JPH0739084Y2 - スピンドル装置 - Google Patents

スピンドル装置

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JPH0739084Y2
JPH0739084Y2 JP11377089U JP11377089U JPH0739084Y2 JP H0739084 Y2 JPH0739084 Y2 JP H0739084Y2 JP 11377089 U JP11377089 U JP 11377089U JP 11377089 U JP11377089 U JP 11377089U JP H0739084 Y2 JPH0739084 Y2 JP H0739084Y2
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JP
Japan
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suction
turntable
annular
passage
disc
Prior art date
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JP11377089U
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JPH0352855U (ja
Inventor
繁樹 小川
紀男 伊藤
Original Assignee
エヌティエヌ株式会社
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、磁気ディスクや光ディスク等のディスクを
吸着支持してそのディスクを回転させるスピンドル装置
に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
一般に、磁気ディスクや光ディスクに対する情報の書き
込み、あるいは、書き込み後の良否判別の検査に際して
は、上記ディスクを軸心を中心として回転させるように
している。その回転に際して、普通、ターンテーブルを
備えるスピンドル装置が使用される。
この種、従来のスピンドル装置として、ターンテーブル
の下面に設けた回転軸を静圧軸受で回転自在に支持し、
ターンテーブルの上面には吸引凹部を設け、その吸引凹
部に吸引力を付与してターンテーブル上に記載されたデ
ィスクを吸着し、ターンテーブルと共にディスクを回転
させるようにしたものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、ターンテーブルに支持されるディスクには径
の異なるものが存在し、従来にスピンドル装置において
は、ディスクの径が異なるたびにターンテーブルも外径
の異なるものに取り替えるようにしているため、準備作
業に非常に手間がかかるという不都合があった。
また、各種ターンテーブルの相互間において慣性力が異
なるため、ターンテーブルを交換するたびに回転軸を回
転させるモータドライブの供給電力を調整(ゲイン調
整)しなければならないという不都合もあった。
さらに、ターンテーブルの上面に円形の溝を形成し、そ
の溝に吸引力を付与してターンテーブル上に載置された
ディスクを吸着支持する構成であるため、ディスクが光
ディスクのように薄肉厚の場合、上記溝に作用する吸引
力によって溝と対応する部分が変形するという不都合も
あった。
そこで、この考案は上記の不都合を解消し、単一のター
ンテーブルでサイズの異なる各種のディスクを変形させ
ることなく確実に吸着保持し得るようにしたスピンドル
装置を提供すること技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案においては、タ
ーンテーブルの下面に取付けた回転軸を回転自在に支持
し、ターンテーブルの上面は径の異なる複数の環状溝を
同芯に設け、この環状溝によって区画されたテーブル上
面の環状平面部を吸着面とし、各吸着面の全体に多数の
小孔を設け、かつ各吸着面の下方に上記小孔と連通する
複数の環状通路と、各環状通路と連通してターンテーブ
ルの半径方向に延び、ターンテーブルの中心部に位置す
る内端部に吸引力が付与される吸引通路とを設け、上記
吸引通路には、前記環状溝と対向する位置においてその
吸引通路を開閉するバルブを取付けた構成を採用したの
である。
ここで、ターンテーブルの上面に形成する環状溝の溝中
心線における半径は、径の異なる各種ディスクの半径と
略等しくなるようにしておく。
〔作用〕
上記のように構成すれば、バルブの開閉操作によってデ
ィスク吸着面の小孔群に吸引力を付与したり、吸引解除
したりすることができるため、ターンテーブル上に載置
