JPH0248197Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0248197Y2
JPH0248197Y2 JP1986017974U JP1797486U JPH0248197Y2 JP H0248197 Y2 JPH0248197 Y2 JP H0248197Y2 JP 1986017974 U JP1986017974 U JP 1986017974U JP 1797486 U JP1797486 U JP 1797486U JP H0248197 Y2 JPH0248197 Y2 JP H0248197Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
suction
elastic body
hard elastic
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986017974U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62130839U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986017974U priority Critical patent/JPH0248197Y2/ja
Publication of JPS62130839U publication Critical patent/JPS62130839U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0248197Y2 publication Critical patent/JPH0248197Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は工作機械のワークを保持する真空チヤ
ツク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来デイスクや銅ミラー等を加工する装置とし
て、ワークを真空圧によつて吸着して該ワークを
ダイヤモンド工具等で加工する真空チヤツク装置
が使されている。該真空チヤツク装置は第5図に
示すように、スピンドル部100に具備したチヤ
ツクボデイ102の先端部全面に均等に複数のリ
ング溝103が刻設され、該複数のリング溝10
3はそれぞれ吸引孔104と通じており、該吸引
孔104は吸引通路105,105′によつて真
空吸着装置106に通じている。そしてワーク1
07は真空圧によつてチヤツクボデイ102の先
端部に直接吸着される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の真空チヤツク装置では次
のような問題点がある。
即ち、真空チヤツク装置に使用されるワークと
してはアルミニウムや銅等鋼材に比較して軟かい
材料が多くワークを直接吸着する従来例だとワー
クの吸着面が歪んでいても、鋼材であるチヤツク
ボデイと鋼材より軟かいワークとの関係でワーク
の吸着面の歪みも圧接されて吸着される。この時
ワークの加工面はワークの吸着面に倣つて歪んだ
面となるが、その状態で加工される。その後加工
作業が終了し真空圧を解除してワークを取り出す
と、ワークの蘇生現象によりワークの吸着面は再
び歪みのある状態となり、一方ワークの加工面は
吸着面に倣つた歪みのある状態となる。このこと
は特に薄手のワークに顕著に言える。
本考案の目的は上記事情に鑑み問題点を解決す
るために提案されたものであつて、吸着面の歪ん
だワークでも又、極めて薄手のワークであつて
も、吸引効果を上げ、かつ、位置決めをより確実
にして加工精度を向上させるような真空チヤツク
装置を提供することにある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は従来から知られている真空チヤツク装
置の改良であつて、上述の問題点を解決するため
の手段として、主軸台に回転自在に軸承された主
軸の先端に設けられたチヤツクボデイと、このチ
ヤツクボデイ前面に形成された底部が主軸軸線と
直交する平坦面である円形凹部と、前記円形凹部
の底部平坦面に穿設された複数の孔と、該複数の
孔に連通すると共に外部の真空装置に連絡する吸
引通路と、前記円形凹部に装着する表裏が平行な
平面の多孔質硬質弾性体と、この多孔質硬質弾性
体に埋没して前記チヤツクボデイに設けられた一
端がワーク受け部を構成する複数のストツパと、
前記多孔質硬質弾性体を介して吸着するワークの
周囲をシールするシール部材とからなる真空チヤ
ツク装置で、円形凹部底面が平坦面を形成したチ
ヤツクボデイの表面に複数の吸引孔を穿設し、こ
の吸引孔を真空装置の吸引通路に連結すると共に
前記吸引孔を設けた円形凹部底面の表面に平坦な
多孔質硬質弾性体を介してワークを嵌合して、こ
のワークの内外周面と接触するチヤツクボデイ壁
面にシール部材を埋設したものである。
而して本考案では、ワークはチヤツクボデイの
凹部内に装着された平面の多孔質硬質弾性体の上
面に真空装置からの真空圧により吸引通路、吸引
孔を通じて吸着固定されて加工される。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。なお、本実施例はチヤツクボデイを回
転させずにカツター等工具側を回転させて加工作
業をする例である。
第1図および第2図は本実施例である真空チヤ
ツク装置を示し、第1図は平面図であり、第2図
は第1図のA−A線断面図である。
第1図および第2図において、チヤツクボデイ
1のワーク取付部の平坦面の多孔質硬質弾性体
6、(例えばポリビニールアルコールまたは発砲
ウレタン等、以下平面の多孔質硬質弾性体はポリ
