JPH0738713A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0738713A
JPH0738713A JP5182521A JP18252193A JPH0738713A JP H0738713 A JPH0738713 A JP H0738713A JP 5182521 A JP5182521 A JP 5182521A JP 18252193 A JP18252193 A JP 18252193A JP H0738713 A JPH0738713 A JP H0738713A
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light
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image sensor
image processing
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JP5182521A
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Masabumi Kamei
正文 亀井
Satoru Kutsuwada
悟 轡田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体原稿や金属を読み取っても、CCD自体
が飽和して白抜け画像となることを防止することを目的
とする。 【構成】 通常ではCCD108自体が飽和して白抜け
となる場合には、ハロゲンランプ制御装置718はハロ
ゲンランプ102の駆動電圧を低くして原稿照射光量を
弱くし、アナログプロセッサ708はCCD108より
の出力信号の増幅度を上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、光の反射が複雑な立体原稿や金属プレート等を読
み取り原稿としてイメージセンサ等で読み取ることので
きる画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、時計や、貴金
属などのような、光の反射が複雑な立体原稿やプレート
などをコピーする場合に、光学系のハロゲンランプの光
束が立体物やプレートの曲面で正反射し、読み取りディ
バイスのCCD出力が飽和してしまい、原稿の出力画像
に白抜けが生じていた。その様子を図11に示す。図1
1に示す様に、ハロゲンランプの点灯光によって光輝い
た部分が白く抜けた画像となってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】出力画像が白抜け
になったような場合には、これを防ぐ方法として、装置
の濃度キーを薄く設定して、この白抜けを目立たなくす
るしかなかった。しかしながら、濃度キーでの設定はあ
くまでも対処療法であり、根本的には何ら解決されてい
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、原稿
に光を照射する原稿照射手段と、該原稿照射手段での照
射光量強度を制御する照射光量制御手段と、前記原稿照
明手段により照射された光の原稿からの反射光を受光す
ることにより原稿上の画像を読み取るイメージセンサと
を備え、前記照射光量制御手段は原稿読み取り時に前記
イメージセンサが飽和しない様に照射光量を制御する。
【0005】あるいは、原稿に光を照射する原稿照射手
段と、該原稿照明手段により照射された光の原稿からの
反射光を受光することにより原稿上の画像を読み取るイ
メージセンサと、該イメージセンサからの出力信号のレ
ベルを調整する調整手段と、該調整手段によって得られ
た複数の調整のための設定値を記憶する記憶手段と、該
記憶手段に記憶された設定値を変更する設定値変更手段
とを備える。
【0006】又は、原稿に光を照射する原稿照射手段
と、該原稿照明手段により照射された光の原稿からの反
射光を受光することにより原稿上の画像を読み取る複数
の特性の異なるイメージセンサと、前記複数のイメージ
センサの出力信号を所定比率で混合する混合手段と、該
混合手段で混合するイメージセンサの出力信号の比率を
変える混合比率変更手段とを備える。
【0007】更に、原稿に光を照射する原稿照射手段
と、該原稿照射手段での照射光量を調整する調整手段
と、前記原稿照明手段により照射された光の原稿からの
反射光を受光することにより原稿上の画像を読み取る複
数のイメージセンサと、前記複数のイメージセンサの出
力信号を所定比率で混合する混合手段と、前記複数のイ
