縁部が厚さ方向に厚くなっ
た段付きのリング形状をしており、その内周面には軸方
向に等ピッチで複数個の固定子小歯105が配設されて
いる。そして、これら固定子コア101,102,10
3および104は、フレーム116内に収容されてい
る。
【0004】前記固定子コア101と102とは前記外
周縁部をつき合わせる形で組み合わされ、これにより形
成されるリング状の溝部には、リング状巻線106が挟
持されて1つの相を形成している。また、これと同様
に、前記固定子コア103と104との間に形成される
リング状の溝部には、リング状巻線107が挟持されて
他の1つの相を形成している。
【0005】前記2つの相を形成している固定子コア1
01,102と固定子コア103,104とは、その間
に軸方向に着磁されたリング状永久磁石108を挟持す
る形で、移動子109の軸方向に配置され、全体として
2相の固定子100を構成している。
【0006】移動子109は、移動子コア110と軸1
11とからなり、該移動子コア110は、中空円筒形状
をなし、その外周面には複数個の移動子小歯112が、
固定子小歯105の歯ピッチと同じに、軸方向に等ピッ
チで配設され、該移動子コア110の中空部には、前記
軸111が貫通挿着されている。そして、該移動子10
9は、固定子100の両端に、一対のブラケット11
7,118を介して設けられた一対の軸受119,12
0により、軸方向に移動可能に支持されている。
【0007】前記軸受119,120は、通常、スライ
ドブッシュ,リニアブッシュ,リニアベアリングなどと
呼ばれるもので、円筒状の外筒と、複数個の転動球体
と、保持具とからなる。
【0008】前記複数個の転動球体は、前記外筒と前記
軸111の外周面との間にあって、該外周面を前記軸方
向に直接、転動しながら前記軸111を支持する。前記
保持具は、前記複数個の転動球体を前記外筒とともに保
持するもので、該転動球体を、前記軸方向に整列して、
前記軸111の外周面を転動させるための案内溝と、該
球体を循環するように返送させるための返送溝とからな
る循環溝が、内周面に複数個、等ピッチで配設されてい
【0009】前記固定子小歯105と移動子小歯112
とは、以下の位置関係にある。すなわち、固定子コア1
04に配設された固定子小歯105が移動子小歯112
と丁度向き合っているとき、固定子コア103に配設さ
れた固定子小歯105は、移動子小歯112に対して
(または、固定子コア104に比較して)、歯ピッチの
2/4だけ軸方向にずれた位置にあり、移動子小歯11
2の歯底部に対向している。また、固定子コア102に
配設された固定子小歯105は、同様に、歯ピッチの1
/4だけ軸方向にずれた位置にある。さらに、固定子コ
ア101に配設された固定子小歯105は、同様に、歯
ピッチの3/4だけ軸方向にずれた位置にある。
【0010】そして、入力パルスに応じて、前記リング
状巻線106および107に所定の順序で通電すること
により、各固定子小歯105と移動子小歯112との間
に順次磁束を発生させて、移動子109をステップ状に
歩進動作させるようになっており、前記円筒形リニアパ
ルスモータは、基本移動量が移動子小歯112の歯ピッ
チの1/4の2相ハイブリッド型リニアパルスモータを
構成している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成の円筒形リニアパルスモータは、移動子軸111を前
記軸受119,120で支持する構造であるため、次の
ような問題点があった。
【0012】(1) ストローク長は、移動子コアの長
さと固定子の長さとの差に限定される。 (2) モータの長さは、移動子コアの長さとストロー
ク長との和以上必要となる。 (3) 前記ストローク長を長くするためには、前記モ
ータの長さを長くする必要がある。
【0013】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、モータの長さを長くせ
ずに、そのストローク長を長くできる円筒形リニアパル
スモータを提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、軸受部として特別な
工夫を必要とせず、従来からスライドブッシュ,リニア
ブッシュ,リニアベアリングなどと呼ばれているものが
使用できるとともに、簡単な構成で長ストローク化が可
