JPH073911U - ワーク支持装置 - Google Patents

ワーク支持装置

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JPH073911U
JPH073911U JP3351493U JP3351493U JPH073911U JP H073911 U JPH073911 U JP H073911U JP 3351493 U JP3351493 U JP 3351493U JP 3351493 U JP3351493 U JP 3351493U JP H073911 U JPH073911 U JP H073911U
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JP
Japan
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base body
piston
mounting seat
diaphragm
claw
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Pending
Application number
JP3351493U
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English (en)
Inventor
政人 石井
凱敬 大田
Original Assignee
政人 石井
凱敬 大田
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Application filed by 政人 石井, 凱敬 大田 filed Critical 政人 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 把持爪の交換精度が良く再現性が可能になる
ワーク支持装置を提供する。 【構成】 ワーク支持装置に於けるダイヤフラム11の
前面各取付座16に基体2の軸芯方向に傾斜するネジ穴
17を設け、また把持爪19の挿通孔21に挿通したボ
ルト20をネジ穴にねじ込み、取付座の弧状面18に把
持爪の突出部22を外接する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、機械加工するワークの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のワーク支持装置は、図3及び図4に示すように、まず、軸芯の通路から 中空室31のピストン32の前側に流体を圧送して、後方にピストン32をスラ イドさせる。
【0003】 すると、ピストン32によりダイヤフラム33の中央部を引き寄せるので、各 把持爪34が縮径方向に傾動し、この縮径状態の維持把持爪34の外側にワーク Aを嵌装する。
【0004】 ワークAの嵌装後、流体の圧送を停止すると、ダイヤフラム33の後元力によ りピストン32が押し戻されて各嵌装爪34を拡径方向に傾動するので、ワーク Aが把持(内掴み方式)される。
【0005】 なお、ピストン32の後側に流体を圧送すると、外掴み方式(ワークは、各拡 径方向に傾動した把持爪34の内側に挿入する)になる。
【0006】 このとき、ピストン32の前側に流体を圧送して、後方にピストン32をスラ イドさせると、ダイヤフラム33の中央部が後方に引き寄せられて縮径方向に把 持爪34を傾動する。
【0007】 その結果、加工時の回転にともない発生する遠心力による影響をなくすると共 に、把持力が強力になる。
【0008】 上記のようなワーク支持装置の各把持爪34は、ダイヤフラム33の前面放射 線上の位置に取付座35を設けて、この各取付座35に把持爪34の末端座部3 6を重ね合わせ、そして、座部36の透孔37に挿入したボルト38を取付座3 5のねじ穴39にねじ込んで取付けるようになっている。
【0009】 なお、座部36の外周面からダイヤフラム33の前面に向け突出する突出片4 0を取付座35の外周方向側の面に外接させてある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような把持爪の取付け方法を採用すると、ピストンの軸芯(回転軸芯) に軸芯を平行させたネジ穴を設けてあるので、ボルト締め付け時のボルト面圧に よりボルト締め付け方向に把持爪が若干廻る。
【0011】 このため、把持爪の挾持面の精度にバラツキが発生すると共に、ボルト締め付 け力の強弱によって大きなバラツキが発生する。
【0012】 また、把持爪の取付け後に把持爪の挾持面を研磨などにより修正しても、外掴 み方式から内掴み方式(逆の場合もある)の変更にともない取外した把持爪を再 度取付けた場合、再現性がない。
【0013】 このため、段取り替えの多い多種少量生産に不向きである。
【0014】 そこで、この考案は、把持爪の取付けに際し、把持爪が回転しないようにした ワーク支持装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は、工作機械のスピンドルと共に回転 する基体と、この基体内に設けてある中空室に内蔵すると共に、通路から供給さ れる流体の切替えにより前後方向に移動するピストンと、上記基体の前面に所定 の間隙を存して対向させると共に、前記基体の周縁に外周縁を固定し、かつ上記 ピストンに中央部を係合したダイヤフラムと、このダイヤフラムの前面に適宜の 配列で設けた複数の取付座にボルトを介し着脱自在に取付けた把持爪とから成る ワーク支持装置において、上記取付座に設けてあるボルトのねじ込みネジ穴を、 上記ダイヤフラムの表面から上記基体の軸芯に向け傾斜させ、また、上記把持爪 の末端に上記取付座の外周方向側面弧状面に外接する突出部を設けた構成を採用 する。
【0016】
【作用】
上記のように構成すると、把持爪に挿入したボルトをネジ穴にねじ込みながら 、取付座に把持爪を固定する。
【0017】 把持爪の固定時にあっては、傾斜したネジ穴により取付座の弧状面に突出部が 圧接され、また、取付座の表面に把持爪の裏面が重なり合う。
【0018】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0019】 図1及び図2に示すように、工作機械のスピンドル1と共に回転する基体2内 には、中空室3が設けられている。
【0020】 また、中空室3内には、通路から供給される流体の切替えにより前後方向に移 動するピストン4が内蔵されている。
【0021】 上記流体(エア)の供給通路は、図示の場合基体2と共に回転する大径の外側 パイプ5と、この外側パイプ5の内側に内周と外周との間に所定の間隙を形成す るよう挿入した小径の内側パイプ6と、この内側パイプ6の内側に内周と外周と の間に所定の間隙を形成するよう挿入したクーラント液の供給チューブ7を設け ると共に、外側パイプ5と内側パイプ6との間隙に連通する第1通路8及び内側 パイプ6とチューブ7との間隙に連通する第2通路9が中空室3のピストン4の 前後にそれぞれ連通させてある。
【0022】 なお、外側パイプ5、内側パイプ6、チューブ7は、基体2と共に回転するた め、ロータリージョイント(図示省略)を介し固定側に可動側を接続してある。