メージセンサよりの出力信号を増幅する増幅手段と、該
増幅手段による増幅度と前記混合手段での混合比率及び
前記調整手段での照射光量調整値を設定する設定手段と
を備える。
【0008】
【作用】以上の構成において、特に原稿照射手段での原
稿照射光量を調整することにより、立体原稿や金属プレ
ート原稿であっても、イメージセンサが飽和等すること
なく読み取ることができる。この場合において、イメー
ジセンサよりの出力信号レベルを併せて調整することに
より、一般原稿を読み取った場合との出力信号レベルの
差をなくすことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明に係る一実施例の画像形成
装置の構成図、図2は図1に示す本実施例の画像形成装
置の操作部を示す図である。
【0010】図1において、101は原稿台ガラス、1
02は原稿照射用のハロゲンランプ、103,104,
105はミラー、106はレンズ、107は位相格子、
108はCCDリニアイメージセンサであり、以上の原
稿を読み取るリーダ部を構成している。また、109は
レーザ、110はポリゴンミラー、111,112は反
射ミラー、113は感光ドラム、114は搬送部、11
5は定着機、116は排出部、117,118は給紙ト
レーであり、以上でプリンタ部を構成している。
【0011】また、図2において、201〜203は画
像形成装置の濃度キー、204は変倍キーの縮小キー、
205は等倍キー、206は拡大キーである。207は
メッセージを表示するディスプレイ、208は*(アス
タリスク)キーと貴金属モードを切り替えるモード切替
キー、209はプロジェクターモードキー、210はO
Kキー、211〜214はカーソルキー、215は予熱
キー、216はコピースタートキー、217はストップ
キー、218はクリアーキー、219はテンキー、22
0は画像形成装置のメイン電源スイッチである。
【0012】次に、図1に示すCCDリニアイメージセ
ンサ108の詳細構造と現象を、図3を参照して説明す
る。図3はCCDリニアイメージセンサ108の構造を
示した図である。図3に示す様に、本実施例のCCDリ
ニアイメージセンサ108は、青用、緑用、赤用の3つ
のCCDより構成され、各々にカラーフィルタやそれに
準じた光学系を持ちカラー読取を行えるようになってい
る。各CCDは受光部のフォトダイオードをはさんで、
遮光したフォトダイオードと空の画素により構成されて
いる。なお、遮光したフォトダイオードの出力は黒信号
レベルの基準信号として使われる。
【0013】受光部のフォトダイオードに一定時間蓄積
された受光光量に対応した電荷は、各SH信号によって
シフトゲート通ってシフトレジスタへ転送される。シフ
トレジスタに転送された電気信号は、転送クロック01
A1〜01A4、及び転送クロック02A1〜02A4
によって順次転送される。そして、01B、02B信号
によって出力バッファから出力信号として押し出され
る。ここで、RS1、RS2は出力バッファに残ってい
る残留電荷をリセットするためのリセットパルスであ
る。
【0014】ここで、フォトダイオードの部分が光を電
荷に変換する部分であり、許容量以上の光量が入射され
るとブルーミングと呼ばれる現象がおこる。図4にブル
ーミングの例を示す。図4に示す(a)は原稿台ガラス
上にセットした原稿を特別の制御無しにハロゲンランプ
によって照射した時の原稿の様子である。図では、主走
査方向を示すAのライン上でエッジの部分が光ってお
り、その反射光が中段の(b)に示すように、CCDリ
ニアイメージセンサ108に照射される。この結果、C
CDリニアイメージセンサ108出力として、下段の
(c)に示す図のような出力となる。斜線で示した部分
が原稿の光っている部分に対応しており、白基準レベル
を越えた部分が全て白く抜ける部分である。
【0015】本実施例においては、係るブルーミング現
象の発生を防ぐべく、図2に示す*(アスタリスク)キ
ーと貴金属モードを切り替えるモード切替キー208を
備える構成であり、例えば、操作者がハロゲンランプ1
02の発光光量と、CCDリニアイメージセンサ108
よりの出力アナログ信号のゲインレベルを調整するモー
ドを選択可能としている。
【0016】CCDリニアイメージセンサ108、ハロ
ゲンランプを含めたリーダ部における上記光量及びゲイ
ンの調整回路の構成を図5に示す。図5において、CC
Dリニアイメージセンサ108よりのR,G,Bの各色
毎に奇数側画素(ODD)と偶数側画素(EVEN)に
分かれた出力信号は、バッファ702及び信号703