されたディスクの下方の吸着面の吸引孔にのみ吸引力を
付与することにより、そのディスクを変形させることな
く確実に吸着保持することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、円筒形ハウジング1の内側にスリ
ーブ2が挿入され、そのスリーブ2の端部に設けたフラ
ンジ3がハウジング1の端面に重ね合わされている。
スリーブ2の内側には回転軸4が挿入され、その回転軸
4の上端部に設けたフランジ4aはスリーブ2のフランジ
3と対向している。この回転軸4は図示省略したモータ
によって回転される。
ここで、回転軸4は情報の書き込みや検査を行なうディ
スクに対して回転力を付与するため、きわめて高速に、
かつ高精度に回転させる必要がある。
そこで、回転軸4の支持に際しては、その回転軸4とス
リーブ3との間にラジアル軸受すきまおよびスラスト軸
受すきまを形成し、各軸受すきまに連通する給気通路を
ハウジングに設け、この給気通路から軸受すきまに圧縮
空気を送り、軸受すきまに形成される空気膜によって回
転軸を支持するのがよい。
上記回転軸4の上端にはディスクが載置されるターンテ
ーブル5が取付けられている。
ターンテーブル5は、回転台6と、環状ディスク支持板
7の組合わせから成り、ディスク支持板7は上記回転台
6の上面に形成した環状凹部8に嵌合され、ねじの締付
けによる手段等を介して回転台6に取付けられている。
ディスクは上記ターンテーブル5の上面に載置される。
そのディスクが中心孔を有するディスクの場合には、タ
ーンテーブル5の上面中心部に心出し用の突部Aを取付
け、その突部Aとディスク中心孔の嵌合によってディス
クの心出しを行なうようにする。
前記ディスク支持板7の上面には第2図に示すように、
径の異なる複数の環状溝9が同心に形成されている。環
状溝9の数はサイズの異なるディスクの数に応じて形成
する。
実施例の場合は、大径ディスクD1、中径ディスクD2、小
径ディスクD3の3種のディスクを支持し得るようにして
あり、この場合、上記環状溝9の数は2つとし、各環状
溝9の溝中心線の半径を中径ディスクD2および小径ディ
スクD3の半径に略等しくする。
上記環状溝9の形成によってディスク支持板7の上面は
3つに区画され、その区画された各環状平面部が第1吸
着面10乃至第3吸着面12とされている。
吸着面10、11、12のそれぞれには全体に亘って多数の小
孔13が均一に形成され、各小孔13は第1図に示すよう
に、各吸着面10、11、12の下方において回転台6とディ
スク支持板7の対向面間に形成した環状通路14、15、16
と連通している。
また、環状通路14、15、16のそれぞれは、回転台6の半
径方向に形成した吸引通路17と連通している。この吸引
通路17の内端部は、フランジ4aおよび回転軸4に形成さ
れた通路18と連通し、さらに通路18は、回転軸4の外周
面に設けた環状溝19およびスリーブ2に形成した半径方
向の貫通孔20を介してハウジング1に設けた吸引口21と
連通している。
このため、吸引口21に吸引力を付与すると、その吸引力
は、各吸着面10、11、12に形成した小孔13に作用する。
ディスク支持板7に形成された各環状溝9の底面には、
前記吸引通路17に連通するねじ孔22が形成され、そのね
じ孔22に吸引通路17の開閉用バルブとしての栓体V1、V2
がねじ込まれる。この栓体V1、V2はターンテーブル5の
上側から回動操作され、その栓体V1、V2を回動して下降
し、吸引通路17に侵入させることにより、上記吸引通路
17が閉鎖される。
したがって、上記吸引通路17の内端部に吸引力を付与し
た状態において、例えば栓体V1を閉鎖状態とすることに
より、第1の吸着面10の小孔13にのみ吸引力を付与する
ことができる。
また、栓体V1を開放し、栓体V2を閉鎖状態とすることに
より、第1吸着面10および第2吸着面11の小孔13に吸引
力を付与することができ、さらに栓体V1、V2のそれぞれ
を開放させることにより、第1吸着面10乃至第3吸着面
12の小孔13に吸引力を付与することができる。
なお、23は、吸引通路17およびフランジ4aの通路18の外
端部を閉鎖する栓を示す。
実施例で示すスピンドル装置は上記の構造から成り、サ
イズの異なる3種類のディスクD1、D2、D3の支持に際し
ては、支持されるディスクのサイズに応じて栓体V1、V2
を操作する。
例えば、小径ディスクD3の支持に際しては、その小径デ
ィスクD3をターンテーブル5上に載置し、栓体V1、V2
それぞれを閉鎖状態とする。その閉鎖によって、第2吸
着面11および第3吸着面12に形成した小孔13と吸引通路
17の連通路は遮断され、第1吸着面10の小孔13と吸引通
路17は連通状態に保持されるため、吸引通路17に付与さ