ビニールアルコールまたは発砲ウレタン等を表
す。)が装着可能なように凹部2を形成する。該
凹部2には吸引通路4に通じる吸引孔3が5ケ所
穿設されている。該吸引孔3は前記凹部2の中心
位置から均等な位置に配設されることが好まし
く、配設される数は本考案に限定されずワークの
大きさ、厚さ、真空圧の強さ、吸引孔の径の大小
等の関係から適宜増減することができる。
前記吸引通路4はチヤツクボデイ1の厚みのほ
ぼ中央部に2カ所前記吸引孔3に通じるように穿
設される。前記吸引通路4の先端は前記吸引孔3
と通じ、反対側にはそれぞれネジが刻設されてい
る。
次に本実施例では、ワーク7の外径より平面の
多孔質硬質弾性体6の外径が大きく真空圧の漏れ
を防ぐために、チヤツクボデイ1の外径と同一程
の大きさで内径をワーク7が遊挿可能に形成した
リング状部材9を設けた。該リング状部材9の内
径部にはシール部材10を装填するため凹みが形
成され、更に前記リング状部材9はワーク7より
薄いものでなければならない。
なお、ワーク7の高さの位置決めをより確実に
するために截頭円錐体のストツパ11をチヤツク
ボデイ1の凹部2内に設ける。前記ストツパ11
は前記チヤツクボデイ1の凹部に嵌合した多孔質
硬質弾性体6の表面よりわずかに没するように作
成して前記凹部2の円周状に等分に3ケ設けた
が、この3ケに限定されない。該ストツパ11
は、前記平面の多孔質硬質弾性体6に穿設された
円錐孔11′に嵌まり込んでいる。
以上のように構成された本実施例の作用を説明
すると、チヤツクボデイ1の多数の吸引孔3を穿
設した凹部2に平面の多孔質硬質弾性体6が装着
され、チヤツクボデイ1の吸引通路4の1ケ所の
ネジ部には真空チヤツク装置(図示せず)に通ず
る継手が取付けられ、他方のネジ部はプラグ8等
で封鎖されている。
次にワーク7をシール部材10を介してリング
状部材9内に嵌入して、前記平面の多孔質硬質弾
性体6の上面に当接位置決めをしてから前記真空
吸着装置を作動させる。真空圧は真空装置から吸
引通路4,吸引孔3を通じ平面の多孔質硬質弾性
体6に通じてワークとリング状部材9に働きかけ
て同時に吸着する。
また、リング状部材9は予めチヤツクボデイ1
にボルト等で固定しても良い。
リング状部材9の内径とワーク7の外径との隙
間の真空圧は、リーグ状部材9に装填されたシー
ル部材10でそれぞれ防止している。
また、リング状部材9は金属を使用している
が、シール性のある合成樹脂系の材質を使用して
も良い。
次に本考案の他の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、本実施例はスピンドル,チヤ
ツクボデイ等を回転させてカツター等工具側を回
転させない例である。
第3図および第4図は本実施例である真空チヤ
ツク装置を示し、第3図は平面図であり、第4図
は第3図のB−B線断面図である。
第3図および第4図において、スピンドル部2
0がハウジング部21で支持され該ハウジング部
21は図略のベツド上に載置されている。前記ス
ピンドル部20の先端部にはチヤツクボデイ22
が具備されている。該チヤツクボデイ22の多数
の吸引孔を有する平坦面にはリング状の平面の多
孔質硬質弾性体28,(例えば、ポリビニールア
ルコールまたは発砲ウレタン等、以下平面の多孔
質硬質弾性体はポリビニールアルコールまたは発
砲ウレタン等を表わす。)が装着可能なように円
形凹部23を形成し、更に円盤30が遊挿可能な
ように前記円形凹部23中央部に段差を設けて円
形凹部23′を形成する。又、前記チヤツクボデ
イ22の中央部は前記スピンドル20の先端が挿
嵌されるような孔が穿設される。前記円形凹部2
3はワーク29の外径と同一となる大きさに形成
される。前記チヤツクボデイ22に設けた前記凹
部23には吸引通路26に通じる吸引孔24が、
前記円形凹部23の中心位置から放射状に複数個
均等に穿設される。前記吸引通路26は前記チヤ
ツクボデイ22の厚みのほぼ中央部に、放射状に
穿設された前記吸引孔24に通じるように8カ
所、前記チヤツクボデイ22の外周面から穿設さ
れる。
前記吸引通路26はスピンドル20の吸引通路
26′に通じている。
次に本実施例では、中央部に円盤30に嵌合す
る穴の設けられたワーク29が使用されている。
そこでワークの内径と円盤30の外径との隙間は
シール部材31,31′によりシールされる。
また、第3図、第4図では図示していないが、
第1図、第2図と同様にリンク状の多孔質硬質弾
性体に埋没して適宜位置にストツパが設けられて
いる。
以上のように構成された本実施例の作用を説明
すると、リング状の平面の多孔質硬質弾性体28
が前記円形凹部に装着されている。次にシール部
材31,31′を装填した円盤30を前記チヤツ
クボデイ22の円形凹部23′に固定する。しか
る後にワーク29をシール部材31を介して前記
リング状の平面の多孔質硬質弾性体28に当接位
置決めをしてから真空吸着装置27を作動させ
る。また、多孔質硬質弾性体を装着する凹部を設
け、この凹部の深さと同一厚みの多孔質硬質弾性
体を凹部内に装着し、チヤツクボデイの周囲をシ
ールしているが、前記凹部を予め吸着されるワー
ク厚みをも含めた深さにしてワークの内周囲も同
時にシールしてもよい。真空圧は真空吸着装置2
7からスピンドル内の吸引通路26″,26′,お
よび26を通じ、リング状の平面の多孔質硬質弾
性体に通じてワーク29に働きかけて吸着する。
〔考案の効果〕
本考案により、アルミニウムや銅等のように軟
質で、弾性変形を生じ易い薄物ワークで、しかも
吸着面が歪みの生じているワークでも、平面の多
孔質硬質弾性体に吸着され加工される。その結
果、加工終了後に真空圧を解除してワークを取り
出してもワークの歪みは元の状態に復元して加工
面は初期の目的通りの加工精度を得ることが出来