(CCDリニアイメージセンサのアナログ出力信号)を
介してアナログプロセッサ708に入力される。
【0017】さらに、アナログプロセッサ708に入力
されたCCDリニアイメージセンサ108の出力信号
は、サンプルホールド&A/Dコンバータ706で対応
するディジタル信号に変換される。そして、ディジタル
のビデオ信号709としてイメージプロセッサ715に
入力される。イメージプロセッサ715に入力されたビ
デオ信号709は、データ処理装置711に入力され
る。ここでは、CPU710の制御によって、記録装置
714とコントロール装置716への制御を指示する。
【0018】特に、本実施例においては、アナログプロ
セッサ708が後述する増幅器のゲインの設定値をマッ
クスに設定し、その設定値を記憶装置714に記憶す
る。そして、コントロール装置716は、そのデータを
参照しながら、電圧制御信号717を調整してハロゲン
ランプ制御装置718によって、719の電圧を替え、
ハロゲンランプ102の光量を変化させている。
【0019】又、CPU710は、パルス制御装置71
2に指示を出し、パルス発生器713から、CCDリニ
アイメージセンサ108の駆動パルス、及び、S/Hパ
ルス、及びA/Dクロツクを制御している。次に、図6
にアナログプロセッサ708におけるCCDリニアイメ
ージセンサ108の出力信号の信号処理部について説明
する。
【0020】R,G,Bの各色毎に奇数側画素(OD
D)と偶数側画素(EVEN)に分かれたアナログ信号
は、図6に示すように、各々独立してサンプルホールド
回路801に入力される。サンプルホールド回路801
は、CCDリニアイメージセンサ108よりの出力信号
のデータ部をサンプリングする。クランプ回路802
は、CCDリニアイメージセンサ108出力の基準レベ
ルとなるマスク信号部で信号をクランプする。さらに、
アナログスイッチであるMPXスイッチ803によって
奇数側画素(ODD)と偶数側画素(EVEN)に分か
れている信号を交互にイン・オフして信号の並べ替えを
行い1ラインのアナログ画像信号に変換する。
【0021】804はゲインの値をリニアに可変可能な
増幅器であり、この増幅器のゲインを高く設定すること
によって、ハロゲンランプの点灯電圧を低くすることが
できる。即ち、光量が少なくで済むので貴金属に特有な
反射光が輝く現象は余りおこらなくなる。805は1ラ
インのアナログ信号をA/Dコンバータ806に入力す
るために、基準レベルをA/Dコンバータに合わせてク
ランプするためのクランプ回路である。807はゲイン
コントロール装置であり、この制御信号によってゲイン
の値が設定される増幅器804よりの出力信号はクラン
プ回路805でクランプされ、クランプされたアナログ
電気信号は、A/Dコンバータ806によって、デジタ
ル信号に変換される。
【0022】以上の構成を備える本実施例の画像形成装
置の操作方法及び、動作を説明する。本実施例画像形成
装置を動作させるには、先ず図2に示す操作部上の本体
メインスイッチ220をONし、画像形成装置をスタン
バイ状態にする。本実施例においては、画像形成装置が
スタンバイ状態になると、ディスプレイ207に『コピ
ーできます。』の表示が現われる。この状態で原稿台ガ
ラス101上に原稿を載せ、コピーボタン216を押せ
ば、原稿に忠実な複写出力が得られる。
【0023】ここで、コピーボタン216を押すと、図
1に示す原稿照射用のハロゲンランプ102が点灯し、
光学系が原稿台ガラス101上の原稿を照射しながら図
1に示す左側のホームポジション側から、右側へ向かっ
て移動する。ハロゲンランプ102よりの照射光は、原
稿台ガラス101上の原稿で反射され、ミラー103,
104,105を介してレンズ106より集光され、位
相格子107を介して、赤(RED)、緑(GREE
N)、青(BLUE)の3色に分光され、CCDリニア
イメージセンサ108上に結像される。
【0024】CCDリニアイメージセンサ108上に結
像された光信号は、ここで結像されたイメージ情報は光
量にリニアに変化するアナログ電気信号に変換され、図
5に示すアナログプロセッサ708上で、8ビット、或
は10ビットのディジタル信号に変換される。この信号
がビデオ信号として、図5に示すイメージプロセッサ7
15に送られる。イメージプロセッサ715は、このビ
デオ信号を基にして、画像形成装置における、斜体、影
付け等の各種の画像処理を行なう。
【0025】この画像処理においては、必要に応じて各
色毎のCCDリニアイメージセンサ108の出力信号を
