JPH0738695Y2 - 内燃機関のアイドルスピード制御弁 - Google Patents

内燃機関のアイドルスピード制御弁

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JPH0738695Y2
JPH0738695Y2 JP9790789U JP9790789U JPH0738695Y2 JP H0738695 Y2 JPH0738695 Y2 JP H0738695Y2 JP 9790789 U JP9790789 U JP 9790789U JP 9790789 U JP9790789 U JP 9790789U JP H0738695 Y2 JPH0738695 Y2 JP H0738695Y2
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JP
Japan
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yoke
yoke member
speed control
valve
idle speed
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JP9790789U
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久明 佐藤
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株式会社ユニシアジェックス
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、機関吸気通路のスロットル弁をバイパスして
設けられる補助空気通路に介装されて補助空気量を制御
する内燃機関のアイドルスピード制御弁に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種のアイドルスピード制御弁としては、第3
図に示すようなものがある(特開昭64−87840号公報等
参照)。
即ち、図において、アイドルスピード制御弁は、補助空
気通路11の一部を構成する空気通路12を備える一方、機
関温度に応じて前記空気通路12を開閉する第1開閉弁13
と、後述する電磁コイル14で発生するトルクに応じて開
閉する第2開閉弁15とが空気通路12に対して直列に配設
されるように一体に備えられている。
前記第1開閉弁13は、空気通路12の軸に直交する方向に
延設支持された回動軸16と、この回動軸16の軸心回りに
一体に回動する弁体17と、前記回動軸16の他端に内側端
部が係止され、外側端部がハウジング18側に固定される
感温部材としてのヘリカルバイメタル19と、前記回動軸
16の軸受け周囲に形成された温水通路20とにより構成さ
れる。
前記空気通路12は、中央部が前記回動軸16の軸心を軸と
する略円筒状の空間12aになっており、かかる空間12aの
両側端に上下流の通路が連通接続される。そして、前記
弁体17は空気通路12の中央部の円筒壁面に形成した弁座
12bに摺接して空間12aの上流側の開口を開閉する。
ヘリカルバイメタル19の内側端部は、回動軸16の端部に
設けた軸心に直交する貫通孔に挿通されて係止されてお
り、外側端部が固定されることからその熱変位(熱収
縮)によって回動軸16を回動駆動する。即ち、ヘリカル
バイメタル19が熱膨張すると、弁体17が閉側に回動する
方向に回動軸16を回動駆動し、ヘリカルバイメタル19が
熱収縮すると、弁体17が閉側に回動する方向に回動軸16
を回動駆動するようにしてある。
従って、第1開閉弁13によって、温水通路20に導かれる
機関冷却水温度が高くなるほど空気通路12を閉じ、フリ
クションの大きな冷却水温度の低い時(冷機時)には、
空気通路12を大きく開いて特に始動性の向上を図ってい
る。
一方、第2開閉弁15は、前記回動軸16と同軸上に設けら
れた回動軸21と、この回動軸21の一端に固定された該回
動軸21の軸心回りに一体に回動する弁体22と、前記回動
軸21の他端側の外周に固定された永久磁石23と、該永久
磁石23を囲むようにして固定され回動軸21を中心として
巻回された単一の前述した電磁コイル14と、該電磁コイ
ル14を収納するヨーク24とにより構成される。
電磁コイル14は、駆動パルスのデューティ比に応じて前
記弁体22を所定開度位置に回動保持させるトルクを発生
するようになっており、該弁体22は、弁体17と同様に空
気通路12の中央部の円筒壁面に形成した弁座12cに摺接
して空間12aの下流側開口を開閉する。
前記ヨーク24は、略筒状の第1ヨーク部材24Aと、該第
1ヨーク部材24Aの開放端の蓋となるような略板状の第
2ヨーク部材24Bとからなる。これら第1ヨーク部材24A
と第2ヨーク部材24B夫々には、第1図及び第2図に示
すように、その中央部に永久磁石23の貫通孔24aが形成
され、その周縁部に略円弧状に突設される磁極部24bが
形成されている。又、第2ヨーク部材24B側には、電磁
コイル14のタップ取り出し用の切欠部24cが形成されて
おり、両ヨーク部材24A,24Bを互いに嵌合させることに
よって第1図に図示したように電磁コイル14を収納す
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のアイドルスピード制御
弁にあっては、第1ヨーク部材24Aと第2ヨーク部材24B
の構成において、次のような問題点を有していた。
即ち、これらヨーク部材24A,24Bの嵌合部の隙間A(第
2図参照)は一律に定まらず、各ヨーク部材24A,24Bの