能な円筒形リニアパルスモータを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、次のとおりである。
【0016】(1) 内周面に沿って配設された磁極
に、巻線が巻回された円筒状の固定子と、該固定子の軸
心と同心に、軸方向に移動自在に支持され、かつ外周部
に、該軸方向に沿って複数個の移動子小歯が等ピッチで
配設された移動子とからなる円筒形リニアパルスモータ
において、
【0017】前記固定子の両端に、一対のブラケットを
介して設けられた一対の軸受部のそれぞれは、円筒状の
外筒と、複数個の転動球体と、前記外筒と前記移動子小
歯外周面との間にあって、前記転動球体が、前記移動子
小歯外周面を、前記軸方向に整列して、直接転動される
ための案内溝と、循環するように返送される返送溝とか
らなる循環溝が、内周面に3箇所以上、等ピッチで設け
られた保持部材とを備え、前記各案内溝に整列して転動
する5以上の数N個の転動球体のうち、2個以上によ
り、前記移動子小歯外周面を支持させるために、前記移
動子小歯のピッチをP,該移動子小歯の歯厚をt,前記
整列した転動球体の中心間距離をdとするとき、比率t
/PおよびP/dが、所定の範囲に設定されることを特
徴とする。
【0018】(2) 前記固定子が、内周面の軸方向に
複数の固定子小歯が等ピッチで配設された固定子コアで
あって、軸方向に2個配設された固定子コアと、前記2
個の固定子コアの間に挟持され軸方向に着磁された永久
磁石と、前記巻線として、前記2個の固定子コアの重な
り合う2つの突極にまたがってそれぞれ巻回された固定
子巻線とを有し、前記永久磁石の軸方向の厚さは、前記
2個の固定子コアに軸方向に配設されたそれぞれの固定
子小歯の中心間の距離が歯ピッチの(K+0.5)倍
(Kは正の整数とする)となるように設定され、前記固
定子小歯が、前記固定子コアを形成する固定子鉄板を所
定の角度で回転積層することにより形成されることを特
徴とする。
【0019】
【作用】前記のように構成された円筒形リニアパルスモ
ータは、移動子外周面を、直接、軸受部で支持する構造
であるため、該モータの長さを長くしないで、そのスト
ローク長を長くすることができる。
【0020】また、前記円筒形リニアパルスモータは、
その移動子小歯の外周面に、軸方向に該小歯の歯先部
が、歯底部を間に、断続的に等ピッチで配設されてお
り、軸受部の各案内溝内に、軸方向に整列して、前記小
歯外周面に直接転動される複数個の転動球体のうち2個
以上が、前記小歯の歯先部に、直接当接して支持するこ
とが可能である。
【0021】そして、巻線は各突極に巻回される形で固
定子コア内の周方向に配置されるため、アンペア導体数
を大きくとることができ、小型で高推力なリニアパルス
モータが構成される。さらに、固定子鉄板を回転積層す
ることにより、固定子コアを形成することができ、従来
の回転形ステッピングモータの積層コア技術を適用する
ことができ、生産性も優れている
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1は、本発明の円筒形リ
ニアパルスモータの一実施例を示す縦断面図、図2は図
1のII−II線による横断面図である。
【0023】図1および図2において、固定子1の固定
子コア2に配設された8個の突極11ないし18、およ
び固定子コア3に配設された8個の突極21ないし28
には、それぞれ、その内周面の軸方向に複数個の固定子
小歯20が等ピッチで配設されている。
【0024】固定子巻線W1は、固定子コア2と3の重
なり合う2つの突極11と21にまたがって巻回されて
いる。これと同様に、固定子巻線W2,W3ないしW8
も、固定子コア2と3の重なり合うそれぞれ2つの突極
12と22,13と23ないし18と28に、それぞれ
またがって巻回されている。
【0025】永久磁石4は、固定子コア2と3との間に
挟持され、軸方向に着磁されている。該永久磁石4の軸
方向の厚さは、前記2個の固定子コア2と3に配設され
たそれぞれの固定子小歯20の中心間の距離が歯ピッチ
の(K+0.5)倍(Kは正の整数とする)となるよう
に設定されている。このように構成された前記固定子1
は、フレーム19内に収容されている。
【0026】移動子5は移動子コアと一体的に形成さ
れ、かつ移動子軸を兼用している。該移動子5の外周面