所定比率で混合する混合処理も含まれる。なお、後述す
る様に本実施例においては、プリンタ部はモノクロ画像
のみ出力可能な構成であるため、CCDリニアイメージ
センサ108の出力信号のうちの所定の色、例えば
「青」色や「緑」色のみを用いてデジタル化し、モノク
ロ画像信号としてプリンタ部より出力する様に制御す
る。
【0026】しかし、CCDリニアイメージセンサ10
8の出力信号のうちの「青」色又は「緑」色のみを利用
しては、再現性に問題を残す場合もある。従つて、本実
施例においては、以上の処理の他に、原稿の色味等によ
り、緑:赤:青の比率を2:1:1として混合する第2
の混合処理モード、及び緑:赤:青の比率を3:1:1
として混合する第3の混合処理モード等の様に適時各セ
ンサ入力信号の混合比率を変更し良好な再現状態を維持
可能にできるように構成されている。
【0027】そして、本実施例においては、これらの処
理が施された信号を基にして、レーザ109の出力を調
整し、ポリゴンミラー110によって主走査方向のレー
ザ光を反射ミラー111,112によって感光ドラム1
13上に画像を形成する。このタイミングに合わせて、
給紙トレー117,118から出力用紙を送り、感光ド
ラム113上に形成されたトナー像を出力用紙上に転写
させて、搬送部114を介して定着機115にて熱定着
し、排出部116より複写出力をえる。
【0028】この際の図4に示す如くのブルーミングが
発生するような場合には、スイッチ208によりの貴金
属モードを選択する。これにより、本実施例装置は貴金
属モード処理に移行する。この貴金属モード処理を図7
のフローチヤートを参照して以下に説明する。CCDリ
ニアイメージセンサ108の分光感度が赤、緑、青の色
毎に異なっているため、CCDリニアイメージセンサ1
08の感度次第では色によって、CCDリニアイメージ
センサ108出力が溢れる色と、溢れない色が生じてく
る。しかし、本実施例の貴金属モードは、CCDリニア
イメージセンサ108の入射光が、白レベルを越える光
量となった場合の対処法であるので、この貴金属モード
においてハロゲンランプ102の光量を下げることによ
って赤、緑、青の3色の信号が必ずしも全て、白基準レ
ベル内でなければならないわけではない。そこで本実施
例においては、通常、感度の一番低い青色に着目し、こ
の青が白基準レベル内の単色での処理を可能とする構造
を持たせている。
【0029】操作者は、リーダ部に立体原稿等をセツト
し、この原稿の読み取りが通常モードでは図11に示す
如くのブルーミングが発生するとみなしたような場合に
は、図7のステップS1に示す様にスイッチ208によ
りの貴金属モードを選択する。続いてステップS3でコ
ピースタートキー216を押すことによって、複写処理
がスタートする。
【0030】画像形成装置本体では、コピースタートキ
ー216が入力されるとコピーON信号が出力され、ス
テップS3の処理に進む。そして、図6に示すゲインコ
ントロール装置807にコピーON信号が入力される。
ゲインコントロール装置807はゲインを最大値である
(FF)Hに設定する。コントロール装置716は、ハ
ロゲンランプ制御装置718に指示してゲインコントロ
ール装置807での設定値に添ったレベルでのハロゲン
ランプの点灯電圧を調整する。
【0031】この時、上述した様に、通常感度の一番低
い青色に着目し、単色での処理を可能とする構造を持た
せている。そしてステップS4で原稿のスキャンを行な
い、続いてステップS5で画像処理を施し、ステップS
6で画像形成装置の出力画像を得る。これらの処理は一
般的なものでよい。
【0032】なお、以上の説明では、先ずゲインを最大
値に設定し、該設定値に対応してハロゲンランプの点灯
電圧を調整し、原稿への照射光量を調整していた。しか
し、本実施例は以上の例に限定されるものでは無く、コ
ントロール装置716がハロゲンランプ制御装置718
に指示して設定可能な複数の光量の値の内の最も暗い光
量での照射を設定し、ゲインコントロール装置807は
ゲインをこの原稿照射光量に対応した値に設定しても同
様の作用効果が得られる。
【0033】この場合には、記憶装置714には、コン
トロール装置716がハロゲンランプ制御装置718に
指示した設定値を記憶し、ゲインコントロール装置80
7はこの記憶装置714での記憶値を読み出してゲイン
を調整すればよい。この調整も、必ずしも記憶装置71
4を仲介して行う必要は無く、一方の設定値を互いに他
方に報知する様に構成し、いずれか一方が他方の設定値
に対応させて直ちに自己の設定値を決定してもよい。