寸法のバラツキによってバラツキを生じる。
この結果、隙間Aにおける磁気抵抗にバラツキを生じ
る。この磁気抵抗のバラツキは、アイドルスピード制御
弁の制御デューティー流量特性のバラツキの原因の一つ
となっており、製品の歩留まりの悪化要因となってい
る。
そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、第
1ヨーク部材と第2ヨーク部材の嵌合部の隙間のバラツ
キによる影響を解消して、製品の歩留まりを良好にする
こと等を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案の内燃機関のアイドルスピード制御弁
は、機関吸気通路のスロットル弁をバイパスする補助空
気通路に設けられてその回動位置より通路面積を制御す
る弁体と、該弁体の回動軸に固定される永久磁石と、前
記弁体の回動軸を中心として巻回されて前記永久磁石周
りに配置され、駆動パルスのデューティ比に応じて前記
弁体を所定開度位置に回動保持させるトルクを発生する
電磁コイルとを備える一方、前記電磁コイルを収納する
第1ヨーク部材と第2ヨーク部材とからなるヨークであ
って、第1ヨーク部材と第2ヨーク部材夫々の中央部に
前記永久磁石の貫通孔を、周縁部に略円弧状に突設され
る磁極部を設け、両ヨーク部材を互いに嵌合させる構成
としたヨークを備えた内燃機関のアイドルスピード制御
弁において、前記第1ヨーク部材と第2ヨーク部材の嵌
合部に形成される隙間を透磁性の充填剤で埋めた構成と
する。
〈作用〉 かかる構成においては、隙間における磁気抵抗にバラツ
キを生じず、アイドルスピード制御弁の制御デューティ
ー流量特性のバラツキを解消でき、製品の歩留まりを向
上することができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、アイドルスピード制御弁の全体構成は第図及び第3
図の従来例と同様であるため説明を省略し、第1ヨーク
部材と第2ヨーク部材の構成についてのみ図示して説明
する。
即ち、第1図及び第2図において、ヨーク24は、第1ヨ
ーク部材24Aと、第2ヨーク部材24Bとからなり、第1ヨ
ーク部材24Aと第2ヨーク部材24B夫々の中央部に永久磁
石23の貫通孔24aが形成され、その周縁部に略円弧状に
突設される磁極部24bが形成されていると共に、第2ヨ
ーク部材24B側には、電磁コイル14のタップ取り出し用
の切欠部24cが形成され、両ヨーク部材24A,24Bを互いに
嵌合させることによって電磁コイル14を収納する構成は
従来と同様である。
ここで、第1ヨーク部材24Aと第2ヨーク部材24Bの嵌合
部に形成される隙間Aには、例えばエポキシ接着剤と鉄
粉との混合物等からなる透磁性の充填剤25が埋められて
いる。
この場合、充填剤25を隙間Aに塗布すれば良い。
このような構成によると、ヨーク部材24A,24Bの嵌合部
の隙間Aにバラツキを生じた場合にあっても、隙間Aに
充填剤25を埋めたことをにより、隙間Aにおける磁気抵
抗にバラツキを生じず、アイドルスピード制御弁の制御
デューティー流量特性のバラツキを解消でき、製品の歩
留まりを向上することができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案のアイドルスピード制御弁
によると、電磁コイルを収納するヨークを構成する第1
ヨーク部材と第2ヨーク部材の嵌合部に形成される隙間
を透磁性の充填剤で埋めるようにしたから、隙間におけ
る磁気抵抗にバラツキを生じず、アイドルスピード制御
弁の制御デューティー流量特性のバラツキを解消でき、
製品の歩留まりを向上することができる実用的効果大な
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアイドルスピード制御弁の一実施
例を示すヨークの斜視図、第2図は同上のヨークの平面
図、第3図は従来のアイドルスピード制御弁の一例を示
す断面図である。 11…補助空気通路、14…電磁コイル、15…第2開閉弁、
23…永久磁石、24…ヨーク、24A…第1ヨーク部材、24B
…第2ヨーク部材、24a…貫通孔、24b…磁極部、25…充
填剤、A…隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関吸気通路のスロットル弁をバイパスす
    る補助空気通路に設けられてその回動位置により通路面
    積を制御する弁体と、該弁体の回動軸に固定される永久
    磁石と、前記弁体の回動軸を中心として巻回されて前記
    永久磁石周りに配置され、駆動パルスのデューティ比に
    応じて前記弁体を所定開度位置に回動保持させるトルク
    を発生する電磁コイルとを備える一方、前記電磁コイル
    を収納する第1ヨーク部材と第2ヨーク部材とからなる
    ヨークであって、第1ヨーク部材と第2ヨーク部材夫々
    の中央部に前記永久磁石の貫通孔を、周縁部に略円弧状
    に突設される磁極部を設け、両ヨーク部材を互いに嵌合
    させる構成としたヨークを備えた内燃機関のアイドルス
    ピード制御弁において、前記第1ヨーク部材と第2ヨー
    ク部材の嵌合部に形成される隙間を透磁性の充填剤で埋
    めたことを特徴とする内燃機関のアイドルスピード制御
    弁。
JP9790789U 1989-08-24 1989-08-24 内燃機関のアイドルスピード制御弁 Expired - Lifetime JPH0738695Y2 (ja)

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