の軸方向には、固定子小歯20の歯ピッチと同じで、か
つ等ピッチで、複数個のリング状の移動子小歯30(歯
先部30aと歯底部30b)が、転造、または研削など
の機械加工により形成されており、該移動子小歯30の
表面は耐摩耗性を持たせるための処理が施されている。
そして、前記移動子小歯30の歯底部30bには、非磁
性部材30cが充填,固着されて、前記移動子5の外周
面は同一径の円柱外周面を形成している。
【0027】固定子1の両端には、一対のブラケット
6,7を介して設けられた一対の同形の軸受31,31
があり、該軸受31,31により前記移動子5が、その
外周面を、軸方向に移動可能に、支持されている。
【0028】図3は、前記軸受31の一部拡大縦断面図
であり、該軸受31は、通常、スライドブッシュ,リニ
アブッシュ,リニアベアリングなどと呼ばれるもので、
円筒状の外筒32と、複数個の転動球体33と、保持具
34とからなる。
【0029】前記複数個の転動球体33は、前記外筒3
1と前記移動子5の外周面との間にあって、該外周面を
前記軸方向に直接、転動しながら前記移動子5を支持す
る。前記保持具34は、前記複数個の転動球体33を前
記外筒31とともに保持するもので、該転動球体33
を、前記軸方向に整列して、前記移動子5の外周面上を
転動させるための案内溝35と、該球体33を循環する
ように返送させるための返送溝36とからなる循環溝3
7が、内周面の円周方向に3箇所以上、等ピッチで配設
(本実施例では、90度ピッチで4箇所に配設)されて
いる。図3に示すように、前記案内溝35の一端から出
た転動球体33は、前記返送溝36のなかを通って、再
び前記案内溝35の他端から戻されるように循環する。
【0030】図4は、前記軸受31の案内溝35内に整
列された複数個の転動球体32と、前記移動子小歯30
との軸方向の位置関係を示す図である。図4において、
前記案内溝35に整列して転動する転動球体33の数が
N個(同図ではN=9個を示す。)、前記移動子小歯3
0のピッチをP,該移動子小歯30の歯先部30aの歯
厚をt,互いに隣接した前記転動球体33の中心間距離
をdとし、前記整列した転動球体33N個のうち、2個
以上が、前記移動子小歯30の歯先部30aに直接当接
して、前記移動子5を支持するために、比率t/P=
0.35〜0.6の範囲における比率P/dの範囲は、
Nの各値に対して幾何学を基にコンピュータ解析したと
ころ、次の表のとおりとなった。
【0031】
【表2】
【0032】今、移動子小歯30のピッチP=2mm,
移動子小歯30の歯先部30aの歯厚t=1mm,互い
に隣接した転動球体33の中心間距離d=3mmで、案
内溝35に整列される転動球体33の数N=9個の場
合、比率t/P=0.5,P/d=0.667で、前記
範囲内に設定されており、2個以上の転動球体33が前
記移動子小歯30の歯先部30aに当接して、前記移動
子5を支持する。
【0033】なお、図1から前記軸受31の案内溝35
が、その内周面に、内周方向に90度の等ピッチで4箇
所に設けられているが、該円周方向に配設する案内溝3
5の数は、移動子5の荷重により、適宜3以上の箇所を
選択すればよい。
【0034】このように、移動子小歯30の外周面を前
記転動球体33が転動するとき、前記移動子小歯30の
歯先部30aに、直接当接する前記転動球体33の数
は、前記比率t/PおよびP/dに依存して変化するこ
とになる。前記の場合、N=9個整列した転動球体33
のうち、4個、または5個が常に移動子小歯30の歯先
部30aに、直接当接して、移動子5を支持することに
なる。
【0035】前記移動子小歯30の歯先部30aに当接
しない、残りの転動球体33は、該小歯30の歯底部3
0bに充填された非磁性部材30cを介して、間接的に
前記移動子5を支持することなる。しかし、機械的な支
持は、前記小歯30の歯先部30aで行なうので、前記
非磁性部材30cには機械的強度を要求されない。ま
た、前記非磁性部材30cの部分は、前記歯先部30a
と同一円周面に仕上げる必要もないため、使用可能な非
磁性部材30cの自由度が増し、また、移動子5の製作
が容易になる。
【0036】なお、図2における溝40は、前記移動子
5の外周面に、軸方向に設けられた溝である。該溝40
を、固定子コア2の突極11ないし18および固定子コ