【0034】以上説明した様に本実施例によれば、従来
は例えば図11の如くにハロゲンランプの点灯光によっ
て光輝いた部分が白く抜けた画像となったものが、図8
に示す様に原稿に忠実な複写出力を実現できる。 [第2実施例]上述した第1の実施例においては、最小
信号レベルの青信号のみを読取対象として用い、全ての
色のCCDリニアイメージセンサ108出力が白基準レ
ベル内であることまで要求しない構成であった。しか
し、出力画像が白黒の場合でも3原色の信号を処理する
場合と、単色信号によって処理する場合では原稿の持つ
色味の再現性が違ってくる。
【0035】そこで、第2の実施例では、赤、緑、青の
全ての出力信号を用いることが可能な構成とする。具体
的には、上述した第1実施例の図6に示すゲインコント
ロール装置807による増幅器804のゲイン調整幅を
第1実施例と比しより広くした構成とし、かつ、CCD
リニアイメージセンサ108の絶対感度をやや低めに設
定する。
【0036】これによってハロゲンランプの点灯電圧を
低く保ち、赤、緑、青の全ての出力信号を用い、同様の
効果を得ることができる。図9の符号Aで示す実線が第
1実施例のCCDリニアイメージセンサ108感度及
び、増幅器804のゲイン特性であるような場合に、例
えば、符号Bで示す一点鎖線が本発明に係る第2実施例
の対応するCCDリニアイメージセンサ108感度及
び、増幅器804のゲイン特性である。
【0037】例えば、原稿の色味等により、緑:赤:青
の比率を2:1:1として混合する第2の混合処理モー
ド、及び緑:赤:青の比率を3:1:1として混合する
第3の混合処理モード等の様に適時各センサ入力信号の
混合比率を変更し良好な再現状態を維持可能に構成す
る。以上の様に構成することにより、ハロゲンランプの
点灯電圧を低く保ち、赤、緑、青の全ての出力信号を用
い、同様の効果を得ることができる。
【0038】[第3実施例]以上の説明は、いずれも増
幅器のゲインまたはハロゲンランプの照射光量を予め定
められた一定値に設定する例について行った。しかし、
本発明は以上の例に限定されるものでは無く、最適設定
値を自動的に算出し、当該算出した設定値に従つて上記
調整を行ってもよい。このように制御することにより、
更に高品位の出力が可能となる。
【0039】このように構成した本発明に係る第3実施
例を以下に説明する。図10は本発明に係る第3実施例
の貴金属モード処理を示すフローチヤートである。以
下、図10を参照して本発明に係る第3実施例を説明す
る。操作者は、リーダ部に立体原稿等をセツトし、この
原稿の読み取りが通常モードでは図11に示す如くのブ
ルーミングが発生するとみなしたような場合には、図1
0のステップS10に示す様にスイッチ208によりの
貴金属モードを選択し、コピースタートキー216を押
すことによって、複写処理がスタートする。第3実施例
においては、通常複写処理に先立ち、ステップS11〜
ステップS15で、プリスキャン処理を行う。
【0040】即ち、ステップS11でプリンタ部を起動
することなく、リーダ部のみを起動し、原稿のプリスキ
ャンを開始する。そして、ステップS12で各色毎のピ
ークレベルを検出し、続くステップS13でこのピーク
レベルが白レベル基準を越えているか否かを調べる。ピ
ークレベルが白レベル基準を越えてい無い場合にはステ
ップS15に進む。
【0041】一方、ピークレベルが白レベル基準を大き
く越える場合にはステップS14に進み、ハロゲンラン
プの点灯電圧とゲイン設定値をあらかじめ設定した所定
の値に設定する。この値は上述実施例の如くの最も下の
値であってもよい。ハロゲンランプの点灯電圧とゲイン
設定値をこの新たな設定値としてハロゲンランプの点灯
電圧とゲインを下げた上で、再度ステップS11に戻
り、プリスキャンを再度実行する。そして、ステップS
12で再びピークレベルでの入力を読み取る。ピークレ
ベルが白レベル基準を越えてい無い場合にはステップS
15に進む。
【0042】ステップS15では、読取ピークレベルか
ら必要であれば最適ゲインの値を赤、緑、青の各色ごと
に算出してやり、各色毎の読取レベルを設定する。設定
が終了するとステップS16以下の通常複写処理を実行
する。ステップS16でプリンタ部を起動して給紙を開
始し、併せて原稿スキャンを行い、読み取った画像デー
タに所定の画像処理を施す。そしてステップS17で画
像形成プロセスを実行し、ステップS18で記録紙に印
刷出力してコピー出力処理を終了する。
【0043】なお、上述の処理でピークレベルが白レベ
ル基準を大きく越える場合において、ハロゲンランプの
点灯電圧とゲイン設定値をあらかじめ設定した所定の値