れる吸引力を第1吸着面10の小孔13のみに作用されるこ
とができ、上記小径ディスクD3を確実に吸着保持するこ
とができる。
なお、ターンテーブル5上に中径ディスクD2を載置した
場合には、栓体V1を開放し、栓体V2を閉鎖して第1吸着
面10および第2吸着面11の小孔13に吸引力を作用させ、
その吸引力によって中径ディスクD2を吸着保持する。
また、ターンテーブル5上に大径ディスクD1を載置した
場合には、栓体V1、V2それぞれを開放して第1吸着面10
乃至第3吸着面12の各小孔13に吸引力を付与し、その吸
引力によって大径ディスクD1を吸着保持する。
ここで、中径ディスクD2を吸着支持した場合、一対の環
状溝9のうち、小径側の環状溝9はその中径ディスクD2
で閉鎖され、また、大径ディスクD1を吸着支持した場
合、一対の環状溝9が閉鎖される。その閉鎖される環状
溝9に吸引力が作用し、ディスクが薄肉厚の場合、環状
溝9に作用する吸引力によってディスクが変形するおそ
れがある。その変形防止のため、環状溝9の底面に凹部
24を形成し、その凹部24の底面に形成した圧力調整孔25
をテーブル5の下面で開口させて環状溝9を常に大気圧
に保持している。
なお、ターンテーブル5上からディスクを取外す場合、
環状溝9に臨むディスクの外周縁に指先等を係合させて
引き上げるようにする。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案においては、ターンテーブルの
上面に複数の環状吸着面を同芯に設け、最内の吸着面を
除く他の吸着面の小孔をバルブの操作によって吸引通路
と連通させたり、遮断させることができるため、サイズ
の異なる数種のディスクを単一のターンテーブルによっ
て確実に吸着保持することができる。
また、ディスクの取り替えに際してターンテーブルを交
換する必要がないため、ターンテーブルを駆動するモー
タドライブのゲイン調整は初期の調整だけでよく、作業
能率の向上に効果を挙げることができる。
さらに、小孔に付与する吸引力によってディスクを吸着
するため、薄肉厚のディスクでも変形させることなく吸
着保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスピンドル装置の一実施例を示
す一部切欠正面図、第2図は同上の平面図、第3図乃至
第5図は第2図のIII−III線、IV−IV線およびV−V線
に沿った断面図である。 4……回転軸、5……ターンテーブル、9……環状溝、
10……第1吸着面、11……第2吸着面、12……第3吸着
面、13……小孔、14、15、16……環状通路、17……吸引
通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターンテーブルの下面に取付けた回転軸を
    回転自在に支持し、テーンテーブルの上面に径の異なる
    複数の環状溝を同芯に設け、その環状溝によって区画さ
    れたテーブル上面の環状平面部を吸着面とし、各吸着面
    の全体に多数の小孔を設け、かつ各吸着面の下方に上記
    小孔と連通する複数の環状通路と、各環状通路と連通し
    てターンテーブルの半径方向に延び、ターンテーブルの
    中心部に位置する内端部に吸引力が付与される吸引通路
    とを設け、上記吸引通路には、前記環状溝と対向する位
    置においてその吸引通路を開閉するバルブを取付けたス
    ピンドル装置。
JP11377089U 1989-09-27 1989-09-27 スピンドル装置 Expired - Lifetime JPH0739084Y2 (ja)

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JP11377089U JPH0739084Y2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 スピンドル装置

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JP11377089U JPH0739084Y2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 スピンドル装置

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JPH0352855U JPH0352855U (ja) 1991-05-22
JPH0739084Y2 true JPH0739084Y2 (ja) 1995-09-06

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