ア3の突極21ないし28のそれぞれの突極間に形成さ
れる巻線挿入口29とほぼ同じ幅にし、該固定子巻線挿
入口29に対向させることにより、該溝40は、移動子
5の回転方向の動きを磁気的吸引力により抑制する効果
を発揮する。したがって、この溝40は、特になくても
動作上問題はない。
【0037】次に、図5は、図2の固定子コア2を形成
している固定子鉄板50を示したものである。8個の突
極P1ないしP8のうちP1、P2、P5およびP6は
内径寸法の小さい突極であり、固定子コアの歯先部を構
成する。また、P3、P4、P7およびP8は内径寸法
の大きな突極であり、固定子コアの歯底部を構成する。
【0038】図6は、前記固定子鉄板50を45度ずつ
右回りに回転積層したときの8個の突極11ないし18
の様子を、移動子側からみたものである。黒い部分(ハ
ッチングのある部分)が固定子小歯20の歯先部を、白
い部分(ハッチングのない部分)がその歯底部を示して
いる。固定子鉄板50の厚さをt0 とすると、回転積層
することにより、各突極には、歯ピッチが4・t0 、歯
厚が2・t0 の固定子小歯20が形成される。しかも、
突極11を基準としたとき、突極12の小歯は歯ピッチ
の1/4が、突極13の小歯は歯ピッチの2/4が、突
極14の小歯は歯ピッチの3/4が、それぞれずれてい
る。また、突極15,16,17,18の小歯はそれぞ
れ突極11,12,13,14の小歯と同じ位置関係に
ある。なお、前記固定子コア3についても同様である。
【0039】一方、固定子コア2と3の重なり合う各突
極の固定子小歯20の位置関係は、永久磁石4の軸方向
の厚さを上述のように調整することにより、Kを正の整
数としたとき、小歯間の距離が歯ピッチの(K+0.
5)倍となるように設定されている。そのため、突極1
1を基準にしたとき、突極21の小歯は歯ピッチの2/
4ずれる。また、突極22,23ないし28のそれぞれ
の小歯は、それぞれ歯ピッチの3/4、4/4、1/
4、2/4、3/4、4/4、1/4ずれることとな
る。
【0040】したがって、図7に示すように、巻線W1
とW5が巻回される突極をA相、巻線W3とW7が巻回
される突極をインバースA相(Aの逆相)となるように
結線して一つの相とし、巻線W2とW4が巻回される突
極をB相、巻線W6とW8が巻回される突極をインバー
スB相(Bの逆相)となるように結線してもう一つの相
とすることにより、2相のハイブリッド型リニアパルス
モータを構成することができる。このときのステップご
との基本移動量は、歯ピッチの1/4、すなわち固定子
鉄板の厚さt0 となる。
【0041】そして、入力パルスに応じて、各相巻線を
所定の順序で順次励磁していくことにより、各固定子小
歯20と移動子小歯30との間に順次磁束を発生させて
移動子5をステップ状に歩進動作させることができる。
【0042】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果す他の
態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構
成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の円筒形リニアパルスモータによれば軸受部の各案内溝
内に、軸方向に整列して、該モータの移動子小歯外周面
に直接転動される複数個の転動球体のうち2個以上が、
前記移動子小歯外周面を支持させるためには、前記移動
子小歯のピッチをP,該移動子小歯の歯厚をt,前記整
列した転動球体の中心間距離をdとする、比率t/Pお
よびP/dが、所定の範囲に設定されるので、前記モー
タの長さを長くせずに、そのストローク長を長くするこ
とができる。
【0044】前記軸受部として、従来からあるスライド
ブッシュ,リニアブッシュ,リニアベアリングなどが使
用できるとともに、簡単な構成で、該モータのストロー
ク長を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒形リニアパルスモータの一実施例
を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線による横断面図である。
【図3】軸受の一部拡大縦断面図である。
【図4】軸受の転動球体と移動子小歯との軸方向の位置
関係を示す図である。