に設定する場合に、上述実施例の如くの最も下の値では
無く、任意の値とすることもでき、例えば、ピークレベ
ルが白レベル基準を越えた値に対応して、あるいは最も
調整幅の少ない値としてもよい。
【0044】ここで、画像形成に使用されるビデオ信号
は原稿に忠実であるので、色味の再現性を損なわず、原
稿の持つ質感を再現することができる。以上説明した様
に上述した各実施例によれば、貴金属モードを設け、係
るモードでの読み取り時にはハロゲンランプの反射光量
が正反射することにより、CCDリニアイメージセンサ
108出力が飽和するのを防ぐため、ハロゲンランプの
点灯電圧を一定レベル下げ、低くなったCCDリニアイ
メージセンサ108出力を補うために、ゲインを補って
処理することにより、読み取った時にCCDリニアイメ
ージセンサ108の飽和を防ぐことができる。
【0045】このため、従来、指輪、ネックレス等の貴
金属を複写する時に、金属特有の輝き光のため、CCD
リニアイメージセンサ108自体が飽和して白抜け画像
となっていたが、それらの不良画像を防ぐことができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、指
輪、ネックレス等の貴金属を読み取り原稿としてイメー
ジセンサ等で読み取る時に、金属特有の輝き光のために
イメージセンサ自体が飽和して白抜け画像となることを
防止でき、良好な読み取り画像とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像形成装置の構成図
である。
【図2】図1に示す本実施例の画像形成装置の操作部を
示す図である。
【図3】図1に示すCCDリニアイメージセンサの詳細
構造を示す図である。
【図4】ブルーミングの例を示す図である。
【図5】本実施例のリーダ部における光量及びゲインの
調整回路の構成を示す図である。
【図6】本実施例のコントロール装置等によるCCDリ
ニアイメージセンサの出力信号の信号処理部を示す図で
ある。
【図7】本実施例の貴金属モード処理を示すフローチヤ
ートである。
【図8】本実施例の貴金属モード処理を施した場合の出
力例を示す図である。
【図9】本発明に係る第2実施例のCCDリニアイメー
ジセンサ感度及び、増幅器ゲイン特性を説明するための
図である。
【図10】本発明に係る第3実施例の貴金属モード処理
を示すフローチヤートである。
【図11】ハロゲンランプの点灯光によって光輝いた部
分が白く抜けた読み取り画像例を示す図である。
【符号の説明】
101 原稿台ガラス 102 原稿照射用のハロゲンランプ 103,104,105 ミラー 106 レンズ 107 位相格子 108 CCDリニアイメージセンサ108 109 レーザ 110 ポリゴンミラー 111,112 反射ミラー 113 感光ドラム 114 搬送部 115 定着機 116 排出部 117,118 給紙トレー 201〜203 濃度キー 204 縮小キー 205 等倍キー 206 拡大キー 207 ディスプレイ 208 *(アスタリスク)キー及びモード切替キー 209 プロジェクターモードキー 210 OKキー 211〜214 カーソルキー 215 予熱キー 216 コピースタートキー 217 ストップキー 218 クリアーキー 219 テンキー 220 メイン電源スイッチ 702 バッファ 706 サンプルホールド&A/Dコンバータ 708 アナログプロセッサ 710 CPU 711 データ処理装置 712 パルス制御装置 713 パルス発生器 714 記録装置 716 コントロール装置 718 ハロゲンランプ制御装置 801 サンプルホールド回路 802,805 クランプ回路 803 MPXスイッチ 804 増幅器 806 A/Dコンバータ 807 ゲインコントロール装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射する原稿照射手段と、 該原稿照明手段により照射された光の原稿からの反射光
    を受光することにより原稿上の画像を読み取るイメージ
    センサと、 該イメージセンサからの出力信号のレベルを調整する調
    整手段と、 該調整手段によって得られた複数の調整のための設定値
    を記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶された設定値を変更する設定値変更手