【0023】 また、中空室3は、基体2の前面中心に設けてあるノズル10にチューブ7か らクーラント液の供給を受けてワークAに噴射するため環状になっている。
【0024】 このため、ピストン4も環状になっている。
【0025】 さらに、基体2の前面には、前面に所定の間隙を存して対向させると共に、基 体2の周縁部に外周縁をボルトなどの固着具14を介し固定し、かつピストン4 に中央部を係合したダイヤフラム11が設けられている。
【0026】 上記のダイヤフラム11は、例えば析出硬化合金を素材として固溶化処理状態 で機械加工し、かつ熱処理して時効硬化させ、適度な硬度とした切欠引張り強さ の大きいものが使用される。
【0027】 また、ピストン4とダイヤフラム11との係合方法は、例えば図1に示すよう に、ピストン4の前面中央から突出する外側筒状部12を前方に突出するよう基 体2に漏洩防止手段13を施こして貫通させると共に、ダイヤフラム11の中央 から連なって後方に突出する内側筒状部15を外側筒状部12にねじ込む方法を 採用したが、上記以外の方法でダイヤフラム11にピストン4を係合(連結)す ることもある。
【0028】 さらに、ダイヤフラム11の前面には、取付座16が設けられている。
【0029】 上記の取付座16は、図示の場合、ダイヤフラム11の表面放射線上に複数( 図示の場合、八個)配列され、それぞれの表面から基体2の軸芯方向に傾斜する 一個のネジ穴17が、取付座16の基体2の外周面側には、弧状面18が設けら れている。
【0030】 19は取付座16の表面に裏面を重ね合わせる把持爪で、この把持爪19には 、ネジ穴17にねじ込むボルト20の挿通孔21が設けられている。
【0031】 なお、把持爪19は、図1に示す内掴みに限定されず、外掴みもある。
【0032】 また、把持爪19には、弧状面18に外接する突出部22が設けられている。
【0033】 図中23はピストン4の回転を止めると共に、前後方向に移動するピストン4 のガイドピンである。
【0034】 上記のように構成すると、把持爪19の挿通孔21に挿通したボルト20をネ ジ穴17にねじ込みながら、取付座16に把持爪19を固定する。
【0035】 把持爪19の固定時にあっては、傾斜したネジ穴17により基体2の中心方向 に把持爪19が移動し、ボルト20の締め付け終了直前にあっては、弧状面18 に突出部22が圧接されてボルト20の回動方向に把持爪19が回動するのを阻 止し、ボルト20のねじ込み終了時にあっては、取付座16の表面に把持爪19 の裏面が押し付けられる。
【0036】
【効果】
この考案に係るワーク支持装置は、以上のように構成してあるので、ボルトの 締め付けによる固定時に取付座に対して把持爪が回動しない。
【0037】 このため、把持爪の交換精度が良く、再研磨などによる修正が不要になると共 に、再現性が可能になると共に、多種少量生産により効果を発揮する。
【提出日】平成5年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 ワークAの嵌装後、流体の圧送を停止すると、ダイヤフラム33の元力によ りピストン32が押し戻されて各嵌装爪34を拡径方向に傾動するので、ワーク Aが把持(内掴み方式)される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るワーク支持装置の縦断側面図
【図2】同上の正面図
【図3】従来のワーク支持装置の縦断側面図
【図4】同上の正面図
【符号の説明】
1 スピンドル 2 基体 3 中空室 4 ピストン 5 外側パイプ 6 内側パイプ 7 チューブ 8 第1通路 9 第2通路 10 ノズル 11 ダイヤフラム 12 外側筒状部 13 漏洩防止手段 14 固着具 15 内側筒状部 16 取付座 17 ネジ穴 18 弧状面 19 把持爪 20 ボルト 21 挿通孔 22 突出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のスピンドルと共に回転する基
    体と、この基体内に設けてある中空室に内蔵すると共
    に、通路から供給される流体の切替えにより前後方向に
    移動するピストンと、上記基体の前面に所定の間隙を存
    して対向させると共に、前記基体の周縁に外周縁を固定
    し、かつ上記ピストンに中央部を係合したダイヤフラム
    と、このダイヤフラムの前面に適宜の配列で設けた複数
    の取付座にボルトを介し着脱自在に取付けた把持爪とか
    ら成るワーク支持装置において、上記取付座に設けてあ
    るボルトのねじ込みネジ穴を、上記ダイヤフラムの表面
    から上記基体の軸芯に向け傾斜させ、また、上記把持爪
    の末端に上記取付座の外周方向側面弧状面に外接する突
    出部を設けたことを特徴とするワーク支持装置。
JP3351493U 1993-06-22 1993-06-22 ワーク支持装置 Pending JPH073911U (ja)

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JP3351493U JPH073911U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ワーク支持装置

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JP3351493U JPH073911U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ワーク支持装置

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JPH073911U true JPH073911U (ja) 1995-01-20

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ID=12388661

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JP3351493U Pending JPH073911U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ワーク支持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019118974A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社ナノテック フローティングチャック

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926403A (ja) * 1982-08-06 1984-02-10 株式会社東京商会 全自動調剤機
JPH05104312A (ja) * 1991-10-16 1993-04-27 Masato Ishii ワーク支持装置

Patent Citations (2)

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