【図5】固定子コアを形成する固定子鉄板の平面図であ
る。
【図6】図5の固定子鉄板を所定角回転積層したときに
形成される固定子小歯部を移動子側から見た展開図であ
る。
【図7】固定子巻線の結線図である。
【図8】従来の円筒形リニアパルスモータの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定子 2,3 固定子コア 4 永久磁石 5 移動子 6,7 ブラケット 20 固定子小歯 30 移動子小歯 30a 歯先部 30b 歯底部 30c 非磁性部材 31 軸受 32 外筒 33 転動球体 34 保持具 35 案内溝 36 返送溝 37 循環溝 d 互いに隣接した転動球体の中心間距離 K 正の整数 N 整列した転動球体の数 P 移動子小歯のピッチ t 移動子小歯の歯厚 W1,W2,…W8 固定子巻線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に沿って配設された磁極に、巻線
    が巻回された円筒状の固定子と、該固定子の軸心と同心
    に、軸方向に移動自在に支持され、かつ外周部に、該軸
    方向に沿って複数個の移動子小歯が等ピッチで配設され
    た移動子とからなる円筒形リニアパルスモータにおい
    て、 前記固定子の両端に、一対のブラケットを介して設けら
    れた一対の軸受部のそれぞれは、円筒状の外筒と、複数
    個の転動球体と、前記外筒と前記移動子小歯外周面との
    間にあって、前記転動球体が、前記移動子小歯外周面
    を、前記軸方向に整列して、直接転動されるための案内
    溝と、循環するように返送される返送溝とからなる循環
    溝が、内周面に3箇所以上、等ピッチで設けられた保持
    部材とを備え、 前記各案内溝に整列して転動する5以上の数N個の転動
    球体のうち、2個以上により、前記移動子小歯外周面を
    支持させるために、前記移動子小歯のピッチをP,該移
    動子小歯の歯厚をt,前記整列した転動球体の中心間距
    離をdとするとき、比率t/PおよびP/dが、表1の
    範囲に設定されることを特徴とする円筒形リニアパルス
    モータ。 【表1】
  2. 【請求項2】 前記固定子が、内周面の軸方向に複数の
    固定子小歯が等ピッチで配設された固定子コアであっ
    て、軸方向に2個配設された固定子コアと、前記2個の
    固定子コアの間に挟持され軸方向に着磁された永久磁石
    と、前記巻線として、前記2個の固定子コアの重なり合
    う2つの突極にまたがってそれぞれ巻回された固定子巻
    線とを有し、 前記永久磁石の軸方向の厚さは、前記2個の固定子コア
    に軸方向に配設されたそれぞれの固定子小歯の中心間の
    距離が歯ピッチの(K+0.5)倍(Kは正の整数とす
    る)となるように設定され、 前記固定子小歯が、前記固定子コアを形成する固定子鉄
    板を所定の角度で回転積層することにより形成されるこ
    とを特徴とする請求項1の円筒形リニアパルスモータ。
JP5178698A 1993-07-20 1993-07-20 円筒形リニアパルスモータ Pending JPH0739135A (ja)

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JP5178698A JPH0739135A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 円筒形リニアパルスモータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098880A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Yaskawa Electric Corp 円筒形リニアモータ
JP2013223289A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp 円筒型リニアモータ
CN117895739A (zh) * 2023-12-29 2024-04-16 比亚迪股份有限公司 直线电机、悬架系统及车辆

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