    段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記イメージセンサはCCDであること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記調整手段は、前記原稿照射手段での照射光量強度を
    設定する照射光量設定手段と、前記イメージセンサから
    の出力信号の増幅度を設定する可変増幅手段とを含むこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記照射光量設定手段は設定可能な複数
    の光量の値の内の最も暗い光量での照射を設定し、前記
    可変増幅手段は前記照射光量設定手段での設定光量に対
    応した増幅度を選択してイメージセンサよりの出力信号
    を増幅して出力することを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 原稿に光を照射する原稿照射手段と、 該原稿照明手段により照射された光の原稿からの反射光
    を受光することにより原稿上の画像を読み取る複数の特
    性の異なるイメージセンサと、 前記複数のイメージセンサの出力信号を所定比率で混合
    する混合手段と、 該混合手段で混合するイメージセンサの出力信号の比率
    を変える混合比率変更手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記イメージセンサは3ラインのカラー
    イメージセンサであることを特徴とする請求項5記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記混合比率変更手段は、イメージセン
    サ感度の最も高い色を中心に、他の色情報を任意に付加
    することが可能なように混合比率を変更することを特徴
    とする請求項5記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 原稿に光を照射する原稿照射手段と、 該原稿照射手段での照射光量を調整する調整手段と、 前記原稿照明手段により照射された光の原稿からの反射
    光を受光することにより原稿上の画像を読み取る複数の
    イメージセンサと、 該複数のイメージセンサの出力信号を所定比率で混合す
    る混合手段と、 前記複数のイメージセンサよりの出力信号を増幅する増
    幅手段と、 該増幅手段による増幅度と前記混合手段での混合比率及
    び前記調整手段での照射光量調整値を設定する設定手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記調整手段は複数の読み取り可能光量
    の値で最も暗い光量に調整し、前記増幅手段は前記調整
    手段の調整光量に対応する増幅度を選択することを特徴
    とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記設定手段は、前記混合手段で混合
    するイメージセンサの出力の比率を、イメージセンサ感
    度の最も高い色を中心に、他の色情報を任意に付加する
    ことが可能なように変えることを特徴とする請求項8記
    載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 原稿に光を照射する原稿照射手段と、 該原稿照射手段での照射光量強度を制御する照射光量制
    御手段と、 前記原稿照明手段により照射された光の原稿からの反射
    光を受光することにより原稿上の画像を読み取るイメー
    ジセンサとを備え、 前記照射光量制御手段は原稿読み取り時に前記イメージ
    センサが飽和しない様に照射光量を制御することを特徴
    とする画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7626725B2 (en) 2005-04-06 2009-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
JP2014068241A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置、画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7626725B2 (en) 2005-04-06 2009-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
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