る。しかも平面の多孔質硬質弾性体を使用すると
共にワークの周囲をシール部材でシールすること
で、吸引効果はより高まりワーク吸着面はより均
等に吸着される。
このことはワークが極めて薄手のものであつて
も同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案である真空チヤツ
ク装置の一実施例である。第1図は平面図であ
り、第2図は第1図のA−A線断面図である。第
3図および第4図は本考案である真空チヤツク装
置の他の実施例である。第3図は平面図であり、
第4図は第3図のB−B線断面図である。第5図
は従来の真空チヤツク装置であり、中心線断面図
である。 1……チヤツクボデイ、3……吸引孔、4……
吸引通路、6……多孔質硬質弾性体、7……ワー
ク、9……リング状部材、22……チヤツクボデ
イ、24……吸引孔、26……吸引通路、26′
……吸引通路、28……多孔質硬質弾性体、29
……ワーク、30……円盤、102……チヤツク
ボデイ、104……吸引孔、105……吸引通
路、105′……吸引通路、107……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主軸台に回転自在に軸承された主軸の先端に設
    けられたチヤツクボデイと、このチヤツクボデイ
    前面に形成された底部が主軸軸線と直交する平坦
    面である円形凹部と、前記円形凹部の底部平坦面
    に穿設された複数の孔と、該複数の孔に連通する
    と共に外部の真空装置に連絡する吸引通路と、前
    記円形凹部に装着する表裏が平行な平面の多孔質
    硬質弾性体と、この多孔質硬質弾性体に埋没して
    前記チヤツクボデイに設けられ、一端がワーク受
    け部を構成する複数のストツパと、前記多孔質硬
    質弾性体を介して吸着するワークの内外周囲をシ
    ールするシール部材とからなる真空チヤツク装
    置。
JP1986017974U 1986-02-10 1986-02-10 Expired JPH0248197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986017974U JPH0248197Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986017974U JPH0248197Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62130839U JPS62130839U (ja) 1987-08-18
JPH0248197Y2 true JPH0248197Y2 (ja) 1990-12-18

Family

ID=30811224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986017974U Expired JPH0248197Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0248197Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247827U (ja) * 1975-10-01 1977-04-05
JPS5934142U (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 株式会社オ−デイオテクニカ 振動吸収装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247827U (ja) * 1975-10-01 1977-04-05
JPS5934142U (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 株式会社オ−デイオテクニカ 振動吸収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62130839U (ja) 1987-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5572786A (en) Method for holding a workpiece by vacuum
US2852264A (en) Vacuum chuck
JPH0248197Y2 (ja)
JPH031172Y2 (ja)
JPS6218362Y2 (ja)
JP2000135659A5 (ja) リング状被加工物の回転加工装置及び回転加工方法
JPS5919647A (ja) 真空チヤツク
JPS58114832A (ja) ビデイオデイスク用タ−ンテ−ブルの精密切削用治具
JPH0713076Y2 (ja) ディスク芯出し装置
JPS6125956Y2 (ja)
JPS59128341U (ja) 保持装置
JPS6078236U (ja) 円盤状工作物の回転用保持装置
JPH0639869Y2 (ja) 真空チャック
JPH0248196Y2 (ja)
JPS6116032Y2 (ja)
JPS60263603A (ja) 真空チヤツク
JPH06320372A (ja) 吸着装置を用いた加工方法
JPS6240737Y2 (ja)
JPS60177833A (ja) 真空チヤツク装置
JPS6053443U (ja) 工作機械の芯出し治具
JPH02106239A (ja) 薄板の変肉加工方法
JPS58181557A (ja) 圧縮空気によるチヤツキング装置
JPS6078237U (ja) 円盤状工作物の回転用保持装置
JPH10230427A (ja) ワーク保持機構
JPS6078235U (ja) 円盤状工作物の回転用保持装置